JP7061989B2 - 内視鏡用対物レンズ及び内視鏡 - Google Patents

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Description

本開示は、内視鏡用対物レンズ、及び内視鏡に関する。
従来、医療分野において患者の体内の観察及び処置等を行うために内視鏡が用いられている。下記特許文献1及び特許文献2には、内視鏡用対物レンズとして使用可能なレンズ系が記載されている。これらのレンズ系は、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する群と、正の屈折力を有する群とを備える。
特許第6161520号公報 特開2017-26802号公報
近年では内視鏡で撮像した画像に画像処理を施して表面構造等を強調させた画像を生成し、病変部を際立たせて観察することが行われている。このような観察では光源として白色光源に加え、例えば波長が400nm(ナノメートル)付近の短波長のレーザ光源が用いられることがある。その際には、短波長域から可視域までの全域において色収差が良好に補正された内視鏡用対物レンズが求められる。一方、手術処置を伴う内視鏡観察においては、処置範囲の特定、及び精確な処置を行うために映像に歪みが少ないことが要求されており、そのためには、歪曲収差が良好に補正された内視鏡用対物レンズが求められる。以上のことから、内視鏡用対物レンズには、色収差及び歪曲収差の両方がバランスよく良好に補正されていることが望まれる。
しかしながら、特許文献1に記載のレンズ系は、色収差及び歪曲収差の両方が十分に補正されたものであるとは言えない。特許文献2に記載のレンズ系は、歪曲収差の補正と倍率色収差の補正とのバランスを良好に保つという点では改善の余地がある。
本開示は、上記事情に鑑みなされたものであり、色収差及び歪曲収差の両方が良好に補正されて、高い光学性能を有する内視鏡用対物レンズ、及びこの内視鏡用対物レンズを備えた内視鏡を提供することを目的とするものである。
本開示の一態様に係る内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負レンズからなる第1レンズ群と、負レンズからなる第2レンズ群と、2枚のレンズが接合されてなる接合レンズからなる第3レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する単レンズもしくは2枚のレンズが接合されてなり全体として正の屈折力を有する接合レンズからなる第4レンズ群と、互いに異符号の屈折力を有する2枚のレンズが接合されてなる接合レンズからなる第5レンズ群とからなり、接合レンズの総数をk、1からkまでの自然数をi、物体側からi番目の接合レンズを構成する物体側のレンズのd線基準のアッベ数をνai、物体側からi番目の接合レンズを構成する像側のレンズのd線基準のアッベ数をνbi、開口絞りから、物体側からi番目の接合レンズの接合面までの光軸上の距離をDci、物体側からi番目の接合レンズの接合面の曲率半径をRci、第1レンズ群と第2レンズ群と第3レンズ群との合成焦点距離をf123、第4レンズ群と第5レンズ群との合成焦点距離をf45とした場合、下記条件式(1)及び(7)を満足する。
Figure 0007061989000001

1.5<|f123/f45|<10 (7)
上記態様の内視鏡用対物レンズは、下記条件式(1-1)を満足することが好ましい。
Figure 0007061989000002
上記態様の内視鏡用対物レンズは、第1レンズ群と第2レンズ群との合成焦点距離をf12、第3レンズ群の焦点距離をf3、第1レンズ群の負レンズの像側の面の曲率半径をRr1、第1レンズ群の負レンズの物体側の面の曲率半径をRf1、第2レンズ群の負レンズの像側の面の曲率半径をRr2、第2レンズ群の負レンズの物体側の面の曲率半径をRf2とした場合、下記条件式(2)を満足することが好ましく、下記条件式(2-1)を満足することがより好ましい。
Figure 0007061989000003

Figure 0007061989000004
上記態様の内視鏡用対物レンズは、第3レンズ群の最も像側の面の曲率半径をRr3、内視鏡用対物レンズの焦点距離をfとした場合、下記条件式(3)を満足することが好ましく、下記条件式(3-1)を満足することがより好ましい。
-20<Rr3/f<-0.5 (3)
-12<Rr3/f<-1 (3-1)
上記態様の内視鏡用対物レンズは、第4レンズ群の最も像側の面の曲率半径をRr4、内視鏡用対物レンズの焦点距離をfとした場合、下記条件式(4)を満足することが好ましく、下記条件式(4-1)を満足することがより好ましい。
-2.5<Rr4/f<-1 (4)
-2.2<Rr4/f<-1.2 (4-1)
上記態様の内視鏡用対物レンズは、第5レンズ群の最も像側の面の曲率半径をRr5、第5レンズ群の最も物体側の面の曲率半径をRf5とした場合、下記条件式(5)を満足することが好ましく、下記条件式(5-1)を満足することがより好ましい。
-0.5<(Rr5+Rf5)/(Rr5-Rf5)<1 (5)
-0.25<(Rr5+Rf5)/(Rr5-Rf5)<0.7 (5-1)
上記態様の内視鏡用対物レンズは、開口絞りから最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDf、開口絞りから最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をDrとした場合、下記条件式(6)を満足することが好ましく、下記条件式(6-1)を満足することがより好ましい。
0.5<Df/Dr<1.5 (6)
0.8<Df/Dr<1.2 (6-1)
上記態様の内視鏡用対物レンズは、下記条件式(7-1)を満足することが好ましい
.8<|f123/f45|<8 (7-1)
本開示の別の態様に係る内視鏡は、本開示の上記態様の内視鏡用対物レンズを備えている。
なお、本明細書の「~からなり」、「~からなる」は、挙げられた構成要素以外に、実質的に屈折力を有さないレンズ、並びに、絞り、フィルタ、及びカバーガラス等のレンズ以外の光学要素、並びに、レンズフランジ、レンズバレル、及び撮像素子等が含まれていてもよいことを意図する。
なお、本明細書の「正の屈折力を有する~群」は、群全体として正の屈折力を有することを意味する。同様に「負の屈折力を有する~群」は、群全体として負の屈折力を有することを意味する。「正の屈折力を有するレンズ」、「正レンズ」、及び「正のレンズ」は同義である。「負の屈折力を有するレンズ」、「負レンズ」、及び「負のレンズ」は同義である。
「単レンズ」は、接合されていない1枚のレンズを意味する。複合非球面レンズ(球面レンズと、その球面レンズ上に形成された非球面形状の膜とが一体的に構成されて、全体として1つの非球面レンズとして機能するレンズ)は、接合レンズとは見なさず、1枚のレンズとして扱う。非球面を含むレンズに関する、屈折力の符号、レンズ面の曲率半径、及びレンズ面の面形状は、特に断りが無い限り、近軸領域で考えることにする。曲率半径の符号は、物体側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号を正、像側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号を負とする。
本明細書において、条件式で用いている「焦点距離」は、近軸焦点距離である。条件式で用いている値は、d線を基準とした場合の値である。本明細書に記載の「d線」、「C線」、及び「F線」は輝線であり、d線の波長は587.56nm(ナノメートル)、C線の波長は656.27nm(ナノメートル)、F線の波長は486.13nm(ナノメートル)である。本明細書において、配列順に関する「物体側から順に」は「物体側から像側へ向かって順に」と同義である。
本開示によれば、色収差及び歪曲収差の両方が良好に補正されて、高い光学性能を有する内視鏡用対物レンズ、及びこの内視鏡用対物レンズを備えた内視鏡を提供することができる。
本開示の一実施形態に係る内視鏡用対物レンズの構成を示す断面図である。 本開示の実施例1の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図である。 本開示の実施例2の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図である。 本開示の実施例3の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図である。 本開示の実施例4の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図である。 本開示の実施例5の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図である。 本開示の実施例6の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図である。 本開示の実施例7の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図である。 本開示の実施例8の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図である。 本開示の実施例1の内視鏡用対物レンズの各収差図である。 本開示の実施例2の内視鏡用対物レンズの各収差図である。 本開示の実施例3の内視鏡用対物レンズの各収差図である。 本開示の実施例4の内視鏡用対物レンズの各収差図である。 本開示の実施例5の内視鏡用対物レンズの各収差図である。 本開示の実施例6の内視鏡用対物レンズの各収差図である。 本開示の実施例7の内視鏡用対物レンズの各収差図である。 本開示の実施例8の内視鏡用対物レンズの各収差図である。 本開示の一実施形態に係る内視鏡の概略構成図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る内視鏡用対物レンズ1の構成を示す断面図である。図1に示す例は後述の実施例1に対応している。図1では、左側が物体側、右側が像側である。
なお、図1では、使用状況を考慮して、内視鏡用対物レンズ1の物体側にカバーガラスCGが配置され、内視鏡用対物レンズ1の像側に光学部材PPが配置された例を示している。光学部材PPは、各種フィルタ、及び/又はプリズム等を想定した部材である。各種フィルタとは例えば、ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ、及び特定の波長域をカットするフィルタ等である。カバーガラスCG及び光学部材PPは、入射面と出射面が平行な屈折力を有しない部材であり、レンズではない。本開示においてはカバーガラスCG及び光学部材PPの少なくとも一方を省略した構成も可能である。また、図1では光学部材PPの像側の面に像面Simが位置する例を示しているが、本開示においては像面Simの位置はこの位置に限定されない。なお、図1に示す像面Simは大きさを示しているのではなく、光軸上の位置を示している。
本開示の内視鏡用対物レンズ1は、光軸Zに沿って物体側から像側へ向かって順に、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、開口絞りStと、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、1枚の負レンズからなる。第2レンズ群G2は、1枚の負レンズからなる。第3レンズ群G3は、2枚のレンズが接合されて構成された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、正の屈折力を有する1枚の単レンズ、もしくは2枚のレンズが接合されて構成されて全体として正の屈折力を有する接合レンズからなる。すなわち、第4レンズ群G4は正の屈折力を有する1つのレンズ成分からなる。なお、「レンズ成分」とは、光軸上での空気接触面が物体側の面と像側の面の2つのみのレンズであり、1つのレンズ成分とは1つの単レンズあるいは1つの接合レンズを意味する。第5レンズ群G5は、互いに異符号の屈折力を有する2枚のレンズが接合されて構成された接合レンズからなる。なお、互いに異符号の屈折力を有する2枚のレンズからなる接合レンズは、物体側から順に正レンズと負レンズとが接合された接合レンズでもよく、物体側から順に負レンズと正レンズとが接合された接合レンズでもよい。
第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2を上記のように構成して、最も物体側から順に連続して2枚の負レンズを配置することによって、広画角を維持しつつ、歪曲収差を抑えることに有利となる。
第3レンズ群G3は2枚のレンズを接合して構成することによって、小型化に有利となる。第3レンズ群G3が互いに異符号の屈折力を有する2枚のレンズからなる場合は、倍率色収差の補正に有利となる。第3レンズ群G3が2枚の正レンズからなる場合は、歪曲収差の補正に有利となる。
開口絞りStを上記のようにレンズ系のほぼ中央に配置することによって、開口絞りStに対して対称性の良いレンズ系を構成することができ、歪曲収差の抑制に有利となる。なお、図1に示す開口絞りStは、形状を示しているのではなく、光軸上の位置を示している。
第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2が負の屈折力を有するレンズ系において、第4レンズ群G4を上記構成にすることによって、非点収差及び像面湾曲の発生を抑えることができる。第4レンズ群G4が1枚の単レンズからなる場合は、小型化に有利となる。第4レンズ群G4が、互いに異符号の屈折力を有する2枚のレンズを接合して構成された接合レンズからなる場合は、色収差の補正に有利となる。
第5レンズ群G5は、開口絞りStから遠く、像面Simに最も近いレンズ群である。この第5レンズ群G5を上記構成にすることによって、倍率色収差の補正に有利となる。
一例として、図1に示す内視鏡用対物レンズ1は、第1レンズ群G1がレンズL1の1枚のレンズからなり、第2レンズ群G2がレンズL2の1枚のレンズからなり、第3レンズ群G3が物体側から像側へ向かって順にレンズL31~L32の2枚のレンズからなり、第4レンズ群G4が物体側から像側へ向かって順にレンズL41~L42の2枚のレンズからなり、第5レンズ群G5が物体側から像側へ向かって順にレンズL51~L52の2枚のレンズからなるように構成されている。
内視鏡用対物レンズ1が有する接合レンズの総数をk、1からkまでの自然数をi、物体側からi番目の接合レンズを構成する物体側のレンズのd線基準のアッベ数をνai、物体側からi番目の接合レンズを構成する像側のレンズのd線基準のアッベ数をνbi、開口絞りStから、物体側からi番目の接合レンズの接合面までの光軸上の距離をDci、物体側からi番目の接合レンズの接合面の曲率半径をRciとした場合、内視鏡用対物レンズ1は下記条件式(1)を満足するように構成されている。条件式(1)の下限以下とならないようにすることによって、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2で発生する軸上色収差及び倍率色収差を補正することが容易となる。さらに、内視鏡用対物レンズ1は、下記条件式(1-1)を満足することが好ましい。条件式(1-1)の下限以下とならないようにすることによって、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2で発生する軸上色収差及び倍率色収差を補正することがより容易となる。条件式(1-1)の上限以上とならないようにすることによって、レンズ系の光軸方向の小型化に有利となる。
Figure 0007061989000005

Figure 0007061989000006
図1に示す例では、内視鏡用対物レンズ1が有する接合レンズの総数は3である。一例として、図1に、物体側から1番目、2番目、及び3番目の接合レンズの接合面と開口絞りStとの光軸上の距離としてそれぞれDc1、Dc2、及びDc3を示し、物体側から1番目、2番目、及び3番目の接合レンズの接合面の曲率半径としてそれぞれRc1、Rc2、及びRc3を示す。
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦点距離をf12、第3レンズ群G3の焦点距離をf3、第1レンズ群G1の負レンズの像側の面の曲率半径をRr1、第1レンズ群G1の負レンズの物体側の面の曲率半径をRf1、第2レンズ群G2の負レンズの像側の面の曲率半径をRr2、第2レンズ群G2の負レンズの物体側の面の曲率半径をRf2とした場合、内視鏡用対物レンズ1は下記条件式(2)を満足することが好ましい。条件式(2)の(Rr1+Rf1)/(Rr1-Rf1)、(Rr2+Rf2)/(Rr2-Rf2)はそれぞれ、第1レンズ群G1のレンズ形状、第2レンズ群G2のレンズ形状に関する項である。条件式(2)の下限以下とならないようにすることによって、内視鏡用の対物光学系として好適な広画角を維持することが容易となる。条件式(2)の上限以上とならないようにすることによって、軸外光線の屈折を好適に制御して、歪曲収差を抑えることが容易となる。なお、下記条件式(2-1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
Figure 0007061989000007

Figure 0007061989000008
第3レンズ群G3の最も像側の面の曲率半径をRr3、内視鏡用対物レンズ1の焦点距離をfとした場合、内視鏡用対物レンズ1は下記条件式(3)を満足することが好ましい。条件式(3)の下限以下とならないようにすることによって、第3レンズ群G3の最も像側の面の正の屈折力を確保することができ、小型化に有利となる。条件式(3)の上限以上とならないようにすることによって、第3レンズ群G3の最も像側の面の正の屈折力が過剰になりすぎないため、像面湾曲及び非点収差の良好な補正に寄与することができる。なお、下記条件式(3-1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
-20<Rr3/f<-0.5 (3)
-12<Rr3/f<-1 (3-1)
第4レンズ群G4の最も像側の面の曲率半径をRr4、内視鏡用対物レンズ1の焦点距離をfとした場合、内視鏡用対物レンズ1は下記条件式(4)を満足することが好ましい。条件式(4)の下限以下とならないようにすることによって、第4レンズ群G4の最も像側の面の正の屈折力を確保することができ、小型化に有利となる。条件式(4)の上限以上とならないようにすることによって、第4レンズ群G4の最も像側の面の正の屈折力が過剰になりすぎないため、歪曲収差の良好な補正に寄与することができる。なお、下記条件式(4-1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
-2.5<Rr4/f<-1 (4)
-2.2<Rr4/f<-1.2 (4-1)
第5レンズ群G5の最も像側の面の曲率半径をRr5、第5レンズ群G5の最も物体側の面の曲率半径をRf5とした場合、内視鏡用対物レンズ1は下記条件式(5)を満足することが好ましい。条件式(5)の下限以下とならないようにすることによって、歪曲収差の補正に有利となる。条件式(5)の上限以上とならないようにすることによって、像面湾曲の補正に有利となり、また、軸外光束の主光線の像面Simへの入射角を小さくすることに有利となる。なお、下記条件式(5-1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
-0.5<(Rr5+Rf5)/(Rr5-Rf5)<1 (5)
-0.25<(Rr5+Rf5)/(Rr5-Rf5)<0.7 (5-1)
開口絞りStから最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDf、開口絞りStから最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をDrとした場合、内視鏡用対物レンズ1は下記条件式(6)を満足することが好ましい。一例として、内視鏡用対物レンズ1におけるDf及びDrを図1に示す。条件式(6)の下限以下とならないようにすることによって、開口絞りStの物体側のレンズ系の長さと像側のレンズ系の長さとのバランスを維持しつつ、歪曲収差を抑えることが容易となる。条件式(6)の上限以上とならないようにすることによって、最も物体側のレンズの小径化に有利となる。なお、下記条件式(6-1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
0.5<Df/Dr<1.5 (6)
0.8<Df/Dr<1.2 (6-1)
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との合成焦点距離をf123、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との合成焦点距離をf45とした場合、内視鏡用対物レンズ1は下記条件式(7)を満足することが好ましい。条件式(7)は、開口絞りStより物体側の全てのレンズ群の合成屈折力と、開口絞りStより像側の全てのレンズ群の合成屈折力との比に関する式である。条件式(7)の下限以下とならないようにすることによって、広画角を維持しつつ歪曲収差を良好に補正することに有利となる。条件式(7)の上限以上とならないようにすることによって、開口絞りStの物体側のレンズの屈折力と像側のレンズの屈折力とのバランスをとりつつ、最も物体側のレンズの小径化を図ることが容易となる。なお、下記条件式(7-1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
1.5<|f123/f45|<10 (7)
1.8<|f123/f45|<8 (7-1)
条件式に関する構成も含め上述した好ましい構成及び/又は可能な構成は、任意の組合せが可能であり、要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。本開示の内視鏡用対物レンズ1によれば、色収差及び歪曲収差の両方を良好に補正して、高い光学性能を実現することができる。
次に、本開示の内視鏡用対物レンズの数値実施例について説明する。なお、以下に示す実施例のデータは全て、内視鏡用対物レンズの焦点距離が1になるように規格化された場合のデータである。
[実施例1]
実施例1の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図を図2に示す。図2には光束として、軸上光束2及び最大画角の光束3を示している。また、図2には使用状況を考慮して、図1同様にカバーガラスCGと光学部材PPも合わせて示している。実施例1の内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。なお、図2に示す開口絞りStは、形状を示しているのではなく、光軸上の位置を示している。第1レンズ群G1は、負のレンズL1からなる。第2レンズ群G2は、負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、正のレンズL31と正のレンズL32とが接合された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、物体側から順に、負のレンズL41と正のレンズL42とが接合された接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、物体側から順に、正のレンズL51と負のレンズL52とが接合された接合レンズからなる。
実施例1の内視鏡用対物レンズについて、基本レンズデータを表1に、諸元を表2に示す。表1において、Snの欄には最も物体側の面を第1面とし像側に向かうに従い1つずつ番号を増加させた場合の面番号を示し、Rの欄には各面の曲率半径を示し、Dの欄には各面とその像側に隣接する面との光軸上の面間隔を示す。また、Ndの欄には各構成要素のd線に対する屈折率を示し、νdの欄には各構成要素のd線基準のアッベ数を示す。
表1では、物体側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号を正、像側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号を負としている。表1には、カバーガラスCG、開口絞りSt、及び光学部材PPも示しており、開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号と(St)という語句を記載している。表1のDの最下欄の値は表中の最も像側の面と像面Simとの間隔である。
表2に、内視鏡用対物レンズの焦点距離f、空気換算距離でのバックフォーカスBf、FナンバーFNo.、及び最大全画角2ωの値をd線基準で示す。2ωの欄の(°)は単位が度であることを意味する。表1及び表2では予め定められた桁でまるめた数値を記載している。
Figure 0007061989000009
Figure 0007061989000010
図10に、実施例1の内視鏡用対物レンズの各収差図を示す。図10では左から順に、球面収差、非点収差、歪曲収差、及び倍率色収差を示す。球面収差図では、d線、C線、及びF線における収差をそれぞれ実線、長破線、及び短破線で示す。非点収差図では、サジタル方向のd線における収差を実線で示し、タンジェンシャル方向のd線における収差を短破線で示す。歪曲収差図ではd線における収差を実線で示す。倍率色収差図では、C線、及びF線における収差をそれぞれ長破線、及び短破線で示す。球面収差図のFNo.はFナンバーを意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。表1及び図10に示すデータは、物体からカバーガラスCGの物体側の面までの距離を21にした場合のデータである。
上記の実施例1に関する各データの記号、意味、記載方法、及び図示方法は、特に断りが無い限り以下の実施例においても同様であるので、以下では重複説明を省略する。
[実施例2]
実施例2の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図を図3に示す。実施例2の内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、負のレンズL1からなる。第2レンズ群G2は、負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、正のレンズL31と負のレンズL32とが接合された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、物体側から順に、正のレンズL41と正のレンズL42とが接合された接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、物体側から順に、正のレンズL51と負のレンズL52とが接合された接合レンズからなる。
実施例2の内視鏡用対物レンズについて、基本レンズデータを表3に、諸元を表4に、各収差図を図11に示す。これらのデータは、物体からカバーガラスCGの物体側の面までの距離を25にした場合のデータである。
Figure 0007061989000011
Figure 0007061989000012
[実施例3]
実施例3の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図を図4に示す。実施例3の内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、負のレンズL1からなる。第2レンズ群G2は、負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、正のレンズL31と負のレンズL32とが接合された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、物体側から順に、負のレンズL41と正のレンズL42とが接合された接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、物体側から順に、正のレンズL51と負のレンズL52とが接合された接合レンズからなる。
実施例3の内視鏡用対物レンズについて、基本レンズデータを表5に、諸元を表6に、各収差図を図12に示す。これらのデータは、物体からカバーガラスCGの物体側の面までの距離を22にした場合のデータである。
Figure 0007061989000013
Figure 0007061989000014
[実施例4]
実施例4の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図を図5に示す。実施例4の内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、負のレンズL1からなる。第2レンズ群G2は、負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、負のレンズL31と正のレンズL32とが接合された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、物体側から順に、負のレンズL41と正のレンズL42とが接合された接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、物体側から順に、正のレンズL51と負のレンズL52とが接合された接合レンズからなる。
実施例4の内視鏡用対物レンズについて、基本レンズデータを表7に、諸元を表8に、各収差図を図13に示す。これらのデータは、物体からカバーガラスCGの物体側の面までの距離を23にした場合のデータである。
Figure 0007061989000015
Figure 0007061989000016
[実施例5]
実施例5の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図を図6に示す。実施例5の内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、負のレンズL1からなる。第2レンズ群G2は、負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、正のレンズL31と負のレンズL32とが接合された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、正のレンズL4からなる。第5レンズ群G5は、物体側から順に、正のレンズL51と負のレンズL52とが接合された接合レンズからなる。
実施例5の内視鏡用対物レンズについて、基本レンズデータを表9に、諸元を表10に、各収差図を図14に示す。これらのデータは、物体からカバーガラスCGの物体側の面までの距離を23にした場合のデータである。
Figure 0007061989000017
Figure 0007061989000018
[実施例6]
実施例6の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図を図7に示す。実施例6の内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、負のレンズL1からなる。第2レンズ群G2は、負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、正のレンズL31と負のレンズL32とが接合された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、正のレンズL4からなる。第5レンズ群G5は、物体側から順に、正のレンズL51と負のレンズL52とが接合された接合レンズからなる。
実施例6の内視鏡用対物レンズについて、基本レンズデータを表11に、諸元を表12に、各収差図を図15に示す。これらのデータは、物体からカバーガラスCGの物体側の面までの距離を22にした場合のデータである。
Figure 0007061989000019
Figure 0007061989000020
[実施例7]
実施例7の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図を図8に示す。実施例7の内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、負のレンズL1からなる。第2レンズ群G2は、負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、正のレンズL31と負のレンズL32とが接合された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、正のレンズL4からなる。第5レンズ群G5は、物体側から順に、正のレンズL51と負のレンズL52とが接合された接合レンズからなる。
実施例7の内視鏡用対物レンズについて、基本レンズデータを表13に、諸元を表14に、各収差図を図16に示す。これらのデータは、物体からカバーガラスCGの物体側の面までの距離を26にした場合のデータである。
Figure 0007061989000021
Figure 0007061989000022
[実施例8]
実施例8の内視鏡用対物レンズの構成と光束を示す断面図を図9に示す。実施例8の内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。第1レンズ群G1は、負のレンズL1からなる。第2レンズ群G2は、負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、物体側から順に、正のレンズL31と負のレンズL32とが接合された接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、正のレンズL4からなる。第5レンズ群G5は、物体側から順に、負のレンズL51と正のレンズL52とが接合された接合レンズからなる。
実施例8の内視鏡用対物レンズについて、基本レンズデータを表15に、諸元を表16に、各収差図を図17に示す。これらのデータは、物体からカバーガラスCGの物体側の面までの距離を22にした場合のデータである。
Figure 0007061989000023
Figure 0007061989000024
表17に実施例1~8の内視鏡用対物レンズの条件式(1)~(7)の対応値を示す。実施例1~8はd線を基準波長としている。表17にはd線基準での値を示す。
Figure 0007061989000025
以上のデータからわかるように、実施例1~8の内視鏡用対物レンズは、小型に構成され、色収差及び歪曲収差を含む諸収差が良好に補正されて、高い光学性能を実現している。
次に、本開示の実施形態に係る内視鏡について説明する。図18に本開示の一実施形態に係る内視鏡の概略的な全体構成図を示す。図18に示す内視鏡100は、主として、操作部102と、挿入部104と、コネクタ部(不図示)と接続されるユニバーサルコード106とを備える。挿入部104の大半は挿入経路に沿って任意の方向に曲がる軟性部107であり、軟性部107の先端には湾曲部108が連結され、湾曲部108の先端には先端部110が連結されている。湾曲部108は、先端部110を所望の方向に向けるために設けられるものであり、操作部102に設けられた湾曲操作ノブ109を回動させることにより湾曲操作が可能となっている。先端部110の内部先端に本開示の実施形態に係る内視鏡用対物レンズ1が配設される。図18では内視鏡用対物レンズ1を概略的に図示している。本開示の内視鏡は、本開示の実施形態に係る内視鏡用対物レンズを備えているため、良好な画像を取得することができる。
以上、実施形態及び実施例を挙げて本開示の技術を説明したが、本開示の技術は上記実施形態及び実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、及びアッベ数等は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
1 内視鏡用対物レンズ
2 軸上光束
3 最大画角の光束
100 内視鏡
102 操作部
104 挿入部
106 ユニバーサルコード
107 軟性部
108 湾曲部
109 湾曲操作ノブ
110 先端部
CG カバーガラス
Df 開口絞りから最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離
Dr 開口絞りから最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
L1、L2、L31、L32、L4、L41、L42、L51、L52 レンズ
PP 光学部材
Rc1、Rc2、Rc3 接合面の曲率半径
Dc1、Dc2、Dc3 開口絞りから接合面までの光軸上の距離
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (14)

  1. 物体側から像側へ向かって順に、負レンズからなる第1レンズ群と、負レンズからなる第2レンズ群と、2枚のレンズが接合されてなる接合レンズからなる第3レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する単レンズもしくは2枚のレンズが接合されてなり全体として正の屈折力を有する接合レンズからなる第4レンズ群と、互いに異符号の屈折力を有する2枚のレンズが接合されてなる接合レンズからなる第5レンズ群とからなり、
    接合レンズの総数をk、
    1からkまでの自然数をi、
    物体側からi番目の接合レンズを構成する物体側のレンズのd線基準のアッベ数をνai、
    物体側からi番目の接合レンズを構成する像側のレンズのd線基準のアッベ数をνbi、
    前記開口絞りから、物体側からi番目の接合レンズの接合面までの光軸上の距離をDci、
    物体側からi番目の接合レンズの接合面の曲率半径をRci
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との合成焦点距離をf123、
    前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との合成焦点距離をf45とした場合、
    Figure 0007061989000026

    1.5<|f123/f45|<10 (7)
    で表される条件式(1)及び(7)を満足する内視鏡用対物レンズ。
  2. 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との合成焦点距離をf12、
    前記第3レンズ群の焦点距離をf3、
    前記第1レンズ群の前記負レンズの像側の面の曲率半径をRr1、
    前記第1レンズ群の前記負レンズの物体側の面の曲率半径をRf1、
    前記第2レンズ群の前記負レンズの像側の面の曲率半径をRr2、
    前記第2レンズ群の前記負レンズの物体側の面の曲率半径をRf2とした場合、
    Figure 0007061989000027

    で表される条件式(2)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
  3. 前記第3レンズ群の最も像側の面の曲率半径をRr3、
    前記内視鏡用対物レンズの焦点距離をfとした場合、
    -20<Rr3/f<-0.5 (3)
    で表される条件式(3)を満足する請求項1又は2に記載の内視鏡用対物レンズ。
  4. 前記第4レンズ群の最も像側の面の曲率半径をRr4、
    前記内視鏡用対物レンズの焦点距離をfとした場合、
    -2.5<Rr4/f<-1 (4)
    で表される条件式(4)を満足する請求項1から3のいずれか1項に記載の内視鏡用対物レンズ。
  5. 前記第5レンズ群の最も像側の面の曲率半径をRr5、
    前記第5レンズ群の最も物体側の面の曲率半径をRf5とした場合、
    -0.5<(Rr5+Rf5)/(Rr5-Rf5)<1 (5)
    で表される条件式(5)を満足する請求項1から4のいずれか1項に記載の内視鏡用対物レンズ。
  6. 前記開口絞りから最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDf、
    前記開口絞りから最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をDrとした場合、
    0.5<Df/Dr<1.5 (6)
    で表される条件式(6)を満足する請求項1から5のいずれか1項に記載の内視鏡用対物レンズ。
  7. Figure 0007061989000028

    で表される条件式(1-1)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
  8. Figure 0007061989000029

    で表される条件式(2-1)を満足する請求項2に記載の内視鏡用対物レンズ。
  9. -12<Rr3/f<-1 (3-1)
    で表される条件式(3-1)を満足する請求項3に記載の内視鏡用対物レンズ。
  10. -2.2<Rr4/f<-1.2 (4-1)
    で表される条件式(4-1)を満足する請求項4に記載の内視鏡用対物レンズ。
  11. -0.25<(Rr5+Rf5)/(Rr5-Rf5)<0.7 (5-1)
    で表される条件式(5-1)を満足する請求項5に記載の内視鏡用対物レンズ。
  12. 0.8<Df/Dr<1.2 (6-1)
    で表される条件式(6-1)を満足する請求項6に記載の内視鏡用対物レンズ。
  13. 1.8<|f123/f45|<8 (7-1)
    で表される条件式(7-1)を満足する請求項に記載の内視鏡用対物レンズ。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の内視鏡用対物レンズを備えた内視鏡。
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