JP6038728B2 - 繊維供給装置およびフィラメントワインディング装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1実施形態としてのFW装置1の構成を示す概略図である。このFW装置1は、ライナーとも呼ばれる貯蔵タンクの本体部をマンドレルとして強化繊維2の巻き付けを実行する。FW装置1は、繊維供給部10と、繊維集束繰出部20と、ライナー保持部30と、を備える。繊維供給部10は、クリルスタンドとも呼ばれ、複数の繊維解舒部11を備えている。
図6,図7は、本発明の第2実施形態としてのFW装置に用いられる解舒ローラー60Aの構成を示す概略図である。図6は解舒ローラー60Aの概略斜視図であり、図7は解舒ローラー60Aの回転軸SXに垂直な切断面における概略断面図である。なお、図6,図7では、図1〜図4で説明した構成部と共通する構成部に対して図1〜図4と同じ符号が付されている。
図9は、本発明の第3実施形態としてのFW装置に用いられる解舒ローラーの複数の構成例を示す概略図である。図9には、図7と同様な概略断面図によって図示された複数種類の解舒ローラー60Aa〜60Adを並列に図示してある。
図10,図11は、本発明の第4実施形態としてのFW装置に用いられる解舒ローラー60Bの構成を示す概略図である。図10は第4実施形態の解舒ローラー60Bの概略斜視図であり、図11は第4実施形態の解舒ローラー60Bの回転軸SXに垂直な切断面における概略断面図である。なお、図10,図11では、図6,図7で説明した構成部と共通する構成部に対して図6,図7と同じ符号が付されている。
図13は、本発明の第5実施形態としてのFW装置に用いられる解舒ローラー60Cの構成を示す概略断面図である。第5実施形態のFW装置は、解舒ローラーの構成が異なる点以外は、第1実施形態のFW装置1(図1〜図4)とほぼ同じ構成である。第5実施形態の解舒ローラー60Cは、2つの突起部64の先端に曲面板641が追加されている点以外は、第4実施形態の解舒ローラー60B(図10,図11)の構成とほぼ同じである。
F1.変形例1:
上記の各実施形態では、FW装置1は、ライナー5をマンドレルとして強化繊維2を巻き付けていた。もとより、FW装置1は、ライナー5をマンドレルとしていなくても良く、ライナー5以外の部品や基材をマンドレルとして強化繊維2を巻き付けても良い。例えば、FW装置1は、板状部材や管状部材をマンドレルとしてそれらの外表面に強化繊維層を形成しても良い。
上記の各実施形態では、強化繊維2には熱硬化性樹脂が予め含浸されていたが、強化繊維2には熱硬化性樹脂などの樹脂が予め含浸されていなくても良い。例えば、強化繊維2には、繊維供給部10から送り出された後に熱硬化性樹脂などの樹脂が含浸されても良い。
上記の各実施形態では、繊維供給部10は複数の繊維解舒部11を備えていたが、繊維供給部10は繊維解舒部11を1つのみ備えていても良い。また、上記の各実施形態では、繊維供給部10はFW装置1に搭載されていたが、繊維供給部10はFW装置1に搭載されていなくても良く、FW装置1以外の繊維基材を利用する他の装置に搭載されていても良い。繊維供給部10は例えば、織機装置に搭載されていても良い。
上記の各実施形態の繊維供給部10では、各繊維解舒部11において、ボビン部50と給糸ローラー70との間に解舒ローラー60が1つだけ設けられていた。これに対して、ボビン部50と給糸ローラー70との間には、複数の解舒ローラー60が設けられ、強化繊維2が多段階的に支持されても良い。
上記の第2から第5実施形態の繊維供給部10では、解舒ローラー60A,60Aa〜60Ad,60B,60Cのローラー本体部61,61a〜61dが、回転軸SXに直交する切断面が非正円形状に構成されていることによって、強化繊維2に振動を発生させる振動発生部として機能していたが、解舒ローラー60A,60Aa〜60Ad,60B,60Cのローラー本体部61,61a〜61dは振動発生部として機能していなくても良い。繊維供給部10は、例えば、外部から解舒ローラーに振動を付与する振動発生部を備えていても良い。この場合には、解舒ローラーのローラー本体部は回転軸SXに直交する切断面が非正円形状でなくても良い。
上記の各実施形態では強化繊維2は帯状体として構成されていたが、強化繊維2は帯状体として構成されていなくても良い。強化繊維2は断面が略円形状であっても良い。
上記の各実施形態では、強化繊維2は熱硬化性樹脂が含浸されたカーボン繊維によって構成されていたが、強化繊維2を構成する繊維基材としては、カーボン繊維以外の他の繊維基材が用いられても良い。例えば、ガラス繊維やアラミド繊維等が用いられても良い。また、強化繊維2に含浸されている樹脂は熱硬化性樹脂でなくても良く、他の樹脂部材であっても良い。強化繊維2に含浸されている樹脂は、例えば、フェノール樹脂や、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂であっても良い。
2…強化繊維
5…ライナー
10…繊維供給部
11,11c…繊維解舒部
20…繊維集束繰出部
21…入口ローラー
22…張力調整ローラー
23…搬送ローラー
24…繊維繰出部
25…ヘッド部
26…支持軸
30…ライナー保持部
32,33…支持部
34…回転軸
35…回転駆動部
50,50c…ボビン部
51…ボビン本体部
52…フランジ
53…固定軸
54…連結部
60,60A,60Aa〜60Ad,60B,60C…解舒ローラー
61,61a〜61d…ローラー本体部
61h…穴部
62…軸孔
63…フランジ
64…突起部
641…曲面板
65…弾性突起部
651…曲面板
652…支持板
653…付勢バネ
70…給糸ローラー
71…ローラー本体部
72…フランジ
73…支持部
BX…中心軸(回転軸)
SX…中心軸(回転軸)
Claims (5)
- 繊維基材を送り出す繊維供給装置であって、
前記繊維基材が巻かれているボビンと、
前記ボビンから繰り出された前記繊維基材を送り出すローラーであって、前記ボビンと隣り合う位置において、前記繊維基材が前記ボビンから繰り出されるときの位置に応じて、前記ボビンの回転軸方向に移動するローラーと、
前記ローラーから送り出された前記繊維基材を所定の方向に送り出す送出部と、
を備え、
前記ローラーは、前記繊維基材に接触して前記繊維基材の送り出しに応じて回転する本体部であって、前記繊維基材と接触する部位における回転軸に直交する切断面が非正円形状であることによって、自身の回転に伴って前記繊維基材に振動を発生させて振動発生部として機能する本体部を備える、繊維供給装置。 - 請求項1記載の繊維供給装置であって、
前記本体部は、前記本体部の回転軸に交わる方向に突起し、前記繊維基材を回転軸に交わる方向に押し出す突起部を、前記繊維基材と接触する部位に有している、繊維供給装置。 - 請求項2記載の繊維供給装置であって、
前記本体部は、さらに、前記繊維基材と接触する部位における前記突起部と隣り合う位置に、前記本体部の回転軸に交わる方向に突起し、高さが弾性的に変化する弾性突起部を有している、繊維供給装置。 - 請求項3記載の繊維供給装置であって、
前記突起部と前記弾性突起部の少なくとも一方の先端には、前記繊維基材の表面を押圧する曲面板が設けられている、繊維供給装置。 - フィラメントワインディング装置であって、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の繊維供給装置と、
前記繊維供給装置から送り出された前記繊維基材をマンドレルに巻き付ける巻付部と、
を備える、フィラメントワインディング装置。
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