JP6046362B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品供給装置より電子部品を取出す2つの装着ヘッドを備え、各装着ヘッドに備えられた複数の吸着ノズルにより前記部品供給装置からの電子部品の取り出し、この吸着ノズルに保持された前記電子部品を部品認識カメラで撮像して認識処理し、各電子部品の装着座標に各認識結果を加味し、前記電子部品をそれぞれ基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
この種の電子部品装着装置は、例えば特許文献1などに開示されている。この種の電子部品装着装置では、精度良く、プリント基板上に電子部品を装着している。
特開2005−159209公報
しかしながら、部品供給装置より電子部品を吸着して取出す際の吸着ノズルの停留時間を短くして、吸着のための真空圧が高くなる前に上昇させるようにすると、電子部品の吸着が不安定となる。
そこで、部品供給装置より電子部品を取出す際の吸着ノズルによる電子部品の吸着を安定させることを目的とする。
このため本発明の電子部品装着装置は、部品供給装置より電子部品を取出す2つの装着ヘッドを備え、各装着ヘッドが前記部品供給装置と基板との1回の往復移動を行うサイクル毎に、各装着ヘッドに備えられた複数の吸着ノズルにより前記部品供給装置からの電子部品を取り出し、この吸着ノズルに保持された前記電子部品を部品認識カメラで撮像して認識処理し、各電子部品の装着座標に各認識結果を加味し、前記電子部品をそれぞれ基板上に装着する電子部品装着装置において、
1枚目の前記基板への電子部品の装着に伴う一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルに保持された電子部品の前記認識処理動作の際に、他方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルによる電子部品の装着中のために、前記一方の前記装着ヘッドが待機していた時間を前記サイクル毎に計時する待機時間タイマーと、
この待機時間タイマーが計時した待機時間を格納する記憶装置と、
前記電子部品の取り出し時において、電子部品の種類である部品ID毎に予め設定された吸着停留時間に基づいて前記吸着ノズルが停留する停留時間を演算する制御装置と、を設け、
前記制御装置は、2枚目以降の前記基板への電子部品の装着に伴い一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルを下降させて前記部品供給装置より電子部品を吸着して取出す際に、前記サイクルと同一のサイクルにおいて前記吸着停留時間と前記記憶装置に格納された待機時間とに基づき、一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルが停留する停留時間が可能な限り長くなるように当該一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルを停留させるように各装着ヘッドを制御することを特徴とする。
好ましい態様において、前記制御装置は、2枚目以降の基板への電子部品の装着に伴一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルを下降させて前記部品供給装置より電子部品を吸着して取出す際に、一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルが停留する吸着停留時間に前記記憶装置に格納された待機時間をこのサイクルにおける前記電子部品の装着点数で除算した時間を加えることにより、当該一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルが停留する前記停留時間を演算することを特徴とする。
本発明は、部品供給装置より電子部品を取出す際の吸着ノズルによる電子部品の吸着を安定させることができる。
電子部品装着装置の概略平面図である。 装着ヘッドの真空吸着及びエア吹出しの制御を示す図である。 電子部品装着装置の制御ブロック図である。 装着データを示す図である。 部品データを示す図である。 実装動作に係るフローチャートを示す図である。 1サイクルに係るフローチャートを示す図である。 部品吸着動作に係るフローチャートを示す図である。 上下軸モータ停留時間計算処理に係るフローチャートを示す図である。 部品認識動作に係るフローチャートを示す図である。 1枚目のプリント基板に対する装着ヘッドのタイミングチャートを示す図である。 2枚目のプリント基板に対する装着ヘッドのタイミングチャートを示す図である。
以下図1に基づき、基板としてのプリント基板P上に電子部品を装着する電子部品装着装置1について、本発明の実施の形態を説明する。この電子部品装着装置1には、各プリント基板Pの搬送を並列に行なう搬送装置2と、装置本体の手前側と奥側に配設され電子部品を供給する部品供給装置3A、3Bと、駆動源により一方向に移動可能(Y方向に往復移動可能)な一対のビーム4A、4Bと、それぞれ吸着ノズル5を備えて前記各ビーム4A、4Bに沿った方向に各駆動源により別個に移動可能な装着ヘッド6A(ヘッド番号「1」)、6B(ヘッド番号「2」)とが設けられている。
前記搬送装置2は供給コンベア2Aと、プリント基板Pを位置決め固定する位置決め部2Bと、排出コンベア2Cとを備えている。そして、前記供給コンベア2Aは上流より受けた各プリント基板Pを位置決め部2Bに搬送し、この各位置決め部2Bで位置決め装置により位置決めされた各基板上に電子部品が装着された後、排出コンベア2Cに搬送され、その後下流側装置に搬送される構成である。
そして、前記部品供給装置3A、3Bは前記搬送装置2の奥側位置と手前側位置に配設され、取付台であるカート台7A、7Bのフィーダベース上に部品供給ユニット8を多数並設したものである。各カート台7A、7Bは部品供給ユニット8の部品供給側の先端部がプリント基板Pの搬送路に臨むように前記装置本体に連結具を介して着脱可能に配設され、各カート台7A、7Bが正規に装置本体に取り付けられるとカート台7A、7Bに搭載された部品供給ユニット8に電源が供給され、また前記連結具を解除して把手を引くと下面に設けられたキャスタにより移動できる構成である。
そして、X方向に長い前後一対の前記ビーム4A、4Bは、各リニアモータから構成されるY方向モータ9の駆動により左右一対の前後に延びたガイドに沿って前記各ビームに固定されたスライダが摺動して個別にY方向に移動する。前記Y方向モータ9は、左右一対の基体1A、1Bに沿って固定された上下一対の固定子と、前記ビーム4A、4Bの両端部に設けられた取付板の下部に固定された可動子9Aとから構成される。
また、前記ビーム4A、4Bにはその長手方向(X方向)にリニアモータから構成されるX方向モータ10によりガイドに沿って移動する前記装着ヘッド6A、6Bが夫々内側に設けられており、前記X方向モータ10は各ビーム4A、4Bに固定された前後一対の固定子と、各固定子の間に位置して前記装着ヘッド6A、6Bに設けられた可動子とから構成される。
従って、各装着ヘッド6A、6Bは向き合うように各ビーム4A、4Bの内側に設けられ、前記装着ヘッド6Aは対応する奥側の部品供給装置3Aの部品供給ユニット8から電子部品の取出し作業を行い、搬送装置2上のプリント基板Pに装着することができ、装着ヘッド6Bは対応する手前側の部品供給装置3Bから電子部品を取り出して前記プリント基板Pに装着することができる。
そして、各装着ヘッド6A、6Bには各バネにより下方へ付勢されている吸着ノズル5が円周上に所定間隔を存して4本配設されており、この吸着ノズル5は上下軸モータ12により昇降可能であり、またθ軸モータ13により装着ヘッド6A、6Bを鉛直軸周りに回転させることにより、結果として各装着ヘッド6A、6Bの各吸着ノズル5はX方向及びY方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、且つ上下動可能となっている。
なお、前記Y方向モータ9、X方向モータ10、上下軸モータ12、θ軸モータ13には、それぞれエンコーダ9E、10E、12E、13Eが接続され、回転数、回転角度が監視把握される。また、各部品認識カメラ14は、各装着ヘッド6A、6Bに設けられた各吸着ノズル5に吸着保持された電子部品を一括して撮像する。
図2において、33は真空源に連通する真空/正圧切替弁、34はエア供給源に連通するブローON/OFF切替弁、35は前記吸着ノズル5に対応して設けられ真空源に連通して吸着ノズル5が吸引するかエア供給源に連通して吸着ノズル5がエア吹き出しするかを切り替えるエア切替バルブ電磁弁である。
このエア切替バルブ電磁弁35が励磁すると、真空/正圧切替弁33を介して真空引き用通路36とノズル連通通路37とが連通可能であり、ノズル連通通路38とエアブロー用通路39とが遮断され、吸着ノズル5はノズル連通通路37、真空/正圧切替弁33、真空引き用通路36を介して真空源と連通可能となり、吸着ノズル5は電子部品の真空吸着を維持できる。
また、前記エア切替バルブ電磁弁35が消磁すると、真空源に連通した真空引き用通路36とノズル連通通路37とが遮断され、ブローON/OFF切替弁34を介してノズル連通通路38とエアブロー用通路39とが連通可能であり、吸着ノズル5による電子部品Dの真空吸着を止めると共に吸着ノズル5にエア供給源からの空気がエアブロー用通路39、ブローON/OFF切替弁34、ノズル連通通路38を介して吹き込まれる。
図3は電子部品装着装置1の電子部品装着に係る制御のための制御ブロックであり、以下説明する。電子部品装着装置1の各要素は制御装置15が統括制御しており、記憶装置17が各種データを格納しており、バスライン18を介して両者は接続されている。また、制御装置15には操作画面等を表示するモニタ19及び該モニタ19の表示画面に形成された入力手段としてのタッチパネルスイッチ20がインターフェース21を介して接続されている。また、前記Y方向モータ9等が駆動回路22、インターフェース21を介して前記制御装置15に接続されている。なお、前記制御装置15は制御手段、確認手段、判定手段、計算手段などの機能を果たす。
前記記憶装置17には、プリント基板Pの種類毎に装着データが記憶されている。この装着データは、そのサイクル番号毎に、装着ヘッド6A、6Bのヘッド番号(装着ヘッド6Aは「1」、装着ヘッド6Bは「2」)、待機時間、1サイクル装着点数、部品ID、装着座標(X座標、Y座標Y、角度)とから構成される(図4参照)。
また、前記記憶装置17には、カート台7A、7B上に配設された前記各部品供給ユニット8の部品配置番号に対応した各電子部品の種類(部品ID)の部品配置データや、図5に示すような部品ID毎の吸着停留時間に関する部品データ等が格納されている。
更には、前記記憶装置17には、電子部品の特徴を表す形状データ・認識データ・制御データ・部品供給データから成る電子部品毎の部品ライブラリデータ等が格納されている。
23はインターフェース21を介して前記制御装置15に接続される認識処理装置で、前記部品認識カメラ14により撮像して取込まれた画像の認識処理が該認識処理装置23にて行われ、制御装置15に処理結果が送出される。即ち、制御装置15は部品認識カメラ14により撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように指示を認識処理装置23に出力すると共に、認識処理結果を認識処理装置23から受取るものである。
また、インターフェース21を介して前記制御装置15にカウンタ40が接続され、プリント基板Pの仕上がり枚数を計数する。また、インターフェース21を介して前記制御装置15に停留タイマー41が接続され、吸着ノズル5が下降して停留する停留時間の計時をする。この停留時間はア切替バルブ電磁弁35が励磁してから、通常、電子部品の吸着するときの真空度であって吸着ノズル5により確実に吸着できる満足真空度に到達までの時間である。更に、インターフェース21を介して前記制御装置15に待機時間タイマー42が接続され、待機時間をする。
以下、本発明の実施形態である図6乃至図10のフローチャートに基づいて、以下動作について説明する。先ず、実装動作に係るフローチャートを示す図6において、運転開始スイッチが操作されると、初めに前記カウンタ40を「0(ゼロ)」にセットし(ステップS01)、基板であるプリント基板Pを位置決め部2Aに取り込む(ステップS02)。即ち、プリント基板Pは上流装置より供給コンベア2Aを介して位置決め部2Bに搬送されて位置決め固定される。
そして、制御装置15は装着ヘッド6A(ヘッド番号「1」)、6B(ヘッド番号「2」)が連鎖吸着をするために、図4に示す装着データから1サイクルデータを読み出す(ステップS03)。即ち、装着ヘッド6A又は6Bが前記部品供給装置3A又は3Bとプリント基板Pとの1回の往復分で電子部品の取り出し処理及び装着処理する1サイクルデータを読み出す。
次に、この読み出したサイクル番号「1」のヘッド番号が「1」かどうかが判定される(ステップS04)。この装着データによると、ヘッド番号が「1」であるので、装着ヘッド6Aによる1サイクルにおける実装動作を開始する(ステップS05)。即ち、1サイクルに係るフローチャートを示す図7に示すように、初めに奥側の装着ヘッド6Aにより部品IDが「AAA」、「BBB」、「CCC」の各部品供給ユニット3Aから該当する電子部品を吸着ノズル5が吸着して取出す(ステップS21)。
即ち、部品吸着動作に係るフローチャートを示す図8に示すように、Y方向はY方向モータ9を駆動させてビーム4Aを移動させ、X方向はX方向モータ10を駆動させて、装着ヘッド6Aを電子部品の取り出しのためにXY方向に移動を開始し(ステップS31)、θ軸モータ13の駆動を開始させる(ステップS32)。
次に、制御装置15は、エンコーダ10E、9Eからの位置情報に基づいてX方向モータ10及びY方向モータ9の各回転位置を把握し、部品供給ユニット8の部品取出し位置に到達して移動を完了したかを確認する(ステップS33)、制御装置15はこの完了を確認したら、エンコーダ13Eからの位置情報に基づいてθ軸モータ13の回転位置を把握し、装着角度への移動を完了したかを確認する(ステップS34)、制御装置15はこの完了を確認したら上下軸モータ12の下降のための駆動を開始して吸着ノズル5の下降移動を開始する(ステップS35)。
そして、制御装置15はエンコーダ12Eからの位置情報に基づいて下降到達位置までの移動を完了したかを確認したら(ステップS36)、エア切替バルブ電磁弁35が励磁する(ステップS37)。このエア切替バルブ電磁弁35が励磁すると真空側に切替り、ノズル連通通路38とエアブロー用通路39とが遮断され、吸着ノズル5はノズル連通通路37、真空側に切り替わっている真空/正圧切替弁33、真空引き用通路36を介して真空源と連通可能となり、吸着ノズル5は電子部品の真空吸着動作を開始する。
そして、制御装置15は上下軸モータ12の停留時間を計算し(ステップS38)、停留タイマー41が停留時間の計時を開始する(ステップS39)。この場合の上下軸モータ12の停留時間の計算については、図9に示すように、図5に示す部品ID「AAA」の部品データの吸着停留時間「100」(「A」)を読み出し(ステップS51)、次いで装着データに基づいて装着データの待機時間「90」(「B])÷1サイクルの装着点数「3」の計算を行い(ステップS52)、「A+B」の停留時間(約130msec)の計算をする(ステップS53)。
このように、算出された停留時間の計時を停留タイマー41が開始し(ステップS39)、停留時間経過を計時したら(ステップS40)、制御装置15は上下軸モータ12の上昇のための駆動を開始させ(ステップS41)、制御装置15はエンコーダ12Eからの位置情報に基づいて上昇到達位置までの移動を完了したかを確認したら(ステップS42)、部品吸着動作は終了する。
この部品吸着動作が終了したら、図7に戻り、制御装置15は部品認識動作を行うように制御する(ステップS22)。この部品認識動作については、図10に示すように、Y方向モータ9及びX方向モータ10を駆動させてXY方向に移動を開始し(ステップS61)プリント基板P上に電子部品を装着するために移動する途中で装着ヘッド6Aを部品認識カメラ14の上方を通過させて、各吸着ノズル5に吸着保持されている電子部品を部品認識カメラ14により撮像し(フライ認識)、部品の認識処理動作が行われる(ステップS62)。
そして、制御装置15はエンコーダ10E、9Eからの位置情報に基づいてX方向モータ10及びY方向モータ9の各回転位置を把握し、前記部品装着位置に到達したかを確認する(ステップS63)。
制御装置15が前記部品装着位置への到達を確認すると、プリント基板Pの仕上がり枚数が1以上か否かを確認し(ステップS64)、未だ0枚であるので、待機時間タイマー42が計時を開始する(ステップS65)。そして、制御装置15は、対向する手前側の装着ヘッド6Bが電子部品の装着中か否かを判定し(ステップS66)、装着中でなくなると前記待機時間タイマー42が計時を停止し(ステップS67)、待機時間を記憶装置17に保存格納する(ステップS68)。
この部品認識動作が終了すると、装着データにおける装着座標にこの認識結果を加味して吸着ノズル5に対する電子部品のズレを補正して、電子部品のプリント基板Pへの装着動作が行われる(ステップS23)。そして、装着ヘッド6Aによる1サイクルにおける実装動作が終了すると(ステップS06)、装着データにおいて、次サイクルデータがあるか否かが判定され(ステップS09)、あると判定されるとステップS03に戻り、前記部品供給装置3A又は3Bとプリント基板Pとの1回の往復分で電子部品の取り出し処理及び装着処理する1サイクルデータを読み出す(ステップS03)。
次に、この読み出したサイクル番号「1」のヘッド番号が「1」かどうかが判定される(ステップS04)。この装着データによると、次のサイクル番号「2」はヘッド番号が「2」であるので、装着ヘッド6Bによる1サイクル(サイクル番号「2」)における実装動作を開始する(ステップS07)。そして、装着ヘッド6Bによる1サイクルにおける実装動作が終了すると(ステップS08)、装着データにおいて、次サイクルデータがあるか否かが、前述したように判定され(ステップS09)、あると判定されるとステップS03に戻るという動作が次サイクルデータがなくなるまで繰り返される。
この場合、1枚目のプリント基板Pへの装着に伴う装着ヘッド6B又は6Aによる実装動作における電子部品の認識動作の際に(ステップS22)、ステップS65〜S68において、対向する装着ヘッド6A又は6Bの装着中のために待機しなければならなかった待機時間をサイクル毎に待機時間タイマー42が計時して、記憶装置17にこの待機時間がサイクル毎に保存格納される。そして、2枚目以降のプリント基板Pにおける対応する同一のサイクルにおいて、この2枚目以降のプリント基板Pへの装着に伴う装着ヘッド6B又は6Aによる実装動作における電子部品の吸着動作の際に(ステップS21)、装着ヘッド6B又は6Aの上下軸モータ12の停留時間の計算がされるが(ステップS38)、前記記憶装置17に保存格納されたこのサイクルの前記待機時間が同一のサイクルにおける電子部品の吸着動作の際に利用される。即ち、吸着ノズル5が下降した際における上下軸モータ12の停留時間の計算処理に際して(図9参照)、図5の部品データにおける吸着すべき電子部品の対応する吸着停留時間と、前記待機時間÷1サイクルの装着点数(例えば、サイクル番号「2」では3点)の商との和がこのサイクルにおける電子部品を吸着する際の上下軸モータ12の停留時間となる。
そして、前記カウンタ40がプリント基板Pの仕上がり枚数をカウントアップして「1」とし(ステップS10)、前記位置決め部2Bから排出コンベア2Cを介して下流側装置に搬送すると共に、制御装置15は前記供給コンベア2Aから基板位置決め部2Bに次のプリント基板Pを搬送するように要求する(ステップS11)。次に、ステップS02に戻って、次のプリント基板Pに対して前述したような、電子部品の吸着取出し動作、電子部品の認識動作及び電子部品の装着動作が行われることとなる。
なお、以上説明したように、各装着ヘッド6A、6Bは、1枚目のプリント基板Pに対して、図11に示すようなタイミングチャートに従い、前述したような、電子部品の吸着取出し動作、電子部品の認識動作及び電子部品の装着動作が行われる。このタイミングチャートによれば、電子部品の認識動作については、装着ヘッド6Aと6Bとは同一タイミングで行われても、装着ヘッド6Aがプリント基板Pへの電子部品の装着動作を行っている間は、装着ヘッド6Bは装着動作を行うことができず、装着ヘッド6Aの装着動作後に装着ヘッド6Bの装着動作を行うこととなる。
従って、図12に示すように、2枚目以降のプリント基板Pに対しては、装着ヘッド6Bの上下軸モータ12の停留時間を可能な限り長くして、吸着ノズル5が電子部品を確実に吸着できるようにして、部品供給ユニット3A、3Bより電子部品を取出す際の吸着ノズル5による電子部品の吸着を安定させるようにすることができる。
即ち、装着ヘッド6Bの前記上下軸モータ12の駆動による下降動作後の停留時間を長くするようにして、吸着ノズル5が確実に電子部品を吸着できるようにする。具体的には、装着ヘッド6Aの電子部品の装着動作が終了するまでに、装着ヘッド6Bによる電子部品の吸着取出し動作及び電子部品の認識動作を終了するようにし、この装着ヘッド6Aと6Bによる電子部品の認識動作時間が同様な長さの時間であるので、装着ヘッド6Bによる電子部品の吸着取出し動作に掛けられる時間を長くでき、しかもその電子部品の吸着取出し動作に掛けられる時間のうち、上下軸モータ12の停留時間を長くするようにして、吸着ノズル5が確実に電子部品を吸着できるようにするものである。
即ち、前述したように、1枚目のプリント基板Pへの装着に伴う装着ヘッド6B又は6Aによる実装動作における電子部品の認識動作の際に(ステップS22)、ステップS65〜S68において、対向する装着ヘッド6A又は6Bの装着中のために待機しなければならなかった待機時間をサイクル毎に待機時間タイマー42が計時して記憶装置17にサイクル毎に保存格納するので、2枚目以降のプリント基板Pにおける対応する同一のサイクルにおいて、この2枚目以降のプリント基板Pへの装着に伴う装着ヘッド6B又は6Aによる実装動作における電子部品の吸着動作の際に(ステップS21)、装着ヘッド6B又は6Aの上下軸モータ12の停留時間の計算がされるが(ステップS38)、前記記憶装置17に保存格納されたこのサイクルの前記待機時間が同一のサイクルにおける電子部品の吸着動作に利用される。
即ち、例えば図4のサイクル番号「2」において、装着ヘッド6Bの吸着ノズル5が下降した際における上下軸モータ12の停留時間の計算処理に際して(図9参照)、図5の部品データにおける吸着すべき電子部品DDD、EEE、FFFの対応する各吸着停留時間(90msec、140msec、70mec)と、図4の前記待機時間(40msec)÷1サイクル(例えば、サイクル番号「2」では3点)の装着点数の商(13msec。なお、小数点以下を切り捨てして求めているが、切り捨てしないで割り算した値としてもよい。また、切り捨てに限らず、他の方法で求めてもよい。)との和(103msec、153msec、83msec)が、このサイクルにおける各電子部品DDD、EEE、FFFを吸着する際の上下軸モータ12の停留時間となる。この場合、前記待機時間÷1サイクルの装着点数の商というように、一律にするのではなく、小さい電子部品については前記待機時間を長く、大きい電子部品については短く設定してもよい。例えば、図4のサイクル番号「2」においては、一律に「約13msec」とするのではなく、1個の小さい部品は「20msec」とし、2個の大きな部品は「10msec」ずつとして、小さい電子部品の吸着を特に確実にしてもよい。
従って、部品供給ユニット3Bより電子部品を取出す際の上下軸モータ12の停留時間を長くすることにより、装着ヘッド6B又は6Aの吸着ノズル5が確実に電子部品を吸着して取出すことができるので、吸着ノズル5による電子部品の吸着取出しを安定させることができる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 電子部品装着装置
2 搬送装置
3 部品供給装置
3B 部品供給ユニット
4 ビーム
5 吸着ノズル
6 装着ヘッド
12 上下軸モータ
15 制御装置
40 カウンタ
41 停留タイマー
42 待機時間タイマー

Claims (2)

  1. 部品供給装置より電子部品を取出す2つの装着ヘッドを備え、各装着ヘッドが前記部品供給装置と基板との1回の往復移動を行うサイクル毎に、各装着ヘッドに備えられた複数の吸着ノズルにより前記部品供給装置からの電子部品を取り出し、この吸着ノズルに保持された前記電子部品を部品認識カメラで撮像して認識処理し、各電子部品の装着座標に各認識結果を加味し、前記電子部品をそれぞれ基板上に装着する電子部品装着装置において、
    1枚目の前記基板への電子部品の装着に伴う一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルに保持された電子部品の前記認識処理動作の際に、他方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルによる電子部品の装着中のために、前記一方の前記装着ヘッドが待機していた時間を前記サイクル毎に計時する待機時間タイマーと、
    この待機時間タイマーが計時した待機時間を格納する記憶装置と、
    前記電子部品の取り出し時において、電子部品の種類である部品ID毎に予め設定された吸着停留時間に基づいて前記吸着ノズルが停留する停留時間を演算する制御装置と、を設け、
    前記制御装置は、2枚目以降の前記基板への電子部品の装着に伴い一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルを下降させて前記部品供給装置より電子部品を吸着して取出す際に、前記サイクルと同一のサイクルにおいて前記吸着停留時間と前記記憶装置に格納された待機時間とに基づき、一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルが停留する停留時間が可能な限り長くなるように当該一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルを停留させるように各装着ヘッドを制御する
    ことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 請求項1に記載の電子部品装着装置において、
    前記制御装置は、2枚目以降の基板への電子部品の装着に伴い一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルを下降させて前記部品供給装置より電子部品を吸着して取出す際に、一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルが停留する吸着停留時間に、前記記憶装置に格納された待機時間をこのサイクルにおける前記電子部品の装着点数で除算した時間を加えることにより、当該一方の前記装着ヘッドの前記吸着ノズルが停留する前記停留時間を演算する
    ことを特徴とする電子部品装着装置。
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