JP6048889B2 - 吊設機器の振れ止め措置構造 - Google Patents
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Description
また、構造体から吊設機器の被取付け部までの吊下げ距離が長い場合には、例えば、特許文献1,2に示すように、左右方向及び前後方向で相対向する振れ止め措置対象の各対の吊りボルトにわたって、振れ止め部材の一例である1本又は2本の振れ止めボルト(ブレースボルト)を傾斜姿勢又は水平姿勢或いはX字状の交差姿勢で連結するか、若しくは、特許文献3に示すように、振れ止め措置対象の吊下げ棒状体である吊りボルトの下側部位と前記構造体における吊りボルトの基部から外方側に変位した部位とにわたって振れ止め部材である振れ止めボルトを傾斜姿勢で連結する吊下げ支持構造が採用されている。
前記吊下げ棒状体のうち、少なくとも一本の吊下げ棒状体における前記吊設機器の被取付け部との連結箇所以外の設定部位とそれに対応する吊設機器の対応部位との遠近方向での相対移動を規制する移動規制手段が設けられている。
そして、本発明による第1の特徴構成は、構造体から垂設された複数本の吊下げ棒状体の下端側部位に、吊設機器の吊下げ支持対象部位に設けられた被取付け部が連結されている吊設機器の振れ止め措置構造であって、
前記吊下げ棒状体のうち、少なくとも一本の吊下げ棒状体における前記吊設機器の被取付け部との連結箇所以外の設定部位とそれに対応する吊設機器の対応部位との間に、前記設定部位と前記対応部位との遠近方向での相対移動を規制する移動規制手段が脱着可能に装着されている点にある。
本発明による第2の特徴構成は、前記移動規制手段が、前記設定部位と前記対応部位の間に押込み装着可能に構成されている点にある。
本発明による第3の特徴構成は、前記移動規制手段が、前記設定部位と前記対応部位の間に当接又は押圧状態で装着可能に構成されている点にある。
本発明による第4の特徴構成は、前記移動規制手段には、前記吊設機器の前記対応部位に当接する当接部が備えられている点にある。
本発明による第5の特徴構成は、前記移動規制手段には、前記吊下げ棒状体に脱着可能に取付けられる取付け部が備えられている点にある。
本発明による第6の特徴構成は、前記吊設機器の前記対応部位が当該吊設機器の側面の対応部位又は上面の対応部位である点にある。
図1〜図11は、吊設機器の一例である空調機器Aの振れ止め措置構造を示し、図1に示すように、構造体の一例であるコンクリート製の天井スラブSに垂設された4本の吊りボルト(吊下げ棒状体の一例)1に、空調機器Aの四箇所の吊下げ支持対象部位に設けられた被取付け部2を連結するとともに、左右方向及び前後方向で相対向する振れ止め措置対象の各対の吊りボルト1の上下二箇所にわたって、振れ止め部材の一例である2本の振れ止めボルト(ブレースボルト)3をX字状に交差させた姿勢で連結してある。
図5(a)は、前記間隔(移動規制間隔)Lが最も小さい場合を示し、取付け部15の係止爪20が、被係止部18の最前列の係止溝18Aに係合している。
また、図5(b)は、前記間隔(移動規制間隔)Lが大きい場合を示し、取付け部15の係止爪20が、被係止部18の後列側の係止溝18Aに係合している。
規制間隔調節手段Dによる移動規制間隔Lの調節範囲は、取付け部15の係止爪20が被係止部18の最前列の係止溝18Aに係合している状態を最小とし、取付け部15の基部15eの摺動ガイド溝19から当接部16の摺動突起17が抜け出す直前において取付け部15の係止爪20が被係止部18の係止溝18Aに係合している状態を最大とする調節範囲である。
図12は、吊設機器の一例である空調機器Aの振れ止め措置構造の別実施形態を示し、これは、各吊りボルト1における空調機器Aの吊り金具2よりも上方側の設定部位とそれに対応する空調機器Aの対応部位との遠近方向での相対移動を規制する移動規制手段Cを、吊りボルト1に対して脱着可能に挾持状態で取付けられる金属製の第2取付け部25と、空調機器Aの隅切り角部側の短尺側面4bに当接又は押圧可能な状態で第2取付け部25に装備される左右一対の第2当接部26とを備えた第2移動規制具C2から構成してある。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
図13は、吊設機器の一例である空調機器Aの振れ止め措置構造の別実施形態を示し、これは、各吊りボルト1における空調機器Aの吊り金具2よりも上方側の設定部位とそれに対応する空調機器Aの対応部位との遠近方向での相対移動を規制する移動規制手段Cを、吊りボルト1に対して脱着可能に挾持状態で取付けられる第3取付け部31と、空調機器Aの隅切り角部側の短尺側面4bに当接又は押圧可能な状態で第3取付け部31に装備される第3当接部32とを備えた第3移動規制具C3から構成してある。
図14は、吊設機器の一例である空調機器Aの振れ止め措置構造の別実施形態を示し、これは、各吊りボルト1における空調機器Aの吊り金具2よりも上方側の設定部位とそれに対応する空調機器Aの対応部位との遠近方向での相対移動を規制する移動規制手段Cを、吊りボルト1に対して脱着可能に挾持状態で取付けられる第4取付け部41と、空調機器Aの隅切り角部側の短尺側面4bに当接又は押圧可能な状態で第4取付け部41に装備される第4当接部42とを備えた第4移動規制具C4から構成してある。
(1)上述の第1実施形態では、左右方向及び前後方向で相対向する振れ止め措置対象の各対の吊りボルト1の上下二箇所にわたって、振れ止め部材の一例である2本の振れ止めボルト(ブレースボルト)3をX字状に交差させた姿勢で連結したが、対をなす吊りボルト1にわたって、2本の振れ止めボルト3を横向きV字状に交差させた姿勢で連結してもよい。
また、対をなす吊りボルト1にわたって、1本の振れ止めボルト3を水平姿勢又は傾斜姿勢で連結してもよい。
さらに、振れ止め措置対象の吊りボルト1の下側部位と構造体における吊りボルト1の基部から外方側に変位した部位とにわたって振れ止めボルト3を傾斜姿勢で連結してもよい。
この場合、移動規制ブロックには、吊りボルト1の前記設定部位と空調機器Aの前記対応部位との間の間隔に相当する移動規制間隔を調節する規制間隔調節手段Dが存在しないが、この移動規制ブロックを、吊りボルト1の前記設定部位と空調機器Aの前記対応部位との間の間隔よりも少し大きく形成して、当該移動規制ブロックの弾性変形により、吊りボルト1の前記設定部位と空調機器Aの前記対応部位との間の間隙に押し込み状態で保持させるように構成してもよい。
この吊りボルト1だけの吊下げ支持構造においても、本発明の前記移動規制手段Cを設けることによって地震等に起因する吊設機器Aの揺れ動きを抑制することができる。
C 移動規制手段
D 規制間隔調節手段
L 移動規制間隔
S 構造体(天井スラブ)
1 吊下げ棒状体(吊りボルト)
2 被取付け部(吊り金具)
3 振れ止め部材(振れ止めボルト)
15 取付け部
16 当接部
25 取付け部(第2取付け部)
26 当接部(第2当接部)
31 取付け部(第3取付け部)
32 当接部(第3当接部)
41 取付け部(第4取付け部)
42 当接部(第4当接部)
Claims (6)
- 構造体から垂設された複数本の吊下げ棒状体の下端側部位に、吊設機器の吊下げ支持対象部位に設けられた被取付け部が連結されている吊設機器の振れ止め措置構造であって、
前記吊下げ棒状体のうち、少なくとも一本の吊下げ棒状体における前記吊設機器の被取付け部との連結箇所以外の設定部位とそれに対応する吊設機器の対応部位との間に、前記設定部位と前記対応部位との遠近方向での相対移動を規制する移動規制手段が脱着可能に装着されている吊設機器の振れ止め措置構造。 - 前記移動規制手段が、前記設定部位と前記対応部位の間に押込み装着可能に構成されている請求項1記載の吊設機器の振れ止め措置構造。
- 前記移動規制手段が、前記設定部位と前記対応部位の間に当接又は押圧状態で装着可能に構成されている請求項1記載の吊設機器の振れ止め措置構造。
- 前記移動規制手段には、前記吊設機器の前記対応部位に当接する当接部が備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の吊設機器の振れ止め措置構造。
- 前記移動規制手段には、前記吊下げ棒状体に脱着可能に取付けられる取付け部が備えられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吊設機器の振れ止め措置構造。
- 前記吊設機器の前記対応部位が当該吊設機器の側面の対応部位又は上面の対応部位である請求項1〜5のいずれか1項に記載の吊設機器の振れ止め措置構造。
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