JP6050665B2 - 扉体 - Google Patents

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Description

本発明は、高強度を備えた扉体に関するものである。
扉体は、一般に、四周枠状のフレームに対して扉体の表面材を貼着することで形成されるが、従来の扉体のフレームは、スチール曲げ材を四周状に溶接して組み立てられており、扉体の面部の強度確保のため、室内外の表面材間に断面視コ字状の中骨を複数本所定間隔で配置していた(図10参照)。このような扉体の構造は良く知られており、例えば、特許文献1にも開示されている。
しかしながら、図10に示すような扉体は、開口部全閉状態において、当該扉体に大きな負荷が作用することを想定しておらず、大きな負荷が掛ることが想定される現場(例えば、津波や洪水により大きな水圧が作用する可能性のある現場)での使用に耐え得るような強度を備えていない。
また、扉装置が設置される現場(例えば、津波や洪水により大きな水圧が作用する可能性のある現場)によっては、扉体の形状に特徴を持たせることで気密・水密性能を向上させたい場合があり、このような特徴的な形状を備えた扉体の強度を向上させるためには、従来のフレーム構造では不十分である。
特開2011−196083
本発明は、閉鎖姿勢の扉体に大きな負荷が作用した場合にも耐え得る高強度を備えた扉体を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
フレーム構造と、当該フレーム構造に装着した表面材と、からなる扉体において、
前記扉体の室外側面部及び室内側面部は前記表面材によって形成されており、
前記扉体の前記室内側面部は、扉体が閉鎖姿勢にある時に室内側空間に面する主面部と、前記主面部の外縁に位置する外縁面と、を備え、
前記室外側面部と前記主面部間の厚さは、前記室外側面部と前記外縁面間の厚さよりも大きく、前記外縁面は前記主面部に対して室外側に位置しており、
前記フレーム構造は、前記室外側面部と前記主面部間に配置されている四周状の第1フレームと、当該第1フレームの外側に位置して、前記室外側面部と前記外縁面間に配置されている四周状の第2フレームと、からなり、
前記第1フレームと前記第2フレームは溶接されており
前記第1フレームは、溝形鋼からなる横フレーム、縦フレームを四周状に溶接して形成されており、
前記室外側面部と前記主面部間には、角形鋼管からなる中骨が、扉体の幅方向に間隔を存して複数本配置されており、前記中骨の上下端は前記第1フレームの横フレームに溶接されている、扉体、である。
1つの態様では、前記フレーム構造は、少なくとも1本の横材を備えており、
前記横材は、扉体の高さ方向の中途部位に位置して、前記複数本の中骨を貫通した状態で当該中骨に溶接されていると共に、両端が前記第1フレームの縦フレームに溶接されている。
本発明は、扉体のフレーム構造として、第1フレームと当該第1のフレームの外側に溶接した第2フレームとからなる二重フレーム構造を採用することで、いわゆるダブルタイトドアに対応することができる扉体(室内外方向に段差面を形成する前記主面部の周縁及び前記外縁面は、共に、ドア枠に設けた水密・気密部材との被接触面を形成する)を提供することができる。
そして、溝形鋼を溶接して第1フレームを形成することで、当該第1フレームの強度を確保すると共に、角形鋼管からなる中骨を採用したことで、扉体の室外側面部に作用する面圧に対する強度を確保している。
前記フレーム構造は、少なくとも1本の横材を備えており、前記横材は、扉体の高さ方向の中途部位に位置して、前記複数本の中骨を貫通した状態で当該中骨に溶接されていると共に、両端が前記第1フレームの縦フレームに溶接されているものでは、横材によって、扉体の反り、歪みを防止し、矯正することができる。
本実施形態に係るドア装置を室外側から見た正面図である。 本実施形態に係るドア装置を室内側から見た正面図である。 本実施形態に係るドア装置の縦断面図である。 本実施形態に係るドア装置の横断面図である。 本実施形態に係る扉体を室外側から見た正面図である。 本実施形態に係る扉体の異なる縦断面図である。 本実施形態に係る扉体の側面図であり、黒塗り部は溶接箇所を示している。 本実施形態に係る扉体の横断面図である。 本実施形態に係る扉体の上面図であり、黒塗り部は溶接箇所を示している。 従来のドア装置の構成を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るドア装置を室外側から見た正面図、図2は、当該ドア装置を室内側から見た正面図である。図3、図4は、それぞれ、本実施形態に係るドア装置の縦断面図、横断面図である。これら図1〜図4に示すように、ドア装置は、建物開口部を形成するドア枠1と、ドア枠1に回動可能に装着され、当該ドア枠1を開閉する扉体2と、からなる。扉体2は開き戸である。
ドア枠1は、水平状に延びる上枠10と、垂直状に延びる戸先側縦枠11と、垂直状に延びる戸尻側縦枠12と、水平状に延びる下枠13と、から四周枠状に形成されている。ドア枠1の詳細な説明については後述する。
扉体2は、縦長方形状の室外側面部20と、縦長方形状の室内側面部21と、上面部22と、戸先側面部23と、戸尻側面部24と、下面部25と、を備えている。扉体2の室外側面部20及び室内側面部21の戸先側にはハンドル(図示の態様ではグレモンハンドル)2Aが装着されており、扉体2の室外側面部20の戸尻側とドア枠1の戸尻側縦枠12とには扉体2をドア枠1に対して回動可能に取り付けるための丁番2Bが設けてある。扉体2の室内側面部21の上方にはドアクローザ2Cが設けてある。
扉体2の室外側面部20は全体が1つの垂直面を形成しているが、扉体2の室内側面部21の周縁部には段部が形成されている。より具体的には、室内側面部21は、垂直面を形成する縦長方形状の主面部210と、主面部210の四周の周縁の外側の断面視L形状の周縁部と、からなる。図2に示すように、主面部210は、扉体2が閉鎖姿勢にある時に室内側空間に面している。
図6、図8に示すように、外縁部は、主面部210の周縁から室外側に向かって主面部210に対して垂直状に延びる四つの辺、具体的には、上側水平辺211、戸先側縦辺212、戸尻側縦辺213、下側水平辺214と、上側水平辺211の室外側端から上方に向かって延びる上側外縁面215と、戸先側縦辺212の室外側端から側方に向かって延びる戸先側外縁面216と、戸尻側縦辺213の室外側端から側方に向かって延びる戸尻側外縁面217と、下側水平辺214の室外側端から下方に向かって延びる下側外縁面218と、からなる。
扉体2の室内側面部21の主面部210、室内側面部21の外縁面(上側外縁面215、戸先側外縁面216、戸尻側外縁面217、下側外縁面218)は、共に垂直面を形成しているが、外縁面(上側外縁面215、戸先側外縁面216、戸尻側外縁面217、下側外縁面218)は、主面部210に対して室外側に位置している。
室外側面部20の上端と、室内側面部21の上側外縁面215の上端は同じ高さに位置しており、上面部22は、室外側面部20の上端と室内側面部21の上側外縁面215の上端を連結するように水平に延びている。
室外側面部20の戸先側端と、室内側面部21の戸先側外縁面216の戸先側端は同じ垂直面(室外側面部20及び室内側面部21に対する垂直面)内に位置しており、戸先側面部23は、室外側面部20の戸先側端と室内側面部21の戸先側外縁面216の戸先側端を連結するように見込方向に延び、かつ、高さ方向に垂直に延びている。
室外側面部20の戸尻側端と、室内側面部21の戸尻側外縁面217の戸尻側端は同じ垂直面(室外側面部20及び室内側面部21に対する垂直面)内に位置しており、戸尻側面部24は、室外側面部20の戸尻側端と室内側面部21の戸尻側外縁面217の戸尻側端を連結するように見込方向に延び、かつ、高さ方向に垂直に延びている。
室外側面部20の下端と、室内側面部21の下側外縁面218の下端は同じ高さに位置している。図3、図6に示す態様では、下面部25は、逆凹状となっているが、下面部25は、室外側面部20の下端と室内側面部21の下側外縁面218の下端を連結するように水平に延びていてもよい。
図7、図9に示すように、扉体2は、室外側面部20と、室内側面部21の主面部210と、の間の第1見込寸法W1と、室外側面部20と、室内側面部21の外縁面(上側外縁面215、戸先側外縁面216、戸尻側外縁面217、下側外縁面218)と、の間の第2見込寸法W2と、を備えており、第1見込寸法W1は第2見込寸法W2よりも大きい。すなわち、扉体2の厚さは、四周の周縁部において薄くなっており、室内側面部21の周縁部に段部が形成されている。
扉体2の表面、具体的には、室外側面部20、室内側面部21、上面部22、戸先側面部23、戸尻側面部24は、下面部25は、金属製板材(鋼板)を所定形状に折り曲げることで複数枚の金属製表面材を形成し、所定形状を備えた金属製表面材を扉体2のフレーム構造に貼着することで、室外側面部20、室内側面部21、上面部22、戸先側面部23、戸尻側面部24、下面部25、が形成されている。所定形状を備えた金属製表面材同士の隣接部は適宜溶接される。扉体2の表面をどのように分割して複数の金属表面材から形成するかは、当業者において適宜採り得る事項である。
扉体2のフレーム構造は、四周枠状の第1フレーム3と、第1フレーム3の外側に位置する四周枠状の第2フレーム4と、からなる。第1フレーム3は、扉体2の第1見込寸法W1を備えた部分に対応しており、第2フレーム4は、扉体の第2見込寸法W2を備えた部分に対応している。第1フレーム3と第2フレーム4は連結(溶接)されている。
第1フレーム3は、水平状に延びる上フレーム30、垂直状に延びる戸先側縦フレーム31、垂直状に延びる戸尻側縦フレーム32、水平状に延びる下フレーム33を四周枠状に連結することで形成されている。上フレーム30、戸先側縦フレーム31、戸尻側縦フレーム32、下フレーム33は、溝形鋼から形成されており、各フレーム30〜33の端部同士を溶接することで四周枠が形成されている。
溝形鋼は、ウェブとフランジとから断面視コ字状を備えており、ウェブの幅寸法が、室外側面部20と室内側面部21の主面部210との間の厚さ(第1見込寸法W1−室内外の表面材の厚さ)に対応しており、一方のフランジが室外側に位置する垂直面を形成しており、他方のフランジが室内側に位置する垂直面を形成している。各フレーム30〜33を形成する溝形鋼は、それぞれ凹み部を内側に向けて、配置されている。より具体的には、上フレーム30と下フレーム33の凹み部は対向しており、戸先側縦フレーム31と戸尻側縦フレーム32の凹み部は対向している。
上フレーム30は、溝形鋼の凹み部を下方に向けて水平方向に配置してなり、一方のフランジから形成される室外側垂直面300と、他方のフランジから形成される室内側垂直面301と、ウェブから形成される上側の水平面302と、を備えている。
戸先側縦フレーム31は、溝形鋼の凹み部を戸尻側に向けて垂直方向に配置してなり、一方のフランジから形成される室外側垂直面310と、他方のフランジから形成される室内側垂直面311と、ウェブから形成される戸先側の側面312と、を備えている。
戸尻側縦フレーム32は、溝形鋼の凹み部を戸先側に向けて垂直方向に配置してなり、一方のフランジから形成される室外側垂直面320と、他方のフランジから形成される室内側垂直面321と、ウェブから形成される戸尻側の側面322と、を備えている。
下フレーム33は、溝形鋼の凹み部を上方に向けて水平方向に配置してなり、一方のフランジから形成される室外側垂直面330と、他方のフランジから形成される室内側垂直面331と、ウェブから形成される下側の水平面332と、を備えている。
第2フレーム4は、水平状に延びる上フレーム40、垂直状に延びる戸先側縦フレーム41、垂直状に延びる戸尻側縦フレーム42、水平状に延びる下フレーム43を四周枠状に連結することで形成されている。上フレーム40、戸先側縦フレーム41、戸尻側縦フレーム42は、スチール鋼板を折り曲げて形成されており、下フレーム43は、溝形鋼である。各フレーム40〜43の端部同士を溶接することで四周枠が形成されている。後述するように、第2フレーム4は、さらに、横アングル材5、縦アングル材6、補強縦フレーム7、を備えており、上フレーム40と横アングル材5、戸先側縦フレーム41と縦アングル材6、戸尻側縦フレーム42と補強縦フレーム7、とから、扉体2の上方側の表面材、戸先側の表面材、戸尻側の表面材の内面に当接して内側から補強する箱形のフレーム構造が形成されている。
図6に示すように、上フレーム40は、断面視において、室外側垂直辺400と、室内側垂直辺401と、室外側垂直辺400と室内側垂直辺401の上端同士を連結する水平状の上辺402と、室外側垂直辺400の下端から室内側に向かって水平状に延びる下辺403と、を備えている。
上フレーム30の水平面302の幅寸法(見込寸法)は、上フレーム40の上辺402の幅寸法(見込寸法)よりも大きい。上フレーム30と上フレーム40は、上フレーム30の室外側垂直面300と上フレーム40の室外側垂直辺400とを面一として、上フレーム30の水平面302上に上フレーム40の下辺403が当接し溶接されている。下辺403は上辺402に比べて短辺であり、上フレーム30の水平面302には下辺403よりも室内側に位置して、L形鋼からなり、水平方向に延びる横アングル材5が設けてある。横アングル材5は水平状の第1辺50と、垂直状の第2辺51と、からなり、第1辺50は、上フレーム30の水平面302に当接し溶接されており、第2辺51は、上フレーム40の室内側垂直辺401に当接し溶接されている。1つの態様では、横アングル材5は上フレーム40と同じ長さを備えており、横アングル材5の端部は、それぞれ上フレーム40の戸先側端、戸尻側端にまで達している。
扉体2の室外側面部20の上方部位は、上フレーム30の室外側垂直面300と上フレーム40の室外側垂直辺400に当接し貼着されている。扉体2の上面部22は、上フレーム40の上辺402に当接し貼着されている。扉体2の上側外縁面215は、上フレーム40の室内側垂直辺401に当接し貼着されている。扉体2の上側水平辺211は、上フレーム30の水平面302の室内側部位に当接し貼着されている。室内側面部21の主面部210の上方部位は、上フレーム30の室内側垂直面301に当接し貼着されている。
図8に示すように、垂直方向に延びる戸先側縦フレーム41は、断面視において、見付方向に延びる室外側垂直辺410と、見付方向に延びる室内側垂直辺411と、室外側垂直辺410と室内側垂直辺411の戸先側端同士を連結するように見込方向に延びる外側辺412と、室外側垂直辺410の内側端から室内側に向かって見込方向に延びる内側辺413と、を備えている。
戸先側縦フレーム31の側面312の見込寸法は、戸先側縦フレーム41の外側辺412の見込寸法よりも大きい。戸先側縦フレーム31と戸先側縦フレーム41は、戸先側縦フレーム31の室外側垂直面310と戸先側縦フレーム41の室外側垂直辺410とを面一として、戸先側縦フレーム31の側面312に戸先側縦フレーム41の内側辺413が当接し溶接されている。内側辺413は外側辺412に比べて短辺であり、戸先側縦フレーム31の側面312には、内側辺413よりも室内側に位置して、L形鋼からなり、垂直方向に延びる縦アングル材6が設けてある。縦アングル材6は見込方向に延びる第1辺60と、見付方向に延びる第2辺61と、からなり、第1辺60は、戸先側縦フレーム31の側面312に当接し溶接されており、第2辺61は、戸先側縦フレーム41の室内側垂直辺411に当接し溶接されている。1つの態様では、縦アングル材6の端部は、それぞれ上フレーム30、下フレーム33に溶接されているが、縦アングル材6の端部は、それぞれ上フレーム30、下フレーム33にまで達していなくてもよい。
扉体2の室外側面部20の戸先側部位は、戸先側縦フレーム31の室外側垂直面310と戸先側縦フレーム41の室外側垂直辺410に当接し貼着されている。扉体2の戸先側面部23は、戸先側縦フレーム41の外側辺412に当接し貼着されている。扉体2の戸先側外縁面216は、戸先側縦フレーム41の室内側垂直辺411に当接し貼着されている。扉体2の戸先側縦辺212は、戸先側縦フレーム31の側面312の室内側部位に当接し貼着されている。室内側面部21の主面部210の戸先側部位は、戸先側縦フレーム31の室内側垂直面311に当接し貼着されている。
図8に示すように、垂直方向に延びる戸尻側縦フレーム42は、断面視において、見込方向に延びる外側辺420と、外側辺420の室内側端から室外側面部20及び室内側面部21に平行に見付方向に延びる第1室内側垂直辺421と、第1室内側垂直辺421から室内側に見込方向に延びる中間側辺422と、中間側辺422の室内側端から室外側面部20及び室内側面部21に平行に見付方向に延びる第2室内側垂直辺423と、第2室内側垂直辺423から室外側に向かって見込方向に延びる内側辺424と、を備えている。戸尻側縦フレーム42の内側辺424は、戸尻側縦フレーム32の側面322の室内側部位に当接し溶接されている。
戸尻側縦フレーム32の戸尻側かつ戸尻側縦フレーム42の室外側に位置して、補強縦フレーム7が配置されている。補強縦フレーム7は、溝形鋼を凹状に垂直方向に配置してなり、一方のフランジから形成される内側垂直面70と、他方のフランジから形成される外側垂直面71と、ウェブから形成される室外側垂直面72と、を備えている。補強縦フレーム7は、丁番2Bの取付用の補強ライナーとして機能する。1つの態様では、補強縦フレーム7の上下端は、上フレーム30、下フレーム33にまで達しており、補強縦フレーム7の上下端は、上フレーム30、下フレーム33にそれぞれ溶接されている。
補強縦フレーム7は、当該補強縦フレーム7の室外側垂直面72と、戸尻側縦フレーム32の室外側垂直面320と、を面一として、内側垂直面70を戸尻側縦フレーム32の側面322の室外側部位に当接し溶接されている。補強縦フレーム7の外側垂直面71は、戸尻側縦フレーム42の外側辺420に当接し溶接されている。
扉体2の室外側面部20の戸尻側部位は、戸尻側縦フレーム32の室外側垂直面320と補強縦フレーム7の室外側垂直面72に当接し貼着されている。扉体2の戸尻側面部24は、戸尻側縦フレーム42の外側辺420に当接し貼着されている。扉体2の戸尻側外縁面217は、戸尻側縦フレーム42の第1室内側垂直辺421に当接し貼着されている。扉体2の戸尻側縦辺213は、戸尻側縦フレーム42の中間側辺422に当接し貼着されている。室内側面部21の主面部210の戸尻側部位は、戸尻側縦フレーム42の第2室内側垂直辺423及び戸尻側縦フレーム32の室内側垂直面321に当接し貼着されている。
図6に示すように、下フレーム43は、ウェブとフランジとから断面視コ字状を備えた溝形鋼からなり、ウェブの幅寸法が、室外側面部20と室内側面部21の下側外縁面218との間の厚さ(第2見込寸法W2−室内外の表面材の厚さ)に対応しており、下フレーム43は、溝形鋼を逆凹状に水平方向に配置してなり、一方のフランジから形成される室外側垂直面430と、他方のフランジから形成される室内側垂直面431と、ウェブから形成される上側の水平面432と、を備えている。下フレーム33の室外側垂直面330と、下フレーム43の室外側垂直面430を面一にして、下フレーム33の水平面332に下フレーム43の水平面432を当接し溶接してなる。下フレーム43の水平面432の幅寸法(見込寸法)は下フレーム33の水平面332の幅寸法(見込寸法)よりも小さく、室外側が段部状となっている。
扉体2の室外側面部20の下方部位は、下フレーム33の室外側垂直面330と下フレーム43の室外側垂直面430に当接し貼着されている。扉体2の下側外縁面218は、下フレーム43の室内側垂直面431に当接し貼着されている。扉体2の下側水平辺214は、下フレーム33の水平面332の室内側部位に当接し貼着されている。室内側面部21の主面部210の下方部位は、下フレーム33の室内側垂直面331に当接し貼着されている。
図4、図5、図8に示すように、扉体2の室外側面部20と、室内側面部21の主面部210との間には、扉体2の高さ方向に垂直に延びる中骨8が設けてある。中骨8は、扉体2の幅方向(見付方向)に間隔を存して複数本配置されている。
中骨8は、断面視方形状の角形鋼管からなり、見付方向に延びる室外側垂直面80と、見付方向に延びる室内側垂直面81と、見込方向に延びる左右の側面82、83と、を備えている。中骨8の見込寸法は、第1フレーム3の見込寸法と同じであり、室外側垂直面80が室外側面部20の内面に当接し溶接され、室内側垂直面81が室内側面部21の主面210の内面に当接し溶接される。中骨8の上端は上フレーム30に溶接されており、下端は下フレーム33に溶接されている。
扉体2の高さ方向の略中間部位には、平面視において扉体2の見込方向(厚さ方向)の中央に位置して、扉体2の幅方向に水平に延びる丸パイプ状の横材9が設けてある。各中骨8の所定の高さ位置には、横材9を挿通させる挿通孔が形成されており、横材9は各中骨8の挿通孔を貫通すると共に、戸先側端部が戸先側縦フレーム31の側面312に当接し溶接され、戸尻側端部が戸尻側縦フレーム32の側面322に当接し溶接される。横材9を扉体2の中心に横通しで配置することで、扉体2の反り、歪みを防止すると共に、矯正する。横材9と中骨8の挿通孔の周縁部も溶接されている。複数の横材9は、高さ方向に間隔を存して配置してもよい。
図3に示すように、上枠10は、室外側面部100と、室内側面部101と、全閉姿勢にある扉体2の上面部22に近接対向するように、開口幅方向に水平状に延びる水平面102と、水平面102の室内側端部の下側に形成され、全閉姿勢にある扉体2の上側外縁面215に対向するように、開口幅方向に水平状に延びる第1溝部103と、第1溝部103の室内側かつ下側に形成され、全閉姿勢にある扉体2の室内側面部21の主面210の上方部位に対向するように、開口幅方向に水平状に延びる第2溝部104と、を備えている。
図4に示すように、戸先側縦枠11は、室外側面部110と、室内側面部111と、全閉姿勢にある扉体2の戸先側面部23に近接対向するように、開口高方向に垂直状に延びる垂直面112と、垂直面112の室内側端部の内側に形成され、全閉姿勢にある扉体2の戸先側外縁面216に対向するように、開口高方向に垂直状に延びる第1溝部113と、第1溝部113の室内側かつ内側に形成され、全閉姿勢にある扉体2の室内側面部21の主面210の戸先側部位に対向するように、開口高方向に垂直状に延びる第2溝部114と、を備えている。
図4に示すように、戸尻側縦枠12は、室外側面部120と、室内側面部121と、全閉姿勢にある扉体2の戸尻側面部24に近接対向するように、開口高方向に垂直状に延びる垂直面122と、垂直面122の室内側端部の内側に形成され、全閉姿勢にある扉体2の戸尻側外縁面217に対向するように、開口高方向に垂直状に延びる第1溝部123と、第1溝部123の室内側かつ内側に形成され、全閉姿勢にある扉体2の室内側面部21の主面210の戸尻側部位に対向するように、開口高方向に垂直状に延びる第2溝部124と、を備えている。
図3に示すように、下枠13は、室外側面部130と、室内側面部131と、全閉姿勢にある扉体2の下面部25に近接対向するように、開口幅方向に延びる傾斜面132と、傾斜面132の室内側端部の上側に形成され、全閉姿勢にある扉体2の下側外縁面218に対向するように、開口幅方向に水平状に延びる第1溝部133と、第1溝部133の室内側かつ上側に形成され、全閉姿勢にある扉体2の室内側面部21の主面210の下方部位に対向するように、開口幅方向に水平状に延びる第2溝部134と、を備えている。
ドア枠1の第1溝部103、113、123、133は室外側に向かって開口する四周状の溝部を形成し、第1溝部103、113、123、133には第1気密・水密材S1が四周状に設けられる。ドア枠1の第2溝部104、114、124、134は室外側に向かって開口する四周状の溝部を形成し、第2溝部104、114、124、134には第2気密・水密材S2が設けられる。本実施形態に係る扉装置は、いわゆるダブルタイトドアである。
扉体2の閉鎖姿勢時には、扉体2の室内側面部21の外縁面(上側外縁面215、戸先側外縁面216、戸尻側外縁面217、下側外縁面218)が第1気密・水密材S1に圧接した状態となり、扉体2の室内側面部21の主面210の周縁(上側縁、戸先側縁、戸尻側縁、下側縁)が第2気密・水密材S2に圧接した状態となる。
このように、室内外方向(見込方向)に段差面を形成する主面部210の周縁(上側縁、戸先側縁、戸尻側縁、下側縁)、及び、外縁面(上側外縁面215、戸先側外縁面216、戸尻側外縁面217、下側外縁面218)は、それぞれ、ドア枠1に設けた第1、第2気密・水密部材S1、S2との被接触面を形成する。
主面部210の上側縁は、第1フレーム3の上フレーム30の室内側垂直面301に支持されており、戸先側縁は、第1フレーム3の戸先側縦フレーム31の室内側垂直面311に支持されており、戸尻側縁は、第2フレーム4の戸尻側縦フレーム42の第2室内側垂直辺423に支持されており、下側縁は、第1フレーム3の下フレーム33の室内側垂直面331に支持されており、第1気密・水密材S1を介して作用する押圧力に対抗するようになっている。
室内側面部21の上側外縁面215は、第2フレーム4の上フレーム40の室内側垂直辺401及び横アングル材5の第2辺51に支持されており、戸先側外縁面216は、第2フレーム4の戸先側縦フレーム41の室内側垂直辺411及び縦アングル材6の第2辺61に支持されており、戸尻側外縁面217は、第2フレーム4の戸尻側縦フレーム42の第1室内側垂直辺421に支持されており、下側外縁面218は、第2フレーム4の下フレーム43の室内側垂直面431に支持されており、第2気密・水密材S2を介して作用する押圧力に対抗するようになっている。
2 扉体
20 室外側面部
21 室内側面部
210 主面部
215 上側外縁面
216 戸先側外縁面
217 戸尻側外縁面
218 下側外縁面
3 第1フレーム
30 上フレーム
31 戸先側縦フレーム
32 戸尻側縦フレーム
33 下フレーム
4 第2フレーム
40 上フレーム
41 戸先側縦フレーム
42 戸尻側縦フレーム
43 下フレーム
8 中骨
9 横材

Claims (2)

  1. フレーム構造と、当該フレーム構造に装着した表面材と、からなる扉体において、
    前記扉体の室外側面部及び室内側面部は前記表面材によって形成されており、
    前記扉体の前記室内側面部は、扉体が閉鎖姿勢にある時に室内側空間に面する主面部と、前記主面部の外縁に位置する外縁面と、を備え、
    前記室外側面部と前記主面部間の厚さは、前記室外側面部と前記外縁面間の厚さよりも大きく、前記外縁面は前記主面部に対して室外側に位置しており、
    前記フレーム構造は、
    溝形鋼からなる横フレーム、縦フレームを四周状に溶接して形成してなる四周状の第1フレームと、
    前記四周状の第1フレームの外側に溶接された四周状の第2フレームと、
    扉体の幅方向に間隔を存して配置した角形鋼管から形成されており、上下端が前記第1フレームの前記横フレームに溶接された複数本の中骨と、
    からなり、
    前記第1フレームは、前記室外側面部と前記主面部間に位置して、前記室外側面部の内面及び前記主面部の内面に当接しており、
    前記第2フレームは、前記第1フレームの外側に位置して、前記室外側面部の内面及び前記外縁面の内面に当接しており、
    前記中骨は、前記室外側面部と前記主面部間に位置して、前記室外側面部の内面及び前記主面部の内面に当接している、
    扉体。
  2. 前記フレーム構造は、少なくとも1本の横材を備えており、
    前記横材は、扉体の高さ方向の中途部位に位置して、前記複数本の中骨を貫通した状態で当該中骨に溶接されていると共に、両端が前記第1フレームの縦フレームに溶接されている、請求項1に記載の扉体。
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