JP6041756B2 - 容器用アダプタ - Google Patents
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Description
容器は樹脂等で成型されており、排水の為に空気流入を必要とする硬質の物と、容器自体が収縮し空気流入を必要としない軟質の物とがある。いずれも予め飲料用に処理等が施された状態の水が、例えば、12リットル程度の単位で封入されて、密閉された状態で市場に供給されている。
(1)膨張した気体により押し出された水を一次保管する空間を設ける。
(2)容器の温度管理を行い気体の容積変動を抑制する。
(3)設置された容器の空気層に連通する構造を設け、変動した容積を外気に逃がす。
(1)の手法は、サーバー内(貯水タンク側)に外気と通じる空間が必要であり、衛生面の確保が困難である。
(2)の手法は、容器の温度管理には多数の部品を要し大きなコスト増大となり市場の採算性に対応できない。
(3)の手法における容器の空気層とは、容器の底部に該当し接続口から最も遠い場所となり、サーバーに空気層に達する長い連通口を設けた場合容器の接続が困難となる。
(2)硬質容器内の気体(空気)が、設置された室温変化により、膨張又は収縮がおこる。この容積変動を吸収するため必要であった。
(3)サーバー内の貯水タンクは、冷却・過熱される構造であり、貯水された飲料水に膨張・収縮された容積変動を吸収するため必要であった。
上記3つの作用を克服するアダプタの発明が必要となる。アダプタは、上記3つの作用を克服し、硬質容器と軟質容器用サーバーとを接続する。
(1)前記アダプタの使用性について、当然容易に接続できる必要もあるが、接続部位の止水性の他、アダプタを取り付け後サーバーに接続する為には、通気口の止水性が必要となる。容器は接続時に接続部を下にするため、通気口に止水構造が無いと水が漏れてしまう。また、サーバーへの接続口も同様である。
(2)前記アダプタの衛生面の確保として、たまり水が起きない構造である他、繰り返し使用することが想定されるため、定期交換が必要となる、そのため、コストの抑制も大きな課題となる。
内外をつなぐ2本の管のうち、一方は、容器内とサーバーをつなぐ目的の給水管として、容器内の水をサーバーに流し込むためのものであり、その一端はサーバーの導水管に接続できる構造である。他端は容器の残水を抑制するため、前記容器の口部から最も近い部分に開放する。
もう一方の管は、容器内と容器外をつなぐ目的の通気管とし、その一端は容器外の大気に開放されフィルタ等により衛生面を確保し、他端は容器使用時に空気層が最も早く介在する口部から遠い部分の容器底部に開放する。
さらに、通気管の容器内の他端は給水管の他端よりも容器の口栓からも遠い部分である底面近く(サーバーセット時は上端部となる口部から遠い部分)に開放させたのは、容器内に入り込んだ気体が膨張、収縮するのに対し、その膨張、収縮が、飲料水及び貯水タンクを含む飲料水サーバー全体に圧力的影響を与えないようにするためである。すなわち、容器内に入り込んだ気体(底面付近に滞留した空気)が室温等の変化により膨張、収縮しても、容器底面に開放された通気管を通じて気圧は大気圧と同等に調整されるからである。
これにより、第一の課題の(2)が解決でき、また、第一の課題の(3)のサーバー内の加熱と冷却による水容積の変化にも同様に解消できる。
このような構造とすれば、サーバー内部の、貯水タンクを経由せずに、外部から直接容器に向かって気体を導入する機能を備えることができる。給水管と通気管の2本の管体で飲料水用サーバーと容器とを接続することができるので、構造が簡素でメンテナンスも容易な構造とすることができる。
そして、飲料水用サーバーへの接続状態において、容器が満水状態では通気用開閉弁は飲料水に浸水状態であり閉鎖され水をこぼさず、飲料水の使用が進み、通気用開閉弁が容器内の空気層に開放された場合は、大気と同等圧のために通気用開閉弁は開放される。室温変化等によるゆるやかな圧力変動時には、通気用開閉弁は常時開放状態となり、容積変動を外気と連動して調整する。
さらには、給水管と通気管の2本の管体で飲料水用サーバーと容器とを接続することができるので、構造が簡素でメンテナンス容易な構造とすることができる。また、通気管と給水管の他端に開閉弁を設けたので、容器内の飲料水がこぼれにくいようにできる。
2 キャップ
3 開口部
4 口栓
5 口部
10 貯水タンク
11 送水管
12 供給バルブ
13 導水管
20 容器用アダプタ
21 基部
22 給水用開閉弁
23 通気管
24 フィルタ
25 給水管
26 通気用開閉弁
M 飲料水用サーバー
Claims (6)
- 飲料水(w)を収容した容器(1)と、その容器(1)が着脱可能でありその容器(1)内の飲料水(w)が貯水タンク(10)内へ流下するようになっている飲料水用サーバーと前記容器(1)とを接続するものであって、前記容器(1)内に、一端が前記貯水タンク(10)側に通じる給水管(25)の他端と、一端が前記容器(1)外の大気に開放された通気管(23)の他端とが挿入され、前記通気管(23)の他端は前記給水管(25)の他端よりも前記容器(1)の口部(5)から遠い部分に位置し、前記容器(1)内が負圧状態となった際に前記通気管(23)から前記容器(1)内に気体(a)が侵入し、その気体(a)の侵入により前記容器(1)内の飲料水(w)が前記貯水タンク(10)内へ流下するようにし、飲料水(w)の流下のため容器(1)内に気体(a)が侵入することを条件とした硬質容器を、飲料水(w)の流下のため容器(1)内に気体(a)が侵入することを条件としない軟質容器用飲料水用サーバーに利用可能とした飲料水用サーバーと容器の接続用アダプタ。
- 前記通気管(23)の他端に、前記容器(1)内が与圧の場合に閉鎖し、前記容器(1)内が負圧及び大気と同等圧の場合に開放される通気用開閉弁(26)が設けられていることにより、室温等の変動により前記容器(1)内に介在する気体(a)が膨張・収縮しても常に容器(1)内を大気圧と同等に保つことを特徴とする請求項1に記載の飲料水用サーバーと容器の接続用アダプタ。
- 前記通気管(23)の一端側にフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料水用サーバーと容器の接続用アザプタ。
- 前記給水管(25)の一端に、前記貯水タンク(10)側への非接続時には閉鎖し、前記貯水タンク(10)側への接続時には開放される給水用開閉弁(22)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の飲料水用サーバーと容器の接続用アダプタ。
- 請求項1乃至4のいずれか一つの飲料水用サーバーと容器の接続用アザプタが用いられ、一端が前記貯水タンク(10)側に通じ他端が前記容器(1)内に挿入可能な給水管(25)と、一端が前記容器(1)外の大気に開放され他端が前記容器(1)内に挿入可能な通気管(23)とを備え、前記給水管(25)と前記通気管(23)とを前記容器(1)の口部(5)を通じて容器(1)内へ挿入することでその容器(1)に取付可能であり、
前記容器(1)への取付状態で、前記通気管(23)の他端は前記給水管(25)の他端よりも前記容器(1)の口栓(2)から遠い部分に位置するようになっており、前記給水管(25)の一端は飲料水用サーバーの前記貯水タンク(10)へ通じる導水管に接続された飲料水用サーバー。 - 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の飲料水用サーバーと容器の接続用アダプタが用いられ、一端が前記貯水タンク(10)側に通じ他端が前記容器(1)内に挿入された給水管(25)と、一端が前記容器(1)外の大気に開放され他端が前記容器(1)内に挿入された通気管(23)とを備え、前記通気管(23)の他端は前記給水管(25)の他端よりも前記容器(1)の口栓(2)から遠い部分に位置するようになっており、前記給水管(25)の一端は飲料水用サーバーの前記貯水タンク(10)へ通じる導水管(13)に接続可能である飲料水用容器。
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