JP6043155B2 - ガラスチョップドストランドマットの製造方法、及び製造装置 - Google Patents

ガラスチョップドストランドマットの製造方法、及び製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス繊維を切断して得られるガラスチョップドストランドをシート状に成形してなるガラスチョップドストランドマットの製造方法、及び製造装置に関する。
ガラスチョップドストランドマットは、従来から、浴槽、浄化槽等のガラス繊維強化プラスティック(GFRP)成型品の補強材として用いられている。近年では、自動車成形天井材の補強基材として採用され、発泡ポリウレタンシートの表裏面にガラスチョップドストランドマットを接着させた自動車成形天井材が開発されている。
ガラスチョップドストランドマットを製造するには、先ず、チャンバーの天井部に設置された複数のカッターによってガラス繊維を所定の長さに切断して、ガラスチョップドストランドを得る。次に、ガラスチョップドストランドを、チャンバー内に落下させながら、コンベアの上に分散し、シート状に堆積する。このガラスチョップドストランドは、コンベアによって搬送されながら、複数の工程を経る。例えば、結合剤をガラスチョップドストランドに散布する工程、結合剤が付着した状態のガラスチョップドストランドを加熱する工程、及び加熱後のガラスチョップドストランドを冷却、プレスする工程等である。これらの工程を経て完成したガラスチョップドストランドマットは、ロール状になるように、巻取機等によって巻芯に巻回され、その後出荷される。
チャンバー内を落下するガラスチョップドストランドは、気流による影響や複数のカッターの位置関係等により、コンベア上に均一に堆積しない場合がある。コンベア上に堆積したガラスチョップドストランドにおいて、ガラスチョップドストランドの堆積量が局所的に少ない又は多い領域が発生すると、製品としてのガラスチョップドストランドマットの厚みが不均一となり得る。ガラスチョップドストランドマットの厚みが小さい領域は引張強度が小さくなり、厚みが大きい領域は柔軟性が低下し得る。従って、高品質のガラスチョップドストランドマットを安定的に製造するためには、ガラスチョップドストランドを均一な厚みでコンベア上に堆積することが重要である。
従来、製造後のガラスチョップドストランドマットに対し、質量検出機によって当該ガラスチョップドストランドマットの質量分布を全面に亘って連続的に測定し、予め設定した基準値よりも小さい質量分布を有する箇所が検出された場合、当該箇所に対してガラスチョップドストランドを追加供給するガラスチョップドストランドマットの製造方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1によれば、均一な質量分布を有するガラスチョップドストランドマットを得ることが可能となる、とされている。
また、ガラス繊維を切断する複数のカッターの下に矩形のチャンバーを設け、且つカッター毎にチャンバー内の幅方向に仕切板を設けたガラスチョップドストランドマットの製造方法が知られている(例えば、特許文献2を参照)。特許文献2によれば、特に幅方向に質量のバラツキの少ないガラスチョップドストランドマットを得ることが可能となる、とされている。
特開平7−138861号公報 特開平7−016836号公報
特許文献1のガラスチョップドストランドマットの製造方法では、予め製造したガラスチョップドストランドマットにおいて、基準値よりも小さい質量分布を有する箇所を検出することにより、その後に製造するガラスチョップドストランドマットにおける当該箇所を予測する。しかしながら、予め製造したガラスチョップドストランドマットと、製造過程にあるガラスチョップドストランドマットとの間にタイムラグが発生するため、質量検出機の予測が常に正確であるとは限らない。また、ガラスチョップドストランドマットの厚みが大きい領域については、厚みを均一化するための対策は特に講じられていない。従って、特許文献1に記載の製造方法では、均一な厚みを有するガラスチョップドストランドマットを製造出来ない場合がある。なお、予め製造したガラスチョップドストランドマットに対しては、質量検出機による予測が実行されないため、廃棄処分される。従って、製品化されない無駄なガラスチョップドストランドマットが発生することになる。
特許文献2のガラスチョップドストランドマットの製造方法では、隣接するカッターによって切断されたガラスチョップドストランド同士の付着や、チャンバー内の気流によるガラスチョップドストランドの落下方向の乱れ等への対策として、仕切板を設置している。しかし、仕切板にガラスチョップドストランドが接触すると、ガラスチョップドストランドは仕切板に付着したまま落下しない状態となる。当該状態を放置すると、仕切板へのガラスチョップドストランドの付着が進行し、コンベア上に落下するガラスチョップドストランドの量が減少する。その結果、局所的にガラスチョップドストランドの堆積量が少ない領域が発生する。近年需要が高まっている目付の小さいガラスチョップドストランドマットを製造する場合、ガラスチョップドストランドの落下量の低減は、完成後のガラスチョップドストランドマットにおける穴あきや破断等の原因となり得る。
このように、現状においては、ガラスチョップドストランドを厚みが均一となるようにコンベア上に堆積するガラスチョップドストランドマットの製造技術は未だ開発されていない。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、近年のデザイン性に富み軽量化が進んだ自動車における成形天井材にも利用可能な、特に目付の小さい高品質のガラスチョップドストランドマットを製造する技術を確立することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係るガラスチョップドストランドマットの製造方法の特徴構成は、
ガラス繊維を切断して得られるガラスチョップドストランドをシート状に成形してなるガラスチョップドストランドマットの製造方法であって、
前記ガラスチョップドストランドをチャンバー内で落下させながら配置する配置工程と、
前記ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する調整工程と、
を包含し、
前記チャンバーは、前記ガラスチョップドストランドを供給する複数の供給部と、当該複数の供給部を互いに隔離する仕切部材とを備え、
前記ガラスチョップドストランドが落下中に前記仕切部材に接触しないように、前記調整工程を実行することにある。
上記課題で説明したように、従来技術では、コンベア上に堆積したガラスチョップドストランドの厚みにバラツキが生じ易かった。これは、ガラスチョップドストランドの落下状態、及びコンベア上への配置について、特に考慮していなかったためである。
この点、本構成のガラスチョップドストランドマットの製造方法では、ガラスチョップドストランドをチャンバー内で落下させながら配置する配置工程と、ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する調整工程と、を包含し、チャンバーは、ガラスチョップドストランドを供給する複数の供給部と、当該複数の供給部を互いに隔離する仕切部材とを備え、ガラスチョップドストランドが落下中に仕切部材に接触しないように、調整工程を実行する。これにより、ガラスチョップドストランドがチャンバー内を落下中に仕切部材に接触し、付着することが防止されるので、仕切部材への付着に起因するガラスチョップドストランドの落下量の減少、及び落下量のバラツキを防ぐことが出来る。従って、厚みが均一となるように、ガラスチョップドストランドを配置することが可能となる。その結果、均一の厚みを有するガラスチョップドストランドマットを確実に製造することが出来る。特に、ガラスチョップドストランドの堆積量のバラツキによって穴あきや破断等が発生し易い目付の小さいガラスチョップドストランドマットを製造する場合においては、上記調整工程を実行する本構成のガラスチョップドストランドマットの製造方法は有効である。
本発明のガラスチョップドストランドマットの製造方法において、
前記複数の供給部は、前記仕切部材によって仕切られた夫々個別の区画室に収容され、上面視で、前記ガラスチョップドストランドが前記区画室の中央寄りに落下するように、前記調整工程を実行することが好ましい。
本構成のガラスチョップドストランドマットの製造方法では、複数の供給部は、仕切部材によって仕切られた夫々個別の区画室に収容され、上面視で、ガラスチョップドストランドが区画室の中央寄りに落下するように、調整工程を実行する。これにより、ガラスチョップドストランドが落下中に仕切部材に接触し、付着することが確実に防止されるので、仕切部材への付着に起因するガラスチョップドストランドの落下量の減少、及び落下量のバラツキをより確実に防ぐことが出来る。従って、厚みが確実に均一となるように、ガラスチョップドストランドを配置することが可能となる。その結果、均一の厚みを有するガラスチョップドストランドマットをより確実に製造することが出来る。
本発明のガラスチョップドストランドマットの製造方法において、
前記複数の供給部は、互いに均等な間隔で、前記チャンバー内に配置されていることが好ましい。
本構成のガラスチョップドストランドマットの製造方法では、複数の供給部は、互いに均等な間隔で、チャンバー内に配置されている。これにより、シート状に堆積したガラスチョップドストランド全体の厚みが確実に均一となるように、ガラスチョップドストランドを配置することが出来る。その結果、均一の厚みを有するガラスチョップドストランドマットをより確実に製造することが可能となる。
上記課題を解決するための本発明に係るガラスチョップドストランドマットの製造装置の特徴構成は、
ガラス繊維を切断して得られるガラスチョップドストランドをシート状に成形してなるガラスチョップドストランドマットの製造装置であって、
前記ガラスチョップドストランドを供給する複数の供給部と、当該複数の供給部を互いに隔離する仕切部材とを設けたチャンバーと、
前記ガラスチョップドストランドを前記チャンバー内で落下させながら配置する配置手段と、
前記ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する調整手段と、
を備え、
前記調整手段は、前記ガラスチョップドストランドが落下中に前記仕切部材に接触しないように、前記ガラスチョップドストランドの落下状態を調整することにある。
本構成のガラスチョップドストランドマットの製造装置では、ガラスチョップドストランドマットの製造方法と実質的に同一の作用効果を有する。すなわち、ガラスチョップドストランドを供給する複数の供給部と、当該複数の供給部を互いに隔離する仕切部材とを設けたチャンバーと、ガラスチョップドストランドをチャンバー内で落下させながら配置する配置手段と、ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する調整手段と、を備え、調整手段は、ガラスチョップドストランドが落下中に仕切部材に接触しないように、ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する。これにより、ガラスチョップドストランドがチャンバー内を落下中に仕切部材に接触し、付着することが防止されるので、仕切部材への付着に起因するガラスチョップドストランドの落下量の減少、及び落下量のバラツキを防ぐことが出来る。従って、厚みが均一となるように、ガラスチョップドストランドを配置することが可能となる。その結果、均一の厚みを有するガラスチョップドストランドマットを確実に製造することが出来る。特に、ガラスチョップドストランドの堆積量のバラツキによって穴あきや破断等が発生し易い目付の小さいガラスチョップドストランドマットを製造する場合においては、上記調整手段を備えた本構成のガラスチョップドストランドマットの製造装置は有効である。
図1は、本発明の実施形態に係るガラスチョップドストランドマット製造装置の全体構成を示した概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係るガラスチョップドストランドマット製造装置の要部拡大図である。 図3は、第一実施形態に係るガラスチョップドストランドマット製造装置の要部の上面図である。 図4は、第二実施形態に係るガラスチョップドストランドマット製造装置の要部の上面図である。 図5は、ガラス繊維を切断する一つの切断機を拡大した概略図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。
以下、本発明のガラスチョップドストランドマットの製造方法、及びガラスチョップドストランドマットの製造装置に関する2つの実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。なお、本明細書では、説明の便宜上、初めにガラスチョップドストランドマットの製造装置について説明し、次いでガラスチョップドストランドマットの製造方法について説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図しない。
図1は、本発明の実施形態に係るガラスチョップドストランドマットMの製造装置(以下、単に「製造装置」と省略する。)100,200の全体構成を示した概略図である。図1は、後述の第一実施形態及び第二実施形態において共通の図面である。図1において点線で囲まれている領域Xは、製造装置100,200の要部である。図2は、当該要部領域Xの拡大図である。製造装置100,200は、ガラスチョップドストランドからガラスチョップドストランドマットMを製造するための装置であり、チャンバー10、供給部である切断機20、配置手段である分散コンベア30、ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する調整手段1、仕切部材である仕切板2、結合剤散布機40、第一コンベア50、第二コンベア60、加熱炉70、冷圧ロール80、及び巻取機90等を備えている。これらの構成のうち、仕切板2、チャンバー10、切断機20、分散コンベア30、及び調整手段1は本発明独特の特徴を有しており、本発明の主要な構成となる。以下、夫々の構成について説明する。
製造装置100,200において、ガラスチョップドストランドの搬送方向(図1中の矢印で示す方向)を流れ方向と規定すると、分散コンベア30、第一コンベア50、及び第二コンベア60は、この順で上流側から下流側に連続的に設置される。各コンベアは、モーターDによって駆動され、制御手段としてのコンピューター11が、夫々の搬送速度(ベルトの移動速度)を制御している。ただし、作業員がマニュアル操作により、各コンベアの搬送速度を適宜調整するようにしても構わない。
分散コンベア30は、ガラスチョップドストランドを分散配置するためのベルトを備え、ガラスチョップドストランドを収容するチャンバー10の下方に設置される。チャンバー10の天井部にはガラス繊維投入口10cが設けられ、後述のガラス繊維Fを切断してガラスチョップドストランドを生成する複数の切断機20が取り付けられている。複数の切断機20は、ガラスチョップドストランドをチャンバー10内に供給する役割を担い、互いに均等な間隔で配置される。ここで、「均等な間隔で配置される」とは、チャンバー10の天井部において、切断機20の配置に略偏りがないことを意味する。また、切断機20には、単一の切断機である場合と、単一の切断機を等間隔で一列に配列した切断機群である場合との両方が含まれる。従って、複数の「単一の切断機」を均等な間隔で配置する場合は、チャンバー10の天井部の全体に単一の切断機が万遍なく配置されている状態を意味し、複数の「切断機群」を均等な間隔で配置する場合は、チャンバー10の天井部に各切断機群の列が均等な間隔で配置されている状態を意味する。
〔第一実施形態〕
図3は、第一実施形態に係る製造装置100の要部領域X1の上面図である。同図に示すように、チャンバー10の天井部には、12個の切断機20を等間隔で一列に配列して構成される切断機群20A〜20Hが、ガラスチョップドストランドの搬送方向に沿って均等な間隔で8列設置される。切断機20は、カッターローラー21とゴムローラー22とからなり、回転しているカッターローラー21とゴムローラー22との間にガラスケーキCから引き出されたガラス繊維Fが送り込まれ、連続的に切断されることで、長さ約50mmのガラスチョップドストランドSが生成される。ガラスチョップドストランドSは、重力によりチャンバー10内を落下し、分散コンベア30のベルト上に略均一に分散配置される。分散コンベア30のベルトの幅は上面視で、チャンバー10内を落下したガラスチョップドストランドSが確実に配置されるサイズを有する。チャンバー10の下端部と分散コンベア30とは、堆積したガラスチョップドストランドSが通過可能な程度に離間している。
並列する各切断機群20A〜20Hの間には、互いを隔離するための仕切板2aが設置される。仕切板2aの材質としては、表面が平滑であり、且つ静電気が帯電し難いアルミニウムやセラミック等が最適である。仕切板2aの下端部と分散コンベア30とは、堆積したガラスチョップドストランドSが通過可能な程度に離間している。仕切板2aはチャンバー10の天井部に取り付けられ、交差する内壁10bと接続している。これにより、上面視で、各切断機群20A〜20Hを収容する個別の区画室が形成される。仕切板2aの設置により、搬送方向で隣接する切断機群20A〜20Hが切断したガラスチョップドストランドS同士の付着や、チャンバー10内の気流によるガラスチョップドストランドSの落下方向の乱れ等を防止することができる。
切断機群20A〜20Hを構成する複数の切断機20は、チャンバー10内を落下したガラスチョップドストランドSの落下状態を調整する調整手段1を備える。調整手段1は、ガラスチョップドストランドSが落下中に仕切板2aに接触しないように、落下状態を調整する。これにより、ガラスチョップドストランドSがチャンバー10内を落下中に仕切板2aに接触し、付着することが防止されるので、仕切板2aへの付着に起因するガラスチョップドストランドSの落下量の減少、及び落下量のバラツキを防ぐことが出来る。従って、調整手段1による調整を実行すれば、厚みが均一となるようにガラスチョップドストランドSを配置することが可能となる。なお、後述の吸引装置33は、空気を吸引する力でガラスチョップドストランドSの落下状態をある程度調整することができるので、これを調整手段1に含めることも可能である。
第一コンベア50の上方には、結合剤散布機40が設置され、結合剤A(樹脂粉末)を第一コンベア50のベルト上のガラスチョップドストランドSに向けて散布する。結合剤Aの種類としては、熱可塑性樹脂粉末が好適であり、例えば、粉末ポリエステル樹脂(花王株式会社製ニュートラック514等)を使用することができる。その他、使用可能な熱可塑性樹脂粉末として、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂粉末が挙げられる。
なお、ガラスチョップドストランドSに結合剤Aを付着し易くするため、第一コンベア50の上方又は下方であって、結合剤散布機40の上流側に水噴霧機(図示せず)を設置することも有効である。水噴霧機は、第一コンベア50のベルト上のガラスチョップドストランドSに向けて水を噴霧する。ガラスチョップドストランドSが予め水で湿潤状態にされていると、水の表面張力の作用によりガラスチョップドストランドSの表面に結合剤Aが付着し易くなるため、ガラスチョップドストランドS同士の接着効果がより高まる。
ガラスチョップドストランドSが堆積するベルトの下方には、バイブレーター51が配置され、第一コンベア50のベルトを振動させる。これにより、ガラスチョップドストランドSの表面に散布された結合剤Aが、シート状に堆積したガラスチョップドストランドS同士の隙間に入り込む。その結果、結合剤Aが、ガラスチョップドストランドS全体に均一に付着する。
第二コンベア60の途中には、ガラスチョップドストランドSを載せたベルトを囲い込むように加熱炉70が設置され、第二コンベア60に載って加熱炉70内に進入する物体を加熱処理する。加熱炉70内の雰囲気温度はコンピューター11によって制御されており、散布する結合剤Aの種類に応じて、結合剤Aを構成する合成樹脂の融点以上の温度となるように適宜調整される。ただし、作業員がマニュアル操作により、加熱炉70の温度調整を行うようにすることも可能である。第二コンベア60のベルトは高温に晒されるため、金属等の耐熱性材料で構成される。
第二コンベア60の下流には冷圧ロール80が配置され、加熱処理された物体が冷却されながらプレスされる。冷圧ロール80は、一対のロールで構成される。溶融状態の結合剤Aが付着したガラスチョップドストランドS´(以下、加熱前のガラスチョップドストランドSと区別するため、加熱後のものをS´とする。)は、冷圧ロール80に搬送され、ニップ間を通過する。ガラスチョップドストランドS´は、冷圧ロール80を通過することで冷却、プレスされ、ガラスチョップドストランドS´同士が結合する。これにより、ガラスチョップドストランドマットMが生成する。冷圧ロール80は、空冷によりガラスチョップドストランドS´の冷却を行うものであるが、ロール内部に冷却水を通流させて強制冷却を行っても構わない。
冷圧ロール80を通過して生成したガラスチョップドストランドマットMは、巻取機90の巻芯に巻回され、ロール状の製品とされる。なお、巻取機90は、巻芯に巻き取るタイプの他、サーフェイスロールによりガラスチョップドストランドマットMをロール表面で回転させながら巻き取る方式であっても構わない。
〔第二実施形態〕
図4は、本発明の第二実施形態に係る製造装置200の要部領域X2の上面図である。第二実施形態の製造装置200は、第一実施形態の製造装置100における仕切板2aに加えて、複数の仕切板2bをガラスチョップドストランドSの搬送方向と平行に設置している点が、第一実施形態とは異なる。その他の構成は、第一実施形態と同様である。従って、仕切板2b以外の構成についての詳細な説明は省略する。
第一実施形態では、仕切板2aを設けることにより、ガラスチョップドストランドSの搬送方向で隣接する切断機群20A〜20Hが切断したガラスチョップドストランドS同士の付着を防止することが出来る。しかし、各切断機群内の切断機20においても、隣接する夫々の切断機20が切断したガラスチョップドストランドS同士が付着することもあり得る。そこで、第二実施形態では、各切断機群20A〜20Hにおいて切断機20同士を互いに隔離する仕切板2bを新たに設けている。仕切板2a及び仕切板2bを設けた第二実施形態に係る仕切板2の配置形態であれば、上面視で、各切断機20を収容する個別の区画室が形成されるので、隣接する切断機20によって切断されたガラスチョップドストランドS同士の付着や、チャンバー10内の気流によるガラスチョップドストランドSの落下方向の乱れ等を略完全に防ぐことができる。第一実施形態と同様に、仕切板2bの下端部は分散コンベア30から離間しており、分散コンベア30上に堆積したガラスチョップドストランドSが通過可能になっている。また、仕切板2bはチャンバー10の天井部に取り付けられ、交差する内壁10aと接続している。
〔ガラスチョップドストランドマットの製造方法〕
本発明のガラスチョップドストランドマットの製造方法(以下、単に「製造方法」と省略する。)は、上述の第一実施形態又は第二実施形態に係る製造装置100,200を用いて実施することができる。本発明の製造方法によれば、ガラスチョップドストランドの準備工程、配置工程、調整工程、結合剤散布工程、加熱工程、冷圧工程、及び巻取工程を経て、ガラスチョップドストランドマットMが製造される。これらの工程のうち、配置工程、及び調整工程は本発明独特の特徴を有しており、本発明の主要な工程となる。以下、夫々の工程について説明する。
<準備工程>
ガラスチョップドストランドマットMを製造する前段階として、ガラス繊維FからガラスチョップドストランドSを準備する。ガラスケーキCから引き出されたガラス繊維Fは、チャンバー10の天井部に設置された切断機20で長さ約50mmに切断され、ガラスチョップドストランドSとなる。ガラスチョップドストランドSの準備は、ガラスチョップドストランドマットMの製造直前に行う必要はなく、予め生成しておいたものを使用しても構わない。その場合、例えば、フレキシブルコンテナ等の容器に収納してあるガラスチョップドストランドSを、ガラス繊維投入口10cからチャンバー10内に直接投入する。
<配置工程>
準備工程で得られたガラスチョップドストランドSは、チャンバー10内を落下し、分散コンベア30のベルト上にシート状に配置される。上述の通り、複数の切断機20又は切断機群20A〜20Hは互いに均等な間隔で配置されている。これにより、シート状に堆積するガラスチョップドストランドS全体の厚みのバラツキが低減する。また、切断機又は切断機群の設置台数を増やせば、一台の切断機20又は一列の切断機群20A〜20Hから生成される単位時間当たりのガラスチョップドストランドSの量(すなわち、ガラス繊維Fの処理量)を低減することが可能となる。ガラスチョップドストランドSが堆積するベルトの下方には、吸引ダクト31及びブロア32からなる吸引装置33が配置され、ベルト上は負圧状態に維持されている。これにより、ガラスチョップドストランドSは、分散コンベア30のベルト上に略均一に分散配置された状態でベルト面に吸引されて安定し、周囲に飛散することはない。
<調整工程>
図5(a)は、ガラス繊維Fを切断する一つの切断機20の上面図であり、例えば、図3の領域Zで示される仕切板2aによって仕切られた個別の区画室を一部拡大したものである。図5(b)は、図5(a)の側面図である。図5(a)の二点鎖線で囲んだ領域Yは、一つの切断機20からガラスチョップドストランドSを生成する際に、当該ガラスチョップドストランドSが落下する範囲を示す。ガラスチョップドストランドSの落下状態を調整する調整手段1は、上面視で、ガラスチョップドストランドSが区画室の中央寄りに落下するように、調整工程を実行する。例えば、カッターローラー21及びゴムローラー22の回転速度を所定速度より小さくし、切断直後のガラスチョップドストランドSが周囲に飛散することを防止する。あるいは、カッターローラー21とゴムローラー22とが接する箇所が、隣接する仕切板2a同士の間(切断機群20A及び20Hにおいては、仕切板2aとチャンバー10の内壁10aとの間)の中央に位置するように切断機20を設置し、切断したガラスチョップドストランドSを当該箇所の直下である区画室の中央寄りに落下させる。調整工程の実施により、図5(b)で示すように、チャンバー10内を落下するガラスチョップドストランドSは仕切板2aに接触せず、分散コンベア30のベルト上に堆積する。このように、仕切板2aへのガラスチョップドストランドSの付着を確実に防止できるので、仕切板2への付着に起因するガラスチョップドストランドSの落下量の減少、及び落下量のバラツキを確実に防ぐことが出来る。従って、厚みが確実に均一となるように、ガラスチョップドストランドSを配置することが可能となる。分散コンベア30のベルト上のガラスチョップドストランドSは、シート状に堆積した状態で、下流の次工程に搬送される。
<結合剤散布工程>
シート状に堆積したガラスチョップドストランドSは、第一コンベア50に移動する。第一コンベア50の上方には、結合剤散布機40が設置されている。結合剤散布機40によって、ガラスチョップドストランドSの表面に結合剤(樹脂粉末)Aが散布される。ガラスチョップドストランドSに結合剤Aを添加することにより、後述の加熱処理を行うことでガラスチョップドストランドS同士が接着し、マットの形状を維持することができる。
<加熱工程>
結合剤Aが付着したガラスチョップドストランドSは第二コンベア60に移動する。当該ガラスチョップドストランドSは加熱炉70内を通過するときに加熱処理され、付着した結合剤Aが軟化、溶融する。その結果、ガラスチョップドストランドS同士が接着された状態のガラスチョップドストランドS´となる。
<冷圧工程>
冷圧工程は、加熱処理したガラスチョップドストランドS´を第二コンベア60の下流に設置された冷圧ロール80に通すことで実行される。ガラスチョップドストランドS´は、冷圧ロール80によって冷却及びプレスされ、ガラスチョップドストランドマットMに加工される。
<巻取工程>
最後に、冷圧ロール80の後段に設置された巻取機90において、ガラスチョップドストランドマットMを巻き取る巻取工程が実行される。ガラスチョップドストランドマットMは、巻取機90の巻芯に巻回され、ロール状の製品とされる。
実施例として、本発明のガラスチョップドストランドマットの製造方法により、ガラスチョップドストランドマットの製造試験を行った。
実施例では、図1の第一実施形態に係る製造装置100と同タイプであって、上面視で幅方向3m×搬送方向5mの矩形形状を有するチャンバーを備えた製造装置を使用した。先ず、チャンバーの天井部に、12個の切断機で構成される切断機群を、ガラスチョップドストランドの搬送方向に沿って4列設置した。次いで、切断機群の設置列数を1列ずつ増やし、最終的に8列の切断機群を有する製造装置を使用した。各実施例では、上記の「ガラスチョップドストランドマットの製造方法」において記載した内容と同一の工程を実行した。なお、単位時間あたりの結合剤散布機40による結合剤Aの散布量は同一である。
切断機群の列数、単位面積あたりの切断機の設置台数、及び一台の切断機による単位時間あたりのガラスチョップドストランドの生成量が夫々異なる5通りの試験条件(試験1〜5)、並びに、切断機群の列数、及び単位面積あたりの切断機の設置台数が試験5と同条件であり、一台の切断機による単位時間あたりのガラスチョップドストランドの生成量が夫々異なる2通りの試験条件(試験6及び7)の合計7通りの試験条件を設定した。これらの試験条件に基づき、目付(単位面積当たりのガラスチョップドストランドの質量)が142g/m(試験1〜5)であるガラスチョップドストランドマットの製造試験、並びに、目付が90g/m(試験6)、及び80g/m(試験7)であるガラスチョップドストランドマットの製造試験を行った。製造試験の終了後、各製造試験で得られたガラスチョップドストランドマットの目付の標準偏差を計測した。目付の標準偏差は、完成した1枚のガラスチョップドストランドマットから、300mm四方のガラスチョップドストランドマット片を60枚切り出し、当該ガラスチョップドストランドマット片の質量を測定して求めた。本発明者らによる経験から、目付の標準偏差は7.5以下が好ましいことが判明している。
試験1〜7の製造条件、及び試験結果を以下の表1に示す。
Figure 0006043155
上記試験結果(試験1〜7)より、単位面積あたりの切断機の設置台数を4.0台/m以上とすると、一台の切断機による単位時間あたりのガラスチョップドストランドの生成量が0.60kg/分/台以下となり、ガラスチョップドストランドが落下中に飛散して仕切部材に接触するおそれがなくなる。そのため、目付の標準偏差は7.5以下になり、厚みのバラツキが少なく商品価値の高いガラスチョップドストランドマットを製造し得ることが分かった。また、目付を変化させた試験結果(試験5〜7)より、切断機群の列数、及び単位面積あたりの切断機の設置台数を同一に設定した場合、目付を90g/m又は80g/mまで小さくすると目付の標準偏差が大きくなる傾向が見られるが、標準偏差の値は7.5以下に維持されるため、この程度まで目付を小さくしても厚みのバラツキが少なく商品価値の高いガラスチョップドストランドマットを製造し得ることが分かった。本実施例で説明した上面視で幅方向3m×搬送方向5mのサイズを有するチャンバーにおいて、12台の切断機からなる切断機群を配置する場合、厚みのバラツキが少ないガラスチョップドストランドマットを製造するためには、当該切断機群を少なくとも5列設置する必要がある。
以上より、本発明に係るガラスチョップドストランドマットの製造方法、及び製造装置によれば、厚みのバラツキが少ないガラスチョップドストランドマットを製造し得ることが判明した。特に、ガラスチョップドストランドの堆積量のバラツキによって穴あきや破断等が発生し易い目付の小さいガラスチョップドストランドマットを製造する場合においては、ガラスチョップドストランドの落下状態の調整を行う本発明の製造技術は有効である。
本発明のガラスチョップドストランドマットの製造方法、及び製造装置によって得られるガラスチョップドストランドマットは、自動車成形天井材に利用可能であるが、自動車以外の乗物の内装材や、建築物の内装材についても応用することができる。
1 調整手段
2 仕切板(仕切部材)
10 チャンバー
20 切断機(供給部)
30 分散コンベア(配置手段)
40 結合剤散布機
50 第一コンベア
60 第二コンベア
70 加熱炉
80 冷圧ロール
90 巻取機
100,200 ガラスチョップドストランドマットの製造装置
F ガラス繊維
S,S´ ガラスチョップドストランド
A 結合剤(樹脂粉末)
M ガラスチョップドストランドマット

Claims (5)

  1. ガラス繊維を切断して得られるガラスチョップドストランドをシート状に成形してなるガラスチョップドストランドマットの製造方法であって、
    前記ガラスチョップドストランドをチャンバー内で落下させながら配置する配置工程を包含し、
    前記チャンバーは、前記ガラスチョップドストランドを供給する均等な間隔で配置された複数の供給部と、当該複数の供給部を互いに隔離する仕切部材とを備え、
    前記複数の供給部は、前記チャンバー内において、前記ガラスチョップドストランドの搬送方向に複数列設けられるガラスチョップドストランドマットの製造方法。
  2. 前記ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する調整工程をさらに包含し、
    前記ガラスチョップドストランドが落下中に前記仕切部材に接触しないように、単位面積あたりの供給部の設置台数を4.0台/m 以上とし、一台の供給部による単位時間あたりの前記ガラスチョップドストランドの生成量を0.60kg/分/台以下として、前記調整工程を実行する請求項1に記載のガラスチョップドストランドマットの製造方法。
  3. 前記ガラスチョップドストランドマットは、目付けが80〜142g/m である請求項1又は2に記載のガラスチョップドストランドマットの製造方法。
  4. ガラス繊維を切断して得られるガラスチョップドストランドをシート状に成形してなるガラスチョップドストランドマットの製造装置であって、
    前記ガラスチョップドストランドを供給する均等な間隔で配置された複数の供給部と、当該複数の供給部を互いに隔離する仕切部材とを設けたチャンバーと、
    前記ガラスチョップドストランドを前記チャンバー内で落下させながら配置する配置手段と
    備え、
    前記複数の供給部は、前記チャンバー内において、前記ガラスチョップドストランドの搬送方向に複数列設けられるガラスチョップドストランドマットの製造装置。
  5. 前記ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する調整手段をさらに備え、
    前記調整手段は、前記ガラスチョップドストランドが落下中に前記仕切部材に接触しないように、単位面積あたりの供給部の設置台数を4.0台/m 以上とし、一台の供給部による単位時間あたりの前記ガラスチョップドストランドの生成量を0.60kg/分/台以下として、前記ガラスチョップドストランドの落下状態を調整する請求項4に記載のガラスチョップドストランドマットの製造装置。
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