JP6041758B2 - 接着シート付のカード及びカード台紙 - Google Patents

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Description

本発明は、再剥離可能な接着シート付のカード及びそのカードを形成するためのカード台紙に関する。
改ざん防止機能付きカードとして「臓器提供意思表示カード」が普及している(例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照)。
これらの改ざん防止機能付きカードにおいては、カード保持者の意思を記載した情報記載欄を改ざん不可とする(改ざん防止機能)とともに、その情報記載欄を目視不可(秘匿機能)とした高機能のカードであった。
一方で、これらの改ざん防止機能付きカードは、その構成要素である高機能な積層構造を有するカード基材を採用することから、比較的高価である。そのため、「臓器提供意思表示カード」に要求される改ざん防止機能及び秘匿機能を備えていながらも、高価であることを理由として採用を控える自治体もある。
実用新案登録第3141191号公報 実用新案登録第3161443号公報 実用新案登録第3167934号公報
そこで、本発明は、秘匿機能を備える再剥離可能な接着シート付のカード及びそのカードを形成するためのカード台紙を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
本発明にかかる再剥離可能な接着シート付のカード(5)の一態様は、
カード本体(10)と、
前記カード本体(10)の貼付面に貼り付ける接着シート(20)と、
を含み、
前記貼付面は、第1の貼付面(16)と、該第1の貼付面(16)に隣接する第2の貼付面(18)と、を有し、
前記接着シート(20)は、前記第1の貼付面(16)に対して高い接着強度を有する強粘着部(20a)と、前記第2の貼付面(18)に対して該強粘着部(20a)よりも低い接着強度を有する弱粘着部(20b)と、を有し、
前記弱粘着部(20b)は、前記第2の貼付面(18)に対して再剥離可能であって、剥がす際に前記強粘着部(20a)との境界線(21)で剥離が止まり、
前記カード本体(10)は、前記強粘着部(20a)と前記弱粘着部(20b)の境界線(21)の位置で折り曲げ可能であることを特徴とする。
本発明にかかる再剥離可能な接着シート付のカード(5)の一態様において、
前記第2の貼付面(18)は、臓器提供意思表示欄であることができる。
本発明にかかるカード台紙(1)の一態様は、
カード台紙(1)の貼付面(4b,4c)に貼り付けられた接着シート(20)と、
カード本体(10)の大きさの外側輪郭線に沿って前記カード台紙(1)及び前記接着シート(20)に設けられた切れ目(3)と、
を有し、
前記貼付面(4b,4c)は、第1の貼付面(4c)と、該第1の貼付面(4c)に隣接する第2の貼付面(4b)と、を有し、
前記接着シート(20)は、前記第1の貼付面(4c)に対して高い接着強度を有する強粘着部(20a)と、前記第2の貼付面(4b)に対して該強粘着部(20a)よりも低い接着強度を有する弱粘着部(20b)と、を有し、
前記接着シート(20)は、前記切れ目(3)によって区画されたカード本体(10)の外側輪郭線を超えて貼付面(4b,4c)に貼り付けられることを特徴とする。
本発明にかかるカード台紙(1)の一態様において、
前記第2の貼付面(18)は、臓器提供意思表示欄を含むことができる。
本発明にかかる再剥離可能な接着シート付のカード(5)によれば、接着シート(20)の弱粘着部(20b)を第2の貼付面(18)に対して再剥離可能とすることによって、カード上の情報を秘匿する機能を有することができる。また、本発明にかかる再剥離可能な接着シート付のカードによれば、接着シート(20)の弱粘着部(20b)を剥がす際に強粘着部(20a)との境界線(21)によって剥離を止めることができるため、剥がす必要性のある部分だけを剥離させることができ、再貼付する際にも貼付面積が小さくて済むため接着シート(20)の貼付位置がずれることを防止できる。
また、本発明にかかるカード台紙(1)によれば、強粘着部(20a)と弱粘着部(20b)とを有する接着シート(20)が貼り付けられた状態で切れ目(3)からカード本体(10)を抜き取るだけで秘匿機能を有するカード(5)を利用することができる。
第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカードの正面図である。 第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカードの背面図である。 第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカードの使用状態を示す背面図である。 第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカードの使用状態を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカードの構成を示す模式図である。 第2の実施の形態に係るカード台紙の正面図である。 第2の実施の形態に係るカード台紙の背面図である。 第3の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカードの正面図及び背面図である。 第4の実施の形態に係るカード台紙の正面図である。 第4の実施の形態に係るカード台紙の背面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の一実施の形態に係るにかかる再剥離可能な接着シート付のカード(5)は、カード本体(10)と、前記カード本体(10)の貼付面に貼り付ける接着シート(20)と、を含み、前記貼付面は、第1の貼付面(16)と、該第1の貼付面(16)に隣接する第2の貼付面(18)と、を有し、前記接着シート(20)は、前記第1の貼付面(16)に対して高い接着強度を有する強粘着部(20a)と、前記第2の貼付面(18)に対して該強粘着部(20a)よりも低い接着強度を有する弱粘着部(20b)と、を有し、前記弱粘着部(20b)は、前記第2の貼付面(18)に対して再剥離可能であって、剥がす際に前記強粘着部(20a)との境界線(21)で剥離が止まることを特徴とする。
本発明の一実施の形態に係るにかかるカード台紙(1)は、カード台紙(1)の貼付面(4b,4c)に貼り付けられた接着シート(20)と、カード本体(10)の大きさの外側輪郭線に沿って前記カード台紙(1)及び前記接着シート(20)に設けられた切れ目(3)と、を有し、前記貼付面(4b,4c)は、第1の貼付面(4c)と、該第1の貼付面(4c)に隣接する第2の貼付面(4b)と、を有し、前記接着シート(20)は、前記第1の貼付面(4c)に対して高い接着強度を有する強粘着部(20a)と、前記第2の貼付面(4b)に対して該強粘着部(20a)よりも低い接着強度を有する弱粘着部(20b)と、を有し、前記接着シート(20)は、前記切れ目(3)によって区画されたカード本体(10)の外側輪郭線を超えて貼付面(4b,4c)に貼り付けられることを特徴とする。
1.第1の実施の形態
図1は、第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカード5の正面図である。図2は、第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカード5の背面図である。図3は、第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカード5の使用状態を示す背面図である。図4は、第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカード5の使用状態を示す側面図である。図5は、第1の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカード5の構成を示す模式図である。
図1に示すように、カード5は、カード本体10と、カード本体10の貼付面(背面)に貼り付ける接着シート20と、を含む。カード5は、山折り部11で山折りに折り畳んで利用するいわゆるバタフライ型のカードであって、折り畳んだ状態では図1の左側半分が表面12、右側半分が裏面14となる。
第1の実施の形態において、カード5は、「国民健康保険被保険者証」である例を示す。一般的に、バタフライ型のカードを採用している市町村の国民健康保険被保険者証は、表面12に有効期限、氏名、性別、保険者番号などが記載され、裏面14に注意事項などが記載されることが多い。
図2に示すように、カード5の背面側、すなわち折り畳んだ状態で内側になる面は接着
シート20がカード本体10に貼り付けられる貼付面であり、本実施の形態ではカード5の背面の全面が貼付面に形成されている。貼付面は、第1の貼付面16と、第1の貼付面16に隣接する第2の貼付面18と、を有する。図2の貼付面においては、カード5の左半分が第1の貼付面16であり、右半分が第2の貼付面18である。
接着シート20は、第1の貼付面16に対して高い接着強度を有する強粘着部20aと、第2の貼付面18に対して強粘着部20aよりも低い接着強度を有する弱粘着部20bと、を有する。図2においては、第1の貼付面16に接着シート20の左半分である強粘着部20aが貼り付けられ、第2の貼付面18に接着シート20の右半分である弱粘着部20bが貼り付けられている。そして、カード5の谷折になる部分に強粘着部20aと弱粘着部20bとの境界である仮想の境界線21が形成されている。図2においては、強粘着部20aと弱粘着部20bとをわかりやすくするために、異なるハッチングで示しているが、実用上は「臓器提供意思表示方法について」の説明書きなどが記載される。
図3に示すように、弱粘着部20bは、カード本体10の第2の貼付面18に対して弱粘着面22bが再剥離可能である。再剥離可能とは、被接着面に対し再剥離可能でありかつ再貼付可能であるという機能を有することである。すなわち、弱粘着面22bは、第2の貼付面18に対して貼り付けられた状態から一旦剥離した後、第2の貼付面18に再び貼り付けることが可能であり、さらに剥離することが可能である。弱粘着面22bの再剥離性は、例えば複数回の剥離・貼付を行うことができることが望ましい。このような弱粘着部20bは、弱粘着面22bに再剥離性のある粘着剤を有することによって可能となる。
弱粘着面22bに用いることができる再剥離性のある粘着剤は、例えば、ポスト・イット(3M社の登録商標)の接着部分に代表されるような公知の微球体を用いた粘着剤を採用することができる。弱粘着部20bの剥離強度は、カードの材質、接着シートの材質、及び使用態様などによって適宜調整することができるが、カードの利用者が手で接着シート20をめくり上げることで剥離する程度であることができる。また、再剥離性のある粘着剤は、剥がす際にカード本体10の第2の貼付面18を破壊せず、かつ粘着剤を第2の貼付面18にほとんど残すことがない。
図4に示すように、接着シート20のカード本体10に貼り付けられる側の表面には、強粘着剤24aと弱粘着剤24bとが隣接して設けられている特別な構造を有する。強粘着部20aは、弱粘着部20bとは対照的に、一旦貼ったら容易に剥がすことができない程度の接着強度を有していることが望ましい。強粘着部20aに用いる粘着剤または接着剤は、弱粘着剤24bよりも高い接着強度を有していればよいので、いわゆる粘着剤に狭義に分類されるようなものに限らず、接着剤として一般に用いられるものをも含むことができる。
そのため、使用者が弱粘着部20bをカード本体10からめくり上げることによって、第2の貼付面18から弱粘着部20bが剥がれるが、接着強度が変わる境界線21まで剥がれたところで剥離が止まる。したがって、境界線21は、直線状であって、カード本体10の一方の端部から他方の端部まで延びるように形成されることが好ましい。第1の実施の形態においては、境界線21はカード本体10の短辺の長さに渡って延びている。
このように、接着シート20の弱粘着部20bを第2の貼付面18に対して再剥離可能とすることによって、カード上の情報を秘匿する機能を有することができる。具体的には、カード本体10の第2の貼付面18に第三者に見られたくない情報を記入した上で弱粘着部10bを再び貼り付けることで、その情報を第三者に対し秘匿することができる。また、接着シート20の弱粘着部20bを剥がす際に強粘着部20aとの境界線21によっ
て剥離を止めることができるため、剥がす必要性のある部分(弱粘着部20b)だけを剥離させることができ、再貼付する際にも貼付面積が小さくて済むため接着シート20の貼付位置がずれてしまうことを防止できる。
また、カード本体10は、境界線21の位置で折り曲げ可能であり、山折り部11で山折りに折り畳んで利用することができる、いわゆるバタフライ型のカードである。そのため、カード5は、カード本体10の表面12、裏面14、及び第2の貼付面18に情報を記載することができると共に、接着シート20の強粘着部20aの表面、弱粘着部20bの表面、及び弱粘着面22bに情報を記載することができるため、カードの6面を情報記載面として利用することができる利点がある。
例えば、カード5は国民健康保険被保険者証であって、第2の貼付面18は臓器提供意思表示欄であることができる。その場合、臓器提供意思表示欄には脳死後及び心停止後に臓器を提供してよいかどうかの意思表示欄と、どの臓器を提供するかを明示する欄と、本人の署名欄などが印刷される。国民健康保険被保険者証としての表示機能と、臓器提供意思表示としての機能と、それらの使用方法を表示する機能などの多数の機能を有するカードにあっては、6面を情報記載面として利用することができるため有利である。
図5は、カード5の構成を示す模式図であって、上には接着シート20を、下にはカード本体10を分離して示す。カード本体10と接着シート20の外形は同じである。
図5において、接着シート20は、カード本体10に貼り付ける側の面、すなわち強粘着面22aと弱粘着面22bを示している。
実際には、強粘着面22aと弱粘着面22bは連続していてその境界は必ずしも明確なものではないが、図5においては強粘着剤24aが設けられている強粘着面22aと弱粘着剤24bが設けられている弱粘着面22bとの境界を明確に示すために、各面には異なるハッチングを施して示し、境界には境界線21を記載している。強粘着剤24a及び弱粘着剤24bは、強粘着面22a及び弱粘着面22bにあらかじめ境界線21で隣接するように形成してから第1の貼付面16及び第2の貼付面18に対して貼り付けられる。
接着シート20の材質は、紙であることができるが、他の材質であってもよい。
カード本体10の材質は、紙であることができるが、カードに用いられる公知の材質であってもよい。カード本体10が紙製である場合には、第2の貼付面18に使用者がボールペンなどの筆記具で記入することができ、特に、印鑑を押印することも可能である。
2.第2の実施の形態
図6は、第2の実施の形態に係るカード台紙1の正面図である。図7は、第2の実施の形態に係るカード台紙1の背面図である。
カード台紙1は、第1の実施の形態のカード5を抜き取ることができる。
図6において、カード台紙1は、平面視で左側の台紙の第1の部分1aにカード受取人の住所及び氏名をプリントする宛名表示欄2が設けられ、右側の台紙の第2及び第3の部分1b、1cにカード本体10が分離可能に設けられている。
カード台紙1は、カード本体10の大きさの外側輪郭線に沿ってカード台紙1及び接着シート20に設けられた切れ目3を有している。すなわち、カード本体10は、カード本体10の外側輪郭線に沿って形成された切れ目3の部分によってカード台紙1に連接され
ている。切れ目3は、例えば、マイクロカットと称するミシン目構造であって、スリット(切離された部分)の長さが0.35mm、タイ(繋がっている部分)の長さが0.15mm程度に形成されているものを採用することができる。したがって、カード本体10は、カード台紙1からから容易に分離でき、また、分離された後のカード本体10は、カード周縁部の端面部が滑らかに形成されている。
カード台紙1は、台紙の第1の部分1aと台紙の第2の部分1bとの間の破線で示した部分を山折りにして折り畳まれて窓付き封筒を使用してカード受取人に郵送することができる。破線で示した部分には、ミシン目をつけて折り曲げやすくすることができる。カード台紙1の第2、第3の部分1b、1cを合わせた大きさは、定形郵便の大きさに相当するサイズにすることができる。
カード台紙1は、1つの宛名に送付するために裁断された態様を示しているが、台紙の両端に送り孔があることから当業者には容易に理解できるとおり、カード台紙1が図の上下方向に連続するいわゆる連続帳票用紙の一部とすることができる。送り孔の部分はミシン目によってカード台紙1から容易に取り除くことができる構成としても良い。
図7に示すように、カード台紙1の背面である貼付面に接着シート20が貼り付けられている。貼付面は、台紙の第3の部分1cに設けられた第1の貼付面4cと、台紙の第2の部分1bに設けられ、かつ、第1の貼付面4cに隣接する第2の貼付面4bと、を有している。
接着シート20は、第1の貼付面4cに対して高い接着強度を有する強粘着部20aと、前記第2の貼付面4bに対して該強粘着部20aよりも低い接着強度を有する弱粘着部20bと、を有している。図7においては、説明のため、強粘着部20aと弱粘着部20bとを異なるハッチングで示している。また、接着シート20は、切れ目3によって区画されたカード本体10と、カード本体10の外側輪郭線を超えた領域まで第1及び第2の貼付面4c,4bに貼り付けられている。
カード台紙1を受け取ったカード使用者は、接着シート20が貼り付いた状態でカード本体10をカード台紙1から切れ目3に沿って容易に抜き取ることができる。抜き取ったカードは、第1の実施の形態におけるカード5であることができる。
第2の貼付面18は、第1の実施の形態におけるカード本体10と同様に、臓器提供意思表示欄を含むことができる。
従来の臓器提供意思表示カードを郵送する場合には、背景技術の欄で挙げたような高機能のカード台紙を除けば、封筒に接着シートをカードとは別個に封入したり、台紙の一部に剥がしやすい特殊加工をした部分を設けて接着シートを貼り付けて封入したりしていた。このような従来の方法では、接着シートを別個に封入する場合においても特殊加工部分に貼り付け封入する場合においても、封入作業における手間がかかるばかりか、カード使用者の手間も増えてしまうことになっていた。
第2の実施の形態におけるカード台紙1によれば、隣接する強粘着部20aと弱粘着部20bとを有する接着シート20が貼り付けられた状態で切れ目3からカード本体10を抜き取るだけで秘匿機能を有するカードを利用することができ、カード使用者の手間を省くことができる。また、カード情報などが印刷された台紙のカード本体10に対応する位置に強粘着部20aと弱粘着部20bとを隣接して有する特別な接着シート20を貼り付けてマイクロカット加工を施すだけでカード台紙1を製作することができるため、封入作業の手間も省くことができる。
3.第3の実施の形態
図8は、第3の実施の形態に係る再剥離可能な接着シート付のカード105の正面図及び背面図である。図8の上方にカード105の正面図が記載され、図8の下方にカード105の背面図が記載されている。
カード105は、例えば、国民健康保険被保険者証であることができ、その表面112には国民健康保険被保険者証の各種情報が記載される。そして、カード105の裏面には接着シート120が貼り付けられている。カード105は外形が一般的な略長方形であり、「国民健康保険被保険者証」と記載された側を上として、上側の長辺110a、下側の長辺110b、右側の短辺110c、及び左側の短辺110dを有する。
カード105は、境界線121が、カード本体100の一方の長辺、図8においてはカード105の上側の長辺110aの近傍にあって、長辺110aに沿って形成されている。境界線121の上側は強粘着部120aに形成され、境界線121の下側は弱粘着部120bに形成されている。
カード105の形態は第1の実施の形態のカード5の形態と異なるが、強粘着部120aと弱粘着部120bの基本的な構成は同様であるので重複する説明は省略する。強粘着部120aにおけるカード本体100の第1の貼付面116と対向する面には強粘着剤が設けられ、弱粘着部120bにおけるカード本体100の第2の貼付面118と対向する面には弱粘着剤が設けられる。
カード使用者は、例えば、下側の長辺110bから接着シート120をめくりあげ、弱粘着部120bを上方へ向けて剥がしていくと、強粘着部120aとの境界線121まで剥がしたところで止まり、接着シート120の全体をカード本体100から剥ぎ取ることはできない。そして、第2の貼付面118に必要事項を記入した後、接着シート120を元のように貼り付けて所持することができる。したがって、接着シート120によって第2の貼付面118が覆われている状態では秘匿性が確保されることになる。また、接着シート120は、強粘着部120aでカード本体100に固定されているので、再貼り付けする際にも皺がよりにくく、ずれることもないので、容易に再貼り付けすることができる。
弱粘着部120bを剥がしたカード本体100の第2の貼付面118には、臓器提供意思表示欄を設けることができる。
第3の実施の形態のカード105は、第1の実施の形態のバタフライ型のカード5に比べて情報記載面が2ページ分少ないが、接着シート120の表面及び裏面を利用すると、略4ページ分を情報記載面(例えば、印刷面)として活用することができる。
4.第4の実施の形態
図9は、第4の実施の形態に係るカード台紙101の正面図である。図10は、第4の実施の形態に係るカード台紙101の背面図である。
カード台紙101は、第3の実施の形態のカード105を抜き取ることができる。
図9において、カード台紙101は、平面視で左側の台紙の第1の部分101aにカード受取人の住所及び氏名をプリントする宛名表示欄102が設けられ、右側の台紙の第2の部分101bにカード本体100が分離可能に設けられている。
カード台紙101は、カード本体100の大きさの外側輪郭線に沿ってカード台紙101及び接着シート120に設けられた切れ目103を有している。すなわち、カード本体100は、カード本体100の外側輪郭線に沿って形成された切れ目103の部分によってカード台紙101に連接されている。
カード台紙101は、窓付き封筒を使用してカード受取人に郵送することができる。カード台紙101の大きさは、定形郵便の大きさに相当するサイズにすることができる。
カード台紙101は、1つの宛名に送付するために裁断された態様を示しているが、台紙の両端の送り孔の並ぶ方向に沿って連続するいわゆる連続帳票用紙の一部であることができる。送り孔の部分はミシン目によってカード台紙1から容易に取り除くことができる構成としても良い。
図10に示すように、カード台紙101の背面である貼付面に接着シート120が貼り付けられている。貼付面は、第1の貼付面104cと、第1の貼付面104cの下方に隣接する第2の貼付面104bと、を有している。
接着シート120は、第1の貼付面104cに対して高い接着強度を有する強粘着部120aと、第2の貼付面104bに対して強粘着部120aよりも低い接着強度を有する弱粘着部120bと、を有している。図10においては、説明のため、強粘着部120aと弱粘着部120bとを異なるハッチングで示している。また、接着シート120は、切れ目103によって区画されたカード本体100の外側輪郭線を超えて第1及び第2の貼付面104c,104bに貼り付けられている。
カード台紙1を受け取ったカード使用者は、カード台紙101からカード本体100を接着シート120が貼り付いた状態で切れ目103に沿って容易に抜き取ることができる。
第4の実施の形態におけるカード台紙101によれば、強粘着部120aと弱粘着部120bとを有する接着シート120が貼り付けられた状態で切れ目103からカード本体100を抜き取るだけで秘匿機能を有するカードを利用することができ、カード使用者の手間を省くことができる。また、カード情報などが印刷された台紙のカード本体100に対応する位置に強粘着部120aと弱粘着部120bとを有する特別な接着シート120を貼り付けてマイクロカット加工を施すだけでカード台紙1を製作することができるため、封入作業の手間も省くことができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態を技術的範囲に含むものである。
1 カード台紙
1a 台紙の第1の部分
1b 台紙の第2の部分
1c 台紙の第3の部分
2 宛名表示欄
3 切れ目
4b 第2の貼付面
4c 第1の貼付面
5 カード
10 カード本体
11 山折り部
12 表面
14 裏面
16 第1の貼付面
18 第2の貼付面
20 接着シート
20a 強粘着部
20b 弱粘着部
21 境界線
22a 強粘着面
22b 弱粘着面
24a 強粘着剤
24b 弱粘着剤
100 カード本体
101 カード台紙
101a 台紙の第1の部分
101b 台紙の第2の部分
102 宛名表示欄
103 切れ目
104b 第2の貼付面
104c 第1の貼付面
105 カード
110a,110b 長辺
110c,110d 短辺
112 表面
114 裏面
116 第1の貼付面
118 第2の貼付面
120 接着シート
120a 強粘着部
120b 弱粘着部
121 境界線

Claims (4)

  1. カード本体(10)と、
    前記カード本体(10)の貼付面に貼り付ける接着シート(20)と、
    を含み、
    前記貼付面は、第1の貼付面(16)と、該第1の貼付面(16)に隣接する第2の貼付面(18)と、を有し、
    前記接着シート(20)は、前記第1の貼付面(16)に対して高い接着強度を有する強粘着部(20a)と、前記第2の貼付面(18)に対して該強粘着部(20a)よりも低い接着強度を有する弱粘着部(20b)と、を有し、
    前記弱粘着部(20b)は、前記第2の貼付面(18)に対して再剥離可能であって、剥がす際に前記強粘着部(20a)との境界線(21)で剥離が止まり、
    前記カード本体(10)は、前記強粘着部(20a)と前記弱粘着部(20b)の境界線(21)の位置で折り曲げ可能であることを特徴とする、再剥離可能な接着シート付のカード。
  2. 請求項において、
    前記第2の貼付面(18)は、臓器提供意思表示欄であることを特徴とする、再剥離可能な接着シート付のカード。
  3. カード台紙(1)の貼付面(4b,4c)に貼り付けられた接着シート(20)と、
    カード本体(10)の大きさの外側輪郭線に沿って前記カード台紙(1)及び前記接着シート(20)に設けられた切れ目(3)と、
    を有し、
    前記貼付面(4b,4c)は、第1の貼付面(4c)と、該第1の貼付面(4c)に隣接する第2の貼付面(4b)と、を有し、
    前記接着シート(20)は、前記第1の貼付面(4c)に対して高い接着強度を有する強粘着部(20a)と、前記第2の貼付面(4b)に対して該強粘着部(20a)よりも低い接着強度を有する弱粘着部(20b)と、を有し、
    前記接着シート(20)は、前記切れ目(3)によって区画されたカード本体(10)
    の外側輪郭線を超えて貼付面(4b,4c)に貼り付けられることを特徴とする、カード台紙。
  4. 請求項において、
    前記第2の貼付面(18)は、臓器提供意思表示欄を含むことを特徴とする、カード台紙。
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