JP6043041B1 - 内視鏡対物光学系 - Google Patents

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Abstract

狭い空間においても内視鏡を湾曲させずに視野を任意の方向へ変えることができる内視鏡対物光学系を提供する。光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSからなり、光路偏向プリズム群PG内のプリズムを移動させることで内視鏡対物光学系の視野方向Aを可変とする内視鏡対物光学系において、光路偏向プリズム群PGは、物体側から順に、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、第3プリズムP3との3つのプリズムを有し、かつ第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は互いに近接して配置され、第1プリズムP1が第2プリズムP2に対して回転移動することで視野方向Aを第1方向DR1に可変とし、さらに、第1プリズムP1と第2プリズムP2の2つを一体として第3プリズムP3に対して回転移動することで視野方向Aを第1方向DR1とは異なる第2方向DR2に可変とする。

Description

本発明は、内視鏡対物光学系に関するものである。
内視鏡は、医療用分野及び工業用分野で広く使用されている装置である。特に、医療用分野においては、体腔内に挿入された内視鏡により、体腔内の様々な部位の画像が得られる。この画像を用いて観察部位の診断が行われる。このように、内視鏡は、体腔内の様々な部位の観察と診断に利用されている。
内視鏡により体腔内を観察するときに、観察方向を変える場合、内視鏡の挿入部の先端側を湾曲させる。これにより、観察視野を、上下または左右方向へ変えることができる(例えば、特許文献1、2、3参照)。
国際公開第2012/081349号 特開2006−201796号公報 米国特許出願公開第2013/0085338号明細書
ここで、体腔内を観察するとき、体腔内の空間は狭い場合が多い。このため、内視鏡を体腔内で湾曲させると、先端部が被写体である観察部(患部)に干渉してしまう。このため、従来技術の構成では、体腔内において、視野を自由に変更することが困難となる場合がある。
また、内視鏡の先端部を湾曲させると、内視鏡の先端部と観察部とが干渉しないときでも、先端部が観察部に近接しすぎる場合がある。この場合、患部を処置具により処置する空間的余裕が無くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、狭い空間においても内視鏡を湾曲させずに視野を任意の方向へ変えることができる内視鏡対物光学系を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内視鏡対物光学系は、光路偏向プリズム群と、レンズ群からなり、光路偏向プリズム群内のプリズムを移動させることで内視鏡対物光学系の視野方向を可変とする内視鏡対物光学系において、光路偏向プリズム群は、物体側から順に、第1プリズムと、第2プリズムと、第3プリズムとの3つのプリズムを有し、かつ第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムは互いに近接して配置され、第1プリズムが第2プリズムに対して回転移動することで視野方向を第1方向に可変とし、さらに、第1プリズムと第2プリズムの2つを一体として第3プリズムに対して回転移動することで視野方向を第1方向とは異なる第2方向に可変とし、
以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.9≦L/FL≦1.5 (1)
ここで、
Lは、光路偏向プリズム群を構成する第1プリズムと、第2プリズムと、第3プリズムの合計空気換算長(単位 mm)、
合計空気換算長は、第1プリズム内を通る光軸の長さを第1プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd1で除した値と、第2プリズム内を通る光軸の長さを第2プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd2で除した値と、第3プリズム内を通る光軸の長さを第3プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd3で除した値とを合計した値、
FLは、内視鏡対物光学系の焦点距離(単位 mm)、
である。
本発明は、狭い空間においても内視鏡を湾曲させずに視野を任意の方向へ変えることができる内視鏡対物光学系を提供できるという効果を奏する。
第1実施形態に係る内視鏡対物光学系の斜視構成を示す図である。 第1実施形態に係る内視鏡対物光学系の斜視構成を示す他の図である。 第1実施形態に係る内視鏡対物光学系の斜視構成を示す別の図である。 第1実施形態に係る内視鏡対物光学系の斜視構成を示すさらに他の図である。 第1実施形態に係る内視鏡対物光学系の斜視構成を示すさらに別の図である。 第2実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図である。 第3実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図である。 第3実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す他の図である。 第3実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す別の図である。 第3実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示すさらに他の図である。 実施例1に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図である。 実施例1に係る内視鏡対物光学系の側面図である。 実施例1に係る内視鏡対物光学系の上面図である。 実施例1に係る内視鏡対物光学系の斜視図である。 実施例2に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図である。 実施例2に係る内視鏡対物光学系の側面図である。 実施例2に係る内視鏡対物光学系の上面図である。 実施例2に係る内視鏡対物光学系の斜視図である。 実施例3に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図である。 実施例3に係る内視鏡対物光学系の側面図である。 実施例3に係る内視鏡対物光学系の上面図である。 実施例3に係る内視鏡対物光学系の斜視図である。 実施例4に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図である。 実施例4に係る内視鏡対物光学系の側面図である。 実施例4に係る内視鏡対物光学系の上面図である。 実施例4に係る内視鏡対物光学系の斜視図である。 実施例5に係る内視鏡対物光学系の側面図である。 実施例5に係る内視鏡対物光学系の上面図である。 実施例6に係る内視鏡対物光学系の側面図である。 実施例6に係る内視鏡対物光学系の上面図である。 実施例7に係る内視鏡対物光学系の上面図である。 実施例7に係る内視鏡対物光学系の側面図である。
以下、本実施形態に係る内視鏡対物光学系について、図面を用いて、このような構成をとった理由と作用を説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1A、1B、1C、1D、1Eは、第1実施形態に係る内視鏡対物光学系の概略構成を示す図である。
内視鏡対物光学系は、光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSからなる。光路偏向プリズム群PG内のプリズムを移動させることで内視鏡対物光学系の視野方向Aを可変とする。
光路偏向プリズム群PGは、物体側から順に、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、第3プリズムP3との3つのプリズムを有する。第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、第3プリズムP3とは、それぞれ直角プリズムである。第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は互いに近接して配置されている。そして、第1プリズムP1が第2プリズムP2に対して回転移動することで視野方向を第1方向DR1に可変とする。さらに、第1プリズムP1と第2プリズムP2の2つを一体として第3プリズムP3に対して回転移動することで視野方向Aを第1方向DR1とは異なる第2方向DR2に可変とする。
これにより、狭い空間においても内視鏡を湾曲させずに視野を任意の方向へ変えることができる。また、第1方向DR1と第2方向DR2とは、90度直交する方向であることが好ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
0.9≦L/FL≦1.5 (1)
ここで、
Lは、光路偏向プリズム群PGを構成する第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、第3プリズムP3の合計空気換算長(単位 mm)、
合計空気換算長は、第1プリズムP1内を通る光軸の長さを第1プリズムP1を構成する硝材のd線における屈折率nd1で除した値と、第2プリズムP2内を通る光軸の長さを第2プリズムP2を構成する硝材のd線における屈折率nd2で除した値と、第3プリズムP3内を通る光軸の長さを第3プリズムP3を構成する硝材のd線における屈折率nd3で除した値とを合計した値、
FLは、内視鏡対物光学系の焦点距離(単位 mm)、
である。
条件式(1)は、光路偏向プリズム群PGの適切な大きさを規定している。条件式(1)を満足することで、光路偏向プリズム群PGの大きさを小型にできる。これにより、内視鏡対物光学系を小径の内視鏡の挿入部内に内蔵できる。
条件式(1)の下限値を下回ると、内視鏡対物光学系の焦点距離に対して、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3の大きさが小さくなりすぎる。このため、光束径の大きな太い光線を第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3内に通すことができなくなる。この結果、内視鏡対物光学系のF値が大きくなり、画質が劣化してしまう。
条件式(1)の上限値を上回ると、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3の大きさが、内視鏡の径方向、即ち内視鏡の長手方向に垂直な方向に大きくなる。これにより、内視鏡対物光学系のうちの光路偏向プリズム群の外径が大きくなってしまい、内視鏡挿入部の中に光路偏向プリズム群を内蔵できなくなってしまう。
また、本発明の好ましい態様によれば、図2に示すように、内視鏡対物光学系と物体との間にドーム状カバーガラスDCGを配置し、かつドーム状カバーガラスDCGの肉厚tは、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.03×D≦t≦0.05×Fno×R (2)
ここで、
Dは、ドーム状カバーガラスDCGの外径(単位 mm)、
tは、ドーム状カバーガラスDCGの肉厚(単位 mm)、
Fnoは、内視鏡対物光学系のF値、
Rは、ドーム状カバーガラスの物体側面の曲率半径(単位 mm)、
であり、
ドーム状カバーガラスの外径が一定でない場合は最大部を外径(D)とし、
ドーム状カバーガラスの肉厚が一定でない場合は有効範囲内で最も厚い部分を肉厚(t)とする。
なお、条件式(2)は、以下のように表すこともできる。
0.03≦t/D (2a)
t/(Fno×R)≦0.05 (2b)
条件式(2)は、ドーム状カバーガラスDCGの適切な肉厚tを規定している。ここで、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3を移動させて視野方向を可変にしているため、半球状のドーム状カバーガラスDCGのドームの球心(曲率中心)と、内視鏡対物光学系の入射瞳とを一致させることは困難である。このため、ドーム状カバーガラスDCGによる画質の劣化が生じてしまう。また、ドーム状カバーガラスDCGは、カバーガラスとして所定の強度を有する必要がある。このため、肉厚tは、画質劣化の低減と、強度の確保の観点から条件式(2)を満足することが望ましい。
条件式(2)の上限値を上回ると、肉厚tが厚くなり、画質が劣化してしまう。条件式(2)の下限値を下回ると、カバーガラスとして必要な強度を得られなくなってしまう。
また、本発明の好ましい態様によれば、図3A、3B、3C、3Dに示すように、内視鏡対物光学系と物体との間にドーム状カバーガラスDCGを配置し、ドーム状カバーガラスDCGの像側面の曲率中心は、第1プリズムP1を第2プリズムP2に対して回転移動させるときの回転軸AX1上に位置し、かつ第1プリズムP1と第2プリズムP2の2つを一体として第3プリズムP3に対して回転移動させるときの回転軸AX2上に位置することが望ましい。
図3A、3Bは、第1プリズムP1を第2プリズムP2に対して回転移動させるときの回転軸を説明する図である。第1プリズムP1は、第2プリズムP2に対して、回転軸AX1を中心にして回転移動する。ドーム状カバーガラスDCGの像側面の曲率中心は、回転軸AX1上に位置している。
これにより、回転軸AX1を回転中心にして、レンズL1や第1プリズムP1を回転したとき、いずれの回転状態おいても、レンズL1や第1プリズムP1は、ドーム状カバーガラスDCGの像側面との距離を一定に保つことができる。この結果、第1プリズムP1の回転移動によるドーム状カバーガラスDCGとの干渉、即ち接触を防ぐことができる。したがって、視野可変範囲をより広く確保することができる。
次に、図3C、3Dは、第1プリズムP1と第2プリズムP2を一体として第3プリズムP3に対して回転移動させるときの回転軸を説明する図である。第1プリズムP1と第2プリズムP2は一体として、第3プリズムP3に対して回転軸AX2を中心にして回転移動する。ドーム状カバーガラスDCGの像側面の曲率中心は、回転軸AX2上に位置している。
これにより、回転軸AX2を回転中心にして、レンズL1や第1プリズムP1、第2プリズムP2を回転した、いずれの回転状態においても、レンズL1や第1プリズムP1、第2プリズムP2は、ドーム状カバーガラスDCGの像側面との距離を一定に保つことができる。この結果、レンズL1や第1プリズムP1、第2プリズムP2の回転移動によるドーム状カバーガラスDCGとの干渉、即ち接触を防ぐことができる。したがって、視野可変範囲をより広く確保することができる。
以下、実施例について説明する。
(実施例1)
図4A、4B、4C、4Dは、それぞれ実施例1に係る内視鏡対物光学系の断面構成図、側面図、上面図、斜視図である。図4Aにおいて、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は、プリズムを展開した図として示されている。そのため、プリズムは、平行平面板として描かれている。図4B、4C、4Dは、展開されていない状態の第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3を示している。
実施例1に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSを有する。光路偏向プリズム群PGは、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、開口絞りSと、第3プリズムP3を有する。
レンズ群LNSは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた凹平負レンズL1と、像側に凸面を向けた平凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、両凸正レンズL4と、両凹負レンズL5と、平行平板Fと、平行平板CGを有する。ここで、凹平負レンズL1と平凸正レンズL2とは接合されている。また、両凸正レンズL4と両凹負レンズL5とは接合されている。
平行平板Fは、赤外吸収フィルタであり、その物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
(実施例2)
図5A、5B、5C、5Dは、それぞれ実施例2に係る内視鏡対物光学系の断面構成図、側面図、上面図、斜視図である。図5Aにおいて、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は、プリズムを展開した図として示されている。そのため、プリズムは、平行平面板として描かれている。図5B、5C、5Dは、展開されていない状態の第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3を示している。
実施例2に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSを有する。光路偏向プリズム群PGは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、開口絞りSと、第3プリズムP3を有する。
レンズ群LNSは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、両凸正レンズL3と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、物体側に凸面を向けた凸平正レンズL5と、平行平板Fと、平行平板CGを有する。ここで、負メニスカスレンズL4と凸平正レンズL5とは接合されている。
平行平板Fは、赤外吸収フィルタであり、その物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
(実施例3)
図6A、6B、6C、6Dは、それぞれ実施例3に係る内視鏡対物光学系の断面構成図、側面図、上面図、斜視図である。図6Aにおいて、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は、プリズムを展開した図として示されている。そのため、プリズムは、平行平面板として描かれている。図6B、6C、6Dは、展開されていない状態の第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3を示している。
実施例3に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSを有する。光路偏向プリズム群PGは、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、開口絞りSと、第3プリズムP3を有する。
レンズ群LNSは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた凹平負レンズL1と、像側に凸面を向けた平凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、両凸正レンズL4と、両凹負レンズL5と、平行平板Fと、平行平板CGを有する。ここで、凹平負レンズL1と平凸正レンズL2とは接合されている。また、両凸正レンズL4と両凹負レンズL5とは接合されている。
平行平板Fは、赤外吸収フィルタであり、その物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
(実施例4)
図7A、7B、7C、7Dは、それぞれ実施例4に係る内視鏡対物光学系の断面構成図、側面図、上面図、斜視図である。図7Aにおいて、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は、プリズムを展開した図として示されている。そのため、プリズムは、平行平面板として描かれている。図7B、7C、7Dは、展開されていない状態の第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3を示している。
実施例4に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSを有する。光路偏向プリズム群PGは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、開口絞りSと、第3プリズムP3を有する。
レンズ群LNSは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、両凸正レンズL5と、平行平板Fと、平行平板CGを有する。ここで、負メニスカスレンズL4と両凸正レンズL5とは接合されている。
平行平板Fは、赤外吸収フィルタであり、その物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
(実施例5)
図8A、8Bは、それぞれ実施例5に係る内視鏡対物光学系の側面図、上面図である。図8A、8Bにおいて、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は、プリズムが展開されていない状態として示されている。
実施例5に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、ドーム状カバーガラスDCGと、光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSを有する。光路偏向プリズム群PGは、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、開口絞りSと、第3プリズムP3を有する。
レンズ群LNSは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた凹平負レンズL1と、像側に凸面を向けた平凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、両凸正レンズL4と、両凹負レンズL5と、平行平板Fと、平行平板CGを有する。ここで、凹平負レンズL1と平凸正レンズL2とは接合されている。また、両凸正レンズL4と両凹負レンズL5とは接合されている。
平行平板Fは、赤外吸収フィルタであり、その物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
(実施例6)
図9A、9Bは、それぞれ実施例6に係る内視鏡対物光学系の側面図、上面図である。図9A、9Bにおいて、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は、プリズムが展開されていない状態として示されている。
実施例6に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、ドーム状カバーガラスDCGと、光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSを有する。光路偏向プリズム群PGは、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、開口絞りSと、第3プリズムP3を有する。
レンズ群LNSは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた凹平負レンズL1と、像側に凸面を向けた平凸正レンズL2と、両凸正レンズL3と、両凸正レンズL4と、両凹負レンズL5と、平行平板Fと、平行平板CGを有する。ここで、凹平負レンズL1と平凸正レンズL2とは接合されている。また、両凸正レンズL4と両凹負レンズL5とは接合されている。
平行平板Fは、赤外吸収フィルタであり、その物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
(実施例7)
図10A、10Bは、それぞれ実施例7に係る内視鏡対物光学系の上面図、側面図である。図10A、10Bにおいて、第1プリズムP1、第2プリズムP2、第3プリズムP3は、プリズムが展開されていない状態として示されている。
実施例10に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、ドーム状カバーガラスDCGと、光路偏向プリズム群PGと、レンズ群LNSを有する。光路偏向プリズム群PGは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、第1プリズムP1と、第2プリズムP2と、開口絞りSと、第3プリズムP3を有する。
レンズ群LNSは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、両凸正レンズL3と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、物体側に凸面を向けた凸平正レンズL5と、平行平板L6と、平行平板Fと、平行平板CGを有する。ここで、負メニスカスレンズL4と凸平正レンズL5とは接合されている。
平行平板Fは、赤外吸収フィルタであり、その物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側にLDレーザーカットのコーティングを施している。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は上記の外、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数である。また、FLは全系の焦点距離、Fno.はF値、ωは半画角、Lは光路偏向プリズム群を構成する第1プリズムと、第2プリズムと、第3プリズムの合計空気換算長(単位 mm)である。ここで、合計空気換算長は、第1プリズム内を通る光軸の長さを第1プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd1で除した値と、第2プリズム内を通る光軸の長さを第2プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd2で除した値と、第3プリズム内を通る光軸の長さを第3プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd3で除した値とを合計した値である。また、反射面には*印を付す。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 35.230
1 ∞ 0.415 1.883 40.765
2* ∞ 0.415 1.883 40.765
3 ∞ 0.050
4 ∞ 0.277 1.883 40.765
5* ∞ 0.277 1.883 40.765
6 ∞ 0.025
7(絞り) ∞ 0.025
8 ∞ 0.277 1.883 40.765
9* ∞ 0.277 1.883 40.765
10 ∞ 0.116
11 -0.652 0.126 1.518 58.902
12 ∞ 0.277 1.883 40.765
13 -0.983 0.015
14 3.984 0.252 1.883 40.765
15 -3.162 0.015
16 1.166 0.352 1.693 50.811
17 -2.585 0.126 1.959 17.471
18 1.622 0.338
19 ∞ 0.252 1.516 64.142
20 ∞ 0.352 1.614 50.200
撮像面 ∞

各種データ
FL 1
L 1.029
Fno 4.55
ω 60°
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 25.253
1 1.852 0.126 1.806098 40.926
2 0.616 0.149
3 ∞ 0.316 2.003300 28.273
4* ∞ 0.316 2.003300 28.273
5 ∞ 0.063
6 ∞ 0.410 2.003300 28.273
7* ∞ 0.316 2.003300 28.273
8 ∞ 0.076
9(絞り) ∞ 0.019
10 ∞ 0.379 2.003300 28.273
11* ∞ 0.379 2.003300 28.273
12 ∞ 0.082
13 -2.751 0.253 1.806098 40.882
14 -1.547 0.019
15 2.321 0.316 1.882997 40.765
16 -5.742 0.237
17 2.179 0.158 1.846660 23.778
18 0.804 0.442 1.496999 81.546
19 ∞ 1.313
20 ∞ 0.253 1.516330 64.142
21 ∞ 0.221 1.613500 50.200
撮像面 ∞

各種データ
FL 1
L 1.056
Fno 4.48
ω 60°
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 30.822
1 ∞ 0.363 1.883 40.765
2* ∞ 0.363 1.883 40.765
3 ∞ 0.044
4 ∞ 0.242 1.883 40.765
5* ∞ 0.242 1.883 40.765
6 ∞ 0.022
7(絞り) ∞ 0.022
8 ∞ 0.242 1.883 40.765
9* ∞ 0.242 1.883 40.765
10 ∞ 0.101
11 -0.652 0.126 1.518 58.90
12 ∞ 0.277 1.883 40.765
13 -0.983 0.015
14 3.984 0.252 1.883 40.765
15 -3.162 0.015
16 1.166 0.352 1.693 50.811
17 -2.585 0.126 1.959 17.471
18 1.622 0.390
19 ∞ 0.220 1.516 64.142
20 ∞ 0.308 1.614 50.200
撮像面 ∞

各種データ
FL 1
L 0.9
Fno 5.2
ω 50°
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 35.852
1 5.617835 0.1791428 1.806098 40.925996
2 0.819238 0.2025591
3 ∞ 0.4477511 2.003300 28.27328
4* ∞ 0.4477511 2.003300 28.27328
5 ∞ 0.08955022
6 ∞ 0.5820765 2.003300 28.27328
7* ∞ 0.4477511 2.003300 28.27328
8 ∞ 0.1074603
9(絞り) ∞ 0.02686507
10 ∞ 0.5373013 2.003300 28.27328
11* ∞ 0.5373013 2.003300 28.27328
12 ∞ 0.1164153
13 -13.4875 0.3582857 1.806098 40.881692
14 -2.391508 0.02686507
15 2.447604 0.4477511 1.882997 40.765107
16 18.23645 0.2325315
17 2.986169 0.2238756 1.846660 23.77794
18 1.052876 0.6268516 1.496999 81.545888
19 -5.667179 1.478543
20 ∞ 0.3582857 1.516330 64.142022
21 ∞ 0.3134258 1.613500 50.2
撮像面 ∞

各種データ
FL 1
L 1.498
Fno 3.73
ω 88.6°
数値実施例5、6

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 70
1 ∞ 0.825 1.882997 40.765
2* ∞ 0.825 1.882997 40.765
3 ∞ 0.1
4 ∞ 0.55 1.882997 40.76
5* ∞ 0.55 1.882997 40.765
6 ∞ 0.1
7(絞り) ∞ 0
8 ∞ 0.55 1.882997 40.765
9* ∞ 0.55 1.882997 40.765
10 ∞ 0.23
11 -1.295 0.25 1.518229 58.902
12 ∞ 0.55 1.882997 40.765
13 -1.953 0.03
14 7.916 0.5 1.882997 40.765
15 -6.283 0.03
16 2.316 0.7 1.693495 50.811
17 -5.137 0.25 1.959060 17.471
18 3.222 0.658
19 ∞ 0.5 1.516330 64.142
20 ∞ 0.7 1.617722 49.832
撮像面 ∞

各種データ
実施例5
FL 1.99
L 2.045
Fno 4.55
ω 60°

ドーム状カバーガラス
硝材 サファイア
外径D 5.4
物体側面の曲率半径R 2.7
肉厚t 0.17

実施例6
FL 1.99
L 2.045
Fno 4.55
ω 60°

ドーム状カバーガラス
硝材 サファイア
外径D 5.4
物体側面の曲率半径R 2.7
肉厚t 0.6
数値実施例7
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 40.00947
1 2.932838 0.2000473 1.806098 40.925996
2 0.9752386 0.2364146
3 ∞ 0.5 2.003300 28.273280
4* ∞ 0.5 2.003300 28.273280
5 ∞ 0.1
6 ∞ 0.65 2.003300 28.273280
7* ∞ 0.5 2.003300 28.273280
8 ∞ 0.12
9(絞り) ∞ 0.03
10 ∞ 0.600142 2.003300 28.273280
11* ∞ 0.600142 2.003300 28.273280
12 ∞ 0.13
13 -4.357899 0.4000947 1.806098 40.881692
14 -2.450486 0.03
15 3.676665 0.5 1.882997 40.765107
16 -9.095195 0.3749307
17 3.451026 0.25 1.846660 23.777940
18 1.273489 0.7 1.496999 81.545888
19 ∞ 0.03
20 ∞ 0.3 1.516330 64.142022
21 ∞ 1.840969
22 ∞ 0.4000947 1.516330 64.142022
23 ∞ 0.35 1.613500 50.200000
撮像面 ∞

各種データ
FL 1.584
L 1.672
Fno 4.479
ω 60°

ドーム状カバーガラス
硝材 サファイア
外径D 5.4
物体側面の曲率半径R 2.7
肉厚t 0.3
以下、各実施例の条件式対応値を示す。

条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5,6 実施例7
(1) L/FL 1.029 1.056 0.9 1.4987 1.0276 1.0556

条件式 実施例5 実施例6 実施例7
(2a) t/D 0.0315 0.1111 0.0556
(2b) t/(Fno×R) 0.0138 0.0488 0.0248
以上、説明したように、本発明によれば、狭い空間においても内視鏡を湾曲させずに視野を任意の方向へ変えることができる内視鏡対物光学系を提供することができる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態のみに限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、これら実施形態の構成を適宜組合せて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
以上のように、本発明は、狭い空間において使用する内視鏡対物光学系に有用であり、特に、視野を任意の方向へ可変とする内視鏡対物光学系に適している。
PG 光路偏向プリズム群
LNS レンズ群
P1 第1プリズム
P2 第2プリズム
P3 第3プリズム
AX1 回転軸
AX2 回転軸
DCG ドーム状カバーガラス
L1、L2、L3、L4、L5 レンズ
S 開口絞り

Claims (3)

  1. 光路偏向プリズム群と、レンズ群からなり、
    前記光路偏向プリズム群内のプリズムを移動させることで内視鏡対物光学系の視野方向を可変とする内視鏡対物光学系において、
    前記光路偏向プリズム群は、物体側から順に、第1プリズムと、第2プリズムと、第3プリズムとの3つのプリズムを有し、かつ前記第1プリズム、前記第2プリズム、前記第3プリズムは互いに近接して配置され、前記第1プリズムが前記第2プリズムに対して回転移動することで視野方向を第1方向に可変とし、さらに、前記第1プリズムと前記第2プリズムの2つを一体として前記第3プリズムに対して回転移動することで視野方向を前記第1方向とは異なる第2方向に可変とし、
    以下の条件式(1)を満足することを特徴とする内視鏡対物光学系。
    0.9≦L/FL≦1.5 (1)
    ここで、
    Lは、前記光路偏向プリズム群を構成する前記第1プリズムと、前記第2プリズムと、前記第3プリズムの合計空気換算長(単位 mm)、
    前記合計空気換算長は、前記第1プリズム内を通る光軸の長さを前記第1プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd1で除した値と、前記第2プリズム内を通る光軸の長さを前記第2プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd2で除した値と、前記第3プリズム内を通る光軸の長さを前記第3プリズムを構成する硝材のd線における屈折率nd3で除した値とを合計した値、
    FLは、前記内視鏡対物光学系の焦点距離(単位 mm)、
    である。
  2. 前記内視鏡対物光学系と物体との間にドーム状カバーガラスを配置し、かつ前記ドーム状カバーガラスの肉厚tは、以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    0.03×D≦t≦0.05×Fno×R (2)
    ここで、
    Dは、前記ドーム状カバーガラスの外径(単位 mm)、
    tは、前記ドーム状カバーガラスの肉厚(単位 mm)、
    Fnoは、前記内視鏡対物光学系のF値、
    Rは、前記ドーム状カバーガラスの物体側面の曲率半径(単位 mm)、
    であり、
    前記ドーム状カバーガラスの外径が一定でない場合は最大部を外径(D)とし、
    前記ドーム状カバーガラスの肉厚が一定でない場合は有効範囲内で最も厚い部分を肉厚(t)とする。
  3. 前記内視鏡対物光学系と物体との間にドーム状カバーガラスを配置し、前記ドーム状カバーガラスの像側面の曲率中心は、前記第1プリズムを前記第2プリズムに対して回転移動させるときの回転軸上に位置し、かつ前記第1プリズムと前記第2プリズムの2つを一体として前記第3プリズムに対して回転移動させるときの回転軸上に位置することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
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