JP6047771B2 - 化粧又は洗顔用ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシ部の形状の特徴を生かし、顔の広い部分や鼻周りの細部の化粧及び洗顔を可能とする化粧又は洗顔用ブラシである。
例えば特許文献1の図1、図4が示す様に、洗顔ブラシとして広範囲面部に使用するブラシと、小鼻洗顔ブラシの様に細部に使用するブラシが2種類存在している。
使用者は複数のブラシを使い分けることが必要であった。
例えば特許文献2の図5が示す様に、ブラシ部が傾斜面を持つ化粧用ブラシはすでに存在し、その形状は円筒形である。このように、いままでのブラシの形状は、従来から製造されている形で使用しているのであり、使用目的のためにブラシ部の形状を大きく変化させ、使いやすさや持ちやすさ等を追及したりしたものではなかった。
特開2011−110069号公報 特開2007−236715号公報
化粧用ブラシの成り立ちは画筆、書筆に由来し、ブラシ部の根本にある口金部はアルミ金属で製造されている。画筆、書筆は平面に書くことを想定している。一方、人の顔は細部の凹凸と広範囲に広がるゆるやかなカーブにより構成されている。化粧又は洗顔するために、顔の広範囲面部分に使用するブラシと鼻周りの細部に使用するブラシが複数本必要である。本発明は、一本のブラシで顔の広範囲面部分から鼻周りの細部までを化粧又は洗顔に使用出来るブラシを提供することを課題とする。
第1の解決手段は、少なくともブラシ部と前記ブラシ部を支持する口金部とからなる化粧又は洗顔用ブラシにおいて、前記ブラシ部と前記口金部との接合開口部の多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状を軸心線と垂直に交わる平面に投影した形状と、軸心線と垂直に交わる平面に前記ブラシ部の毛先面を投影した形状が、同一又は相似の形状を持ち、前記口金部の内部に前記ブラシ部と前記口金部とが接合するブラシ部側接合開口部に向かって前記口金部の内部が小さくなる前記ブラシ部と前記口金部とが接合するブラシ部側接合開口部に向かって前記口金部の内部が小さくなるテーパーを持つことを特徴とする化粧又は洗顔用ブラシである。
第2の課題解決手段は、前記ブラシ部の毛先面が、傾斜を有することを特徴とする第1の課題解決手段記載の化粧又は洗顔用ブラシである。
第3の課題解決手段は、前記ブラシ部の毛先面が形成する面が1あるいは複数の面を持つことを特徴とする第1から第2の課題解決手段いずれか1つに記載の化粧又は洗顔用ブラシである。
第4の課題解決手段は、前記口金部がプラスチック素材でできていることを特徴とする第1から第3の課題解決手段いずれか1つに記載の化粧又は洗顔用ブラシである。
第5の課題解決手段は、前記ブラシ部と前記口金部との接合開口部が、傾斜を有することを特徴とする第1から第4の解決手段いずれか1つに記載の化粧又は洗顔用ブラシである。
第6の課題解決手段は、少なくとも前記ブラシと前記ブラシ部を支持する口金部とからなる化粧又は洗顔用ブラシにおいて、前記口金部をプラスチック素材で、前記ブラシ部と前記口金部との接合開口部の形状が多角形又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状となるように成形し、前記接合開口部の多角形又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状を軸心線と垂直に交わる平面に投影した形状と、軸心線と垂直に交わる平面に前記ブラシ部を投影した形状が、同一又は相似の形状を持つようにブラシ部を植毛することを特徴とする化粧又は洗顔用ブラシの製造方法である。
課題解決手段1の作用は次の通りである。ブラシ部と口金部との接合開口部の多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状を、軸心線に垂直に交わる平面に投影した形状と、ブラシ部の毛先面を軸心線に垂直に交わる平面に投影した形状が、同一又は相似の形状を持つことで、ブラシ部の毛先面に辺や角、あるいは曲率の小さな曲線部が存在することになる。この毛先面の辺や角、あるいは曲率の小さな曲線部を利用し、鼻周りの様な細部まで毛先が行き届くようになる。また、今までのブラシは、柄の部分が円筒状の物が多く、ブラシを置くと転がりやすい。口金部の接続開口部が多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状をしていることにより、ブラシを机の上等に置いても転がりにくくなる。また、ブラシ部を支持する口金部の内部に前記口金部の内部に前記ブラシ部と前記口金部とが接合するブラシ部側接合開口部に向かって前記口金部の内部が小さくなる前記ブラシ部と前記口金部とが接合するブラシ部側接合開口部に向かって前記口金部の内部が小さくなるテーパーを有することにより、口金部により支持されているブラシ部の植毛された毛と口金部との隙間が少なくなり、植毛された毛がより口金部に保持されることでブラシ部の形状をより安定的に保つことができるようになる。
課題解決手段2の作用は次の通りである。ブラシ部に傾斜をつけることにより、実際のブラシ部の太さよりも肌に接するブラシ部の毛先面が広くなる。これにより、ブラシ部の毛先面が広く使え、化粧をする際はブラシ部の実際の大きさよりも肌に接する毛先面がさらに広くなり、ファンデーションやチークを頬や額の様な顔の広範囲部に塗る時に、きめ細かくかつ簡単に塗れるようになる。洗顔に使用する際は、ブラシ部に傾斜をつけることにより、実際のブラシ部の太さよりも肌に接するブラシ部の毛先面が広くなり、より効率よく頬や額の様な顔の広範囲部の洗顔ができるようになる。
課題解決手段3の作用は次の通りである。ブラシ部の毛先面が、1あるいは複数の面を持つことにより、1本のブラシで顔の広範囲部分や鼻周りの他に整眉も行えるようになる。
課題解決手段4の作用は次の通りである。口金部をプラスチックで製造する場合は、柄部と口金部との第2の接合開口部と、口金部とブラシ部との接合開口部の形状が全く異なる場合でも製造可能となる。これにより、持ちやすさを考えた柄部と使いやすさを考えたブラシ部の形状が全く異なる場合も、化粧又は洗顔用ブラシを製造することができるようになる。
課題解決手段5の作用は次のとおりである。口金部が傾斜を有することで、1本のブラシ内で毛先の感触が異なるブラシが製造できることになる。
課題解決手段6の作用は次のとおりである。プラスチック素材で製造し、これに植毛することによって毛先面の形状がよりシャープに形成されることにより、ブラシ部の毛先面に辺や角、あるいは曲率の小さな曲線部もよりシャープな形状を保つことができるようになる。シャープな辺や角、あるいは曲率の小さな曲線部を持つ毛先面を保てることにより、シャープに形成された毛先面の辺や角、あるいは曲率の小さな曲線部を利用して、顔の細部である鼻周りや眉の整備に使用できるようになる。さらに、毛先面全体を利用して頬や額のような顔の広範囲部分にも利用できるようになる。
上述したように本発明の化粧又は洗顔用ブラシは、口金部とブラシ部の接合開口部の多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状を軸心線に垂直に交わる平面に投影した形状と、ブラシ部の毛先面を軸心線に垂直に交わる平面に投影した形状を同一又は相似にすることにより、頬や額の様な顔の広範囲部分から鼻周りの細部までをブラシ1本で網羅することができるようになる。
本発明のブラシ斜視図 同ブラシ右面図 同ブラシ左面図 同ブラシ上面図 同ブラシ下面図 同ブラシ正面図 同ブラシ後面図 同ブラシ部口金部詳細図 同ブラシ口金部に傾斜を有する場合の図 同ブラシを使用して顔の広範囲面部を洗浄する図 同ブラシを使用して顔の鼻周りの細部を洗浄する図 同ブラシ部が多角形状を有する場合の実施形態の例を示す図 同ブラシ部が凹凸部を有する曲線形状の実施形態の例を示す図 同ブラシ部が曲線や直線を組み合わせた形状の実施形態の例を示す図 同ブラシを支持する口金部のブラシ部との接合開口部と柄部を支持する同口金開口部の形状が異なる実施形態の例を示す図 同ブラシ部を支持する口金部の断面図
以下本発明の実施の形態を、図をもって説明する。
図1に示すように、この発明はブラシ部1、ブラシ部1を支える口金部2、その口金部2を支持する柄部3で構成されている。ブラシ部1の毛質は、人口毛、天然毛、あるいは人口毛と天然毛の混毛のいずれかでもかまわない。使用目的や耐久性などを考慮して、毛質を選ぶ必要がある。接合開口部5は、ブラシ部1の毛を保持する口金部2のブラシ部1側の端部にある開口部をいい、植毛後、この開口部は植毛された毛により充填される。軸心線15は、口金部2の柄部3との第2の接合開口部4を平面とする平面の中心点(図示せず)と、口金部2のブラシ部1との接合開口部5を平面とする平面の中心点(図示せず)とを直線で結び、ブラシ部1及び柄部3に向かって延長した直線をいう。
図1に示すように、本発明においては、口金部2の接合開口部5の多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状を軸心線に垂直な平面に投影した形状と、ブラシ部1の毛先面12を軸心線15に垂直な平面に投影した形状は同一又は相似の形状になる。図1は、多角形状が四角形の場合である。図1の場合、口金部2の接合開口部5が形成する平面の面積S1の四角形51(図示せず)は、軸心線15と垂直に交わっており、この四角形51を軸心線15に交わる垂直な平面に投影した投影図(図示しない面積S2の多角形)は、面積が同一(S1=S2)で、同一形状の四角形52である。また、ブラシ部1の毛先が形成する毛先面12の四角形53の平面の面積をS3とすると、この毛先面12を軸心線15に交わる垂直な平面に投影した投影図13(面積S4の多角形)は、口金部2の接合開口部5が形成する四角形の平面51の軸心線15と垂直に交わる平面に投影した投影図と相似比が1対1、すなわち同一面積(S1=S2=S4)、同一形状を持つ四角形となる。使用目的によって口金部2の接合開口部5の多角形の形状や、ブラシ部1の毛先面12を軸心線に垂直に交わる平面に投影した投影図13の面積を変更できる。すなわち、例えば、ブラシ部1の毛先面12を軸心線に交わる垂直な平面に投影した投影図13が、軸心線に垂直に交わる平面に投影された接合開口部5の多角形状と同一又は相似形を保っていれば、相似比を変えて毛先面の面積を大きくすることも小さくすることも可能である。なお、同一又は相似の意味であるが数学的に厳密な意味ではなく、略同一又は略相似という意味も含むものである。
図2に示すように、ブラシ部1はブラシ部1を側面から見て傾斜14を有する。使用目的に応じて、傾斜がなくても良い。すなわち傾斜14は軸心線15に垂直でも良い。ブラシ部1の軸心線15方向の1つの辺7が対向するブラシ部1の軸心線15方向の1つの辺6よりも長い場合、図3の示すようにブラシ部1の辺9が対向する辺8よりも長くなる。目的に応じてブラシ部を形成するので、図2が示すブラシ部1の辺7と図3が示すブラシ部1の辺9は同じ長さでなくても良い。また、図2が示すブラシ部1の辺6と図3が示すブラシ部1の辺8も同じ長さでなくても良い。
図6に示す様に、ブラシ部1の大きさは、縦h5mm以上60mm以下、横w5mm以上60mm以下が望ましい。ブラシ部1の大きさがあまり小さすぎると頬や額の様な顔の広範囲部に使用する際に不便になる可能性がある。ブラシ部1の大きさがあまり大きすぎても顔の鼻周りの様な細部に使用する際に不便になる可能性がある。
図2に示す様に、ブラシ部1の辺6より対向するブラシ部1の辺7が長い場合、ブラシ部1の辺6の毛の長さa1は2mm以上60mm以下が望ましい。図3に示す様に、ブラシ部1の辺8より対向するブラシ部1の辺9が長い場合、ブラシ部1の辺8の毛の長さb1は2mm以上60mm以下が望ましい。
図2に示す様に、ブラシ部1の辺7よりブラシ部の対向するブラシ部1の辺6が短い場合、ブラシ部1の辺7の毛の長さa3は2mm以上60mm以下が望ましい。図3に示す様に、ブラシ部1の辺9より対向するブラシ部1の辺8が短い場合、ブラシ部1の辺9の毛の長さb3は2mm以上60mm以下が望ましい。
洗顔に使用する場合、泡立ちを重視したい場合は、図2が示すブラシ部1の辺6と対向するブラシ部1の辺7の毛の長さa1とa3と、図3が示すブラシ部1の辺8と辺9の毛の長さb1とb3を15mm程度から35mm程度の長めにするのが望ましい。泡立ちよりもしっかりした洗い心地を重視したい場合は、図2が示すブラシ部1の辺6と対向するブラシ部1の辺7の毛の長さa1とa3と、図3が示すブラシ部1の辺8と対向するブラシ部1の辺9の毛の長さb1とb3を5mm程度から15mm程度の長さにするのが望ましい。但し、使用目的に応じて毛先部の長さは変更可能である。
ブラシ部1が傾斜を有する場合は、図2に示す様に、ブラシ部1の辺6の毛の長さa1と対向するブラシ部1の辺7の毛の長さa3の差a2が、2mm以上20mm以下が望ましい。同様に、ブラシ部1が傾斜を有する場合は、図3に示す様に、ブラシ部1の辺8の長さb1と対向するブラシ部1の辺9の毛の長さb3の差b2が、2mm以上20mm以下が望ましい。ブラシ部1が傾斜を持たないブラシ部1の毛先面12の面積と口金部2の接合開口部5の相似比が1対1の場合、口金部2の接合開口部5を軸心線に垂直に交わる平面に投影した面積と同じ広さになる。使用目的によって口金部2の接合開口部5の多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状や、ブラシ部1の毛先面12を軸心線に垂直に交わる平面に投影した投影図13の面積を変更できる。すなわち、例えばブラシ部1の毛先面12を軸心線に交わる垂直な平面に投影した投影図13が、軸心線に垂直に交わる平面に投影された接合開口部5の多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状と相似形を保っていれば、相似比を変えて毛先面の面積を大きくすることも小さくすることも可能である。
図16(I)と(II)は口金部2の内部の断面図である。図16(I)が示すように、口金部2は接続開口部4と接合開口部5を持ち、口金部2内部に接続開口部4から接合開口部5に向かって口金部2の開口部内部が小さくなるようテーパーをつけて口金部2を製造する。このことにより、口金部2に毛を充填し接着部16で接着剤等により結合しブラシ部1を形成した際、口金部2の接合開口部5とブラシ部1との隙間が少なくなり、ブラシ部1に植毛された毛がより口金部2に保持されることでブラシ部1の形状をより安定的に保つことができるようになる。
図16(II)が示すように、口金部2内部のテーパーは、口金部2の接合開口部5から距離eの位置までテーパーをつけても良い。その場合、口金部2の接合開口部5からの距離eは、2mm以上50mm以下が望ましい。
口金部2は接合開口部5が多角形状を持つプラスチック素材や金属で出来ている。このプラスチック素材として使用するプラスチックは、熱可塑性樹脂の場合はABS樹脂やAS樹脂等がもちいられ、熱硬化性樹脂の場合はポリウレタン樹脂等が用いられる。このようなプラスチック素材は射出成形機や切削機等を用いて口金部2に成形される。口金部をプラスチック素材で製造することにより、ブラシ部の多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状がよりシャープに形成される。次いで、口金部2内に毛が植毛され、周知の手段により口金部2の接合開口部5に近いブラシ部1の根元部の接着位置16付近においてブラシ部1を構成する毛と口金部2とは接着剤等により結合される。
図8が示す様に、ブラシ部1に傾斜がついていることで、顔に接するブラシ部1の毛先面12の面積が口金部2の接合開口部5のブラシ部1の図6に示す縦h、横wより面積が広くなることにより、今までの化粧又は洗顔ブラシのように毛先が筆の様な場合よりも、ブラシ部1の毛先が肌に密着することになる。これにより、化粧の場合は頬や額の様な顔の広範囲部分をきめ細かくかつ簡単に塗れるようになる。洗顔に使用する場合は、頬や額の様な顔の広範囲部分を洗う時に、軽い力でも効果的な洗浄が得られる。
図8が示す様に、ブラシ部1の毛先の辺11を使用することにより、顔の鼻周りの細部を化粧又は洗顔しやすくなる。ブラシ部1の毛先先端の辺11が、長期間の使用でへたってきた場合、ブラシ部1の多角形状の毛先先端の辺11以外の辺を使用すれば、ブラシの寿命は延長される。
図8に示す様に、ブラシ部1の辺7の距離a1とブラシ部1の辺6の距離a3の違いにより、一本のブラシでありながら使用する際の使い心地の加減ができる。辺7の長さa1を辺6の長さa3よりも長くした場合は、長い距離a1をもつ辺7の毛の自由度の方が多いために、毛先辺11に柔らかさが増す。辺6の長さa3が、辺7の長さa1よりも短いときは、辺6の毛の自由度が辺7の自由度よりも少ないために、毛先辺10の柔らかさが毛先辺11の柔らかさよりも少ない。このように一本のブラシでありながら使い心地を変えることができる。
図9が示す様にブラシ部1を側面から見た時に口金部2の接合開口部5が傾斜を持つことにより、ブラシ部1の辺7の長さcとブラシ部1の辺6の長さdが異なる。そのため、辺7の長さcが短いので、辺7の毛の自由度が減るために、毛先辺11の柔らかさ減る。辺6の長さdが辺7の長さcよりも長いので、辺6の毛の自由度が増すために、毛先辺10の柔らかさが増す。このように平らなブラシ面12を持ちながら、ブラシ部1の毛先辺11と毛先辺10の位置によって使い心地の違うブラシになる。図9の場合、口金部2の接合開口部5が形成する面積S11の平面の多角形55(図示せず)は、軸心線に対して傾斜しており、この多角形55を軸心線に垂直に交わる平面に投影した投影図(図示しない面積S12の多角形)は、面積が異なる(S11>S12)相似形でない多角形56である。また、ブラシ部1の毛先が形成する毛先面12の平面の多角形57の面積をS13とすると、この毛先面12を軸心線に垂直に交わる平面に投影した投影図(図示しない面積S14の多角形)は、同一面積(S13=S14)、同一形状を持つ多角形58である。この場合も、ブラシ部1の毛先が形成する毛先面12の軸心線に垂直に交わる平面に投影した投影図の図示しない面積S12の多角形56と相似比が1対1の関係にあり、すなわち、同一面積(S12=S14)、同一形状を持つ多角形である。
図1が示すようなブラシ部1、口金部2、柄部3の形状は使用目的によって変更可能である。図1が示す形態と異なるブラシ部1と口金部2の実施形態は、図12、図13、図14に代表例を示す。
図12の(I)が示す様に、ブラシ部1の毛先面12と口金部2の接合開口部5を多角形状の1つ、三角形とした場合、面の広さ、毛先の直線の辺を得られるばかりでなく、三角形の頂点20の毛先を点用のブラシとして使用可能となる。図12の(II)が示す様に、ブラシ部1の毛先面12と口金部2の接合開口部5を多角形状の1つ、五角形とした場合、面の広さがより得られ、ブラシ部1の毛先面の五角形に傾斜をつけると、五角形状のブラシ部1の1つの頂点21が、点用のブラシとしてより効果的に使用可能となる。
図12の(III)が示す様に、ブラシ部1を軸心線に垂直に交わる平面に投影したブラシ部1の形状が、口金部2とブラシ部1との接合開口部5の形状と相似の形状であり、その面が、2つの面30と面31を持つことで、整眉に面30を使用し、他の顔の部分は面31を使用できるようになる。図12の(IV)は、口金部2の接合開口部5とブラシ部1の毛先面12を六角形にした場合の図である。図12の(V)は、ブラシ部1の口金部2の接合開口部5とブラシ部1の毛先面12を多角形で構成された星形にした場合の図である。ブラシ部1の口金部2の接合開口部5とブラシ部1の毛先面12の多角形は八角形でもよい。
図13に凹凸部を有する曲線形状を有する場合の実施形態のいくつかの例を示す。凹部を設けることにより凸部となる曲線部の曲率半径の小さい部分ができることで、頬や額のような顔の広範囲部分から鼻周りの細部までをブラシ一本で網羅することができる。図13(I)及び(II)は、凹部が1つの投影形状がハート形の例である。凹部が1か所でも図に示すように凸部となる曲率部の曲率を変えることにより、鼻周りの細部にまで毛先が行き届くブラシを製造することができる。
図13(III)が示す様に、口金部2の接合開口部5とブラシ部1の毛先面12が凹凸部を有する曲線を組み合わせた形状で構成されている花形のブラシである。ブラシ部1の毛先面12に曲率の小さな曲線部があることで、鼻周りの様な細部まで毛先が行き届く。図13(IV)が示すように、口金部2の接合開口部5とブラシ部1の毛先面12が凹凸部を有する曲線を組み合わせた形状で構成されているクローバー形のブラシである。
図14(I)が示す様に、口金部2の接合開口部5とブラシ部1の毛先面12が曲線と直線を組み合わせた形状で構成されているハート形のブラシである。この1本で曲線部が作る滑らかなカーブと、直線部の交点が作る鋭角な角部等を利用することにより、顔のさまざまな部分の化粧又は洗顔に対応できる。図14(II)は口金部2の接合開口部5とブラシ部1の毛先面12が曲線と直線を組み合わせた形状で構成されている星形のブラシである。図14(III)は口金部2の接合開口部5とブラシ部1の毛先面12が曲線と直線を組み合わせた形状で構成されている猫の顔形のブラシである。
図15(1)及び(2)が示す様に、プラスチック素材で作られた口金部2は、図1の柄部3との第2の接合開口部4の平面形状と、ブラシ部1との接合開口部5の平面形状が異なる場合でも製造が可能なので、柄部3との第2の接合開口部4を円形として持ちやすさを重視しつつ、ブラシ部1と口金部2との接合開口部5とブラシ部1の毛先面12の形状を多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状にすることが可能となる。なお、このブラシは化粧及び洗顔用ブラシとあるが、化粧用にのみ、あるいは洗顔用にのみ使用しても問題がないことはもちろんである。
1 …ブラシ部
2 …口金部
3 …柄部
5 …口金部とブラシ部の接合開口部
12 …ブラシ部毛先面
13 …軸心線に垂直に交わる平面に投影された毛先面の投影図
15 …軸心線
100…化粧と洗顔用ブラシ全体図

Claims (6)

  1. 少なくともブラシ部と前記ブラシ部を支持する口金部とからなる化粧又は洗顔用ブラシにおいて、前記ブラシ部と前記口金部との接合開口部の多角形状又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状を軸心線と垂直に交わる平面に投影した形状と、軸心線と垂直に交わる平面に前記ブラシ部の毛先面を投影した形状が、同一又は相似の形状を持ち、前記口金部の内部に前記ブラシ部と前記口金部とが接合するブラシ部側接合開口部に向かって前記口金部の内部が小さくなるようなテーパーを持つことを特徴とする化粧又は洗顔用ブラシ。
  2. 前記ブラシ部の毛先面が、傾斜を有することを特徴とする請求項1記載の化粧又は洗顔用ブラシ。
  3. 前記ブラシ部の毛先面が形成する面が1あるいは複数の面を持つことを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の化粧又は洗顔用ブラシ。
  4. 前記口金部がプラスチック素材でできていることを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の化粧又は洗顔用ブラシ。
  5. 前記ブラシ部と前記口金部との接合開口部が、傾斜を有することを特徴とする請求項1からいずれか1つに記載の化粧又は洗顔用ブラシ。
  6. 少なくともブラシ部と前記ブラシ部を支持する口金部とからなる化粧又は洗顔用ブラシにおいて、前記口金部をプラスチック素材で、前記ブラシ部と前記口金部との接合開口部の形状が多角形又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状となるように成形する際に前記ブラシ部と前記口金部とが接合するブラシ部側接合開口部に向かって前記口金部の内部が小さくなるようなテーパーを有するようにし、前記接合開口部の多角形又は凹凸部を有する曲線形状又は曲線や直線を組み合わせた形状を軸心線と垂直に交わる平面に投影した形状と、軸心線と垂直に交わる平面に前記ブラシ部を投影した形状が、同一又は相似の形状を持つようにブラシ部を植毛することを特徴とする化粧又は洗顔用ブラシの製造方法。
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