JP7275584B2 - 投入ステーションシステム - Google Patents
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上記ピッキングシステムにおいては、上記の自動倉庫に備わるラックの棚に空の容器が収納され、自動倉庫のスタッカクレーンが、空の容器を当該棚からピッキング作業を行う場所まで搬送する。
本発明の一見地に係る投入ステーションシステムは、作業者が複数の物品を容器に投入するためのシステムである。投入ステーションシステムは、棚と、投入ステーションと、空容器供給装置と、搬送装置と、コントローラと、を備える。
棚は容器を格納可能である。投入ステーションでは、作業者により容器へ物品が投入される。空容器供給装置は、空容器を供給するための装置である。空容器は、物品が投入されていない容器である。搬送装置は、空容器供給装置、投入ステーション、及び、棚の間で容器を搬送可能である。
コントローラは、投入ステーションにおいて空容器が必要となった際に、搬送装置に、空容器供給装置から投入ステーションへと空容器を直接搬送させる。
このようにして、空容器を投入ステーションへ供給する際の搬送装置の動作回数を減らして、投入ステーションシステム全体の能力を向上できる。
この場合、コントローラは、搬送装置に、仕掛かり中の仕掛かり容器を投入ステーションから棚に搬送させる。これとともに、コントローラは、投入完了容器を投入ステーションから容器払い出し装置へと直接搬送させる。
このように、投入完了容器も投入ステーションから容器払い出し装置へと直接搬送させることで、投入完了容器を容器払い出し装置へ搬送する際の搬送装置の動作回数を減らして、投入ステーションシステム全体の能力を向上できる。
これにより、空容器を予め格納する棚を無くして、棚のサイズを小さくできる。この結果、搬送装置の移動距離を短くしてサイクルタイムを短縮して、投入ステーションシステム全体の能力を向上できる。
これにより、投入ステーションでの作業を効率化できるので、投入ステーションシステム全体の能力を向上できる。
これにより、投入ステーションでの作業を効率化できるので、投入ステーションシステム全体の能力を向上できる。
(1)投入ステーションシステム
以下、図1及び図2を用いて、投入ステーションシステム100の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る投入ステーションシステム100の構成を示す図である。図2は、投入ステーション1のA-A線における断面図である。図1において、紙面の横方向を示す矢印にて示される方向をX方向、紙面の縦方向を示す矢印にて示される方向をY方向と呼ぶことにする。
第1実施形態に係る投入ステーションシステム100は、例えば、物流センター、工場などの物品Mの仕分け作業がなされる場所に設置される。投入ステーションシステム100は、投入元容器C1(後述)に収納された複数の物品M(例えば、商品、製品の部品など)を、出荷先毎に定められた容器に仕分けて投入し、注文要求や仕様などにより決められた種類及び数の物品Mを投入した容器(投入完了容器C3と呼ぶ)を、所定の箇所に払い出すためのシステムである。
第1実施形態に係る投入ステーションシステム100は、主に、投入ステーション1と、空容器供給装置2と、搬送装置3と、コントローラ4と、を備える。
投入ステーション1は、例えば、仕分ステーションなどの、作業者Wが物品Mの仕分け作業を行うためのステーションである。
図1に示すように、投入ステーション1には、物品Mを投入可能な複数の投入口Oが設けられている。なお、図1にて示す例では投入口Oの数は5であるが、例えば8などの任意の数とできる。
作業者Wは、投入元容器C1から物品Mを取り出したあと、当該物品Mの出荷先を認識し、認識した出荷先が割り当てられた投入口Oから当該物品Mを投入することにより、物品Mを適切な出荷先の空容器C2又は仕掛かり容器C4に投入できる。その結果、投入ステーション1での仕分け作業を効率化できるので、投入ステーションシステム100全体の能力を向上できる。
なお、投入元容器C1は、例えば、プラスチック製のケース、パレットなどである。
空容器供給装置2は、Y方向においては、投入ステーション1に対して、搬送装置3を挟んだ位置に配置されている。一方、X方向においては、投入ステーション1のX方向の配置位置の近傍に配置されている。つまり、X方向においては、空容器供給装置2は、投入ステーション1の近傍に配置されている。
空容器供給装置2は、搬送装置3の近傍まで、空容器C2を供給する装置である。空容器供給装置2は、例えば、ベルトコンベヤ、ローラコンベヤなどのコンベヤである。
これにより、空容器C2を投入ステーション1へ供給する際の搬送装置3の動作回数を減らして、投入ステーションシステム100全体の能力を向上できる。
搬送装置3は、Y方向において、投入ステーション1と空容器供給装置2との間に配置される。搬送装置3は、投入ステーション1と空容器供給装置2との間で、空容器C2を搬送する装置である。また、搬送装置3は、X方向に延びる軌道31に沿って走行することで、後述する棚61と投入ステーション1との間で、仕掛かり容器C4を搬送できる。
本実施形態において、搬送装置3は、例えば、物品Mを移載するための移載装置と、移載装置を搭載し高さ方向に移動可能な昇降台と、を有するスタッカクレーンである。
コントローラ4は、CPU、記憶装置(RAM、ROM、ハードディスク、SSDなどのデータを記憶する装置)、各種インターフェースにより構成され、投入ステーションシステム100の各部を制御するコンピュータシステムである。
コントローラ4による各部の制御は、上記の記憶装置に記憶されるプログラムにより実現される。また、コントローラ4による各部の制御の一部が、SoC(System on Chip)などによりハードウェア的に実現されていてもよい。
図1に示すように、第1実施形態に係る投入ステーションシステム100は、4つのラック6を備える。ラック6は、X方向に延びる複数段の棚61により構成される。
具体的には、一対のラック6が、投入ステーション1を挟んで、X方向に並んで配置されている。また、もう一対のラック6が、空容器供給装置2を挟んで、X方向に並んで配置されている。
図1に示すように、第1実施形態に係る投入ステーションシステム100は、容器払い出し装置7を備える。容器払い出し装置7は、Y方向においては、投入ステーション1に対して、搬送装置3を挟んだ位置に配置されている。一方、X方向においては、空容器供給装置2と並んで、投入ステーション1の近傍に配置されている。
他の実施形態において、容器払い出し装置7を、フリーローラのコンベヤとしてもよい。この場合、容器払い出し装置7は、水平方向より所定の角度だけ傾斜される。
これにより、投入完了容器C3を容器払い出し装置7へ搬送する際の搬送装置3の動作回数を減らして、投入ステーションシステム100全体の能力を向上できる。
以下、図3を用いて、上記の構成を有する投入ステーションシステム100において、物品Mの仕分けをする際の動作を説明する。図3は、投入ステーションシステム100の動作を示すフローチャートである。
投入ステーションシステム100における物品Mの仕分け作業は、ステップS1において、投入元容器供給装置5が、仕分けるべき物品Mを収納した投入元容器C1を、外部から投入ステーション1に搬送することにより開始される。
コントローラ4は、投入ステーション1に搬送される投入元容器C1に付されたバーコードを読み取ることなどによって呼び出した、投入元容器C1に収納されている物品Mの出荷先に関する情報、棚61に載置されている仕掛かり容器C4に投入すべき物品Mに関する情報などに基づいて、上記判断を行う。
「空容器C2を投入ステーション1に供給する必要がある」とは、例えば、物品Mを投入すべき仕掛かり容器C4が棚61に載置されていない場合、又は、一部の出荷先については仕掛かり容器C4が存在するが、他の出荷先については仕掛かり容器C4が存在しない場合である。
具体的には、物品Mの空容器C2及び/又は仕掛かり容器C4への投入(仕分け作業)は、以下のようにして行われる。
コントローラ4は、特定した出荷先を、作業者Wに教示する。出荷先の教示は、例えば、投入ステーション1の各投入口Oに対応するように設けられたランプ(図示せず)を点灯させることにより行われる。作業者Wは、ランプが点灯した投入口Oに取り出した物品Mを投入することで、適切な出荷先の空容器C2又は仕掛かり容器C4に物品Mを投入できる。
具体的には、コントローラ4は、投入口Oに配置された容器のうち、指定された全ての種類の物品Mを指定された数量だけ投入して、物品Mの投入を終了したと判断した容器を、投入完了容器C3と決定する。
また、コントローラ4は、投入口Oに配置された容器のうち、指定された全ての種類の物品Mが投入されていないか、又は、指定された物品Mが指定された数量だけ投入されておらず、物品Mの投入を継続すべきと判断した容器を、仕掛かり容器C4と決定する。
容器払い出し装置7に搬送された投入完了容器C3は、容器払い出し装置7により投入ステーションシステム100外に搬送される。
上記の図3に示すフローチャートにて説明したように、本実施形態に係る投入ステーションシステム100では、このシステムで取り扱われる投入元容器C1以外の容器のうち、ラック6の棚61に載置されるのは仕掛かり容器C4のみであり、空容器C2及び投入完了容器C3は棚61に載置されない。
棚61に載置されない空容器C2は、それを必要とした場合に、空容器供給装置2から投入ステーション1に直接搬送される。また、投入完了容器C3は、投入ステーション1から容器払い出し装置7に直接搬送される。
上記第1実施形態は、下記の効果を有している。
投入ステーションシステム(例えば、投入ステーションシステム100)は、作業者(例えば、作業者W)が複数の物品(例えば、物品M)を容器に投入するためのシステムである。投入ステーションシステムは、棚(例えば、棚61)と、投入ステーション(例えば、投入ステーション1)と、空容器供給装置(例えば、空容器供給装置2)と、搬送装置(例えば、搬送装置3)と、コントローラ(例えば、コントローラ4)と、を備える。
棚は容器を格納可能である。投入ステーションでは、作業者により容器へ物品が投入される。空容器供給装置は、空容器(例えば、空容器C2)を供給するための装置である。搬送装置は、空容器供給装置、投入ステーション、及び、棚の間で容器を搬送可能である。
コントローラは、投入ステーションにおいて空容器が必要となった際に、搬送装置に、空容器供給装置から投入ステーションへと空容器を直接搬送させる。
このようにして、空容器を投入ステーションへ供給する際の搬送装置の動作回数を減らして、投入ステーションシステム全体の能力を向上できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(A)投入ステーション1は、在庫の物品Mを所定の容器に投入して、出荷先に関わりなく種々の物品Mを複数収納した混載容器、又は、在庫の物品Mを出荷先毎に仕分けた容器を作成するピッキングステーションであってもよい。
1 投入ステーション
O 投入口
W 作業者
2 空容器供給装置
3 搬送装置
31 軌道
4 コントローラ
5 投入元容器供給装置
6 ラック
61 棚
7 容器払い出し装置
C1 投入元容器
C2 空容器
C3 投入完了容器
C4 仕掛かり容器
M 物品
Claims (6)
- 作業者が複数の物品を容器に投入するためのシステムであって、
容器を格納可能な棚と、
作業者により容器へ物品が投入される投入ステーションと、
前記物品が投入されていない空容器を供給するための空容器供給装置と、
前記空容器供給装置、前記投入ステーション及び前記棚の間で前記容器を搬送可能な搬送装置と、
前記投入ステーションにおいて前記空容器が必要となった際に、前記搬送装置に、前記空容器供給装置から前記投入ステーションへと前記空容器を直接搬送させるコントローラと、
を備え、
前記搬送装置は、一方向に延びる軌道に沿って走行し、前記容器を移載するための移載装置と、前記移載装置を搭載し高さ方向に移動可能な昇降台と、を有するスタッカクレーンであり、
前記空容器供給装置と、前記投入ステーションと、前記棚は、前記軌道に沿って配置される、投入ステーションシステム。 - 前記作業者による前記物品の投入が完了した投入完了容器を運び出す容器払い出し装置をさらに備え、
前記コントローラは、前記搬送装置に、仕掛かり中の仕掛かり容器を前記投入ステーションから前記棚に搬送させるとともに、前記投入完了容器を前記投入ステーションから前記容器払い出し装置へと直接搬送させる、請求項1に記載の投入ステーションシステム。 - 前記空容器供給装置は、前記投入ステーションの近傍に配置される、請求項1又は2に記載の投入ステーションシステム。
- 前記コントローラは、前記物品を投入するべき仕掛かり容器が前記棚に存在しない場合に、前記搬送装置に、前記空容器供給装置から前記投入ステーションへと前記空容器を直接搬送させる、請求項1~3のいずれかに記載の投入ステーションシステム。
- 単種類複数個の物品が入った投入元容器を前記投入ステーションに供給する投入元容器供給装置をさらに備えている、請求項1~4のいずれかに記載の投入ステーションシステム。
- 前記投入ステーションは前記物品を投入するための複数の投入口を有し、各投入口には物品を投入するための容器が準備される、請求項1~5のいずれかに記載の投入ステーションシステム。
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