JP6038029B2 - 自動倉庫のラック - Google Patents

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Description

本発明は、ラック、特に、スタッカークレーンの経路に沿って配置される、自動倉庫のラックに関する。
自動倉庫には、スタッカークレーンの経路に沿って配置されるラックが設けられる。ラックは、経路に沿って並んだ複数の支柱を有する本体部と、本体部に設けられた複数の棚部とを有する。支柱は、経路に隣接して並んだ複数の第1支柱と、経路から離れて並んだ第2支柱とを有している。第1支柱と第2支柱は一対一で対応して対となっており、間隔を隔てて配置される。棚部は、荷物を受けるものである。複数の棚部は、一対の第1支柱及び第2支柱に上下に間隔を隔てて配置される。棚部の経路側に荷物の落下を防止するためのストッパが設けられたラックが従来知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のラックでは、ストッパは、棚部の経路側に、溶接又はネジ止めにより取り付けられる。これにより、地震等の発生によりラックが揺れても、荷物がストッパで止まり棚部から落下しにくくなる。
特開平11−208830号公報
従来のラックでは、ラックの据付現場でストッパを溶接又はネジ止めを取り付ける場合、取付部分の周囲の養生及びストッパの取り付けに多くの工数を要する。
本発明の課題は、自動倉庫のラックにおいて、ストッパの取り付けに要する工数を低減することにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る自動倉庫のラックは、スタッカークレーンの経路に沿って配置されるラックである。自動倉庫のラックは、本体部と、本体部に設けられた複数の棚部とを有している。複数の棚部の少なくとも一つは、棚受部材と、ネジ部材と、ストッパと、受け部材と、ナットと、を備える。棚受部材は、本体部に固定される。棚受部材は、経路に直交する第1水平方向に延びる中空状部材である。棚受部材は、荷物が載置される載置面を有する。ネジ部材は、棚受部材の内部に配置される。ネジ部材は、棚受部材より第1水平方向に長い。ストッパは、棚受部材の第1端側において棚受部材の載置面より上方に突出するように配置される。ストッパには、ネジ部材が貫通する孔が形成される。受け部材は、棚受部材の第2端側に配置され、ネジ部材からの荷重を受けるため部材である。ナットは、ネジ部材に締結されることで、ストッパを棚受部材に固定する。
このラックでは、棚部において、荷物が載置される中空状の棚受部材をネジ部材が貫通する。このネジ部材に締結されるナットによりストッパが棚受部材に固定される。また、ネジ部材からの荷重は受け部材により受けられる。ここでは、棚受部材を貫通するネジ部材とナットによりストッパを棚受部材に固定しているので、ストッパを棚受部材に簡単に固定できる。これにより、ストッパの取り付けに要する工数を低減できる。しかも、ネジ部材の弾性によりストッパへの荷物の衝突時の荷物の揺れを抑えることができる。
ネジ部材は、第1部材と、第2部材と、第1部材と第2部材を連結する弾性部材とを有してもよい。この場合には、弾性部材により、ストッパへの荷物の衝突時の荷物の揺れをさらに吸収できる。
自動倉庫のラックは、ストッパに設けられ、棚受部材の内側面に当接することでストッパを棚受部材に位置決めする位置決めガイドをさらに備えてもよい。これにより、ストッパの取り付けがさらに容易になる。また、位置決めガイドが棚受部材の内側面に当接するので、ストッパが脱落しにくくなる。
自動倉庫のラックは、第1固定板と、第2固定板と、をさらに備えていてもよい。第1固定板は、第1部材の先端に弾性部材を固定する。第2固定板は、第2部材の先端に弾性部材を固定し、第1固定板とともに弾性部材を挟み込む。
弾性部材は、第1固定板及び第2固定板を介して第1部材及び第2部材に固定されている。このような弾性部材は、荷物がストッパに衝突した時の衝突エネルギーを、第1部材、第2部材、第1固定板及び第2固定板を介して吸収する。
自動倉庫のラックは、ナットに面して配置される受圧板をさらに備えている。弾性部材は、受圧板と受け部材との間に配置される。荷物がストッパに衝突したとき、その衝突エネルギーが受圧板から均一に弾性部材に加えられ、弾性部材は均一に圧縮変形して衝突エネルギーを吸収することができる。
受け部材は、第1受け部材と、第2受け部材と、を有していてもよい。第1受け部材はネジ部材に固定され、弾性部材に連結される。第2受け部材は棚受部材の第2端側に固定され、弾性部材に連結される。
第1受け部材は7字状に折り曲げられていてもよい。また、第2受け部材は開口を有するラッパ状の断面形状に折り曲げられていてもよい。弾性部材の外側面が第2受け部材の開口に連結され、第1受け部材が弾性部材を貫通するように連結される。
第1受け部材はU字状に折り曲げられていてもよい。第2受け部材は、固定部と、第1連結板と、有していてもよい。固定部は棚受部材の外側面に接触して係止されるように折り曲げられている。第1連結板は第1受け部材のU字状の開口に対向して延在している。弾性部材の外側面が第1受け部材のU字状の開口に連結され、第2受け部材の第1連結板が弾性部材を貫通するように連結される。
第1受け部材は7字状に折り曲げられていてもよい。第2受け部材は、固定部と、第2連結板とを有していてもよい。固定部は、棚受部材の外側面に接触して係止されるように折り曲げられている。第2連結板は、第1受け部材の先端と対向して配置されている。弾性部材は、第1受け部材の先端と第2受け部材の第2連結板との間に固定される。
本発明の一見地に係る自動倉庫のラックは、スタッカークレーンの経路に沿って配置されるラックである。自動倉庫のラックは、本体部と、本体部に設けられた複数の棚部とを有している。複数の棚部の少なくとも一つは、棚受部材と、ストッパと、弾性部材と、を備える。棚受部材は、本体部に固定される。棚受部材は、経路に直交する第1水平方向に延びる中空状部材である。棚受部材は、荷物が載置される載置面を有する。ストッパは、棚受部材の第1端側において棚受部材の載置面より上方に突出するように配置される。弾性部材はストッパへの衝突エネルギーを吸収する。
このラックでは、荷物がストッパに衝突した時の衝突エネルギーを弾性部材が吸収する。よって、荷物がストッパに衝突した時の荷物の揺れを抑制できる。
弾性部材はせん断変形可能な部材である。この場合には、弾性部材は、せん断変形することによってエネルギーを吸収し、荷物の揺れを抑制する。
弾性部材は棚受部材の内部に設けられる。
本発明によれば、棚受部材を貫通するネジ部材とナットによりストッパを棚受部材に固定しているので、ストッパを棚受部材の簡単に固定できる。これにより、ストッパの取り付けに要する工数を低減できる。
本発明の一実施形態を採用した自動倉庫の概略側面図。 その自動倉庫の概略平面図。 棚部の正面図。 棚部の側面図。 棚部の斜視図。 荷受部材の断面図。 荷受部材の断面図。 第2実施形態のネジ部材の断面部分図。 第2実施形態の変形例のネジ部材の断面部分図。 第3実施形態のネジ部材の断面部分図。 第4実施形態のネジ部材の断面部分図。 第4実施形態の第1変形例のネジ部材の断面部分図。 第4実施形態の第2変形例のネジ部材の断面部分図。 第4実施形態の第3変形例のネジ部材の断面部分図。
(1)自動倉庫の全体概要
図1は、自動倉庫1を、スタッカークレーン10の経路方向に見た側面図である。図2は、自動倉庫1を、上方から見た平面図である。
なお、スタッカークレーン10の経路5の方向(走行方向)は、図2の上下方向に対応している。また、スタッカークレーン10の経路5から離れる方向(前後方向、奥行き方向)は、図1の左右方向に対応している。
自動倉庫は、主に、スタッカークレーン10と、ラック装置12とを、備えている。スタッカークレーン10、自動倉庫1内を経路5に沿って走行する。スタッカークレーン10は、荷物Wを搬送し、ラック装置12に荷物Wを載置する。スタッカークレーン10の両側に、ラック装置12が配置されている。スタッカークレーン10は、走行台車10aと、走行台車10aに立設されたマスト10bと、マスト10bに昇降可能に支持される昇降台10cと、昇降台10cに対して進退する移載用のフォーク10dと、を有している。走行台車10aは、経路5に沿って上下に配置された一対のガイドレール11aに案内される。
(2)第1実施形態のラック装置
本発明の第1実施形態によるラック装置12は、荷物Wを収納するためのものである。ラック装置12は、ラック装置本体14(本体部の一例)と、ラック装置本体14に設けられた複数の棚部16とを、備えている。
(2−1)ラック装置本体
ラック装置本体14は、複数の支柱21と、複数のブレース23と、複数の水平部材24とを、備えている。複数の支柱21は、床面FL上に配置される。ここでは、スタッカークレーン10に近い側に配置された支柱21を、第1の支柱21aと呼ぶ。また、スタッカークレーン10から離れた側に配置された支柱21を、第2の支柱21bと呼ぶ。第1の支柱21aは、経路方向に並べて配置されている。また、第2の支柱21bは、経路5方向に並べて配置されている。さらに、第1の支柱21a及び第2の支柱21bは、経路5に直交する方向に一対一で対応するように並べて配置されている。
ブレース23は、水平ブレース23aと、背面ブレース23bと、側面ブレース23cと、を有している。水平ブレース23aは、ジグザグ状に配置され、第1の支柱21aと第2の支柱21bとを水平方向に連結する。背面ブレース23bは、隣り合う第2の支柱21bを垂直方向に連結する。側面ブレース23cは、ジグザグ状に配置され、第1の支柱21aと第2の支柱21bとを垂直方向に連結する。水平部材24は、第1の支柱21aを水平方向において連結する第1水平部材24aと、第2の支柱21bを連結する第2水平部材24bと、を有する。水平部材24は、複数の棚部16毎に上下に間隔を隔てて設けられる。
(2−2)棚部
棚部16は、荷物Wが載置される部分である。棚部16は、第1の支柱21aと第2の支柱21bとの間に設けられる。ここでは、複数の棚部16が、高さ方向に互いに間隔を隔てて、第1の支柱21aと第2の支柱21bとに装着されている。
棚部16は、図2、図3、図4及び図5に示すように、支柱21に固定された一対の支持部材25と、支持部材25に片持ち支持される荷受部材26(棚受部材の一例)と、を有している。また、棚部16は、図6及び図7に示すように、ネジ部材27と、ストッパ28と、受け部材29と、ナット30と、を有している。
一対の支持部材25は、図3、図4及び図5に示すように、荷受部材26を支持する部材である。一対の支持部材25は、それぞれが走行方向に長い部材である。ここでは、一対の支持部材25が、互いに平行になるように、第1の支柱21a及び第2の支柱21bに固定される。具体的には、一対の支持部材25の一方(第1の支持部材25a)が第1の支柱21aに固定され、一対の支持部材25の他方(第2の支持部材25b)が第2の支柱21bに固定される。
荷受部材26は、図6及び図7に示すように、中空の角パイプ製であり、荷物Wが載置される載置面26aを有している。荷受部材26は、前後方向(第1水平方向の一例)に延びている。荷受部材26は、一対の支持部材25の先端部に固定される。具体的には、荷受部材26は、第1の支持部材25aの先端部と第2の支持部材25bの先端部との間に架け渡され、両先端部に固定される。
ネジ部材27は、荷受部材26の内部に前後方向に沿って配置される。ネジ部材27は、荷受部材26より前後方向に長い部材である。ネジ部材27の外周面の少なくとも両端部には、雄ネジ部27cが形成されている。
ストッパ28は、荷受部材26の経路5側の第1端面26bにおいて、載置面26aより上方に突出するように配置される。ストッパ28には、ネジ部材27が貫通するネジ挿通孔28aが形成されている。ストッパ28には、位置決めガイド28bが設けられている。位置決めガイド28bは、荷受部材26の内側面に当接することでストッパ28を荷受部材26に位置決めする。位置決めガイド28bは、ストッパ28の内側面から前後方向に突出して一対設けられている。
受け部材29は、荷受部材26の奥側の第2端面26cに配置される。受け部材29は、ネジ部材27からの荷重を受けるために設けられる。この実施形態では、受け部材29はストッパ28と同じ形状である。これにより、部品の共用化を図れ、コストダウンが可能になる。しかし、受け部材29を、載置面26aより上方に突出しない別形状にしてもよい。
ナット30は、ネジ部材27の両端で雄ネジ部27cに螺合する。ナット30は、ストッパ28を荷受部材26に固定するために設けられる。ナット30を締め込むことにより、ストッパ28が荷受部材26に向けて押圧され、ストッパ28が固定される。
このような構成のラック装置12では、地震等により床FLが揺れ、その揺れがラック装置本体14を介して棚部16に伝達されると、荷物Wが移動しようとする。しかし、載置面26aから上方に突出するストッパ28が荷受部材26に設けられているため、荷受部材26に載置された荷物Wがストッパ28に当接し、荷物Wが落下しにくくなる。特に、棚部16の奥側(後側)には、背面ブレース23bがあるため、荷物Wは奥側には落下しにくいが、前側には、荷物Wの移動を妨げるものがないため、ストッパ28がないと、経路5側に荷物Wが落下するおそれがある。しかし、経路5側への荷物Wの移動がストッパ28により阻止することができる。
(3)第2実施形態
第1実施形態では、ネジ部材27を一本のネジ軸で構成したが、図8に示すように、第2実施形態では、ネジ部材127を、基端側がストッパ28に配置される第1部材127aと、基端側が受け部材29に配置される第2部材127bとの2本の部材で構成している。第1部材127aと第2部材127bの間には、粘弾性体140が配置されている。第1部材127aの先端及び第2部材127bの先端には、粘弾性体140をせん断変形可能に固定するための第1固定板141a及び第2固定板141bが溶接等の適宜の固定手段により固定されている。第1固定板141aと第2固定板141bとは、ネジ部材127の軸方向と直交する方向において対向可能に配置されている。第1部材127a及び第2部材127bの基端側外周面には雄ネジ部(図示せず)が形成されている。粘弾性体140は、接着や両面テープによる貼り付け等の適宜の固定手段により第1固定板141aと第2固定板141bとに固定されている。粘弾性体140は、せん断変形することによって、エネルギーを吸収する。第1変形例では、荷物Wがストッパ28に衝突したとき、その衝突エネルギーを粘弾性体140がせん断変形することにより吸収することができる。
(4)第2実施形態の変形例
第2実施形態では、第1部材127aと第2部材127bとの間に粘弾性体140を配置したが、変形例では、粘弾性体140に代えて弾性体240を配置している。図9において、ネジ部材227は、基端側がストッパ28に配置される第1部材227aと、基端側が受け部材29に配置される第2部材227bとで構成される。第1部材227aと第2部材227bの間には、弾性体240が配置されている。弾性体240は、例えば、バネ又は合成ゴム等の弾性を有する部材である。第1部材227aの先端及び第2部材227bの先端には、弾性体240を伸縮可能に固定するための第1固定板241a及び第2固定板241bが溶接等の適宜の固定手段により第1部材227a及び第2部材227bに各別に固定されている。第1固定板241aと第2固定板241bとは、ネジ部材227の軸方向とにおいて対向可能に配置されている。弾性体240は、伸縮することによって、エネルギーを緩和する。第2変形例では、荷物Wがストッパ28に衝突したとき、その衝突エネルギーを弾性体240が伸縮することにより緩和することができる。
(5)第3実施形態
図10に示すように、第3実施形態では、ナット30と、受け部材329との間に粘弾性体340を配置している。ナット30と粘弾性体340との間には、粘弾性体340均一に圧縮させるための受圧板342が配置されている。このような第3変形例では、荷物Wがストッパ28に衝突したとき、その衝突エネルギーを粘弾性体340が圧縮変形することにより吸収することができる。
(6)第4実施形態
図11に示すように、第4実施形態では、受け部材429に粘弾性体440を配置している。受け部材429は、ネジ部材427に固定される第1受け部材429aと、第2受け部材429bと、第1受け部材429aと第2受け部材429bとの間に配置された一対の粘弾性体440と、により構成されている。第1受け部材429aは、金属製の板材をU字状に曲げて形成された部材であり、基端部にネジ部材427がナット30により固定されている。第1受け部材429aの先端部内側面には、一対の粘弾性体440が固定されている。第2受け部材429bは、荷受部材26の奥側端面に配置され、両端部が折り曲げられた扁平U字状の固定部429dと、固定部429dの中央部に立設された連結板429eと、を有している。固定部429dの両端部は、荷受部材26の両外側面に接触して係止される。これにより受け部材429が荷受部材26に固定される。連結板429eと先端側の表面及び裏面に一対の粘弾性体440が固定される。第4変形例では、粘弾性体440が第2受け部材429bの連結板429eの表面及び裏面と第1受け部材429aの内側面との間に一対配置されるので、衝突エネルギーをさらに吸収できる。
(7)第4実施形態の第1変形例
図12に示すように、第1変形例では、受け部材529の第1受け部材529aは、金属板材を7字状に折り曲げて形成されている。第1受け部材5291aは、ネジ部材427にナット30により固定されている。受け部材529の第2受け部材529bは、金属製の板材をラッパ状の断面形状に折り曲げて形成されている。第2受け部材529bの先端部は対向して配置される。一対の粘弾性体540は、第1受け部材529aの先端部の両面と第2受け部材529bの内側面とに固定されている。第2受け部材529bは、荷受部材26の内側面に接触して係止される一対の固定部529dを有する。一対の固定部529dは、粘弾性体540の取付部分と直交する方向に配置されている。このような構成の第1変形例でも、第4実施形態と同様に衝突エネルギーをさらに吸収できる。
(8)第4実施形態の第2変形例
図13に示すように、第2変形例では、受け部材629の第1受け部材629aは、金属製の板材をU字状に折り曲げて形成されており、第4実施形態と同様な形状である。第2受け部材629bは、基端に荷受部材26の外側面に接触して係止されるように折り曲げられた固定部629dを有している。第2受け部材629bは、先端に第1受け部材629aの間に配置される連結板629eを有している。連結板629eの両面と第1受け部材629aの内側面との間に一対の粘弾性体640が固定されている。このような構成の第2変形例でも、第4実施形態と同様に衝突エネルギーをさらに吸収できる。
(9)第4実施形態の第3変形例
図14に示すように、第3変形例では、受け部材729の第1受け部材729aは、金属製の板材を7字状に折り曲げて形成されており、第4実施形態の第1変形例と同様な形状である。また、第2受け部材729bは、第2変形例と同様に基端に荷受部材26の外側面に接触して係止されるように折り曲げられた固定部729dを有している。第2受け部材729bは、先端に第1受け部材729aの先端部と対向して配置される連結板729eを有している。連結板629eの図14下面と第1受け部材729aの上面との間に粘弾性体740が固定されている。このような構成の第3変形例でも、第4実施形態と同様に衝突エネルギーを吸収できる。
(10)実施形態の作用効果
上記実施形態は、下記のように表現可能である。なお、以降の説明において、部材に対応する符号は、明細書に最も先に記載されたものだけを付す。
(A)自動倉庫1のラック装置12は、スタッカークレーン10の経路5に沿って配置される装置である。自動倉庫1のラック装置12は、ラック装置本体14と、ラック装置本体14に設けられた複数の棚部16とを有している。複数の棚部16の少なくとも一つは、荷受部材26と、ネジ部材27と、ストッパ28と、受け部材29と、ナット30と、を備える。荷受部材26は、ラック装置本体14に固定される。荷受部材26は、経路5に直交する前後方向に延びる中空状部材である。荷受部材26は、荷物Wが載置される載置面26aを有する。ネジ部材27は、荷受部材26の内部に配置される。ネジ部材27は、荷受部材26より前後方向に長い。ストッパ28は、荷受部材26の第1端面26bにおいて荷受部材26の載置面26aより上方に突出するように配置される。ストッパ28には、ネジ部材27が貫通する、ネジ挿通孔28aが形成される。受け部材29は、荷受部材26の第2端面26cに配置され、ネジ部材27からの荷重Wを受けるため部材である。ナット30は、ネジ部材27に締結されることで、ストッパ28を荷受部材26に固定する。
このラック装置12では、棚部16において、荷物Wが載置される中空状の荷受部材26をネジ部材27が貫通する。このネジ部材27に締結されるナット30により、ストッパ28が荷受部材26に固定される。また、ネジ部材27からの荷重は受け部材29により受けられる。ここでは、荷受部材26を貫通するネジ部材27とナット30によりストッパ28を荷受部材26に固定しているので、ストッパ28を荷受部材26に簡単に固定できる。これにより、ストッパの取り付けに要する工数を低減できる。しかも、ネジ部材27の弾性によりストッパ28への荷物の衝突時の荷物の揺れを抑えることができる。
(B)自動倉庫1のラック装置12は、スタッカークレーン10の経路5に沿って配置される装置である。自動倉庫1のラック装置12は、ラック装置本体14と、ラック装置本体14に設けられた複数の棚部16とを有している。複数の棚部16の少なくとも一つは、荷受部材26と、ストッパ28と、弾性部材140、240と、を備える。荷受部材26は、ラック装置本体14に固定される。荷受部材26は、経路5に直交する前後方向に延びる中空状部材である。荷受部材26は、荷物Wが載置される載置面26aを有する。ストッパ28は、荷受部材26の第1端面26bにおいて荷受部材26の載置面26aより上方に突出するように配置される。弾性部材140、240はストッパ28への衝突エネルギーを吸収する。
このラック装置12では、荷物がストッパに衝突した時の衝突エネルギーを弾性部材140、240が吸収する。よって、荷物がストッパに衝突した時の荷物の揺れを抑制できる。
(11)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(a)前記実施形態では、荷受部材を角パイプで構成したが、本発明はこれに限定されない。荷受部材は、中空形状であればどのような形状でもよく、例えば、通常の丸パイプでもよいし、角棒の中心にネジ挿通孔を設けたものでもよい。
(b)前記実施形態では、弾性体としてバネ又はゴムを例示したが弾性体はゴムやバネに限定されない。なお、弾性部材は、弾性体及び粘弾性体を含む。
(c)前記実施形態では、ネジ部材27をネジ軸で構成し、外周面の全長にわたり雄ネジ部27cを形成したが、雄ネジ部は、両端にだけあればよい。
本発明は、自動倉庫のラック装置に広く適用可能である。
1 自動倉庫
5 経路
10 スタッカークレーン
10a 走行台車
10b マスト
10c 昇降台
10d フォーク
11a ガイドレール
12 ラック装置
14 ラック装置本体
16 棚部
21 支柱
21a 第1の支柱
21b 第2の支柱
23 ブレース
23a 水平ブレース
23b 背面ブレース
23c 側面ブレース
24 水平部材
24a 第1水平部材
24b 第2水平部材
25 支持部材
25a 第1の支持部材
25b 第2の支持部材
26 荷受部材
26a 載置面
26b 第1端面
26c 第2端面
27 ネジ部材
27c 雄ネジ部
28 ストッパ
28a ネジ挿通孔
28b 位置決めガイド
29 受け部材
30 ナット
127 ネジ部材
127a 第1部材
127b 第2部材
140 粘弾性体
141a 第1固定板
141b 第2固定板
227 ネジ部材
227a 第1部材
227b 第2部材
240 弾性体
241a 第1固定板
241b 第2固定板
329 受け部材
340 粘弾性体
342 受圧板
427 ネジ部材
429 受け部材
429a 第1受け部材
429b 第2受け部材
429d 固定部
429e 連結板
440 粘弾性体
529 受け部材
529a 第1受け部材
529b 第2受け部材
529d 固定部
540 粘弾性体
629 受け部材
629a 第1受け部材
629b 第2受け部材
629d 固定部
629e 連結板
640 粘弾性体
729 受け部材
729a 第1受け部材
729b 第2受け部材
729d 固定部
729e 連結板
740 粘弾性体

Claims (9)

  1. スタッカークレーンの経路に沿って配置される、自動倉庫のラックであって、
    複数の支柱を有する本体部と、
    前記複数の支柱に設けられた複数の棚部とを有しており、
    前記複数の棚部の少なくとも一つは、
    前記経路に直交する第1水平方向に並んだ支柱に固定され前記経路に沿った方向に延びる支持部材と、
    前記支持部材に固定され、前記経路に直交する第1水平方向に延びる中空状部材であり、荷物が載置される載置面を有するとともに前記荷物の前記第1水平方向の全長を支持するように延びる棚受部材と、
    前記棚受部材の内部に配置され、前記棚受部材より前記第1水平方向に長いネジ部材と、
    前記棚受部材の第1端側において前記棚受部材の前記載置面より上方に突出するように配置され、前記ネジ部材が貫通する孔が形成されたストッパと、
    前記棚受部材の第2端側に配置され、前記棚受部材の前記第2端に当接することで前記ネジ部材からの前記第1端側への荷重を受けるための受け部材と、
    前記ストッパの外側から前記ネジ部材に締結されることで、前記ストッパを前記棚受部材に固定するナットと、
    を備え、
    前記ネジ部材は、
    第1部材と、
    第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材を連結する弾性部材とを有している、自動倉庫のラック。
  2. 前記弾性部材は粘弾性体である、請求項に記載の自動倉庫のラック。
  3. 前記ストッパに設けられ、前記棚受部材の内側面に当接することで前記ストッパを前記棚受部材に位置決めする位置決めガイドをさらに備えている、請求項1に記載の自動倉庫のラック。
  4. 前記第1部材の先端に前記弾性部材を固定する第1固定板と、
    前記第2部材の先端に前記弾性部材を固定し、前記第1固定板とともに前記弾性部材を挟み込む第2固定板と、
    をさらに備えている、請求項に記載の自動倉庫のラック。
  5. 前記ナットに面して配置される受圧板をさらに備えており、
    前記弾性部材は、前記受圧板と前記受け部材との間に配置される、請求項に記載の自動倉庫のラック。
  6. 前記受け部材は、
    前記ネジ部材に固定され、前記弾性部材に連結される第1受け部材と、
    前記棚受部材の第2端側に固定され、前記弾性部材に連結される第2受け部材と、
    を有している、請求項に記載の自動倉庫のラック。
  7. 前記第1受け部材は7字状に折り曲げられており、
    前記第2受け部材は開口を有するラッパ状の断面形状に折り曲げられており、
    前記弾性部材の外側面が前記第2受け部材の前記開口に連結され、前記第1受け部材が前記弾性部材を貫通するように連結される、請求項に記載の自動倉庫のラック。
  8. 前記第1受け部材はU字状に折り曲げられており、
    前記第2受け部材は、前記棚受部材の外側面に接触して係止されるように折り曲げられた固定部と、前記第1受け部材のU字状の開口に対向して延在する第1連結板と、を有し、
    前記弾性部材の外側面が前記第1受け部材のU字状の開口に連結され、前記第2受け部材の第1連結板が前記弾性部材を貫通するように連結される、請求項に記載の自動倉庫のラック。
  9. 前記第1受け部材は7字状に折り曲げられており、
    前記第2受け部材は、前記棚受部材の外側面に接触して係止されるように折り曲げられた固定部と、前記第1受け部材の先端と対向して配置される第2連結板と、を有しており、
    前記弾性部材は、前記第1受け部材の先端と前記第2受け部材の第2連結板との間に固定される、請求項に記載の自動倉庫のラック。

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