JP6049039B2 - めっき製品用位置決め補助具及びこれを用いた取付方法 - Google Patents

めっき製品用位置決め補助具及びこれを用いた取付方法 Download PDF

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本発明は、めっき製品を自動車、電化製品、壁面などに見栄え良く取り付ける技術に係り、特に複数のめっき製品を適正な状態で同時に取り付ける際に用いるめっき製品用位置決め補助具及びこれを用いた取付方法に関する。
エンブレム、銘板などのめっき製品を自動車、電化製品、壁面などに取り付けるときは、接着剤又は両面テープなどを用いて貼り付けている。1個のめっき製品を貼り付ける際には気にならないが、2個以上のめっき製品については、隣接するめっき製品の間隔が区々であったり、個々のめっき製品が微妙に傾いて貼り付けられていると、めっき製品全体の見栄えが悪くなることがあった。
例えば、図10に示すように、「A」、「B」、「C」、「D」の形態を有するめっき製品Wを横に並べて貼り付けた状態で説明すると、図10(a)のように適正な位置状態で貼り付けられた場合は見栄えが良い。しかし、何ら補助具を用いないで貼り付けると、図10(b)のように個々のめっき製品Wの傾きが異なる状態になり見栄えが悪くなる。また、図10(c)のように複数のめっき製品Wを定規等の板Sに並べて貼り付けても、等間隔にない状態で貼り付けることがあり、見栄えが悪くなることが多い。このようなときに貼り直しできれば問題ないが、貼り直しが困難な場合が多い。
めっき製品などを自動車、電化製品、壁面などの被取付面に見栄え良く取り付ける技術について、例えば特許文献1の特開平6−75523号公報「点字銘板」に、取付部の表面形状に対応した面形状とし、かつ複数の保持部を設けた基板と、この基板の表面から一部が突出するように所望の前記保持部に装着した点字構成体とから構成した点字銘板が提案されている。
特開平6−75523号公報
特許文献1の「点字銘板」は、1個の製品(めっき製品)を被取付部(面)に見栄え良く取り付けるものであり、エンブレム、銘板などの複数のめっき製品を自動車、電化製品、壁面などに同時に接着剤又は両面テープを用いて接着して貼り付けるものには利用できなかった。
また、図10(c)に示したように、エンブレム、銘板などの複数のめっき製品Wを定規等の板Sに並べて貼り付けても、並べることはできるが、これに接着剤又は両面テープを用いて接着して貼り付ける際にその位置間隔がずれやすく、その作業に長時間を要し、かつ煩雑になりやすいという問題を有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、複数のめっき製品について補助具を用いて被取付面に取り付けることで、複数のめっき製品を適正な位置に同時に見栄え良く取り付けることができるめっき製品用位置決め補助具及びこれを用いた取付方法を提供することにある。
本発明の位置決め補助具は、複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に取り付けるときに用いるめっき製品用位置決め補助具(1)であって、
前記被取付面(B)に取り付けられる各めっき製品(W)を保持するための位置決め本体(2)と、
前記位置決め本体(2)において、各めっき製品(W)の相対的な位置関係を決めるように複数個所に形成され、かつ形状の異なる各めっき製品(W)を一時的に保持し得るように相応する形状を有する保持用凹部(3)と、
前記保持用凹部(3)において、めっき製品(W)の差し込み方向に形成された、該めっき製品(W)を外れやすくする複数の突条部(6)と、から成り、
複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に同時に取り付ける際、前記保持用凹部(3)内に各めっき製品(W)の表面側を差し込み、各めっき製品(W)の裏面側に接着剤又は両面テープ等の接着材(5)を貼り付け、該位置決め本体(2)の周縁(4)を用いて該位置決め本体(2)と被取付面(B)との相対的な位置関係を決め、該位置決め本体(2)を被取付面(B)に押し当て複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に同時に取り付け得るように構成した、ことを特徴とする。
前記位置決め本体(2)は、その周縁(4)の少なくとも一部が該位置決め本体(2)の前記被取付面(B)に対する押し当て位置を位置決めできるような形状に形成されている透明な板状部材である。
前記位置決め本体(2)は 、その周縁(4)の少なくとも一部に立ち上がる位置決め片(32)が形成されたものである。
前記保持用凹部(3)に、めっき製品(W)を押し出す押出穴(22)が開けられたものでもよい。
前記位置決め本体(2)は、前記保持用凹部(3)からめっき製品(W)を外す際に折り曲げるための折れ線(43)が形成されたものでもよい。
本発明の取付方法は、複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に取り付ける際に、位置決め補助具(1,21,31,41)を用いて該めっき製品(W)を被取付面(B)に同時に位置決めして取り付けるめっき製品用位置決め補助具(1,21,31,41)を用いた取付方法であって、
先ず、前記位置決め補助具(1,21,31,41)に形成された、その相対的な位置が決められた複数の保持用凹部(3)それぞれに相当するめっき製品(W)を、該保持用凹部(3)に該めっき製品(W)の差し込み方向に形成された複数の突条部(6)の間に、その表面側から差し込み、
前記位置決め補助具(1,21,31,41)に各めっき製品(W)を差し込んだ状態で、各めっき製品(W)の裏面に接着剤又は両面テープ等の接着材(5)を貼り付け、
前記位置決め本体(2)の周縁(4)を用いて、被取付面(B)に対する該位置決め本体(2)の押し当て位置を決め、
前記位置決め本体(2)を被取付面(B)に押し当て、複数のめっき製品(W)を該被取付面(B)に同時に取り付ける、ことを特徴とする。
上記構成のめっき製品用位置決め補助具(1)では、位置決め本体(2)に各めっき製品(W)の相対的な位置関係になるように各めっき製品(W)を一時的に保持する保持用凹部(3)が複数形成されているので、この位置決め本体(2)の周縁(4)を用いて、自動車の車体、壁面、建材等の被取付面(B)との相対的な位置関係を決めることができる。この位置決め本体(2)を被取付面(B)に押し当てることで、複数のめっき製品(W)を適正な位置に同時に取り付けることができる。しかも、複数のめっき製品(W)を見栄え良く取り付けることができる。
特に、このめっき製品用位置決め補助具(1)の保持用凹部(3)に、突条部(6)めっき製品(W)の差し込み方向に複数形成されていで、この保持用凹部(3)に一時的に差し込んだめっき製品(W)は外れやすくなる複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に容易に取り付けることができる。
周縁(4)が四角形状になる透明な板状部材の位置決め本体(2)では、保持用凹部(3)に一時的に保持しているめっき製品(W)の状態を確認しやすく、保持用凹部(3)にめっき製品(W)が的確に差し込まれているかどうか、また被取付面(B)に確実に取り付けられたかどうかを容易に視認することができ、作業効率が良くなる。
周縁(4)に立ち上がる位置決め片(32)が形成された位置決め本体(2)では 、被取付面(B)において、この位置決め本体(2)を周囲のものとの相対的な位置決めに利用するときに容易に作業できる。
保持用凹部(3)にめっき製品(W)を押し出す押出穴(22)を開けたものでは、この押出穴(22)に指その他の部材を用いることで、位置決め補助具(21)から各めっき製品Wを容易に外すことができる。
位置決め本体(42)に折れ線(43)が形成されたものでは、位置決め本体(42)の両端部分で折り曲げると保持用凹部(3)の開口からめっき製品(W)が大きく突出して、この保持用凹部(3)から外れやすくなる。
上記構成の方法では、各保持用凹部(3)が複数形成された位置決め補助具(1,21,31,41)を用いることにより、複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に同時に取り付ける作業を迅速かつ容易に実施することができる。特に、めっき製品用位置決め補助具(1,21,31,41)の保持用凹部(3)に、突条部(6)が複数形成されているので、この保持用凹部(3)に一時的に差し込んだめっき製品(W)は外れやすくなる。複数のめっき製品(W)を同時にかつ相対的な位置関係を正確に実施することができる。めっき製品(W)同士の間隔の調節、個々のめっき製品(W)の傾斜状態の調節などの手間が省略でき、迅速な取付作業が可能になる。
本発明のめっき製品用位置決め補助具を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 保持用凹部とめっき製品を示す図1(a)のA−A線拡大断面図である。 めっき製品用位置決め補助具の底面図である。 保持用凹部にめっき製品を差し込む状態を示す正面図である。 位置決め補助具を用いて複数のめっき製品を被取付面に取り付ける工程を示す説明正面図であり、(a)はめっき製品を保持用凹部に差込む前の状態、(b)はめっき製品を保持用凹部に差込む状態、(c)は差込まれためっき製品に両面テープを貼り付けた状態、(d)は位置決め補助具を被取付面に押し当てている状態、(e)は位置決め補助具をめっき製品から外して被取付面にめっき製品の取付が完了した状態である。 本発明のめっき製品用位置決め補助具を用いて取り付けためっき製品の一例を示す平面図である。 変形例1の位置決め補助具を示すものであり、(a)は平面図、(b)はB−B線断面図である。 変形例2の位置決め補助具を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 変形例3の位置決め補助具を示すものであり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 「A」、「B」、「C」、「D」の形態を有するめっき製品を横に並べて貼り付けた状態を示し、(a)は適正な状態で貼り付けられた見栄えが良い場合、(b)はめっき製品個々の傾きが異なる状態で見栄えが悪い場合、(c)は各めっき製品が等間隔にない状態で見栄えが悪い場合である。
本発明は、複数のめっき製品を、自動車の車体、壁面、建材等の面(被取付面)に取り付けるときに用いる補助具であり、複数のめっき製品をその正確な配置状態でこの被取付面に取り付けることができるめっき製品用位置決め補助具である。
<位置決め補助具1の全体構成>
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明のめっき製品用位置決め補助具を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。図2は保持用凹部とめっき製品を示す図1(a)のA−A線拡大断面図である。図3はめっき製品用位置決め補助具の底面図である。図4は保持用凹部にめっき製品を差し込む状態を示す正面図である。
実施例1のめっき製品用位置決め補助具1は、略長方形状の位置決め本体2に、保持用凹部3を複数個所に形成したものである。本発明のめっき製品用位置決め補助具1は、複数のめっき製品Wを一時的に保持し、これらをその正確な配置状態で自動車の車体、壁面、建材等の被取付面Bに取り付けるときに用いる。この図示例では、3個のめっき製品Wを同時に取り付けるときに用いる位置決め補助具1を示している。
<位置決め本体2の構成>
実施例1のめっき製品用位置決め補助具1は、位置決め本体2に被取付面Bに取り付けられる各めっき製品Wの相対的な位置を維持しつつ複数のめっき製品Wを保持する保持用凹部3が形成したものである。ここで「相対的な位置」を維持しつつとは、例えば隣接する複数のめっき製品Wの中心位置が等間隔に配置されている状態、個々のめっき製品Wが所定の傾斜角度に配置されている状態などをいう。即ち、複数のめっき製品Wが見栄えが良い状態で被取付面B(図5(d)参照)に取り付けられる状態をいう。
この位置決め本体2は、例えば四角形状になる透明なプラスチック素材からなる部材が好ましい。このように透明なプラスチック素材からなる板状部材では、保持用凹部3に一時的に保持しているめっき製品Wの状態を確認しやすい。なお、透明なプラスチック素材に限定されない。不透明なプラスチック素材からなる部材でも位置決め補助具として十分機能する。この位置決め本体2は平坦な被取付面Bに、複数のめっき製品Wを取り付けるときは、平坦な板材で良い。被取付面Bが湾曲しており、複数のめっき製品Wをその湾曲した場所を跨ぐように取り付けるときは、湾曲した板材を用いる。更に被取付面Bが曲折しており、複数のめっき製品Wを曲折している場所を跨るように取り付けるときは、その曲折している角度に応じて断面が略ヘ字形状に曲折した板材を用いる。
また、四角形状の位置決め本体2は一例であって、この形状に限定されない。この位置決め補助具1で保持するめっき製品Wの個数、形状に合わせる。例えば、複数の文字を横並びに取り付けるときは、位置決め本体2は横に長い形状になる。あるいは、複数の文字を縦並びに取り付けるときは、位置決め本体2は縦に長い形状になる。更に、めっき製品Wを円形状に取り付けるときは、円形でもよいが例えば正八角形状の位置決め本体2が好ましい。本発明の位置決め補助具1は、被取付面Bにおいて他の部品、部位とを用いて、縦方向、横方向を相対的に決定するものである。そこで、この他の部品、部位との位置関係を決めやすいように、位置決め本体2の周縁4には平面視直線状態が形成されているものが好ましい。
<位置決め本体2の材質>
位置決め本体2は、これに形成された保持用凹部3に合わせてめっき製品Wの配置が決まる。そこで、位置決め本体2の材質の強度は、このめっき製品Wを一時的に保持できる程度の剛性を有すれば十分である。例えば、位置決め本体2を薄く形成したもの、または軟質の合成樹脂材を用いることが可能である。
<保持用凹部3の構成>
この位置決め本体2には、各めっき製品Wが相対的な位置関係になるように、各めっき製品Wを一時的に保持する保持用凹部3が複数個所に形成されている。各保持用凹部3は保持するめっき製品Wの形状に合わせた形状に形成する。図示例では、下側にv字形状の1個のめっき製品Wを一時的に保持するため、この形状に合わせた保持用凹部3が形成され、その上側にこのv字の傾斜角度に合わせた略長方形状の2個のめっき製品Wを一時的に保持するために、この形状に合わせた保持用凹部3がそれぞれ形成されている。位置決め本体2において、これらの保持用凹部3の配置状態、即ち相対的な位置関係が重要であり、これがそのまま被取付面Bに取り付けられる各めっき製品Wの相対的な位置を決定する重要な配置である。
この図示例の保持用凹部3の形状は一例であって、このv字形状と略長方形状の組み合わせに限定されないことは勿論である。また、保持用凹部3がこの3か所に限定されないことも勿論である。
四角形状の位置決め本体2には複数の保持用凹部3が形成されている。この保持用凹部3は、図2の拡大断面図に示すように、文字通り凹部を有するが、この凹部にめっき製品Wを一時的に保持するように、めっき製品Wの表面側を差し込むため、保持用凹部3の深さ(t1)はめっき製品Wの厚み(t2)より短くすることが好ましい(t1<t2)。図4に示すように、このめっき製品Wの裏面側が、保持用凹部3の開口から突出するようにして、その後の接着材5(図5(c)参照)となる接着剤の塗布又は両面テープの貼り付け作業を容易にするためである。
<保持用凹部3の突条部6の構成>
図示するように保持用凹部3の複数個所には、めっき製品Wを外れやすくする突条部6が形成されている。この突条部6は、めっき製品Wの差し込み方向に形成されている。図示例では紙面上で上下方向にめっき製品Wを保持用凹部3に差し込みやすく、かつ外しやすくするためである。保持用凹部3の内壁面と隙間なくめっき製品Wの表面が密着すると、この位置決め補助具1から外れにくくなるために、作業効率の低下になるおそれがある。逆に、保持用凹部3の内壁面とめっき製品Wの表面との間との隙間が大きいと、この保持用凹部3からめっき製品Wが外れやすくなり、複数のめっき製品Wを保持できなくなるおそれがある。なお、1か所の保持用凹部3に4か所又は8か所の突条部6を形成した例を示しているがこの数に限定されないことは勿論である。
<取付方法の構成>
図5は位置決め補助具を用いて複数のめっき製品を被取付面に取り付ける工程を示す説明正面図であり、(a)はめっき製品を保持用凹部に差込む前の状態、(b)はめっき製品を保持用凹部に差込む状態、(c)は差込まれためっき製品に両面テープを貼り付けた状態、(d)は位置決め補助具を被取付面に押し当てている状態、(e)は位置決め補助具をめっき製品から外して被取付面にめっき製品の取付が完了した状態である。図6は本発明のめっき製品用位置決め補助具を用いて取り付けためっき製品の一例を示す平面図である。
上記構成の位置決め補助具1を用いて、複数のめっき製品Wを被取付面Bに取り付ける方法について説明する。先ず、図5(a)、(b)に示すように、位置決め補助具1の各保持用凹部3にめっき製品Wをその表面側から差し込む。このとき、めっき製品Wの裏面側は、保持用凹部3の開口から一部突出した状態が好ましい。
次に、図5(c)に示すように、位置決め補助具1に各めっき製品Wを差し込んだ状態で、各めっき製品Wの裏面に両面テープ(接着材5)を貼り付ける。この両面テープを用いるときは、めっき製品Wの裏面が保持用凹部3の開口から一部突出した状態にあるため余分な両面テープは容易に切り取ることができ美麗な状態を保つことができる。また、この両面テープに代えて接着剤を塗布してもよい。めっき製品Wの裏面が一部突出した状態にあるために、接着剤(接着材5)がめっき製品Wの裏面から食み出しても、保持用凹部3の開口に付着することがないので、めっき製品Wが汚損することはない。
このようにめっき製品Wの裏面に両面テープ(接着材5)を貼り付けた状態で、図5(d)に示すように、位置決め本体2を被取付面Bに押し当てる。このとき、位置決め本体2の周縁4を用いて、被取付面Bのどの位置にめっき製品Wを保持した位置決め補助具1を押し当てるかを決める。なお、複数のめっき製品W同士の位置関係は、保持用凹部3により正確な位置関係を保持して配置されており、そのままの配置状態で被取付面Bに取り付けられる。
最後に、図5(e)に示すように、位置決め補助具1をめっき製品Wから外し、必要に応じて各めっき製品Wを押して被取付面Bとの密着力を高める。このときめっき製品用位置決め補助具1の保持用凹部3に、突条部6をめっき製品Wの差し込み方向に複数形成することで、この保持用凹部3に一時的に差し込んだめっき製品Wは外れやすくなっており、図6に示すように複数のめっき製品Wを被取付面Bに容易に取り付けることができる。
これで、複数のめっき製品Wを被取付面Bに同時に取り付けることができる。位置決め本体2に形成された複数の保持用凹部3に多数のめっき製品Wを一時的に保持して、被取付面Bに適切な位置に一度で取り付けることができ、複数のめっき製品Wを見栄え良く取り付けることができる。
<変形例1の位置決め補助具の構成>
図7は変形例1の位置決め補助具を示すものであり、(a)は平面図、(b)はB−B線断面図である。
この変形例1の位置決め補助具21は、保持用凹部3にめっき製品Wを押し出す押出穴22を開けたものである。位置決め補助具21の各保持用凹部3にめっき製品Wをその表面側から差し込み、更に各めっき製品Wの裏面に両面テープ(接着材5)を貼り付ける。このときに、保持用凹部3内にめっき製品Wが深く差し込まれた状態になることがある。この状態で、めっき製品Wの裏面の接着材5の接着力が弱いと、位置決め補助具21から各めっき製品Wが外れないことがある。そこで、この変形例1の位置決め補助具21では、保持用凹部3に押出穴22を開けた。この押出穴22に指その他の部材を用いることで容易に位置決め補助具21から各めっき製品Wを外すことができる。
<変形例2の位置決め補助具の構成>
図8は変形例2の位置決め補助具を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
この変形例2の位置決め補助具31は、位置決め本体2の周縁4に立ち上がる位置決め片32が形成されたものである。周縁4に立ち上がる位置決め片32が形成された位置決め本体2では、被取付面Bにおいて、この位置決め本体2を周囲のものとの相対的な位置決めに利用でき、その作業を容易に進めることができる。更に、平坦な位置決め本体2に形成されていると、この位置決め片32を摘むこともでき容易に取り扱うことができる。
<変形例3の位置決め補助具の構成>
図9は変形例3の位置決め補助具を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
この変形例3の位置決め補助具41は、位置決め本体42に折れ線43が形成されたものである。折れ線43は保持用凹部3の中間にも形成され、図9(b)の正面図に示すように、位置決め本体42の両端部分で折り曲げると、この折れ線43が契機となり、保持用凹部3も変形する。このとき保持用凹部3の開口からめっき製品Wが大きく突出して、この保持用凹部3から外れやすくなる。そこで、複数のめっき製品Wを被取付面Bに取り付けやすくなる。この位置決め本体42の材質がフレキシブルものであれば、この位置決め補助具41を再利用することができる。
なお、再利用を前提としないものであれば、折れ線43に代えて切断線(図示していない)を形成することも可能である。この切断線のときは位置決め本体42の両端部分で折り曲げるとこの切断線で位置決め本体42が切断され、保持用凹部3の開口からめっき製品Wが大きく突出して、この保持用凹部3から外れやすくなる。
なお、本発明は、複数のめっき製品Wについて位置決め補助具1,21,31,41を用いて被取付面Bに取り付けることで、複数のめっき製品Wを適正な位置に同時に見栄え良く取り付けることができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明のめっき製品用位置決め補助具及びこれを用いた取付方法は、複数の物品を正確に所定間隔で配置して被取付部(面)に取り付ける際に使用するものであれば、めっき製品以外の様々なものに利用することができる。
1,21,31,41 位置決め補助具
2 位置決め本体
3 保持用凹部
4 位置決め本体の周縁
5 接着材(接着剤又は両面テープ)
6 突条部
22 押出穴
32 位置決め片
43 折れ線
W めっき製品
B 被取付面

Claims (6)

  1. 複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に取り付けるときに用いるめっき製品用位置決め補助具(1)であって、
    前記被取付面(B)に取り付けられる各めっき製品(W)を保持するための位置決め本体(2)と、
    前記位置決め本体(2)において、各めっき製品(W)の相対的な位置関係を決めるように複数個所に形成され、かつ形状の異なる各めっき製品(W)を一時的に保持し得るように相応する形状を有する保持用凹部(3)と、
    前記保持用凹部(3)において、めっき製品(W)の差し込み方向に形成された、該めっき製品(W)を外れやすくする複数の突条部(6)と、から成り、
    複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に同時に取り付ける際、前記保持用凹部(3)内に各めっき製品(W)の表面側を差し込み、各めっき製品(W)の裏面側に接着剤又は両面テープ等の接着材(5)を貼り付け、該位置決め本体(2)の周縁(4)を用いて該位置決め本体(2)と被取付面(B)との相対的な位置関係を決め、該位置決め本体(2)を被取付面(B)に押し当て複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に同時に取り付け得るように構成した、ことを特徴とするめっき製品用位置決め補助具。
  2. 前記位置決め本体(2)は、その周縁(4)の少なくとも一部が該位置決め本体(2)の前記被取付面(B)に対する押し当て位置を位置決めできるような形状に形成されている透明な板状部材である、ことを特徴とする請求項のめっき製品用位置決め補助具。
  3. 前記位置決め本体(2)は 、その周縁(4)の少なくとも一部に立ち上がる位置決め片(32)が形成されたものである、ことを特徴とする請求項1又は2のめっき製品用位置決め補助具。
  4. 前記保持用凹部(3)に、めっき製品(W)を押し出す押出穴(22)が開けられた、ことを特徴とする請求項1、2又は3のめっき製品用位置決め補助具。
  5. 前記位置決め本体(2)は、前記保持用凹部(3)からめっき製品(W)を外す際に折り曲げるための折れ線(43)が形成されたものである、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4のめっき製品用位置決め補助具。
  6. 複数のめっき製品(W)を被取付面(B)に取り付ける際に、位置決め補助具(1,21,31,41)を用いて該めっき製品(W)を被取付面(B)に同時に位置決めして取り付けるめっき製品用位置決め補助具(1,21,31,41)を用いた取付方法であって、
    先ず、前記位置決め補助具(1,21,31,41)に形成された、その相対的な位置が決められた複数の保持用凹部(3)それぞれに相当するめっき製品(W)を、該保持用凹部(3)に該めっき製品(W)の差し込み方向に形成された複数の突条部(6)の間に、その表面側から差し込み、
    前記位置決め補助具(1,21,31,41)に各めっき製品(W)を差し込んだ状態で、各めっき製品(W)の裏面に接着剤又は両面テープ等の接着材(5)を貼り付け、
    前記位置決め本体(2)の周縁(4)を用いて、被取付面(B)に対する該位置決め本体(2)の押し当て位置を決め、
    前記位置決め本体(2)を被取付面(B)に押し当て、複数のめっき製品(W)を該被取付面(B)に同時に取り付ける、ことを特徴とするめっき製品用位置決め補助具を用いた取付方法。
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