JP6036606B2 - 物品処理設備 - Google Patents

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Description

本発明は、物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられた物品処理設備に関する。
このような物品処理設備として、従来、作業者が投入作業を行う投入作業部が複数設けられ、投入作業部にて投入作業を完了した容器(実容器と称する)を排出する排出コンベヤと、投入作業部に空の容器(空容器と称する)を供給する供給部とを備えたものがあった。このような物品処理設備では、作業者が供給部から取り出した容器を投入作業部の投入間口に配置し、各投入間口に位置する容器に対して投入作業を行い、投入作業が完了した実容器を上記排出コンベヤに移載するように構成されていた。
しかしながら、このような物品処理設備では、作業者が、空容器を供給部から投入作業部の投入間口に配置する作業、及び、実容器を搬出コンベヤに移載する作業を行わねばならず、作業者の作業負担が大きい。
この為、容器を上流側から下流側に向けて一方向に搬送自在な供給排出コンベヤを設け、この供給排出コンベヤに対して複数の投入間口を並べて設定し、その複数の投入間口のうち、所定の数量の投入間口を単一の投入作業部に割り当てて、その投入作業部を複数並べて設定したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
供給排出コンベヤは、容器を夫々の投入間口に供給自在に構成されており、作業者は、投入間口に配置された容器に対して投入作業を行うようになっている。このような構成により、投入作業部における空容器の供給と実容器の搬出とを供給排出コンベヤにて行うことができ、作業者の負担を軽減することができる。
特許文献1では、投入作業が終了すると、供給排出コンベヤは、容器を下流側に搬送(搬出)すると同時に、上流側から新たに空の容器を供給する。このとき、複数の投入作業部の全てにおいて、容器の搬送が同期して行われることになるので、他の投入作業部の作業進捗によっては空容器の供給が遅れることになる。そこで、特許文献1の構成では、投入作業部間での作業進捗の差を吸収する為、供給排出コンベヤを上下2段に配設し、かつ、上下2段の供給排出コンベヤの夫々を各別に搬送作動自在に構成し、単一の作業者が投入作業を行う投入作業部を上下2段の供給排出コンベヤに対して設定し、上段の供給排出コンベヤの投入間口と下段の供給排出コンベヤの投入間口とを、一群の投入作業(作業バッチと称する)ごとに交互に投入作業対象の投入間口として使用する構成としている。
従って、例えば上段の供給排出コンベヤの投入間口に対する作業バッチの投入作業を終了した作業者は、引き続き下段の供給排出コンベヤの投入間口に対する作業バッチの投入作業を開始することができる。この為、他の投入作業部間での作業の遅さに引きずられて作業効率が低下する事態を極力防止することができる。
特開2006−36407号公報
しかしながら、上記特許文献1のような構成にしても、作業者の作業速度の差が蓄積された場合(例えば、作業速度の速い作業者が担当する投入作業部において下段の供給排出コンベヤの投入間口に対する作業バッチの投入作業が終了したにも拘わらず、作業速度の遅い作業者が担当する投入作業部において、未だ上段の供給排出コンベヤの投入間口に対して、前の作業バッチの投入作業が終了していないような場合)には、作業速度の速い作業者は下段又は上段の一方の供給排出コンベヤの投入間口に対する作業バッチの投入作業が終了しても次の作業バッチの投入作業を開始できない事態が発生することがある。このように、特許文献1の構成においても、複数の投入作業部ごとの作業進捗の差に起因する作業効率の低下を、完全に解消することはできなかった。
そこで、空容器の供給及び実容器の排出を自動で行うことができ、しかも、他の投入作業部での作業進捗の影響を受け難い物品処理設備の実現が望まれる。
上記課題を解決するための本発明にかかる物品処理設備は、物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられたものであって、
前記投入作業部に供給される空の前記容器を搬送する供給コンベヤと、前記投入作業部から排出される前記容器を搬送する排出コンベヤと、が設けられ、前記複数の投入作業部の夫々は、前記供給コンベヤと当該投入作業部に対応する供給口において接続されて前記供給コンベヤにて搬送される前記容器を取り込んで当該投入作業部における複数の前記投入間口の夫々に配置する作業部用供給コンベヤと、前記排出コンベヤと当該投入作業部に対応する排出口において接続されて、当該投入作業部における複数の前記投入間口に配置されている複数の前記容器を前記排出コンベヤに排出する作業部用排出コンベヤと、を備え、前記供給コンベヤと前記排出コンベヤとが、平面視で搬送経路が隣接する状態で、かつ、夫々の搬送面の高さが揃った状態で並べて配設され、前記投入作業部が、前記供給コンベヤ及び前記排出コンベヤの並び方向で前記供給コンベヤ側に設けられ、前記作業部用排出コンベヤは、前記供給コンベヤを横断して前記容器を当該作業部用排出コンベヤについての前記排出口に排出するように構成された点を特徴とする。
すなわち、複数の投入作業部に各別に設けられた作業部用排出コンベヤから排出コンベヤへの容器の排出、及び、供給コンベヤから複数の投入作業部に各別に設けられた作業部用供給コンベヤへの容器の供給を、それぞれ独立に行うことができる。
この為、各投入作業部における作業進捗に差があったとしても、他の投入作業部の作業の進捗状況に関わらず、随時作業部用排出コンベヤから排出コンベヤに容器の排出を行うことができる。また、容器の排出を行った投入作業部においては、他の投入作業部の作業の進捗状況に関わらず、容器の供給を受けることができる。
したがって、空容器の供給及び実容器の排出を自動で行うことができ、しかも、他の投入作業部での作業進捗の影響を受け難い物品処理設備が提供できる。
上述したように、さらに、本発明に係る物品処理設備においては、前記供給コンベヤと前記排出コンベヤとが、平面視で搬送経路が隣接する状態で、かつ、夫々の搬送面の高さが揃った状態で並べて配設され、前記投入作業部が、前記供給コンベヤ及び前記排出コンベヤの並び方向で前記供給コンベヤ側に設けられ、前記作業部用排出コンベヤは、前記供給コンベヤを横断して前記容器を当該作業部用排出コンベヤについての前記排出口に排出するように構成されている。
すなわち、投入作業部には作業者が作業のために移動する移動領域が設けられる必要がある。仮に、供給コンベヤと排出コンベヤとを、それらの搬送経路が平面視で離間する状態で配設し、その間に移動領域を設けると、作業者が移動領域に出入りし難くなるが、上記構成のように、供給コンベヤと排出コンベヤとを平面視で搬送経路が隣接する状態で並べて配設することで、投入作業部は供給コンベヤと排出コンベヤとに挟まれない状態となるため、作業者は移動領域に出入りし易くなる。
また、供給コンベヤと排出コンベヤとの夫々の搬送面の高さが異なると、供給コンベヤに対して供給口を介して接続される作業部用供給コンベヤと、排出コンベヤに対して排出口を介して接続される作業部用排出コンベヤとの搬送面の搬送高さも異なることになるが、その場合、作業部用供給コンベヤにおける供給口とは逆側の端部と作業部用排出コンベヤにおける排出口とは逆側の端部との間で容器を高さ方向に沿って搬送する必要があり、設備の構成が複雑になる。そこで、供給コンベヤと排出コンベヤとの夫々の搬送面の高さを揃える形態としているが、このようにすると、隣接する供給コンベヤと排出コンベヤとのうち、投入作業部側に設けられるものの搬送経路を容器が横断することになる。
ここで、一旦作業部用排出コンベヤから排出されて排出コンベヤにて出荷用集積場等の搬送先に搬送される容器は、搬送途中で停止する回数が極力少ない状態で搬送されることが好ましい。
一方、供給コンベヤは、投入作業部の作業部用供給コンベヤに空の容器を供給できればよく、搬送途中で停止する回数を少なくすることは必ずしも要求されない。
仮に、投入作業部を供給コンベヤ及び排出コンベヤの並び方向で排出コンベヤ側に設ける構成とすると、容器を供給コンベヤから投入作業部に供給する場合に容器が排出コンベヤを横断することになる。そのため、供給コンベヤから投入作業部に向かう容器と、排出コンベヤにて搬送される容器とが干渉しないようにすべく、排出コンベヤの作動を停止させたり排出コンベヤの搬送速度を遅くする必要がある。よって、投入作業を完了した容器を搬送先に搬送するにしても、その搬送速度の向上を図り難いという問題がある。
上述した好ましい構成では、作業部用排出コンベヤが、供給コンベヤを横断して容器を排出コンベヤにおける当該投入作業部に対応する排出口に排出するように構成されるように構成されているから、供給コンベヤから投入作業部に容器を供給する場合には、供給される容器が排出コンベヤを横断することがない。よって、供給コンベヤから投入作業部に容器を供給するために排出コンベヤの搬送を停止させたり搬送速度を遅くしたりする必要がなく、排出コンベヤの搬送速度の低下を抑制することができる。
本発明に係る物品処理設備においては、前記供給コンベヤは、互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分を有し、前記複数の搬送部分の夫々における前記供給コンベヤの搬送方向で下流側の端部に、前記供給口が設定され、前記搬送部分は、前記作業部用供給コンベヤに供給される容器を保管する保管部であることが好ましい。
すなわち、供給コンベヤは、互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分に作業部用供給コンベヤに供給される容器(空容器)を保管することができる。この為、当該物品処理設備において必要となる空容器を保管するために、空容器を保管するための空容器倉庫等の保管設備だけでなく、供給コンベヤの搬送部分に空容器を保管しておくことができ、空容器を保管するための空容器倉庫等の省スペース化を図ることができる。
しかも、作業部用供給コンベヤは、自己についての供給口よりも供給コンベヤの搬送方向で上流側に存在する保管部から容器の供給を受けることができる。この為、投入作業部への容器の供給が必要な場合に、その都度上記空容器倉庫等の空容器の供給元から容器を搬送する必要がなく、投入作業部への容器の供給を極力迅速に行うことができる。
また、上記課題を解決するための本発明に係る物品処理設備は、物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられたものであって、
前記投入作業部に供給される空の前記容器を搬送する供給コンベヤと、前記投入作業部から排出される前記容器を搬送する排出コンベヤと、が設けられ、前記複数の投入作業部の夫々は、前記供給コンベヤと当該投入作業部に対応する供給口において接続されて前記供給コンベヤにて搬送される前記容器を取り込んで当該投入作業部における複数の前記投入間口の夫々に配置する作業部用供給コンベヤと、前記排出コンベヤと当該投入作業部に対応する排出口において接続されて、当該投入作業部における複数の前記投入間口に配置されている複数の前記容器を前記排出コンベヤに排出する作業部用排出コンベヤと、を備え、前記供給コンベヤ及び前記排出コンベヤの搬送方向に沿って単位作業区画が複数設けられ、前記複数の単位作業区画の夫々に対して、前記投入作業部が複数設けられ、前記作業部用排出コンベヤ、前記作業部用供給コンベヤ、前記供給コンベヤ、及び、前記排出コンベヤの作動を制御する制御部が設けられ、前記制御部が、前記投入作業部において投入作業が終了したことを示す作業終了情報が入力されると、前記作業部用排出コンベヤが支持する前記容器を前記排出コンベヤに排出する排出制御と、前記供給コンベヤが搬送する前記容器を前記作業部用供給コンベヤに供給する供給制御と、を実行する点を特徴とする
すなわち、単位作業区画に投入作業部が複数設けられており、投入作業部において投入作業が終了すると、当該投入作業部にて投入作業が終了した容器を排出コンベヤに排出し、新たな空の容器を供給コンベヤから取り込むことができる。
単位作業区画における複数の投入作業部のうち、すべての投入作業部を同時期に投入作業の対象としない(複数の投入作業部のうちいずれかを、空の容器を用意した状態で待機状態としておく)ことによって、一の投入作業部にて投入作業を終了し、容器の入れ替え(実容器の排出及び空容器の供給)を行っている間、作業者は同じ単位作業区画の他の投入作業部にて投入作業を行うことができる。
このように、投入作業部における容器の入れ替えを行う間の待ち時間の発生を抑制して、投入作業の作業効率を向上することができる。
また、上記課題を解決するための本発明に係る物品処理設備は、物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられたものであって、
前記投入作業部に供給される空の前記容器を搬送する供給コンベヤと、前記投入作業部から排出される前記容器を搬送する排出コンベヤと、が設けられ、前記複数の投入作業部の夫々は、前記供給コンベヤと当該投入作業部に対応する供給口において接続されて前記供給コンベヤにて搬送される前記容器を取り込んで当該投入作業部における複数の前記投入間口の夫々に配置する作業部用供給コンベヤと、前記排出コンベヤと当該投入作業部に対応する排出口において接続されて、当該投入作業部における複数の前記投入間口に配置されている複数の前記容器を前記排出コンベヤに排出する作業部用排出コンベヤと、を備え、前記作業部用排出コンベヤが、複数の前記投入間口の夫々に対応する間口部分ごとに互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分を有し、前記投入間口を管理する間口管理部が、投入作業の対象となる総投入作業数の前記物品を振り分け条件に基づいて振り分けたときに必要となる前記投入間口の数が前記作業部用排出コンベヤに対応する全ての前記投入間口の数に満たないときは、前記排出口に近い前記投入間口から順に前記投入作業用の前記投入間口として割り当てるように構成されている点を特徴とする
すなわち、作業部用排出コンベヤが、複数の投入間口の夫々に対応する間口部分ごとに互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分を有するから、作業部用排出コンベヤが、当該作業部用排出コンベヤに対応する投入間口のすべてに容器が配置されていたとしても、一部の容器のみを排出コンベヤに排出し、残りの容器を当該作業部用排出コンベヤに残しておくことができる。
そこで、排出口に近接する前記投入間口から順に前記投入作業用の前記投入間口として割り当てることによって、投入作業の対象となる総投入作業数の物品を振り分け条件に基づいて振り分けたときに必要となる投入間口の数が作業部用排出コンベヤに対応する全ての投入間口の数に満たない場合には、実際に投入作業の対象となった容器のみを排出コンベヤに排出することができ、作業部用排出コンベヤに対応する投入間口数の全てに対応する容器を排出しかつその数の容器を供給する構成に比べて、不要な排出作動を行わずに済み、物品投入済みの実容器の排出および空容器の供給に要する時間が短くて済むので、作業効率を向上することができる。
また、上記課題を解決するための本発明に係る物品処理設備は、物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられたものであって、
前記投入作業部に供給される空の前記容器を搬送する供給コンベヤと、前記投入作業部から排出される前記容器を搬送する排出コンベヤと、が設けられ、前記複数の投入作業部の夫々は、前記供給コンベヤと当該投入作業部に対応する供給口において接続されて前記供給コンベヤにて搬送される前記容器を取り込んで当該投入作業部における複数の前記投入間口の夫々に配置する作業部用供給コンベヤと、前記排出コンベヤと当該投入作業部に対応する排出口において接続されて、当該投入作業部における複数の前記投入間口に配置されている複数の前記容器を前記排出コンベヤに排出する作業部用排出コンベヤと、を備え、前記作業部用供給コンベヤ及び前記作業部用排出コンベヤが、前記供給コンベヤ及び前記排出コンベヤの搬送経路の同じ側に配置され、かつ、搬送方向を正逆に切換自在な作業部用供給排出コンベヤにて兼用されている点を特徴とする
すなわち、作業部用供給コンベヤ及び作業部用排出コンベヤを搬送方向を正逆に切換自在な作業部用供給排出コンベヤにて兼用することによって、それらを別体として備える場合に比べて、設備構成を簡素化し、かつ、設備の設置場所の省スペース化を図ることができる。
物品処理設備の要部斜視図 物品処理設備の要部を説明する平面図 投入作業部の立面図 単位作業区画を説明する平面図 制御ブロック図 制御部が実行する制御を説明するフローチャート 容器排出制御による容器の排出状態を説明する平面図 容器供給制御による容器の供給状態を説明する平面図
以下、図面に基づいて、物品処理設備の実施形態を説明する。
本実施形態の物品処理設備は、図1及び図2に示すように、供給コンベヤ20及び排出コンベヤ10の搬送方向に沿って単位作業区画Kが複数(図2ではK1〜K3の3つ)設けられている。また、複数の単位作業区画Kの夫々に対して、投入作業部Ktが、作業者Sが作業を行う作業用の移動領域を挟んで対向して一対設けられている。
作業用の移動領域には、仕分対象の複数の物品を収容したコンテナYを支持自在なカート50が備えられている。カート50は、コンテナYを支持台51に載置支持することができる。また、カート50には、コンテナYの識別情報としてのバーコード及び仕分対象の物品のJANコードを示すバーコードを読み取り自在なバーコードリーダRb、及び、作業者向けの通知事項、残作業時間、又はその単位作業区画Kで作業を行っている作業者名等の情報を表示自在なディスプレイDを備えている。また、図示は省略するが、作業者が投入作業部Ktにおける投入作業を終了したことを入力する作業終了入力ボタンが、投入作業部Ktの夫々に対して各別に設けられている。作業終了入力ボタンの入力情報は、後述する制御部H(図4参照)に送信される。
複数の投入作業部Ktの夫々には、搬送方向を正逆に切換自在な作業部用供給排出コンベヤ30が上下方向に離間して2段設けられている。以降、上部側に備えられる作業部用供給排出コンベヤ30を上部側作業部用供給排出コンベヤ31、下部側に備えられる作業部用供給排出コンベヤ30を下部側作業部用供給排出コンベヤ32と称する。
また、一の単位作業区画Kにおける一対の投入作業部Ktにおける作業部用供給排出コンベヤ30を、便宜的に前面側作業部用供給排出コンベヤ30A及び背面側作業部用供給排出コンベヤ30Bと呼称する。なお、前面側作業部用供給排出コンベヤ30Aと背面側作業部用供給排出コンベヤ30Bとは、配置が鏡像対象となっているが、機能は同等である。
また、投入作業部Ktにおける作業部用供給排出コンベヤ30の搬送方向で一方側の側部に、投入作業部Ktに供給される空の仕分トレーT(空トレーTk)を搬送する供給コンベヤ20と、投入作業部Ktから排出される仕分トレーT(実トレーTj)を搬送する排出コンベヤ10とが設けられている。供給コンベヤ20及び排出コンベヤ10は夫々上下方向に離間して2段設けられている。以降、上部側に備えられる供給コンベヤ20を上部側供給コンベヤ21、下部側に備えられる供給コンベヤ20を下部側供給コンベヤ22と称し、上部側に備えられる排出コンベヤ10を上部側排出コンベヤ11、下部側に備えられる排出コンベヤ10を下部側排出コンベヤ12と称する。
なお、以降の説明において、上部側排出コンベヤ11、上部側供給コンベヤ21、及び上部側作業部用供給排出コンベヤ31にて構成される上部側コンベヤ群と、下部側排出コンベヤ12、下部側供給コンベヤ22、及び下部側作業部用供給排出コンベヤ32にて構成される下部側コンベヤ群とを特に区別する必要がない場合には、排出コンベヤ10、供給コンベヤ20、及び作業部用供給排出コンベヤ30として説明する。
上下それぞれの作業部用供給排出コンベヤ30は、当該作業部用供給排出コンベヤ30に対応する供給口20xにおいて供給コンベヤ20と接続されて、供給コンベヤ20にて搬送される空トレーTkを取り込んで当該投入作業部Ktにおける複数の投入間口の夫々に配置し、かつ、排出コンベヤ10と当該作業部用供給排出コンベヤ30に対応する排出口10xにおいて接続されて、当該作業部用供給排出コンベヤ30における複数の投入間口に配置されている複数の実トレーTjを排出コンベヤ10に排出するように構成されている。
排出口10xは、排出コンベヤ10の搬送方向に直交する方向に仕分トレーTを横送り搬送自在に構成されている。横送り搬送のための機構として、例えば、排出コンベヤ10を構成する搬送ローラの間に、排出コンベヤ10の搬送方向と直交する方向に回転駆動されるチェーントランサを競り上がり自在に備えて、横送り搬送時には当該チェーントランサを競り上がり作動及び回転駆動するものが挙げられる。この機構によって、排出コンベヤ10の搬送方向に沿って搬送されていた仕分トレーTをチェーントランサの回転駆動方向に横送りするようになっている。供給口20xについても同様である。
本実施形態では、作業部用供給排出コンベヤ30と供給口20xと排出口10xとが作業部用排出コンベヤに相当し、作業部用供給排出コンベヤ30と供給口20xとが作業部用供給コンベヤに相当する。つまり、本実施形態では、作業部用供給コンベヤと作業部用排出コンベヤとが兼用されている。
供給コンベヤ20と排出コンベヤ10とは、搬送経路が平面視で隣接する状態で、かつ、夫々の搬送面の高さがそろった状態で並べて配設されている。投入作業部Ktは、供給コンベヤ20及び排出コンベヤ10の並び方向で供給コンベヤ20側に設けられている。
このため、作業部用供給排出コンベヤ30は、供給コンベヤ20を横断して実トレーTjを排出コンベヤ10における当該投入作業部Ktに対応する排出口10xに排出するように構成されている。逆に、供給コンベヤ20は、排出コンベヤ10を横断することなく作業部用供給排出コンベヤ30に空トレーTkを供給することができる。
上部側作業部用供給排出コンベヤ31及び下部側作業部用供給排出コンベヤ32は、図1乃至図3に示すように、夫々仕分トレーTを5つ並べて停止状態で支持自在に構成されている。上部側作業部用供給排出コンベヤ31及び下部側作業部用供給排出コンベヤ32における5つの仕分トレーTの支持位置の夫々に対応して、物品を投入する仕分トレーTを指示するための間口指示ゲートGが各別に設けられている。
複数の間口指示ゲートGの夫々は、板状体にて形成されて上端にヒンジ部を備え、定常状態では閉状態となるように復帰付勢されている。そして、複数の間口指示ゲートGの夫々に各別に備える開閉機構によって、作業用の移動領域側に向けて開操作されるようになっている。開閉機構は、後述の間口指示器コントローラHg(図5参照)によって各別に制御される。
すなわち、上記複数の間口指示ゲートGが、複数の投入間口の夫々に対応して設けられており、投入作業部Ktには、物品が投入される仕分トレーTが配置される投入間口が複数設定されている。
図4に示すように、上部側作業部用供給排出コンベヤ31及び下部側作業部用供給排出コンベヤ32は、複数の投入間口の夫々に対応する間口部分ごとに互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分(搬送部分30a〜搬送部分30e)を有している。
したがって、上部側作業部用供給排出コンベヤ31及び下部側作業部用供給排出コンベヤ32は、例えば、排出コンベヤ10から遠い投入間口に位置する仕分トレーTは静止させたままで、排出コンベヤ10に近い投入間口に位置する仕分トレーTのみを排出コンベヤ10に排出すること(例えば、搬送部分30eについては搬送作動を停止させたままで搬送部分30a〜搬送部分30dを排出作動させる等)が可能である。また、逆に、供給コンベヤ20から遠い投入間口に位置する仕分トレーTは静止させたままで、供給コンベヤ20に近い投入間口にのみ供給コンベヤ20から仕分トレーTを供給すること(例えば、搬送部分30eについては搬送作動を停止させたままで搬送部分30a〜搬送部分30dを供給作動させる等)が可能である。
供給コンベヤ20は、図4に示すように、互いに独立して搬送作動可能な複数の単位搬送作動部20a〜20eを有している。なお、図4は、1つの単位作業区画Kのみについて示しているが、図1等に示す複数の単位作業区画Kの全てについて同様に構成されている。このうち、単位搬送作動部20cは、搬送方向に沿う長さが1つの作業部用供給排出コンベヤ30に備えられる投入間口分の数量(本実施形態では5つ)の仕分トレーTを支持自在な長さとなるように設定されている。
単位搬送作動部20cは、5つの仕分トレーTを停止状態で支持可能になっており、作業部用供給排出コンベヤ30から排出コンベヤ10に実トレーTjが排出されて作業部用供給排出コンベヤ30が仕分トレーTを支持しない状態となると、当該作業部用供給排出コンベヤ30に対応する供給口20xの上流側で最も近い単位搬送作動部20cに支持される空トレーTkを作業部用供給排出コンベヤ30に供給することができる。なお、作業部用供給排出コンベヤ30に対応する供給口20xの上流側で最も近い単位搬送作動部20cに空トレーTkが支持されていない場合は、当該供給口20xの上流側で最も近い単位搬送作動部20cよりも上流側に位置する単位搬送作動部20cに支持される空トレーTkを搬送して作業部用供給排出コンベヤ30に供給することもできる。
すなわち、供給コンベヤ20は、互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分を有し、複数の搬送部分の夫々における供給コンベヤ20の搬送方向で下流側の端部に供給口20xが設定され、搬送部分は、作業部用供給コンベヤ30に供給される仕分トレーTを保管する保管部20Rとして機能する。
次に、本実施形態における物品処理設備の制御構成を図5に基づいて説明する。
制御部Hは、例えば演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにて構成されており、記憶装置に記憶したプログラムを実行することによって、各種の制御を実行するようになっている。制御部Hには、コンベヤコントローラHc、間口指示器コントローラHg、バーコードリーダRb、上位管理装置Hu、及び、物品データベースDBが、当該制御部Hと相互に通信自在に接続されている。
コンベヤコントローラHcは、制御部Hからの指令に基づいて、排出コンベヤ10、供給コンベヤ20、及び、作業部用供給排出コンベヤ30の夫々の作動を制御自在に構成されている。つまり、制御部Hは、コンベヤコントローラHcを介して作業部用供給排出コンベヤ30、供給コンベヤ20、及び、排出コンベヤ10の作動を制御する。
なお、コンベヤコントローラHcは、作業部用供給排出コンベヤ30については搬送部分30a〜搬送部分30eの夫々の作動を各別に制御することができ、供給コンベヤ20については、複数の単位搬送作動部20a〜20eの夫々の作動を各別に制御することができる。また、コンベヤコントローラHcは、供給口20x及び排出口10xにおけるチェーントランサの作動も制御する。
間口指示器コントローラHgは、複数の投入間口の夫々に設けられる開閉機構を各別に制御することによって、各投入間口に対応する各間口指示ゲートGの夫々の開閉作動を各別に制御するようになっている。
バーコードリーダRbは、コンテナYに当該コンテナYを各別に識別すべく付されたインストアコードを示すバーコードを読み取り自在に構成されているとともに、コンテナYに収容されている物品に種別ごとに付されているJANコードを示すバーコードを読み取り自在に構成されている。
上位管理装置Huは、本物品処理設備の上流工程において、ピッキング作業箇所での集約ピッキングの結果データを管理し、コンテナYに収容される物品の種別及び個数を管理するとともに、そのコンテナYに収容される物品が、投入作業部においてアソート仕分対象となる物品であるか、間口順仕分対象となる物品であるかを、コンテナY単位で管理している。また、物品データベースDBは、物品のJANコードと、その物品に係る属性(商品名、ロット番号、及び、使用(消費)期限等)を管理している。
ここで、アソート仕分とは、物品とその物品の仕分先情報とを予め対応付けた対応関係情報に基づいて、コンテナYに収容された物品を、その物品の仕分先情報に対応する仕分トレーTに投入する仕分形態である。この場合、一のコンテナYに収容された物品のうち複数の物品が1つの仕分トレーに対応付けられることがあり得る。
物品に対する仕分先の仕分トレーTが予め決められているため、作業者がコンテナYに収容された物品をランダムに取り出した場合に、その物品を投入すべき仕分トレーTが配置された投入間口は、作業者が物品を取り出した順に影響されることになる。
一方、間口順仕分とは、コンテナYに収容された物品を、1つずつ異なる仕分先に仕分ける仕分形態である。間口順仕分では、作業者がコンテナYに収容された物品を取り出すと、制御部が、取り出された物品に対応する仕分先情報を仕分トレーTに対応付ける。つまり、物品の投入をトリガとして仕分トレーTと仕分先情報とを対応付けることができるため、その物品を投入すべき仕分トレーTが配置された投入間口を、予め定められた順序で(例えば、排出口10xに近い方の端から)割り付けることによって、作業者による物品の取り出し順に影響されることなく、投入間口を順に割り付けることができる。
制御部Hは、上記アソート仕分及び間口順仕分の双方の場合において、投入作業の対象となる総投入作業数の物品を振り分け条件に基づいて振り分けたときに必要となる投入間口の数が、作業部用供給排出コンベヤ30に対応する全ての投入間口の数に満たない場合、排出口10xに近接する投入間口から順に投入作業用の投入間口として割り当てるように構成されている。
本実施形態では、図3に示すように投入間口が10個設定されており、これらの投入間口を、図3の間口指示ゲートGに1〜10の数字で示すように、排出口10xに近接する投入間口から順に、かつ、上下交互に投入作業用の投入間口として割り当てるようになっている。本実施形態では、制御部Hが投入間口を管理する間口管理部に相当する。
また、制御部Hは、投入作業部Ktにおいて投入作業が終了したことを示す作業終了情報(例えば、作業者によって押下される作業終了入力ボタンの押下情報)が入力されると、作業部用供給排出コンベヤ30、供給口20xのチェーントランサ、及び排出口10xのチェーントランサを作動させて当該作業部用供給排出コンベヤ30が支持する実トレーTjを排出コンベヤ10に排出する排出制御(図7参照)と、供給コンベヤ20における単位搬送作動部20c(保管部20R)、供給口20xのチェーントランサ、及び、作業部用供給排出コンベヤ30を作動させて供給コンベヤ20が搬送する空トレーTkを作業部用供給コンベヤ30に供給する供給制御(図8参照)とを実行する。
次に、本実施形態の物品処理設備において制御部が実行する制御を図6のフローチャートに基づいて説明する。
制御部Hは、バーコードリーダRbによって読み取ったコンテナYのID(コンテナID)を読み取る(ステップ#11)と、物品データベースDBに問い合わせて、仕分形態情報を取得する(ステップ#12)。
仕分形態がアソートである場合(ステップ#13:Yes)、引き続き、作業者はコンテナYから物品を取り出し、バーコードリーダBrによって当該物品の物品IDを読み取る(ステップ#14)。制御部Hは、上位管理装置から予め取得した対応関係情報に基づいて、当該物品を投入すべき投入間口を決定するアソート用間口決定処理を実行し(ステップ#15)、間口指示器コントローラHgに、対応する間口指示ゲートGを開状態とするように指令する(ステップ#16)。
続いて、コンテナYに収容されている全ての物品について投入作業が完了したか否かを判別し(ステップ#17)、完了していないと判別した場合(ステップ#17:No)には、ステップ#14の処理に戻る。
仕分形態がアソートでない場合、つまり、仕分形態が間口順仕分である場合(ステップ#13:No)には、コンテナYに物品がない状態か否かを判別する(ステップ#18)。
コンテナY内に物品がある場合(ステップ#18:No)には、引き続き、作業者はコンテナYから物品を取り出し、バーコードリーダBrによって当該物品の物品IDを読み取る(ステップ#19)。制御部Hは、投入間口を予め設定された順にインクリメントする形態で物品を投入する投入間口を決定する単品時間口決定処理を実行すると同時に、当該投入間口の仕分トレーTのトレー識別情報(トレーID)と仕分先情報とを対応付ける(ステップ#20)。引き続き、間口指示器コントローラHgに、対応する間口指示ゲートGを開状態とするように指令する(ステップ#21)。
続いて、制御部Hは、単位作業区画Kにおける前面側作業部用供給排出コンベヤ30A及び背面側作業部用供給排出コンベヤ30Bのうち一方の投入間口(例えば、1つの作業部用供給コンベヤ30につき5つの投入間口×2段で10の投入間口)をすべて使用したか否かを判別する(ステップ#22)。
上記前面側作業部用供給排出コンベヤ30A及び背面側作業部用供給排出コンベヤ30Bのうち一方の投入間口の全てを使用したと判別すると(ステップ#22:Yes)、制御部Hは、その一方の作業部用供給コンベヤ30に対して容器排出制御(ステップ#23)及び容器供給制御(ステップ#24)を指令すると同時に、使用する投入間口を背面側(つまり、単位作業区画Kにおける前面側作業部用供給排出コンベヤ30Aから背面側作業部用供給排出コンベヤ30Bへ、又はその逆)に切換える(ステップ#25)。
ステップ#22にて、全ての間口を使用していないと判別した場合は(ステップ#22:No)、又は、ステップ#25の処理が終了すると、ステップ#18の処理に戻る。
ステップ#17にてコンテナYに収容されている全ての物品について投入作業が完了したと判別した場合(ステップ#17:Yes)、又は、ステップ#18にてコンテナY内に物品がなくなったと判別した場合(ステップ#18:Yes)には、引き続き、容器排出制御(ステップ#26)及び容器供給制御(ステップ#27)を指令し、処理を終了する。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、1つの単位作業区画Kに、供給コンベヤ20及び排出コンベヤ10の搬送方向に離間して2つの投入作業部Ktを設ける構成としたが、このような構成に限定されるものではなく、1つの単位作業区画Kに1つの投入作業部Ktを備える構成としたり、3つ以上の投入作業部Ktを備える構成としてもよい。
なお、1つの単位作業区画Kに3つの投入作業部Ktを備える場合、上記実施形態のように、一対の投入作業部Ktの夫々を互いの投入間口が向かい合う形態で配置するのではなく、全ての投入作業部Ktの夫々の投入間口が同じ向きを向くように投入作業部Ktを配設してもよい。
また、3つ以上の投入作業部Ktを備える構成とした場合、投入作業は同時に全ての投入作業部Ktで行うのではなく、投入作業部Ktの設置数から1を減じた数以下の数の投入作業部Ktにおいて行うようにすると、投入作業を完了した投入作業部Ktを担当していた作業者Sが引き続きそれまで投入作業が行われていなかった投入作業部Ktでの投入作業に移行することができ、仕分トレーTの排出制御及び供給制御の実行によるタイムラグなく投入作業を継続することができる。
(2)上記実施形態では、1つの投入作業部Ktにおいて1人の作業者が投入作業を行う形態としたが、1つの投入作業部Ktにおいて投入作業を行う作業者を2人以上としてもよい。
(3)上記実施形態では、各投入作業部Ktにおいて、作業部用供給排出コンベヤ30を、当該作業部用供給排出コンベヤ30の搬送方向と供給コンベヤ20及び排出コンベヤ10の搬送方向とが平面視で直交する形態となるように配設した。しかしながら、このような構成に限定されるものではない。例えば、作業部用供給排出コンベヤ30における投入間口対応部分の搬送方向が、平面視で、供給コンベヤ20及び排出コンベヤ10の搬送方向と平面視で平行、又は、平面視で傾斜する形態となるようにし、かつ、作業部用供給排出コンベヤ30における上記投入間口対応部分と供給口20x又は排出口10xとの間の搬送経路を、上記供給口20x及び排出口10xに向かうように屈曲させる形態としてもよい。
(4)上記実施形態では、1つの投入作業部Ktに、上下方向で2段の作業部用供給排出コンベヤ30(上部側作業部用供給排出コンベヤ31及び下部側作業部用供給排出コンベヤ32)を備える構成を説明したが、作業部用供給排出コンベヤ30を上下方向で1段のみ備える構成としたり、作業部用供給排出コンベヤ30を上下方向で3段以上備える構成としてもよい。
また、上記実施形態では、1つの作業部用供給排出コンベヤ30に対応する投入間口を5つとしたが、これを4つ以下又は6つ以上としてもよい。尚、1つの作業部用供給排出コンベヤ30に対応する投入間口を6つ以上とする場合は、投入作業における作業者Sの移動量を考慮して設定することが望ましい。
さらに、上記実施形態では、前面側作業部用供給排出コンベヤ30Aと背面側作業部用供給排出コンベヤ30Bとを交互に使用する形態を説明したが、例えば、上部側作業部用供給排出コンベヤ31及び下部側作業部用供給排出コンベヤ32とを交互に使用する形態としてもよい。
(5)上記実施形態では、供給コンベヤ20と排出コンベヤ10とを互いに搬送経路が隣接する状態で配設する構成を例示したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、供給コンベヤ20と排出コンベヤ10とを、夫々の搬送経路が離間する形態で配設し、作業部用供給コンベヤ30の搬送方向の一端側に供給コンベヤ20を接続し、他端側に排出コンベヤ10を接続する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、供給コンベヤ20と排出コンベヤ10とを、夫々の搬送面の高さがそろった状態で並べて配設する形態を例示したが、供給コンベヤ20と排出コンベヤ10との高さを異ならせてもよい。
(6)上記実施形態では、作業部用排出コンベヤ30が、複数の投入間口の夫々に対応する間口部分ごとに互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分30a〜30eを有する構成を説明したが、上記のように互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分30a〜30eを有しない構成としてもよい。
この場合、間口管理部は、予め使用する投入間口数分だけ仕分トレーTを作業部用排出コンベヤ30に供給するように作業部用排出コンベヤ30の作動(搬送量)を制御することが望ましい。
(7)上記実施形態では、作業部用供給コンベヤ及び作業部用排出コンベヤを搬送方向を正逆に切換自在な作業部用供給排出コンベヤ30にて兼用する構成を説明したが、このような構成に限定されるものではなく、作業部用供給コンベヤ及び作業部用排出コンベヤを別体として、夫々を、搬送経路が隣接しかつ夫々の搬送面の高さが揃う状態で配設し、作業部用供給コンベヤにおける搬送方向で供給口20xと逆側の端部と、作業部用排出コンベヤにおける搬送方向で排出口10xと逆側の端部とを接続して仕分トレーをループ状に搬送するように構成してもよい。
また、供給コンベヤ20と排出コンベヤ10とを上下方向に並べて供え、作業部用排出コンベヤと作業部用排出コンベヤとを、上記供給コンベヤ20と排出コンベヤ10の夫々に対応して上下方向に並べて供え、作業部用供給コンベヤにおける搬送方向で供給口20xと逆側の端部と作業部用排出コンベヤにおける搬送方向で排出口10xと逆側の端部とを、昇降装置にて接続して、仕分トレーをループ状に搬送するように構成してもよい。
(8)上記実施形態では、作業終了情報として作業終了入力ボタンの押下情報が制御部Hに送信されると、制御部が、作業終了入力ボタンが押下された投入作業部Ktについて排出制御及び供給制御を実行する形態を例示したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、上位管理装置HuがコンテナYに収容されている物品の数量情報を管理し、コンテナYから取り出されてバーコードリーダRbで物品IDを読み取られた物品の個数が上記数量情報の数量に達すると作業終了情報が入力される構成としてもよい。
10 排出コンベヤ
10x 排出口
20 供給コンベヤ
20x 供給口
20R 保管部
30 作業部用供給排出コンベヤ(作業部用排出コンベヤ、作業部用供給コンベヤ)
30a〜30e 搬送部分
H 制御部(間口管理部)
K 単位作業区画
Kt 投入作業部
T 容器

Claims (5)

  1. 物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられた物品処理設備であって、
    前記投入作業部に供給される空の前記容器を搬送する供給コンベヤと、
    前記投入作業部から排出される前記容器を搬送する排出コンベヤと、が設けられ、
    前記複数の投入作業部の夫々は、
    前記供給コンベヤと当該投入作業部に対応する供給口において接続されて前記供給コンベヤにて搬送される前記容器を取り込んで当該投入作業部における複数の前記投入間口の夫々に配置する作業部用供給コンベヤと、
    前記排出コンベヤと当該投入作業部に対応する排出口において接続されて、当該投入作業部における複数の前記投入間口に配置されている複数の前記容器を前記排出コンベヤに排出する作業部用排出コンベヤと、を備え
    前記供給コンベヤと前記排出コンベヤとが、平面視で搬送経路が隣接する状態で、かつ、夫々の搬送面の高さが揃った状態で並べて配設され、
    前記投入作業部が、前記供給コンベヤ及び前記排出コンベヤの並び方向で前記供給コンベヤ側に設けられ、
    前記作業部用排出コンベヤは、前記供給コンベヤを横断して前記容器を当該作業部用排出コンベヤについての前記排出口に排出するように構成された物品処理設備。
  2. 前記供給コンベヤは、互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分を有し、
    前記複数の搬送部分の夫々における前記供給コンベヤの搬送方向で下流側の端部に、前記供給口が設定され、
    前記搬送部分は、前記作業部用供給コンベヤに供給される前記容器を保管する保管部である請求項に記載の物品処理設備。
  3. 物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられた物品処理設備であって、
    前記投入作業部に供給される空の前記容器を搬送する供給コンベヤと、
    前記投入作業部から排出される前記容器を搬送する排出コンベヤと、が設けられ、
    前記複数の投入作業部の夫々は、
    前記供給コンベヤと当該投入作業部に対応する供給口において接続されて前記供給コンベヤにて搬送される前記容器を取り込んで当該投入作業部における複数の前記投入間口の夫々に配置する作業部用供給コンベヤと、
    前記排出コンベヤと当該投入作業部に対応する排出口において接続されて、当該投入作業部における複数の前記投入間口に配置されている複数の前記容器を前記排出コンベヤに排出する作業部用排出コンベヤと、を備え、
    前記供給コンベヤ及び前記排出コンベヤの搬送方向に沿って単位作業区画が複数設けられ、前記複数の単位作業区画の夫々に対して、前記投入作業部が複数設けられ、
    前記作業部用排出コンベヤ、前記作業部用供給コンベヤ、前記供給コンベヤ、及び、前記排出コンベヤの作動を制御する制御部が設けられ、
    前記制御部が、前記投入作業部において投入作業が終了したことを示す作業終了情報が入力されると、前記作業部用排出コンベヤが支持する前記容器を前記排出コンベヤに排出する排出制御と、前記供給コンベヤが搬送する前記容器を前記作業部用供給コンベヤに供給する供給制御とを実行する物品処理設備。
  4. 物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられた物品処理設備であって、
    前記投入作業部に供給される空の前記容器を搬送する供給コンベヤと、
    前記投入作業部から排出される前記容器を搬送する排出コンベヤと、が設けられ、
    前記複数の投入作業部の夫々は、
    前記供給コンベヤと当該投入作業部に対応する供給口において接続されて前記供給コンベヤにて搬送される前記容器を取り込んで当該投入作業部における複数の前記投入間口の夫々に配置する作業部用供給コンベヤと、
    前記排出コンベヤと当該投入作業部に対応する排出口において接続されて、当該投入作業部における複数の前記投入間口に配置されている複数の前記容器を前記排出コンベヤに排出する作業部用排出コンベヤと、を備え、
    前記作業部用排出コンベヤが、複数の前記投入間口の夫々に対応する間口部分ごとに互いに独立して搬送作動する複数の搬送部分を有し、
    前記投入間口を管理する間口管理部が、投入作業の対象となる総投入作業数の前記物品を振り分け条件に基づいて振り分けたときに必要となる前記投入間口の数が前記作業部用排出コンベヤに対応する全ての前記投入間口の数に満たないときは、前記排出口に近い前記投入間口から順に前記投入作業用の前記投入間口として割り当てるように構成された物品処理設備。
  5. 物品が投入される容器が配置される投入間口が複数設定された投入作業部が複数設けられた物品処理設備であって、
    前記投入作業部に供給される空の前記容器を搬送する供給コンベヤと、
    前記投入作業部から排出される前記容器を搬送する排出コンベヤと、が設けられ、
    前記複数の投入作業部の夫々は、
    前記供給コンベヤと当該投入作業部に対応する供給口において接続されて前記供給コンベヤにて搬送される前記容器を取り込んで当該投入作業部における複数の前記投入間口の夫々に配置する作業部用供給コンベヤと、
    前記排出コンベヤと当該投入作業部に対応する排出口において接続されて、当該投入作業部における複数の前記投入間口に配置されている複数の前記容器を前記排出コンベヤに排出する作業部用排出コンベヤと、を備え、
    前記作業部用供給コンベヤ及び前記作業部用排出コンベヤが、前記供給コンベヤ及び前記排出コンベヤの搬送経路の同じ側に配置され、かつ、搬送方向を正逆に切換自在な作業部用供給排出コンベヤにて兼用されている物品処理設備。
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