JP6038625B2 - 多結晶シリコンロッドの製造方法と製造装置 - Google Patents

多結晶シリコンロッドの製造方法と製造装置 Download PDF

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本発明は、多結晶シリコンロッドの製造方法と製造装置に関する。
半導体あるいは太陽光発電用ウェハーの原料として使用されるシリコンを製造する方法は種々知られており、そのうちのいくつかは既に工業的に実施されている。その一つの方法はシーメンス法と呼ばれる方法であり、ベルジャー型の反応器内部に配置されたシリコン芯線を通電によってシリコンの析出温度に加熱し、ここにトリクロロシラン(SiHCl )やモノシラン(SiH )等のシラン化合物のガスを供給し、化学気相析出法によりシリコン芯線上にシリコンを析出させる方法である。
このシーメンス法では、一度に多量の多結晶シリコンを析出成長させることにより生産性の向上を図るために、反応器の大型化と反応器内への芯線の本数の増大が図られている。しかしながら、反応器の大型化と反応器内への芯線の本数の増大が進むと、生産性が上がる一方で、得られるロッドの水平断面形状の悪化や外径バラツキを含む形状悪化の問題が発生するおそれがある。
このような問題点を解消するために、たとえば特許文献1に示す技術では、ロッド表面温度の管理と合わせ、原料ガス供給量の制御を行っている。
また、特許文献2に示す技術では、高圧で原料ガスを従来よりも大量に供給する条件で高い成長速度と収率を維持しながら、ロッドの溶断を防ぎつつ、滑らかな表面形状のロッドを大径に成長させることを目的として、ロッドの表面温度と原料供給量とを制御している。
しかしながら従来の技術では、多結晶シリコンロッドにおける結晶粒の粒径などを、ロッドの径方向に沿って積極的に変化させることは行われていなかった。
特許第3660617号公報 特開2011−37699号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、多結晶シリコンロッドにおける結晶粒の粒径などを、ロッドの直径方向に沿って変化させることができる多結晶シリコンロッドの製造方法と製造装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る多結晶シリコンロッドの製造方法は、少なくとも1対の電極を備える反応器内に、両端が前記電極に接続されているシリコン芯線を配置し、前記シリコン芯線に通電しながら、シリコン析出用原料ガスを前記反応器内に供給し、前記シリコン芯線に多結晶シリコンを析出させて多結晶シリコンから成るロッドを製造する方法であって、
前記シリコン芯線に通電開始から前記シリコン芯線に対する前記ロッドの径方向析出速度を予測する工程と、
予測された前記ロッドの径方向析出速度が、時間の経過と共に、変化するように、前記シリコン芯線に通電する電力を制御する工程と、を有する。
本発明に係る多結晶シリコンロッドの製造装置は、
少なくとも1対の電極を備える反応器と、
前記反応容器内に配置され、両端が前記電極に接続されているシリコン芯線と、
前記シリコン芯線に通電する電力供給手段と、
前記シリコン析出用原料ガスを前記反応器内に供給するガス供給手段と、を有し、
前記シリコン芯線に多結晶シリコンを析出させて多結晶シリコンから成るロッドを製造する製造装置であって、
前記シリコン芯線に通電開始から前記シリコン芯線に対する前記ロッドの径方向析出速度を予測する速度予測手段と、
前記速度算手段により予測された前記ロッドの径方向析出速度が、時間の経過と共に、変化するように、前記シリコン芯線に通電する電力を制御する電力制御手段と、を有する。
本発明に係る多結晶シリコンロッドの製造方法および装置によれば、ロッドの径方向析出速度が、時間の経過と共に、変化するように、シリコン芯線に通電する電力を制御することで、多結晶シリコンロッドにおける結晶粒を、ロッドの直径方向に沿って変化させることができる。
たとえばロッドの径方向析出速度を、析出初期時には、ロッド中心部温度がシリコン融点付近となるように設定し、そこから徐々に速度を低下させ、析出の終了近くでは、シリコン析出条件における下限近くに設定してもよい。その場合には、ロッドの中央付近では、比較的に大きな結晶粒を持ち、ロッドの最外表面近くでは、比較的に小さな結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドを製造することができる。
このような多結晶シリコンロッドは、たとえば浮遊帯域法による単結晶ロッド製造工程において、熱伝導の比較的低い外周部はシリコンロッドの形状を保つことができ、中心付近では結晶粒径が大きく熱伝導が高いので、急速に溶融させることができ、欠陥の形成を抑制したまま単結晶生成の速度を高めることができるという利点がある。
また、ロッドの径方向析出速度を、析出初期時には、シリコン析出条件における下限近くに設定し、その後に徐々に速度を増大させ、析出の終了近くでは、ロッド中心部温度がシリコン融点付近となるように析出速度を設定してもよい。その場合には、ロッドの中央付近では、比較的に小さな結晶粒を持ち、ロッドの最外表面近くでは、比較的に大きな結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドを製造することができる。
このような多結晶シリコンロッドは、たとえばシリコンロッド製造時において中心部が高く、外周部が低くなってしまうロッド内の温度プロファイルを低減でき、析出中のシリコンロッドの熱歪が小さくなるため、大口径のシリコンロッドを安定的に生産できるという利点がある。
あるいは、ロッドの径方向析出速度を、析出初期時には、シリコン析出条件における下限近くに設定し、そこから徐々に速度を増大させ、ロッド中心部温度がシリコン融点付近となるまで速度が増大した後は、徐々に速度を減少させ、析出の終了近くでは、シリコン析出条件における下限近くに設定してもよい。その場合には、ロッドの中央付近では、比較的に小さな結晶粒を持ち、ロッドの外径方向に沿って結晶粒の粒径がいったん大きくなった後に、再び粒径が小さくなり、最外表面近くでは、比較的に小さな結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドを製造することができる。
このような多結晶シリコンロッドは、たとえば析出初期の温度を比較的低くすることで、シリコンロッドが細い段階でのシリコンロッド溶融を防止できるという利点がある。なお、シリコンロッドが細い状態である析出初期にシリコンロッドの温度を融点付近に設定すると発熱と除熱のバランスをとることが難しく、シリコンロッドの溶融の恐れがあった。
好ましくは、前記ロッドの表面積当たりの前記シリコン析出用原料ガスの供給速度が所定の範囲内(0.055〜0.07mol/cm/h)となるように、前記反応器に供給される前記シリコン析出用原料ガスの供給量を制御する。反応器の内部圧力は、大気圧に対し+0〜+700kPaが好ましい。反応器の内部圧力を所定の範囲内に設定し、原料ガスの供給速度を所定の範囲内にすることで、比較的に大きな結晶粒を直径方向に均一に有する多結晶シリコンロッドを形成し易くなる。
前記ロッドの径方向析出速度を予測するために、
前記反応器に供給される前記シリコン析出用原料ガスの組成と、
前記反応器から排出される前記シリコン析出用原料ガスの組成と、
前記シリコン析出用原料ガスの供給量と、を測定する工程を有しても良い。
また、前記ロッドの径方向析出速度を予測するために、前記反応器内に設置された前記ロッドの表面温度を測定する工程を有してもよい。
さらに、前記ロッドの径方向析出速度を予測するために、前記シリコン芯線に通電する電力を測定する工程を有してもよい。
図1は本発明の一実施形態に係る多結晶シリコンロッドの製造装置の概略図である。 図2は図1に示す装置による多結晶シリコンロッドの製造方法の例を示す析出速度のタイムチャート図である。 図3(A)は図1に示す装置による多結晶シリコンロッドの製造方法の例を示す電力のタイムチャート図、図3(B)は図1に示す装置による多結晶シリコンロッドの製造方法の例を示すF値のタイムチャート図、図3(C)は図1に示す装置による多結晶シリコンロッドの製造方法の例を示すロッドの表面温度のタイムチャート図である。 図4はロッド直径方向の析出速度を予測するための計算式の一例を示す計算式である。 図5Aは図1に示す装置により得られる多結晶シリコンロッドの概略横断面図である。 図5Bは本発明の実施例により得られる多結晶シリコンロッドの横断面における結晶観察位置を示す図である。 図5Cは図1に示す装置により得られる他の例に係る多結晶シリコンロッドの概略横断面図である。 図5Dは図1に示す装置により得られる他の例に係る多結晶シリコンロッドの概略横断面図である。 図6(A)は、本発明の実施例により得られたロッドにおいて、図5Bに示した6箇所で結晶観察を実施した内、芯線近傍a−1での顕微鏡写真(倍率 25倍 )、図6(B)は同じくa−2での顕微鏡写真(倍率 25倍 )、図6(C)はa−3での顕微鏡写真(倍率 25倍 )である。 図7(A)は、本発明の他の実施例により得られたロッドにおいて、図5Bに示した6箇所で結晶観察を実施した内、芯線近傍a−1での顕微鏡写真(倍率 25倍 )、図6(B)は同じくa−2での顕微鏡写真(倍率 25倍 )、図6(C)はa−3での顕微鏡写真(倍率 25倍 )である。 図8(A)は、本発明の他の実施例により得られたロッドにおいて、図5Bに示した6箇所で結晶観察を実施した内、芯線近傍a−1での顕微鏡写真(倍率 25倍 )、図8(B)は同じくa−2での顕微鏡写真(倍率 25倍 )、図8(C)はa−3での顕微鏡写真(倍率 25倍 )である。 図9は本発明の比較例による多結晶シリコンロッドの製造方法の例を示すF値および析出速度のタイムチャート図である。 図10(A)は、本発明の比較例により得られたロッドにおいて、図5Bに示した6箇所で結晶観察を実施した内、芯線近傍a−1での顕微鏡写真(倍率 25倍 )、図10(B)は同じくa−2での顕微鏡写真(倍率 25倍 )、図10(C)はa−3での顕微鏡写真(倍率 25倍 )である。
第1実施形態
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る多結晶シリコンロッドの製造装置は、反応器2を有する。本実施形態では、反応器2は、底板6に対して着脱自在に連結されるベルジャー型のカバー4を有する。本実施形態では、底板6に、少なくとも一対以上の電極12が装着してある。電極12の数は、反応器2の内部に設置されるシリコン製の芯線10の数に対応して決定される。
反応器2の内部に設置されるシリコン製の芯線10は、一対の電極12を相互に接続するように、逆U字形状に設置され、電極12を介して通電可能になっている。電極は、カーボン、SUS、Cuなどにより形成されている。
芯線10は、たとえば別途製造された多結晶シリコンロッドから棒状の部材を切り出し、これを逆U字状になるように連結して構成される。芯線10の短手方向の断面形状は、円状、楕円状、略方形状、あるいは多角形状のいずれであってもよい。たとえば、芯線10の断面が略方形の場合、方形断面の一辺の長さは、5〜15mm程度である。逆U字形状の芯線10は、単一の芯線でも良いが、複数の芯線10を連結して形成しても良い。芯線10の周囲に、多結晶シリコンが析出し、多結晶シリコン製のロッド20が形成される。芯線10の数に対応した数でロッド20が形成される。
カバー4には、反応器2の内部を観察することができる透明で耐熱性の窓部材8が、少なくとも一つ設置してあっても良い。窓部材8の外部には、たとえば赤外線温度センサなどの非接触式温度計38が設置してあっても良い。温度計38は、反応器2の内部に配置してあるロッド20の表面温度を計測可能にしてあり、計測された温度信号が、反応器2の外部に配置してある制御装置32に入力されるようになっていても良い。
カバー4または底板6には、原料ガスのためのガス供給ポート14とガス排出ポート16が接続してあり、供給ポート14から原料ガスを反応器2の内部に供給し、排出ポート16から排出するようになっている。供給ポート14に原料ガスを供給する供給ラインの途中には、入口側組成分析装置34が装着してあっても良い。また、排出ポート16から排出された反応器2の内部ガスが通る排出ラインには、出口側組成分析装置36が装着してあっても良い。組成分析装置34,36としては、たとえばガスクロマトグラフィが用いられる。
組成分析装置34では、供給ポート14から反応器2の内部に供給されるガス組成が分析される。また、組成分析装置36では、排出ポート16から排出されるガス組成が分析される。これらの分析結果は、制御装置32に送信可能になっている。
供給ポート14に原料ガスを供給する供給ラインの途中には、入口側組成分析装置34の他に、供給ポート14から反応器2の内部に供給されるガスの流量を調整するための流量制御部40が装着してある。流量制御部40は、制御装置32により制御され、たとえば電磁弁、空気作動弁、油圧作動弁、電動弁などにより構成される。 供給ポート14および排出ポート16は、単一の反応器2に複数設けても良い。
カバー4および底板6は、たとえばステンレス金属、炭素鋼、ニッケル系合金、およびこれらの材料とその他の金属との複合材料などの耐熱性部材で構成してあり、内部に冷却通路が形成してあり、冷却液供給ポート15から冷却液を供給し、冷却液排出ポート17から冷却液を排出するようになっている。
冷却液としては、特に限定されないが、冷却水が好ましい。冷却水の温度は、特に限定されず、供給ポート15において、30〜150°Cである。排出ポート17では、50〜300°Cである。供給ポート15から供給される冷却液の流量は、制御装置32により制御される電磁弁42および44の開度にて変化可能である。
排出ポート17から排出された冷却液は、図示省略してある熱交換機により再冷却され温度調節されて供給ポート15に戻るように構成してあることが好ましいが、戻らせることなく、加熱された冷却液を、他の用途に用いても良い。
芯線10に接続してある電極12には、電力供給手段30が接続してある。電力供給手段としては、特に限定されず、たとえば変圧器、バッテリー、サイリスタ、IGBTなどで構成される。電力供給手段30は、制御装置32により制御される。
上述した装置を用いての多結晶シリコン製のロッド20を製造するには、以下のようにして行われる。
すなわち、電極12を介して芯線10への通電を開始し、通電加熱によって、芯線10の温度をシリコンの析出温度以上に加熱する。シリコンの析出温度は、約600℃以上であるが、芯線10上にシリコンを迅速に析出させるため、一般的には、900〜1100℃程度の温度に保持されるように、シリコン芯線10が通電加熱される。
芯線10への通電を開始すると同時に、あるいは芯線10の温度がシリコンの析出温度以上に達した時点で、反応器2内に、供給ポート14から、原料ガスとしてシランガスおよび還元ガスを供給し、これら原料ガスの反応(シランの還元反応)によってシリコンを生成させる。反応器の内部圧力は、大気圧に対し+0〜+700kPaである。
供給ポート14から供給されるシランガスとしては、モノシラン、モノクロロシラン、ジクロロシラン、トリクロロシラン、四塩化ケイ素などのシラン化合物のガスが使用され、一般的には、トリクロロシランガスが好適に使用される。また、還元ガスとしては、通常、水素ガスが使用される。
また、原料ガスとして、還元ガスを用いず、モノシランのみを供給し、モノシランの熱分解によってシリコンを生成することも可能である。
反応により生成したシリコンは、芯線10上に析出し、この反応を継続して行っていくことにより、芯線10上のシリコンが成長し、最終的に多結晶シリコンからなるロッド20が得られることとなる。
上記のようにして、一定の厚みのロッド20が得られた段階で反応を終了し、芯線10への通電を停止し、反応器2内から未反応のシランガス、水素ガスおよび副生した四塩化ケイ素や塩化水素等を排気した後、ベルジャー型のカバー4を開放し、ロッド20が取り出される。
なお、本実施形態では、一般的に、「アニール」処理を行うことが特に好ましい。これにより、生成したロッド20の内部に生成した歪を有効に解消することができる。
本実施形態では、図1に示す電力供給手段30からの芯線10への電力供給を図2に示すように、ロッド直径方向の析出速度(直径方向成長速度)Vが、時間の経過と共に、変化するように供給する。たとえば図2に示す変化線(曲線でも良い)Vaに示すように、析出速度Vは、析出の初期では、上限Vmaxに近い値V1であり、その後に、経過時間に反比例して析出速度が減少し、析出工程の終期では、下限Vminに近い値V2となる。変化の度合いを示すV2/V1は、好ましくは1.5以上、さらに好ましくは2.0〜3.0である。十分な変化量に設定することにより、径方向の結晶粒径変化を大きくすることができ、用途に応じた特性を持つ多結晶シリコンロッドを製造しやすくなる利点を有する。
ロッド直径方向の析出速度の上限Vmaxおよび下限Vminは、図1に示す反応器2の内部に配置されたロッド20の表面温度Ts、反応器2の内部圧力Pin、原料ガス供給量Qin、供給原料ガス組成Cinにより主として変化する。本実施形態では、ロッド直径方向の析出速度の上限Vmaxは3.5mm/時間までが可能であり、下限Vminは、経済性、電源能力などから決定され、0.1mm/時間である。
ロッド直径方向の析出速度Vを一定の規則に従って変化させるように制御するために、本実施形態では、以下に示す制御を行う。すなわち、ロッド直径方向の析出速度(直径成長速度)Vは、図4に示すロッドの析出成長モデルに従い、図4に示す数式(2)から所定時間t経過後の析出速度Vを予測する。数式(2)に示すように、直径成長速度Vは、元の直径Rと、元の直径Rからの経過時間tと、パラメータθの関数で表せる。
パラメータθは、図4における数式(1)に示すように、原料ガス供給量Qinと、供給原料ガス組成Csi(in)と、排出原料ガス組成Csi(out)とを変数とする関数で表せる。
排出原料ガス組成Csi(out)は、図1に示す反応器2の内部圧力、ロッド20の表面温度Ts、原料供給量Qin、供給原料ガス組成Csi(in)に応じて主として変化する。ロッドの表面温度Tsは、電力供給手段30によりロッド20に対して供給される電力Pに応じて変化する。このとき、原料ガス供給量Qinと供給原料ガス組成Csi(in)とが、経過時間と共に一定、あるいは経過時間と共に予め予測されている変化を行うとすると、パラメータθは、排出原料ガス組成Csi(out)のみの関数となる。
すなわち、排出原料ガス組成Csi(out)は、ロッド表面積当たりの電力Pに応じて変化することから、パラメータθ、すなわち析出速度Vは、電力Pに応じて変化する。
また、電力Pが、経過時間と共に予め予測されている変化を行うとすると、パラメータθ、すなわち析出速度Vは、原料供給量Qinおよび供給原料ガス組成Csi(in)に応じて変化する。原料供給量Qinおよび供給原料ガス組成Csi(in)とから以下の数式(3)によってシリコンロッド20の表面積当たりのシリコン析出用原料ガスの供給速度(F値)を定義すると、析出速度Vは、F値に応じて変化する。
そこで、本実施形態では、図2に示すように、経過時間に従って析出速度Vを速度V1からV2に変化する変化線Vaのタイムチャートをたどるように、図3Aに示すように、電力Pを、析出開始時より、予め定められたカーブで、図1に示す制御装置32により電力供給手段30を制御し、同時に図3Bに示すように、F値を、析出開始時より、略一定となるように、制御装置32により流量制御部40を制御する。
なお、本実施形態では、F値が所定の範囲内(0.055〜0.07mol/cm/h)で一定(±15%の誤差は許容)となるように、反応器2に供給ポート14から供給されるシリコン析出用原料ガスの供給量を制御する。具体的には、制御装置32からの制御信号に基づき、たとえば流量制御部40を制御し、供給量を変化させる。芯線10への析出初期においては、ロッド20の表面積が小さいので、供給量を少なく制御し、析出終期においては、ロッド20の表面積が大きくなるので、供給量を多く制御する。
Figure 0006038625
F値が0.055〜0.07mol/cm/hであることが好ましい理由は、次に示す通りである。例えば、F値が、0.055mol/cm/hよりも少なくなると、シリコンロッド表面における、シリコンの成長核が不足するため、均一なシリコン成長が起きにくくなり、本実施形態の目的とする結晶粒径の制御を行いにくくなる傾向にあるばかりでなく、更に少なすぎると、析出速度が著しく低下してしまい、経済的な生産に適さなくなる可能性があるからである。また、F値が0.07mol/cm/hよりも多すぎると、文献2に記載の通り、シリコンロッド表面と接するガス流量が増加し、ロッドの表面温度を成長に適した温度に維持しようとすると、通電電流が大きくなり、ロッド中心温度が上昇し、溶断を起こしやすくなる、傾向にあるからである。
本実施形態によれば、図5Aに示すように、ロッド20における芯線10との界面からロッド10の最外径部まで、結晶の平均粒径dを、ロッドの直径方向に沿って徐々に小さくし、粗大結晶粒子の数を少なくすることが可能になる。
ここで、粗大結晶粒子とは、ロッドの軸方向に対して略垂直な切断面において観察される結晶粒子の長径が 50μm以上の粒子をいう。粗大結晶粒子11の切断面において観察される形状は特に限定はされず、針状、球状、方形状、その他の異形形状であってもよい。粗大結晶の長径とは、例えば、異型状粒子の場合、観察面における長手方向の結晶長であり、円形状の場合にはその直径に相当する。
粗大結晶の平均粒径およびその面積割合は、以下のようにして求めることができる。まず、多結晶シリコンロッドを軸方向に対して略垂直に切断し、円盤形状のシリコンウエハを得る。次いで、観察面を研磨し、平滑面を得る。研磨に続いて必要に応じてエッチング処理することで、観察面の平滑性がさらに向上し、観察面における撮影画像のコントラストが鮮明になる。画像の撮影は、コンピュータに接続されたカメラにより行ってもよく、別途撮影された画像データをコンピュータに入力してもよい。得られた画像データを、コントラスト比などに基づいて、コンピュータソフトを用いて演算することで、結晶の平均粒径が得られる。
解析には旭化成エンジニアリング株式会社製「A像くん」を使用し、実施例に記載の方法で粒子解析を行う。
本実施形態の製法によれば、図5Aに示すように ロッドの中央付近では、比較的に大きな結晶粒を持ち、ロッドの最外表面近くでは、比較的に小さな結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドを製造することができる。
このような多結晶シリコンロッドは、たとえば 浮遊帯域法による単結晶ロッド製造工程において、熱伝導の比較的低い外周部はシリコンロッド形状を保つことができ、中心付近では結晶粒径が大きく熱伝導が高いので、急速に溶融させることができ、欠陥の形成を抑制したまま単結晶生成の速度を高めることができるという利点がある。
第2実施形態
第2実施形態では、以下に示す以外は、第1実施形態と同様であり、共通する事項の説明は省略する。
本実施形態では、図2の変化線Vbに示すように、ロッドの径方向析出速度Vを、析出初期時には、シリコン析出条件における下限近くのV2に設定し、その後に速度を増大させ、析出の終了近くでは、ロッド中心部温度がシリコン融点付近となるような析出速度V1に設定する。この実施形態の場合には、図5Cに示すように、ロッドの中央付近では、比較的に小さな結晶粒を持ち、ロッドの最外表面近くでは、比較的に大きな結晶粒を持つ。
このような多結晶シリコンロッドは、たとえばシリコンロッド製造時において中心部が高く、外周部が低くなってしまうロッド内の温度プロファイルを低減でき、析出中のシリコンロッドの熱歪が小さくなるため、大口径のシリコンロッドを安定的に生産できるという利点がある。
第3実施形態
第3実施形態では、以下に示す以外は、第1実施形態と同様であり、共通する事項の説明は省略する。
本実施形態では、図2の変化線Vcに示すように、ロッドの径方向析出速度Vを、析出初期時には、シリコン析出条件における下限近くの速度V2に設定し、そこから速度を増大させ、ロッド中心部温度がシリコン融点付近となる速度V1まで増大した後は、徐々に速度を減少させ、析出の終了近くでは、シリコン析出条件における下限近くの速度V2に設定する。この実施形態では、図5Dに示すように、ロッドの中央付近では、比較的に小さな結晶粒を持ち、ロッドの外径方向に沿って結晶粒の粒径がいったん大きくなった後に、再び粒径が小さくなり、最外表面近くでは、比較的に小さな結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドを製造することができる。
このような多結晶シリコンロッドは、たとえば発熱と除熱のバランスをとることが難しく、シリコンロッドの溶融の恐れのある析出初期の温度を比較的低くでき、シリコンロッドが細い段階でのシリコンロッド溶融を防止できるという利点がある。
その他の実施形態
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば上述した実施形態では、原料ガス供給量Qinと供給原料ガス組成Csi(in)とが、経過時間と共に予め予測されている変化を行うとする、または電力Pが、経過時間と共にあらかじめ予測されている変化を行うとすると仮定して制御しており、図1に示す入口側組成分析装置34、出口側組成分析装置36および非接触式温度計38を用いることなく制御している。
本発明では、たとえばロッドの径方向析出速度Vを予測するために、反応器2に供給されるシリコン析出用原料ガスの組成を入口側組成分析装置34により測定し、反応器2から排出されるシリコン析出用原料ガスの組成を、出口側組成分析装置36により測定しても良い。また、ロッド20の表面温度を、非接触式温度計38により測定しても良い。そして、これらの測定データを制御装置32に送り、制御装置32により、図4に示す数式(2)に基づき直径方向成長速度Vを予測(計算含む)し、Vが所定の変化を行うように、電力供給手段30を制御しても良い。
さらに、たとえば反応器2から排出されるシリコン析出用原料ガスの組成が経過時間と共に一定、あるいは経過時間と共に予め予測されている変化を行っていると仮定できる場合には、ロッドの径方向析出速度は、シリコン芯線に通電する電力のみにより決定されるために、そのシリコン芯線に通電する電力を測定することのみにより、直径方向成長速度Vを予測(計算含む)し、Vが所定の変化をたどるように、電力供給手段30を制御しても良い。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
実施例1
ロッド10本(逆U字型5対)立ての反応器にて、高さ2000mmの逆U字型のシリコン芯線に通電し、その温度を約1000℃に加熱し、同時にトリクロロシランと水素の混合ガスを反応器に供給し、直径120mmとなるまで多結晶シリコンを析出させた。
その後に、析出を完了させた後、アニールを行い、アニール終了時にシリコン芯線への通電を停止した。この後、カバー4を開放し、ロッド20を取り出した。
芯線への析出工程では、析出初期では、ロッド直径方向の析出速度VをV1=1.5mm/時間となるように制御し、しかも析出終期では、V2=0.7mm/時間となるように、図2に示す変化線Vaに示すように速度を変化させた。変化の度合いを示すV2/V1は、1.5以上であった。
F値は0.055〜0.07mol/cm/hの範囲内で、図3Bに示すように略一定に制御した。ロッドの表面温度は、980〜1100°Cの範囲で、図3Cに示すように変化した。
得られたロッドについて、以下のようにして、ロッドの断面を観察すると共に、ロッドの中心から最外径部に向けて、粗大結晶の平均粒径およびその面積割合を測定した。
切断面の結晶観察および結晶撮影はシリコンロッド外皮部とシリコン芯線を通る任意の直線に対し、図5Bに示した通りの6箇所(a−1〜a−3とb−1〜b−3)について実施した。観察箇所をコンピュータに接続した光学顕微鏡下、視野範囲を3.5mm×2.5mmとして撮影し、画像データを得た。得られた画像データを画像解析ソフトにより解析し、粒子解析データを得た。画像解析ソフトには、旭化成エンジニアリング株式会社製「A像くん」を使用した。コントラスト設定は、画像を濃淡256階調に分割し、濃度160階調を二値化の閾値に決定し、閾値より明るい部分を粒子と判定した。この粒子の領域より、ノイズ排除及び微細粒子排除のために、50μm未満の領域を除外し、残る領域を粗大粒子として粒度解析を実施した。粒度解析により、粗大粒子の長径、および粗大粒子の占める面積割合を求めた。
表1に示すように、ロッドの中央付近では、比較的に大きな結晶粒を持ち、ロッドの最外表面近くでは、比較的に小さな結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドが得られることが確認できた。そのことは、図6(A)、図6(B)および図6(C)に示す写真からも明らかであった。
Figure 0006038625
実施例2
芯線への析出工程では、F値を0.055〜0.07mol/cm/hの範囲内の0.06mol/cm/hに制御し、図2に示す速度Vが変化線Vbに沿って変化するように制御した以外は、実施例1と同様にしてロッドを製造した。変化の度合いを示すV2/V1は、1.5以上であった。
得られたロッドについて、実施例1と同様にして、ロッドの断面を観察した。
図7(A)、図7(B)および図7(C)に示すように、ロッドの中央付近では、比較的に小さな結晶粒を持ち、ロッドの最外表面近くでは、比較的に大きな結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドが得られることが確認できた。
実施例3
芯線への析出工程では、F値を0.055〜0.07mol/cm/hの範囲内の0.06mol/cm/hに制御し、図2に示す速度Vが変化線Vcに沿って変化するように制御した以外は、実施例1と同様にしてロッドを製造した。変化の度合いを示すV2/V1は、1.5以上であった。
得られたロッドについて、実施例1と同様にして、ロッドの断面を観察した。
図8(A)、図8(B)および図8(C)に示すように、ロッドの中央付近では、比較的に小さな結晶粒を持ち、ロッドの外径方向に沿って結晶粒の粒径がいったん大きくなった後に、再び粒径が小さくなり、最外表面近くでは、比較的に小さな結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドが得られることが確認できた。
比較例1
芯線への析出工程では、F値を0.02〜1.0mol/cm/hの範囲で図9に破線で示すように制御し、ロッドの表面温度は、1050°Cで、略一定となるように制御した。ロッド直径方向の析出速度Vは、図9に実線で示すように、多少ばらついたが、その変化の度合いを示すVの最大/Vの最小は、1.5未満であり、実施例ほどの変化はなかった。

得られたロッドについて、実施例1と同様にして、ロッドの断面を観察した。
図10(A)、図10(B)および図10(C)に示すように、ロッドの中央付近からロッドの外径方向に沿って最外表面近くまで粗大結晶の粒径が略一定である結晶粒を持つ多結晶シリコンロッドが得られることが確認できた。
2… 反応器
4… カバー
6… 底板
10… 芯線
12… 電極
14… 原料ガス供給ポート
16… 原料ガス排出ポート
20… ロッド
30… 電力供給手段
32… 制御装置
34… 入口側組成分析装置
36… 出口側組成分析装置
38… 非接触式温度計
40… 流量制御部

Claims (8)

  1. 少なくとも1対の電極を備える反応器内に、両端が前記電極に接続されているシリコン芯線を配置し、前記シリコン芯線に通電しながら、シリコン析出用原料ガスを前記反応器内に供給し、前記シリコン芯線に多結晶シリコンを析出させて多結晶シリコンから成るロッドを製造する方法であって、
    前記シリコン芯線に通電開始から前記シリコン芯線に対する前記ロッドの径方向析出速度を予測する工程と、
    予測された前記ロッドの径方向析出速度が、時間の経過と共に、変化するように、前記シリコン芯線に通電する電力を制御する工程と、を有し、
    予測された前記ロッドの径方向析出速度が、時間の経過と共に増大し、しかも前記径方向析出速度の変化の度合いを(V最大/V最小)と表した場合に、前記(V最大/V最小)が1.5以上となるように、前記シリコン芯線に通電する電力を制御する多結晶シリコンロッドの製造方法。
  2. 前記ロッドの表面積当たりの前記シリコン析出用原料ガスの供給速度が0.055〜0.07mol/cm /hとなるように、前記反応器に供給される前記シリコン析出用原料ガスの供給量を制御する請求項1に記載の多結晶シリコンロッドの製造方法。
  3. 前記ロッドの径方向析出速度を予測するために、
    前記反応器に供給される前記シリコン析出用原料ガスの組成と、
    前記反応器から排出される前記シリコン析出用原料ガスの組成と、
    前記シリコン析出用原料ガスの供給量と、を測定する工程を有する請求項1または2に記載の多結晶シリコンロッドの製造方法。
  4. 前記ロッドの径方向析出速度を予測するために、
    前記反応器内に設置された前記ロッドの表面温度を測定する工程を有する請求項1〜3のいずれかに記載の多結晶シリコンロッドの製造方法。
  5. 前記ロッドの径方向析出速度を予測するために、
    前記シリコン芯線に通電する電力を測定する工程を有する請求項1〜4のいずれかに記載の多結晶シリコンロッドの製造方法。
  6. 予測された前記ロッドの径方向析出速度が、時間の経過と共に増大した後に減少し、しかも前記径方向析出速度の変化の度合いを(V最大/V最小)と表した場合に、前記(V最大/V最小)が1.5以上となるように、前記シリコン芯線に通電する電力を制御する請求項1〜5のいずれかに記載の多結晶シリコンロッドの製造方法。
  7. 少なくとも1対の電極を備える反応器と、
    前記反応器内に配置され、両端が前記電極に接続されているシリコン芯線と、
    前記シリコン芯線に通電する電力供給手段と、
    シリコン析出用原料ガスを前記反応器内に供給するガス供給手段と、を有し、
    前記シリコン芯線に多結晶シリコンを析出させて多結晶シリコンから成るロッドを製造する製造装置であって、
    前記シリコン芯線に通電開始から前記シリコン芯線に対する前記ロッドの径方向析出速度を予測する速度予測手段と、
    前記速度予測手段により予測された前記ロッドの径方向析出速度が、時間の経過と共に増大し、しかも前記径方向析出速度の変化の度合いを(V最大/V最小)と表した場合に、前記(V最大/V最小)が1.5以上となるように、前記シリコン芯線に通電する電力を制御する電力制御手段と、を有する多結晶シリコンロッドの製造装置。
  8. 前記電力制御手段は、前記速度予測手段により予測された前記ロッドの径方向析出速度が、時間の経過と共に増大した後に減少し、しかも前記径方向析出速度の変化の度合いを(V最大/V最小)と表した場合に、前記(V最大/V最小)が1.5以上となるように、前記シリコン芯線に通電する電力を制御する請求項7に記載のシリコンロッドの製造装置。
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