JP6045311B2 - 椅子の背もたれ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、背フレームの前面にメッシュ状の織地または編地からなる支持シートを張設した椅子の背もたれ構造に関する。
通気性がよく、軽量でデザインの優れた背もたれとして、メッシュ状の支持シートが背フレームに張設されたものが従来から使用されている。
支持シートは、枠状の背フレームの裏側に形成した環状溝に、外周縁を巻き込んで溶着したり、支持シートの周縁に固着した芯材を該環状溝へ嵌入させて固着している(特許文献1参照)。
また、支持シートを背フレームの外周部を包み込むように裏面側へ巻回し、支持シートの周縁部に添設した緊迫紐を絞り、さらに、過熱処理して支持シートを熱収縮させ、支持シートの周縁部を背フレームにタッカー止めした(特許文献2参照)ものもある。
特開2001−275780号公報 特開2011−254881号公報
特許文献1の背もたれの構造は、支持シートの周縁を背フレームに溶着や芯材を介して固着しているので、支持シートが背フレームに強固に固着される。しかしながら、支持シートを背フレームへ固着するときは、支持シートに常に張力を加えた状態で行う必要があり、支持シートの張力が変動しやすく、所定の張力が得られない場合がある。また、このような場合や、長期間の使用で張力が低下した場合に、支持シートを取り替えることができないという難点がある。
一方、特許文献2の背もたれの構造は、背フレームに支持シートを緊迫紐で緊締し、過熱処理による熱収縮によって支持シートに張力を付与してタッカー止めしているので、支持シートを所定の張力にすることが簡便で、ばらつきなくできるが、支持シートは熱収縮性のある特殊な材料を用いる必要があり高価になるという難点がある。また、支持シートの張力を変更することはできない。
しかも、特許文献1,2など従来の支持シートは、所定の張力がなくなったり、損傷したり汚れたりしても交換できないといった問題がある。
そこで、本発明は、支持シートの取り付けが簡便で、取り外しが可能であり、また、支持シートの張力を変更できる椅子の背もたれ構造を提供することを目的としている。
上記の目的を解決するため、本発明の椅子の背もたれは、次のように構成した。すなわち、背フレームの前面にメッシュ状の織地または編地からなる支持シートを張設した椅子の背もたれにおいて、座受けに脱着可能に取り付けられる枠状の背フレームと、周縁に通し部を形成して締付材が通され該背フレームの外周部を包み込むように裏面側へ巻回し締付材を緊締して取り付けられる支持シートと、該背フレームの背部を覆う背フレームと同じ枠状のカバーとからなり、該緊締された該締付材は、該背フレームの締付材の位置する内周に複数設けた引掛部へ引張して係止されたことを特徴としている。
支持シートの周縁の通し部は、ミシンでかがり縫いによって行うのが一般的であり、締
付材を絞って緊締するのも機械化するとよい。締付材は紐状のものであれば材質は繊維に
限らず、合成樹脂や線材(金属)などでもよい。なお、締付材の緊締では、支持シートに
ある程度の張力を与えるようにする。
支持シートは、背フレームの外周部を包み込むように裏面側へ巻回し締付材を緊締して
取り付けられる。
背フレームは、合成樹脂製とし、裏面の外周部に締付材が嵌入する嵌合溝を形成する(
請求項)とよい。
引掛部は、背フレームと一体成型としてもよいし、別体としてビスで取り付けるように
してもよい。また、引掛部を複数個の溝や鋸刃状として、取付位置を変えることができる
ようにして、支持シートの張力を調整できるようにしてもよい。背フレームに嵌合溝を形
成した場合は、部分的に切り欠いて切欠部を形成して引掛部を設ける(請求項)。
引掛部は、支持シートに張力をほぼ均等に与えられるように締付材の周囲で、背フレー
ムの上下左右に設けるが、個数は、支持シートの材質や背フレームの大きさなどによって
、適宜決めればよい。
本発明の椅子の背もたれ構造は、周縁に締付材を通した支持シートを、背フレームの外周部を包み込むように裏面側へ巻回し、締付材の両端部を絞って緊締して結束し、背フレームに設けた引掛部に緊締された締付材を引っ張って係止するようにしたので、支持シートの周縁を背フレームへ固着するという面倒な作業を必要とせず、支持シートを適宜の張力で簡便に取り付けることができ、しかも、支持シートを背もたれから取り外し、交換することができる。また、背フレームの背面をカバーで覆うようにしたので、支持シートの締付材や引掛部が覆われてデザイン的にもすっきりしたものとなった。
本発明の背もたれ構造を備えた椅子の実施の形態を示す全体斜視図である。 同、背もたれの部品の展開図で、背もたれの後方からみた斜視図である。 同、背フレームとカバーを背もたれの前方から見た斜視図である。 同、図2のB部の詳細斜視図である。 同、支持シートを取り付けた背フレームの正面図である。 同、図5のC部断面図である。 同、図5のA−A視断面図である。
本発明の背もたれ構造の実施の形態を、図1〜図7を参照しながら説明する。
図1は、本発明の背もたれ構造を事務用の椅子に適用した実施の形態であり、椅子の後方から見た全体斜視図である。図2は、背もたれの構成部品の背面側から見た分解斜視図である。また、図3は、図2における背フレームとカバーを正面側から見た斜視図で、図4は、図2におけるB部の詳細図である。図5は、支持シートを取り付けた背フレームの正面図である。図6および図7は、図5のC部断面図およびA−A視断面図である。
この椅子1は、図1に示すように、中央に立設された脚柱4aの上端に座受け5が回動可能に設けられ、これに座2と、背もたれ3が取り付けられている。そして、脚柱4aの下端にはキャスター4cを備えた5本の脚杆4bが設けられている。
背もたれ3は、図2、図3に示すように、座受け5に取り付けられている枠状の背フレーム7と、この前面に張設される支持シート6と、背フレーム7の背面を覆うカバー8とから構成されている。
支持シート6は、メッシュ状の織地または編地からなり、背フレーム7の外形より大きめに裁断され、周縁はかがり縫いが施され、通し部6aが形成されている。そして、通し部6aには締付材6bが通され、両端部は挿出口6cから外に出ている。
背フレーム7は、上部が緩やかに背面側へ湾曲した矩形状の枠で、合成樹脂製の一体成型されたものである。
背フレーム7の両側面の外周部には支持シート6の締付材6bが嵌入する嵌合溝7aが形成されており、その外周部の背面側に切り欠かかれた状態の切欠部7bが3箇所設けられている。そして、切欠部7bには、締付材6bを係止するための引掛部7cが設けられている。
背フレーム7の上部側は嵌合溝は形成されておらず、引掛部7cが2箇所設けられている。また、背フレーム7の下部側(座2側)には段部7fが形成されており、ここに嵌合溝7gが形成され、その一部(中央部)に切欠部7bが形成され、引掛部7cが設けられている。
また、カバー8を取り付けるため、背フレーム7の四隅には、ピン孔7dが設けられ、側部には係止孔7eが設けられている。
カバー8は、背フレーム7とほぼ同じ枠状で、合成樹脂製の成形品である。
カバー8の外周部には背フレーム7側へ折れ曲がる周縁8aが形成されている。また、カバー8の四隅には背フレーム7のピン孔7dと係合する係止ピン8bが設けられ、側の内側には背フレーム7の係止孔7eと係合する係止材8cが設けられている。
次に、上記のように構成された背もたれ3の組立について説明する。
支持シート6は、通し部6aに締付材6bを通してその両端部を挿出口6cから外へ出した状態として、平坦な面に広げ、その上に背フレーム7を裏面を上にして置く。
次に、支持シート6の下端部に位置する締付材6bを背フレーム7の下部側の嵌合溝7g内部に設けられている引掛部7cへ係止させ、支持シート6の周縁部を背フレーム7の外周部を包み込みながら嵌合溝7aへ誘導させつつ締付材6bの両端部を持って絞り結束する。
締付材6bの緊締により支持シート6の周縁部の側部と下部は、背フレーム7の嵌合溝7a、7gに嵌入し、支持シート6には一定の張力が付与されて背フレーム7に保持された状態となる(図5参照)。なお、この作業は、専用機が知られており(例えば、C−GEX)、締付材6bを所定の張力で引っ張り、支持シート6に一定の張力を均等に与えた状態で自動的に結束することができる。
次に、背フレーム7の上部および側部に位置する引掛部7cへ支持シート6の周縁の締付材6bの部分を引っ掛けて引き込み係止する。この作業は、この実施例では、上部で2箇所、左右でそれぞれ3箇所である。図4は、背フレーム7の側部における状態を示している。
次に、カバー8を背フレーム7の背面に取り付ける。
この作業は、背フレーム7の四隅の嵌着孔7dに、カバー8の係止ピン8bを合わせるとともに、背フレーム7の側部に設けられている係止溝7eに係止材8cを合わせ、カバー8を背フレーム7へ押し込むことにより嵌着する。これにより、背もたれ3が完成し、図5の状態となる。
支持シート6は、背フレーム7の下部では、段部7fまでで、背フレーム7の下端の外周部までは覆われていない。なお、図6はC部の詳細を示すものである。
1 椅子
2 座
3 背もたれ
4 脚
4a 脚柱
4b 脚杆
4c キャスター
5 座受け
6 支持シート
6a 通し部
6b 締付材
6c 挿出口
7 背フレーム
7a 嵌合溝
7b 切欠部
7c 引掛部
7d 嵌着孔
7e 係止溝
7f 段部
7g 嵌合溝
7h 取付孔
8 カバー
8a 周縁
8b 係止ピン
8c 係止材

Claims (2)

  1. 背フレームの前面にメッシュ状の織地または編地からなる支持シートを張設した椅子の
    背もたれにおいて、座受けに脱着可能に取り付けられる枠状の背フレームと、周縁に通し
    部を形成して締付材が通され該背フレームの外周部を包み込むように裏面側へ巻回し締付
    材を緊締して取り付けられる支持シートと、該背フレームの背部を覆う背フレームと同じ
    枠状のカバーとからなり、該緊締された該締付材は、該背フレームの締付材の位置する内
    周に複数設けた引掛部へ引張して係止されたことを特徴とする椅子の背もたれ構造。
  2. 前記背フレームの外周部には、前記締付材が嵌入する外周方向が開口した嵌合溝が形成
    され、裏面側の外周部の一部を切り欠いて切欠部を形成し、該切欠部に前記引掛部を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の椅子の背もたれ構造。
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