JP6038728B2 - 繊維供給装置およびフィラメントワインディング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボビンに巻かれている繊維基材を解舒して送り出す技術に関する。
従来から高圧貯蔵タンクの製造方法としてフィラメントワインディング法(以下、単に「FW法」とも呼ぶ)が採用されている。FW法では、熱硬化性樹脂などの樹脂が含浸されている強化繊維がマンドレルであるタンク容器に巻き付けられて、タンク容器の外表面に繊維強化樹脂層が形成される。通常、強化繊維を構成する繊維基材はボビンに巻き取られた状態から繰り出されて使用される。なお、本明細書では、巻き取られている状態の繊維基材を繰り出すことを「解舒」とも呼ぶ。
特許文献1には、ボビンから解舒された繊維束を補助ローラを介して固定ガイドに導く構成を有するフィラメントワインディング装置(以下、単に「FW装置」とも呼ぶ)が開示されている。特許文献2には、ボビンから解舒装置によって解舒された繊維束を張力を調整しつつトラバース装置に送り出し、ライナーに巻き付けるFW装置が開示されている。特許文献3には、クリルスタンドから炭素繊維を引き出し、樹脂含浸装置であるキスロール含浸部において樹脂を含浸させた上で、ボビンに巻き取るトウプリプレグの製造装置が開示されている。
国際公開WO2013/039155号パンフレット 特開2010−006025号公報 特開2012−184279号公報
FW法においては、繊維基材に生じる摩擦などの負荷を低減し、繊維基材の損傷や毛羽立ちなどの劣化を抑制するために、ボビンからの繊維基材の解舒が円滑に行われることが望ましい。特許文献1に記載されたFW装置は、ボビンの中心軸と平行かつ並列に配置されている補助ローラーによって、繊維束の綾振に起因する捩れの発生等を抑制することができる。しかし、特許文献1の技術では、繊維束と補助ローラーとの間に生じる摩擦や繊維基材がボビンから解舒されるときの繊維基材同士の間の摩擦などによって生じる負荷については考慮されていない。
特許文献2では、走行する繊維束の張力の調整を課題としており、ボビンから繊維束を円滑に解舒することについては十分に考慮されていない。また、走行中の繊維束に生じる摩擦などの負荷を低減し、繊維束を保護することについても考慮されていない。特許文献3では、プリプレグの毛羽立ちや過擦劣化を抑制するためにプリプレグの綾角や張力が規定されている。しかし、特許文献3の技術では、プリプレグの規格やガイドの軸線角度などが制限されるため、一般的な装置等への適用が困難になる可能性があり、汎用性に欠ける。
このように、FW法では、ボビンからの繊維基材の解舒方法や送り出し方法については依然として改善の余地があった。このような課題は、FW法に限らず、ボビンに巻かれている繊維基材を解舒して利用する技術分野において広く共通する課題であった。そのほか、従来から、ボビンから繊維基材を解舒して利用する技術分野においては、繊維基材を繰り出す装置や機構の小型化や簡易化、使い勝手の向上、省資源化、繊維基材を繰り出す工程の簡易化、容易化、低コスト化等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[1]本発明の一形態によれば、繊維基材を送り出す繊維供給装置が提供される。この繊維供給装置は、ボビンと、ローラーと、送出部と、を備える。前記ボビンは、前記繊維基材が巻かれている。前記ローラーは、前記ボビンから解舒された前記繊維基材を送り出す。また、前記ローラーは、前記ボビンと隣り合う位置において、前記繊維基材が前記ボビンから繰り出されるときの位置に応じて前記ボビンの回転軸方向に移動する。前記送出部は、前記ローラーから送り出された前記繊維基材を所定の方向に送り出す。この形態の繊維供給装置によれば、ボビンからの強化繊維の解舒およびその送り出しを補助するローラーが、繊維基材の解舒位置に応じて移動して繊維基材を確実にガイドするため、繊維基材に生じる摩擦等の負荷が低減される。従って、繊維基材の損傷や劣化が抑制される。
[2]上記形態の繊維供給装置において、前記ローラーは、前記繊維基材を振動させる振動発生部を有していても良い。この形態の繊維供給装置によれば、ボビンからの繊維基材の解舒の際に繊維基材同士の離間を促進させる方向に働く力を、振動発生部が発生させる振動によって発生させることができる。従って、繊維基材のボビンからの解舒が円滑化される。
[3]上記形態の繊維供給装置において、前記ローラーは、前記繊維基材に接触して前記繊維基材の送り出しに応じて回転する本体部であって、前記繊維基材と接触する部位における回転軸に直交する切断面が非正円形状であることによって、自身の回転に伴って前記繊維基材に振動を発生させて前記振動発生部として機能する本体部を備えいても良い。この形態の繊維供給装置によれば、簡易な構成で、ボビンから繰り出される繊維基材に振動を付与することができる。
[4]上記形態の繊維供給装置において、前記本体部は、前記本体部の回転軸に交わる方向に突起し、前記繊維基材を回転軸に交わる方向に押し出す突起部を、前記繊維基材と接触する部位に有していても良い。この形態の繊維供給装置によれば、簡易な構成で、ボビンから繰り出される繊維基材に振動を付与することができる。
[5]上記形態の繊維供給装置において、前記本体部は、さらに、前記繊維基材と接触する部位における前記突起部と隣り合う位置に、前記本体部の回転軸に交わる方向に突起し、高さが弾性的に変化する弾性突起部を有していても良い。この形態の繊維供給装置によれば、突起部によって繊維基材に振動を発生させた後に、弾性突起部によってその振動を吸収させることができる。従って、繊維基材の過度な振動を抑制することができ、繊維基材を保護することができる。
[6]上記形態の繊維供給装置において、前記突起部と前記弾性突起部の少なくとも一方の先端には、前記繊維基材の表面を押圧する曲面板が設けられていても良い。この形態の繊維供給装置によれば、突起部または弾性突起部との接触による繊維基材の損傷・劣化を曲面板によって抑制することができる。また、曲面板による押圧によって繊維基材表面が均され、繊維基材表面の毛羽立ちが抑制される。
[7]本発明の他の形態によれば、フィラメントワインディング装置が提供される。この形態のフィラメントワインディング装置は、上記のいずれかの形態に記載の繊維供給装置と;前記繊維供給装置から送り出された前記繊維基材をマンドレルに巻き付ける巻付部と;を備える。この形態のフィラメントワインディング装置によれば、マンドレルに巻き付けられる前に繊維基材が損傷・劣化してしまうことが抑制される。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明は、繊維供給装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、ボビンから繊維基材を解舒を補助するローラーや、それを備える解舒装置、ボビンからの繊維基材の解舒方法、繊維基材の供給方法、FW法によるマンドレルへの繊維基材の巻き付け方法、FW法を利用する貯蔵タンクの製造装置や製造方法などの形態で実現することができる。
第1実施形態のFW装置の構成を示す概略図。 繊維解舒部の構成を示す概略斜視図。 繊維解舒部の構成を示す概略正面図。 繊維解舒部の構成を示す概略断面図。 比較例としての繊維解舒部の構成を示す概略正面図。 第2実施形態の解舒ローラーの構成を示す概略斜視図。 第2実施形態の解舒ローラーの構成を示す概略断面図。 第2実施形態の解舒ローラーによる強化繊維の送り出しのメカニズムを説明するための模式図。 第3実施形態の解舒ローラーの複数の構成例を示す概略断面図。 第4実施形態の解舒ローラーの構成を示す概略斜視図。 第4実施形態の解舒ローラーの構成を示す概略断面図。 第4実施形態の解舒ローラーによる強化繊維の送り出しのメカニズムを説明するための模式図。 第5実施形態の解舒ローラーの構成を示す概略断面図。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としてのFW装置1の構成を示す概略図である。このFW装置1は、ライナーとも呼ばれる貯蔵タンクの本体部をマンドレルとして強化繊維2の巻き付けを実行する。FW装置1は、繊維供給部10と、繊維集束繰出部20と、ライナー保持部30と、を備える。繊維供給部10は、クリルスタンドとも呼ばれ、複数の繊維解舒部11を備えている。
各繊維解舒部11は、ボビンに巻かれている強化繊維2を解舒して送り出す。繊維解舒部11の構成については後述する。強化繊維2は、カーボン繊維の束に熱硬化性樹脂などの強化樹脂が予め含浸された、プリプレグとも呼ばれる繊維基材である。より具体的には、強化繊維2は、繊維径が10μm以下のカーボン繊維が数万本束ねられた、幅数mm、厚み1mm以下の帯状体である。
繊維集束繰出部20と、ライナー保持部30とは、繊維供給部10から供給された複数の強化繊維2をライナー5に巻き付ける繊維巻付部を構成する。繊維集束繰出部20は、入口ローラー21と、張力調整ローラー22と、複数の搬送ローラー23と、繊維繰出部24と、を備える。入口ローラー21は、最上流に設けられた回転ローラーであり、繊維供給部10の各繊維解舒部11から送り出された各強化繊維2を受け入れるとともに、各強化繊維2を並列に整列させて送り出す。
張力調整ローラー22は、高さ方向への変位が可能な搬送ローラーであり、入口ローラー21の後段に配置されている。繊維集束繰出部20は、張力調整ローラー22の高さを変位させることによって、搬送中の各強化繊維2に生じる張力を調整する。複数の搬送ローラー23はそれぞれ、張力調整ローラー22の後段に順次配列されており、各強化繊維2を繊維繰出部24まで搬送する。
繊維繰出部24は搬送ローラー23から受け入れた複数の強化繊維2を緊密にまとめてライナー5に向かって繰り出す。繊維繰出部24は、ヘッド部25と、支持軸26と、を備える。ヘッド部25は、強化繊維2を受け入れるとともに繰り出すノズルを有する。支持軸26は、ライナー保持部30の回転軸34と平行かつ並列になるように固定的に保持されている。ヘッド部25は、支持軸26に取り付けられており、支持軸26の軸方向に変位する。繊維繰出部24は、ヘッド部25を支持軸26上において往復移動させつつ、ヘッド部25のノズルからライナー5に向かって強化繊維2を繰り出す。
ライナー保持部30は、ライナー5を所定の回転速度で回転させつつ保持する。ライナー保持部30は、第1と第2の支持部32,33と、回転軸34と、回転駆動部35と、を備える。ここで、ライナー5は、シリンダー状の本体部と、その両端に設けられたドーム部と、を有する樹脂製のタンク容器である。各ドーム部の頂部にはボス部(図示は省略)が設けられている。各ボス部は、口金を有しており、バルブなどの部品が取り付けられる接続部として機能する。
第1と第2の支持部32,33はそれぞれ、回転軸34を介してライナー5の両端のボス部に接続され、ライナー5を、回転可能に支持する。回転駆動部35は、例えばモーターによって構成される。回転駆動部35は、第2の支持部33側の回転軸34を介してライナー5に回転駆動力を伝達可能なように接続されており、ライナー5を、所定の回転速度で回転させる。ライナー5の回転によって、繊維繰出部24から繰り出された強化繊維2がライナー5の外表面に巻き付けられる。
このように、FW装置1では、繊維供給部10から供給された複数の強化繊維2が緊密にまとめられて、所定の回転速度で回転しているライナー5に巻き付けられていく。なお、FW装置1は、繊維繰出部24の支持軸26上における変位速度やライナー5の回転速度を変更することによって、ライナー5に対する強化繊維2の巻き付け角度を変更し、いわゆるフープ巻きやヘリカル巻きを実行することができる。
上述したように、繊維供給部10の各繊維解舒部11では、強化繊維2がボビンから解舒されて供給される。本実施形態のFW装置1では、各繊維解舒部11が以下に説明する構成を有していることによって、強化繊維2がボビンから円滑に解舒されて送り出されるため、強化繊維2の損傷や劣化が抑制されている。
図2〜図4は、第1実施形態における繊維解舒部11の構成を示す概略図である。図2は、繊維解舒部11の概略斜視図である。図3は2つの仮想軸線BX,SXによって形成される仮想平面に対して垂直な方向に見たときの繊維解舒部11の概略正面図である。図4は、2つの仮想軸線BX,SXに垂直な切断面における繊維解舒部11の概略断面図である。なお、仮想軸線BXはボビン本体部51の中心軸(回転軸)であり、図2〜図4において一点鎖線で図示されている。また、仮想軸線SXは固定軸53の中心軸であり、図2〜図4において二点鎖線で図示されている。以下、仮想軸線BX,SXをそれぞれ「中心軸BX」および「中心軸SX」と呼ぶ。
繊維解舒部11は、ボビン部50と、解舒ローラー60と、給糸ローラー70と、を備える。ボビン部50は、ボビン本体部51と、フランジ52と、固定軸53と、を備える。ボビン本体部51は、中心軸BXを回転軸として回転する略円筒状の回転体である。ボビン本体部51には幅方向の全体にわたって強化繊維2が巻き付けられている。フランジ52は、ボビン本体部51の両端に設けられており、ボビン本体部51からの強化繊維2の脱落を抑制する。
固定軸53は、ボビン本体部51と隣り合う位置において解舒ローラー60を保持する保持軸である。固定軸53は、連結部54を介してフランジ52に固定されている。固定軸53は、その中心軸SXがボビン本体部51の中心軸BXと平行かつ並列になるように配置されている。
解舒ローラー60はボビン本体部51から解舒されて送り出される強化繊維2をガイドする。解舒ローラー60は、略円筒状のローラー本体部61と、その両端に取り付けられているフランジ63と、を備える。解舒ローラー60は、その中心の軸孔62にボビン部50の固定軸53が挿通されることによって、固定軸53上に回転可能かつ往復摺動可能に保持されている。なお、解舒ローラー60は、軸孔62の内周面にベアリングが設けられていても良い。また、解舒ローラー60は、固定軸53上の往復摺動のための駆動力源を備えていても良い。
解舒ローラー60は、ボビン本体部51から送り出されてきた強化繊維2をローラー本体部61の外周側面において支持しつつ、固定軸53の中心軸SXを回転軸として回転する(以後、中心軸SXを「回転軸SX」とも呼ぶ)。解舒ローラー60は、強化繊維2がボビン本体部51から繰り出されるときの位置(以後、「解舒位置」とも呼ぶ)に合わせて固定軸53上を変位する。なお、解舒ローラー60は、フランジ63によって強化繊維2のローラー本体部61からの脱落が抑制されていることによって、強化繊維2の解舒位置の変位に対する追従性が確保されている。
給糸ローラー70は、ボビン部50および解舒ローラー60から離間した位置に固定されており、解舒ローラー60から送り出されてきた強化繊維2を所定の方向(繊維集束繰出部20の入口ローラー21の方向)へと折り返しつつ送り出す。給糸ローラー70は、強化繊維2の走行に応じて回転する略円筒状のローラー本体部71と、その両端において強化繊維2の脱落を抑制するフランジ72と、を備える。給糸ローラー70は、支持部73によって、所定の位置において回転可能に支持されている。
ここで、繊維解舒部11では、ボビン本体部51における強化繊維2の解舒位置がボビン本体部51の中心軸BX方向に往復変位する一方で、ボビン本体部51から解舒された強化繊維2は位置が固定されている給糸ローラー70へと送り出される。そのため、繊維解舒部11では、ボビン本体部51からの強化繊維2の送り出し角度αは、ボビン本体部51における強化繊維2の解舒位置の変位に応じて変動する。「ボビン本体部51からの強化繊維2の送り出し角度α」とは、ボビン本体部51の中心軸BXと強化繊維2の送り出し方向との間の角度を意味する。
本実施形態の繊維解舒部11では、ボビン本体部51に隣り合う位置に配置されている解舒ローラー60によって、ボビン本体部51から繰り出されてくる強化繊維2が支持されており、強化繊維2の送り出しが補助されている。そのため、強化繊維2の送り出し角度の変動によって、ボビン本体部51および給糸ローラー70において強化繊維2に生じる摩擦などの負荷が解舒ローラー60の支持によって緩衝され、強化繊維2の捩れの発生や摩耗などの劣化の発生が抑制される。
また、本実施形態の繊維解舒部11では、解舒ローラー60が、強化繊維2の解舒位置の変動に追従して移動するため、解舒ローラー60と強化繊維2との間において強化繊維2の送り出し角度の変動に伴って生じる摩擦が低減される。さらに、本実施形態の繊維解舒部11では、解舒ローラー60によって強化繊維2の送り出しが補助されていることによって、以下に説明する比較例のように、その装置構成が大型化してしまうことが抑制されている。
図5は、比較例としての繊維解舒部11cの構成を示す概略正面図である。図5では、図2〜図4で説明した構成部と共通する構成部に対して図2〜図4と同じ符号が付されている。比較例の繊維解舒部11cは、以下の点以外は、第1実施形態の繊維解舒部11の構成(図2〜図4)とほぼ同じである。比較例の繊維解舒部11cは、ボビン部50に換えて、固定軸53および解舒ローラー60が省略されたボビン部50cを有している。また、比較例の繊維解舒部11cは、ボビン部50cと給糸ローラー70との間の距離が大きくなっている。
比較例の繊維解舒部11cでは、ボビン部50cが解舒ローラー60を有していないため、送り出し角度の変動によって強化繊維2に生じる負荷が低減されない。比較例の繊維解舒部11cにおいて、強化繊維2に生じる負荷を低減するためには、強化繊維2の送り出し方向の振れ角βが小さくなるように、ボビン部50cと給糸ローラー70との間の距離を大きくする必要がある。ここで、「強化繊維2の送り出し方向の振れ角β」は、ボビン本体部51の中心軸BXに垂直な方向に対する強化繊維2の送り出し方向の変動角度の幅に相当する角度である。このように、比較例の繊維解舒部11cでは、強化繊維2に生じる負荷を低減させるためには装置構成を大型化させる必要がある。
以上のように、本実施形態のFW装置1によれば、繊維解舒部11の解舒ローラー60によって、ボビン本体部51から解舒されるときに強化繊維2に生じる負荷が低減される。従って、繊維供給部10における強化繊維2の解舒および送り出しが円滑化され、強化繊維2の損傷・劣化が抑制される。また、ボビン部50cと給糸ローラー70との間の距離を小さくすることができ、その装置構成を小型化することができる。
B.第2実施形態:
図6,図7は、本発明の第2実施形態としてのFW装置に用いられる解舒ローラー60Aの構成を示す概略図である。図6は解舒ローラー60Aの概略斜視図であり、図7は解舒ローラー60Aの回転軸SXに垂直な切断面における概略断面図である。なお、図6,図7では、図1〜図4で説明した構成部と共通する構成部に対して図1〜図4と同じ符号が付されている。
第2実施形態のFW装置は、解舒ローラー60に換えて解舒ローラー60Bが用いられている点以外は、第1実施形態のFW装置1(図1〜図4)とほぼ同じ構成である。第2実施形態の解舒ローラー60Aは、ローラー本体部61に2つの突起部64が追加されている点以外は、第1実施形態の解舒ローラー60(図2〜図4)の構成とほぼ同じである。2つの突起部64は、板状部材によって構成され、回転軸SXを挟んで互いに反対方向に突起するようにローラー本体部61に一端が接合されている。2つの突起部64を有することによって、解舒ローラー60Bは、回転軸SXに垂直な切断面が非正円形状となっている(図7)。
図8は、第2実施形態の解舒ローラー60Aによる強化繊維2の送り出しのメカニズムを説明するための模式図である。図8の上段と中段には、第2実施形態の解舒ローラー60Aが回転しつつ強化繊維2を送り出しているときの様子が段階的に図示されている。また、図8の下段には、ボビン部50のボビン本体部51から強化繊維2が離間するときの様子が図示されている。
第2実施形態の解舒ローラー60Aは、固定軸53において回転し、ボビン部50のボビン本体部51から解舒されてきた強化繊維2の送り出しを補助する。この回転の際には、2つの羽根板状の突起部64が交互に強化繊維2を回転軸SXに垂直な方向に押し出して、強化繊維2を周期的に振動させる(図8の上段および中段)。強化繊維2の振動は、ボビン部50のボビン本体部51まで伝達され、強化繊維2をボビン本体部51から離間させる方向に働く力を生じさせる(図8の下段)。
ここで、ボビン本体部51では、強化繊維2同士が互いに密着しているため、強化繊維2の解舒が困難になる可能性がある。特に、強化繊維2が樹脂が含浸されているプリプレグである場合には、強化繊維2同士の間に高い密着力が生じている可能性がある。しかし、第2実施形態の解舒ローラー60Aであれば、上述したように、強化繊維2に振動を生じさせ、強化繊維2のボビン本体部51からの離間を促す力を生じさせることができる。従って、ボビン本体部51からの強化繊維2の解舒が円滑化される。
以上のように、第2実施形態のFW装置によれば、解舒ローラー60Aが強化繊維2の送り出しを補助しつつ、強化繊維2を振動させてボビン本体部51からの強化繊維2の解舒を容易にする。従って、強化繊維2の解舒および送り出しが円滑化され、強化繊維2の損傷・劣化が抑制される。
C.第3実施形態:
図9は、本発明の第3実施形態としてのFW装置に用いられる解舒ローラーの複数の構成例を示す概略図である。図9には、図7と同様な概略断面図によって図示された複数種類の解舒ローラー60Aa〜60Adを並列に図示してある。
第3実施形態の各解舒ローラー60Aa〜60Adはいずれも、第1実施形態で説明したFW装置1の繊維解舒部11において用いられる。第3実施形態の各解舒ローラー60Aa〜60Adはいずれも、上記の第2実施形の解舒ローラー60Aのように2つの羽根板状の突起部64を有していなくとも、送り出す強化繊維2に振動を生じさせることができる。
解舒ローラー60Aaでは、ローラー本体部61aの回転軸SXに直交する切断面が略楕円形状を有している。解舒ローラー60Abでは、ローラー本体部61bの回転軸SXに直交する切断面は、2つの楕円形を重ね合わせた形状を有している。解舒ローラー60Acでは、ローラー本体部61cの回転軸SXに直交する切断面は、正円形状から一部の円弧が削除された形状を有している。解舒ローラー60Adでは、ローラー本体部61dの回転軸SXに直交する切断面は、多角形形状を有している。
これらの解舒ローラー60Aa〜60Adはいずれも、強化繊維2と接する部位の回転軸SXに直交する切断面が非正円形状を有しており、強化繊維2を送り出すときに、強化繊維2が回転軸SXに垂直な方向に周期的に変位する。従って、強化繊維2の送り出しを保持しつつ、強化繊維2に振動を生じさせることができる。このように、第3実施形態の解舒ローラー60Aa〜60Adによれば、第2実施形態の解舒ローラー60Aと同様に、ボビン本体部51からの強化繊維2の解舒および送り出しを円滑化することができる。
D.第4実施形態:
図10,図11は、本発明の第4実施形態としてのFW装置に用いられる解舒ローラー60Bの構成を示す概略図である。図10は第4実施形態の解舒ローラー60Bの概略斜視図であり、図11は第4実施形態の解舒ローラー60Bの回転軸SXに垂直な切断面における概略断面図である。なお、図10,図11では、図6,図7で説明した構成部と共通する構成部に対して図6,図7と同じ符号が付されている。
第4実施形態のFW装置は、解舒ローラーの構成が異なる点以外は、第1実施形態のFW装置1(図1〜図4)とほぼ同じ構成である。第4実施形態の解舒ローラー60Bは、2つの弾性突起部65が追加されている点以外は、第2実施形態の解舒ローラー60A(図6,図7)とほぼ同じ構成である。
2つの弾性突起部65は、2つの突起部64とともにローラー本体部61の側面に設けられた突起部であり、それぞれが2つの突起部64の間に位置している。2つの弾性突起部65は、ローラー本体部61において回転軸SXを挟んで互いに反対方向に突起しており、送り出す強化繊維2との接触によってその高さが弾性的に伸縮する。各弾性突起部65は、曲面板651と、支持板652と、付勢バネ653と、を備える。
曲面板651は、一方の面がなだらかな曲面で構成された板状部材である。曲面板651は、その曲面によって強化繊維2の表面を押圧する(後述)。支持板652は、一の端部がローラー本体部61に形成された穴部61hから回転軸SXに垂直な方向に突出するように配置されている。支持板652は、ローラー本体部61から突出している当該一の端部が、曲面板651の曲面とは反対側の面の中央に接合されている。付勢バネ653は、ローラー本体部61に形成された穴部61hに収容されており、支持板652を回転軸SXに垂直な方向に付勢する。これによって、支持板652に支持されている曲面板651が回転軸SXに垂直な方向に弾性的に変位する。
図12は、第4実施形態の解舒ローラー60Bによる強化繊維2の送り出しのメカニズムを説明するための模式図である。図12の上段と下段には、第4実施形態の解舒ローラー60Bが回転しつつ強化繊維2を送り出しているときの様子を段階的に図示してある。第4実施形態の解舒ローラー60Bでは、強化繊維2を送り出すときに、突起部64は強化繊維2を回転軸SXに垂直な方向に押して強化繊維2を変位させる(図12の上段)。
弾性突起部65は、突起部64に押された後に強化繊維2が回転軸SXに向かって戻ってくるのを受け止める(図12の下段)。このとき、付勢バネ653の弾性作用によって、強化繊維2の振動が緩衝され、強化繊維2が無駄に振動してしまうことが抑制される。また、弾性突起部65は、曲面板651によって、強化繊維2を送り出すときに強化繊維2の表面を押圧する面積が確保されている。第4実施形態の解舒ローラー60Bでは、この曲面板651の押圧によって強化繊維2の表面の毛羽立ちが均される。
以上のように、第4実施形態のFW装置であれば、解舒ローラー60Bによって、強化繊維2の解舒および送り出しが補助される。また、解舒ローラー60Bの弾性突起部65によって、強化繊維2の過剰な振動が抑制されるとともに、強化繊維2の毛羽立ちが均される。従って、強化繊維2の損傷や劣化がさらに抑制される。
E.第5実施形態:
図13は、本発明の第5実施形態としてのFW装置に用いられる解舒ローラー60Cの構成を示す概略断面図である。第5実施形態のFW装置は、解舒ローラーの構成が異なる点以外は、第1実施形態のFW装置1(図1〜図4)とほぼ同じ構成である。第5実施形態の解舒ローラー60Cは、2つの突起部64の先端に曲面板641が追加されている点以外は、第4実施形態の解舒ローラー60B(図10,図11)の構成とほぼ同じである。
曲面板641は、突起部64が強化繊維2を送り出すときに、弾性突起部65の曲面板651と同様に、その曲面によって強化繊維2の表面を押圧する。このように、第5実施形態の解舒ローラー60Cであれば、弾性突起部65の曲面板651に加えて、突起部64の曲面板641によって、強化繊維2の表面の毛羽立ちが均される。従って、強化繊維2の損傷や劣化がさらに抑制される。
F.変形例:
F1.変形例1:
上記の各実施形態では、FW装置1は、ライナー5をマンドレルとして強化繊維2を巻き付けていた。もとより、FW装置1は、ライナー5をマンドレルとしていなくても良く、ライナー5以外の部品や基材をマンドレルとして強化繊維2を巻き付けても良い。例えば、FW装置1は、板状部材や管状部材をマンドレルとしてそれらの外表面に強化繊維層を形成しても良い。
F2.変形例2:
上記の各実施形態では、強化繊維2には熱硬化性樹脂が予め含浸されていたが、強化繊維2には熱硬化性樹脂などの樹脂が予め含浸されていなくても良い。例えば、強化繊維2には、繊維供給部10から送り出された後に熱硬化性樹脂などの樹脂が含浸されても良い。
F3.変形例3:
上記の各実施形態では、繊維供給部10は複数の繊維解舒部11を備えていたが、繊維供給部10は繊維解舒部11を1つのみ備えていても良い。また、上記の各実施形態では、繊維供給部10はFW装置1に搭載されていたが、繊維供給部10はFW装置1に搭載されていなくても良く、FW装置1以外の繊維基材を利用する他の装置に搭載されていても良い。繊維供給部10は例えば、織機装置に搭載されていても良い。
F4.変形例4:
上記の各実施形態の繊維供給10では、各繊維解舒部11において、ボビン部50と給糸ローラー70との間に解舒ローラー60が1つだけ設けられていた。これに対して、ボビン部50と給糸ローラー70との間には、複数の解舒ローラー60が設けられ、強化繊維2が多段階的に支持されても良い。
F5.変形例5:
上記の第2から第5実施形態の繊維供給10では、解舒ローラー60A,60Aa〜60Ad,60B,60Cのローラー本体部61,61a〜61dが、回転軸SXに直交する切断面が非正円形状に構成されていることによって、強化繊維2に振動を発生させる振動発生部として機能していたが、解舒ローラー60A,60Aa〜60Ad,60B,60Cのローラー本体部61,61a〜61dは振動発生部として機能していなくても良い。繊維供給10は、例えば、外部から解舒ローラーに振動を付与する振動発生部を備えていても良い。この場合には、解舒ローラーのローラー本体部は回転軸SXに直交する切断面が非正円形状でなくても良い。
F6.変形例6:
上記の各実施形態では強化繊維2は帯状体として構成されていたが、強化繊維2は帯状体として構成されていなくても良い。強化繊維2は断面が略円形状であっても良い。
F7.変形例7:
上記の各実施形態では、強化繊維2は熱硬化性樹脂が含浸されたカーボン繊維によって構成されていたが、強化繊維2を構成する繊維基材としては、カーボン繊維以外の他の繊維基材が用いられても良い。例えば、ガラス繊維やアラミド繊維等が用いられても良い。また、強化繊維2に含浸されている樹脂は熱硬化性樹脂でなくても良く、他の樹脂部材であっても良い。強化繊維2に含浸されている樹脂は、例えば、フェノール樹脂や、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂であっても良い。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…FW装置
2…強化繊維
5…ライナー
10…繊維供給部
11,11c…繊維解舒部
20…繊維集束繰出部
21…入口ローラー
22…張力調整ローラー
23…搬送ローラー
24…繊維繰出部
25…ヘッド部
26…支持軸
30…ライナー保持部
32,33…支持部
34…回転軸
35…回転駆動部
50,50c…ボビン部
51…ボビン本体部
52…フランジ
53…固定軸
54…連結部
60,60A,60Aa〜60Ad,60B,60C…解舒ローラー
61,61a〜61d…ローラー本体部
61h…穴部
62…軸孔
63…フランジ
64…突起部
641…曲面板
65…弾性突起部
651…曲面板
652…支持板
653…付勢バネ
70…給糸ローラー
71…ローラー本体部
72…フランジ
73…支持部
BX…中心軸(回転軸)
SX…中心軸(回転軸)

Claims (5)

  1. 繊維基材を送り出す繊維供給装置であって、
    前記繊維基材が巻かれているボビンと、
    前記ボビンから繰り出された前記繊維基材を送り出すローラーであって、前記ボビンと隣り合う位置において、前記繊維基材が前記ボビンから繰り出されるときの位置に応じて、前記ボビンの回転軸方向に移動するローラーと、
    前記ローラーから送り出された前記繊維基材を所定の方向に送り出す送出部と、
    を備え
    前記ローラーは、前記繊維基材に接触して前記繊維基材の送り出しに応じて回転する本体部であって、前記繊維基材と接触する部位における回転軸に直交する切断面が非正円形状であることによって、自身の回転に伴って前記繊維基材に振動を発生させて振動発生部として機能する本体部を備える、繊維供給装置。
  2. 請求項記載の繊維供給装置であって、
    前記本体部は、前記本体部の回転軸に交わる方向に突起し、前記繊維基材を回転軸に交わる方向に押し出す突起部を、前記繊維基材と接触する部位に有している、繊維供給装置。
  3. 請求項記載の繊維供給装置であって、
    前記本体部は、さらに、前記繊維基材と接触する部位における前記突起部と隣り合う位置に、前記本体部の回転軸に交わる方向に突起し、高さが弾性的に変化する弾性突起部を有している、繊維供給装置。
  4. 請求項記載の繊維供給装置であって、
    前記突起部と前記弾性突起部の少なくとも一方の先端には、前記繊維基材の表面を押圧する曲面板が設けられている、繊維供給装置。
  5. フィラメントワインディング装置であって、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の繊維供給装置と、
    前記繊維供給装置から送り出された前記繊維基材をマンドレルに巻き付ける巻付部と、
    を備える、フィラメントワインディング装置。
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