JP6051349B1 - 吸収性物品の製造方法、及び製造装置 - Google Patents

吸収性物品の製造方法、及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6051349B1
JP6051349B1 JP2016557350A JP2016557350A JP6051349B1 JP 6051349 B1 JP6051349 B1 JP 6051349B1 JP 2016557350 A JP2016557350 A JP 2016557350A JP 2016557350 A JP2016557350 A JP 2016557350A JP 6051349 B1 JP6051349 B1 JP 6051349B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
splicing device
rotating shaft
coil
absorbent article
succeeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016557350A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017149609A1 (ja
Inventor
宜秀 石川
宜秀 石川
浩亜希 多田
浩亜希 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6051349B1 publication Critical patent/JP6051349B1/ja
Publication of JPWO2017149609A1 publication Critical patent/JPWO2017149609A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators

Abstract

第1資材継ぎ装置(20)から供給される第1資材(3)及び第2資材継ぎ装置(50)から供給される第2資材(4)に基づいて吸収性物品(1s)を生成することと、を有し、前記第1資材継ぎ装置に係る前記一方の第1回転軸及び前記他方の第1回転軸への前記第1資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数は、前記第2資材継ぎ装置に係る前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸への前記第2資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数よりも多い吸収性物品の製造方法。

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品の製造方法、及び製造装置に関する。
吸収性物品の一例としての使い捨ておむつの製造ラインでは、同おむつに係る各種資材3’を、それぞれ、コイル状に巻き取ってなる資材コイル3C’の形態で搬入する。そして、図1Aに示すように、資材コイル3Ca’から連続して繰り出される資材3a’が無くなる前に、同資材3a’に対して、資材継ぎ装置20’が、未繰り出しの資材コイル3Cf’の資材3f’を接合して、これにより、製造ラインの加工装置へと資材3’を途切れること無く連続して供給している。
詳しくは、資材継ぎ装置20’は、資材コイル3C’を支持しながら駆動回転可能な回転軸24a’(24’),24f’(24’)を二つ有している。そして、一方の回転軸24a’が駆動回転することにより、資材コイル3Caから資材3aを先行の資材3aとして繰り出すとともに、この資材コイル3Ca’の資材3a’が無くなりそうになったら、他方の回転軸24f’に支持された新たな資材コイル3Cf’の資材3f’を後行の資材3f’として接合する。
欧州特許出願公開第2491909号明細書
かかる資材継ぎ装置には、二つのタイプがある。第1タイプでは、特許文献1の資材継ぎ装置20’と同様に、二つの回転軸24a’,24f’の回転を止めずに先行の資材3a’に後行の資材3f’を接合する。一方、第2タイプでは、図1Bに示すように、二つの回転軸64a’(64’),64f’(64’)の回転を止めて先行の資材3a’に後行の資材3f’を接合する。
ここで、第1タイプの資材継ぎ装置20’では、接合の準備作業として作業者が回転軸24f’に未繰り出しの後行の資材コイル3Cf’を取り付ければ、以降の接合処理は、同装置20’が概ね自動で行う。そのため、作業者の作業負荷は小さい。しかし、資材継ぎ装置20’が高価であるという問題がある。
これに対して、第2タイプの資材継ぎ装置60’は安価である。しかし、同装置60’では、接合の準備作業として、作業者は、回転軸64f’に未繰り出しの後行の資材コイルを取り付けるだけでなく、この後行の資材コイル3Cf’から資材3f’を引き出して同資材3f’の先端部3fe’を接合用の所定部材67K’にセットしなければならず、手間がかかるという問題がある。
そのため、製造ラインの全ての資材継ぎ装置を第1タイプの資材継ぎ装置20’にすると、設備コストの高騰を招く一方、全ての資材継ぎ装置を第2タイプの資材継ぎ装置60’にすると、作業者の作業負荷が増大してしまう。
そこで、これらの両立を図る観点から、第1タイプの資材継ぎ装置20’と第2タイプの資材継ぎ装置60’との両者を使用することが考えられる。
一方、同製造ラインでは、前述のように複数種類の資材3’を用いるが、当該資材3’の種類毎に資材コイル3C’から資材3’が無くなるまでの消費時間が異なる。例えば、ある種類の資材3’では、30分で資材コイル3C’から資材3’が無くなるが、他の種類の資材3’では、60分で資材コイル3C’から資材3’が無くなる。その結果、単位時間当たりの資材コイル3C’の回転軸24’(64’)への取り付け回数が多い資材3’と、少ない資材3’とが存在する。
そして、ここで仮に、上記の第2タイプの資材継ぎ装置60’に対して取り付け回数の多い資材3’を対応させてしまうと、前述の接合の準備作業が第1タイプの資材継ぎ装置20’よりも煩雑な分、作業者の作業負荷が大幅に増大する恐れがある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、資材継ぎ装置の設置に起因して設備コストが高騰することを抑制しつつ、作業者の作業負荷の増大についても抑制可能にすることにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
第1資材と第2資材とを用いて吸収性物品を製造する方法であって、
先行の第1資材コイルから連続して繰り出される先行の第1資材に、後行の第1資材コイルの第1資材を後行の第1資材として第1資材継ぎ装置が接合することによって、前記先行の第1資材に連続させて前記後行の第1資材を供給することと、
先行の第2資材コイルから連続して繰り出される先行の第2資材に、後行の第2資材コイルの第2資材を後行の第2資材として第2資材継ぎ装置が接合することによって、前記先行の第2資材に連続させて前記後行の第2資材を供給することと、
前記第1資材継ぎ装置から供給される前記第1資材及び前記第2資材継ぎ装置から供給される前記第2資材に基づいて前記吸収性物品を生成することと、を有し、
前記第1資材継ぎ装置は、駆動回転する一方の第1回転軸に支持された前記先行の第1資材コイルから繰り出される前記先行の第1資材を、前記後行の第1資材コイルを支持する他方の第1回転軸の駆動回転動作によって回転する前記後行の第1資材コイルの外周面に向けて押し付けることにより、前記先行の第1資材に前記後行の第1資材を接合し、
前記第2資材継ぎ装置は、前記先行の第2資材コイルを支持する一方の第2回転軸の繰り出し動作、及び前記後行の第2資材コイルを支持する他方の第2回転軸の繰り出し動作を共に停止した状態で、前記先行の第2資材と前記後行の第2資材とを挟圧することによって前記先行の第2資材に前記後行の第2資材を接合し、
前記第1資材継ぎ装置に係る前記一方の第1回転軸及び前記他方の第1回転軸への前記第1資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数は、前記第2資材継ぎ装置に係る前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸への前記第2資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数よりも多いことを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
また、
第1資材と第2資材とを用いて吸収性物品を製造する装置であって、
第1資材コイルから連続して繰り出される先行の第1資材に、後行の第1資材コイルの第1資材を後行の第1資材として接合することによって、前記先行の第1資材に連続させて前記後行の第1資材を供給する第1資材継ぎ装置と、
第2資材コイルから連続して繰り出される先行の第2資材に、後行の第2資材コイルの第2資材を後行の第2資材として接合することによって、前記先行の第2資材に連続させて前記後行の第2資材を供給する第2資材継ぎ装置と、
前記第1資材継ぎ装置から供給される前記第1資材及び前記第2資材継ぎ装置から供給される前記第2資材に基づいて前記吸収性物品を生成する生成装置と、を有し、
前記第1資材継ぎ装置は、駆動回転する一方の第1回転軸に支持された前記先行の第1資材コイルから繰り出される前記先行の第1資材を、前記後行の第1資材コイルを支持する他方の第1回転軸の駆動回転動作によって回転する前記後行の第1資材コイルの外周面に向けて押し付けることにより、前記先行の1資材に前記後行の1資材を接合し、
前記第2資材継ぎ装置は、前記先行の第2資材コイルを支持する一方の第2回転軸の繰り出し動作、及び前記後行の第2資材コイルを支持する他方の第2回転軸の繰り出し動作を共に停止した状態で、前記先行の第2資材と前記後行の第2資材とを挟圧することによって前記先行の第2資材に前記後行の第2資材を接合し、
前記第1資材継ぎ装置に係る前記一方の第1回転軸及び前記他方の第1回転軸への前記第1資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数は、前記第2資材継ぎ装置に係る前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸への前記第2資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数よりも多いことを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、資材継ぎ装置の設置に起因して設備コストが高騰することを抑制しつつ、作業者の作業負荷の増大についても抑制可能となる。
図1Aは、第1タイプの資材継ぎ装置20’の一例の概略側面図であり、図1Bは、第2タイプの資材継ぎ装置60’の一例の概略側面図である。 図2Aは、吸収性物品としての使い捨ておむつ1sの一例を展開して示す概略平面図であり、図2Bは、図2A中のB−B断面図である。 図3Aは、使い捨ておむつ1sの製造ラインLMの概略側面図であり、図3Bは、図3A中のB−B矢視で示す同ラインLMの概略平面図である。 バックシート3sの資材3を供給する第1タイプの資材供給装置10の概略説明図であって、図3B中のIV−IV矢視図である。 図4A中のB−B矢視で示す概略平面図である。 図4A中の要部を拡大して示す概略側面図である。 防漏シート4sの資材4を供給する第2タイプの資材供給装置50の概略説明図であって、図3B中のVI−VI矢視図である。 図7A乃至図7Cは、図6中のVII部の拡大図である。 接合処理以降の第2タイプの資材継ぎ装置60の動作を説明するための概略側面図である。 図3B中のIX部の概略拡大図である。 第1タイプの資材継ぎ装置20と第2タイプの資材継ぎ装置60との間の上下方向の位置関係を示す概略側面図である。 その他の実施の形態に係る第2タイプの資材継ぎ装置60の概略側面図である。 その他の実施の形態に係る第2タイプの資材継ぎ装置60の平面配置を説明するための図3B中のIX部に相当する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
第1資材と第2資材とを用いて吸収性物品を製造する方法であって、
先行の第1資材コイルから連続して繰り出される先行の第1資材に、後行の第1資材コイルの第1資材を後行の第1資材として第1資材継ぎ装置が接合することによって、前記先行の第1資材に連続させて前記後行の第1資材を供給することと、
先行の第2資材コイルから連続して繰り出される先行の第2資材に、後行の第2資材コイルの第2資材を後行の第2資材として第2資材継ぎ装置が接合することによって、前記先行の第2資材に連続させて前記後行の第2資材を供給することと、
前記第1資材継ぎ装置から供給される前記第1資材及び前記第2資材継ぎ装置から供給される前記第2資材に基づいて前記吸収性物品を生成することと、を有し、
前記第1資材継ぎ装置は、駆動回転する一方の第1回転軸に支持された前記先行の第1資材コイルから繰り出される前記先行の第1資材を、前記後行の第1資材コイルを支持する他方の第1回転軸の駆動回転動作によって回転する前記後行の第1資材コイルの外周面に向けて押し付けることにより、前記先行の第1資材に前記後行の第1資材を接合し、
前記第2資材継ぎ装置は、前記先行の第2資材コイルを支持する一方の第2回転軸の繰り出し動作、及び前記後行の第2資材コイルを支持する他方の第2回転軸の繰り出し動作を共に停止した状態で、前記先行の第2資材と前記後行の第2資材とを挟圧することによって前記先行の第2資材に前記後行の第2資材を接合し、
前記第1資材継ぎ装置に係る前記一方の第1回転軸及び前記他方の第1回転軸への前記第1資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数は、前記第2資材継ぎ装置に係る前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸への前記第2資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数よりも多いことを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
このような吸収性物品の製造方法によれば、作業者の作業負荷が大きいが安価な第2資材継ぎ装置を、単位時間当たりの取り付け回数が少ない第2資材コイルに対応させ、作業負荷が小さいが高価な第1資材継ぎ装置を、単位時間当たりの取り付け回数が多い第1資材コイルに対応させている。よって、資材継ぎ装置の設置に起因して設備コストが高騰することを抑制しつつ、作業者の作業負荷の増大についても抑制可能となる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
一つの前記吸収性物品の生成に対して前記第2資材継ぎ装置で繰り出される前記第2資材の繰り出し長さは、一つの前記吸収性物品の生成に対して前記第1資材継ぎ装置で繰り出される前記第1資材の繰り出し長さよりも短いのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、一つの吸収性物品の生成に対する第2資材の繰り出し長さは、同第1資材の繰り出し長さよりも短くなっている。よって、第2資材継ぎ装置での単位時間当たりの第2資材コイルの取り付け回数を、第1資材継ぎ装置での単位時間当たりの第1資材コイルの取り付け回数よりも確実に少なくすることができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第1資材継ぎ装置から搬送される前記第1資材を加工する第1加工装置を有し、
前記第1資材継ぎ装置の前記第1回転軸を支持する第1支持部材は、前記第1加工装置を支持する支持部材とは別部材であるのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、第1支持部材と上記第1加工装置の支持部材とが別部材であるので、同じ支持部材を兼用している場合に起こり得るレイアウト上の制約を緩和することができる。すなわち、同じ支持部材を兼用している場合には、第1資材継ぎ装置での第1資材の繰り出し方向と、第1加工装置での第1資材の搬送方向とが平面視で交差するような配置にすることが困難になるが、上記のように第1支持部材を第1加工装置の支持部材と別部材にしていれば、それを容易に行えるようになる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第1資材継ぎ装置から搬送される前記第1資材を加工する第1加工装置を有し、
前記第1資材継ぎ装置では、前記第1資材は、平面視で第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第1加工装置では、前記第1方向と平面視で交差する第2方向を搬送方向として搬送され、
前記第1資材継ぎ装置と前記第1加工装置との間には、平面視での前記第1資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
前記第1資材継ぎ装置は、前記第1回転軸と平行な旋回軸回りに旋回可能なターレットを有するとともに、前記ターレットには、前記旋回軸に関して点対称な位置に前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸が回転可能に支持されており、
前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸とは、前記ターレットの旋回動作によって、前記ターレットの旋回方向に設定された2カ所の位置を移動可能であり、
前記第2資材継ぎ装置から搬送される前記第2資材を加工する第2加工装置を有し、
前記第2資材継ぎ装置では、前記第2資材は、平面視で前記第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第2加工装置では、平面視で前記第2方向を搬送方向として搬送され、
前記第2資材継ぎ装置と前記第2加工装置との間には、平面視での前記第2資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸とは、前記第1方向に並んで定位置に配されており、
前記第1資材継ぎ装置の前記ターレットの前記旋回軸は、前記第1方向に関して前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸との間に位置しているのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、第1資材継ぎ装置のターレットの旋回軸が、第1方向に関して第2資材継ぎ装置の一方の第2回転軸と他方の第2回転軸との間に位置している。よって、第1資材継ぎ装置の第2資材継ぎ装置からの第1方向の突出量を抑制することができて、その結果、この製造方法を行う製造ラインの大きさを第1方向に縮小できる。そして、これにより、作業者の動線を短縮できて、その作業負荷の軽減を図れる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第1資材継ぎ装置から搬送される前記第1資材を加工する第1加工装置を有し、
前記第1資材継ぎ装置では、前記第1資材は、平面視で第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第1加工装置では、前記第1方向と平面視で交差する第2方向を搬送方向として搬送され、
前記第1資材継ぎ装置と前記第1加工装置との間には、平面視での前記第1資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
前記第1資材継ぎ装置は、前記第1回転軸と平行な旋回軸回りに旋回可能なターレットを有するとともに、前記ターレットには、前記旋回軸に関して点対称な位置に前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸が回転可能に支持されており、
前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸とは、前記ターレットの旋回動作によって、前記ターレットの旋回方向に設定された2カ所の位置を移動可能であり、
前記2カ所の位置のうちの一方の位置は、他方の位置よりも前記第1方向に関して前記第1加工装置から遠くなっており、
前記一方の第1回転軸が前記一方の位置に位置している時に、前記一方の第1回転軸に新たな第1資材コイルを取り付けるのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、第1加工装置から遠方の上記一方の位置に上記一方の第1回転軸が位置している時に、当該第1回転軸に新たな第1資材コイルを取り付ける。よって、当該取り付け作業を、第1加工装置から離れた安全な位置で行うことができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第2資材継ぎ装置から搬送される前記第2資材を加工する第2加工装置を有し、
前記第2資材継ぎ装置では、前記第2資材は、平面視で前記第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第2加工装置では、平面視で前記第2方向を搬送方向として搬送され、
前記第2資材継ぎ装置と前記第2加工装置との間には、平面視での前記第2資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸とは、前記第1方向に並んで定位置に配されているとともに、前記一方の第2回転軸の方が前記他方の第2回転軸よりも前記第1方向に関して前記第2加工装置から遠くなっており、
前記一方の第2回転軸に未繰り出し状態の前記第2資材コイルが支持されている場合に、前記第2資材コイルが存在する前記第1方向の範囲に、前記第1資材継ぎ装置の前記一方の位置に位置する前記第1回転軸が含まれているのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、第1資材継ぎ装置の上記一方の位置では、第1回転軸に対して新たな第1資材コイルの取り付け作業がなされるが、当該一方の位置に位置する第1回転軸は、第1方向に関して第2資材継ぎ装置の上記一方の回転軸に支持された未繰り出し状態の第2資材コイルの存在範囲に含まれている。よって、当該第2資材継ぎ装置の上記一方の回転軸の位置と、第1資材継ぎ装置の上記一方の位置との移動を、作業者は、比較的短い動線で行うことができて、その結果、第1回転軸への第1資材コイルの取り付け作業及び第2回転軸への第2資材コイルの取り付け作業を効率的に行うことができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第2資材継ぎ装置から搬送される前記第2資材を加工する第2加工装置を有し、
前記第2資材継ぎ装置では、前記第2資材は、平面視で前記第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第2加工装置では、平面視で前記第2方向を搬送方向として搬送され、
前記第2資材継ぎ装置と前記第2加工装置との間には、平面視での前記第2資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸とは、前記第1方向に並んで定位置に配されており、
前記第1資材継ぎ装置の前記一方の位置に前記一方の第1回転軸が位置する場合に、前記第1回転軸は、上下方向に関して前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸よりも上方に位置しているのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、第1資材継ぎ装置の上記一方の位置では、先行の資材を繰り出し済みの第1回転軸に対して新たな第1資材コイルの取り付け作業が行われるが、ここで、この第1回転軸の上下方向の位置は、第2資材継ぎ装置の第2回転軸よりも上方に位置している。よって、取り付け回数の多い当該第1回転軸の状態を遠方からでも目視確認し易くなっていて、これにより、第1回転軸に新たな第1資材コイルを取り付け忘れている場合に、これを速やかに発見することができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第1資材継ぎ装置から搬送される前記第1資材を加工する第1加工装置を有し、
前記第1資材継ぎ装置では、前記第1資材は、平面視で第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第1加工装置では、前記第1方向と平面視で交差する第2方向を搬送方向として搬送され、
前記第1資材継ぎ装置と前記第1加工装置との間には、平面視での前記第1資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
前記第1資材継ぎ装置は、前記第1回転軸と平行な旋回軸回りに旋回可能なターレットを有するとともに、前記ターレットには、前記旋回軸に関して点対称な位置に前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸が回転可能に支持されており、
前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸とは、前記ターレットの旋回動作によって、前記ターレットの旋回方向に設定された2カ所の位置を移動可能であり、
前記第2資材継ぎ装置から搬送される前記第2資材を加工する第2加工装置を有し、
前記第2資材継ぎ装置では、前記第2資材は、平面視で前記第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第2加工装置では、平面視で前記第2方向を搬送方向として搬送され、
前記第2資材継ぎ装置と前記第2加工装置との間には、平面視での前記第2資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸とは、それぞれ、前記第1方向の定位置に配されており、
前記一方の第1回転軸に未繰り出し状態の前記第1資材コイルが支持されている状態で前記ターレットが前記旋回軸回りに旋回する際に前記第1資材コイルが描く旋回軌跡の前記第1方向の範囲に、前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸が含まれているのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、第1資材継ぎ装置のターレットが旋回軸回りに旋回する際に未繰り出し状態の第1資材コイルが描く旋回軌跡の第1方向の範囲に、第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸が含まれている。よって、第2資材継ぎ装置の第1資材継ぎ装置からの第1方向の突出量を抑制することができて、その結果、この製造方法を行う製造ラインの大きさを第1方向に縮小できる。そして、これにより、作業者の動線を短縮できて、その作業負荷の軽減を図れる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第1資材は、パルプエアレイド不織布であり、
前記パルプエアレイド不織布から前記吸収性物品に係る吸収体を切断生成することを有するのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、作業者の作業負荷の増大を抑制可能である。すなわち、上記のパルプエアレイド不織布は一般に厚さが厚いことから、単位時間当たりの資材コイルの取り付け回数が多くなるが、ここで、当該パルプエアレイド不織布は、作業者の作業負荷が小さい第1資材継ぎ装置によって供給される。よって、取り付け回数が多いことに伴う作業負荷の増大を効果的に抑制することができる。
また、
第1資材と第2資材とを用いて吸収性物品を製造する装置であって、
第1資材コイルから連続して繰り出される先行の第1資材に、後行の第1資材コイルの第1資材を後行の第1資材として接合することによって、前記先行の第1資材に連続させて前記後行の第1資材を供給する第1資材継ぎ装置と、
第2資材コイルから連続して繰り出される先行の第2資材に、後行の第2資材コイルの第2資材を後行の第2資材として接合することによって、前記先行の第2資材に連続させて前記後行の第2資材を供給する第2資材継ぎ装置と、
前記第1資材継ぎ装置から供給される前記第1資材及び前記第2資材継ぎ装置から供給される前記第2資材に基づいて前記吸収性物品を生成する生成装置と、を有し、
前記第1資材継ぎ装置は、駆動回転する一方の第1回転軸に支持された前記先行の第1資材コイルから繰り出される前記先行の第1資材を、前記後行の第1資材コイルを支持する他方の第1回転軸の駆動回転動作によって回転する前記後行の第1資材コイルの外周面に向けて押し付けることにより、前記先行の1資材に前記後行の1資材を接合し、
前記第2資材継ぎ装置は、前記先行の第2資材コイルを支持する一方の第2回転軸の繰り出し動作、及び前記後行の第2資材コイルを支持する他方の第2回転軸の繰り出し動作を共に停止した状態で、前記先行の第2資材と前記後行の第2資材とを挟圧することによって前記先行の第2資材に前記後行の第2資材を接合し、
前記第1資材継ぎ装置に係る前記一方の第1回転軸及び前記他方の第1回転軸への前記第1資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数は、前記第2資材継ぎ装置に係る前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸への前記第2資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数よりも多いことを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
このような吸収性物品の製造装置によれば、前述した製造方法の場合と同様の作用効果を奏することができる。
===本実施形態===
本実施形態に係る吸収性物品の製造方法及び製造装置は、使い捨ておむつ1sの製造ラインLMで使用される。すなわち、本実施形態では、当該製造方法及び製造装置に基づいて、吸収性物品の一例として使い捨ておむつ1sを製造する。
図2Aは、使い捨ておむつ1sの一例を展開して示す概略平面図である。また、図2Bは、図2A中のB−B断面図である。
このおむつ1sは、尿等の排泄物を吸収する吸収体1kと、吸収体1kの肌側に配された液透過性のトップシート2sと、同吸収体1kの非肌側に配されたバックシート3sと、吸収体1kとバックシート3sとの間に配されて非肌側への排泄物の漏れを防ぐ液不透過性の防漏シート4sと、を有する。そして、図2Aの展開状態においてトップシート2sとバックシート3sとは互いに同形の平面視略砂時計形状をなしているとともに、防漏シート4sについては、おむつ1sの長手方向及び幅方向の寸法がトップシート2s及びバックシート3sのそれよりも小さい寸法の平面視略矩形状とされている。
また、この例では、トップシート2s及びバックシート3sについては、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂繊維を含有する不織布を資材2,3とし、防漏シート4sについては、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂フィルムを資材4としている。
図3Aは、このおむつ1sの製造ラインLMの概略側面図であり、図3Bは、図3A中のB−B矢視で示す同ラインLMの概略平面図である。なお、図3A及び図3Bでは、図の錯綜を防ぐ目的で、本来見えるべきものを省略している場合がある。
図3Aに示すように、トップシート2s、バックシート3s、及び防漏シート4sの何れの資材2,3,4についても、製造ラインLMへの搬入は、資材たる連続シート2,3,4をコイル状に紙管p(図4A)に巻き取ってなる資材コイル2C,3C,4Cの形態でなされる。そして、各種の資材コイル2C,3C,4Cは、それぞれ、資材2,3,4の種類毎に製造ラインLMに設けられた資材供給装置10,10,50に装着されて、各資材2,3,4は繰り出される。そして、各資材2,3,4は、それぞれ、製造ラインLMにおける所定の搬送経路を搬送される中で、各種の加工装置110,110…(生成装置に相当)により押圧やカット等の加工を施され、また、他の資材2,3,4や吸収体1k等の他の部材と重合等されて、最終的に使い捨ておむつ1sが製造される。
加工装置110の一例としては、積繊装置110a、カット装置110b、プレス装置110c、レッグホールカット装置110d、エンドカット装置110e等が挙げられる。なお、各装置110a,110b…は、例えば次のような機能を有する。
積繊装置110aは、例えばパルプ繊維等の液体吸収性繊維を主材として、吸収体1kを生成する。
カット装置110b(第1加工装置及び第2加工装置に相当)は、防漏シート4sの資材コイル4Cから送られる資材4を単票状に切断して防漏シート4sを生成するとともに、搬送方向に隣り合う防漏シート4s,4s同士の間に間隔をあけた状態にして各防漏シート4s,4s…を搬送する。そして、この間隔をあけた状態のまま各防漏シート4sを、バックシート3sの資材コイル3Cから送られる資材3に接合する。なお、このカット装置110bの一例としては、周知のスリップカット装置(例えば特開2011−083547)を例示できる。
プレス装置110c(第1加工装置及び第2加工装置に相当)は、上下一対のロールによって資材2,3等を押圧する。例えば、この例では、同プレス装置110cには、トップシート2sの資材コイル2Cから送られる資材2が、上面に吸収体1kが載置されつつ、更に、その上から、上述の防漏シート4sが接合されたバックシート3sの資材3が重なった状態で搬送される。よって、同プレス装置110cは、これら資材2,3等を厚さ方向に押圧一体化して、これにより、おむつ1sの基材1を生成する。
レッグホールカット装置110d(第1加工装置に相当)は、上ロールとしてカッターロールを有し、下ロールとしてアンビルロールを有する。そして、プレス装置110cから送られる上記基材1を両ロール同士の間に通しながら同基材1に脚回り開口部を形成する。
エンドカット装置110e(第1加工装置に相当)は、上ロールとしてカッターロールを有し、下ロールとしてアンビルロールを有する。そして、レッグホールカット装置110dから送られる同基材1を両ロール同士の間に通しながら、同基材1からおむつ1sを切り離して生成する。
なお、以下の説明では、製造ラインLMにおいて互いに直交する三方向のことを、それぞれX方向、Y方向、及びZ方向と言う。ここで、図3Bに示すように、X方向及びY方向は、それぞれ水平方向を向いているが、図3Aに示すように、Z方向は、鉛直方向を向いている。また、図3Bに示すように、X方向とY方向とは互いに直交関係にある。そして、X方向が、請求項に係る「第2方向」に相当し、Y方向が、請求項に係る「第1方向」に相当する。
この製造ラインLMでは、X方向に沿って上記の各加工装置110a,110b…が並んで設けられている。よって、基本的に、各加工装置110a,110b…では、各資材2,3,4はそれぞれ平面視でX方向に沿って搬送される。
また、図3Bに示すように、この製造ラインLMでは、同ラインLMのX方向の全長寸法のコンパクト化の観点から、各資材供給装置10,10,50は、それぞれ、加工装置110a,110b…からY方向にずれた位置に配置されている。そのため、各資材供給装置10,10,50から加工装置110a,110b…への資材2,3,4の供給は、主にY方向に沿ってなされる。すなわち、資材供給装置10,10,50においてY方向に沿って繰り出された資材2,3,4が同Y方向に沿って搬送された後に、後述するターンバーTBによってX方向に搬送方向が変更されることにより、加工装置110a,110b…への資材2,3、4の供給がなされる。
一方、図3Bに示すように、各資材供給装置10,10,50は、それぞれ、資材継ぎ装置20,20,60を有している。そして、各資材継ぎ装置20,20,60は、それぞれ、資材コイル2Ca,3Ca,4Caから繰り出し中の先行の資材2a,3a,4aが無くなる前に、同資材2a,3a,4aに対して、未繰り出し状態の別の資材コイル2Cf,3Cf,4Cfの資材2f,3f,4fを後行の資材2f,3f、4fとして接合して、これにより、製造ラインLMの加工装置110b,110c…へと資材2(2a,2f),3(3a,3f),4(4a,4f)を途切れること無く連続して供給する。
ここで、かかる資材継ぎ装置20,60には、二つのタイプがある。すなわち、第1タイプ(図4A)では、先行の資材コイル3Caを支持する繰り出し用回転軸24及び後行の資材コイル3Cfを支持する繰り出し用回転軸24のどちらの回転も止めずに回転状態のまま、先行の資材3aに後行の資材3fを接合する。一方、第2のタイプ(図6)では、先行の資材コイル4Caを支持する繰り出し用回転軸64及び後行の資材コイル4Cfを支持する繰り出し用回転軸64の両方の回転を止めた状態で、先行の資材4aに後行の資材4fを接合する。
そして、本実施形態では、トップシート2sの資材2及びバックシート3sの資材3に対しては、それぞれ、第1タイプの資材継ぎ装置20を有した資材供給装置10(以下、第1タイプの資材供給装置10とも言う)が使用されている。一方、防漏シート4sの資材4に対しては、第2タイプの資材継ぎ装置60を有した資材供給装置50(以下、第2タイプの資材供給装置50とも言う)が使用されている。
以下、第1タイプ及び第2タイプの各資材供給装置10,50について説明する。
<<<第1タイプの資材継ぎ装置20を有した第1タイプの資材供給装置10>>>
図4A及び4Bは、バックシート3sの資材3を供給する資材供給装置10の概略説明図である。なお、図4Aは、図3B中のIV−IV矢視図であり、図4Bは、図4A中のB−B矢視で示す概略平面図である。また、図5は、図4A中の要部を拡大して示す概略側面図である。なお、図4A、図4B、及び図5の何れの図も、図の錯綜を防ぐ目的で適宜部材を省略して示している。また、トップシート2sの資材2を供給する資材供給装置10の基本構成は、概ね、このバックシート3sの資材3に係る資材供給装置10のそれと同じである。よって、その説明については省略する。
この資材供給装置10は、第1タイプの資材継ぎ装置20(第1資材継ぎ装置に相当)を有している。そして、この資材継ぎ装置20は、資材コイル3Ca(先行の第1資材コイルに相当)から繰り出し中の先行の資材3a(先行の第1資材に相当)が無くなる前に、同資材3aに対して、未繰り出し状態の別の資材コイル3Cf(後行の第1資材コイルに相当)の資材3fを後行の資材3f(後行の第1資材に相当)として接合して、これにより、製造ラインLMの加工装置110へと資材3(3a,3f)を途切れること無く連続して供給する。また、この資材継ぎ装置20よりも搬送方向の下流側の位置には、同資材継ぎ装置20から送られる資材3(3a,3f)をループ3Lの形態で蓄積する蓄積装置40が設けられている。そして、これにより、資材3(3a,3f)の張力変動を抑制する。更に、この蓄積装置40よりも搬送方向の下流側には、搬送方向変更部材としてターンバーTBが設けられている。そして、このターンバーTBによって、資材3の搬送方向がY方向からX方向に変更されて、その結果、資材3は、搬送方向をX方向に変更した状態で加工装置110へと送られる。
以下、第1タイプの資材供給装置10に係る各構成20,40,TBについて説明する。
(1)第1タイプの資材継ぎ装置20
図4A及び図4Bに示すように、第1タイプの資材継ぎ装置20は、製造ラインLMの床部LMBに立設された板状の支持部材21(第1支持部材に相当)と、X方向に沿った旋回軸C22回りに旋回可能に上記支持部材21に支持された帯板状のターレット22と、ターレット22の長手方向の両端部に設けられX方向に沿った二つの繰り出し用回転軸24,24と、ターレット22を駆動回転する不図示のサーボモーターと、二つの繰り出し用回転軸24,24をそれぞれ独立に駆動回転する不図示の各サーボモーターと、一方の繰り出し用回転軸24(一方の第1回転軸に相当)で繰り出し中の先行の資材3aを、他方の繰り出し用回転軸24(他方の第1回転軸に相当)で支持された後行の資材コイル3Cfの外周面3Cfsに押し付けて後行の資材3fに接合するプレス機構26と、当該接合後又は接合と同時に先行の資材3aを先行の資材コイル3Caの紙管pから切り離すカッター機構28と、を有する。そして、これらサーボモーターや各機構24,26,28等は、製造ラインLMが有するコンピュータやシーケンサ等の不図示のコントローラによって制御される。
二つの繰り出し用回転軸24,24同士は、ターレット22の旋回軸C22に関して点対称に設けられている。よって、旋回軸C22回りにターレット22を旋回することにより、互いの位置を入れ替え可能である。また、どちらの繰り出し用回転軸24,24についても、資材コイル3Cにおける中心部の紙管pに差し込まれることによって、同コイル3Cを支持可能である。そして、この差し込み支持した状態で、繰り出し用回転軸24が駆動回転することにより、資材コイル3Cから資材3を平面視でY方向に沿って繰り出す。
また、二つの繰り出し用回転軸24,24は、この繰り出し動作を基本的に交互に行う。すなわち、一方の繰り出し用回転軸24が資材コイル3Caから資材3aを繰り出している間は、他方の繰り出し用回転軸24は、非繰り出し状態たる待機状態にある。そして、一方の繰り出し用回転軸24の資材3aが無くなりそうになったら、この資材3aを先行の資材3aとしつつ、他方の繰り出し用回転軸24に取り付けられた未繰り出し状態の資材コイル3Cfの資材3fを後行の資材3fとして、これら両資材3a,3fを接合する。よって、以降、他方の繰り出し用回転軸24が後行の資材コイル3Cfから資材3fを繰り出して供給する。そして、更に、この他方の繰り出し用回転軸24の資材3fが無くなりそうになったら、今度は、この資材3fを先行の資材としつつ、一方の繰り出し用回転軸24に新たに取り付けられた未繰り出し状態の資材コイル3Cnを後行の資材コイルとして、上述と同じ処理を繰り返す。
なお、図4Aに示すように、この例では、この接合処理を円滑に行う目的で、ターレット22の旋回方向には、接合処理の際に未繰り出し状態にある後行の資材コイル3Cfが位置すべき後行資材コイル位置P3Cfと、同接合処理の際に繰り出し状態にある先行の資材コイル3Caが位置すべき先行資材コイル位置P3Caとが、それぞれ設定されている。そして、この例では、前者の後行資材コイル位置P3Cfと後者の先行資材コイル位置P3Caとは、それぞれY方向の両側に設定されつつ、上下方向(Z方向)の高さが同高とされているが、何等これに限らない。また、この例では、繰り出し用回転軸24は反時計回りに回転するようになっていて、これにより、資材コイル3Ca,3Cfは下から資材3a,3fを繰り出すようになっている。そのため、後行資材コイル位置P3Cfに位置する後行の資材コイル3Cfの下方には、先行の資材コイル3Caから繰り出された資材3aの搬送経路が設定されているとともに、この搬送経路の更に下方には、プレス機構26とカッター機構28とが配置されている。
プレス機構26は、X方向に沿った回転軸C26A回りに揺動可能に支持されたアーム部材26Aと、アーム部材26Aの揺動端部にX方向に沿った回転軸C26R回りに回転可能に支持されたプレスロール26Rと、アーム部材26Aを駆動するエアシリンダー等のアクチュエータ26Cと、を有する。そして、アーム部材26Aの揺動動作に基づいて、プレスロール26Rが下方から、先行の資材3aを後行の資材コイル3Cfの外周面3Cfsの資材3fに押し付けることにより、先行の資材3aと後行の資材3fとを所定の接合位置Pjで接合する(図5)。
なお、かかるプレスロール26Rについては、資材3との接触によって回転力を得て連れ回る従動ロールとしても良いし、或いは、サーボモーター等の駆動源から駆動回転力を得て駆動回転する駆動ロールとしても良い。ちなみに、駆動ロールの場合には、例えば、後述の指令値(mpm)に基づいて回転数(rpm)が制御される。
また、図4Aに示すように、カッター機構28は、X方向に沿った回転軸C28A回りに揺動可能に支持されたアーム部材28Aと、同アーム部材28Aの揺動端部に固定されたカッター刃28Bと、アーム部材28Aを駆動するエアシリンダー等のアクチュエータ28Cと、を有する。そして、アーム部材28Aの揺動動作に基づいて、待機位置Pw28Bのカッター刃28Bが下方から、先行の資材3aの方へと近づいて当接することにより、先行の資材3aを、前述の接合位置Pj(図5)と先行資材コイル位置P3Ca(図4A)の繰り出し用回転軸24との間の位置で切断する(図5)。そして、これにより、後行の資材3fに接合された先行の資材3aを、上記繰り出し用回転軸24の紙管pから切り離す。
ここで、図4Aを参照しつつ、この接合処理について更に詳しく説明する。先ず、接合処理の前の時点では、既に、後行の資材コイル3Cfの外周面3Cfsに位置する資材3fの先端部3feの表面には、接合用に両面テープ7jが設けられているとともに、同先端部3feの裏面には、当該先端部3feが資材コイル3Cfから離れないように仮止め用の両面テープ7kが設けられている。一方、先行の資材3aについては、加工装置110側から要求される供給速度値V3(mpm)の指令値に基づいて、同先行の資材3aの繰り出し速度値(mpm)が上記指令値となるように繰り出し用回転軸24の回転数(rpm)をコントローラが制御しながら、Y方向に沿って搬送されている。すなわち、上記の繰り出し速度値(mpm)が上記指令値となるような回転数(rpm)を指令回転数として繰り出し用回転軸24の回転が制御されている。
そして、先行の資材コイル3Caの資材3aの残量が規定値以下になったとコントローラが判定したら、同コントローラは、接合処理を開始する。すなわち、後行の資材コイル3Cfを支持する繰り出し用回転軸24の回転数(rpm)を、同資材コイル3Cfの周速値(mpm)が上記指令値となるような指令回転数(rpm)まで加速する。そして、同コントローラが、上記回転数が上記指令回転数となったと判定し、且つ、先端部3feがプレス機構26のプレスロール26Rの直前位置に到達したと判定したら、同コントローラは、プレスロール26Rの上記アクチュエータ26Cを制御して、これにより、図5に示すように、待機位置Pw26Rの同ロール26Rを後行の資材コイル3Cfの外周面3Cfsの方へと移動して、先行の資材3aを後行の資材コイル3Cfの外周面3Cfsに押し付ける。そして、この押し付けている間に、後行の資材コイル3Cfの上記先端部3feが、プレスロール26Rの位置を通過して、これにより、前述の接合用の両面テープ7jで当該先端部3feが先行の資材3aに接合される。そうしたら、コントローラは、同アクチュエータ26Cを制御して、プレスロール26Rを後行の資材コイル3Cfから離れる方向に待機位置Pw26Rへと移動するとともに、同図5に示すようにカッター機構28を制御して先行の資材3aを切断し、これにより、先行の資材3aを紙管pから切り離す。そして、その結果、先行の資材3aに後行の資材3fが、繰り出し動作を止めること無く接合される。すなわち、先行の資材コイル3Caを支持する繰り出し用回転軸24及び後行の資材コイル3Cfを支持する繰り出し用回転軸24のどちらの回転も止めずに回転状態のまま、先行の資材3aに後行の資材3fが接合される。
そうしたら、コントローラは、図4Aの先行資材コイル位置P3Caの繰り出し用回転軸24の回転数を減速して同回転軸24の回転を停止する。そして、作業者は、同位置P3Caの繰り出し用回転軸24から先行の資材3aの紙管pを取り外すとともに、同回転軸24に、未繰り出し状態の新たな資材コイル3Cnを差し込んで取り付ける。また、同新たな資材コイル3Cnの外周面3Cnsに位置する資材3nの先端部3neの表面には、前述の接合用の両面テープ7jを設けるとともに、同裏面には、仮止め用の両面テープ7kを設ける。
そして、コントローラが、ターレット22を旋回可能な条件になったと判定したら、すなわち、後行資材コイル位置P3Cfに位置する後行の資材コイル3Cfの外径が繰り出しによって減少して、同コイル3Cfが製造ラインLMの床部LMBや、待機位置Pw26Rのプレスロール26R、待機位置Pw28Bのカッター刃28B等と干渉無くターレット22を旋回可能になったとコントローラが判定したら、同コントローラは、ターレット22のサーボモーターを制御してターレット22を時計回りに旋回する。そして、これにより、後行の資材コイル3Cfを円弧軌道に沿って下方に移動後に上方に移動して、その結果、同資材コイル3Cfは先行資材コイル位置P3Caへ移動されるとともに、上記の未繰り出し状態の新たな資材コイル3Cnは後行資材コイル位置P3Cfへと移動される。そして、コントローラは、次の接合処理のタイミングが来たら、上述の接合処理を繰り返す。
(2)蓄積装置40
図4Aに示すように、蓄積装置40は、資材継ぎ装置20から繰り出される先行の資材3a又は後行の資材3fを、ターンバーTBへと送出可能にループ3Lの形態で蓄積する装置である。そして、このループ3Lの大きさを調整することにより、資材3の張力変動を吸収・抑制して、張力変動が抑制された資材3をターンバーTBへと送出する。
かかる機能の蓄積装置40は、定位置で回転可能に支持された一対の定位置ロール41u,41dと、ループ3Lの大きさを変更可能な所定方向(略Y方向)に往復移動可能に案内された1本の移動ロール41mと、同移動ロール41mを上記所定方向に往復移動可能に案内すべくX方向に沿った回転軸C41A回りに揺動可能に支持されたアーム部材41Aと、を有する。そして、何れのロール41u,41m,41dも、それぞれ、X方向に沿った回転軸C41u,C41m,C41d回りに回転可能に支持されている。また、資材3は、一対の定位置ロール41u,41dのうちの搬送方向の上流側に位置する定位置ロール41u、移動ロール41m、下流側に位置する定位置ロール41dの順番で各ロール41u,41m,41dに掛け回されていて、これにより、資材3の上記ループ3Lが形成されている。更に、移動ロール41mには、上記アーム部材41Aを介してエアシリンダー等のアクチュエータ41Cから、ループ3Lを大きくする方向に所定荷重(N)が付与されている。よって、資材3の張力(N)がこの所定荷重に基づく所定値よりも小さい場合には、ループ3Lが大きくなるように移動ロール41mは移動するが、資材3の張力(N)が上記所定値よりも大きい場合には、ループ3Lが小さくなるように移動ロール41mは移動する。そして、このループ3Lの大きさは、リニアエンコーダやロータリーエンコーダなどの適宜なセンサー(不図示)によって計測されていて、この計測信号は、コントローラに送信されている。よって、コントローラは、この計測信号に基づいて、ループ3Lの大きさが一定となるように、資材継ぎ装置20の繰り出し用回転軸24,24の指令回転数(rpm)を補正して、その結果、資材3の張力変動が抑制される。
なお、上記の指令回転数の補正処理には、種々の補正方法を使用可能である。例えば、補正処理として、以下の処理を所定の制御周期で繰り返し行っても良い。先ず、上記センサーの計測信号に基づいて現時点のループ3Lの大きさの実績値を求め、同実績値からループ3Lの大きさの目標値を減算してずれ量を求める。次に、このずれ量に所定の制御ゲインを乗算して制御量を算出するとともに、当該制御量を前述の指定回転数(rpm)から減算し、当該減算値を補正後の指令回転数として繰り出し用回転軸24のサーボモーターを制御する。
また、同補正処理は、先行の資材3aを繰り出す繰り出し用回転軸24に対してなされるだけでなく、後行の資材3fを繰り出す繰り出し用回転軸24に対しても、少なくとも後行の資材3fの先行の資材3aへの接合後(例えば接合以降)からなされ、望ましくは、接合の直前或いは同回転軸24の回転動作の開始時点からなされる。そして、これにより、後述する張力変動を、後行の資材コイル3Cfの外周の一巻き目(1周目)の繰り出しから確実に抑制可能となる。
(3)ターンバーTB
図4A及び図4Bに示すように、ターンバーTBは、蓄積装置40から送られる資材3の搬送方向をY方向からX方向に変更して同資材3を加工装置110へ送出するものである。そして、かかるターンバーTBには、例えばステンレス鋼製の磨き棒等の所定径の丸棒が使用される。すなわち、図4Bに示すように、この丸棒TBの長手方向は、X方向及びY方向の両方向からそれぞれ同じ角度の45°だけ傾いた方向を向いた状態で移動不能且つ回転不能に配置されている。よって、このターンバーTBに資材3が掛け回されることにより、同資材3の搬送方向がY方向からX方向へと90°変更される。
<<<第2タイプの資材継ぎ装置60を有した第2タイプの資材供給装置50>>>
図6は、防漏シート4sの資材4を供給する資材供給装置50の概略説明図である。なお、同図6は、図3B中のVI−VI矢視図である。また、図7A乃至図7Cは、図6中のVII部の拡大図である。なお、図6、図7A乃至図7Cの何れの図も、図の錯綜を防ぐ目的で適宜部材を省略して示している。
この資材供給装置50は、第2タイプの資材継ぎ装置60(第2資材継ぎ装置に相当)を有している。すなわち、この資材継ぎ装置60では、先ず、先行の資材コイル4Ca(先行の第2資材コイルに相当)から繰り出し中の先行の資材4a(先行の第2資材に相当)が無くなる前に、同資材コイル4Caを支持する一方の繰り出し用回転軸64の回転を停止する。そして、同じく回転停止状態の他方の繰り出し用回転軸64に支持された未繰り出し状態の後行の資材コイル4Cf(後行の第2資材コイルに相当)の資材4fを後行の資材4f(後行の第2資材に相当)として、繰り出し停止状態の先行の資材4aに接合して、これにより、製造ラインLMの加工装置110へと資材4(4a,4f)を途切れること無く連続して供給する。なお、この資材継ぎ装置60よりも搬送方向の下流側の位置には、同資材継ぎ装置60から送られる資材4(4a,4f)をループ4Lの形態で蓄積する蓄積装置90が設けられている。そして、これにより、上記のように資材継ぎ装置60から資材4が送られない時にも、加工装置110へと資材4を連続して供給可能である。また、前述の第1タイプの場合と同様に、この第2タイプでも、蓄積装置90の搬送方向の下流側には、搬送方向変更部材としてターンバーTBが設けられている。そして、このターンバーTBによって、資材4の搬送方向がY方向からX方向に変更されて、その結果、資材4は、搬送方向をX方向に変更した状態で加工装置110へと送られる。
以下、第2タイプの資材供給装置50に係る各構成60,90,TBについて説明する。但し、ターンバーTBについては、前述したものと同構造なので、その説明については省略する。
(1)第2タイプの資材継ぎ装置60
第2タイプの資材継ぎ装置60は、製造ラインLMの床部LMBに立設された板状の支持部材61と、同支持部材61における定位置に回転可能に支持されたX方向に沿った二つの繰り出し用回転軸64,64と、二つの繰り出し用回転軸64,64をそれぞれ独立に駆動回転する不図示の各サーボモーターと、一方の繰り出し用回転軸64(一方の第2回転軸に相当)から繰り出された先行の資材4aに、他方の繰り出し用回転軸64(他方の第2回転軸に相当)に支持された後行の資材コイル4Cfから引き出された後行の資材4fを接合する接合機構66と、を有する。そして、これらサーボモーターや各機構64,66等は、製造ラインLMが有する前述のコントローラによって制御される。
二つの繰り出し用回転軸64,64同士は、Y方向に並んでそれぞれ定位置に配置されている。また、この例では、これら二つの繰り出し用回転軸64,64の上下方向(Z方向)の位置は互いに同位置とされている。但し、何等これに限らない。更に、どちらの繰り出し用回転軸64,64についても、資材コイル4Cにおける中心部の紙管pに差し込まれることによって、同コイル4Cを支持可能である。よって、この差し込み支持した状態で、繰り出し用回転軸64が駆動回転することにより、資材コイル4Cから資材4を平面視でY方向に沿って繰り出す。
また、二つの繰り出し用回転軸64,64は、この繰り出し動作を基本的に交互に行う。すなわち、一方の繰り出し用回転軸64が資材コイル4Caから資材4aを繰り出している間は、他方の繰り出し用回転軸64は、非繰り出し状態たる待機状態にある。そして、一方の繰り出し用回転軸64の資材4aが無くなりそうになったら、この資材4aを先行の資材4aとしつつ、他方の繰り出し用回転軸64に取り付けられた未繰り出し状態の資材コイル4Cfの資材4fを後行の資材4fとして、これら両資材4a,4fを接合する。よって、以降、他方の繰り出し用回転軸64が後行の資材コイル4Cfから資材4fを繰り出して供給する。そして、更に、この他方の繰り出し用回転軸64の資材4fが無くなりそうになったら、今度は、この資材4fを先行の資材としつつ、一方の繰り出し用回転軸64に新たに取り付けられた未繰り出し状態の資材コイル4Cnを後行の資材コイルとして、上述と同じ処理を繰り返す。
接合機構66は、一方の繰り出し用回転軸64で繰り出される先行の資材4aに、他方の繰り出し用回転軸64に支持されて待機中の後行の資材コイル4Cfの資材4fを接合する機構66である。そして、これにより、途切れることなく連続して加工装置110へ資材4(4a,4f)を供給する。
図7Aに示すように、かかる接合機構66は、押圧機構67と、カッター機構68と、を有する。押圧機構67は、互いの間の隙間Gの大きさを変更可能な所定方向(例えばY方向)に往復移動に案内された一対の押圧部材67K,67Kと、上記所定方向に一対の押圧部材67K,67Kを往復移動するエアシリンダー等のアクチュエータ67C、67Cと、を有する。また、カッター機構68は、先行の資材4aを切断して同資材4aを紙管pから切り離すカッター刃68Bと、カッター刃68Bを先行の資材4aに対して進退移動させるエアシリンダー等のアクチュエータ68Cと、を有する。
そして、次のようにして接合処理がなされる。先ず、作業者は、回転停止状態の繰り出し用回転軸64に支持された後行の資材コイル4Cfから資材4fの先端部4feを引き出して、図7Aに示すように同先端部4feを押圧機構67の一対の押圧部材67K,67K同士の間の上記隙間Gに位置させる。例えば、一対の押圧部材67K,67Kのうちの後行の資材4f側に位置する押圧部材67Kの吸着によって同押圧部材67Kに先端部4feを当接して支持させる。なお、この時点では、既に、この先端部4feには、先行の資材4aとの接合用に両面テープ7jが設けられている。
また、上記の隙間Gには、先行の資材コイル4Caから繰り出された先行の資材4aの搬送経路が位置していて、同経路に沿って先行の資材4aが搬送されている。そして、先行の資材コイル4Caの資材4aの残量が規定値以下になったとコントローラが判定したら、同コントローラは、先行の資材コイル4Caを支持する繰り出し用回転軸64の回転を停止して、この停止中に同コントローラは、図7Bに示すように、一対の押圧部材67K,67K同士を近づけて、これにより、一対の押圧部材67K,67Kで先行の資材4aと両面テープ7jと後行の資材4fとの三者を挟圧する。そして、その結果、両面テープ7jを介して先行の資材4aと後行の資材4fとが接合される。そうしたら、コントローラは、同図7Bに示すように、カッター機構68を制御して、カッター刃68Bで先行の資材4aを、一対の押圧部材67K,67Kと繰り出し用回転軸64との間の位置で切断して、これにより、同資材4aを繰り出し用回転軸64の紙管pから切り離す。また、同コントローラは、図7Cに示すように、一対の押圧部材67K,67K同士を離して、これにより、三者4a,7j,4fの挟圧状態を解除する。そうしたら、コントローラは、後行の資材コイル4Cfを支持する繰り出し用回転軸64の回転を開始する。そして、以上をもって、先行の資材コイル4Caから後行の資材コイル4Cfへと資材4の繰り出しが切り替えられる。
なお、図8に示す繰り出し済みの先行の資材コイル4Caの紙管pは、作業者によって繰り出し用回転軸64から取り外される。そして、次の接合処理までの間に、作業者は、同繰り出し用回転軸64に、未繰り出し状態の新たな資材コイル4Cnを差し込んで取り付ける。そして、この新たな資材コイル4Cnは、次の接合処理の際には、後行の資材コイル4Cfとなる。
(2)蓄積装置90
図6に示すように、蓄積装置90は、繰り出し用回転軸64,64から繰り出された資材4(4a,4f)を、搬送方向の下流へ供給可能にループ4Lの形態で蓄積する。かかる蓄積装置90は、定位置に配された複数の定位置ロール95s,95s…からなる定位置ロール群G95sと、資材のループ4Lの大きさを変更可能な所定方向(Z方向)に往復移動可能に案内された複数の移動ロール95m,95m…からなる移動ロール群G95mと、移動ロール群G95mに対してループ4Lを大きくする方向に所定荷重(N)を付与するエアシリンダー等のアクチュエータ95Cと、を有している。そして、何れのロール95s,95mも、それぞれ、X方向に沿った回転軸回りに回転可能に支持されている。また、資材4は、定位置ロール群G95sに属する各定位置ロール95sと移動ロール群G95mに属する各移動ロール95mとに交互に掛け回されていて、これにより、資材4のループ4L,4L…が複数形成されている。更に、前述のように、移動ロール群G95mには、上記アクチュエータ95Cから、ループ4Lを大きくする方向に所定荷重(N)が付与されている。よって、資材4の張力(N)がこの所定荷重に基づく所定値よりも小さい場合には、ループ4Lが大きくなるように移動ロール群G95mは移動するが、資材4の張力(N)が上記所定値よりも大きい場合には、ループ4Lが小さくなるように移動ロール群G95mは移動する。
そして、このような構成の蓄積装置90によれば、先行の資材4aに後行の資材4fを接合する接合処理の際にも、つまり、その上流に位置する資材継ぎ装置60から資材4が送られてこない場合にも、当該蓄積装置90が、予めループ4Lの形態で蓄積しておいた資材4を、加工装置110に払い出すことによって、加工装置110においては資材4の搬送の停止や減速をすることなく、同資材4に対して加工を施すことができる。
すなわち、前述のように繰り出し動作を一方の繰り出し用回転軸64から他方の繰り出し用回転軸64へと切り替える際には、一方の繰り出し用回転軸64による先行の資材4aの繰り出し速度値(mpm)が徐々に小さくなっていって、同繰り出し用回転軸64の回転が停止する。そして、その場合には、当該一方の繰り出し用回転軸64から先行の資材4aが繰り出されなくなる。しかし、それにも関わらず、下流の加工装置110の方へは資材4aが送られる。そのため、上述のように先行の資材4aの繰り出しが停止に移行すると、搬送方向の下流側に引っ張られる形で、先行の資材4aの張力は大きくなっていく。そして、当該張力が上記の所定値より大きくなると、上述したことに基づいて、ループ4Lが小さくなる方向に移動ロール群G95mが移動して、その結果、蓄積装置90は、蓄積していた資材4(4a)を加工装置110へ供給する。
なお、このような蓄積装置90からの資材4(4a)の供給動作は、少なくとも前述の接合処理が終了するまで継続されるが、図8に示すように当該接合処理が終了して、他方の繰り出し用回転軸64により後行の資材コイル4Cfの繰り出し動作が可能な状態になると、コントローラは、同繰り出し用回転軸64の繰り出し速度値が、加工装置110側から要求される供給速度値V4(mpm)の指令値となるような指令回転数(rpm)まで繰り出し用回転軸64の回転数(rpm)を加速する。そして、当該回転数が上記指令回転数(rpm)になったとコントローラが判定したら、同コントローラは、この指令回転数に基づいて繰り出し用回転軸64の回転を制御する。
また、同コントローラは、少なくとも次の接合処理までに間に合うように、蓄積装置90のループ4Lを大きくすることによって、繰り出し用回転軸64から繰り出される後行の資材4fを蓄積装置90に蓄積する。例えば、コントローラは、この繰り出し用回転軸64の繰り出し速度値(mpm)を、加工装置110側から要求される上記の供給速度値V4(mpm)の指令値よりも大きくする。すると、資材4の張力が上記の所定値より小さくなって、その結果、ループ4Lが、図8中の実線の状態から2点鎖線の状態へと大きくなっていく。そして、このループ4Lの大きさが規定値に達したと同コントローラが判定したら、同コントローラは、供給速度値V4(mpm)の指令値に相当する上記指令回転数(rpm)に基づいて、同繰り出し用回転軸64の回転を制御する。
<<<第1タイプ及び第2タイプの資材供給装置10,50の対応付けについて>>>
ところで、本実施形態では、上述のようにバックシート3sの資材3の供給に対しては図4Aの第1タイプの資材供給装置10を用いる一方、防漏シート4sの資材4の供給に対しては図6の第2タイプの資材供給装置50を用いていたが、この理由は、二つの繰り出し用回転軸64,64へのバックシート3sの資材コイル3Cの単位時間当たりの取り付け回数(回/h)と、二つの繰り出し用回転軸24,24への防漏シート4sの資材コイル4Cの単位時間当たりの取り付け回数(回/h)とを比較した場合に、前者の方が後者よりも多いためである。
すなわち、第2タイプの資材継ぎ装置60では、図7Aの如き押圧部材67Kへの資材4fの引き出し作業が必要であって、接合の準備作業が第1タイプの資材継ぎ装置20よりも煩雑である。そのため、当該第2タイプの資材継ぎ装置60には、取り付け回数の少ない防漏シート4sの資材コイル4Cを担当させて、これにより、作業者の作業負荷の増大を抑制している。
ちなみに、この例では、防漏シート4sの資材コイル4Cの取り付け回数(回/h)の方がバックシート3sの資材コイル3Cの取り付け回数(回/h)より少なくなることについては、主に次の二点が寄与している。
先ず、1点目であるが、この例では、一つのおむつ1sの生成に対して第2タイプの資材継ぎ装置20で繰り出される防漏シート4sの資材4の繰り出し長さLGH4は、一つのおむつ1sの生成に対して第1タイプの資材継ぎ装置60で繰り出されるバックシート3sの資材3の繰り出し長さLGH3よりも短くなっている。
すなわち、図2Aに示すように、この例では、おむつ1sの長手方向が各資材3,4の繰り出し方向に沿っているが、ここで、おむつ1sの長手方向の長さを比較した場合に、防漏シート4sの長さLGH4の方が、バックシート3sの長さLGH3よりも短くなっている。
そして、これにより、単位時間当たりに資材コイル3C,4Cから消費される資材3,4の消費長さLGH3,LGH4が、バックシート3sの資材3よりも防漏シート4sの資材4の方が少なくなっていて、先ず、このことが、上記の防漏シート4sの資材コイル4Cの取り付け回数(回/h)が少なくなることに寄与している。
ちなみに、上記のような防漏シート4sの資材4の繰り出し長さLGH4をバックシート3sの資材3の繰り出し長さLGH3よりも短くすることの実現は、例えば、加工装置110側から第1タイプの資材供給装置10に要求される資材3の供給速度値V3(mpm)と加工装置110側から第2タイプの資材供給装置50に要求される資材4の供給速度値V4(mpm)との割合V3:V4を、上記の繰り出し長さの割合LGH3:LGH4に維持することで実現される。
次に、2点目であるが、この例では、図2Bに示すように、防漏シート4sはフィルムであるとともに、バックシート3sは不織布であることから、防漏シート4sの資材4の厚さ(平均厚さ)とバックシート3sの資材3の厚さ(平均厚さ)とを資材コイル4C,3Cの状態において比較した場合に、前者の防漏シート4sの資材3の厚さの方が、後者のバックシート3sの資材3の厚さよりも小さくなっている。一方、一般にトラックなどでの荷積み運搬の観点から資材コイル4C,3Cの外径には許容上限があるが、そのような場合には、厚さが小さい方が、同じ外径に巻き取る場合の巻き取り長さは長くなる。よって、上述のように防漏シート4sの資材4の厚さが小さいことも、上述の取り付け回数(回/h)が少なくなることに寄与している。
但し、資材3,4同士の間で、取り付け回数に差を出す要件は、何等上記に限らない。つまり、他の要件で取り付け回数(回/h)に差が出ても良い。
また、本実施形態では、図3Aに示すように積繊装置110aでパルプ繊維を成型することにより吸収体1kを生成していたが、何等これに限らない。例えば、同吸収体1kを、所謂パルプエアレイド不織布(パルプ繊維を主材とした不織布)から、不図示のカッター装置が切断生成しても良い。但し、その場合には、製造ラインLMへのパルプエアレイド不織布の資材の搬入も、資材コイルの形態でなされる。また、その場合には、一般にパルプエアレイド不織布の厚さが厚いことから、資材コイルの消費時間は短くなって、故に、単位時間当たりの資材コイルの取り付け回数(回/h)が多くなる。そのため、当該パルプエアレイド不織布の資材コイルに対しては、第1タイプの資材供給装置10を使用するのが望ましい。また、通常、その場合には、資材コイルの状態におけるパルプエアレイド不織布の資材の厚さ(平均厚さ)は、資材コイル2C,3Cの状態におけるトップシート2s及びバックシート3sの各資材2,3の厚さ(平均厚さ)よりも厚くなる。そのため、トップシート2sの資材コイル2C及びバックシート3sの資材コイル3Cの取り付け回数(回/h)は、パルプエアレイド不織布の資材コイルの取り付け回数(回/h)よりも少なくなることから、この場合には、これらトップシート2s及びバックシート3sの各資材コイル2C,3Cに対して第2タイプの資材供給装置50を用いても良い。
ところで、本実施形態では、図3Bに示すように、製造ラインLMの各加工装置110a,110b…は、それぞれ、製造ラインLMの鏡板LMK(支持部材に相当)に支持されている。ここで、鏡板LMKとは、製造ラインLMの各加工装置110a,110b…を支持すべく製造ラインLMの床部LMB上に立設された鉄などの金属製の板部材のことである。すなわち、鏡板LMKは、上下方向(Z方向)及びX方向に延在しているとともに、同鏡板LMKは、Y方向の一方側に略鉛直な表側面LMKS1を有しつつ、他方側に略鉛直な裏側面LMKS2を有している。そして、表側面LMKS1に各加工装置110a,110b…が例えば片持ち支持状態で支持されている。
一方、Y方向における鏡板LMKの表側面LMKS1よりも表側の位置には、第1タイプ及び第2タイプの資材継ぎ装置20,60がそれぞれ配置されている。そして、各資材継ぎ装置20,60に対しては、それぞれ、鏡板LMKとは別体に製造ラインLMの床部LMBに立設された既述の専用の支持部材21,61(第1支持部材に相当し、適宜図4A、図4B、図6を参照)がY方向に沿って配置されていて、これにより、各資材継ぎ装置20,60の二つの繰り出し用回転軸24,24,64,64は、それぞれ当該支持部材21,61(第1支持部材に相当)に支持されている。
よって、各資材継ぎ装置20,60を、加工装置110a,110b…の配置位置からY方向にずれた位置に配置することを容易にできて、その結果、前述したような製造ラインLMのX方向の全長寸法のコンパクト化を容易に行うことができる。
また、図4A及び図4Bを参照して既述のように、この例では、バックシート3sの資材3を繰り出す第1タイプの資材継ぎ装置20は、ターレット22の旋回方向に先行資材コイル位置P3Caと後行資材コイル位置P3Cfとを有していたが、ここで、図4Bを参照すると、先行の資材コイル位置P3Caは、後行資材コイル位置P3CfよりもY方向に関して加工装置110bたるカット装置110bから遠くなっている。そして、この先行資材コイル位置P3Caに繰り出し用回転軸24が位置している時に、作業者は、当該繰り出し用回転軸24に対して未繰り出し状態の新たな資材コイル3Cnを取り付ける。よって、当該取り付け作業を、加工装置110bから離れた安全な位置で行うことができる。
更に、図9に、図3B中のIX部の概略拡大図を示すが、この例では、防漏シート4sの資材4を繰り出す第2タイプの資材継ぎ装置60の一方及び他方の各繰り出し用回転軸64,64と、第1タイプの資材継ぎ装置20のターレット22の旋回軸C22とを、Y方向の位置に関して比較した場合に、当該旋回軸C22の位置は、第2タイプの資材継ぎ装置60の一方の繰り出し用回転軸64と他方の繰り出し用回転軸64との間の範囲R64に位置している。
よって、第1タイプの資材継ぎ装置20の第2タイプの資材継ぎ装置60からのY方向の突出量を抑制することができて、その結果、製造ラインLMの大きさをY方向にも縮小できる。そして、これにより、作業者の動線をY方向に短縮できて、その作業負荷の軽減を図れる。
また、この図9の例では、第2タイプの資材継ぎ装置60に係る二つの繰り出し用回転軸64,64のうちで加工装置110bたるカット装置110bから遠い方の繰り出し用回転軸64に未繰り出し状態の資材コイル4Cnが支持されている場合に、当該資材コイル4Cnが存在するY方向の範囲R4Cnに、第1タイプの資材継ぎ装置20の上記先行資材コイル位置P3Caに位置する繰り出し用回転軸24が含まれている。そして、前述のように当該先行資材コイル位置P3Caでは、上述のように繰り出し用回転軸24への未繰り出し状態の資材コイル3Cnの取り付け作業が行われる。
よって、当該第2タイプの資材継ぎ装置60の上記繰り出し用回転軸64の位置と、第1タイプの資材継ぎ装置20の上記先行資材コイル位置P3Caとの移動を、作業者は、比較的短い動線で行うことができて、その結果、当該先行資材コイル位置P3Caでなされる繰り出し用回転軸24への新たな資材コイル3Cnの取り付け作業及び第2タイプの資材継ぎ装置60の上記の繰り出し用回転軸64への新たな資材コイル4Cnの取り付け作業を効率的に行うことができる。
ちなみに、この動線の短縮化の観点からは、より望ましくは、第2タイプの資材継ぎ装置60に係る上記遠い方の繰り出し用回転軸64が存在するY方向の範囲R64aに、第1タイプの資材継ぎ装置20の先行資材コイル位置PCaに位置する繰り出し用回転軸24の少なくとも一部が収まっていると良い。
更に、図10の概略側面図に、第1タイプの資材継ぎ装置20と第2タイプの資材継ぎ装置60との上下方向の位置関係を示すが、この例では、第1タイプの資材継ぎ装置20の先行資材コイル位置P3Caに繰り出し用回転軸24が位置する場合に、この繰り出し用回転軸24は、上下方向に関して第2タイプの資材継ぎ装置60の一方の繰り出し用回転軸64及び他方の繰り出し用回転軸64よりも上方に位置している。
よって、資材コイル3Cの取り付け回数の多い当該繰り出し用回転軸24の状態を遠方からでも目視確認し易くなっていて、これにより、同繰り出し用回転軸24に新たな資材コイル3Cnを取り付け忘れている場合に、これを速やかに発見することができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例として所謂展開型の使い捨ておむつ1sを例示したが、何等これに限らない。例えば、パンツ型の使い捨ておむつでも良い。また、パンツ型の使い捨ておむつとしては、展開状態において腹側帯部材と背側帯部材との間に液吸収性の吸収性本体(吸収体1kを内部に有したシート状部材)が掛け渡されてなる所謂スリーピースタイプのおむつでも良いし、或いは、展開状態において略砂時計形状の外装シートの肌側面に吸収性本体が載置されてなる所謂2ピースタイプのおむつでも良い。更に言えば、吸収性物品は、何等上記の使い捨ておむつ1に限らず、着用対象者の排泄液を吸収する物品であれば良い。例えば吸収性物品が生理用ナプキンや尿取りパッド等であっても良い。
上述の実施形態では、図3Bに示すように、製造ラインLMは、第1タイプの資材供給装置10,10を二つ有し、第2タイプの資材供給装置50を一つ有していたが、それぞれの個数は、何等これに限らない。すなわち、第1タイプの資材供給装置10を一つ又は三つ以上有していても良いし、第2タイプの資材供給装置50を、二つ以上有していても良い。
上述の実施形態では、図4A及び図6に示すように、第1タイプの資材継ぎ装置20及び第2タイプの資材継ぎ装置60は、それぞれ、両面テープ7jで先行の資材3a,4aに後行の資材3f,4fを接合していたが、何等これに限らない。例えば、ヒートシールや超音波シール等の溶着で接合しても良いし、これら以外の接合方法で接合しても良い。
上述の実施形態では、図4Aに示すように、第1タイプの資材継ぎ装置20のプレス機構26がプレスロール26Rを有していたが、何等これに限らない。例えば、プレスロール26Rに代えて、一対のロールと、当該一対のロールに掛け回された無端ベルトと、を有した構成を用いても良い。そして、この場合には、アクチュエータ26Cの駆動に基づいて、無端ベルトの外周面で、先行の資材3aを後行の資材コイル3Cfの外周面3Cfsの資材3fに押し付けることになる。なお、上記の一対のロールは、両者とも従動ロールであっても良いし、少なくともどちらか一方のロールが駆動ロールでも良い。
上述の実施形態では、第1資材コイルとして、トップシート2sの資材コイル2C及びバックシート3sの資材コイル3Cを例示し、第2資材コイルとして、防漏シート4sの資材コイル4Cを例示したが、何等これに限らない。すなわち、第1及び第2資材コイルとして、これら以外の資材コイルを製造ラインLMに搬入して使い捨ておむつ1sの製造に供しても良い。例えば、所謂立体ギャザーを形成するための立体ギャザーシートの資材を資材コイルの形態で製造ラインLMに搬入しても良いし、或いは、図柄を有するイラストシートを形成するための資材を資材コイルの形態で製造ラインLMに搬入しても良い。なお、これらの資材コイルが、第1資材コイル及び第2資材コイルのどちらに対応するかについては、他の資材コイルとの間の消費時間の大小関係、つまり、繰り出し用回転軸への取り付け回数の大小関係に基づいて決まる。
上述の実施形態では、図4Aに示すように、第1タイプの資材継ぎ装置20は、蓄積装置40を有していたが、何等これに限らない。すなわち、この第1タイプでは蓄積装置40は必須構成ではなく、つまり、同装置40を有していなくても良い。
上述の実施形態では、図6に示すように、第2資材継ぎ装置60の二つの繰り出し用回転軸64,64はY方向に並んで配置されていたが、何等これに限らない。例えば、図11Aの概略側面図に示すように、二つの繰り出し用回転軸64,64が上下方向に並んで定位置に配置されていても良い。
なお、その場合には、これら二つの繰り出し用回転軸64,64の平面配置が、第1タイプの資材継ぎ装置20に対して次のような位置関係になっているのが望ましい。図11Bは、この好ましい位置関係を示す概略平面図であり、図3B中のIX部に相当する図である。すなわち、同図11Bに示すように、第1タイプの資材継ぎ装置60の一方の第1回転軸24に未繰り出し状態の資材コイル3Cnが支持されている状態でターレット22が旋回軸C22回りに少なくとも一回転だけ旋回する際に上記資材コイル3Cnが描く旋回軌跡のY方向の範囲R3Cnに、第2タイプの資材継ぎ装置60の二つの第2回転軸64,64の両者が含まれているのが望ましい。
そして、このようになっていれば、第2タイプの資材継ぎ装置60の第1タイプの資材継ぎ装置20からのY方向の突出量を抑制することができて、これにより、この製造ラインLMの大きさをY方向に縮小できる。そして、その結果、作業者の動線を短縮できて、その作業負荷の軽減を図れる。
ちなみに、この図11A及び図11B例では、これら二つの繰り出し用回転軸64,64のY方向の各位置は、互いに完全に一致しているが、何等これに限らない。すなわち、二つの繰り出し用回転軸64,64の各位置が、互いにY方向にずれていても良い。
1 基材、1s 使い捨ておむつ(吸収性物品)、1k 吸収体、
2 資材、2C 資材コイル、2Ca 資材コイル、2Cf 資材コイル、
2a 資材、2f 資材、2s トップシート、
3 資材(第1資材)、3C 資材コイル(第1資材コイル)、
3Ca 先行の資材コイル(先行の第1資材コイル)、
3Cf 後行の資材コイル(後行の第1資材コイル)、
3Cfs 外周面、3Cn 資材コイル、3Cns 外周面、
3L ループ、
3a 先行の資材(先行の第1資材)、3f 後行の資材(後行の第1資材)、
3fe 先端部、
3n 資材、3ne 先端部、
3s バックシート、
4 資材(第2資材)、4C 資材コイル(第2資材コイル)、
4Ca 先行の資材コイル(先行の第2資材コイル)、
4Cf 後行の資材コイル(後行の第2資材コイル)、
4Cn 資材コイル、
4L ループ、
4a 先行の資材(先行の第2資材)、4f 後行の資材(後行の第2資材)、
4fe 先端部、
4s 防漏シート、
7j 両面テープ、7k 両面テープ、
10 第1タイプの資材供給装置、
20 第1タイプの資材継ぎ装置(第1資材継ぎ装置)、
21 支持部材(第1支持部材)、22 ターレット、
24 繰り出し用回転軸(第1回転軸)、
26 プレス機構、26A アーム部材、26R プレスロール、
26C アクチュエータ、
28 カッター機構、28A アーム部材、28B カッター刃、
28C アクチュエータ、
40 蓄積装置、 41A アーム部材、41C アクチュエータ、
41u 定位置ロール、41m 移動ロール、41d 定位置ロール、
50 第2タイプの資材供給装置、
60 第2タイプの資材継ぎ装置(第2資材継ぎ装置)、
61 支持部材、
64 繰り出し用回転軸(第2回転軸)、
66 接合機構、
67 押圧機構、67K 押圧部材、67C アクチュエータ、
68 カッター機構、68B カッター刃、68C アクチュエータ、
90 蓄積装置、95s 定位置ロール、95m 移動ロール、
95C アクチュエータ、
110 加工装置(生成装置)、
110a 積繊装置(加工装置)、
110b カット装置(第1加工装置、第2加工装置、加工装置)、
110c プレス装置(第1加工装置、第2加工装置、加工装置)、
110d レッグホール装置(第1加工装置、加工装置)、
110e エンドカット装置(第1加工装置、加工装置)、
LM 製造ライン、LMB 床部、
LMK 鏡板(支持部材)、LMKS1 表側面、LMKS2 裏側面、
TB ターンバー(搬送方向変更部材)、
G95s 定位置ロール群、G95m 移動ロール群、
G 隙間、p 紙管、
P3Ca 先行資材コイル位置、P3Cf 後行資材コイル位置、
Pj 接合位置、Pw26R 待機位置、Pw28B 待機位置、
C22 旋回軸、C26A 回転軸、C26R 回転軸、C28A 回転軸、
C41A 回転軸、C41u 回転軸、C41d 回転軸、

Claims (10)

  1. 第1資材と第2資材とを用いて吸収性物品を製造する方法であって、
    先行の第1資材コイルから連続して繰り出される先行の第1資材に、後行の第1資材コイルの第1資材を後行の第1資材として第1資材継ぎ装置が接合することによって、前記先行の第1資材に連続させて前記後行の第1資材を供給することと、
    先行の第2資材コイルから連続して繰り出される先行の第2資材に、後行の第2資材コイルの第2資材を後行の第2資材として第2資材継ぎ装置が接合することによって、前記先行の第2資材に連続させて前記後行の第2資材を供給することと、
    前記第1資材継ぎ装置から供給される前記第1資材及び前記第2資材継ぎ装置から供給される前記第2資材に基づいて前記吸収性物品を生成することと、を有し、
    前記第1資材継ぎ装置は、駆動回転する一方の第1回転軸に支持された前記先行の第1資材コイルから繰り出される前記先行の第1資材を、前記後行の第1資材コイルを支持する他方の第1回転軸の駆動回転動作によって回転する前記後行の第1資材コイルの外周面に向けて押し付けることにより、前記先行の第1資材に前記後行の第1資材を接合し、
    前記第2資材継ぎ装置は、前記先行の第2資材コイルを支持する一方の第2回転軸の繰り出し動作、及び前記後行の第2資材コイルを支持する他方の第2回転軸の繰り出し動作を共に停止した状態で、前記先行の第2資材と前記後行の第2資材とを挟圧することによって前記先行の第2資材に前記後行の第2資材を接合し、
    前記第1資材継ぎ装置に係る前記一方の第1回転軸及び前記他方の第1回転軸への前記第1資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数は、前記第2資材継ぎ装置に係る前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸への前記第2資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数よりも多いことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    一つの前記吸収性物品の生成に対して前記第2資材継ぎ装置で繰り出される前記第2資材の繰り出し長さは、一つの前記吸収性物品の生成に対して前記第1資材継ぎ装置で繰り出される前記第1資材の繰り出し長さよりも短いことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記第1資材継ぎ装置から搬送される前記第1資材を加工する第1加工装置を有し、
    前記第1資材継ぎ装置の前記第1回転軸を支持する第1支持部材は、前記第1加工装置を支持する支持部材とは別部材であることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記第1資材継ぎ装置から搬送される前記第1資材を加工する第1加工装置を有し、
    前記第1資材継ぎ装置では、前記第1資材は、平面視で第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第1加工装置では、前記第1方向と平面視で交差する第2方向を搬送方向として搬送され、
    前記第1資材継ぎ装置と前記第1加工装置との間には、平面視での前記第1資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
    前記第1資材継ぎ装置は、前記第1回転軸と平行な旋回軸回りに旋回可能なターレットを有するとともに、前記ターレットには、前記旋回軸に関して点対称な位置に前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸が回転可能に支持されており、
    前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸とは、前記ターレットの旋回動作によって、前記ターレットの旋回方向に設定された2カ所の位置を移動可能であり、
    前記第2資材継ぎ装置から搬送される前記第2資材を加工する第2加工装置を有し、
    前記第2資材継ぎ装置では、前記第2資材は、平面視で前記第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第2加工装置では、平面視で前記第2方向を搬送方向として搬送され、
    前記第2資材継ぎ装置と前記第2加工装置との間には、平面視での前記第2資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
    前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸とは、前記第1方向に並んで定位置に配されており、
    前記第1資材継ぎ装置の前記ターレットの前記旋回軸は、前記第1方向に関して前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸との間に位置していることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  5. 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記第1資材継ぎ装置から搬送される前記第1資材を加工する第1加工装置を有し、
    前記第1資材継ぎ装置では、前記第1資材は、平面視で第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第1加工装置では、前記第1方向と平面視で交差する第2方向を搬送方向として搬送され、
    前記第1資材継ぎ装置と前記第1加工装置との間には、平面視での前記第1資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
    前記第1資材継ぎ装置は、前記第1回転軸と平行な旋回軸回りに旋回可能なターレットを有するとともに、前記ターレットには、前記旋回軸に関して点対称な位置に前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸が回転可能に支持されており、
    前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸とは、前記ターレットの旋回動作によって、前記ターレットの旋回方向に設定された2カ所の位置を移動可能であり、
    前記2カ所の位置のうちの一方の位置は、他方の位置よりも前記第1方向に関して前記第1加工装置から遠くなっており、
    前記一方の第1回転軸が前記一方の位置に位置している時に、前記一方の第1回転軸に新たな第1資材コイルを取り付けることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記第2資材継ぎ装置から搬送される前記第2資材を加工する第2加工装置を有し、
    前記第2資材継ぎ装置では、前記第2資材は、平面視で前記第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第2加工装置では、平面視で前記第2方向を搬送方向として搬送され、
    前記第2資材継ぎ装置と前記第2加工装置との間には、平面視での前記第2資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
    前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸とは、前記第1方向に並んで定位置に配されているとともに、前記一方の第2回転軸の方が前記他方の第2回転軸よりも前記第1方向に関して前記第2加工装置から遠くなっており、
    前記一方の第2回転軸に未繰り出し状態の前記第2資材コイルが支持されている場合に、前記第2資材コイルが存在する前記第1方向の範囲に、前記第1資材継ぎ装置の前記一方の位置に位置する前記第1回転軸が含まれていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  7. 請求項5又は6に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記第2資材継ぎ装置から搬送される前記第2資材を加工する第2加工装置を有し、
    前記第2資材継ぎ装置では、前記第2資材は、平面視で前記第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第2加工装置では、平面視で前記第2方向を搬送方向として搬送され、
    前記第2資材継ぎ装置と前記第2加工装置との間には、平面視での前記第2資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
    前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸とは、前記第1方向に並んで定位置に配されており、
    前記第1資材継ぎ装置の前記一方の位置に前記一方の第1回転軸が位置する場合に、前記第1回転軸は、上下方向に関して前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸よりも上方に位置していることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  8. 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記第1資材継ぎ装置から搬送される前記第1資材を加工する第1加工装置を有し、
    前記第1資材継ぎ装置では、前記第1資材は、平面視で第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第1加工装置では、前記第1方向と平面視で交差する第2方向を搬送方向として搬送され、
    前記第1資材継ぎ装置と前記第1加工装置との間には、平面視での前記第1資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
    前記第1資材継ぎ装置は、前記第1回転軸と平行な旋回軸回りに旋回可能なターレットを有するとともに、前記ターレットには、前記旋回軸に関して点対称な位置に前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸が回転可能に支持されており、
    前記一方の第1回転軸と前記他方の第1回転軸とは、前記ターレットの旋回動作によって、前記ターレットの旋回方向に設定された2カ所の位置を移動可能であり、
    前記第2資材継ぎ装置から搬送される前記第2資材を加工する第2加工装置を有し、
    前記第2資材継ぎ装置では、前記第2資材は、平面視で前記第1方向を繰り出し方向として繰り出されるとともに、前記第2加工装置では、平面視で前記第2方向を搬送方向として搬送され、
    前記第2資材継ぎ装置と前記第2加工装置との間には、平面視での前記第2資材の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へと変更する搬送方向変更部材が設けられており、
    前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸と前記他方の第2回転軸とは、それぞれ、前記第1方向の定位置に配されており、
    前記一方の第1回転軸に未繰り出し状態の前記第1資材コイルが支持されている状態で前記ターレットが前記旋回軸回りに旋回する際に前記第1資材コイルが描く旋回軌跡の前記第1方向の範囲に、前記第2資材継ぎ装置の前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸が含まれていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記第1資材は、パルプエアレイド不織布であり、
    前記パルプエアレイド不織布から前記吸収性物品に係る吸収体を切断生成することを有することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  10. 第1資材と第2資材とを用いて吸収性物品を製造する装置であって、
    第1資材コイルから連続して繰り出される先行の第1資材に、後行の第1資材コイルの第1資材を後行の第1資材として接合することによって、前記先行の第1資材に連続させて前記後行の第1資材を供給する第1資材継ぎ装置と、
    第2資材コイルから連続して繰り出される先行の第2資材に、後行の第2資材コイルの第2資材を後行の第2資材として接合することによって、前記先行の第2資材に連続させて前記後行の第2資材を供給する第2資材継ぎ装置と、
    前記第1資材継ぎ装置から供給される前記第1資材及び前記第2資材継ぎ装置から供給される前記第2資材に基づいて前記吸収性物品を生成する生成装置と、を有し、
    前記第1資材継ぎ装置は、駆動回転する一方の第1回転軸に支持された前記先行の第1資材コイルから繰り出される前記先行の第1資材を、前記後行の第1資材コイルを支持する他方の第1回転軸の駆動回転動作によって回転する前記後行の第1資材コイルの外周面に向けて押し付けることにより、前記先行の1資材に前記後行の1資材を接合し、
    前記第2資材継ぎ装置は、前記先行の第2資材コイルを支持する一方の第2回転軸の繰り出し動作、及び前記後行の第2資材コイルを支持する他方の第2回転軸の繰り出し動作を共に停止した状態で、前記先行の第2資材と前記後行の第2資材とを挟圧することによって前記先行の第2資材に前記後行の第2資材を接合し、
    前記第1資材継ぎ装置に係る前記一方の第1回転軸及び前記他方の第1回転軸への前記第1資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数は、前記第2資材継ぎ装置に係る前記一方の第2回転軸及び前記他方の第2回転軸への前記第2資材コイルの単位時間当たりの取り付け回数よりも多いことを特徴とする吸収性物品の製造装置。
JP2016557350A 2016-02-29 2016-02-29 吸収性物品の製造方法、及び製造装置 Active JP6051349B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/056097 WO2017149609A1 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 吸収性物品の製造方法、及び製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6051349B1 true JP6051349B1 (ja) 2016-12-27
JPWO2017149609A1 JPWO2017149609A1 (ja) 2018-03-08

Family

ID=57582187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016557350A Active JP6051349B1 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 吸収性物品の製造方法、及び製造装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6051349B1 (ja)
CN (1) CN108697543B (ja)
WO (1) WO2017149609A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7102759B2 (ja) * 2018-02-06 2022-07-20 王子ホールディングス株式会社 Sapシートの製造方法、sapシート、吸収性物品の製造方法、及び吸収性物品

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097903A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Kao Corp 使い捨ておむつの製造方法
JP2008044755A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Nippon Reliance Kk 長尺物制御装置及び方法
US20100320302A1 (en) * 2009-06-23 2010-12-23 Catbridge Machinery, Llc In-Line Formed Core Supporting a Wound Web
JP2013521927A (ja) * 2010-03-18 2013-06-13 エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 糞便を保持するためのラミネート材料からなるウェブを製造するための方法ならびに吸収性物品を製造するための方法
JP2014031239A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sinko Kikai Co Ltd ロール径演算装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6540170B2 (en) * 2001-07-23 2003-04-01 Illinois Tool Works Inc. Multiple coil dispenser
JP2003327354A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Zuiko Corp ウエブの継ぎ方法および継ぎ装置
JP4316414B2 (ja) * 2004-04-13 2009-08-19 大王製紙株式会社 スプライス装置及びスプライス方法
JP2008105808A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷機および給紙装置による紙継ぎ方法
JP2011116513A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Unicharm Corp 帯状物供給装置及びその作動方法
US9566193B2 (en) * 2011-02-25 2017-02-14 Curt G. Joa, Inc. Methods and apparatus for forming disposable products at high speeds with small machine footprint
JP6001359B2 (ja) * 2012-07-05 2016-10-05 ユニ・チャーム株式会社 資材継ぎ装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097903A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Kao Corp 使い捨ておむつの製造方法
JP2008044755A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Nippon Reliance Kk 長尺物制御装置及び方法
US20100320302A1 (en) * 2009-06-23 2010-12-23 Catbridge Machinery, Llc In-Line Formed Core Supporting a Wound Web
JP2013521927A (ja) * 2010-03-18 2013-06-13 エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 糞便を保持するためのラミネート材料からなるウェブを製造するための方法ならびに吸収性物品を製造するための方法
JP2014031239A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sinko Kikai Co Ltd ロール径演算装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN108697543B (zh) 2020-04-21
WO2017149609A1 (ja) 2017-09-08
JPWO2017149609A1 (ja) 2018-03-08
CN108697543A (zh) 2018-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6130382B2 (ja) 着用者の下部胴体に着用される物品のためのオンザフライサイズ変更装置及び方法並びにかかる物品
JP5542475B2 (ja) 吸収性物品の製造装置
JP5667154B2 (ja) 積繊体の製造方法
EP2491909A1 (en) Methods and apparatus for forming disposable products at high speeds with small machine footprint
US7600704B2 (en) Pulp crushing apparatus
JP6043896B1 (ja) 吸収性物品に係る資材供給装置、及び資材供給方法
JP6051349B1 (ja) 吸収性物品の製造方法、及び製造装置
JP2012519565A (ja) 個人用衛生用品を製造する製造機械
JP6145594B1 (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
KR101980927B1 (ko) 웹으로부터 개별 부분을 분리하는 방법
JP6145554B1 (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
EP3058909B1 (en) Absorbent article production device, and modification method for production device
JP6145586B1 (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
JP6051351B1 (ja) 資材継ぎ方法、及び、資材供給装置
JP5990633B1 (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
CN109879037B (zh) 一种少尾料接料系统及其控制方法
JP6051350B1 (ja) 資材供給装置、及び、吸収性物品の製造装置
CN111867950B (zh) 吸收性物品制造方法以及吸收性物品制造装置
US10064761B2 (en) Method of delivering a discrete cord to a transfer member
KR20140077924A (ko) 개별 부분을 갖는 흡수 용품
JP2019099341A (ja) シート連続供給装置
CA2912099A1 (en) Method of delivering a discrete cord to a transfer member

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6051349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250