JP2007254022A - ウォーターディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な給水源からの給水も可能として経済性を向上したウォーターディスペンサーの提供。
【解決手段】ウォーターディスペンサーは、筐体10と、筐体10内に配置され、冷水を貯蔵する冷水タンク23と、筐体10の上面側に配置され、給水源の注水口を着脱自在に取付けることにより給水源の注水口と連通する給水孔48を有すると共に、給水孔48と冷水タンク23とを連通し、給水源の注水口を取付けた状態で給水源と冷水タンク23とを給水源の注水口及び給水孔48を介して連通し、給水源の水を冷水タンク23内に重力により供給する給水通路と、筐体10の上面に設けられ、少なくとも複数種類の給水源を選択的に連結して、給水通路に当該給水源からの給水を供給する給水部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば屋内等の任意の場所に設置されて冷水や温水を提供するウォーターディスペンサーに関する。
一般に、ウォーターディスペンサー(ウォーターサーバーとも呼ばれる)は、家庭や会社の屋内等の所定の場所に設置されて、家人等に冷水や温水(湯)を選択的に提供するものである。通常のウォーターディスペンサーは、浄水や活水やミネラルウォーターを充填した大径ボトル状の水容器を逆向き(口を下方にした状態)として、その口部を筐体の上端面に設けた差込口に差し込むことにより、内部の浄水や活水やミネラルウォーターを差込口から筐体内部の冷水タンクに給水して貯留する。冷水タンクに貯留された水は一般にペルチェ方式により冷却される。また、水容器内の水は、ウォーターディスペンサーの差込口から温水タンクへも給水して貯留され、加熱されて温水とされる。更に、水容器内の水がなくなると、古い(空となった)水容器をウォーターディスペンサーの差込口から引き抜いて取り外し、新しい水容器をウォーターディスペンサーの差込口に差し込んで使用する。なお、従来のウォーターディスペンサーまたはウォーターサーバーを開示したものとして、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の技術がある。
特開2003−128194号公報 特開2006−27661号公報
特許文献1には、空気中の雑菌の侵入がない、安全性の高い飲料水を提供することができるとされた飲料水サーバーが開示されている。この飲料水サーバーは、飲料水供給器と、この飲料水供給器から供給される飲料水を給水パイプを介して貯溜する密閉式の冷水タンクと、この冷水タンクに設けられ冷水タンク内の飲料水を冷却する冷却装置と、冷水タンクの上部に設けられた空気抜きバルブ、及び前記冷水タンクに設けられた冷水抽出弁とからなり、冷水を抽出する際に、飲料水は、空気に触れることがなく、空気中の雑菌の侵入がない飲料水を抽出することができるとされている。
また、特許文献2には、飲料容器の交換作業時においても容器内の飲料に細菌等が侵入することを効率的に防止することができるとされた飲料サーバーが開示されている。この飲料サーバーは、口金部を下方に向け配置された飲料容器に接続する接続部であって、口金部に挿入するために尖鋭形状に形成され、飲料を流通させる流通孔が形成された先端部と、先端部側に殺菌用流体を噴出するための殺菌用パイプと、口金部の内周面との間を封止する封止部材と、飲料容器内の飲料を分岐して流通させる第1分岐流通路と、飲料容器内の飲料を分岐して流通させる第2分岐流通路とを備えた接続部と、第1分岐流通路から供給された飲料を注出するための低温飲料注出コックと、第2分岐流通路に接続され、飲料容器から供給された飲料を加熱した状態で貯留する高温タンクと、高温タンクに設置された加熱器と、高温タンク内の飲料を注出するための高温飲料注出コックとを有する。
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の技術も含め、従来のウォーターディスペンサーは、小型と謳われているものでも比較的大型で、特に、家庭内に設置して使用するには不便な点も考えられる。また、水容器も12リットル等の大型であり、この場合、重量は約12kgとなり、ウォーターディスペンサーへの装着時に、水容器を持ち上げて逆さにし、その口をウォーターディスペンサーの差込口に差し込むには、相当の腕力を要し、特に老人や女子等の力の弱い者にとっては取扱いの点で改善する余地がある。更に、水容器が使い捨てであり、水容器内の水がなくなるたびに新品の(浄水等を充填した)水容器を購入する必要があるため、費用の点でも改善する余地がある。加えて、水容器に充填される水にはカルシウム等のミネラルが含まれるため、使用に伴い、水中のミネラルがウォーターディスペンサーの冷水タンクや温水タンク内に強固に沈着し、その洗浄や除去等が困難になる可能性がある。
そこで、本発明は、コンパクトな構造でありながら十分な冷水及び温水生成能力を有し、また、各種サイズの給水ボトルを選択的に使用可能で、かつ、当該給水ボトルの再利用も可能とすることにより、その取扱性を改良してオフィスや家庭において手軽に利用することができるようにし、更に、水容器以外にも水道水等の様々な給水源からの給水も可能として経済性を向上し、加えて、冷水タンクや温水タンク等の流水経路の各部分へのミネラル等の付着や沈着を効果的に防止することができるウォーターディスペンサーの提供を課題とする。
請求項1に係るウォーターディスペンサーは、筐体と、前記筐体内に配置され、冷水を貯蔵する冷水タンクと、前記筐体の上面側に配置され、給水源の注水口を着脱自在に取付けることにより前記給水源の注水口と連通する給水孔を有すると共に、前記給水孔と前記冷水タンクとを連通し、前記給水源の注水口を取付けた状態で前記給水源と前記冷水タンクとを前記注水口及び前記給水孔を介して連通し、前記給水源の水を前記冷水タンク内に重力により供給する給水通路と、前記筐体の上面に設けられ、少なくとも複数種類の給水源を選択的に連結して、前記給水通路に当該給水源からの給水を供給する給水部とを備える。
請求項2に係るウォーターディスペンサーは、請求項1の構成において、前記給水源として、大型ボトル、中型ボトル及び小型ボトルのいずれかの給水ボトルを選択的に使用自在とした。
請求項3に係るウォーターディスペンサーは、請求項2の構成において、前記大型ボトルは、先端に円形の開口を形成した所定口径の円筒状をなす注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面を形成した大型容器状をなして内部に水を充填し、前記注水口の内部に弁体を軸方向に往復移動自在に装着して前記弁体を前記注水口の内部に向かって軸方向に押圧することにより前記注水口を開放して内部の水を外部に給水するカスタムサイズのボトルである。また、前記中型ボトルは、前記大型ボトルの注水口の口径より小さい口径の円筒状をなして先端に円形の開口を形成し、かつ、その外周面に雄ねじを形成した注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面を形成した中型容器状をなして内部に水を充填するカスタムサイズのボトルである。更に、前記小型ボトルは、前記中型ボトルの注水口の口径より小さい口径の円筒状をなして先端に円形の開口を形成し、かつ、その外周面に雄ねじを形成した注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面を形成した市販の飲料容器として使用される標準規格サイズのボトルである。更にまた、ウォーターディスペンサーは、前記筐体の上面中央部に装着され、前記大型ボトルの注水口の外径と同一の内径を有して前記筐体の内部の前記冷水タンクに向かって延びる円筒状をなす円筒部と、前記円筒部の上端側に連続して一体形成され、前記給水ボトルの傾斜面に対応するテーパー状をなす傾斜面とを有する差込口本体と、前記差込口本体内部に同軸状に配置されて、前記差込口本体の円筒部より小径で、かつ、前記大型ボトルの注水口の先端の円形の開口と同一または若干小さい外径の円筒状をなして、前記筐体の内部の前記冷水タンクに向かって延び、一端に給水孔を形成すると共に他端に前記筐体内の冷水タンクに対向する開口を形成した給水棒と、前記中型ボトルの注水口の外周面の雄ねじを螺入自在な雌ねじを有し、前記中型ボトルの注水口を一端から前記雌ねじに螺入して前記注水口に固定されると共に、前記差込口本体の円筒部の内径と同一の外径を有する円筒状をなし、前記差込口本体の円筒部の内周面に着脱自在に密嵌自在な嵌合筒部と、前記嵌合筒部の他端から突出するよう前記嵌合筒部と同軸状に延びると共に、前記給水棒の外径に対応する内径を有する円筒状をなし、内周面により前記給水棒を着脱自在に密嵌自在な挿着筒部と、前記嵌合筒部の一端から突出するよう前記嵌合筒部と同軸状に延びると共に、前記中型ボトルの注水口内に挿入自在な筒状をなし、その先端に弁座を形成する挿入部と、前記挿入部の軸心に沿って往復移動自在に取付けた芯棒と、前記芯棒の一端に固着されて前記弁座に着座する弁体と、前記芯棒の他端側に配置され、常には前記弁体が前記弁座に着座するよう付勢する弾性体とを含む中型ボトル用アダプターと、前記小型ボトルの注水口の外周面の雄ねじを螺入自在な雌ねじを有し、前記小型ボトルの注水口を一端から前記雌ねじに螺入して前記注水口に固定されると共に、前記差込口本体の円筒部の内径と同一の外径を有する円筒状をなし、前記差込口本体の円筒部の内周面に着脱自在に密嵌自在な嵌合筒部と、前記嵌合筒部の他端から突出するよう前記嵌合筒部と同軸状に延びると共に、前記給水棒の外径に対応する内径を有する円筒状をなし、内周面により前記給水棒を着脱自在に密嵌自在な挿着筒部と、前記嵌合筒部の一端から突出するよう前記嵌合筒部と同軸状に延びると共に、前記小型ボトルの注水口内に挿入自在な筒状をなし、その先端に弁座を形成する挿入部と、前記挿入部の軸心に沿って往復移動自在に取付けた芯棒と、前記芯棒の一端に固着されて前記弁座に着座する弁体と、前記芯棒の他端側に配置され、常には前記弁体が前記弁座に着座するよう付勢する弾性体とを含む小型ボトル用アダプターとを備える。そして、前記大型ボトルの場合は、その注水口の円形の開口から内部に前記給水棒を差込むことにより、前記給水棒の先端が前記注水口の内部の弁体を押圧して弁を弁座から離間して前記注水口を開放状態とし、これにより、前記大型ボトルの内部の水が前記給水棒の給水孔から前記給水棒内に自重により流入し、前記給水棒を介して前記冷水タンク内に自重により流入するようにする。また、前記中型ボトルの場合は、その注水口の雄ねじを前記中型ボトル用アダプターの嵌合筒部の雌ねじに螺入することにより、中型ボトルの注水口に中型ボトル用アダプターを装着して、前記中型ボトル用アダプターの弁体及び弁座を前記中型ボトルの注水口から内部に配置し、前記中型ボトル用アダプターの挿着筒部内に前記給水棒を挿着することにより、前記給水棒の先端によって前記中型ボトル用アダプターの芯棒の基端を押圧して、前記芯棒を前記弾性体の付勢力に抗して軸方向に移動することにより、前記中型ボトル用アダプターの弁体を前記弁座から離間して開放し、これにより、前記中型ボトルの内部の水が前記給水棒の給水孔から前記給水棒内に自重により流入し、前記給水棒を介して前記冷水タンク内に自重により流入するようにする。更に、前記小型ボトルの場合は、その注水口の雄ねじを前記小型ボトル用アダプターの嵌合筒部の雌ねじに螺入することにより、小型ボトルの注水口に小型ボトル用アダプターを装着して、前記小型ボトル用アダプターの弁体及び弁座を前記小型ボトルの注水口から内部に配置し、前記小型ボトル用アダプターの挿着筒部内に前記給水棒を挿着することにより、前記給水棒の先端によって前記小型ボトル用アダプターの芯棒の基端を押圧して、前記芯棒を前記弾性体の付勢力に抗して軸方向に移動することにより、前記小型ボトル用アダプターの弁体を前記弁座から離間して開放し、これにより、前記小型ボトルの内部の水が前記給水棒の給水孔から前記給水棒内に自重により流入し、前記給水棒を介して前記冷水タンク内に自重により流入するようにする。
請求項4に係るウォーターディスペンサーは、請求項3の構成において、更に、前記差込口本体の上端の開口に着脱自在に固定されて当該開口を閉塞する蓋部と、前記蓋部に設けられて導水管を連結すると共に前記導水管からの流水を選択的に導入及び遮断するよう開閉制御される弁部材を内装した導水部と、前記蓋部の内面側に取付けられて上下方向に傾動自在なフロートと、前記フロートの傾動状態に応じて前記導水部の弁部材の開閉を制御する制御回路とを含む貯水部材を備え、前記貯水部材の導水部に導水管を介して水道管の吐水口または浄水器の吐水口を接続することにより、前記給水源として、水道管からの水道水及び浄水器からの浄水のいずれかを選択的に使用自在とし、前記水道管からの水道水及び浄水器からの浄水が前記差込口本体の内部に所定水位貯留されたときに、前記フロートが所定の傾動状態となることで前記制御回路により前記導水部の弁部材を閉じて、前記水道管からの水道水及び浄水器からの浄水を遮断するようにした。
請求項5に係るウォーターディスペンサーは、請求項3の構成において、更に、前記給水ボトルの内部に投入される脱塩素剤カートリッジ及びミネラル剤カートリッジの少なくともいずれか一つを備え、前記中型ボトルまたは前記小型ボトルの内部に前記脱塩素剤カートリッジ及びミネラル剤カートリッジの少なくともいずれか一つを投入した状態で水栓の吐水口からの水道水を前記給水ボトルの注水口から内部に充填する(これにより効果的に水道水の脱塩素を行い、また、ミネラル分抽出を行う)と共に、この状態で前記中型ボトルまたは前記小型ボトルの注水口に前記中型ボトル用アダプターまたは前記小型ボトル用アダプターを装着し、当該中型ボトル用アダプターまたは小型ボトル用アダプターを介して前記中型ボトルまたは前記小型ボトルを前記差込口本体内に装着するようにした。
請求項6に係るウォーターディスペンサーは、請求項1の構成において、更に、前記筐体内において前記給水通路の流水経路上に配置され、前記給水通路の内部と磁気的に接続されて、前記給水通路を通過する水を磁気処理する磁気部材を備える。
請求項7に係るウォーターディスペンサーは、請求項6の構成において、前記磁気部材は、前記給水通路における前記冷水タンクと直近の端部位置において前記給水通路の軸心上に配置され、前記給水通路の直径より幅狭の通水路を有して、前記通水路の幅方向両側に当該通水路の断面積に応じた磁力の磁石を配置したものである。
請求項8に係るウォーターディスペンサーは、請求項7の構成において、前記給水通路が、先端に前記給水孔を形成した略円筒状の差込筒部と、前記差込筒部の基端に同軸状となるよう一体的に設けられ、底面を開口した短筒状の装着筒部とを有する略段付筒状の給水棒からなる。また、前記磁気部材は、前記給水棒の装着筒部の内部に嵌合保持されると共に、前記通水路をスロット状の孔として軸方向に貫通させ、前記通水路の幅方向両側に対向して、それぞれ、前記磁石を挿入保持する収容凹部を形成し、当該収容凹部にそれぞれ前記磁石を着脱自在に挿入して収容保持し、前記収容凹部に収容保持した前記磁石が前記水通路の断面積の一部と重複するようにした。
請求項9に係るウォーターディスペンサーは、請求項1または請求項6乃至8のいずれかの構成において、更に、前記冷水タンクの下流側に接続され、前記冷水タンク内の水を自重により内部に導入する温水タンクと、円形トレイ状をなすトレイ部、前記トレイ部の中心部から垂下する両端を開口した筒状の導水筒部、並びに、前記トレイ部に配置された抗菌剤を含む分水盤とを備え、前記分水盤を前記冷水タンク内に収容し、前記給水通路から前記冷水タンク内に導入した前記給水源の給水を、前記冷水タンク内に貯留することなく前記分水盤の導水筒部を介して通過させて前記温水タンクに導入する共に、前記給水通路からの給水を前記トレイ部により向きを変えて分流して、前記トレイ部の導水孔から前記冷水タンク内に導入して貯留する共に、前記トレイ部に配置した抗菌剤により抗菌処理して前記冷水タンク内に導入して貯留する。
請求項10に係るウォーターディスペンサーは、請求項1または請求項6乃至8のいずれかの構成において、更に、前記冷水タンクの下流側に接続され、前記冷水タンク内の水を自重により内部に導入する温水タンクと、複数の導水孔及び前記複数の導水孔を2分するように延びる隔壁を有する円形トレイ状をなすトレイ部、前記トレイ部の中心部から垂下する両端を開口した筒状の導水筒部、並びに、前記トレイ部の複数の導水孔の少なくとも一つに挿着して配置されて内部に抗菌剤を収容する抗菌ケースを含む分水盤とを備え、前記分水盤を前記冷水タンク内に収容し、前記給水通路から前記冷水タンク内に導入した前記給水源の給水を、前記冷水タンク内に貯留することなく前記分水盤の導水筒部を介して通過させて前記温水タンクに導入する共に、前記給水通路からの給水を前記トレイ部により向きを変えて前記トレイ部の隔壁により分流して、前記複数の導水孔のうち前記抗菌ケースを設けない側の導水孔と前記抗菌ケースを設ける側の導水孔とに案内し、前記トレイ部の複数の導水孔のうち前記抗菌ケースを設けない導水孔から直接的に前記冷水タンク内に導入して貯留する共に、前記抗菌ケースを設けた導水孔からは前記抗菌ケース内の抗菌剤により抗菌処理して前記冷水タンク内に導入して貯留する。
請求項11に係るウォーターディスペンサーは、請求項1の構成において、更に、前記筐体の底面に固着され、ウォーターディスペンサーの全重量に応じた面積及び厚みを有する耐震シートを備える。
請求項1乃至5に係るウォーターディスペンサーは、コンパクトな構造でありながら十分な冷水及び温水生成能力を有し、また、各種サイズの給水ボトルを選択的に使用可能で、かつ、当該給水ボトルの再利用も可能とすることにより、その取扱性を改良してオフィスや家庭において手軽に利用することができる。更に、水容器以外にも水道水等の様々な給水源からの給水も可能として経済性を向上することができる。
請求項6乃至8に係るウォーターディスペンサーは、加えて、冷水タンクや温水タンク等の流水経路の各部分へのミネラル等の付着や沈着を効果的に防止することができる。
請求項9乃至10に係るウォーターディスペンサーは、冷水タンク内の水を確実に抗菌処理することができる。
請求項11に係るウォーターディスペンサーは、耐震性を向上することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態1
本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーについて図1〜図12に従って説明する。図1は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの外観(給水ボトルの装着状態)を示す正面図である。図2は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの内部構成を示す(一部を破断した)正面図である。図1に示すように、実施の形態1に係るウォーターディスペンサーは、直方体箱状をなす筐体10を備えている。筐体10の前面の上部側には、下方に若干突出する湾曲形状の出口部11が形成され、出口部12には、冷水出口12及び温水出口13が下方に向けて配置されている。筐体10の前面の下端部には、出口部12の冷水出口12及び温水出口13と対向するよう、滴受けトレイ14が配置されている。なお、出口部12と滴受けトレイ14との間は、筐体10の奥側(後側)に向かって窪んだ凹部状空間15とされ、滴受けトレイ14に載置したコップ等の飲料容器に、冷水出口12から吐出される冷水及び温水出口13から吐出される温水を重力により落下注入できるようになっている。図2に示すように、筐体10の上端部には凸状の嵌合部16が形成されている。嵌合部16には、嵌合部16に対応する内面形状を有すると共に下端を開放したトレイ状の上部カバー17が、着脱自在に取付けられている。筐体10の前面の上端部右側には、LED等からなる電源ランプ18、ホットランプ19及びコールドランプ20が左右に底間隔で並んで配置されている。なお、筐体10お呼び上部カバー17は、所定の樹脂材料(ABS樹脂等)により形成されている。
図2に示すように、筐体10の内部空間は、仕切板21により上下に区画され、仕切板21上には板状の断熱材22を介して冷水タンク23が載置固定されている。冷水タンク23の側部には制御回路24が固定されている。一方、仕切板21の下方空間における一側(右側)における筐体10の底壁上には、小型のコンプレッサー25が載置固定されている。コンプレッサー25は、ノンフロン式コンプレッサーであり、冷水タンク23に熱的に接続されて、冷水タンク23内の水を所定の設定温度に温度調節して冷却するようになっている。例えば、コンプレッサー25は、冷水タンク23の容量分(例えば、1.2リットル)の水を、約5℃〜12℃の設定温度範囲のうちの任意の温度に温度調節して、常時その冷水温度に保持できる能力を有している(例えば、冷水量/時間=1.5L/h)。また、仕切板21の下方空間における他側(左側)における筐体10の底壁上には、ヒーター26が載置固定され、ヒーター26上には温水タンク27が連結固定されて熱的に接続されている。ヒーター26は、温水タンク27を外部から加熱できるようになっている。ヒーター26は、底加熱方式(水に接触せずに加熱する方式)であり、最も安全性が高いものであり、温水タンク27に熱的に接続されて、温水タンク27内の水を所定の設定温度に温度調節して加温乃至保温するようになっている。例えば、ヒーター26は、温水タンク27の容量分(例えば、1.0リットル)の水を、約80℃〜90℃の設定温度範囲のうちの任意の温度に温度調節して、常時その温水温度(湯温)に保持できる能力を有している(例えば、温水/時間=4.5L/h)。ここで、コンプレッサー25による冷水の温度調節及びヒーター26による温水の温度調節は、前記制御回路24により制御して実行される。なお、冷水タンク23及び温水タンク27は、所定の耐腐食性材料(ステンレス等)により形成されている。
即ち、制御回路24には、冷水タンク23に配置した温度センサー(図示略)、コンプレッサー25、ヒーター26及び温水タンク27に配置した温度センサー(図示略)が電気的に接続されている。そして、制御回路24には、冷水タンク23の温度センサーからの検出信号(冷水タンク23内の水温を示す信号)が入力され、その検出信号(冷水タンク23内の水の検出温度)に基づき、制御回路24がコンプレッサー25を駆動制御してその冷却能力を調節し、冷水タンク23内の水温を設定温度となるよう調節する。同様に、制御回路24には、温水タンク27の温度センサーからの検出信号(温水タンク27内の水温を示す信号)が入力され、その検出信号(温水タンク27内の水の検出温度)に基づき、制御回路24がヒーター26を駆動制御してその加熱能力を調節し、温水タンク27内の水温を設定温度となるよう調節する。なお、冷水タンク23内の冷水及び温水タンク27内の温水の設定温度は、筐体10の後面の所定位置に配置した温度調節部材(つまみ、ダイヤル等)により、使用者が上記設定温度範囲内で自由に設定できるようになっており、温度調節部材の設定値が制御回路24に入力記憶されて、上記のような温度制御が行われるようになっている。また、筐体10の後面には、図示しない冷水スイッチ及び温水スイッチが配置され、冷水スイッチをON/OFFすることにより、コンプレッサー25の駆動をON/OFFして、冷水タンク23内の水の冷却を開始/停止できるようになっている。同様に、温水スイッチをON/OFFすることにより、ヒーター26の駆動をON/OFFして、温水タンク27内の水の加熱を開始/停止できるようになっている。更に、制御回路24は、ウォーターディスペンサーの電源のON及びOFFに伴い、黄色等の所定色の電源ランプ19を点灯及び消灯する。また、制御回路24は、冷水タンク23内の冷水が設定温度以下のとき(即ち、要求される低温の冷水となっているとき)、コールドランプ20を緑色に点灯し、冷水タンク23内の冷水が設定温度を超える温度のときは、コールドランプ20を赤色に点灯するよう、コールドランプ20を点灯制御している。同様に、制御回路24は、温水タンク26内の温水が設定温度以上のとき(即ち、要求される温度の温水となっているとき)、ホットランプ19を緑色に点灯し、温水タンク26内の温水が設定温度未満の温度のときは、ホットランプ19を赤色に点灯するよう、ホットランプ19を点灯制御している。
前記断熱材22の前面からは、前記冷水出口12を先端に有する冷水用の導水管28が、その右側で前方に突出して前記冷水出口12へと至ると共に、前記温水出口13を先端に有する温水用の導水管29が、その左側で前方に突出して前記温水出口13へと至っている。冷水用の導水管28は、図2に矢印で示すように、冷水タンク23の下面に設けた冷水導出用の開口部(図示略)に基端を水密に接続され、冷水タンク23内の冷水の自重により、導水管28を経て冷水出口12から冷水を吐出自在となっている。また、温水用の導水管29は、図2に矢印で示すように、温水タンク27の下面に設けた温水導出用の開口部(図示略)に基端を水密に接続され、温水タンク27内の温水の自重により、導水管29を経て温水出口13から温水を吐出自在となっている。なお、冷水用の導水管28及び温水用の導水管29の経路上には、それぞれ、弁体が配置され、常には、導水管28及び導水管29を閉鎖して、冷水出口12及び温水出口13から冷水及び温水が吐水されないようにしている。なお、非使用時に温水タンク27内に残った水は、筐体10底部の排水口(図示略)から100%排水することができ、衛生的にも安全である。また、筐体10上部の差込口本体30や筐体10内部の冷水タンク23は取り外しが可能であり、冷水タンク23や差込口本体30等を清掃できるようになっている。
筐体10の上部カバー17及び嵌合部16の中央には、所定半径の円形をなす嵌合孔(図示略)が形成され、筐体10の内部空間における前記冷水タンク23の上面と対向している。なお、冷水タンク23の上面には、前記嵌合孔と対向する位置には、給水用の開口が形成されている。また、上部カバー17及び嵌合部16の嵌合孔には、円周方向に所定間隔で切欠き状の掛止凹部(図示略)が形成されている。更に、上部カバー17及び嵌合部16の嵌合孔には、差込口本体30が上方から着脱自在に嵌合して装着されている。差込口本体30は、図3に示すように、略鋲形状の外観を有し、傘状の拡径部31と、大径円筒部32と、小径円筒部33とを有している。大径円筒部32は、前記上部カバー17及び嵌合部16の嵌合孔と同一外径の外周面を有している。また、大径円筒部32は、その外周面下端縁部の円周方向に、前記上部カバー17及び嵌合部16の嵌合凹部の掛止凹部と同一間隔で、当該掛止凹部と整合する断面形状の複数の掛止突起(図示略)を一体形成している。そして、大径円筒部32を上部カバー17及び嵌合部16の嵌合孔に上方から挿入すると共に、大径円筒部32の掛止突起を上部カバー17及び嵌合部16の嵌合孔の掛止凹部に挿通し、円周方向(例えば時計回り方向)に回転すると、大径円筒部32の掛止突起が上部カバー17及び嵌合部16の嵌合孔の周縁部下面に掛止され、大径円筒部32を介して差込口本体30を上部カバー17に固定することができる。このとき、傘部31の外周縁下端面が嵌合部16の上面突出部分に当接する。なお、大径円筒部32を逆方向に回転して掛止突起を上部カバー17及び嵌合部16の嵌合孔の掛止凹部と整合させると、差込口本体30を上方に移動して上部カバー17から取り外すことができる。差込口本体30の小径円筒部33の上側部分には、下方に向かって湾曲しつつ傾斜する傾斜湾曲面34が形成されている。傾斜湾曲面34は、図1に示すような給水源としての給水ボトルLBや市販のペットボトル等の各種ボトルの注水口(飲み口)の周辺の傾斜湾曲面に対応する曲率を有している。また、図4に示すように、差込口本体30の小径円筒部33の下端には、小径円筒部33より小径の短円筒状をなす装着筒部35が一体形成されている。なお、差込口本体30は、所定の樹脂材料(ABS樹脂等)により一体形成されている。
図3は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの差込口本体に給水棒を装着した状態を示す正面図である。図4は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの給水棒及び磁気部材の分解状態を示す正面図である。図3に示すように、差込部本体30の内部には、装着筒部35の下端から給水棒40が内部に挿入して保持されている。給水棒40は、図4に示すように、フランジ部41、雄ねじ部43及び差込筒部44を同軸上に一体形成している。また、雄ねじ部43の基端にはシール部材42が外嵌して配置され、フランジ部41の上面に当接している。なお、図6に示すように、フランジ部41は八角形板状をなす。また、図4に示すように、シーツ部材42はフランジ部41より小径のリング状をなし、雄ねじ部43は円筒状の外周面に雄ねじを形成したものである。差込筒部44の上端には略半球状の押圧部45が同軸状に一体形成されている。更に、差込筒部44と押圧部45との間には、円環状の掛止溝46が差込筒部44の円周方向に形成されている。更に、差込筒部44の上端部(掛止溝46の近傍)には、放射方向に対向する一対の給水孔47が貫通形成されている。また、差込筒部44における両給水孔47の間には空気抜き孔48が貫通形成されている。なお、給水孔47は円形状をなし、空気抜き孔48も小径円形状をなすが、給水孔47及び空気抜き孔48は、差込筒部44の外部からの給水及び差込筒部44の内部の空気抜きを円滑に行える限りにおいて、円形以外の任意の形状とすることができる。更に、図6に示すように、給水棒40の雄ねじ部43には、断面円形の挿着凹部49が形成され、雄ねじ部43の上端近傍まで延びている。即ち、雄ねじ部43は、下端を円形の開口とし上端を閉塞する円筒状をなす。このように構成した給水棒40は、差込口本体30の装着筒部35から小径円筒部33の内部に収容した状態で、小径円筒部33の軸心に沿って延びるよう保持される。即ち、図8に示すように、前記差込口本体30の装着筒部35の内周面には、雄ねじ部43の雄ねじに対応する雌ねじが形成されている。そして、図7に示すように、給水棒40の差込筒部44を差込口本体30の装着筒部35の下端から上方(図7の矢印方向)へと挿入し、雄ねじ部43を装着筒部35の雌ねじに完全に螺入することにより、図8に示すように、雄ねじ部43が装着筒部35の内部に収容固定されて、差込筒部44及び押圧部45が小径円筒部33内の所定位置に保持される。このとき、給水棒40のシール部材42が、フランジ部41と差込口本体30の装着筒部35との間で圧接され、フランジ部41と差込口本体30の装着筒部35との間での水密を維持する。しかし、給水棒40にシール部材42を設けることなく省略してもよく、この場合でも、雄ねじ部43と装着筒部35との間及びフランジ部41上面と装着筒部35下端面との間での水密を必要十分な程度に維持することができる。また、このとき、給水棒40の差込筒部44の外周面と、差込口本体30の小径円筒部33の内周面33aとの間に、所定内径(差込筒部44の外径)及び所定外径(小径円筒部33の内径、即ち、内周面33aの直径)を有するリング状の空間が形成される。なお、給水棒40は、所定の樹脂材料(ABS樹脂等)により一体形成されている。
図5は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの磁気部材を示し、(a)は正面図、(B)は側面図、(c)は平面図、(d)は上面左側から見た斜視図、(e)は上面右側から見た斜視図、(f)は下面左側から見た斜視図、(g)は下面右側から見た斜視図である。図6は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの給水棒に磁気部材を装着した状態を下面側から見て示す斜視図である。図7は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの差込口本体及び給水棒の分解状態を示す正面図である。図8は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの給水棒に磁気部材を装着し、差込口本体にかかる給水棒を装着した状態を示す断面図である。給水棒30の雄ねじ部43の内部には、磁気部材50が嵌着して内装される。磁気部材50は、図4及び図5に示すように、略円盤状の本体部51の中央に断面楕円(長円)形状乃至スロット形状の通水路52を貫通形成したものである。通水路52は、幅方向両側を直線状とし、長さ方向両端を略半円形状とした長円状の孔である。本体部51の軸方向両端(上端及び下端)には、それぞれ、Oリングを収容するための円環状のリング溝53が(一対の近接するフランジ部間に)形成されている。また、本体部51の軸方向中央部(両リング溝53間の位置)には、放射方向に対向する位置に一対の収容凹部54が形成されている。収容凹部54は、本体部51の円周方向に所定長延びる長さと、前記上下一対のリング溝53間に対応する幅とを有して、本体部51の外周面から放射方向(半径方向)内方に延びている。そして、収容凹部54の内端(奥側端面)が、通水路52の幅方向両側の直近に配置されている。即ち、本体部51の通水路52の幅方向両側と収容凹部54の内端面(奥端面)との間に、通水路52と収容凹部54とを隔てる薄壁状の隔壁が形成されている。図8に示すように、磁気部材50の一対の収容凹部54には、それぞれ、フェライト磁石等の所定磁力の磁石55が挿入して装着保持される。磁石55は、収容凹部54の断面形状と同一形状の長方形板状をなし、例えば、ネオジム磁石(ネオジム磁石とも呼ばれ、磁石種類中で最も強力な磁力を有し、例えば、15mm*5mm*3mmの板状のものでも3000〜3500ガウスの磁力を有する)等から構成される。即ち、一対の磁石55が、磁気部材50の一対の収容凹部54の最奥部にそれぞれ配置され、その厚さ方向一側面を収容凹部54の奥端面に密接させた状態で、磁気部材50の通水路52の幅方向両側に近接配置されている。図6及び図8に示すように、磁気部材50は、リング溝53にそれぞれOリング56を弾性的に外嵌して装着した状態で、給水棒40の雄ねじ部43の挿着凹部49内に挿入され、Oリング56が雄ねじ部43の挿着凹部49の周面に弾性的に密接(圧接)することにより、挿着凹部49内に保持される。このとき、Oリング56が、磁気部材50の外周面と挿着凹部49の周面との間での水密を維持する。なお、磁気部材50の本体部51及びリング溝53を構成するフランジ部は、所定の樹脂材料(ABS樹脂等)により一体形成することができるが、抗菌剤入りABS樹脂により形成することが好ましく、こうすると、磁気部材50の通水路52を通過する水を磁石55により磁気処理すると同時に、本体部51の通水路52内面によって抗菌処理することができる。
図9は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの分水盤に抗菌ケースを装着した状態を示し、(a)は抗菌ケースの蓋を取外して内部の抗菌剤を示す平面図、(b)は抗菌剤の蓋を取外した状態を示す正面図である。図10は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの分水盤に抗菌ケースを装着した状態を示す断面図である。図1に示すように、冷水タンク23内には分水盤60及び抗菌ケース70が収容配置されている。図9及び図10に示すように、分水盤60は、冷水タンク23の内径に対応する直径のフランジ部61及びトレイ部62を有している。トレイ部62は、円盤状の底壁64の外周縁から垂直に短円筒状の側壁63を立ち上げて一体形成した形状をなす。トレイ部62の底壁64の中央には、その直径方向に直線的に延びる帯板状の隔壁65が、前記側壁63と同一高さで垂直に立ち上げて一体形成され、この隔壁65により、トレイ部62の側壁63と底壁64とにより画定される内部空間を第1の半円空間66Aと第2の半円空間66Bとに2分割している。また、トレイ部62の底壁63には、隔壁65の一方側及び他方側に、それぞれ、円形の導水孔67が形成されている。なお、フランジ部61は、トレイ部62の側壁63の上端から水平に外方へと広がるリング板状をなす。また、フランジ部61は、冷水タンク23の内径と同一または若干小さい外径を有している。更に、トレイ部62の底壁64の中心部には、下方に垂直に延びる円筒状の導水筒部68が一体形成されている。導水筒部68の上端及び下端はそれぞれ円形に開口し、上端の円形開口から下端の円形開口へと導水可能となっている。また、分水盤60を冷水タンク23内に配置したときに、導水筒部68の下端の円形開口は、冷水タンク23の下面中心に形成した導出開口部(図示略)と水密に連結されて連通するようになっている。そして、冷水タンク23の下面中心の導出開口部は、導管乃至導水ホースを介して、温水タンク27の上面に設けた導入開口部に接続されている。なお、分水盤60は、ABS樹脂等の所定材料により一体形成される。一方、前記トレイ部62の底壁63の一方の導水孔67には、抗菌ケース70が挿着して保持されている。具体的には、抗菌ケース70は、フランジ部71と、有底円筒状の透水部72とを一体形成している。フランジ部71は透水部72の上端の円形開口から水平に外方へと広がるリング板状をなすと共に、底壁63の導水孔67より大きい外径を有する。また、透水部72は底壁63の導水孔と同一の内径を有している。そして、透水部72を底壁63の導水孔67に上方から挿入することにより、フランジ部71が底壁63の導水孔67の周縁部上面に当接掛止されて保持されている。透水部72の内部には多数のペレット状の抗菌剤が投入配置(充填)されている。また、図10に示すように、透水部72の上端とフランジ部71の内周縁との間には段付面(肩部)が形成されている。そして、この段差面の外径と同一の直径を有する円盤状の蓋74が、透水部72の上端の円形開口に着脱自在に装着され、透水部72の上端を閉塞して、透水部72内の(樹脂等からなるペレット状の)抗菌剤73が水中で浮遊して透水部72の開口から外部に散逸しないようにしている。なお、抗菌ケース70のフランジ部71、透水部72及び蓋74は、ポリエチレンやポリプロピレン等の素材により透水性を有するよう成形されている。また、抗菌剤はABS樹脂等により透水性/吸水性のペレット状に形成される。
図2に示すように、前記差込口本体30に給水棒40を装着すると共に、給水棒40に磁気部材50を内装した状態(組立状態)で、差込口本体30を上部ケース17及び嵌合部16の前記嵌合孔に装着すると、給水棒40及び磁気部材50により形成される給水路の下端(磁気部材50の通水路52の下端)が、冷水タンク23の上面に設けた前記給水用の開口(図示略)に対向して配置される。また、図1に示すように、給水源の一つとしての(例えば12リットル入りの)給水ボトルLB(ラージボトル)を逆向きにして、その注水口を前記差込口本体30に上方から挿入して装着すると、給水ボトルLBの注水口に給水棒40の差込筒部44が挿入され、差込筒部44上端の押圧部45が、給水ボトルLBの注水口に装着した弁体(図示略)を押圧して弁体を開放し、差込筒部44の給水孔48が給水ボトルLBの注水口を介して給水ボトルLBの内部と連通する。このとき、差込口本体30の傾斜湾曲面34が、給水ボトルLBの周辺の傾斜湾曲面(外面)に対応する曲率を有しているため、給水ボトルLBの注水口周辺の傾斜湾曲面が、差込口本体30の傾斜湾曲面34に面状に当接して安定して支持されると共に、給水ボトルLBの注水口の外周面が、差込口本体30の小径円筒部の内周面に密接して支持される。これにより、外部のほこり等の異物が、給水ボトルLBの注水口周辺の傾斜湾曲面と差込口本体30の傾斜湾曲面34との間から侵入することを効果的に防止することができる。また、給水ボトルLBの給水口の弁体に通じる通水路の先端(下端)の円形開口部(図示略)が、給水棒40の差込筒部44の外周面に弾性的に密接して、給水棒40の差込筒部44との間での水密を維持する。更に、給水ボトルLBの注水口に設けた掛止片(図示略)が、給水棒40の掛止溝46に掛止され、所定以上の力で引き抜かない限り、給水ボトルLBを不用意に給水棒40から離脱できないようになっている。これにより、給水ボトルLB内の水が、注水口から給水棒40の差込筒部44の給水孔48に重力により流入し、差込筒部44内を重力により流下して、磁気部材50の通水路52を流下する。即ち、このとき、磁気部材50の通水路52を流下する水は、通水路52の幅方向両側の収容凹部54内に収容した一対の磁石55間を非常に近接した位置で流れることになり、磁石55からの強力な磁力(磁界)により磁気的影響を受けて磁気処理され、磁気処理水となる。なお、この場合の水の磁気処理には諸説があるが、一般的な見解(多数説)や各種実験結果によれば、水が磁気により活性化されて活性水となり、例えば、金属腐食を防止したり、水のクラスタ分子を細分化(極端には単一分子化)して水をまろやかにしたり、水中の不純物やミネラル等の混合物を物理変性して、(例えばステンレスからなる)冷水タンク23や温水タンク27の内面或いは給水路や導水路を形成するホースや管体の内面等に付着及び沈着することを効果的に防止したりすると考えられている。
更に、このとき、上記のように、前記給水通路は、先端(上端)に給水口としての一対の給水孔48を形成した略円筒状の差込筒部44と、差込筒部44の基端(下端)に同軸状となるよう一体形成され、底面(下面全体)を円形に開口した短円筒状の装着筒部45とを有する略段付筒状の給水棒40からなる。また、前記磁気部材50は、給水棒40の装着筒部45の内部に略密接状態で嵌合されて弾性体(Oリング56)によりその内周面に弾接して保持されると共に、通水路52をスロット状の孔として軸方向に貫通させ、通水路52の幅方向両側に対向して、それぞれ、磁石55を挿入保持する収容凹部54を形成し、当該収容凹部54にそれぞれ磁石55を着脱自在に挿入して収容保持し、収容凹部5に収容保持した磁石55が給水路(差込筒部44の内部の通水路)の断面積の一部と重複するようになっている。更に、このとき、磁気部材50は、給水棒40の差込筒部44の内部の通水路(給水路)における冷水タンク23と直近の端部位置、即ち、差込筒部44の他端位置(下端位置)において、給水棒40の差込筒部44の軸心上及び装着筒部45の軸心上に同軸状となるよう配置される。更にまた、このとき、磁気部材50の通水路52が、給水棒40の差込筒部44の通水路の直径(内周面の直径)より幅狭となるため、磁気部材50の収容凹部54の最奥部に収容配置した磁石55の(最も大きな面積の)内側面が、給水棒40の差込筒部44の通水路の円形の水平断面の範囲内に重複して存在することになる。ここで、磁石55は、上記のように、磁気部材50の通水路52を通過する水に磁気的影響を与えて磁気処理する(磁気処理水とする)ためのものであり、通水路52を通過する水を磁気処理できる磁力を有する磁石とする。具体的には、磁気部材55の磁石55の磁力は、磁気部材50の通水路52の断面積に応じて決定し、磁気部材50の通水路52の断面積が増減すると、これに合わせて、磁石55の磁力を増減する。このように、磁気部材50の通水路55の幅方向両側に、当該通水路52の断面積に応じた磁力の(フェライト)磁石を配置している。このような磁石55は、例えば、フェライト磁石とすることができ、この場合、非常に小さな寸法であっても3500ガウス以上の磁力を有することができ、かかる強力な磁力により、通水路52を通過する水を強力に磁気処理することができる。更に、一対の磁石55は、それぞれ、薄壁状の隔壁を隔てて本体部51中央の通水路52と対面し、その長さ及び幅からなる長方形状の全面から磁気を通水路52に向かって放射するため、非常に大きな磁力で通水路52を通過する水を磁気処理することができる。加えて、このとき、上記のように、給水棒40の差込筒部44の給水路の断面上に磁石55が重複して存在することになるため、差込筒部44の給水路より幅狭の磁気部材50の通水路52を水が通過することになり、給水路52内の水が磁石55に直近して流下するため、磁気処理効果が高まる。また、磁気部材50を冷水タンク23の直近に配置するため、磁気部材50の通水路52を通過して磁気処理された水(磁気処理水)が、冷水タンク23に流入するまでに時間を置くことなく、磁気処理の直後に冷水タンク23に流入することになり、磁気処理効果を高いままの状態で冷水タンク23に給水することができる。
図2及び図10に矢印で示すように、給水棒40から磁気部材50を経て冷水タンク23の上面開口内に垂直に流下した給水タンクLBの水は、冷水タンク23内に配置した分水盤60により大きくは2方向に分岐される。即ち、磁気部材50の通水路52から流出した水は、まず、分水盤60の中心に配置された(第1の導水路としての)導水筒部68内に流入し、導水筒部68下端の円形開口から冷水タンク23の下面の導出開口部及び導水管を経て、温水タンク27の導入開口部から温水タンク27内に重力により流入する(図1中の中央の矢印参照)。一方、給水棒40から磁気部材50を経て冷水タンク23の上面開口内に垂直に流下した給水タンクLBの水は、分水盤60のトレイ部62の底壁64により水平方向に流向を変えられ、底壁64に沿って流動して、底壁64の一方の導水孔67から下方に流下し、冷水タンク23内に貯留される(図1中の右側の矢印参照)。同様に、給水棒40から磁気部材50を経て冷水タンク23の上面開口内に垂直に流下した給水タンクLBの水は、分水盤60のトレイ部62の底壁64により水平方向に流向を変えられ、底壁64に沿って流動して、底壁64の他方の導水孔67に装着した抗菌ケース70の上端の蓋74を透過(通過)して、抗菌ケース70の透水部72の内部に流入する。そして、抗菌ケース70の透水部72の内部に流入した水は、透水部72内の抗菌剤73により殺菌及び除菌され、透水部72を透過(通過)して、冷水タンク23内に貯留される(図1中の左側の矢印参照)。このとき、冷水タンク23内に流入する水は、一方では、分水盤60の一方の導水孔67から直接(抵抗なく)冷水タンク23の内部に重力により流下して十分な流入量で貯留され、他方では、分水盤60の他方の導水孔67に取付けた抗菌ケース70を経て、抗菌処理を受けた状態で冷水タンク23の内部に貯留される。よって、冷水タンク23内への給水量を一方の導水孔67を介して十分に確保しながら、他方の導水孔67の抗菌ケース70により抗菌処理を確実に行うことができる。なお、冷水タンク23内の水位が抗菌ケース70の下端より上方となれば、無論、冷水タンク23内に貯留される水が、抗菌ケース70により継続的に抗菌処理されるが、冷水タンク23内の水位が抗菌ケース70の下端より下方の場合でも、上記のように、分水盤60の上面を水平に流れて抗菌ケース70を透過する水が、抗菌ケース70により確実に抗菌処理されて、冷水タンクに貯留される水と混合するため、冷水タンク23内の水は常に抗菌状態とすることができる。なお、上記のようにすると、給水棒40からの給水を全て直接冷水タンク23に流下して貯留し、その後、冷水タンク23内の水を温水タンク27に流下して導水する場合と比較して、冷水タンク27内への導水及び水貯留を安定して円滑に行うことができると共に、特に、温水タンク27への導水及び水貯留を安定して円滑に行うことができる。
即ち、本実施の形態では、冷水タンク23の下流側に温水タンク27を接続し、冷水タンク23内の水を自重により温水タンク27の内部に導入する。また、分水盤60には、複数(2個)の導水孔67と、それら複数の導水孔67を2分するよう直径方向に延びる隔壁65とを有する円形トレイ状(受け皿状)をなすトレイ部62と、トレイ部62の中心部から垂下する両端を開口した円筒の導水筒部68とを形成し、トレイ部62の複数の導水孔67の少なくとも一つ(2個のうちの1個)には抗菌ケース70を挿着してその内部に抗菌剤73を収容する。そして、分水盤60を冷水タンク23内に収容し、給水通路としての給水棒40及び磁気部材50から冷水タンク23内に導入した給水源としての給水ボトルLBの給水を、冷水タンク23内に貯留することなく分水盤60の導水筒部68を介して通過させて温水タンク27内に導入する共に、給水ボトルLBからの給水をトレイ部62により向きを変えてトレイ部62の隔壁65により分流して、複数の導水孔67のうち抗菌ケース70を設けない側の導水孔67と抗菌ケース70を設ける側の導水孔67とに2分して案内し、トレイ部62の複数の導水孔67のうち抗菌ケース70を設けない導水孔67から直接的に冷水タンク23内に導入して貯留する共に、抗菌ケース70を設けた導水孔67からは抗菌ケース70内の抗菌剤73により抗菌処理して冷水タンク23内に導入して貯留する。
図11は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの冷水ボタン及び温水ボタン部分を示す平面図である。図11に示すように、筐体10の上面前部(差込口本体30より前側の部分)には、半楕円形状(楕円形の右側半部形状)の冷水ボタン用凹部81と、半楕円形状(楕円形の左側半部形状)の温水ボタン用凹部82とが左右対称に形成されて並列に配置されている。冷水ボタン用凹部81内には、対応する半楕円形状の冷水ボタン85が、冷水ボタン用凹部81内へ(ばね等により)弾性的に押下げ及び弾性復帰自在となるよう収容配置されている。また、温水ボタン用凹部82内には、対応する半楕円形状の温水ボタン86が、温水ボタン用凹部82内へ(ばね等の弾性体により)弾性的に押下げ及び弾性復帰自在となるよう収容配置されている。冷水ボタン85を押下げることにより、制御回路24等によって冷水用の導水管28に設けた弁体を開放し、冷水タンク23内の水の自重により、冷水タンク23の冷水を、導水管28を経て冷水出口12から吐出するようになっている。また、温水ボタン86を押下げることにより、制御回路24等によって温水用の導水管29に設けた弁体を開放し、温水タンク27内の水の自重により、温水タンク27の温水を、導水管29を経て温水出口13から吐出するようになっている。温水ボタン86の幅方向(短軸方向)中央には、温水ボタン86の長さ方向に延びる角丸帯板状をなす安全ロック板87が、筐体10の左右方向である温水ボタン86の長さ方向(楕円の長軸方向)にスライド自在となるよう装着されている。一方、冷水ボタン85の短軸となる端面(図11中左端面)の中央には、前記安全ロック板87の対向端部(図11中の右端部)に整合する形状(略半円形状)の切欠き85aが形成されている。更に、筐体10の冷水ボタン用凹部81と温水ボタン用凹部82との間の境界線部分(楕円の短軸部分)には、前記安全ロック87の厚み分だけ下方に、水平面としての規制面83が形成されている。前記安全ロック87板は、図示しないばね等の弾性体により、常には、図11(a)に示す原位置に配置され、その右端部(半円状部分)が、冷水ボタン85の切欠き85a内に収容されると共に、筐体10の規制面83に当接して下方への移動を規制されている。これにより、温水ボタン86は、図11(a)の状態では、安全ロック版87が筐体10の規制面83によって当接規制されることにより、押下げ不能となり、不用意に(意図しない場合に)温水ボタン86を押下げて、温水出口13から温水を吐水することがないようにしている。一方、冷水ボタン85は、かかる安全ロック板87等による規制を受けることがないため、自由に押下げできるようになっている。
温水ボタン86を押下げるには、まず、安全ロック板87を図11(a)の状態(原位置)から図11(b)の状態(スライド位置)となるよう左方にスライドする。これにより、安全ロック板87の右端部が冷水ボタン85の切欠き85aから完全に離間し、筐体10の規制面83からも完全に離間して非干渉位置にくる。そして、図11(c)に示すように、安全ロック板87をこのままのスライド位置に維持した状態で、温水ボタン86を押下げることにより、上記のように、温水ボタン86を押下げて、温水出口13から温水を吐水することができる。なお、冷水ボタン85は、図11(d)に示すように、自由に押下げでき、これにより、冷水出口12から冷水を吐水することができる。
図12は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの支持脚を示し、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は底面図である。図1に示すように、筐体10の下面の四隅のコーナー部には、それぞれ、脚体91及び耐震シート92を有する支持脚90が固定されている。支持脚90は、図12に示すように、脚体91の底面に耐震シート92を固着したものであり、脚体91をボルト95の締結具により筐体10の底面(下面)のコーナー部に固定すると共に、脚体91の底面に耐震シート92を接着または粘着等により固着するようになっている。脚体91は、(例えば、合成ゴムやエラストマー等の)所定の弾性体から略円錐台形状に一体形成されている。また、耐震シート92は、脚体91の底面に対応する円盤状に形成され、例えば、その厚さ方向両面粘着面を形成したものであり、一方(脚体91側)の粘着面の剥離シート(図示略)を剥離して粘着面を露出し、脚体91の底面に粘着して固着される。また、耐震シート92は、ウォーターサーバーの設置時に、他方(載置面側)の粘着面の剥離シートを剥離して粘着面を露出し、テーブル面等の載置面に粘着して固着される。かかる耐震シート92は、例えば、ゲル状ウレタン樹脂により形成され、直径3cm程度のものを筐体10底面の四隅のコーナー部に固着することにより、30kg程度の重量のものを載置面に確実に固定して、強力な耐震効果(地震時の横揺れ等によるウォーターサーバー等の支持体の移動防止効果)を発揮するものである。ここで、耐震シート92は、支持体としてのウォーターサーバーの重量の増減に応じて、その面積(大きさ)及び厚みを増減し、確実にウォーターサーバーに対する耐震効果を付与できるようにする。
図13は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する給水源としての小型ボトル(ペットボトル)に小型ボトル用アダプターを装着した状態を示す正面図である。図14は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する小型ボトル用アダプターの各部品を示し、(a)はアダプターケースの平面図、(b)はアダプターケースの右半部を断面にて示す正面図、(c)は弁体を示す正面図である。図15は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する小型ボトル用アダプターの組立状態(使用状態)を示し、(a)は弁体を弁座に着座させた非通水状態を示し、(b)は弁体を弁座から離間させた通水状態を示す。図16は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する給水源としての中型ボトルに中型ボトル用アダプターを装着した状態を示す正面図である。図17は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する中型ボトル用アダプターの組立状態(使用状態)を示し、弁体を弁座に着座させた非通水状態を示す。
実施の形態1に係るウォーターディスペンサーでは、上記のように、一般的なウォーターサーバーで使用される大型の給水ボトル(大型ボトル)LB(容量12リットル)を給水源として使用し、差込口本体30及び給水棒40に装着して、給水棒40の給水孔47から給水を行うことができるが、これ以外にも、中型の給水ボトル(中型ボトル)MB(容量8リットル)を使用したり(図18参照)、図13に示すように、市販の(2リットル、1.5リットル、500ml等の任意のサイズの)ペットボトルPBの注水口(飲み口)にペットボトル用アダプター110を装着することにより、市販のペットボトルPBを給水源としての小型の給水ボトル(小型ボトル)として使用することができる。
即ち、実施の形態1のウォーターディスペンサーは、筐体10の上面に設けられ、少なくとも複数種類の給水源(水道水、浄水器及び給水ボトル)を選択的に連結して、前記給水通路に当該給水源からの給水を供給する給水部(差込口本体30及び給水棒40)を備える。詳細には、実施の形態1では、給水源として、大型ボトルLB、中型ボトル及び小型ボトルのいずれかの給水ボトルを選択的に使用自在としている。大型ボトルLBは、図示はしないが、一般的なウォーターディスペンサーで使用されるタイプのものであり、先端に円形の開口を形成した所定口径の円筒状をなす注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面(傾斜湾曲面)を形成した大型容器状をなして内部に水を充填し、前記注水口の内部に弁体を軸方向に往復移動自在に装着して前記弁体を前記注水口の内部に向かって軸方向に押圧することにより前記注水口を開放して内部の水を外部に給水するカスタムサイズ(例えば、容量12リットル)のボトルである。また、中型ボトルは、大型ボトルLBの注水口の口径より小さい口径の円筒状をなして先端に円形の開口を形成し、かつ、その外周面に雄ねじを形成した注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面(傾斜湾曲面)を形成した中型容器状をなして内部に水を充填するカスタムサイズ(例えば、容量8リットル)のボトルである。更に、小型ボトルは、中型ボトルMBの注水口の口径より小さい口径の円筒状をなして先端に円形の開口を形成し、かつ、その外周面に雄ねじを形成した注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面(傾斜湾曲面)を形成した市販の飲料容器として使用される(JIS)標準規格サイズのボトル(ペットボトル)PBである。
かかる複数種類の給水ボトルを使用するため、実施の形態1では、上記のように、筐体10の上面中央部に装着される差込口本体30が、大型ボトルLBの注水口の外径と同一の内径を有して筐体10の内部の冷水タンク23に向かって延びる円筒状をなす小径円筒部33と、小径円筒部33の内周面の上端側に連続して一体形成され、給水ボトル(大型ボトルLBや中型ボトルMBや市販のペットボトル)の傾斜面に対応するテーパー状をなす傾斜面としての傾斜湾曲面34とを有する。また、差込口本体30内部に同軸状に配置される給水棒40が、差込口本体30の小径円筒部33より小径で、かつ、大型ボトルLBの注水口の先端の円形の開口と同一または若干小さい外径の円筒状をなして、筐体10の内部の冷水タンク23に向かって延び、一端に給水孔47を形成すると共に他端に筐体10内の冷水タンク23に対向する開口(挿着凹部49の下端の円形開口)を形成している。そして、小型ボトル(市販のペットボトル)PBには小型用ボトルアダプター110を装着して差込口本体30に装着し、中型ボトルMBには中型用ボトルアダプター120を装着して差込口本体30に装着するようにしている。
具体的は、図14及び図15に示すように、小型ボトル用アダプター110は、挿着筒部111及び嵌合筒部112を有する。挿着筒部111は、給水棒40の円筒状の雄ねじ部43と対応する直径の円筒状をなし、挿着筒部111の外周面には雄ねじ111aが形成されている。また、嵌合筒部112は、差込口本体30の小径円筒部33の内径と同一の外径を有する円筒状をなし、差込口本体30の小径円筒部33の内周面33aに着脱自在に密嵌されるようになっている。更に、嵌合筒部112は、同軸状に小径円筒状の内壁部113を有し、内壁部113の内周面に雌ねじ112aを形成している。嵌合筒部112の内壁部113の雌ねじ112aは、小型ボトルPBの注水口の外周面の雄ねじ(図示略)を螺入自在であり、小型ボトルPBの注水口を嵌合筒部112の一端から内壁部113の雌ねじ112aに螺入することにより、小型ボトル用アダプター110が小型ボトルPBの注水口に固定される。一方、挿着筒部111は、嵌合筒部112の他端(下端)から下方に突出するよう嵌合筒部112に一体形成されて、嵌合筒部112と同軸状に延びると共に、給水棒40の差込筒部44の外径に対応する内径を有する円筒状をなし、その内周面111bにより給水棒40を着脱自在に密嵌できるようになっている。小型ボトル用アダプター110は、更に、前記内壁部113より小径の円筒状をなす挿入部114Xと前記挿入部114Xより小径の円筒状をなす案内筒部114Yとを同軸状に配置すると共に、それらを3個の連結片114Zにより連結している。挿入部114Xは、嵌合筒部112の一端(上端)から上方に突出するよう嵌合筒部112に一体形成されて、嵌合筒部112と同軸状に延びると共に、小型ボトルPBの注水口内に挿入自在な筒状(より小さい外径の円筒状)をなし、その先端に円形の弁座を形成している。なお、挿着筒部111、嵌合筒部112、内壁部113、挿入部114X、案内筒部114Y、連結片114Zは、ABS樹脂等の所定材料により一体形成されている。
更に、小型ボトル用アダプター110は、挿入部114Xの軸心に沿って往復移動自在となるよう、案内筒部114Y内に円柱状の芯棒115を取付けて、案内筒部114Yにより芯棒115を移動案内するようにしている。また、芯棒115の一端(上端)には逆コーン状の(合成ゴムやエラストマー等の弾性材料からなる)弁体116が挿着されると共に、芯棒115の上端の止部115aにより芯棒115に固着され、挿入部114X上端の弁座に着座して挿入部114Xの内部空間の流水路を水密に閉鎖するようになっている。更に、芯棒115の他端(下端)側には弾性体としての押圧コイルスプリング117が外嵌して配置されている。押圧コイルスプリング117は、図15(a)に示すように、内壁113及び案内筒部114Y間の下側に一体形成したバネ嵌合部114Zと、芯棒115の下端に形成した円盤状のフランジ部115bとの間に介装され、常には弁体116が挿入部114X上端の弁座に着座するよう、芯棒115を介して弁体116を付勢している。また、前記挿着筒部111の雄ねじ111aには、キャップ118が螺合されている。キャップ118は、合成ゴムやエラストマー等の弾性材料により形成され、その底壁中央部に円形の開口を有している。キャップ118の円形開口は、挿着筒部111の内周面111bの直径(内径)より若干小さい直径を有している。これにより、給水棒40の差込筒部44をキャップ118の円形開口に押し込むことで、弾性を有するキャップ118の円形開口の周縁部が、給水棒40の差込筒部44の外周面を水密に封止するようになっている。
また、図16及び図17に示すように、中型ボトル用アダプター120は、小型ボトル用アダプター110と基本的には同一構成であるが、中型ボトルMBの注水口の外周面の雄ねじを螺入自在な雌ねじ122aを、内壁部113ではなく嵌合筒部112の内周面に形成している。これは、中型ボトルMBの注水口の口径が小型ボトルPBの注水口の口径より大きいことによる。そして、中型ボトルMBの注水口を嵌合筒部112の一端(上端)から雌ねじ122aに螺入することで、中型ボトル用アダプター120が中型ボトルMBの注水口に固定される。
実施の形態1において、大型ボトルLBの場合は、その注水口の円形の開口から内部に前記給水棒40の差込筒部44を差込むことにより、給水棒40の差込筒部44の先端の押圧通45が大型ボトルLBの注水口の内部の弁体を押圧して、弁を弁座から離間して前記注水口を開放状態とし、これにより、大型ボトルLBの内部の水が給水棒40の差込筒部44の給水孔47から給水棒40の差込筒部44内に自重により流入し、給水棒40から磁気部材50を介して冷水タンク23内に自重により流入する。また、中型ボトルMBの場合は、その注水口の雄ねじを前記中型ボトル用アダプター120の嵌合筒部112の雌ねじ122aに螺入することにより、中型ボトルMBの注水口に中型ボトル用アダプター120を装着して、中型ボトル用アダプター120の弁体116及び挿入部114X上端の弁座を中型ボトルMBの注水口から内部に配置し、中型ボトル用アダプター120のキャップ118の円形開口から挿着筒部111内に給水棒40の差込筒部44を挿着することにより、給水棒40の先端の押圧部45によって中型ボトル用アダプター120の芯棒115の基端のフランジ部115bを押圧して、芯棒115を弾性体としての押圧コイルスプリング117の付勢力に抗して軸方向に移動することにより、中型ボトル用アダプター120の弁体115を挿入部114X上端の弁座から離間して開放し、これにより、中型ボトルMBの内部の水が給水棒40の差込筒部44の給水孔47から給水棒40内に自重により流入し、給水棒40及び磁気部材50を介して冷水タンク23内に自重により流入する。更に、小型ボトルPBの場合は、その注水口の雄ねじを小型ボトル用アダプター110の嵌合筒部112の雌ねじ112aに螺入することにより、小型ボトルPBの注水口に小型ボトル用アダプター110を装着して、小型ボトル用アダプター110の弁体116及び挿入部114X上端の弁座を小型ボトルPBの注水口から内部に配置し、小型ボトル用アダプター110のキャップ118の円形開口から挿着筒部111内に給水棒40の差込筒部44を挿着することにより、給水棒40の先端の押圧部45によって小型ボトル用アダプター110の芯棒115の基端のフランジ部115bを押圧して、芯棒115を弾性体としての押圧コイルスプリング117の付勢力に抗して軸方向に移動することにより、小型ボトル用アダプター110の弁体116を挿入部114X上端の弁座から離間して開放し、これにより、小型ボトルPBの内部の水が給水棒40の差込筒部44の給水孔48から給水棒40内に自重により流入し、給水棒40及び磁気部材50を介して冷水タンク23内に自重により流入する。なお、大型ボトルLB、中型ボトルMB、小型ボトルPBは、容量は大きく異なるが、それらの注水口周辺の傾斜湾曲面の曲率には大きな差はないため、差込口本体30の傾斜湾曲面34は、大型ボトルLB、中型ボトルMB、小型ボトルPBの注水口周辺の傾斜湾曲面とほぼ対応する傾斜湾曲面となる。なお、傾斜湾曲面の変わりに直線的な傾斜面を設けてもよい。ここで、実施の形態1では、前記差込口本体30及び給水棒40により、筐体10の上面に設けられ、少なくとも複数種類の給水源を選択的に連結して、給水通路に当該給水源からの給水を供給する給水部が構成されている。
図18は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの貯水部材を使用してウォーターディスペンサーを浄水器に接続した状態を示す説明図である。実施の形態1に係るウォーターディスペンサーは、図18に示すように、貯水部材210を備えるよう構成し、水栓250からの水道水を浄水器280により浄水として、その浄水を貯水部材210により差込口本体30内に導入して貯水するようにすることもできる。具体的には、貯水部材210は、蓋部211及び嵌合部212、導水部213、フロート214及び制御回路(図示略)を含む。嵌合部212は、蓋部211の下面に一体形成した短円筒状をなし、差込口本体30の上端の円形開口と同一の外径を有する。そして、嵌合部212を差込口本体30の上端の円形開口に嵌合することにより、蓋部211が差込口本体30の上端の円形開口に着脱自在に固定されて当該円形開口を閉塞する。また、導水部213は、蓋部211に設けられて導水管(ホース等)285を連結する。更に、導水部213は、導水管285からの流水を選択的に導入及び遮断するよう開閉制御される弁部材(図示略)を内装している。更に、フロート214は、蓋部211の内面(下面)側に取付けられて上下方向に傾動自在となり、フロート214の傾動状態に応じて、制御回路が導水部213の弁部材の開閉を制御する。そして、給水栓250の吐水口251に切替コック260を接続し、切替コック260の浄水器側吐水口261にホース等の導水管275の一端を接続すると共に、導水管275の他端を減圧弁270の流入口(一次側)に接続する。また、減圧弁270の流出口(二次側)にホース等の導水管276の一端を接続すると共に、導水管276の他端を浄水器280の原水給水口281に接続する。更に、浄水器280の浄水吐水口282にホース等の導水管285の一端を接続し、導水管285の他端を貯水部材210の導水部213に接続する。このように、貯水部材210の導水部213に導水管285を介して浄水器280の浄水吐水口282を接続することにより、給水源として、浄水器280からの浄水を使用することができる。
即ち、まず、貯水部材210の蓋部211下面のリング状の嵌合突起212をウォーターディスペンサーの差込口本体30の上端の円形開口に嵌合して固定する。これにより、蓋部211が差込口本体30の上端の円形開口を完全に閉塞し、外部からのほこり等の侵入を確実に防止する。この状態で、給水栓250を開栓すると共に切替コック260のレバー262を切替えて、給水栓250の吐水口251からの水道水を、切替コック260の浄水器側吐水口261から導水管275を経て減圧弁270に供給し、減圧弁270により原水圧力を所定圧(0.3MPa)に減圧した後、導水管276から浄水器280に給水する。そして、浄水器280による浄水を導水管285から貯水部材210の導水部213に供給する。すると、貯水部材210の導水部213から浄水が差込口本体30の内部に流下して貯留され、差込口本体30の内部の水位が給水棒40の差込筒部44の給水孔47に達したときに、差込筒部44の給水孔47から給水棒40の内部に流入し、給水棒40から磁気部材50を経て冷水タンク23内に流下する。一方、浄水器280からの浄水がウォーターディスペンサーの差込口本体30の内部に所定水位(満水位)まで貯留されたときには、貯水部材210のフロート214が所定の傾動状態(上方位置)となることで、貯水部材の制御回路により導水部213の弁部材を閉じて、浄水器280からの浄水を自動的に遮断して止水する。一方、差込口本体30の内部の水位が基準水位(例えば、給水棒40の給水孔48の位置)より低くなると、貯水部材210のフロート214が所定の傾動状態(下方位置)となることで、貯水部材の制御回路により導水部213の弁部材が開かれ、浄水器280からの浄水が導水部213から自動的に吐水される。なお、上記と同様にして、給水栓250からの原水を直接貯水部材210の導水部213に導入し、ウォーターディスペンサーに供給することもできる。このように、実施の形態1では、貯水部材210の導水部213に導水管285を介して給水栓250の吐水口251または浄水器280の浄水吐水口282を接続することにより、給水源として、水道管からの水道水及び浄水器からの浄水のいずれかを選択的に使用自在となる。そして、水道管からの水道水及び浄水器からの浄水がウォーターディスペンサーの差込口本体30の内部に所定水位貯留されたときに、貯水部材210のフロート214が所定の傾動状態となることで前記制御回路により導水部213の弁部材を閉じて、水道管からの水道水及び浄水器からの浄水を遮断する。
図19は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの給水ボトルに給水栓から水道水を充填する場合を示す説明図である。図19に示すように、実施の形態1に係るウォーターディスペンサーは、更に、給水ボトルとしての中型ボトルMB等の内部に投入される脱塩素剤カートリッジ(アルカリカートリッジ)151及びミネラル剤カートリッジ152を備えている。脱塩素剤カートリッジ(アルカリカートリッジ)151は、蓋部を有する透水性の円筒体であり、その内部には多数の(球状等の)小さい(脱塩素剤やアルカリ成分を含侵した)アルカリセラミックボール286が充填されている。また、ミネラル剤カートリッジ152は、蓋部を有する透水性の円筒体であり、その内部には多数の(球状等の)小さい(ビタミン等を含侵した)ミネラルセラミックボール287が充填されている。そして、中型ボトルMBまたは小型ボトルPB等の給水ボトルの内部に、脱塩素剤カートリッジ及びミネラル剤カートリッジの少なくともいずれか一つを投入した状態で、給水栓250の吐水口251からの水道水を給水ボトルの注水口から内部に充填する。これにより、給水ボトル内において、効果的に水道水の脱塩素を行い、また、ミネラル分抽出(水中への放散)を行うことができる。更に、この状態で、中型ボトルMBまたは小型ボトルPBの注水口に中型ボトル用アダプター120または小型ボトル用アダプター110を装着し、当該中型ボトル用アダプター120または小型ボトル用アダプター110を介して中型ボトルMBまたは小型ボトルPBを差込口本体30内に装着する。なお、脱塩素剤カートリッジ151及びミネラル剤カートリッジ152は、図1に示すように、大型ボトルLBに投入してもよい。
図1は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの外観(給水ボトルの装着状態)を示す正面図である。 図2は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの内部構成を示す(一部を破断した)正面図である。 図3は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの差込口本体に給水棒を装着した状態を示す正面図である。 図4は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの給水棒及び磁気部材の分解状態を示す正面図である。 図5は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの磁気部材を示し、(a)は正面図、(B)は側面図、(c)は平面図、(d)は上面左側から見た斜視図、(e)は上面右側から見た斜視図、(f)は下面左側から見た斜視図、(g)は下面右側から見た斜視図である。 図6は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの給水棒に磁気部材を装着した状態を下面側から見て示す斜視図である。 図7は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの差込口本体及び給水棒の分解状態を示す正面図である。 図8は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの給水棒に磁気部材を装着し、差込口本体にかかる給水棒を装着した状態を示す断面図である。 図9は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの分水盤に抗菌ケースを装着した状態を示し、(a)は抗菌ケースの蓋を取外して内部の抗菌剤を示す平面図、(b)は抗菌剤の蓋を取外した状態を示す正面図である。 図10は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの分水盤に抗菌ケースを装着した状態を示す断面図である。 図11は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの冷水ボタン及び温水ボタン部分を示す平面図である。 図12は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの支持脚を示し、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は底面図である。 図13は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する給水源としての小型ボトル(ペットボトル)に小型ボトル用アダプターを装着した状態を示す正面図である。 図14は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する小型ボトル用アダプターの各部品を示し、(a)はアダプターケースの平面図、(b)はアダプターケースの右半部を断面にて示す正面図、(c)は弁体を示す正面図である。 図15は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する小型ボトル用アダプターの組立状態(使用状態)を示し、(a)は弁体を弁座に着座させた非通水状態を示し、(b)は弁体を弁座から離間させた通水状態を示す。 図16は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する給水源としての中型ボトルに中型ボトル用アダプターを装着した状態を示す正面図である。 図17は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーで使用する中型ボトル用アダプターの組立状態(使用状態)を示し、弁体を弁座に着座させた非通水状態を示す。 図18は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの貯水部材を使用してウォーターディスペンサーを浄水器に接続した状態を示す説明図である。 図19は本発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサーの給水ボトルに給水栓から水道水を充填する場合を示す説明図である。
符号の説明
10:筐体、23:冷水タンク、27:温水タンク
30:差込口本体、33:小径円筒部(円頭部)、34:傾斜湾曲面(傾斜面)
40:給水棒、44:差込筒部、47:給水孔
50:磁気部材、52:通水路、54:保持凹部、55:磁石
60:分水盤、62:トレイ部、65:隔壁、67:導水孔、68:導水筒部
70:抗菌ケース、73:抗菌剤、92:耐震シート
110:小型ボトル用アダプター、111:挿着筒部、112:嵌合筒部
112a:雌ねじ、114X:挿入部、115:芯棒、116:弁体
117:押圧コイルスプリング(弾性体)、
120:中型ボトル用アダプター、122a:雌ねじ
151:脱塩素剤カートリッジ、152:ミネラル剤カートリッジ
210:貯水部材、211:蓋部、213:導水部、214:フロート
LB:大型ボトル、MB:中型ボトル、PB:小型ボトル

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、冷水を貯蔵する冷水タンクと、
    前記筐体の上面側に配置され、給水源の注水口を着脱自在に取付けることにより前記給水源の注水口と連通する給水孔を有すると共に、前記給水孔と前記冷水タンクとを連通し、前記給水源の注水口を取付けた状態で前記給水源と前記冷水タンクとを前記注水口及び前記給水孔を介して連通し、前記給水源の水を前記冷水タンク内に重力により供給する給水通路と、
    前記筐体の上面に設けられ、少なくとも複数種類の給水源を選択的に連結して、前記給水通路に当該給水源からの給水を供給する給水部と
    を備えることを特徴とするウォーターディスペンサー。
  2. 前記給水源として、大型ボトル、中型ボトル及び小型ボトルのいずれかの給水ボトルを選択的に使用自在としたことを特徴とする請求項1記載のウォーターディスペンサー。
  3. 前記大型ボトルは、先端に円形の開口を形成した所定口径の円筒状をなす注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面を形成した大型容器状をなして内部に水を充填し、前記注水口の内部に弁体を軸方向に往復移動自在に装着して前記弁体を前記注水口の内部に向かって軸方向に押圧することにより前記注水口を開放して内部の水を外部に給水するカスタムサイズのボトルであり、
    前記中型ボトルは、前記大型ボトルの注水口の口径より小さい口径の円筒状をなして先端に円形の開口を形成し、かつ、その外周面に雄ねじを形成した注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面を形成した中型容器状をなして内部に水を充填するカスタムサイズのボトルであり、
    前記小型ボトルは、前記中型ボトルの注水口の口径より小さい口径の円筒状をなして先端に円形の開口を形成し、かつ、その外周面に雄ねじを形成した注水口を有すると共に、当該注水口の基端外周面に連続してテーパー状の傾斜面を形成した市販の飲料容器として使用される標準規格サイズのボトルであり、
    更に、前記筐体の上面中央部に装着され、前記大型ボトルの注水口の外径と同一の内径を有して前記筐体の内部の前記冷水タンクに向かって延びる円筒状をなす円筒部と、前記円筒部の上端側に連続して一体形成され、前記給水ボトルの傾斜面に対応するテーパー状をなす傾斜面とを有する差込口本体と、
    前記差込口本体内部に同軸状に配置されて、前記差込口本体の円筒部より小径で、かつ、前記大型ボトルの注水口の先端の円形の開口と同一または若干小さい外径の円筒状をなして、前記筐体の内部の前記冷水タンクに向かって延び、一端に給水孔を形成すると共に他端に前記筐体内の冷水タンクに対向する開口を形成した給水棒と、
    前記中型ボトルの注水口の外周面の雄ねじを螺入自在な雌ねじを有し、前記中型ボトルの注水口を一端から前記雌ねじに螺入して前記注水口に固定されると共に、前記差込口本体の円筒部の内径と同一の外径を有する円筒状をなし、前記差込口本体の円筒部の内周面に着脱自在に密嵌自在な嵌合筒部と、前記嵌合筒部の他端から突出するよう前記嵌合筒部と同軸状に延びると共に、前記給水棒の外径に対応する内径を有する円筒状をなし、内周面により前記給水棒を着脱自在に密嵌自在な挿着筒部と、前記嵌合筒部の一端から突出するよう前記嵌合筒部と同軸状に延びると共に、前記中型ボトルの注水口内に挿入自在な筒状をなし、その先端に弁座を形成する挿入部と、前記挿入部の軸心に沿って往復移動自在に取付けた芯棒と、前記芯棒の一端に固着されて前記弁座に着座する弁体と、前記芯棒の他端側に配置され、常には前記弁体が前記弁座に着座するよう付勢する弾性体とを含む中型ボトル用アダプターと、
    前記小型ボトルの注水口の外周面の雄ねじを螺入自在な雌ねじを有し、前記小型ボトルの注水口を一端から前記雌ねじに螺入して前記注水口に固定されると共に、前記差込口本体の円筒部の内径と同一の外径を有する円筒状をなし、前記差込口本体の円筒部の内周面に着脱自在に密嵌自在な嵌合筒部と、前記嵌合筒部の他端から突出するよう前記嵌合筒部と同軸状に延びると共に、前記給水棒の外径に対応する内径を有する円筒状をなし、内周面により前記給水棒を着脱自在に密嵌自在な挿着筒部と、前記嵌合筒部の一端から突出するよう前記嵌合筒部と同軸状に延びると共に、前記小型ボトルの注水口内に挿入自在な筒状をなし、その先端に弁座を形成する挿入部と、前記挿入部の軸心に沿って往復移動自在に取付けた芯棒と、前記芯棒の一端に固着されて前記弁座に着座する弁体と、前記芯棒の他端側に配置され、常には前記弁体が前記弁座に着座するよう付勢する弾性体とを含む小型ボトル用アダプターとを備え、
    前記大型ボトルの場合は、その注水口の円形の開口から内部に前記給水棒を差込むことにより、前記給水棒の先端が前記注水口の内部の弁体を押圧して弁を弁座から離間して前記注水口を開放状態とし、これにより、前記大型ボトルの内部の水が前記給水棒の給水孔から前記給水棒内に自重により流入し、前記給水棒を介して前記冷水タンク内に自重により流入するようにし、
    前記中型ボトルの場合は、その注水口の雄ねじを前記中型ボトル用アダプターの嵌合筒部の雌ねじに螺入することにより、中型ボトルの注水口に中型ボトル用アダプターを装着して、前記中型ボトル用アダプターの弁体及び弁座を前記中型ボトルの注水口から内部に配置し、前記中型ボトル用アダプターの挿着筒部内に前記給水棒を挿着することにより、前記給水棒の先端によって前記中型ボトル用アダプターの芯棒の基端を押圧して、前記芯棒を前記弾性体の付勢力に抗して軸方向に移動することにより、前記中型ボトル用アダプターの弁体を前記弁座から離間して開放し、これにより、前記中型ボトルの内部の水が前記給水棒の給水孔から前記給水棒内に自重により流入し、前記給水棒を介して前記冷水タンク内に自重により流入するようにし、
    前記小型ボトルの場合は、その注水口の雄ねじを前記小型ボトル用アダプターの嵌合筒部の雌ねじに螺入することにより、小型ボトルの注水口に小型ボトル用アダプターを装着して、前記小型ボトル用アダプターの弁体及び弁座を前記小型ボトルの注水口から内部に配置し、前記小型ボトル用アダプターの挿着筒部内に前記給水棒を挿着することにより、前記給水棒の先端によって前記小型ボトル用アダプターの芯棒の基端を押圧して、前記芯棒を前記弾性体の付勢力に抗して軸方向に移動することにより、前記小型ボトル用アダプターの弁体を前記弁座から離間して開放し、これにより、前記小型ボトルの内部の水が前記給水棒の給水孔から前記給水棒内に自重により流入し、前記給水棒を介して前記冷水タンク内に自重により流入するようにした
    ことを特徴とする請求項2記載のウォーターディスペンサー。
  4. 更に、前記差込口本体の上端の開口に着脱自在に固定されて当該開口を閉塞する蓋部と、前記蓋部に設けられて導水管を連結すると共に前記導水管からの流水を選択的に導入及び遮断するよう開閉制御される弁部材を内装した導水部と、前記蓋部の内面側に取付けられて上下方向に傾動自在なフロートと、前記フロートの傾動状態に応じて前記導水部の弁部材の開閉を制御する制御回路とを含む貯水部材を備え、
    前記貯水部材の導水部に導水管を介して水道管の吐水口または浄水器の吐水口を接続することにより、前記給水源として、水道管からの水道水及び浄水器からの浄水のいずれかを選択的に使用自在とし、前記水道管からの水道水及び浄水器からの浄水が前記差込口本体の内部に所定水位貯留されたときに、前記フロートが所定の傾動状態となることで前記制御回路により前記導水部の弁部材を閉じて、前記水道管からの水道水及び浄水器からの浄水を遮断するようにしたことを特徴とする請求項3記載のウォーターディスペンサー。
  5. 更に、前記給水ボトルの内部に投入される脱塩素剤カートリッジ及びミネラル剤カートリッジの少なくともいずれか一つを備え、
    前記中型ボトルまたは前記小型ボトルの内部に前記脱塩素剤カートリッジ及びミネラル剤カートリッジの少なくともいずれか一つを投入した状態で水栓の吐水口からの水道水を前記給水ボトルの注水口から内部に充填すると共に、この状態で前記中型ボトルまたは前記小型ボトルの注水口に前記中型ボトル用アダプターまたは前記小型ボトル用アダプターを装着し、当該中型ボトル用アダプターまたは小型ボトル用アダプターを介して前記中型ボトルまたは前記小型ボトルを前記差込口本体内に装着するようにしたことを特徴とする請求項3記載のウォーターディスペンサー。
  6. 更に、前記筐体内において前記給水通路の流水経路上に配置され、前記給水通路の内部と磁気的に接続されて、前記給水通路を通過する水を磁気処理する磁気部材を備えることを特徴とする請求項1記載のウォーターディスペンサー。
  7. 前記磁気部材は、前記給水通路における前記冷水タンクと直近の端部位置において前記給水通路の軸心上に配置され、前記給水通路の直径より幅狭の通水路を有して、前記通水路の幅方向両側に当該通水路の断面積に応じた磁力の磁石を配置したものであることを特徴とする請求項6記載のウォーターディスペンサー。
  8. 前記給水通路は、先端に前記給水孔を形成した略円筒状の差込筒部と、前記差込筒部の基端に同軸状となるよう一体的に設けられ、底面を開口した短筒状の装着筒部とを有する略段付筒状の給水棒からなり、
    前記磁気部材は、前記給水棒の装着筒部の内部に嵌合保持されると共に、前記通水路をスロット状の孔として軸方向に貫通させ、前記通水路の幅方向両側に対向して、それぞれ、前記磁石を挿入保持する収容凹部を形成し、当該収容凹部にそれぞれ前記磁石を着脱自在に挿入して収容保持し、前記収容凹部に収容保持した前記磁石が前記水通路の断面積の一部と重複するようにしたことを特徴とする請求項7記載のウォーターディスペンサー。
    磁気処理効果がより一層高まる。
  9. 更に、前記冷水タンクの下流側に接続され、前記冷水タンク内の水を自重により内部に導入する温水タンクと、
    円形トレイ状をなすトレイ部、前記トレイ部の中心部から垂下する両端を開口した筒状の導水筒部、並びに、前記トレイ部に配置された抗菌剤を含む分水盤とを備え、
    前記分水盤を前記冷水タンク内に収容し、前記給水通路から前記冷水タンク内に導入した前記給水源の給水を、前記冷水タンク内に貯留することなく前記分水盤の導水筒部を介して通過させて前記温水タンクに導入する共に、前記給水通路からの給水を前記トレイ部により向きを変えて分流して、前記トレイ部の導水孔から前記冷水タンク内に導入して貯留する共に、前記トレイ部に配置した抗菌剤により抗菌処理して前記冷水タンク内に導入して貯留することを特徴とする請求項1または請求項6乃至8のいずれか1項記載のウォーターディスペンサー。
  10. 更に、前記冷水タンクの下流側に接続され、前記冷水タンク内の水を自重により内部に導入する温水タンクと、
    複数の導水孔及び前記複数の導水孔を2分するように延びる隔壁を有する円形トレイ状をなすトレイ部、前記トレイ部の中心部から垂下する両端を開口した筒状の導水筒部、並びに、前記トレイ部の複数の導水孔の少なくとも一つに挿着して配置されて内部に抗菌剤を収容する抗菌ケースを含む分水盤とを備え、
    前記分水盤を前記冷水タンク内に収容し、前記給水通路から前記冷水タンク内に導入した前記給水源の給水を、前記冷水タンク内に貯留することなく前記分水盤の導水筒部を介して通過させて前記温水タンクに導入する共に、前記給水通路からの給水を前記トレイ部により向きを変えて前記トレイ部の隔壁により分流して、前記複数の導水孔のうち前記抗菌ケースを設けない側の導水孔と前記抗菌ケースを設ける側の導水孔とに案内し、前記トレイ部の複数の導水孔のうち前記抗菌ケースを設けない導水孔から直接的に前記冷水タンク内に導入して貯留する共に、前記抗菌ケースを設けた導水孔からは前記抗菌ケース内の抗菌剤により抗菌処理して前記冷水タンク内に導入して貯留することを特徴とする請求項1または請求項6乃至8のいずれか1項記載のウォーターディスペンサー。
  11. 更に、前記筐体の底面に固着され、ウォーターディスペンサーの全重量に応じた面積及び厚みを有する耐震シートを備える請求項1記載のウォーターディスペンサー。
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