JP2013102926A - 化粧筆 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆毛の収束密度に変化をもたせて、植毛穴から延出する筆毛の広がりに多様な変化を創出し、一の化粧筆で、ユーザのニーズに応える多様な使用感が得られる化粧筆を提供する。
【解決手段】丸棒状の筆軸10の先端の面11に形成された植毛穴20に筆毛30を植毛し、植毛穴20から筆毛30が延出する化粧筆1において、筆軸10の横断面形状と植毛穴形状20とが相似形状でないよう、異形となるように形成した。
植毛穴20の形状を、安易に筆軸10の横断面形状を縮小した形状に形成せず(相似形状とせず)、異形に形成することで、植毛穴20から延出する筆毛30が、異形の植毛穴20の形状に倣って広がるので、筆毛30の収束密度に変化が生じ、筆毛30の使用感に多様性を創出することができる。
【選択図】図2
【解決手段】丸棒状の筆軸10の先端の面11に形成された植毛穴20に筆毛30を植毛し、植毛穴20から筆毛30が延出する化粧筆1において、筆軸10の横断面形状と植毛穴形状20とが相似形状でないよう、異形となるように形成した。
植毛穴20の形状を、安易に筆軸10の横断面形状を縮小した形状に形成せず(相似形状とせず)、異形に形成することで、植毛穴20から延出する筆毛30が、異形の植毛穴20の形状に倣って広がるので、筆毛30の収束密度に変化が生じ、筆毛30の使用感に多様性を創出することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えばリップグロスや液体口紅やアイライン及びエナメルなどの化粧料を塗布する化粧筆に係り、特に、棒状の筆軸の先端に形成されている植毛穴に筆毛が植毛され、植毛穴の形状に倣って筆毛が延出する化粧筆に関する。
この種の化粧筆としては、特許文献1に示すように、横断面小判形の筆軸の先端面11に、これと相似の横断面小判形の植毛穴20が形成され、該植毛穴に筆毛30の毛束を折り返して挿入し、植毛穴20の底面に止め金具によって固定することで、筆毛30が筆軸に植毛されたものがある。係る筆毛30は、植毛穴20の形状を保持したまま、筆毛先端側に向かって植毛穴の拘束力の影響が緩むにつれて広がっていき、植毛穴20の形状と同じ形状に、横断面小判形状に延出する(図10参照)。
しかし、図10に示す化粧筆では、筆毛は植毛穴による拘束形状を維持したまま広がることから、横断面小判形の植毛穴20から延出した筆毛は、化粧筆を先端側から正面視した筆毛長手方向を筆毛左右方向とすると、植毛穴の形状が筆毛左右方向において変化が無いために(植毛穴開口部に筆毛左右方向において起伏等が無いために)、筆毛を拘束する力も筆毛左右方向において一定であり、係る化粧筆を用いて化粧料を塗布すると、筆毛の中央部,端部のどちらを用いても、また左側,右側のどちらを用いても、使用感が変わらないという問題があった。このため、ユーザはあくまで植毛された筆毛の材質による違いでしか、使用感の変化を享受することが出来なかった。
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、筆毛の収束密度に変化をもたせて、植毛穴から延出する筆毛の広がりに多様な変化を創出し、一の化粧筆で、ユーザのニーズに応える多様な使用感が得られる化粧筆を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る化粧筆では、基端部を操作部とする丸棒状の筆軸の先端の面に形成された植毛穴に筆毛が植毛され、前記植毛穴から前記筆毛が延出する化粧筆において、前記筆軸の横断面形状と前記植毛穴形状とが相似形状でないよう、異形となるように形成されたことを特徴とする。
請求項2では、請求項1に記載の化粧筆において、前記植毛穴の開口部は四辺を有し、前記筆軸先端面を、該四辺とX軸Y軸とが直交するXY平面とすると、前記植毛穴の、X軸方向の辺及び/又はY軸方向の辺には起伏部が形成されて、前記筆軸横断面形状とは異形となることを特徴とする。
請求項3では、請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、前記植毛穴の辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸中心側に凹む円弧状の凹部であって、該起伏部は前記Y軸方向の辺に形成され、前記X軸方向の辺は直線状に形成されたことを特徴とする。
請求項4では、請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、前記植毛穴の辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸中心側に凹む円弧状の凹部であって、該起伏部は前記Y軸方向及びX軸方向の辺に形成されたことを特徴とする。
請求項5では、請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、前記Y軸方向の辺に形成された該辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸中心側に凹む円弧状の凹部と、前記X軸方向の辺に形成された該辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸外側に凸となる円弧状の凸部であることを特徴とする。
請求項6では、請求項3〜5のいずれかに記載の化粧筆において、前記植毛穴はY軸非対称形状に形成されたことを特徴とする。
請求項7では、請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、矩形に凹む溝であって、該起伏部は、少なくとも前記Y軸方向の辺に、複数形成されたことを特徴とする。
請求項8では、請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、段差であって、該起伏部は前記Y軸方向の辺に形成されて、前記植毛穴はY軸非対称形状に形成されたことを特徴とする。
請求項9では、請求項1に記載の化粧筆において、前記筆軸先端面をXY平面とすると、前記植毛穴の開口部は、前記X軸方向両端部が鋭利となる、ピーナッツ形状に形成されて、前記横断面形状とは異形となることを特徴とする。
請求項10では、請求項1に記載の化粧筆において、前記筆軸先端面をXY平面とすると、前記植毛穴の開口部は、前記X軸方向一端部が鋭利となる、円錐形状に形成されて、前記横断面形状とは異形となることを特徴とする。
以上より、請求項1に係る発明によれば、特許文献1のように、横断面が小判形状や楕円形状等の略円形に形成されることの多い丸棒状の筆軸に対し、植毛穴形状を、安易に筆軸の横断面形状を縮小した形状に形成せず(相似形状とせず)、異形に形成することで、植毛穴から延出する筆毛が、異形の植毛穴形状に倣って広がるので、筆毛の収束密度に変化が生じ、筆毛の使用感に多様性を創出することができる。
特に、請求項2に係る発明によれば、植毛穴を矩形とし、該植毛穴のX軸方向の辺及び/又はY軸方向の辺に起伏を形成したことで、起伏形成箇所で、筆毛を拘束する力に強弱が生じ、即ち筆毛の収束密度に変化が生じて筆毛の広がり方が変化するので、筆毛の使用感が用いる箇所によって異なり、一本の化粧筆で多様な使用感が得られる。
請求項3に係る発明によれば、Y軸方向の二辺に、筆軸中心側に円弧状に凹む起伏部を形成したので、筆毛中央部と両端部において筆毛の収束密度が異なって、筆毛中央部と両端部で異なる使用感を得ることができる。
また、請求項4に係る発明によれば、X軸方向の二辺にも筆軸内側にむかう凹起伏部を形成したことで収束密度が高くなり、上記に加えて固めの使用感を得ることができる。
一方、請求項5に係る発明によれば、X軸方向の二辺に筆軸外側にむかう凸起伏部を形成したことで収束密度が小さくなり、上記に加えて柔らかめの使用感を得ることができる。
請求項6に係る発明によれば、さらに植毛穴をY軸非対称に形成したので、前記X軸方向を筆毛左右方向とすると、筆毛中央部と両端部だけでなく、さらに筆毛の左側と右側で異なる使用感が得られ、一本の化粧筆にいっそう多様の使用感を持たせることができる。
請求項7に係る発明によれば、植毛穴開口部のY軸方向の辺に矩形の起伏を複数形成したので、係る矩形溝に筆毛がはまって、筆毛は、筆毛外周部が複数の毛束状に分割された状態で延出するので、前記X軸方向を筆毛左右方向とすると、筆毛左右方向において矩形溝の凹凸箇所に対応して異なる使用感を得ることができる。
請求項8に係る発明によれば、植毛穴開口部のY軸方向の辺に段差の起伏を形成したので、係る段差を境界に筆毛の収束密度が変化して、前記X軸方向を筆毛左右方向とすると、筆毛左右方向において異なる使用感を得ることができる。言い換えると、段差部があることからY軸非対称形状となり、筆毛の左側と右側で異なる使用感が得られ、一本の化粧筆にいっそう多様性を持たせることができる。
請求項9に係る発明によれば、植毛穴を安易に略円形とせず、X軸方向両端部に鋭利な部分を形成して異形に形成したことで、筆毛両端部には他の部分とは異なる使用感を創出することができる。
請求項10に係る発明によれば、植毛穴を安易に略円形とせず、X軸方向一端部に鋭利な部分を形成し、X軸方向の形状が漸次的に狭まるように異形に形成したことで、筆毛一端部には他の部分とは異なる使用感を創出するとともに、前記X軸方向を筆毛左右方向とすると、筆毛左右方向に漸次的に変化する使用感を創出することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図1は本発明の第1〜8の実施例に係る化粧筆の正面図である。図1において、符号1は、本願に係る化粧筆であり、符号10は、横断面長円形の偏平な丸棒状の筆軸であって、その先端10a側の端面(先端面)11には、後述の各実施例に係る形状の開口部を備えた植毛穴20A〜20Hが形成されている。一方、筆軸10の基端部10bには操作部3が設けられている。そして、図示しないが、化粧料容器4には、リップグロスや液体口紅やアイライン及びネイルエナメル等の化粧料5が充填されており、操作部3が化粧料容器4の蓋体を兼ねる。
符号30は筆毛であって、一例として、直径1ミル〜3ミル(約0.0025mm〜0.0075mm)の比較的細いナイロン等の合成樹脂繊維からなる。植毛穴20A〜20H内には、2つ折りにされた筆毛30の毛束の折り返し部が挿入されるとともに、この毛束折り返し部が植毛穴底面に圧入されたU字型の止め金具等によって挟持固定されることで、筆毛30が植毛穴20A〜20H内に植毛され、植毛穴20A〜20Hから筆毛30が延出する構造となっている。
以降の実施例1〜8においては、化粧筆1をネイル筆として使用した場合を例に説明する。また、方向を説明する便宜上、植毛穴開口部が矩形四辺を有する実施例1〜6においては、筆軸先端面11に該四辺とX軸Y軸とが直交するようにXY平面を想定する。植毛穴開口部が矩形四辺でない実施例7〜8においては、筆軸先端面11に任意にXY平面を想定して良い。そして、実施例1〜8においては、一例として、長円形である筆軸先端面11の長手方向がX軸となるように筆軸先端面11にXY平面を設定する。しかし、X軸の設定はこれに限られるものではなく、筆軸10の横断面形状が正円であれば任意の方向で良い。なお、実施例1〜8において、前記X軸方向を筆毛左右方向と称する。
図2は第1の実施例に係る化粧筆の先端側斜視図である。第1の実施例では、植毛穴20Aの開口部は四辺を有し、植毛穴20AのY軸方向の二辺が長円形の筆軸先端面11長手方向と平行に形成されるとともに、Y軸方向の二辺にはそれぞれ、該辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸中心側に凹む円弧状の凹部となる起伏部21Aが形成されている。一方、植毛穴20AのX軸方向の二辺は、起伏無く直線状に形成されている。これにより、筆毛30は、植毛穴20Aの形状に倣って筆毛先端側に向かって広がり、植毛穴20Aと同形状に延出している。本実施例によれば、横断面略円形に形成されることの多い丸棒状の筆軸10に対し、植毛穴20Aの形状を、筆軸10の横断面形状を縮小した長円形に形成せず(相似形状に形成せず)、矩形とし、さらにY軸方向の二辺に筆軸内側に窪む起伏部21Aを形成したので、筆毛30は、その中央部30cは密に収束して固いしっかりとした塗り心地となるものの、その両端部30e,30eにおいては収束密度が中央部30cよりも緩んで柔らかく爪を包み込むような塗り心地となって、筆毛中央部30cと両端部30e,30eで異なる使用感が得られる。
図3は第2の実施例に係る化粧筆の先端側斜視図である。第2の実施例の植毛穴20Bは、Y軸方向の二辺の形状は実施例1のままに、X軸方向の二辺にもそれぞれ、該辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸中心側に凹む円弧状の凹部となる起伏部21Bを形成したものである。本実施例によれば、X軸方向の二辺も筆軸内側に窪ませたことから、実施例1よりも筆毛30が全体的に密となって、実施例1と同様筆毛中央部30cと両端部30e,30eの使用感が異なるのに加えて、実施例1よりも全体的に固い使用感が得られる。また、植毛穴20Bの四辺が全て筆軸内側に窪むことから、四隅が鋭利となって、爪の細部に対しても化粧料5をしっかりと塗布できる筆毛30となる。
図4は第3の実施例に係る化粧筆の先端側斜視図である。第3の実施例の植毛穴20Cは、Y軸方向の二辺の形状は実施例1のままに、X軸方向の二辺をそれぞれ、該辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸外側に凸となる円弧状の凸部となる起伏部21Cを形成したものである。本実施例によれば、X軸方向の二辺を筆軸外側に窪ませたことから、実施例1よりも筆毛30が全体的に疎となって、実施例1と同様筆毛中央部30cと両端部30e,30eの使用感が異なるのに加えて、実施例1よりも全体的に柔らかい使用感が得られる。また、筆毛30の両端部30e,30eがより柔らかく爪を包み込むので、化粧料5を広範囲に均一量塗布できる筆毛30となる。
図5は第4の実施例に係る化粧筆の先端側斜視図である。第4の実施例の植毛穴20Dは、実施例2の植毛穴20BがY軸非対称形状となった変形例である。具体的には、植毛穴20Bの起伏部21Aは一定曲率の円弧であったのに対し、本実施例の起伏部21Dは、筆毛左右において曲率の異なる円弧となっており、筆毛左側30lよりも右側30rのほうが大きい曲率で筆軸内側に凹むように形成されている。本実施例によれば、植毛穴20DがY軸非対称であることから、実施例2と同様筆毛中央部30cと両端部30e,30eの使用感が異なるのに加えて、さらに筆毛右側30rが左側30lよりも密となって、筆毛右側中央部30rc、筆毛右側端部30re、筆毛左側中央部30lc、筆毛左側端部30leでそれぞれ異なる使用感が得られ、一本の化粧筆1で多様の使用感が得られる。
図6は第5の実施例に係る化粧筆の先端側斜視図である。第5の実施例の植毛穴20Eの開口部は四辺を有し、植毛穴20EのY軸方向の二辺が長円形の筆軸先端面11長手方向と平行に形成されるとともに、Y軸方向の二辺にはそれぞれ、矩形に凹む溝である起伏部21EがY軸方向の辺上に等ピッチで複数形成され、X軸方向の二辺はそれぞれ、該辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸外側に凸となる円弧状の凸部となる起伏部21Cが形成されている。これにより、筆毛30は、起伏部21Eに筆毛30がはまって、筆毛30の外周部が複数の毛束状に分割された状態で延出する。本実施例によれば、筆毛左右方向において起伏部21Eの凹凸箇所に対応して異なる使用感を得ることができる。また、起伏部21Eの溝に表面張力によって化粧料5が保持されて、従来の筆毛よりも多量の化粧料5を化粧料容器4外へ持ち出すことができる。また、起伏部21Eの溝開口部が鋭利となって、爪の細部に対しても化粧料5をしっかりと塗布できる筆毛30となる。なお、X軸方向の二辺は、実施例1,2のように直線状や起伏部21Bに形成しても良い。
図7は第6の実施例に係る化粧筆の先端側斜視図である。第6の実施例の植毛穴20Fの開口部は四辺を有し、X軸方向の二辺は実施例5と同様起伏部21Cに形成し、植毛穴20FのY軸方向の二辺には、その中央部に、筆毛右側30rよりも左側30lが筆軸内側に狭められる段差である起伏部21Fを形成した。これにより、筆毛30は、起伏部21Fを境に筆毛30の幅方向(厚み)が異なるY軸非対称形状で延出する。本実施例によれば、起伏部21Fを境界に筆毛30の収束密度が変化して、筆毛右側30rは左側30lよりも柔らかいため、一本の化粧筆1で多様の使用感が得られる。また、起伏部21Fの段差頂部が鋭利となって、爪の細部に対しても化粧料5をしっかりと塗布できる。なお、X軸方向の二辺は実施例1,2のように直線状や起伏部21Bに形成しても良い。
図8は第7の実施例に係る化粧筆の先端側斜視図である。第7の実施例の植毛穴20Gの開口部は、X軸方向両端部が鋭利となる、ピーナッツ形状に形成されている。本実施例によれば、植毛穴20Gの形状を、筆軸10横断面と相似形状に形成せず、X軸方向両端部を鋭利に形成して異形に形成したことで、筆毛両端部30e,30eは筆毛中央部30cとは異なる使用感が得られる。即ち、筆毛両端部30e,30eの収束密度が大きいことから固く、かつ鋭利なことから爪の細部に対しても化粧料5をしっかりと塗布できる筆毛30となる。
図9は第8の実施例に係る化粧筆の先端側斜視図である。第8の実施例の植毛穴20Gの開口部は、X軸方向一端部が鋭利となる、円錐形状に形成されている。本実施例によれば、植毛穴20Gの形状を、筆軸10横断面と相似形状に形成せず、X軸方向一端部を鋭利に形成して異形に形成したことで、筆毛一端部30eは密かつ鋭利なことから爪の細部に対しても化粧料5をしっかりと塗布でき、筆毛左右方向に徐々に収束密度が小さくなって、漸次的に柔らかく変化する筆毛30となる。
即ち、上記実施例1〜8において、植毛穴20A〜20Hの形状を、安易に筆軸10の横断面形状を縮小した長円形に形成せず異形に形成することで、筆毛30を拘束する力に強弱が生じ、筆毛30の収束密度に変化が生じて筆毛30の広がり方が変化するので、用いる箇所によって多様な使用感が得られる。よって、従来のように植毛する筆毛30の材質を変化させなくとも、植毛穴(開口部)の形状を工夫するだけで、一本の化粧筆1で多様な使用感を創出することができ、ユーザの多様なニーズに容易かつ安価に応えることのできる化粧筆1を提供できる。
1 化粧筆
3 操作部
10 筆軸
10a 筆軸先端部
10b 筆軸基端部
11 筆軸先端面
20A〜20H 植毛穴
21A〜20F 起伏部
30 筆毛
3 操作部
10 筆軸
10a 筆軸先端部
10b 筆軸基端部
11 筆軸先端面
20A〜20H 植毛穴
21A〜20F 起伏部
30 筆毛
Claims (10)
- 基端部を操作部とする丸棒状の筆軸の先端の面に形成された植毛穴に筆毛が植毛され、前記植毛穴から前記筆毛が延出する化粧筆において、
前記筆軸の横断面形状と前記植毛穴形状とが相似形状でないよう、異形となるように形成されたことを特徴とする化粧筆。 - 請求項1に記載の化粧筆において、前記植毛穴の開口部は四辺を有し、前記筆軸先端面を、該四辺とX軸Y軸とが直交するXY平面とすると、前記植毛穴の、X軸方向の辺及び/又はY軸方向の辺には起伏部が形成されて、前記筆軸横断面形状とは異形となることを特徴とする化粧筆。
- 請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、前記植毛穴の辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸中心側に凹む円弧状の凹部であって、該起伏部は前記Y軸方向の辺に形成され、前記X軸方向の辺は直線状に形成されたことを特徴とする化粧筆。
- 請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、前記植毛穴の辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸中心側に凹む円弧状の凹部であって、該起伏部は前記Y軸方向及びX軸方向の辺に形成されたことを特徴とする化粧筆。
- 請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、前記Y軸方向の辺に形成された該辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸中心側に凹む円弧状の凹部と、前記X軸方向の辺に形成された該辺の延在方向中央部が両端部よりも筆軸外側に凸となる円弧状の凸部であることを特徴とする化粧筆。
- 請求項3〜5のいずれかに記載の化粧筆において、前記植毛穴はY軸非対称形状に形成されたことを特徴とする化粧筆。
- 請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、矩形に凹む溝であって、該起伏部は、少なくとも前記Y軸方向の辺に、複数形成されたことを特徴とする化粧筆。
- 請求項2に記載の化粧筆において、前記起伏部は、段差であって、該起伏部は前記Y軸方向の辺に形成されて、前記植毛穴はY軸非対称形状に形成されたことを特徴とする化粧筆。
- 請求項1に記載の化粧筆において、前記筆軸先端面をXY平面とすると、前記植毛穴の開口部は、前記X軸方向両端部が鋭利となる、ピーナッツ形状に形成されて、前記横断面形状とは異形となることを特徴とする化粧筆。
- 請求項1に記載の化粧筆において、前記筆軸先端面をXY平面とすると、前記植毛穴の開口部は、前記X軸方向一端部が鋭利となる、円錐形状に形成されて、前記横断面形状とは異形となることを特徴とする化粧筆。
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