JP7309585B2 - 慣性力付与装置及び触感提示装置 - Google Patents
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上記接触パネルはタッチパネルを覆った状態で、該接触パネルの面内方向に移動可能に筐体に支持されている。そのため、接触パネルを指先で触った際に、形状記憶合金ワイヤを利用して接触パネルだけを移動させることが可能とされている。
従って、形状記憶合金ワイヤの伸縮を利用して可動子を可動方向に振動させることが可能となるので、必要に応じて振動を発生させることができる。それに加え、インパルス的な振動を発生させることが可能であり、例えば機械スイッチに近い触感を作用させることや、振動モータ等とは違った触感を作用させることも可能である。
なお、可動子についても可動ピンを具備しているので、上述した固定子と同様の作用効果を奏功することができる。
特に、先に述べたようにケーシングを密封することが可能となるので、使用環境の制限を受けることなく、各種の用途に利用することができる。従って、使い勝手に優れた触感提示装置とすることができ、例えばスマートフォンやスマートウォッチ等の携帯情報端末等として好適に利用することができる。さらに、操作者の操作とは別に必要に応じて可動子を変位させることで、例えばケーシングを振動させることも可能である。これにより、例えば電話やメールの着信等を操作者に報知することが可能となり、そのための専用の振動源(例えば振動モータ等)を設ける必要がない。従って、構成の簡略化及び低コスト化に繋げることができる。
以下、本発明に係る第1実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、触感提示装置としてスマートフォン等の携帯情報端末を例に挙げて説明する。
なお、図2及び図3では、慣性力付与装置5の図示を簡略化している。
なお、厚さ方向L1のうち、ケーシング3の底壁部10から保護カバー6に向かう方向を上方といい、その反対を下方という。
なお、ケーシング3は一部品である必要がなく、例えば複数の部品を一体に組み合わせて構成しても構わない。
なお、保護カバー6の材質はガラスに限定されるものではなく、例えば透明な合成樹脂(アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等)を利用しても良く、適宜選択して構わない。
さらに、ケーシング3内には、各種の構成品に電力を供給する図示しない電源部が配設されていると共に、図示しない取出し可能なメモリカート等が配設されている。なお、電源部としては、例えば充放電可能な二次電池等とされている。
図4~図6に示すように、慣性力付与装置5は、制御基板4における中央部の上面に実装されている。ただし、この場合に限定されるものではなく、例えば制御基板4の下面側に慣性力付与装置5が実装されていても構わない。なお、図5では制御基板4の図示を省略している。
ベースプレート21は、第1方向L2に沿った長さが第2方向L3に沿った長さよりも短い平面視矩形状に形成され、制御基板4の上面に移動不能に固定されている。ただし、ベースプレート21の形状は、この場合に限定されるものではなく、例えば第1方向L2に沿った長さが第2方向L3に沿った長さよりも長い平面視矩形状に形成されても構わない。
固定子30は、第2方向L3に沿って延びると共にベースプレート21よりも長さの短い基部31と、基部31から可動子40側に向けて突出した複数の突起部32と、を備えている。複数の突起部32は、第2方向L3に一定の間隔をあけて配置されていると共に、可動子40側に向けて所定の突出量で突出するように形成されている。各突起部32の先端部は、平面視で丸みを帯びた形状、例えば円弧状に形成されている。
なお、図示の例では固定子30は4つの突起部32を有しているが、突起部32の数はこの場合に限定されるものではない。
具体的にはガイドロッド75は、第1方向L2に延びる円柱状に形成され、基部31のうち第2方向L3の両端部にそれぞれ配置されている。従って、ガイドロッド75は、複数の突起部32を間に挟むように一対設けられている。なお、ガイドロッド75は、ベースプレート21の上面に対して隙間をあけた状態で基部31及びバックプレート22に対して一体的に組み合わされている。
可動子40は、第2方向L3に沿って延びる基部41と、基部41から固定子30側に向けて突出した複数の突起部42と、を備えている。第2方向L3に沿う基部41の長さは、固定子30における基部31の長さと同等とされている。
なお、図示の例では、可動子40は3つの突起部42を有しているが、突起部42の数はこの場合に限定されるものではない。
形状記憶合金ワイヤ61は、例えばニッケル-チタン合金製のワイヤとされ、可動子40側の各突起部42と固定子30側の各突起部32との間に波状に挟み込まれている。なお、形状記憶合金ワイヤ61の材質は、ニッケル-チタン合金に限定されるものではなく、適宜変更して構わない。
なお、形状記憶合金ワイヤ61の熱伝導率よりも熱伝導率が高い材料として、アルマイト処理を施したアルミニウム材料を例に挙げて説明したが、この場合に限定されるものではなく、例えばその他の金属材料でも構わないし、合成樹脂等を採用しても構わない。
上述のように構成された、慣性力付与装置5を具備する携帯情報端末1を使用する場合の作用について説明する。
この場合には、図1に示すように、タッチパネル2及び保護カバー6を通じて、表示パネル15に表示された情報を視認しながら、保護カバー6を通じてタッチパネル2を指先で操作することで、触れた場所に対応する操作を行うことができる。これにより、携帯情報端末1が有する各種機能を適宜利用することができる。
保護カバー6を通じてタッチパネル2が指先で操作されると、制御部16は接続端子62を通じて形状記憶合金ワイヤ61に対して通電を行う。これにより、形状記憶合金ワイヤ61を加熱して、瞬間的に収縮させることができる。そのため、固定子30の各突起部32と可動子40の各突起部42との間に挟み込まれた図5に示す形状記憶合金ワイヤ61を、図8に示すように緩んだ状態から張った状態にすることができ、コイルばね70の弾性復元力(付勢力)に抗して可動子40を固定子30から離間させることができる。
このとき可動子40は、コイルばね70による弾性復元力(付勢力)によって、固定子30側に向けて接近するように付勢されている。そのため、形状記憶合金ワイヤ61の伸長に伴って、コイルばね70による付勢力を利用して可動子40を固定子30側に向けて確実に接近させることができる。そのため、重錘50が取り付けられている可動子40を可動方向である第1方向L2に沿って瞬間的に逆方向に移動させることができ、図5に示す状態に復帰させることができる。この復帰の際、先ほどと同様にタッチパネル2に触れた指先に対してクリック感を与えるかのような触感を作用させることができる。
従って、特別な防塵及び防水構造等が不要となり、簡易な構造でケーシング3を密封することが可能となるうえ、使用環境の制限を受けることなく、各種の用途に利用することができる。従って、使い勝手に優れており、携帯情報端末1として好適に利用することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
これにより、第2重錘部83は、可動子40の一部、形状記憶合金ワイヤ61及び固定子30の一部を上方から覆うように配置されている。なお、第2重錘部83の第2方向L3に沿った長さは、第1重錘部82の第2方向L3に沿った長さと同等とされている。
上述のように構成された慣性力付与装置80の場合であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
それに加えて本実施形態の場合には、第2重錘部83の分だけ重錘81を大きく設計することができるので、第1実施形態の場合よりも重錘81をより重くすることができる。従って、可動子40の瞬間的な移動によって、ケーシング3に対してより大きな慣性力を作用させることができ、操作者の指先に対してより明瞭なクリック感を与えるかのような触感を効果的に作用させることができる。
従って、本実施形態の慣性力付与装置80によれば、全体のサイズが第1方向L2に大型化することを防止しながら、重錘81をより重くすることができる。
次に、本発明に係る第3実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態ではガイドロッド75及びコイルばね70の両方を具備する構成としたが、本実施形態では、板ばね部材が可動子40を第1方向L2に移動可能に案内する機能を有している。従って、本実施形態ではガイドロッド75を具備していない。
板ばね部材91は、例えば可動子40における基部41と同等の厚みで形成されると共に、第1方向L2に沿った幅が厚みよりも小さい板片状に形成されている。そして板ばね部材91は、一端部側がサイドプレート23に接続され、他端部側が基部41のうちサイドプレート23に対して向かい合う側面に接続されている。さらに板ばね部材91は、弾性復元力(付勢力)を利用して可動子40を固定子30側に向けて常時付勢している。
上述のように構成された慣性力付与装置90の場合であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
それに加えて本実施形態の場合には、板ばね部材91を利用して、可動子40を可動方向である第1方向L2に沿ってがたつき少なくスムーズに移動させることができるので、指先に対して狙い通りの触感を確実に作用させ易い。さらに、ガイドロッド75を設ける必要がないので、構成の簡略化を図り易い。さらには、ガイドロッド75を設けない分、可動子40及び固定子30の第2方向L3に沿った長さを短くすることができるので、慣性力付与装置90の全体を小型化し易い。
なお、第1重錘部82は、第2方向L3に沿った長さが可動子40よりも長い直方体状に形成されている。これにより、第2重錘部83は、可動子40の一部、形状記憶合金ワイヤ61及び固定子30の一部に加え、板ばね部材91を上方から覆うように配置されている。従って、重錘81は、第2重錘部83が可動子40、形状記憶合金ワイヤ61、固定子30及び板ばね部材91に対して厚さ方向L1に重なる位置関係となるように可動子40に取り付けられている。
次に、本発明に係る第4実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第4実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では可動子40を制御基板4の面内に沿った第1方向L2に移動させたが、本実施形態では、制御基板4に対して垂直な方向であるケーシング3の厚さ方向L1に可動子40を移動させる。
可動子120は、ガイドロッド75を径方向の外側から囲む内筒部121と、内筒部121をさらに径方向の外側から囲む外筒部122と、内筒部121の下端開口部を塞ぐ平面視円形状の閉塞部123と、内筒部121の上端部と外筒部122の上端部とを径方向に接続する環状の接続リング124と、外筒部122の下端部から径方向の外側に向けて突出した環状のフランジ部125と、を備えている。
内筒部121の内側は、上方に開口した第1収容部127とされている。内筒部121と外筒部122との間は、下方に開口した環状の第2収容部128とされている。
その後、形状記憶合金ワイヤ61は、放熱によって収縮し、図15に示すように元の状態に復帰する。このように、形状記憶合金ワイヤ61は、通電加熱に伴う伸縮によって、可動子120と固定子110との間隔を変化させることが可能とされている。
なお、図15及び図16では、接続端子62の図示を省略している。接続端子62は、例えば固定子110における底壁部111に形成されている。
また、形状記憶合金ワイヤ61の熱伝導率よりも熱伝導率が高い材料として、アルマイト処理を施したアルミニウム材料を例に挙げて説明したが、第1実施形態で説明したように、この場合に限定されるものではなく、例えばその他の金属材料でも構わないし、合成樹脂等を採用しても構わない。
これにより、コイルばね70は、弾性復元力(付勢力)を利用して可動子120を固定子110における底壁部111側に向けて付勢している。
上述のように構成された本実施形態の慣性力付与装置100であっても、可動子120を移動させる方向が第1実施形態と異なるだけで、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
具体的には、形状記憶合金ワイヤ61に対して通電を行うことで、形状記憶合金ワイヤ61を加熱して瞬間的に伸長させることができる。これにより、図16に示すように、形状記憶合金ワイヤ61を利用して可動子120を上方に押し上げることができ、コイルばね70の弾性復元力(付勢力)に抗して可動子120を固定子110における底壁部111から離間させることができる。
この復帰の際、先ほどと同様にタッチパネル2に触れた指先に対してクリック感を与えるかのような触感を作用させることができる。
さらに本実施形態の場合では、可動子120、形状記憶合金ワイヤ61、コイルばね70、ガイドロッド75及び重錘130が径方向に重なるように配置されているので、慣性力付与装置100の全体をよりコンパクトに構成でき、薄型化及び小型化を図り易い。それに加え、重錘130を径の大きなリング状に形成できるので、重量をより重くし易い。従って、ケーシング3に対して可動子120及び重錘130の慣性力をより効果的に作用させ易く、指先に対してクリック感を与えるかのような触感を効果的に作用させることができる。
次に、本発明に係る第5実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第5実施形態においては、第4実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第4実施形態では可動子120と重錘130を別体に形成したが、本実施形態では可動子と重錘とを一体に形成している。
これにより、コイルばね70は、弾性復元力(付勢力)を利用して可動子150を固定子110における底壁部111側に向けて付勢している。
上述のように構成された本実施形態の慣性力付与装置140であっても、形状記憶合金ワイヤ61に通電を行うことで、該形状記憶合金ワイヤ61を瞬間的に伸長させて、図19に示すように可動子150を上方に押し上げることができる。
従って、本実施形態の慣性力付与装置140であっても、第4実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
また、第4実施形態の場合に比べて、慣性力付与装置140の全体のサイズを小径化することができ、さらなる小型化を図り易い。
次に、本発明に係る第6実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第6実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
ただし、ベースプレート21に対する固定ピン181の取付け方法は、この場合に限定されるものではなく、例えば接着等によって固定しても構わない。さらに、例えばベースプレート21を含むベース台20を合成樹脂材料で形成し、固定ピン181を金属材料で形成する場合には、インサート成形によってベースプレート21と固定ピン181とを一体に組み合わせても構わない。
なお、固定ピン181は、先端部が後述する可動プレート192に対して近接する長さ、或いは先端部と可動プレート192との間に僅かな隙間が確保される長さで形成されている。
ただし、可動プレート192に対する可動ピン191の取付け方法は、この場合に限定されるものではなく、例えば接着等によって固定しても構わない。さらに、例えば可動プレート192及び基部41を合成樹脂材料で形成し、可動ピン191を金属材料で形成する場合には、インサート成形によって可動プレート192と可動ピン191とを一体に組み合わせても構わない。
なお、可動ピン191は、先端部がベースプレート21に対して近接する長さ、或いは先端部とベースプレート21との間に僅かな隙間が確保される長さで形成されている。
ただし、固定ピン181及び可動ピン191を、アルミニウム以外の金属材料、例えば真鍮等で形成しても構わないし、合成樹脂材料で形成しても構わない。
なお、形状記憶合金ワイヤ61の両端部は、基部41に取り付けられた接続端子62に接続されている。
上述のように構成された慣性力付与装置170の場合であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
すなわち、形状記憶合金ワイヤ61が固定ピン181と可動ピン191との間に波状に挟み込まれているので、形状記憶合金ワイヤ61が伸縮することで、固定ピン181と可動ピン191との間隔を第1方向L2に変化させることができる。これにより、形状記憶合金ワイヤ61の伸縮を利用して、重錘50が取り付けられている可動子190を第1方向L2に瞬間的に変位させることができる。従って、タッチパネル2に触れた指先に対してクリック感を与えるような触感を作用させることができる。
なお、固定ピン181の上端部及び可動ピン191の下端部は共に丸みを帯びて形成されているうえ、固定ピン181と可動プレート192との間、及び可動ピン191とベースプレート21との間は近接或いは僅かな隙間が確保されている。そのため、固定ピン181及び可動ピン191を利用する場合であっても、可動子190の移動が阻害されることなく、可動子190のスムーズな移動を可能とすることができる。
例えば、中実のアルミニウムの棒材を所定の外径に仕上げた後、所定の長さで切断し、丸みを帯びるように先端部を加工することで、固定ピン181として利用することができる。そのため、低コストで固定子180を製造することが可能となる。
なお、可動子190についても可動ピン191を具備しているので、上述した固定子180と同様の作用効果を奏功することができる。
L2…第1方向(可動方向)
1…携帯情報端末(触感提示装置)
2…タッチパネル(操作パネル)
5、80、90、100、140、170…慣性力付与装置
15…表示パネル
16…制御部
30、110…固定子、熱伝動体
40、120、150…可動子、熱伝動体
50、81、130、160…重錘
60…アクチュエータ部
61…形状記憶合金ワイヤ
70…コイルばね(弾性部材)
75…ガイドロッド(案内部材)
91…板ばね部材(弾性部材)
180…固定子
181…固定ピン、熱伝動体
190…可動子
191…固定ピン、熱伝動体
200…スマートウォッチ(触感提示装置)
Claims (7)
- 固定子と、
前記固定子に対して可動方向に相対移動可能に配置された可動子と、
前記可動子に取り付けられた重錘と、
前記固定子と前記可動子との間に設けられた形状記憶合金ワイヤを有し、前記可動子を前記可動方向に瞬間的に変位させると共に、該変位に基づいて外部に対して慣性力を作用させるアクチュエータ部と、
前記可動子を前記固定子側に向けて、前記可動方向に沿って付勢する弾性部材と、を備え、
前記形状記憶合金ワイヤは、温度に応じて長さが変化すると共に、通電加熱に伴う伸縮によって前記可動子と前記固定子との間の間隔を変化させ、
前記アクチュエータ部は、前記形状記憶合金ワイヤに接触するように配置された熱伝動体を備え、
前記固定子及び前記可動子は、前記熱伝動体として機能し、
前記重錘は、前記可動子よりも比重の大きい材料で形成され、前記可動子に対して一体的に組み合わされていることを特徴とする慣性力付与装置。 - 請求項1に記載の慣性力付与装置において、
前記弾性部材は、前記可動方向における弾性率が、前記可動方向に対して直交する直交方向における弾性率よりも低くなるように形成され、弾性率の違いによって前記可動子を前記可動方向に沿って移動可能に案内する、慣性力付与装置。 - 請求項1又は2に記載の慣性力付与装置において、
前記重錘は、少なくとも一部が、前記可動子、前記形状記憶合金ワイヤ、前記弾性部材及び前記固定子のうちの少なくともいずれか1つに対して、前記可動方向に対して直交する直交方向に重なる位置関係となるように前記可動子に取り付けられている、慣性力付与装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の慣性力付与装置において、
前記弾性部材は、少なくとも一部が、前記形状記憶合金ワイヤに対して、前記可動方向に対して直交する直交方向に重なる位置関係となるように設けられている、慣性力付与装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の慣性力付与装置において、
前記可動子を前記可動方向に移動可能に案内する案内部材を備えている、慣性力付与装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の慣性力付与装置において、
前記固定子は、前記可動方向に沿って配置された固定プレート、及び前記可動方向に対して直交する直交方向に突出するように前記固定プレートに取り付けられた複数の固定ピンを備え、
前記可動子は、前記可動方向に沿って配置されると共に、少なくとも一部分が前記固定プレートに対して前記直交方向に向かい合うように配置された可動プレート、及び前記直交方向に突出するように前記可動プレートに取り付けられた複数の可動ピンを備え、
複数の前記固定ピン及び複数の前記可動ピンは、前記可動方向及び前記直交方向に対して直交する方向に沿って、一定の間隔をあけて交互に並ぶように配列され、
前記形状記憶合金ワイヤは、前記固定ピン及び前記可動ピンに対して交互に接触しながら、前記固定ピンと前記可動ピンとの間に波状に挟み込まれている、慣性力付与装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の慣性力付与装置と、
指先で操作される操作パネルを有すると共に、前記慣性力付与装置を内部に収容するケーシングと、
前記ケーシングに設けられ、前記操作パネルを通じて情報を表示する表示パネルと、
前記ケーシング内に収容され、前記操作パネルの操作に応じて前記表示パネルの表示を制御する制御部と、を備えることを特徴とする触感提示装置。
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