JP6040666B2 - ヒートポンプシステム - Google Patents

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本発明は、ヒートポンプを用いて各種流体を加熱するヒートポンプシステムに関するものである。たとえば、水を加熱して温水としたり、空気を加熱して温風としたりするためのヒートポンプシステムに関するものである。
従来、ヒートポンプを用いて温水を製造するシステムが知られている。たとえば、下記特許文献1に開示されるように、ボイラ(24)の給水タンク(23)への給水を、ヒートポンプ(12)を用いて加熱するシステムが知られている。
特開2010−25431号公報
しかしながら、従来、一般的に、ヒートポンプは単段で用いられるか、単に上下複数段にして用いられており、ヒートポンプシステムの効率に改善の余地がある。
本発明が解決しようとする課題は、各種流体を加熱するヒートポンプシステムにおいて、その効率を改善することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、第一凝縮器と第二凝縮器とを有する第一ヒートポンプと、前記第一凝縮器を兼ねる蒸発器を介して前記第一ヒートポンプと接続される第二ヒートポンプとを備え、前記第一ヒートポンプの蒸発器に外部から熱源流体が通されて、この蒸発器において熱源流体から熱をくみ上げ、前記第一ヒートポンプの第二凝縮器と、前記第二ヒートポンプの凝縮器とに、被加熱流体が循環することなく順に通され、前記第一ヒートポンプの蒸発器において、冷媒温度を一定に保つよう熱源流体が通され、縦軸に温度、横軸にエントロピーを示したT−S線図上において、前記第一ヒートポンプの膨張弁出口点(T ,S )と前記第二ヒートポンプの圧縮機出口点(T ,S )とを結んだ線上に、前記第二ヒートポンプの膨張弁出口点(T ,S )が配置されることを特徴とするヒートポンプシステムである。
請求項1に記載の発明によれば、被加熱流体は、第一ヒートポンプの第二凝縮器を通された後、第二ヒートポンプの凝縮器に通される。これにより、各ヒートポンプにおいてくみ上げる温度差を低減することができ、その分だけ圧縮機の電力を少なくでき、ヒートポンプシステムの効率を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、前記第一ヒートポンプの第二凝縮器と膨張弁との間に設置する過冷却器、または前記第一ヒートポンプの第二凝縮器において、前記第一ヒートポンプの冷媒が過冷却され、前記第二ヒートポンプの凝縮器と膨張弁との間に設置する過冷却器、または第二ヒートポンプの凝縮器において、前記第二ヒートポンプの冷媒が過冷却されることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプシステムである。
請求項2に記載の発明によれば、各ヒートポンプの冷媒を、膨張弁の入口側で過冷却することで、理想サイクルに近づけることができ、ヒートポンプシステムの効率を向上することができる。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記第一ヒートポンプの第二凝縮器と、前記第二ヒートポンプの凝縮器とに、前記被加熱流体としての水または空気が順に通され加熱されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプシステムである。
請求項3に記載の発明によれば、水を加熱して温水を製造するか、空気を加熱して温風を製造することができる。
本発明によれば、各種流体を加熱するヒートポンプシステムにおいて、その効率を改善することができる。
本発明のヒートポンプシステムの一実施例を示す概略図である。 理想サイクルのT−S線図である。 従来公知の単段のヒートポンプ(逆カルノーサイクル)のT−S線図である。 従来公知の単段のヒートポンプ(逆カルノーサイクル)において、膨張弁の入口側で冷媒を過冷却する場合のT−S線図である。 本実施例のヒートポンプシステムのT−S線図である。 本実施例のヒートポンプシステムにおいて、膨張弁の入口側で冷媒を過冷却する場合のT−S線図である。 図5または図6において、ヒートポンプの段数を増やした場合を示している。 三段のヒートポンプで構成した本発明のヒートポンプシステムの一例を示す概略図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のヒートポンプシステム1の一実施例を示す概略図である。本実施例のヒートポンプシステム1は、第一ヒートポンプ2と第二ヒートポンプ3とを備える。
第一ヒートポンプ2は、蒸気圧縮式のヒートポンプであり、本実施例では単段のヒートポンプから構成される。具体的には、第一ヒートポンプ2は、圧縮機4、凝縮器5,6、膨張弁7および蒸発器8が順次環状に接続されて構成される。ここで、第一ヒートポンプ2は、凝縮器として第一凝縮器5と第二凝縮器6とを備え、これら凝縮器5,6は、本実施例では直列に接続されている。つまり、第一ヒートポンプ2の圧縮機4からの冷媒は、第一凝縮器5と第二凝縮器6とを順に通された後、膨張弁7へ送られる。
圧縮機4は、ガス冷媒を圧縮して高温高圧にする。凝縮器5,6は、圧縮機4からのガス冷媒を凝縮液化する。膨張弁7は、凝縮器5,6からの液冷媒を通過させることで、冷媒の圧力と温度とを低下させる。さらに、蒸発器8は、膨張弁7からの冷媒の蒸発を図る。
従って、第一ヒートポンプ2は、蒸発器8において、冷媒が外部から熱を奪って気化する一方、凝縮器5,6において、冷媒が外部へ放熱して凝縮することになる。これを利用して、第一ヒートポンプ2は、蒸発器8において、熱源流体F1から熱をくみ上げ、凝縮器5,6において、他の流体を加熱する。
熱源流体F1は、特に問わないが、たとえば空気または排温水である。熱源流体F1は、第一ヒートポンプ2の冷媒に熱を与えつつ自身は温度低下を無視できる(つまり熱源流体F1は後述するように顕熱を放出するとしても、流速が速いなどにより温度変化を無視できる)か、温度低下が小さい流体が好適に用いられる。
なお、第一ヒートポンプ2の回路には、所望により、圧縮機4の出口側に油分離器を設置したり、凝縮器5,6の出口側に受液器を設置したり、圧縮機4の入口側にアキュムレータを設置したり、凝縮器5,6から膨張弁7への冷媒と蒸発器8から圧縮機4への冷媒とを混ぜることなく熱交換する液ガス熱交換器を設置したりしてもよい。このことは、第一ヒートポンプ2に限らず、第二ヒートポンプ3についても同様である。また、第一ヒートポンプ2や第二ヒートポンプ3が複数段の場合には、それを構成する各段のヒートポンプについても同様である。
第二ヒートポンプ3は、蒸気圧縮式のヒートポンプであり、本実施例では単段のヒートポンプから構成される。第二ヒートポンプ3は、基本的には前述した第一ヒートポンプ2と同様の構成である。つまり、第二ヒートポンプ3は、圧縮機9、凝縮器10、膨張弁11および蒸発器12が順次環状に接続されて構成される。但し、第二ヒートポンプ3は、第一ヒートポンプ2のように二つの凝縮器を備える必要はない。そして、第二ヒートポンプ3は、蒸発器12において、第一ヒートポンプ2から熱をくみ上げ、凝縮器10において、被加熱流体F2を加熱する。
第一ヒートポンプ2と第二ヒートポンプ3とは、次のようにして接続される。すなわち、第一ヒートポンプ2の圧縮機4からの冷媒と第二ヒートポンプ3の膨張弁11からの冷媒とを受けて、両冷媒を混ぜることなく熱交換する間接熱交換器13を備え、この間接熱交換器13が第一ヒートポンプ2の第一凝縮器5であると共に第二ヒートポンプ3の蒸発器12とされる。なお、各ヒートポンプ2,3の冷媒は、同一でもよいし、異ならせてもよい。
第一ヒートポンプ2の蒸発器8には熱源流体F1が通される。一方、第一ヒートポンプ2の第二凝縮器6と、第二ヒートポンプ3の凝縮器10とには、被加熱流体F2が順に通される。従って、ヒートポンプシステム1は、第一ヒートポンプ2の蒸発器8において、熱源流体F1から熱をくみ上げ、第一ヒートポンプ2の第二凝縮器6と第二ヒートポンプ3の凝縮器10とにおいて、被加熱流体F2を加熱する。
被加熱流体F2は、特に問わないが、たとえば水または空気である。被加熱流体F2は、各ヒートポンプ2,3の冷媒から熱を与えられ温度上昇する(つまり被加熱流体F2は顕熱を与えられる)のが好ましい。被加熱流体F2が水の場合、ヒートポンプシステム1は、水を加熱して温水を製造する。また、被加熱流体F2が空気の場合、ヒートポンプシステム1は、空気を加熱して温風を製造する。この製造された温風は、たとえば乾燥器にて用いられる。
本実施例のヒートポンプシステム1によれば、被加熱流体F2は、第一ヒートポンプ2の第二凝縮器6を通された後、第二ヒートポンプ3の凝縮器10に通される。これにより、各ヒートポンプ2,3においてくみ上げる温度差を低減することができ、その分だけ圧縮機4の電力を少なくでき、ヒートポンプシステム1の効率を向上することができる。
つまり、仮に、第一ヒートポンプ2の蒸発器8から、いきなり第二ヒートポンプ3の凝縮器10へ熱をくみ上げるとすれば、くみ上げる温度差が大きくなるが、本実施例のヒートポンプシステム1では、まずは第一ヒートポンプ2において、蒸発器8から第二凝縮器6へ熱をくみ上げるので、くみ上げる温度差が小さくなる。しかも、そのようにして第二凝縮器6で昇温後の被加熱流体F2を、第二ヒートポンプ3の凝縮器10でさらに昇温する構成であるから、第二ヒートポンプ3でくみ上げる温度差も小さくなる。一般に、ヒートポンプは、くみ上げる温度差が小さいほど効率がよいので、本実施例のヒートポンプシステム1によれば、くみ上げる温度差を低減して、効率向上を図ることができる。
ところで、後述する理由により、第一ヒートポンプ2の冷媒は、膨張弁7の入口側で過冷却されるのが好ましい。また同様に、第二ヒートポンプ3の冷媒は、膨張弁11の入口側で過冷却されるのが好ましい。このような過冷却は、各ヒートポンプ2,3の凝縮器6,10で行ってもよいし、図1において二点鎖線で示すように、第一ヒートポンプ2の第二凝縮器6と膨張弁7との間に過冷却器14を設けたり、第二ヒートポンプ3の凝縮器10と膨張弁11との間に過冷却器15を設けたりしてもよい。第一ヒートポンプ2の過冷却器14は、膨張弁7への冷媒を、第二凝縮器6への被加熱流体F2で過冷却する。また、第二ヒートポンプ3の過冷却器15は、膨張弁11への冷媒を、凝縮器10への被加熱流体F2で過冷却する。
図2は、熱を与える流体F1の入口部の温度がT、熱を与える流体F1の出口部の温度もTであり(つまり流体は潜熱を与える)、熱を与えられる流体F2の入口部の温度がT、熱を与えられる流体F2の出口部の温度がTである(つまり流体は顕熱を与えられる)条件において、理想的に熱をくみ上げる場合(以下、理想サイクルという。)のT−S線図である。つまり、縦軸が温度、横軸がエントロピーを示している。
この理想サイクルつまり実線で囲まれた三角形の面積が、前記条件を実現するための最小動力(理想動力)となる。つまり、このときの圧縮機動力は最小となる。
ヒートポンプの冷媒として二酸化炭素(CO)を用いた場合、原理的には理想サイクルを描くが、膨張弁において無駄に捨てられるエネルギが大きく、単位出熱量当たりの圧縮機動力が上昇することになる。また、高圧側が臨界点を超えて超臨界状態となり、圧力が高く、耐圧設計が厳しくなる。
一般的な冷媒(たとえばR−134aのようなHFC冷媒)を用いた従来のヒートポンプサイクルでは、図3に示すサイクルとなり、圧縮機動力は大きくなる。つまり、図3は、従来公知の単段のヒートポンプ(逆カルノーサイクル)のT−S線図であり、膨張弁出口損失および圧縮機過熱損失を無視し、熱交換性能を無限大とした場合を示している。この場合、圧縮機動力は、理想サイクルと比べて大きくなる。仮にヒートポンプを上下二段にしても同様である。
図2と図3とを比較すると、図3の四角形の面積から図2の三角形の面積を引いた分が、理想サイクルと比べて余分な動力といえ、その分だけ成績係数は低下する。なお、図4に示すように、膨張弁の入口側で冷媒を過冷却することで、必要な動力を削減し、ヒートポンプの効率は改善できる。
一方、図5は、本実施例のヒートポンプシステム1のT−S線図である。この場合、圧縮機動力は、図3の従来公知の単段のヒートポンプと比べて3/4倍(1/4倍の削減)となる。つまり、図3と比べて、左上の箇所が欠けることで、この分だけ動力を軽減して、ヒートポンプの効率を増すことができる。なお、図6に示すように、各膨張弁7,11の入口側で冷媒を過冷却することで、必要な動力をさらに削減し、ヒートポンプの効率をさらに改善することができる。
さて、図5および図6では、段数を二段としたが、段数を増やせば、図7に示すように、サイクルで囲まれる面積をさらに少なくすることができ、ヒートポンプシステム1の効率をさらに向上することができる。段数を無限大とした場合、理論上、圧縮機動力が半分となる。つまり、従来公知の単段のヒートポンプの効率の2倍とできる。段数を増やしたヒートポンプシステム1の具体的構成については、後述する。
ところで、図2の理想サイクルに近づけるには、次のように構成するのが好ましい。つまり、第一ヒートポンプ2の蒸発器8において、冷媒温度(T)を一定に保つために、熱源流体F1から潜熱を奪うか、あるいは顕熱を奪うとしても、流速が速いなどにより温度変化を無視できるのが好ましい。また、第一ヒートポンプ2の凝縮器5,6(および膨張弁7)と、第二ヒートポンプ3の凝縮器10(および膨張弁11)において、冷媒温度(T→T)を徐々に下げるために、被加熱流体F2に顕熱を与える、言い換えれば被加熱流体F2は徐々に昇温されるのが好ましい。
前記実施例では、第一ヒートポンプ2を単段で構成し、第二ヒートポンプ3も単段で構成したが、各ヒートポンプ2,3の段数は適宜に変更可能である。言い換えれば、前記実施例では、単段の第一ヒートポンプ2と単段の第二ヒートポンプ3とを組み合わせて、ヒートポンプシステム1全体でみるとあたかも二段のヒートポンプで構成した例を示したが、ヒートポンプシステム1を構成するヒートポンプの段数は適宜に変更可能である。
たとえば、図8は、第一ヒートポンプ2を上下二段で構成し、第二ヒートポンプ3を単段で構成した例を示している。言い換えれば、ヒートポンプシステム1を三段のヒートポンプから構成している。最上段のヒートポンプ(第二ヒートポンプ3)を除き、各ヒートポンプ(各段の第一ヒートポンプ2A,2B)の凝縮器として第一凝縮器5A,5Bと第二凝縮器6A,6Bとが設置され、第一凝縮器5A,5Bで上下隣接するヒートポンプ同士が接続される。そして、被加熱流体F2は、最下段のヒートポンプから順次上段のヒートポンプへと、それぞれの第二凝縮器6B,6Aを順に通された後、第二ヒートポンプ3の凝縮器10に通される。一方、熱源流体F1は、第一ヒートポンプ2の最下段の蒸発器8Bに通される。
このヒートポンプシステム1でも、各段のヒートポンプ2A,2B,3の冷媒は、膨張弁7A,7B,11の入口側で過冷却されてもよい。そのために、各段のヒートポンプ2A,2B,3には、膨張弁7A,7B,11の手前側に過冷却器14A,14B,15を設けてもよい。
本発明のヒートポンプシステム1は、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。たとえば、前記実施例では、上下のヒートポンプは、間接熱交換器13で接続されたが、中間冷却器で接続されてもよい。つまり、複数段(多段)のヒートポンプには、一元多段のヒートポンプの他、複数元(多元)のヒートポンプ、あるいは両者の組合せのヒートポンプが含まれる。
さらに、前記実施例では、第一ヒートポンプ2の第一凝縮器5と第二凝縮器6とは直列に接続したが、場合によりその接続順序を逆にしてもよい。あるいは、第一ヒートポンプ2の第一凝縮器5と第二凝縮器6とは、場合により並列に接続してもよい。このように、第一凝縮器5、第二凝縮器6および過冷却器14の配置は、適宜に変更可能である。
1 ヒートポンプシステム
2 第一ヒートポンプ
3 第二ヒートポンプ
4 (第一ヒートポンプの)圧縮機
5 (第一ヒートポンプの)第一凝縮器
6 (第一ヒートポンプの)第二凝縮器
7 (第一ヒートポンプの)膨張弁
8 (第一ヒートポンプの)蒸発器
9 (第二ヒートポンプの)圧縮機
10 (第二ヒートポンプの)凝縮器
11 (第二ヒートポンプの)膨張弁
12 (第二ヒートポンプの)蒸発器
13 間接熱交換器
14 (第一ヒートポンプの)過冷却器
15 (第二ヒートポンプの)過冷却器

Claims (3)

  1. 第一凝縮器と第二凝縮器とを有する第一ヒートポンプと、
    前記第一凝縮器を兼ねる蒸発器を介して前記第一ヒートポンプと接続される第二ヒートポンプとを備え、
    前記第一ヒートポンプの蒸発器に外部から熱源流体が通されて、この蒸発器において熱源流体から熱をくみ上げ
    前記第一ヒートポンプの第二凝縮器と、前記第二ヒートポンプの凝縮器とに、被加熱流体が循環することなく順に通され
    前記第一ヒートポンプの蒸発器において、冷媒温度を一定に保つよう熱源流体が通され、
    縦軸に温度、横軸にエントロピーを示したT−S線図上において、前記第一ヒートポンプの膨張弁出口点(T ,S )と前記第二ヒートポンプの圧縮機出口点(T ,S )とを結んだ線上に、前記第二ヒートポンプの膨張弁出口点(T ,S )が配置される
    ことを特徴とするヒートポンプシステム。
  2. 前記第一ヒートポンプの第二凝縮器と膨張弁との間に設置する過冷却器、または前記第一ヒートポンプの第二凝縮器において、前記第一ヒートポンプの冷媒が過冷却され、
    前記第二ヒートポンプの凝縮器と膨張弁との間に設置する過冷却器、または第二ヒートポンプの凝縮器において、前記第二ヒートポンプの冷媒が過冷却される
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプシステム。
  3. 前記第一ヒートポンプの第二凝縮器と、前記第二ヒートポンプの凝縮器とに、前記被加熱流体としての水または空気が順に通され加熱される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプシステム。
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