JP6040607B2 - 走行制御装置及び走行制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車線変更をする車両の走行を制御する走行制御装置及び走行制御方法に関する。
運転者の負担となり得る運転操作として車線変更がある。車線変更を支援する車線変更支援装置として、例えば、他車までの距離と他車の速度に基づいて他車に対する衝突危険度を算出し、衝突危険度に基づいて、車線変更の可否を判定し、車線変更不可と判定する場合において、車線変更するための待機位置に移動するように自車の速度を制御する走行支援装置が特許文献1に記載されている。
特開2009−78735号公報
しかしながら、特許文献1に記載の走行支援装置は、車線変更不可と判定され、待機位置に移動した場合、車線変更先の車線を走行中の他車が車間距離を空けてくれるまで待機位置で待機することになる。このように、1つの目標スペースが保持されたままでは、車線変更を完了するまでに長い時間がかかってしまう恐れがあった。
本発明は、上記問題点を鑑み、迅速かつ安全に車線変更できる可能性が高い走行制御装置及び走行制御方法を提供することを目的とする。
自車状態検出部は、自車の位置および速度を検出する。他車検出部は、自車の周囲を走行する他車の位置および速度を検出する。車線情報取得部は、自車が走行する車線および自車の車線変更先の車線に関する車線情報を取得する。ギャップ検出部は、自車の車線変更先の車線に、車線変更先の車線を走行する他車により形成される車間距離としてのギャップを検出する。譲歩確率算出部は、前記ギャップ検出部と前記他車検出部により検出された前記ギャップのそれぞれ後方に位置する他車である後方車両の速度に基づいて、前記後方車両が、それぞれ前方のギャップを自車に譲る確率を示す譲歩確率を、前記ギャップ毎に算出する。推定所要時間算出部は、前記自車状態検出部が検出した自車の位置から、自車の進行方向において、前記ギャップ検出部により検出された前記ギャップに対応する位置までの距離、および前記譲歩確率算出部が算出した譲歩確率に基づいて、自車が前記ギャップに車線変更を完了するまでの推定所要時間を算出する。目標ギャップ設定部は、前記推定所要時間算出部が算出した推定所要時間が、最も短くなる前記ギャップを、自車の目標ギャップとして設定する。車両速度制御部は、前記目標ギャップ設定部が設定した目標ギャップに向けて、自車の速度を制御する。
本発明によれば、車線変更先の車線を走行する他車に形成されるギャップのうち、最も早く到達可能なギャップを目標として設定することにより、迅速かつ安全に車線変更できる可能性が高い走行制御装置及び走行制御方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る走行制御装置の基本的な構成を説明する模式的なブロック図である。 本発明の実施の形態に係る走行制御装置の適用例を説明する模式的な図である。 本発明の実施の形態に係る走行制御装置が備える車線変更処理部の動作を説明する模式的な図である。 本発明の実施の形態に係る走行制御装置が備える車線変更処理部の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る走行制御装置が用いる譲歩確率の基本確率分布を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る走行制御装置が用いる後方車両の速度の確率分布を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る走行制御装置の推定所要時間算出部が用いる所要時間の確率分布を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る走行制御装置が備える交通状態算出部の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る走行制御方法の一例を説明するフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、下記の実施の形態に例示した装置や方法に特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(走行制御装置)
本発明の実施の形態に係る走行制御装置は、図1に示すように、自車状態検出部11と、他車検出部12と、車線情報取得部13と、通信部14と、車線変更処理部2と、車両速度制御部3と、交通状態算出部4とを備える。本発明の実施の形態に係る走行制御装置は、図2に示すように、車両(自車)Cに搭載され、自車Cが車線変更する場合において、変更先の車線を走行する他車Q等を考慮して自車Cの走行を制御する。
自車状態検出部11は、自車Cの速度、現在位置等の走行状態を自車状態として検出する。他車検出部12は、自車Cの周囲を走行する他車Qの位置および速度を検出する。車線情報取得部13は、地図情報を有し、自車Cから所定距離内の、自車C走行する車線と、自車Cの車線変更先の車線の形状、距離等の構造を車線情報として取得する。通信部14は、外部と無線通信する。
図2に示す例では、他車検出部12は、変更先の車線を走行する3台の他車Q,Q,Qと、他車Q,Q,Qの速度をそれぞれ検出する。本発明の実施の形態に係る走行制御装置は、他車Q,Q,Qの前方のギャップG,G,Gのうち、最も早くに到達可能なギャップGを選択して自車Cの走行を制御する。
車線変更処理部2は、ギャップ検出部21と、譲歩確率算出部22と、推定所要時間算出部23と、目標ギャップ設定部24とを備える。車線変更処理部2は、車線情報取得部13から取得した車線情報、他車検出部12が検出した他車Qに関する情報、通信部14から取得した交通情報等に応じて、自車Cが車線変更する必要があるか否かを判定する。車線変更処理部2の各部は、自車Cが車線変更する必要があると判定された場合において、車線変更のための演算処理を開始する。
車線変更処理部2は、図3に示すように、自車Cの車線変更先の車線を走行する他車Q毎に決定される領域である視認可能領域NZを設定し、設定した視認可能領域NZの時間推移を他車Qの速度から推定する。視認可能領域NZは、車線変更先の車線を走行する他車Qから視認可能な領域であることを示し、自車Cが走行する車線上の、各他車Qの斜め前方に位置する。
車線変更処理部2は、例えば、他車Qの視野Eに基づいて、他車Qの走行方向から角度θを有して所定距離以内の領域のうち、自車Cの走行車線と変更先の車線との境界線からの幅が余裕W以上となる領域を視認可能領域NZとして決定する。余裕Wは、境界線から自車Cまでの距離を想定し、例えば約10cm〜約1m程度とすることができる。
他車Qの視認可能領域NZを決定する角度θは、図4に示すように、他車検出部12が検出した他車Qの速度vに応じて、100km/hまでは線形に、100km超えてからは非線形に、速度vが大きくなる程小さくなるような値とすることができる。車線変更処理部2は、他車Qの速度vに応じて角度θを決定することにより、他車Qから視認できる可能性が高い領域を視認可能領域NZとして決定することができる。
ギャップ検出部21は、自車Cの車線変更先の車線に、車線変更先の車線を走行する他車Qにより形成される車間距離としてのギャップGを検出する。ギャップ検出部21は、他車検出部12が検出した他車Qの位置、速度に基づいて、他車Qの間のギャップGを検出する。
譲歩確率算出部22は、ギャップGのそれぞれ後方に位置する他車Qである後方車両(ギャップGの場合他車Q)の速度に基づいて、後方車両が、それぞれ前方の車間距離を空けることによりギャップGを自車Cに譲る確率を示す譲歩確率Yを、ギャップG毎に算出する。
譲歩確率算出部22は、例えば図5に示すように、自車Cが、後方車両の視認可能領域NZに進入した場合において、進入から所定時間まで増加し、所定時間経過後は減少するような式(1)に示す基本確率pbase(t)譲歩確率Yとして算出する。
P(Y)=pbase(t) …(1)
図5に示す例では、時間Tが後方車両の運転者による自車Cに対する認知時間のばらつき、時間Tが後方車両の運転者によるギャップの譲歩に対する判断時間のばらつき、を示し、時間Tが、時間Tを経過した後に、時間の経過とともに譲歩確率Yが低下していくことを示している。
譲歩確率算出部22は、基本確率pbase(t)を譲歩確率Yとして算出した後、後方車両の速度vrearに基づいて、算出した譲歩確率を逐次補正することができる。
譲歩確率算出部22は、例えば図6に示すように、式(2)に示す、後方車両が前方のギャップGを自車Cに譲る場合の後方車両の速度vrearの確率分布、および式(3)に示す、譲らない場合の速度vrearの確率分布を予め保持する。譲歩確率算出部22は、基本確率pbase(t)を譲歩確率Yとして算出した後、式(2)、(3)に示す後方車両の速度vrearの確率分布に基づいて、式(4)に示すように、ベイズの定理を用いて、算出した譲歩確率Yを補正する。
Figure 0006040607
Figure 0006040607
Figure 0006040607
また、譲歩確率算出部22は、他車検出部12が、自車Cが走行する車線を走行する先行車を検出する場合において、算出した譲歩確率を補正するようにしてもよい。例えば、譲歩確率算出部22は、検出された先行車が自車Cの車線変更先の車線に車線変更した場合において、先行車が車線変更したギャップGの1つ後方のギャップGの譲歩確率が大きくなるように補正して算出する。
推定所要時間算出部23は、自車状態検出部11が検出した自車Cの位置から各ギャップGまでの距離、および譲歩確率算出部22が算出した譲歩確率Yに基づいて、自車Cが各ギャップGに車線変更を完了するまでの推定所要時間Tを算出する。
推定所要時間算出部23は、例えば図7に示すように、自車Cが、ギャップGの横(自車Cの進行方向においてギャップGに対応する位置)に到達してから、後方車両が前方のギャップGを自車Cに譲るまでの所要時間twaitの確率分布pを予め保持する。補正後の譲歩確率Yをpとすると、pは、式(5)のように表すことができる。
Figure 0006040607
推定所要時間算出部23は、例えば式(7)を用いて、保持する所要時間twaitの確率分布pおよび譲歩確率算出部22が算出した確率p に基づいて、推定所要時間Tを算出する。tgapは、自車CがギャップGの横に到達するまでの移動時間であり、ギャップGまでの距離に依存する。tsteerは、操舵開始から終了までの一定時間、p(twait;p)は、後方車両がギャップGを譲る場合の待機時間分布、tmaxは、後方車両がギャップGを譲らず、他のギャップGに自車Cが車線変更を完了するまでの所定の待機時間を示している。
また、推定所要時間算出部23は、保持する所要時間の確率分布を、他車検出部12により検出される、後方車両の車種によって変更するようにしてもよい。
Figure 0006040607
目標ギャップ設定部24は、推定所要時間算出部23が算出した推定所要時間Tが、最も短くなるギャップGを目標ギャップとして設定する。目標ギャップ設定部24は、目標ギャップを設定した後、推定所要時間算出部23が他のギャップGについて算出した推定所要時間Tが、既に設定した目標ギャップの推定所要時間Tよりも所定の時間以上短くなる場合において、他のギャップGを目標ギャップとして再設定する。
車両速度制御部3は、目標ギャップ設定部24が設定した目標ギャップに向けて、自車の速度を制御し、自車Cの走行を制御する。
交通状態算出部4は、他車検出部12が検出した変更先の車線を走行する他車Qの平均速度および車両密度を交通状態として算出し、算出された交通状態に基づいて、車線変更処理部2の各部による演算処理の実行の可否を判定する。車線変更処理部2の各部は、交通状態に基づく交通状態算出部4の判定に基づいて、それぞれ演算処理を実行する。
交通状態算出部4は、例えば、図8に示すように、変更先の車線(本線)を走行する他車Qの平均速度vavおよび車両密度Dに応じて、変更先の車線の交通状態を、自由流、飽和交通流、渋滞流等に類別して保持する。概ね、自由流は車両密度Dが低い状態、渋滞流は車両密度Dが高く平均速度vavが低い状態、飽和交通流は車両密度Dが高く平均速度vavが高い状態とすることができ、遷移領域として自由流と飽和交通流との間の状態を定義することができる。
交通状態算出部4は、例えば、算出した平均速度および車両密度が、自由流または渋滞流の場合、車線変更処理部2による演算処理を実行しないと判定し、飽和交通流の場合、車線変更処理部2による演算処理を実行する判定する。これにより、交通状態算出部4は、自由流、渋滞流のように、本発明の実施の形態に係る走行制御装置による制御が不要な状態において、自車Cの走行が制御されることを防止できる。反対に、交通状態算出部4は、遷移領域のように、車線変更が運転者の負担となり得る状態において、自車Cの走行が適正に制御されるようにすることができる。
図7に示す遷移領域については、例えば、基準となる速度vavs、車両密度Dを設定し、算出した平均速度および車両密度が、それぞれ速度vavs以下、且つ車両密度D以下の場合、車線変更処理部2による演算処理を実行しないと判定するようにすればよい。
また、交通状態算出部4は、他車検出部12が他車を検出できず、変更先の車線の交通状態が算出できない場合において、通信部14を介して外部から交通情報を取得し、取得した交通情報に基づいて、変更先の車線の交通状態を算出するようにしてもよい。交通状態算出部4は、場所、時間帯等、過去の交通状態の統計情報に基づいて、変更先の車線の交通状態を算出するようにしてもよい。
(走行制御方法)
図9のフローチャートを用いて、本発明の実施の形態に係る走行制御装置における走行制御方法の一例を説明する。以下の説明では、走行制御装置が適用された自車Cは、走行中の車線から、隣接する車線へ車線変更する場合において、自動的に走行を制御する自動運転車両として説明する。
先ず、ギャップ検出部21は、自車Cの車線変更先の車線に、他車検出部12により検出され、車線変更先の車線を走行する他車Qが形成するギャップGを検出する。
ステップS101において、車線変更処理部2は、ギャップGの後方の後方車両に視認可能領域NZを設定し、自車状態検出部11が取得する自車状態に基づいて、自車Cが視認可能領域NZ内に進入したか否かを判定する。
ステップS101において自車Cが視認可能領域NZ内に進入したと判定された場合、ステップS102において、譲歩確率算出部22は、視認可能領域NZ内進入後の経過時間を測定する。ステップS101において自車Cが視認可能領域NZ内に進入していないと判定された場合は、ステップS112において、車両速度制御部3は、ギャップGに向けて自車Cの走行を制御し、ステップS113に進む。
ステップS103において、譲歩確率算出部22は、後方車両が、それぞれ前方の車間距離を空けることによりギャップGを自車Cに譲る確率を示す譲歩確率Yを、基本確率pbase(t)から算出する。
ステップS104において、他車検出部12は、ギャップGの後方車両の速度を検出する。ステップS105において、譲歩確率算出部22は、ステップS104において他車検出部12が検出した後方車両の速度に基づいて、後方車両が、それぞれ前方のギャップを自車Cに譲る確率を示す譲歩確率Yを算出し、ステップS103において算出された譲歩確率Yを逐次補正する。
ステップS106において、推定所要時間算出部23は、自車Cの位置からギャップGまでの距離、および譲歩確率算出部22が算出した譲歩確率Yに基づいて、自車CがギャップGに車線変更を完了するまでの推定所要時間Tを算出する。
ステップS107において、譲歩確率算出部22は、ステップS101におけるギャップGと異なる他のギャップGを代替ギャップとして、代替ギャップついて、譲歩確率Yを算出する。ステップS108において、推定所要時間算出部23は、ステップS107における代替ギャップについて、推定所要時間Tを算出する。
ステップS109において、目標ギャップ設定部24は、ステップS108において算出した代替ギャップに対する推定所要時間Tが、ステップS101におけるギャップGに対する推定所要時間Tより長いか否かを判定する。
ステップS109において代替ギャップに対する推定所要時間Tの方が長いと判定された場合、ステップS110において、目標ギャップ設定部24は、ステップS101におけるギャップGを目標ギャップとして設定する。ステップS109において代替ギャップに対する推定所要時間Tの方が長いと判定されない場合、ステップS111において、目標ギャップ設定部24は、代替ギャップを目標ギャップとして設定する。
ステップS113において、目標ギャップ設定部24は、目標に設定したギャップに向けて走行するための目標車速を算出する。ステップS114において、車両速度制御部3は、目標ギャップ設定部24が設定した目標車速に応じて、自車の速度を制御し、自車Cの走行を制御する。
本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、車線変更先の車線を走行する他車に形成されるギャップのうち、最も早く到達可能なギャップを目標として設定することにより、迅速かつ安全に車線変更することが可能である。また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、ギャップの後方車両の速度に基づいて、ギャップを自車に譲る確率を算出することにより、早く到達可能なギャップを精度よく判定できる。
また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、交通状態算出部4を備えることにより、条件が不適切な状態で車線変更の制御が行われることを防止することができる。
また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、譲歩確率算出部22が、
基本確率分布から譲歩確率Yを算出することにより、後方車両の運転者の認知、判断特性を考慮して精度よく譲歩確率Yを算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、譲歩確率算出部22が、後方車両の速度に基づいて譲歩確率を補正することにより、実際の後方車両の挙動に応じて精度よく譲歩確率Yを算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、譲歩確率算出部22が、後方車両の速度の確率分布を予め保持することにより、実際の後方車両の挙動に応じて精度よく譲歩確率Yを算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、推定所要時間算出部23が、車線変更に十分な距離を有するまでの所要時間の確率分布を予め保持することにより、精度よく推定所要時間Tを算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、推定所要時間算出部23が、予め保持する所要時間の確率分布を後方車両の車種によって変更することにより、実際の後方車両に応じて精度よく推定所要時間Tを算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、譲歩確率算出部22が、先行車が車線変更したギャップの1つ後方のギャップの譲歩確率が大きくなるように算出することにより、実際の先行車の挙動によって行われる典型的な運転動作に応じた譲歩確率Yを算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る走行制御装置によれば、目標ギャップ設定部24が、ギャップ同士の推定所要時間の差が所定値以上とならなければ目標ギャップの再設定を行わないようにすることにより、目標ギャップが頻繁に再設定されることを防止することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、既に述べた実施の形態においては、他車検出部12が、自車Cと車線変更を完了すべき位置との間を走行する先行車を検出した場合において、車線変更処理部2の各部は、先行他車について、自車Cと同様のアルゴリズムを適用するようにしてもよい。このとき、目標ギャップ設定部24は、先行車の車線変更の目標を設定し、自車の目標を、先行他車の目標より後方に設定する。これにより、目標ギャップ設定部24は、先行他車に対して、より安全な目標を設定することができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
2 車線変更処理部
3 車両速度制御部
4 交通状態算出部
11 自車状態検出部
12 他車検出部
13 車線情報取得部
14 通信部
21 ギャップ検出部
22 譲歩確率算出部
23 推定所要時間算出部
24 目標ギャップ設定部

Claims (10)

  1. 自車の位置および速度を検出する自車状態検出部と、
    自車の周囲を走行する他車の位置および速度を検出する他車検出部と、
    自車が走行する車線および自車の車線変更先の車線に関する車線情報を取得する車線情報取得部と、
    自車の車線変更先の車線に、車線変更先の車線を走行する他車により形成される車間距離としてのギャップを検出するギャップ検出部と、
    前記ギャップ検出部と前記他車検出部により検出された前記ギャップのそれぞれ後方に位置する他車である後方車両の速度に基づいて、前記後方車両が、それぞれ前方のギャップを自車に譲る確率を示す譲歩確率を、前記ギャップ毎に算出する譲歩確率算出部と、
    前記自車状態検出部が検出した自車の位置から、自車の進行方向において、前記ギャップ検出部により検出された前記ギャップに対応する位置までの距離、および前記譲歩確率算出部が算出した譲歩確率に基づいて、自車が前記ギャップに車線変更を完了するまでの推定所要時間を算出する推定所要時間算出部と、
    前記推定所要時間算出部が算出した推定所要時間が、最も短くなる前記ギャップを、自車の目標ギャップとして設定する目標ギャップ設定部と、
    前記目標ギャップ設定部が設定した目標ギャップに向けて、自車の速度を制御する車両速度制御部と
    を備えることを特徴とする走行制御装置。
  2. 前記他車検出部が検出した車線変更先の車線を走行する他車の平均速度および車両密度から交通状態を算出し、算出した交通状態に基づいて、前記目標ギャップ設定部による演算処理の実行の可否を判定する交通状態算出部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の走行制御装置。
  3. 前記譲歩確率算出部は、自車が、前記後方車両から視認可能な視認可能領域に進入した場合において、進入から所定時間まで増加し、前記所定時間経過後は減少するような分布となる基本確率を譲歩確率として算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の走行制御装置。
  4. 前記譲歩確率算出部は、前記基本確率を譲歩確率として算出した後、前記後方車両の速度に基づいて、前記算出した譲歩確率を補正することを特徴とする請求項3に記載の走行制御装置。
  5. 前記譲歩確率算出部は、前記後方車両が前方のギャップを自車に譲る場合および譲らない場合の、前記後方車両の速度の確率分布を予め保持し、前記基本確率を譲歩確率として算出した後、前記後方車両の速度の確率分布に基づいて、前記算出した譲歩確率を補正することを特徴とする請求項3に記載の走行制御装置。
  6. 前記推定所要時間算出部は、自車の進行方向に沿う方向において、前記ギャップに対応する位置に到達してから、前記後方車両が前方のギャップを自車に譲ることにより、前記ギャップが、車線変更に十分な距離を有するまでの所要時間の確率分布を予め保持し、前記所要時間の確率分布および前記譲歩確率に基づいて、前記推定所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  7. 前記推定所要時間算出部は、前記所要時間の確率分布を、前記後方車両の車種によって変更することを特徴とする請求項6に記載の走行制御装置。
  8. 前記譲歩確率算出部は、自車が走行する車線を走行する先行車が、自車の車線変更先の車線に車線変更した場合において、前記先行車が車線変更したギャップの1つ後方のギャップの譲歩確率が大きくなるように補正して算出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  9. 前記目標ギャップ設定部は、前記目標ギャップを設定した後、前記推定所要時間算出部が他のギャップについて算出した前記推定所要時間が、前記設定した目標ギャップの前記推定所要時間よりも所定の時間以上短くなる場合において、前記他のギャップを目標ギャップとして設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  10. 自車の位置および速度を検出する自車状態検出ステップと、
    自車の周囲を走行する他車の位置および速度を検出する他車検出ステップと、
    自車が走行する車線および自車の車線変更先の車線に関する車線情報を取得する車線情報取得ステップと、
    自車の車線変更先の車線に、車線変更先の車線を走行する他車により形成される車間距離としてのギャップを検出するギャップ検出ステップと、
    前記ギャップ検出ステップと前記他車検出ステップにより検出された前記ギャップのそれぞれ後方に位置する他車である後方車両の速度に基づいて、前記後方車両が、それぞれ前方のギャップを自車に譲る確率を示す譲歩確率を、前記ギャップ毎に算出する譲歩確率算出ステップと、
    前記自車状態検出ステップにおいて検出した自車の位置から、自車の進行方向において、前記ギャップ検出ステップにより検出された前記ギャップに対応する位置までの距離、および前記譲歩確率算出ステップにおいて算出した譲歩確率に基づいて、自車が前記ギャップに車線変更を完了するまでの推定所要時間を算出する推定所要時間算出ステップと、
    前記推定所要時間算出ステップにおいて算出した推定所要時間が、最も短くなる前記ギャップを、自車の目標ギャップとして設定する目標ギャップ設定ステップと、
    前記目標ギャップ設定ステップにおいて設定した目標ギャップに向けて、自車の速度を制御する車両速度制御ステップと
    を含むことを特徴とする走行制御方法。
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