JP6046980B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、形状記憶合金に電流を流したり、加熱したりすることにより収縮する性質を利用して駆動力を得るアクチュエータに関する。
従来、カメラ付き携帯電話、腕時計型カメラなど携帯用機器の移動機構、例えば、カメラの焦点合わせのためのレンズの移動機構に、形状記憶合金の熱による収縮作用を利用したアクチュエータが種々提案されている(例えば、特許文献1)。
近年、この種のアクチュエータは、上述の移動機構に利用するだけではなく、例えば押下操作の触感がないタッチパネルなどの電子機器において、ユーザが操作部を操作した際の触感を持たせた触覚機能にも利用できるものとして注目されている。
ここで、特許文献1においては、平板状の支持基材に支持箇所および窪み部を1又は複数設け、それらに交差するように形状記憶合金線を窪み部で弛みを持たせて懸け渡し、両端を固定部で固定し、上方から平板状の可動子をその突出部が窪み部の形状記憶合金線の弛み部分に入るように配置し、ばね等でバイアス力をかける構成が記載されている。
特開2005-226456号公報(特許文献1の図1〜図3等)
ところで、携帯電話、カメラなどの携帯用機器を始め、スマートフォンやタッチパネルなどの電子機器は、本来、携帯を目的としているため、小型、軽量であることは必須の要件であり、そのような機器に付加されるアクチュエータの設置スペースは更に小さいものとなっている。
したがって、このアクチュエータは、設置スペースに合わせて小型かつ軽量なものである必要があるが、このような小型のアクチュエータは、構成部品が小さい上、1台1台手作業で組み立てを行っているため、熟練者と初心者とでは、その組立工数に差が生じ、生産技術面では生産性が悪化することが懸念される。
また、形状記憶合金の収縮力を利用して移動子を往復動させて、機器内部の一面に突き当てることにより触覚機能を付与する使用方法も考えられるため、その場合の耐久性も問題視されている。
本発明は上記実状に鑑み、組み立てが容易であり、信頼性が高いアクチュエータの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1のアクチュエータは、形状記憶合金の発熱に伴う収縮作用により動作を行うアクチュエータであって、突起状の第1突起部または窪み部を有する移動子と、前記移動子が前記第1突起部を有する場合には前記移動子の前記第1突起部に対向して配置される窪み部を有し、または、前記移動子が前記窪み部を有する場合には前記移動子の前記窪み部に対向して配置される第1突起部を有する固定子と、前記移動子と前記固定子との間に前記形状記憶合金を掛け渡した状態で、前記移動子と前記固定子との何れか一方を他方に向けて押圧し他方に固定され、前記移動子と前記固定子とを弾性部材の弾性力をもって取り付ける取り付け手段とを備え、前記第1突起部の高さは、前記窪み部の深さよりも高い
請求項1のアクチュエータによれば、弾性部材の弾性力によって移動子と固定子が取り付けられ、移動子と前記固定子との何れか一方に固定される取り付け手段を備えるので、衝撃、振動などを受けても分解せず、機械的信頼性が高い。
また、構成が簡素で組立し易く、生産性が高く製造コストが低廉である。
また、第1突起部の高さは、窪み部の深さよりも高いので、移動子と固定子のストッパ機構が構成され、アクチュエータが衝撃、振動を受けた際にも強く、耐衝撃性、耐振動性に優れる。
請求項2のアクチュエータは、請求項1に記載のアクチュエータにおいて、前記第1突起部は、複数繰り返し形成され、前記窪み部を前記移動子が有する場合には、前記移動子は、前記固定子の前記第1突起部に対して交互に形成される第2突起部を有し、前記窪み部を前記固定子が有する場合には、前記固定子は、前記移動子の前記第1突起部に対して交互に形成される第2突起部を有有している。
請求項2のアクチュエータによれば、形状記憶合金が、複数の第1突起部、窪み部、および複数の第2突起部で挟着されるので、形状記憶合金の収縮動作を、動作信頼性高く、形状記憶合金の長手方向に垂直な方向の動作に変換できる。
請求項3のアクチュエータは、形状記憶合金の発熱に伴う収縮作用により動作を行うアクチュエータであって、突起状の第1突起部を有する移動子と、前記第1突起部に対向して配置される窪み部を有する固定子と、端部近傍に設けられ、前記移動子と前記固定子との何れか一方を挿通して他方にねじ止めされる段付きねじと、前記段付きねじに挿通されて前記移動子と前記固定子とが密接するように押圧する弾性部材とを有し、前記移動子と前記固定子との間に前記形状記憶合金を掛け渡した状態で、前記移動子と前記固定子とを前記弾性部材の弾性力をもって取り付ける取り付け手段とを備え、前記第1突起部の高さは、前記窪み部の深さよりも高い
請求項3のアクチュエータによれば、段付きねじと弾性部材とで、移動子と固定子が取り付けられ、衝撃、振動などを受けても分解せず、機械的信頼性が高い。
また、構成が簡素で組立し易く、生産性が高く製造コストが低廉である。
また、第1突起部の高さは、窪み部の深さよりも高いので、移動子と固定子のストッパ機構が構成され、アクチュエータが衝撃、振動を受けた際にも強く、耐衝撃性、耐振動性に優れる。
請求項4のアクチュエータは、請求項3に記載のアクチュエータにおいて、前記移動子は、複数の第1突起部が繰り返し形成され、前記固定子は、前記第1突起部に対して交互に形成された第2突起部を有している。
請求項4のアクチュエータによれば、形状記憶合金が、移動子の複数の第1突起部と、固定子の窪み部および第2突起部とで挟着されるので、形状記憶合金の収縮動作を、動作信頼性高く、形状記憶合金の長手方向に垂直な方向の動作に変換できる。
請求項5のアクチュエータは、請求項2または請求項4に記載のアクチュエータにおいて、前記第1突起部および前記第2突起部の少なくとも一方に窪み状の溝部が形成され、該溝部に前記形状記憶合金が掛け渡されている。
請求項5のアクチュエータによれば、形状記憶合金が溝部に掛け渡されるので、形状記憶合金がアクチュエータ外部に外れず、破損、断線することが抑制される。
請求項のアクチュエータは、請求項5に記載のアクチュエータにおいて、前記窪み状の溝部は、前記形状記憶合金の径またはその厚さおよびその幅よりも深く形成されている。
請求項6のアクチュエータによれば、前記窪み状の溝部は、前記形状記憶合金の径またはその厚さおよびその幅よりも深く形成されるので、アクチュエータの破損、断線をより確実に抑制できる。
本発明によれば、組み立てが容易であり、信頼性が高いアクチュエータを達成することが可能となる。
(a)は本発明に係る実施形態のアクチュエータを示す斜視図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(b)のB部拡大図。 (a)は固定子を示す斜視図、(b)は固定子の正面図、(c)は固定子の平面図、(d)は固定子の底面図。 (a)は移動子を示す斜視図、(b)は移動子の正面図、(c)は移動子の平面図、(d)は移動子の底面図。 (a)は段付きネジを示す正面図、(b)は段付きネジを示す平面図。 (a)は圧縮コイルバネを示す正面図、(b)は圧縮コイルバネを示す平面図。 (a)〜(c)はアクチュエータの組立工程を示す斜視図。 アクチュエータの組立工程を示す正面図。 アクチュエータの組立工程を示す正面図。 アクチュエータの組立工程を示す正面図。 (a)は形状記憶合金ワイヤに通電した場合のアクチュエータを示す斜視図、(b)は形状記憶合金ワイヤへの通電を停止した場合のアクチュエータを示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明に係る実施形態のアクチュエータ1を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線断面図であり、図1(c)は、図1(b)のB部拡大図である。
実施形態のアクチュエータ1は、移動子3が図1(a)の矢印α1のように、変位することで、例えば、ユーザがタッチパネルをタッチした際に触感をユーザに付与するものなどに使用される。
アクチュエータ1は、固定子2と、移動子3と、固定子2、移動子3間に挟んで波状に配置される形状記憶合金ワイヤ4とを備えている。
移動子3には複数の移動側突起部3tが設けられる。そして、移動子3に対向して配置される固定子2には、複数の固定側突起部2tが、移動側突起部3tと交互の位置に設けられている。
また、固定子2の隣接する固定側突起部2t間に形成される固定側窪み部2kに、移動子3の移動側突起部3tが嵌合されるようになっており、移動子3の隣接する移動側突起部3t間に形成される移動側窪み部3kに、固定子2の固定側突起部2tが嵌合されるようになっている。
本構成により、形状記憶合金ワイヤ4を固定子2と移動子3との間に配置して、固定子2の固定側窪み部2kに移動子3の移動側突起部3tの先端部を当接させるとともに、移動子3の移動側窪み部3kに固定子2の固定側突起部2tの先端部を嵌合させることで、両端で固定されている形状記憶合金ワイヤ4に一定の張力が付与される。
図1(c)に示すように、移動子3の一方端部は、一方端部の段付きネジ5aが固定子2に螺刻される雌ネジ2a1に螺着されることにより、段付きネジ5aに挿通される圧縮コイルバネ6aが圧縮され、圧縮コイルバネ6aの圧縮変形x1による弾性力F1により、固定子2に取着される。
なお、圧縮コイルバネ6aの圧縮変形x1は、 F1=k1×x1 で表される。k1は、圧縮コイルバネ6aのばね定数であり、F1は、圧縮コイルバネ6aの圧縮変形による弾性力である。
同様に、移動子3の他方端部は、他方端部の段付きネジ5bが固定子2に螺刻される雌ネジ2b1に螺着されることにより、段付きネジ5bに挿通される圧縮コイルバネ6bが圧縮され、圧縮コイルバネ6bの圧縮変形x2による弾性力F2により、固定子2に取着される。
圧縮コイルバネ6bの圧縮変形x2は、 F2=k2×x2 で表される。k2は、圧縮コイルバネ6bのばね定数であり、F2は、圧縮コイルバネ6bの圧縮変形による弾性力である。
形状記憶合金ワイヤ4は、一方端部が固定子2に固定される電極7aに螺着される雄ネジn1によって取着され、他方端部が固定子2に固定される電極7bに螺着される雄ネジn2によって取着されている。
取り付けられた形状記憶合金ワイヤ4には、取り付けに際しての取り付け張力t1(図6(c)参照)と圧縮コイルバネ6aの弾性力F1と圧縮コイルバネ6bの弾性力F2とにより、所定の張力T(図1(b)参照)が付与される。
上記構成により、形状記憶合金ワイヤ4は、段付きネジ5a、5bにそれぞれ挿通される圧縮コイルバネ6a、6bの弾性力F1、F2により、移動子3によって固定子2に近接する(密接する)ように押圧されている。
アクチュエータ1は、移動子3の複数の移動側突起部3tと固定子2の固定側突起部2tに掛け渡され波状に配置された形状記憶合金ワイヤ4に、電気接続線c1、c2を介して、通電することにより、形状記憶合金ワイヤ4が収縮して直線状に張る方向の形状になることで、形状記憶合金ワイヤ4が移動子3を固定子2から離隔するように押圧し、図1(a)のα1のように、移動子3が変位することとなる。
以下、アクチュエータ1の構成要素について詳述する。
<固定子2>
図2(a)は、固定子2を示す斜視図であり、図2(b)は、固定子2の正面図であり、図2(c)は、固定子2の平面図であり、図2(d)は、固定子2の底面図である。
固定子2は、細長い直方体形状に、アルミニウムを用いてアルミダイキャストなどで形成される。
固定子2は、形状記憶合金ワイヤ4を這わせるため絶縁する必要があり、表面にアルマイト処理を行っている。また、形状記憶合金ワイヤ4は通電して熱により収縮させるため、放熱の必要がある。この点で、アルミニウムは、熱伝導性が高く放熱性が良好であり、好ましい。その他、アルミニウムは、加工性が良いという利点がある。なお、固定子2の絶縁が行えれば、アルマイト処理以外の方法を採用してもよい。
固定子2は、中央部に、複数の凸状の固定側突起部2tと窪み(凹)状の固定側窪み部2kとが交互に波状に形成されている。
固定子2の一方端縁部には、一方側の径が小さいとともに他方側の径が大きい段付き穴2aが貫設されている。段付き穴2aの小径部は、雌ネジ2a1がタップなどで螺刻されている。そして、段付き穴2aの大径部として、雌ネジ2a1より大きい径の拡径孔2a2が雌ネジ2a1に対して段付き部2a3もって形成されている。
固定子2の段付き穴2aより中央側には、貫通孔2c1が貫設され、貫通孔2c1には、電極7aが圧入や接着剤などで固定されている。電極7aは、形状記憶合金ワイヤ4に電圧を印加する(電流を流す)ためのものである。
電極7aは、真鍮などを用いて、円柱状に形成されている。電極7aの中央部には、形状記憶合金ワイヤ4を固定する雄ネジn1が螺着される雌ネジ7a1が螺刻されている。
同様に、固定子2の他方端縁部には、一方側の径が小さいとともに他方側の径が大きい段付き穴2bが貫設されている。段付き穴2bの小径部は、雌ネジ2b1がタップなどで螺刻されている。そして、段付き穴2bの大径部として、雌ネジ2b1より大きい径の拡径孔2b2が、雌ネジ2b1に対して段付き部2b3もって形成されている。
固定子2の段付き穴2bより中央側には、貫通孔2c2が貫設され、貫通孔2c2には、電極7bが圧入や接着剤などで固定されている。電極7bは、電極7aとともに形状記憶合金ワイヤ4に電圧を印加する(電流を流す)ためのものである。
電極7bは、真鍮などを用いて円柱状に形成されている。電極7bの中央部には、形状記憶合金ワイヤ4を固定する雄ネジn2が螺着される雌ネジ7b1が螺刻されている。
<移動子3>
図3(a)は、移動子3を示す斜視図であり、図3(b)は、移動子3の正面図であり、図3(c)は、移動子3の平面図であり、図3(d)は、移動子3の底面図である。
移動子3は、固定子2と対向して配置する関係から、固定子2と同様、細長い直方体形状に、アルミニウムを用いてアルミダイキャストなどで形成される。
移動子3は、固定子2と対向して、形状記憶合金ワイヤ4を這わせるため絶縁する必要があり、表面にアルマイト処理を行っている。また、移動子3は、固定子2と同様、形状記憶合金ワイヤ4に通電して熱により収縮させるため、放熱させる必要がある。この点で、アルミニウムは、熱伝導性が高く放熱性が良好であり、好ましい。その他、アルミニウムは、加工性が良いという利点がある。
移動子3は、中央部に、固定子2の固定側窪み部2kに嵌合される複数の突起状の移動側突起部3tと、固定子2の固定側突起部2tが嵌合される窪み状の移動側窪み部3kとが交互に波状に形成されている。ここで、移動子3の突起状の移動側突起部3tの高さは、固定子2の固定側窪み部2kの深さより高く形成され、移動子3の固定子2に対するストッパの役割を担っている。
移動子の各移動側突起部3tの幅方向中央には、移動側突起部3tの高さより低く形成される溝部3mが設けられている。
そして、移動子3の一方端縁部には、段付き穴3aが貫設されている。段付き穴3aは、固定子2と対向する一方側に小径の孔3a1が形成され、他方側に、小径の孔3a1より径が大きい大径の孔3a2が、小径の孔3a1に対して段付き部3a3をもって形成されている。
移動子3の段付き穴3aより中央側には、形状記憶合金ワイヤ4を固定子2の電極7aに固定する際に、固定用の雄ネジn1が挿通される雄ネジn1より大きな径の貫通孔3c1が貫設されている。
同様に、移動子3の他方端縁部には、段付き穴3bが貫設されている。段付き穴3bは、固定子2と対向する一方側に小径の孔3b1が形成され、他方側に、小径の孔3b1より径が大きい大径の孔3b2が、小径の孔3b1に対して段付き部3b3をもって形成されている。
移動子3の段付き穴3bより中央側には、形状記憶合金ワイヤ4を固定子2の電極7bに固定する際に、固定用の雄ネジn2が挿通される雄ネジn2より大きな径の貫通孔3c2が貫設されている。
なお、固定子2、移動子3を、それぞれアルミニウムで製作する場合を例示しているが、絶縁性、放熱性、加工性(量産性)などの説明した条件を満たせれば、アルミニウム以外の他の材料を使用してもよい。また、固定子2、移動子3の絶縁が行えれば、アルマイト処理以外の方法を採用してもよいのは勿論である。
<段付きネジ5a、5b>
図4(a)は、段付きネジ5a、5bを示す正面図であり、図4(b)は、段付きネジ5a、5bを示す平面図である。
段付きネジ5aは、細径の雄ネジ部5a1と、雄ネジ部5a1より大きな径の拡径部5a2と、マイナスドライバが嵌入されるマイナス(−)穴が形成されたネジ頭5a3とを有している。
同様に、段付きネジ5bは、細径の雄ネジ部5b1と、雄ネジ部5b1より大きな径の拡径部5b2と、マイナスドライバが嵌入されるマイナス(−)穴が形成されたネジ頭5b3とを有している。
段付きネジ5a、5bは、切削、型、転造などで製作される。
<圧縮コイルバネ6a、6b>
図5(a)は、圧縮コイルバネ6a、6bを示す正面図であり、図5(b)は、圧縮コイルバネ6a、6bを示す平面図である。
圧縮コイルバネ6aは、段付きネジ5aの拡径部5a2の外径より大きな内径s1を有するとともに、固定子2の段付き穴2aの半貫通孔2a2の内径よりも大きな外径s2を有している。また、図1(c)に示すように、圧縮コイルバネ6aは、移動子3の段付き穴3aの小径の孔3a1より大きな径を有し、移動子3の段付き穴3aの段付き部3a3に当接するとともに、段付きネジ5aのネジ頭5a3に当接する構成である。
圧縮コイルバネ6aは、段付きネジ5aのネジ頭5a3に当てて拡径部5a2に装着され、図1(c)に示すように、段付きネジ5aの雄ネジ部5a1が固定子2の段付き穴2aの雌ネジ2a1に螺着される。これにより、圧縮コイルバネ6aの圧縮による弾性力が移動子3と固定子2とが近接(密接)するように働く構成である。
その際、圧縮コイルバネ6aの圧縮変形x1により、所定の弾性力F1が得られるように、圧縮コイルバネ6aのバネ定数k1が選択されている。
同様に、圧縮コイルバネ6bは、段付きネジ5bの拡径部5b2の外径より大きな内径s3を有するとともに、固定子2の段付き穴2bの半貫通孔2b2の内径よりも大きな外径s4を有している。また、図1(c)に示すように、圧縮コイルバネ6bは、移動子3の段付き穴3bの小径の孔3b1より大きな径を有し、移動子3の段付き穴3bの段付き部3b3に当接するとともに、段付きネジ5bのネジ頭5b3に当接する構成である。
圧縮コイルバネ6bは、段付きネジ5bのネジ頭5b3に当てて拡径部5b2に装着され、図1(c)に示すように、段付きネジ5bの雄ネジ部5b1が固定子2の段付き穴2bの雌ネジ2b1に螺着される。これにより、圧縮コイルバネ6bの圧縮による弾性力が移動子3と固定子2とが近接(密接)するように働く構成である。
その際、圧縮コイルバネ6bの圧縮変形x2により、所定の弾性力F2が得られるように、圧縮コイルバネ6bのバネ定数k2が選択されている。
<形状記憶合金ワイヤ4>
形状記憶合金ワイヤ4は、例えば線径が細い線材を用いている。
<アクチュエータ1の特徴>
アクチュエータ1の特徴部分は、移動子3と固定子2の固定方法にある。
アクチュエータ1では、段付きねじ5a、5bと円筒状の圧縮コイルバネ6a、6bにより、移動子3と固定子2とを、形状記憶合金ワイヤ4を間に挟んで圧縮コイルバネ6a、6bの弾性力で固定し、形状記憶合金ワイヤ4が一定の張力で引っ張られる構造としている。
また、アクチュエータ1では、移動子3の移動側突起部3tの高さを、固定子2の固定側窪み部2kの深さよりも高く形成することにより、確実に移動子3の移動側突起部3tが固定子2の固定側窪み部2kに当接する構造としている。
さらに、移動子3の移動側突起部3tの窪み状の溝部3mを、形状記憶合金ワイヤ4の線径または幅寸法または厚さ寸法よりも深く形成することにより、形状記憶合金ワイヤ4が、アクチュエータ1の外部により脱落しにくい構造になっている。
一方、形状記憶合金ワイヤ4は、一定の初期応力を発生させて使用する必要がある。
そこで、形状記憶合金ワイヤ4の初期応力は、形状記憶合金ワイヤ4を電極7a、7bへの取り付ける際の張力でコントロールする。
アクチュエータ1の動作上、移動子3は固定子2から離隔するように動くが、これを実現するため、これらを段付きネジ5a、5bを用いて、円筒形状の圧縮コイルバネ6a、6bの弾性力で、移動子3を固定子2に固定する。
つまり、アクチュエータ1は、移動子3と固定子2とで、形状記憶合金ワイヤ4を挟着し、段付きネジ5a、5bと円筒形状の圧縮コイルバネ6a、6bを用いて、組付けを行う。
形状記憶合金ワイヤ4の初期張力Tは、形状記憶合金ワイヤ4を取り付ける際に加える張力t1と2つの圧縮コイルバネ6a、6bのばね定数k1、k2とその変位x1、x2による弾性力F1、F2に基づき一定の力を発生させる。
すなわち、形状記憶合金ワイヤ4を取り付ける際に加える張力t1と、圧縮コイルバネ6a、6bのばね定数k1、k2とその変位x1、x2による弾性力F1、F2により、形状記憶合金ワイヤ4の張力Tをコントロールする構造にした。
このような構造にすることにより、移動子3と固定子2を有するアクチュエータ1の動作の妨げになることなく、かつ、移動子3と固定子2とは、段付きネジ5a、5bと圧縮コイルバネ6a、6bで固定されているため、振動および/または衝撃で分解することがなく、容易に分解しない構造を実現できた。
<アクチュエータ1の組立方法>
次に、アクチュエータ1の組立方法について説明する。
図6(a)〜(c)は、アクチュエータ1の組立工程を示す斜視図であり、図7、図8、図9は、アクチュエータ1の組立工程を示す正面図である。
(1)まず、図6(a)に示すように、固定子2の両端部に形成されている一対の貫通孔2c1、2c2に、電極7a、7bをそれぞれ、圧入や接着剤を用いて固定する。
なお、電極7a、7bの固定子2への固定方法は、貫通孔2c1、2c2に雌ネジを螺刻するとともに、電極7a、7bの外周部に雄ネジを螺刻し、電極7a、7bを固定子2にネジ止めしてもよいし、電極7a、7bの固定子2への固定方法は任意に選択できる。
(2)続いて、図6(b)に示すように、形状記憶合金ワイヤ4の一方端部を、固定用の雄ネジn1に係合させて、固定用の雄ネジn1を固定子2に固定された一方の電極7aの雌ネジ7a1に螺着して、形状記憶合金ワイヤ4の一方端部を電極7aに取着する。
(3)そして、図6(c)に示すように、移動子3の移動側突起部3tに形成される窪み状の溝部3mに形状記憶合金ワイヤ4を所定の張力t1をかけて掛け渡すようにして、固定子2の固定側窪み部2kに移動子3の移動側突起部3tの先端が当接されるように位置合わせを行い、形状記憶合金ワイヤ4を移動子3の移動側突起部3tの溝部3mと固定子2の固定側突起部2tおよび固定側窪み部2kとに沿わせて、固定子2と移動子3とで挟着する。
(4)続いて、図7に示すように、移動子3に形成されている取付穴の段付き穴3a、3bとこれに対向する固定子2の段付き穴2a、2bにそれぞれ、圧縮コイルバネ6a、6bが取着された段付きネジ5a、5bを収納する。
(5)そして、圧縮コイルバネ6a、6bが取着された段付きネジ5a、5bをそれぞれ、図1(c)に示すように、段付きネジ5a、5bの拡径部5a2、5b2が、固定子2の段付き穴2a、2bの段付き部2a3、2b3に当接するまで、雌ネジ2a1、2b1に螺着する。これにより、移動子3が、圧縮コイルバネ6a、6bの圧縮変形x1、x2による弾性力F1、F2により、固定子2に取着される。
(6)続いて、図8に示すように、固定子2と移動子3とで挟着された形状記憶合金ワイヤ4の他方端部を、固定用の雄ネジn2を移動子3の貫通孔3c2を挿通させて固定子2に固定された他方の電極7bの雌ネジ7b1に螺着して、形状記憶合金ワイヤ4の他方端部を他方の電極7bに取着する。
これにより、形状記憶合金ワイヤ4には、掛け渡す際の張力t1と、圧縮コイルバネ6a、6bの弾性力F1、F2による力とが、所定の張力Tとして加わることとなる。
(7)最後に、余分な形状記憶合金ワイヤ4の他方端部の線材を切断する。そして、図9に示すように、固定子2の下方に突出した電極7a、7bにそれぞれ電気接続線c1、c2を半田付けなどして接続してアクチュエータ1が完成する。
<アクチュエータ1の作動方法>
次に、アクチュエータ1の作動方法について説明する。
(1)図9に示すアクチュエータ1の形状記憶合金ワイヤ4の両端には、電極7a、7bに接続された電気接続線c1、c2を介して、不図示の電源駆動回路が接続されている。この電源駆動回路がオンされると、電気接続線c1、c2から電流が形状記憶合金ワイヤ4に流れ、形状記憶合金ワイヤ4は通電される。
(2)この通電により、アクチュエータ1の形状記憶合金ワイヤ4は発熱されて収縮し、波状の形状から直線状に張る方向の形状に変化する。この形状記憶合金ワイヤ4の形状変化により、図10(a)の矢印α2に示すように、移動子3が圧縮コイルバネ6a、6bの弾性力に抗して固定子2から離隔して持ち上がる。
なお、図10(a)は、形状記憶合金ワイヤ4に通電した場合のアクチュエータ1を示す斜視図であり、図10(b)は、形状記憶合金ワイヤ4への通電を停止した場合のアクチュエータ1を示す斜視図である。
(3)電源駆動回路からの通電を終了すると、形状記憶合金ワイヤ4への通電が絶たれ放熱され、形状記憶合金ワイヤ4は、元の形状に戻り、移動子3は、圧縮コイルバネ6a、6bの弾性力により、図10(b)の矢印α3に示すように、固定子2に押し付けられる元の状態に復元する。
以上、本実施形態のアクチュエータ1は、下記の効果を奏する。
(1)形状記憶合金ワイヤ4を、移動子3の内側の移動側突起部3tの溝部3mに押し付けて固定することにより、形状記憶合金ワイヤ4が溝部3mの両外側に形成されている波状の移動側突起部3tから外に脱落しない。そのため、形状記憶合金ワイヤ4のアクチュエータ1からの脱落を防止できる。
また、形状記憶合金ワイヤ4を移動子3の溝部3mに掛け渡すことにより、アクチュエータ1に何らかの衝撃や振動が加わった場合にも、形状記憶合金ワイヤ4の位置がずれたり、脱落することを確実に防止できる。
(2)段付きネジ5a、5bは、それぞれ移動子3の段付き穴3a、3bを挿通して固定子2の段付き穴2a、2bの雌ネジ2a1、2b1に螺着される。そして、円筒状の圧縮コイルバネ6a、6bのそれぞれは、移動子3の段付き穴3a、3bの段付き部3a3、3b3(図1(c)参照)で押圧されて圧縮変形し、圧縮コイルバネ6a、6bの弾性力により、形状記憶合金ワイヤ4に一定の張力が付加される。そのため、アクチュエータ1が落下したり、何らかの衝撃が加わっても、アクチュエータ1自体が分解することがない。
(3)移動子3の溝部3mに形状記憶合金ワイヤ4を掛け渡し、円筒状の圧縮コイルバネ6a、6bと段付きネジ5a、5bで固定するという簡易な構成のため、簡易な組立方法で済み、組立工数を大幅に短縮できる。そのため、アクチュエータ1の組立コストの低減が可能であり、生産性が高い。
(4)移動子3の移動側突起部3tが固定子2の固定側窪み部2kに当接されるため、ストッパ機構として作用し、過負荷がアクチュエータ1に加わった場合にも、移動側突起部3tの溝部3m内の形状記憶合金ワイヤ4が損傷したり、断線することが抑制される。
(5)移動子3の溝部3mに形状記憶合金ワイヤ4がはみ出ることなく嵌るため、形状記憶合金ワイヤ4の移動子3への掛け渡しが容易であり、過負荷により形状記憶合金ワイヤ4が押し潰されて損傷することを回避できる。
以上のことから、組み立てが容易であり、信頼性が高いアクチュエータ1を実現可能である。
<<変形例>>
(1)前記実施形態では、移動子3の移動側突起部3tに形成される窪み状の溝部3mに線状の形状記憶合金ワイヤ4が掛け渡した場合を例示したが、これに限定されず、固定子2の固定側突起部2tに窪み状の溝部を形成してもよい。なお、この場合、形状記憶合金ワイヤ4の収縮力を移動子3に伝達し易くするため、固定側突起部2tの方が移動側突起部3tよりも高い方が好ましい。或いは、窪み状の溝部3mを移動側・固定側突起部3t、2tの両方に形成してもよい。
(2)前記実施形態では、移動子3に移動側突起部3t、溝部3m、移動側窪み部3を形成し、固定子2に固定側突起部2tと固定側窪み部2kを形成する場合を例示したが、固定子2に突起状の移動側突起部3t、窪み状の溝部3m、窪み状の移動側窪み部3kを形成し、移動子3に突起状の固定側突起部2tと窪み状の固定側窪み部2kを形成するように構成してもよい。
なお、この場合も、固定側突起部2tに窪み状の溝部を形成してもよい。また、上記と同様、或いは、窪み状の溝部3mを移動側・固定側突起部3t、2tの両方に形成してもよい。
(3)形状記憶合金ワイヤ4は、帯状の線材でもよく、形状記憶合金ワイヤ4の形状は、本発明の作用効果を奏する形状であれば、限定されない。
(4)前記実施形態では、弾性部材として圧縮コイルバネ6a、6bを例示したが、圧縮変形して弾性力を生ずる弾性部材であれば、その他のスプリング、ゴムなど圧縮コイルバネ以外の弾性部材を適用してもよい。
(5)前記実施形態では、段付きネジ5a、5bを固定子2に当接させてネジ止めする構成を例示したが、固定子2と移動子3とを、圧縮コイルバネ6a、6bなどの弾性部材の弾性力をもって取着すればよいので、固定子2と移動子3との構成を交代して、段付きネジ5a、5bを移動子3に当接させてネジ止めする構成としてもよい。
(6)前記実施形態では、固定子2、移動子3の形状は、細長い形状を例示して説明したが、その他の矩形状の直方体や、円柱形状でもよく、本発明の作用効果を奏すれば、固定子2、移動子3の形状は任意に選択できる。
(7)前記実施形態では、取り付け手段として、段付きネジ5a、5bを例示したが、取り付け手段は、段付きであれば、ネジ止めで固定しなくとも、圧入や接着剤で固定してもよく、段付きネジ5a、5b以外の段付きのピンでもよい。また、固定子2と移動子3とを弾性力で取り付け、固定子2と移動子3との何れか一方に固定する構成であれば、段付きネジ5a、5b、段付きのピン以外の取り付け手段を適用してもよい。例えば、圧縮コイルバネ6a、6bなどの弾性部材を、固定子2と移動子3とが密接するように押圧して、固定子2と移動子3との何れかに圧入、接着剤、ネジ止めなどで固定する固定部材を用いてもよい。
(8)前記実施形態では、段付きネジ5a、5b、圧縮コイルバネ6a、6bなどの取り付け手段をアクチュエータ1の端部近傍に設ける場合を例示したが、取り付け手段をアクチュエータ1の端部近傍以外に設ける構成としてもよい。なお、取り付け手段はアクチュエータ1の端部近傍に設ける方が、固定子2と移動子3とを取り付ける上では、より好ましい。
以上、本発明の種々の実施形態を述べたが、その説明は典型的であることを意図している。従って、本発明の範囲内で様々な修正と変更が可能である。すなわち、本発明は発明の趣旨を変更しない範囲において変更可能である。
1 アクチュエータ
2 固定子
2k 固定側窪み部(窪み部)
2t 固定側突起部(第2突起部)
3 移動子
3k 移動側窪み部(窪み部)
3m 溝部
3t 第1突起部
4 形状記憶合金ワイヤ(形状記憶合金)
5a、5b 段付きねじ(取り付け手段)
6a、6b 圧縮コイルバネ(弾性部材、取り付け手段)

Claims (6)

  1. 形状記憶合金の発熱に伴う収縮作用により動作を行うアクチュエータであって、
    突起状の第1突起部または窪み部を有する移動子と、
    前記移動子が前記第1突起部を有する場合には前記移動子の前記第1突起部に対向して配置される窪み部を有し、または、前記移動子が前記窪み部を有する場合には前記移動子の前記窪み部に対向して配置される第1突起部を有する固定子と、
    前記移動子と前記固定子との間に前記形状記憶合金を掛け渡した状態で、前記移動子と前記固定子との何れか一方を他方に向けて押圧し他方に固定され、前記移動子と前記固定子とを弾性部材の弾性力をもって取り付ける取り付け手段とを
    備え
    前記第1突起部の高さは、前記窪み部の深さよりも高い
    ことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記第1突起部は、複数繰り返し形成され、
    前記窪み部を前記移動子が有する場合には、前記移動子は、前記固定子の前記第1突起部に対して交互に形成される第2突起部を有し、
    前記窪み部を前記固定子が有する場合には、前記固定子は、前記移動子の前記第1突起部に対して交互に形成される第2突起部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 形状記憶合金の発熱に伴う収縮作用により動作を行うアクチュエータであって、
    突起状の第1突起部を有する移動子と、
    前記第1突起部に対向して配置される窪み部を有する固定子と、
    端部近傍に設けられ、前記移動子と前記固定子との何れか一方を挿通して他方にねじ止めされる段付きねじと、前記段付きねじに挿通されて前記移動子と前記固定子とが密接するように押圧する弾性部材とを有し、前記移動子と前記固定子との間に前記形状記憶合金を掛け渡した状態で、前記移動子と前記固定子とを前記弾性部材の弾性力をもって取り付ける取り付け手段とを
    を備え
    前記第1突起部の高さは、前記窪み部の深さよりも高い
    ことを特徴とするアクチュエータ。
  4. 前記移動子は、複数の前記第1突起部が繰り返し形成され、
    前記固定子は、前記第1突起部に対して交互に形成された第2突起部を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記第1突起部および前記第2突起部の少なくとも一方に窪み状の溝部が形成され、該溝部に前記形状記憶合金が掛け渡される
    ことを特徴とする請求項2または請求項4に記載のアクチュエータ。
  6. 前記窪み状の溝部は、前記形状記憶合金の径またはその厚さおよびその幅よりも深く形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のアクチュエータ。
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