JP6045068B2 - 高鮮鋭性加飾シート - Google Patents
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Description
表層側から順に透明ハードコート(A)、透明樹脂層(B)、装飾層(C)を有する加飾シートであって、
(1)透明ハードコート(A)と透明樹脂層(B)とは、直接又は透明アンカーコート(D)を介して積層されていること;
(2)透明樹脂層(B)と装飾層(C)とは、直接又は透明接着剤(E)を介して積層されていること;
(3)透明ハードコート(A)が最表層であること;
(4)透明ハードコート(A)の表面に微細エンボスが施されていること;
(5)上記微細エンボスの形状は、複数の凸部を有し、上記凸部間の平均間隔が100〜500nmであり、上記凸部の高さが80〜500nmであること;
(6)透明樹脂層(B)は、透明ポリ塩化ビニル系樹脂層(B1)又は透明ポリオレフィン系樹脂層(B2)であること;
(7)透明ハードコート(A)の微細エンボス表面の60°グロス(Ga)と透明樹脂層(B)のハードコート積層面側の60°グロス(Gb)とが下記式(α)を満たすこと;
を特徴とする加飾シート。
Gb−Ga≧0 ・・・(α)
である。
Gb−Ga≧0 ・・・(α)
好ましくは下記式(α2)を満たす。
Gb−Ga≧10 ・・・(α2)
−1981に従い測定して得られた値である。
(イ)鮮鋭性
基準サンプルとして下記(F−1)、及び、透明ハードコートを形成しなかったこと以外は、全て実施例10と同様にして得られた加飾シート(H)を用い、加飾シートの装飾の見え方(鮮鋭性)を、以下の基準で目視評価した。
◎:(F−1)と略同等以上の鮮鋭性である。
○:鮮鋭性は加飾シート(H)よりも高いが、(F−1)よりは劣る。
△:加飾シート(H)の鮮鋭性と略同等の鮮鋭性である。
×:加飾シート(H)よりも鮮鋭性に劣る。
透明ハードコート(A)の形成用塗料
(A−1)東洋合成工業株式会社のアクリル系紫外線硬化型樹脂系塗料「PAK−02(商品名)」
(B1−1)重合度800のポリ塩化ビニル樹脂(信越化学株式会社製)100質量部、フタル酸系可塑剤(新日本理化株式会社製)8質量部、Ba-Zn系安定剤(株式会社ADEKA製)3質量部の樹脂組成物を用い、逆L型4本カレンダー製膜装置を使用し、第一ロール/第二ロール/第三ロール/第四ロールの順に175℃/175℃/180℃/175℃の条件で厚み100μmの透明な樹脂フィルムを得た。ハードコート積層面(アンカーコートは不使用)の60°グロスは65%であった。
(E−1)大日精化工業株式会社のエステル樹脂溶液系接着剤「セイカボンドE−295(商品名)」100質量部、同社のセイカボンドC−75N(商品名)」10質量部、及び希釈溶剤のメチルエチルケトン100質量部を混合、攪拌することにより得た。
(F−1)リケンテクノス株式会社の片面に木目柄の装飾を印刷されたポリ塩化ビニル系樹脂フィルム「S2338 FC92255 印刷型番1463(日本デコール株式会社のToyosina(印刷型番))」、厚み80μ。
(M−1)綜研化学株式会社のフィルムモールド「フィルフィーレARP250(商品名)」、周期250nm、高さ170nmのモスアイパターン。
(M−2)綜研化学株式会社のフィルムモールド「フィルフィーレARP350(商品名)」、周期350nm、高さ250nmのモスアイパターン。
(M−3)綜研化学株式会社のフィルムモールド「フィルフィーレHOP140(商品名)」、周期250nm、高さ200nm、凹部の直径145nmのホールーパターン。これを塗布膜に押圧するとハードコートにピラーパターンが形成される。
(M−4)綜研化学株式会社のフィルムモールド「フィルフィーレHOP1700(商品名)」、周期3000nm、高さ1700nm、凹部の直径1700nmのホールーパターン。これを塗布膜に押圧するとハードコートにピラーパターンが形成される。
上記塗料(A−1)を、上記透明樹脂フィルム(B1−1)のハードコート積層面に、安田精機株式会社製のベーカー式アプリケーターを使用して塗布し、直ちに上記モールド(M−1)を圧力0.25MPa、時間20秒の条件で押圧した後、モールド側から365nmUV−LED光源の照射装置を使用し、2.52mmJ/cm2、時間15分の条件で塗料(A−1)を硬化させた。続いて、上記接着剤(E−1)を、上記で得られた積層体の(B1−1)側の面に、安田精機株式会社製のベーカー式アプリケーターを使用して塗布し、予備乾燥後、トクデン株式会社の誘電発熱式ラミネーターJD−DWを使用し、圧力0.3MPa、温度120℃の条件で上記(F−1)の装飾面と貼合した。更に温度120℃、24時間の条件で完全に接着剤(E−1)を硬化させ、加飾シートを得た。結果を表1に示す。
使用するモールド又は/及び透明樹脂フィルムを表1〜3の何れか1つに示すものに変更したこと以外は、全て実施例1と同様に行った。結果を表1〜3の何れか1つに示す。
Claims (2)
- 表層側から順に透明ハードコート(A)、透明樹脂層(B)、装飾層(C)を有する加飾シートであって、
(1)透明ハードコート(A)と透明樹脂層(B)とは、直接又は透明アンカーコート(D)を介して積層されていること;
(2)透明樹脂層(B)と装飾層(C)とは、直接又は透明接着剤(E)を介して積層されていること;
(3)透明ハードコート(A)が最表層であること;
(4)透明ハードコート(A)の表面に微細エンボスが施されていること;
(5)上記微細エンボスの形状は、複数の凸部を有し、上記凸部間の平均間隔が100〜500nmであり、上記凸部の高さが80〜500nmであること;
(6)透明樹脂層(B)は、透明ポリ塩化ビニル系樹脂層(B1)又は透明ポリオレフィン系樹脂層(B2)であること;
(7)透明ハードコート(A)の微細エンボス表面の60°グロス(Ga)と透明樹脂層(B)のハードコート積層面側の60°グロス(Gb)とが下記式(α)を満たすこと;
を特徴とする加飾シート。
Gb−Ga≧0 ・・・(α)
- 上記微細エンボスの形状が、モスアイパターン、ピラーパターンからなる群から選択される少なくとも何れか1つであることを特徴とする請求項1に記載の加飾シート。
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JP2013094853A JP6045068B2 (ja) | 2013-04-29 | 2013-04-29 | 高鮮鋭性加飾シート |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013094853A JP6045068B2 (ja) | 2013-04-29 | 2013-04-29 | 高鮮鋭性加飾シート |
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JP2013094853A Active JP6045068B2 (ja) | 2013-04-29 | 2013-04-29 | 高鮮鋭性加飾シート |
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