JP6046080B2 - 連結部材 - Google Patents

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Description

本発明は、二つの部材を連結する連結部材に関する。
従来、分離した第1部材と第2部材とを連結する連結部材は公知である。特許文献1には、互いに離間する第1挿入部及び第2挿入部と、第1及び第2挿入部を連結する連結部とを有する連結部材が開示されており、第1及び第2挿入部には、基端部から突出する挿通部と、該挿通部の先端に位置する弾性変形可能な係止部とを有する、同形同大のファスナ部がそれぞれ一つ設けられている。第1及び第2挿入部は、第1及び第2部材に形成された係止孔にそれぞれ挿入されて基端部と係止部とによって係止され、第1及び第2部材を連結することができる。
特開2013−122063号公報
従来の連結部材では、係止孔にファスナ部を挿入するだけで第1及び第2部材を連結することができるため、取り付け作業が容易であるが、第1及び第2挿入部のファスナ部が同形同大であって一つであるため、汎用性に欠けるという問題がある。多種の部材を連結するには、それぞれの部材の係止孔の孔径と、該係止孔の深さに合わせたファスナ部を有する連結部材を製造する必要があり、製造コストがかかる。
ファスナ部に替えて連結部の両端部に連結孔を形成した連結部材では、該連結孔と、部材の係止孔とをボルトとナットを用いて締結することにより、多種の部材に対応させることができる。しかし、かかる連結部材では、ボルト、ナット等の付属部品が必要となって部品点数が増加するとともに、組立工数が増加し、その結果、製造コストが増大してしまう。
本発明は、上記実情に鑑みて、取り付け作業が容易であり、製造コストを低減できる連結部材を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明が対象とするのは、互いに離間する第1挿入部及び第2挿入部と、前記第1及び第2挿入部を連結する連結部とを有し、第1部材に形成された第1係止孔に前記第1挿入部を挿入し、第2部材に形成された第2係止孔に前記第2挿入部を挿入して前記第1部材と前記第2部材とを連結する連結部材である。
本発明は、前記連結部材において、前記第1挿入部は、前記連結部から突出し、直線状に延びる挿入方向であって互いに異なる向きに延びる第1ファスナ部及び第2ファスナ部を含み、前記第2挿入部は、前記連結部から突出し、直線状に延びる挿入方向であって互いに異なる向きに延びる第3ファスナ部及び第4ファスナ部を含み、前記第1ファスナ部、前記第2ファスナ部、前記第3ファスナ部及び前記第4ファスナ部は、前記連結部と連なる基端部から前記挿入方向に延びる挿通部と、前記挿通部の先端に位置して弾性変形可能な係止部とをそれぞれ有し、前記第1ファスナ部と前記第2ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法及び前記係止部の外径寸法のうち、少なくとも一方の寸法が互いに異なり、前記第3ファスナ部と前記第4ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法及び前記係止部の外径寸法のうち、少なくとも一方の寸法が互いに異なることを特徴とする。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記第1ファスナ部と前記第2ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法が互いに異なり、前記第3ファスナ部と前記第4ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法が互いに異なる。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記第1及び第3ファスナ部の前記挿通部の前記挿入方向における寸法は等しく、前記第2及び第4ファスナ部の前記挿通部の前記挿入方向における寸法は等しい。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記連結部材は、合成樹脂によって形成される。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記連結部は、U字状に形成される。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記連結部は、直線状に形成される。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記連結部は、コイル状に形成される。
本発明に係る連結部材は、第1挿入部が、挿入方向であって互いに異なる向きに延びる第1ファスナ部及び第2ファスナ部を含み、第2挿入部が、挿入方向であって互いに異なる向きに延びる第3ファスナ部及び第4ファスナ部を含み、前記第1ファスナ部、前記第2ファスナ部、前記第3ファスナ部及び前記第4ファスナ部は、連結部と連なる基端部から前記挿入方向に延びる挿通部と、前記挿通部の先端に位置して弾性変形可能な係止部とをそれぞれ有しているため、第1及び第2部材の係止孔にファスナ部を挿入するだけで第1及び第2部材を連結することができ、取り付け作業が容易である。また、前記第1ファスナ部と前記第2ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法及び前記係止部の外径寸法のうち、少なくとも一方の寸法が互いに異なり、前記第3ファスナ部と前記第4ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法及び前記係止部の外径寸法のうち、少なくとも一方の寸法が互いに異なっているため、第1〜第4ファスナ部の組み合わせにより、係止孔の孔径と、該係止孔の深さの異なる多種の部材に対応させることができ、汎用性を高めて製造コストを低減することができる。
本発明の第1実施形態である連結部材を示す斜視図。 図1に示した連結部材の側面図。 図2のIII部位の拡大図。 連結部材の使用状態を示す斜視図。 図4のV部位の拡大図。 連結部材の使用状態を示す斜視図。 連結部材の他の使用状態を示す図5と同様の図。 第1〜第4ファスナ部の変形例を示す図3と同様の図。 (a)連結部材の第1変形例を示す斜視図。(b)連結部材の第2変形例を示す斜視図。 本発明の第2実施形態である連結部材を示す側面図。 本発明の第3実施形態である連結部材を示す側面図。
以下に、本発明に係る連結部材の実施形態を詳細に説明する。尚、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1及び2は、本発明の第1実施形態である連結部材10の斜視図及び側面図である。図示例の連結部材10は、互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向を有し、互いに離間する第1端部11及び第2端部12と、第1端部11と第2端部12とを連結する連結部13とを含む。第1端部11には、分離した二つの部材91,92(図4参照)のうち、一方の部材91と係止する第1挿入部20が形成され、第2端部12には、他方の部材92と係止する第2挿入部30が形成される。第1及び第2端部11,12と、連結部13とは合成樹脂製であって、一体成形されている。
第1挿入部20は、基端部21と、第1ファスナ部22と、第2ファスナ部23とを含む。基端部21は、連結部13との接続部位であって、連結部13と連なってX方向及びY方向に延びる平板状に形成される。本実施形態において基端部21は円形の平板状に形成されているが、多角形や楕円形等、他の形状であってもよい。第1ファスナ部22は基端部21の一方の面21aから突出しており、第2ファスナ部23は、基端部21の他方の面21bから突出している。
第1ファスナ部22は、Z方向(挿入方向)に延びるように基端部21の一方の面21aから突出する柱状の第1挿通部41と、第1挿通部41の先端に位置する第1係止部42とを含む。本実施形態において、第1挿通部41は円柱状に形成されているが、断面が多角形を成す角柱状に形成されてもよい。第1挿通部41の先端部分には、第1挿通部41の中心軸Pを通るように溝43が形成されており、該先端部分が複数に分離している。この分離した先端部分のそれぞれには、第1挿通部41の径方向(すなわち、Z方向に直交する方向)外側に突出した第1係止片44が形成されており、この第1係止片44の集合体によって、弾性変形可能な第1係止部42が形成される。本実施形態において、溝43はX方向に延びて第1挿通部41の先端部分をY方向に二つに分離しており、該先端部分が弾性変形可能に構成されているが、少なくとも第1係止部42が弾性変形可能であればよい。各第1係止片44は、先端に向かって細くなるようにテーパー状に形成される。
第2ファスナ部23は、Z方向(挿入方向)に延びるように基端部21の他方の面21bから突出する第2挿通部51と、第2挿通部51の先端に位置する第2係止部52とを含む。本実施形態において、第2挿通部51は、Y方向に分離した一対の挿通片51a,51bからなり、各挿通片51a,51bの先端部分には、第2挿通部51の径方向(すなわち、Z方向に直交する方向)外側に突出した第2係止片54が形成されており、この第2係止片54の集合体によって、弾性変形可能な第2係止部52が形成される。各第2係止片54は、先端に向かって細くなるようにテーパー状に形成される。なお、第2挿通部51は、第1挿通部41と同様に円柱状に形成されていてもよく、断面が多角形を成す角柱状に形成されてもよい。また、第1挿通部41と同様に先端部分に溝を形成した柱状であってもよい。
図3を参照すると、第1挿通部41のZ方向における寸法(すなわち、基端部21の一方の面21aから第1係止部42までの距離)L1と、第2挿通部51のZ方向における寸法(すなわち、基端部21の他方の面21bから第2係止部52までの距離)L2とは、互いに異なっており、第1挿通部41の寸法L1は第2挿通部51の寸法L2よりも大きい。また、第1係止部42の外径寸法(すなわち、第1係止部42が弾性変形していない状態における第1係止部42のXY平面における最大外径寸法)R1は、第2係止部52の外径寸法(すなわち、第2係止部52が弾性変形していない状態における第2係止部52のXY平面における最大外径寸法)R2とほぼ等しい。
第2挿入部30は、基端部31と、第3ファスナ部32と、第4ファスナ部33とを含む。基端部31は、連結部13との接続部位であって、連結部13と連なってX方向及びY方向に延びる平板状に形成される。本実施形態において基端部31は円形の平板状に形成されているが、多角形や楕円形等、他の形状であってもよい。第3ファスナ部32は基端部31の一方の面31aから突出しており、第4ファスナ部33は、基端部31の他方の面31bから突出している。
第3ファスナ部32は、Z方向(挿入方向)に延びるように基端部31の一方の面31aから突出する柱状の第3挿通部61と、第3挿通部61の先端に位置する第3係止部62とを含む。本実施形態において、第3挿通部61は円柱状に形成されているが、断面が多角形を成す角柱状に形成されてもよい。第3挿通部61の先端部分には、第3挿通部61の中心軸Pを通るように溝63が形成されており、該先端部分が複数に分離している。この分離した先端部分のそれぞれには、第3挿通部61の径方向(すなわち、Z方向に直交する方向)外側に突出した第3係止片64が形成されており、この第3係止片64の集合体によって、弾性変形可能な第3係止部62が形成される。本実施形態において、溝63はX方向に延びて第3挿通部61の先端部分をY方向に二つに分離しており、該先端部分が弾性変形可能に構成されているが、少なくとも第3係止部62が弾性変形可能であればよい。各第3係止片64は、先端に向かって細くなるようにテーパー状に形成される。
第4ファスナ部33は、Z方向(挿入方向)に延びるように基端部31の他方の面31bから突出する第4挿通部71と、第4挿通部71の先端に位置する第4係止部72とを含む。本実施形態において、第4挿通部71は、Y方向に分離した一対の挿通片71a,71bからなり、各挿通片71a,71bの先端部分には、第4挿通部71の径方向(すなわち、Z方向に直交する方向)外側に突出した第4係止片74が形成されており、この第4係止片74の集合体によって、弾性変形可能な第4係止部72が形成される。各第4係止片74は、先端に向かって細くなるようにテーパー状に形成される。なお、第4挿通部71は、第3挿通部61と同様に円柱状に形成されていてもよく、断面が多角形を成す角柱状に形成されてもよい。また、第3挿通部61と同様に先端部分に溝を形成した柱状であってもよい。
図3を参照すると、第3挿通部61のZ方向における寸法(すなわち、基端部31の一方の面31aから第3係止部62までの距離)L3と、第4挿通部71のZ方向における寸法(すなわち、基端部31の他方の面31bから第4係止部72までの距離)L4とは、互いに異なっており、第3挿通部61の寸法L3は第4挿通部71の寸法L4よりも大きい。また、第3係止部62の外径寸法(すなわち、第3係止部62が弾性変形していない状態における第3係止部62のXY平面における最大外径寸法)R3は、第4係止部72の外径寸法(すなわち、第4係止部72が弾性変形していない状態における第4係止部72のXY平面における最大外径寸法)R4とほぼ等しい。
本実施形態において、第1挿通部41のZ方向における寸法L1と、第3挿通部61のZ方向における寸法L3とはほぼ同一であり、第2挿通部51のZ方向における寸法L2と、第4挿通部71のZ方向における寸法L4とはほぼ同一である。また、第1〜第4係止部42,52,62,72の外径寸法R1,R2,R3,R4はほぼ等しい。本実施形態において、第1〜第4ファスナ部22,23,32,33の中心軸Pは、図2及び3において仮想線で示すように、Z方向に延びており同一直線状に位置している。
連結部13は、第1端部11から第2端部12に向かって長尺状に形成されており、第1面13aと、第1面13aと反対側の第2面13bとを有する。本実施形態において、連結部13は、第1面13aが内面を形成し、第2面13bが外面を形成するようにU字形状を形成される。第1面13aは、第1挿入部20における基端部21の一方の面21a及び第2挿入部30における基端部31の他方の面31bと面一に形成され、第2面13bは、第1挿入部20における基端部21の他方の面21b及び第2挿入部30における基端部31の一方の面31aと面一に形成される。
図4は、連結部材10の使用状態を示す斜視図であり、図5は、図4のV部位における拡大図である。連結部材10の第1挿入部20と第2挿入部30のそれぞれは、第1部材91に形成された第1係止孔93と第2部材92に形成された第2係止孔94にそれぞれ挿入して取り付けられ、第1部材91と第2部材92とを連結する。
第1部材91は、第1係止孔93が形成される連結部位91aにおいて、厚さ寸法d1を有し、第2部材92は、第2係止孔94が形成される連結部位92aにおいて、厚さ寸法d2を有し、寸法d1,d2はほぼ等しく、第1係止孔93と第2係止孔94とは孔径がほぼ等しく形成されている。連結部材10は、第1及び第3挿通部41、61の寸法L1,L3が、第1及び第2部材91,92の厚さ寸法d1、d2よりも僅かに大きく、第2及び第4挿通部51、71の寸法L2,L4が、厚さ寸法d1、d2よりも小さい。また、第1〜第4係止部42,52,62,72の外径寸法R1,R2,R3,R4は第1及び第2係止孔93,94の孔径よりも大きく、第1〜第4挿通部41,51,61,71外径寸法は第1及び第2係止孔93,94の孔径よりも小さい。かかる構成の連結部材10において、第1係止孔93には、第1及び第3ファスナ部22,32のいずれか一方が挿入され、第2係止孔94には、第1及び第3ファスナ部22,32の他方が挿入され、これにより第1部材91と第2部材92とが連結される。
図6を参照すると、連結部材10は合成樹脂によって形成され、連結部13が金属等で形成されるものに比して剛性が低く、変形しやすいため、第1及び第2部材91,92が連結された状態において、一方の部材に対して他方の部材の可動範囲を広くすることができる。また、本実施形態における連結部13はU字形状であるため、図5及び図6に示すように筐体と、該筐体の開口を閉鎖する蓋体とからなる第1及び第2部材91,92に使用する場合には、筐体の開口を閉じた状態において、連結部13の変形量が、連結部13を直線状に形成したものに比して小さくなり、劣化し難くすることができる。
図7は、連結部材の他の使用状態を示す図5と同様の図である。図7における第1部材95は、第1係止孔(図示せず)が形成される連結部位95aにおいて、厚さ寸法d3を有し、第2部材96は、第2係止孔(図示せず)が形成される連結部位96aにおいて、厚さ寸法d4を有し、寸法d3,d4は、ほぼ等しく、寸法d1,d2よりも小さく形成されており、第1部材95の第1係止孔と第2部材96の第2係止孔とは、孔径がほぼ等しく形成されている。連結部材10は、第2及び第4挿通部51、71の寸法L2,L4が、第1及び第2部材95,96の厚さ寸法d3、d4よりも僅かに大きい。また、第1〜第4係止部42,52,62,72の外径寸法R1,R2,R3,R4は第1及び第2係止孔の孔径よりも大きく、第1〜第4挿通部41,51,61,71外径寸法は第1及び第2部材95,96の第1及び第2係止孔の孔径よりも小さい。かかる構成の連結部材10において、第1係止孔には、第2及び第4ファスナ部23,33のいずれか一方が挿入され、第2係止孔には、第2及び第4ファスナ部23,33の他方が挿入され、これにより第1部材95と第2部材96とが連結される。
第1実施形態では、各係止部の外径寸法R1〜R4がほぼ等しく形成されており、第1及び第3挿通部の寸法L1,L3と、第2及び第4挿通部の寸法L2,L4と、がそれぞれ等しく形成されているが、第1ファスナ部22と第2ファスナ部23とにおいて、少なくとも、各挿通部41,51の挿入方向(Z方向)における寸法L1,L2または各係止部42,52の外径寸法R1,R2が互いに異なり、かつ、第3ファスナ部32と第4ファスナ部33とにおいて、少なくとも、各挿通部61,71の挿入方向(Z方向)における寸法L3,L4または各係止部62,72の外径寸法R3,R4が互いに異なっていればよい。例えば、図8に示す変形例では、挿通部の寸法の相関関係が、L2<L4<L1<L3となっており、各係止部の外径寸法の相関関係が、R3<R2<R4<R1となっている。このように、各挿通部の寸法L1,L2,L3,L4が互いに異なり、各係止部の外径寸法R1,R2,R3,R4が互いに異なる構成であってもよい。尚、各挿通部41,51,61,71の外径寸法は、第1及び第2部材に形成される係止孔の孔径に合わせて適宜変更することができ、係止孔の孔径よりも僅かに小さいことが好ましい。このように、各挿通部の寸法L1〜L4と、各係止部の外径寸法R1〜R4とを連結する第1部材及び第2部材の係止孔の孔径と、係止孔が形成される部位の厚さ寸法に合わせて適宜変更することによって、複数種類の部材に対する連結部材として機能することができる。
<第1変形例>
次に、第1実施形態の他の変形例における連結部材について説明する。図9(a)は、第1変形例における連結部材100を示す斜視図である。第1変形例における連結部材100では、第1及び第3挿通部41,61の先端部分に中心軸Pを通りY方向に延びる溝46,66が形成されており、第1及び第3係止部42,62がそれぞれX方向に二つに分離している。第2及び第4挿通部51,71は、それぞれ、X方向に分離した一対の挿通片51a,51b,71a,71bからなる。第2挿通片51a,51bの先端部分には、第2挿通部51の径方向外側に突出する第2係止片54が形成され、第4挿通片71a,71bの先端部分には、第4挿通部71の径方向外側に突出する第4係止片74が形成される。
<第2変形例>
図9(b)は、第2変形例における連結部材101を示す斜視図である。第2変形例における連結部材101では、第1及び第3挿通部41,61の先端部分に中心軸Pを通りX方向及びY方向に延びる十字状の溝47,67が形成されており、第1及び第3係止部42,62がそれぞれ四つに分離している。第2及び第4挿通部51,71は、それぞれ、X方向及びY方向に分離した四つの挿通片51a,51b,51c,51d,71a,71b,71c,71dからなる。第2挿通片51a,51b,51c,51d,の先端部分には、第2挿通部51の径方向外側に突出する第2係止片54がそれぞれ形成され、第4挿通片71a,71b,71c,71dの先端部分には、第4挿通部71の径方向外側に突出する第4係止片74がそれぞれ形成される。かかる構成の連結部材101では、各係止部が弾性変形しやすいため、係止孔93,94に対して、取り付けや取り外しが容易である。
<第2実施形態>
図10は、第2実施形態における連結部材102を示す側面図である。第2実施形態における連結部材102では、連結部81が直線状に形成されており、より具体的には、Y方向に長く延びている。連結部81は、第1面81aと、第1面81aと反対側の第2面81bとを有し、第1面81aは、第1挿入部20における基端部21の一方の面21a及び第2挿入部30における基端部31の一方の面31aと面一に形成され、第2面81bは、第1挿入部20における基端部21の他方の面21b及び第2挿入部30における基端部31の他方の面31bと面一に形成される。第1及び第2ファスナ部22,23の中心軸P1は、同一直線状に位置するようにZ方向に延びており、第3及び第4ファスナ部32,33の中心軸P2は、中心軸P1と平行に延びている。かかる構成の連結部材102は、一体成形が容易であり、連結部81における曲げ変形による負荷が第1実施形態の連結部13に比して小さい場合、例えば、第1部材91と第2部材92とY方向に並列した状態で連結する場合に特に有効である。
<第3実施形態>
図11は、第3実施形態における連結部材103を示す側面図である。第3実施形態における連結部材103では、連結部82がコイル状に形成されている。なお、図11に示す連結部82はU字形状に形成されているが、直線状であってもよい。かかる連結部材103では、連結部82が変形しやすく、曲げ変形に対する耐久性を向上することができる。
上述した変形例、並びに第2及び第3実施形態において、第1実施形態と同一の符号は同一の構成を示しており、その詳細を省略している。上述した実施形態及び変形例において、連結部材は合成樹脂によって形成されているが、素材は合成樹脂に限られず、各係止部が弾性変形可能であれば公知の素材を選択して用いることができる。尚、第2及び第3実施形態において、各挿入部20,30は、第1及び第2変形例に示す挿入部を適宜用いることができる。
10,100,101,102,103 連結部材
11 第1端部
12 第2端部
13,81,82 連結部
20 第1挿入部
22 第1ファスナ部
23 第2ファスナ部
30 第2挿入部
32 第3ファスナ部
33 第4ファスナ部
41 第1挿通部
42 第1係止部
51 第2挿通部
52 第2係止部
61 第3挿通部
62 第3係止部
71 第4挿通部
72 第4係止部

Claims (7)

  1. 互いに離間する第1挿入部及び第2挿入部と、前記第1及び第2挿入部を連結する連結部とを有し、第1部材に形成された第1係止孔に前記第1挿入部を挿入し、第2部材に形成された第2係止孔に前記第2挿入部を挿入して前記第1部材と前記第2部材とを連結する連結部材において、
    前記第1挿入部は、前記連結部から突出し、直線状に延びる挿入方向であって互いに異なる向きに延びる第1ファスナ部及び第2ファスナ部を含み、
    前記第2挿入部は、前記連結部から突出し、直線状に延びる挿入方向であって互いに異なる向きに延びる第3ファスナ部及び第4ファスナ部を含み、
    前記第1ファスナ部、前記第2ファスナ部、前記第3ファスナ部及び前記第4ファスナ部は、前記連結部と連なる基端部から前記挿入方向に延びる挿通部と、前記挿通部の先端に位置して弾性変形可能な係止部とをそれぞれ有し、
    前記第1ファスナ部と前記第2ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法及び前記係止部の外径寸法のうち、少なくとも一方の寸法が互いに異なり、
    前記第3ファスナ部と前記第4ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法及び前記係止部の外径寸法のうち、少なくとも一方の寸法が互いに異なることを特徴とする前記連結部材。
  2. 前記第1ファスナ部と前記第2ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法が互いに異なり、前記第3ファスナ部と前記第4ファスナ部とは、前記挿通部の前記挿入方向における寸法が互いに異なる請求項1に記載の連結部材。
  3. 前記第1及び第3ファスナ部の前記挿通部の前記挿入方向における寸法は等しく、前記第2及び第4ファスナ部の前記挿通部の前記挿入方向における寸法は等しい請求項1又は2に記載の連結部材。
  4. 前記連結部材は、合成樹脂によって形成される請求項1〜3のいずれかに記載の連結部材。
  5. 前記連結部は、U字状に形成される請求項1〜4のいずれかに記載の連結部材。
  6. 前記連結部は、直線状に形成される請求項1〜4のいずれかに記載の連結部材。
  7. 前記連結部は、コイル状に形成される請求項1〜6のいずれかに記載の連結部材。
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