JP6036583B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料ディスペンサやカップ式自動販売機等において、シロップ等の原液を冷水や炭酸水等の希釈液で希釈した飲料を供給する飲料供給装置に関する。
飲料ディスペンサやカップ式自動販売機では、飲料の原料を濃縮したシロップ等の原液を冷水や炭酸水等の希釈液で所定の比率に希釈した飲料を供給するようにしている。この希釈比率を適切な値にするため、飲料ディスペンサやカップ式自動販売機では、希釈液と原液の供給管路に流量計を設け、それぞれの流量を管理しながら混ぜ合わせるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、希釈液や原液の通過流量と同期して回転する回転子を有し、回転子の回転数を検出して通過流量に同期したパルスを制御部(図示せず)に出力することにより流量を計る流量計を希釈液と原液のそれぞれの供給管路に設けた飲料供給装置の概略構成図である。
図6において、10は冷水供給管路、11は水入口電磁弁、12は水ポンプ、13は冷却水槽(図示せず)に貯留している冷却水に浸漬されて通流する飲用水を冷却する水冷却コイル、14は冷水流量計測用の冷水流量計、15は冷水電磁弁、16は飲料吐出ノズル、20は炭酸水供給管路、21はカーボネータ給水電磁弁、22は冷却水槽に貯留している冷却水に浸漬されて炭酸水を製造するカーボネータ(炭酸水製造装置)、23は炭酸水流量計測用の炭酸水流量計、24は炭酸水電磁弁、30は原液供給管路、31は炭酸ガスボンベ、32は原液タンク、33は冷却水槽に貯留している冷却水に浸漬されて通流する原液を冷却する原液冷却コイル、34は原液流量計測用の原液流量計、36は原液電磁弁である。なお、原液供給管路30、原液タンク32、原液冷却コイル33、原液流量計34、原液電磁弁36は、供給飲料の種類数に対応させて複数設けられ、例えば、本飲料供給装置では4系統の原液供給管路30を設け、原液流量計34a、34b、34c、34d、原液電磁弁36a、36b、36c、36dが設けられている(一部を図示せず)。
そして、制御部により、水ポンプ12が運転され、水入口電磁弁11、冷水電磁弁15が開放されると、水ポンプ12で飲用水が圧送され、水入口電磁弁11から水冷却コイル13、冷水流量計14、冷水電磁弁15を通流し、水冷却コイル13で冷やされて冷水供給管路10から飲料吐出ノズル16に冷水が供給される。そして、冷水流量計14が出力するパルスが予め設定してあるパルス数に達すると、制御部が水ポンプ12の運転を停止すると同時に、水入口電磁弁11、冷水電磁弁15を閉塞して冷水の供給を停止する。
また、冷水供給管路10を分岐させ、カーボネータ給水電磁弁21を介してカーボネータ22に接続している。カーボネータ22内には、水位を検出するためのフロートスイッチ(図示せず)が設けられ、水位が下限位置になると、水入口電磁弁11、カーボネータ給水電磁弁21を開き、水ポンプ12を運転させて水冷却コイル13で冷やされた冷水をカーボネータ22に供給し、水位が上限位置になると、水入口電磁弁11、カーボネータ給水電磁弁21を閉じて水ポンプ12の運転を停止する。そして、炭酸ガスボンベ31から供給される炭酸ガスを冷水に溶かし込んで炭酸水を製造する。
カーボネータ22内で製造されて貯留されている炭酸水は、制御部により炭酸水電磁弁24が開放されると、炭酸ガスボンベ31から供給される炭酸ガスの圧力でカーボネータ22から押し出され、炭酸水流量計23、炭酸水電磁弁24を通流し、炭酸水供給管路20から飲料吐出ノズル16に供給され、炭酸水流量計23が出力するパルスが予め設定してあるパルス数に達すると、制御部が炭酸水電磁弁24を閉塞して炭酸水の供給を停止する。
一方、原液は、制御部により原液電磁弁36が開放されると、炭酸ガスボンベ31から供給される炭酸ガスの圧力で原液タンク32から押し出され、原液冷却コイル33、原液流量計34、原液電磁弁36を通流し、原液冷却コイル33で冷やされて原液供給管路30から飲料吐出ノズル16に供給され、原液流量計34が出力するパルスが予め設定してあるパルス数に達すると、制御部が原液電磁弁36を閉塞して原液の供給を停止する。
そして、原液タンク32から原液冷却コイル33、原液流量計34、原液電磁弁36を通流して原液供給管路30から供給される原液と、冷水電磁弁15または炭酸水電磁弁24を通流して供給される希釈液としての冷水または炭酸水とが飲料吐出ノズル16の中で混合され、調製された飲料が飲料カップ等の容器に吐出される。
このように、飲料の原料を濃縮したシロップ等の原液を冷水や炭酸水等の希釈液で所定の比率に希釈した飲料を供給する飲料供給装置では、原液や希釈液の通過流量に同期したパルスを制御部に出力する流量計をそれぞれの供給管路に設け、制御部は、冷水電磁弁や炭酸水電磁弁を連続開放して流量計が出力するパルスが予め設定してあるパルス数に達するまで希釈液を連続吐出するとともに、原液電磁弁を間欠開放して原液流量計が出力するパルスが予め設定してあるパルス数に達するまで原液を間欠吐出し、調製した飲料を供給するようにしている。
例えば、流量計は計測した液体1mlを1パルスとして通過流量に同期した数のパルスを出力し、図8(b)に示しているように、吐出1サイクルの中で、希釈液を20ml(20パルス)吐出する間に原液を吐出1サイクル毎に5ml(5パルス)吐出し、この間の希釈液と原液との希釈比率を「4:1」としている。そして、連続吐出させている希釈液中に原液を間欠吐出することで飲料吐出の最初から最後まで希釈液に原液が均一に混合された飲料が調製できるようにしている。
特開2008−239166号公報
この場合、原液の吐出速度は原液供給管路の内部通流抵抗で決まる。原液電磁弁を間欠開閉させることで希釈比率を所定の値に維持するためには、原液の吐出速度は希釈液の吐出速度を希釈比率で除した値よりも大きくしなくてはならない。一般的に原液は粘度が高く、また、その粘度は原液の種類によっても異なるため、原液の吐出速度調整はフローレギュレータ(流量調整器)等を用いることにより手動で調整する方法で行っていた。
しかしながら、原液の粘度は図7に示しているように温度によって変化し、原液温度が高くなると粘度が低くなって吐出速度が速くなる。原液温度が高くなり粘度が低く吐出速度が速いと、図8(a)に示しているように、原液流量計34が出力する5パルス分の原液を吐出する時間が短くなり、原液が吐出されない時間が長くなる。また、原液温度が低くなり粘度が高く吐出速度が遅いと、図8(c)に示しているように、原液流量計34が出力する5パルス分の原液を吐出する時間が長くなる。
電動コンプレッサを使用する冷却装置で冷却水槽に貯留している冷却水を冷却する飲料ディスペンサやカップ式自動販売機では、冷却水槽の冷却水が設定温度まで冷える前に原液の吐出速度調整を行った場合、吐出速度調整後に冷却水槽の冷却水が設定温度に冷却されると原液の吐出速度が遅くなりすぎ、原液の吐出速度が追い付かなくなり、図8(c)に示しているように、基準の吐出1サイクル中では原液5パルス分の吐出が終わらなくなり、原液が連続して吐出されるようになり、吐出されない原液が発生し、希釈比率の薄い飲料(希釈比率異常)になるという不具合が発生することとなる。
この原液の吐出速度を希釈液に対する希釈比率分よりもはるかに早くなるように原液供給管路の内部通流抵抗値を予め設定しておく方法も考えられる。しかしながら、原液の吐出速度が速すぎると、原液を吐出する時間が短くなり、原液が吐出されない時間が長くなると、原液が希釈液と十分に混合することができなくなるため、原液と希釈液とが十分に混ざらない状態で飲料が供給されることとなる。
このように、原液は温度によって粘度が変化することで吐出速度も大きく変化し、しかも原液の種類によっても希釈比率や粘度が大きく異なるため、原液吐出速度はその周囲温度変化の影響を大きく受けることとなる。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、飲料供給装置を市場設置時、また、飲料の種類変更時等の原液吐出速度調整を不要とするとともに、温度変化等による原液の物性変化が起きても、常に適切な希釈比率の飲料を供給することができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る飲料供給装置は、希釈液供給管路から供給される希釈液と、原液供給管路から供給される原液と、を所定の希釈比率で混合させる制御手段を備える飲料供給装置において、
前記希釈液供給管路には、前記希釈液の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する希釈液流量計と、弁を開閉して前記希釈液の通過を許可する希釈液電磁弁と、を設け、
前記原液供給管路には、前記原液の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する原液流量計と、前記原液の通過流量を調製する原液流量調整装置と、弁を開閉して前記原液の通過を許可する原液電磁弁と、を設け、
前記制御手段は、前記希釈液流量計および前記原液流量計が出力するそれぞれの所定パルス数を吐出1サイクルとし、該吐出1サイクル毎に測定した希釈液吐出時間に対する原液吐出時間の吐出時間比率が予め定めている値となるように前記原液流量調整装置を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る飲料供給装置は、上述した請求項1において、前記制御手段は、前記希釈液吐出時間に対する前記原液吐出時間の吐出時間比率を0.8〜0.9となるように前記原液流量調整装置を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る飲料供給装置は、上述した請求項1または請求項2において、前記制御手段は、前記希釈液電磁弁を所定時間連続して開放して前記希釈液を所定量連続吐出し、前記原液電磁弁を所定の回数に分割して開閉させて前記原液を分割して吐出することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、希釈液供給管路から供給される希釈液と、原液供給管路から供給される原液と、を所定の希釈比率で混合させる制御手段を備える飲料供給装置において、希釈液供給管路には、希釈液の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する希釈液流量計と、弁を開閉して希釈液の通過を許可する希釈液電磁弁と、を設け、原液供給管路には、原液の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する原液流量計と、原液の通過流量を調製する原液流量調整装置と、弁を開閉して原液の通過を許可する原液電磁弁と、を設け、制御手段は、希釈液流量計および原液流量計が出力するそれぞれの所定パルス数を吐出1サイクルとし、該吐出1サイクル毎に測定した希釈液吐出時間に対する原液吐出時間の吐出時間比率が予め定めている値となるように原液流量調整装置を制御することにより、原液供給管路の原液流量調整機能が自動制御可能となり、原液粘度に応じて原液吐出時間を最適化することができるので、飲料供給装置を市場設置時、また、飲料の種類変更時等の原液吐出速度調整を不要とするとともに、温度変化等による原液の物性変化が起きても、常に適切な希釈比率の飲料を供給することができる飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、制御手段は、希釈液吐出時間に対する原液吐出時間の吐出時間比率を0.8〜0.9となるように原液流量調整装置を制御することにより、原液粘度に応じて原液吐出時間を最適化することができ、飲料供給装置を市場設置時、また、飲料の種類変更時等の原液吐出速度調整を不要とするとともに、温度変化等による原液の物性変化が起きても、常に適切な希釈比率の飲料を供給することができる飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、制御手段は、希釈液電磁弁を所定時間連続して開放して希釈液を所定量連続吐出し、原液電磁弁を所定の回数に分割して開閉させて原液を分割して吐出することにより、希釈液に原液が均等に混合された飲料を調製して供給することができる飲料供給装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態である飲料供給装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態である飲料供給装置の概略構成図である。 図2に示した飲料供給装置の制御ブロック図である。 図2に示した飲料供給装置の制御を示すフローチャート図である。 図2に示した飲料供給装置の制御を示すタイミングチャート図である。 従来の飲料供給装置の概略構成図である。 原液の温度変化による粘度と吐出速度の変化を示す図である。 図6に示した飲料供給装置の原液の吐出速度の変化を示すタイミングチャート図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る飲料供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、従来と同一構成に関しては同一符号を用いる。
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置を示す外観斜視図である。図に示すように、飲料供給装置1は、供給装置本体2と操作パネル3とを備えている。供給装置本体2は、前面が開口した箱体であり、その底部には、高さ調整をするための調整脚2aが設けてある。また、供給装置本体2の内部には吐出する冷水または炭酸水や原液を冷却する冷却水槽(図示せず)や、水入口電磁弁11、水ポンプ12、冷水流量計14、冷水電磁弁15、カーボネータ給水電磁弁21、炭酸水流量計23、炭酸水電磁弁24、原液流量計34、原液流量調整装置35、原液電磁弁36等を備えている。
また、供給装置本体2の前面下端部には、ドリップトレイ7を備えている。ドリップトレイ7は、飛び散った飲料や飲料カップからあふれた飲料を受け止めるためのもので、その上には、飲料カップを置くためのカップレスト8が載置してある。カップレスト8は、鋼線などの線材を桟状に構成したもので、飛び散った飲料や飲料カップからあふれた飲料はカップレスト8を通り、ドリップトレイ7に受け止められる。
操作パネル3は、供給装置本体2の前面開口を覆うための扉で、供給装置本体2の一側縁部(図1に示す飲料供給装置1は左側縁部)に開閉可能に支承されている。操作パネル3の前面には、飲料を選択するときに押圧する飲料選択ボタン4(4a〜4d)、5、6を備えている。
飲料選択ボタン4の下方で供給装置本体2の前面には飲料吐出ノズル16(図2参照)が配置され、例えば、飲料選択ボタン4aで選択された飲料は飲料吐出ノズル16から該飲料選択ボタン4aの下方域に置かれた飲料カップに吐出される。
また、飲料選択ボタン5、6の下方で供給装置本体2の前面にはチューブポンプの飲料吐出ノズル(図示せず)が配置され、例えば、飲料選択ボタン5で選択された飲料はチューブポンプの飲料吐出ノズルから該飲料選択ボタン5の下方域に置かれた飲料カップに吐出される。
図2は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の概略構成図を示し、10は冷水供給管路、11は水入口電磁弁、12は水ポンプ、13は冷却水槽(図示せず)に貯留している冷却水に浸漬されて通流する飲用水を冷却する水冷却コイル、14は冷水流量計測用の冷水流量計、15は冷水電磁弁、16は飲料吐出ノズル、20は炭酸水供給管路、21はカーボネータ給水電磁弁、22は冷却水槽に貯留している冷却水に浸漬されて炭酸水を製造するカーボネータ(炭酸水製造装置)、23は炭酸水流量計測用の炭酸水流量計、24は炭酸水電磁弁、30は原液供給管路、31は炭酸ガスボンベ、32は原液タンク、33は冷却水槽に貯留している冷却水に浸漬されて通流する原液を冷却する原液冷却コイル、34は原液流量計測用の原液流量計、35は原液の吐出流量を制御する原液流量調整装置、36は原液電磁弁である。なお、原液供給管路30、原液タンク32、原液冷却コイル33、原液流量計34、原液流量調整装置35、原液電磁弁36は、供給飲料の種類数に対応させて複数設けられ、本発明の実施の形態である飲料供給装置では4系統の原液供給管路30を設け、原液流量計34a、34b、34c、34d、原液流量調整装置35a、35b、35c、35d、原液電磁弁36a、36b、36c、36dが設けられている(一部を図示せず)。また、原液流量調整装置35としては、可変オリフィスやバタフライ弁、自動ニードル弁等が応用可能である。
そして、制御部90(図3参照)により、水ポンプ12が運転され、水入口電磁弁11、冷水電磁弁15が開放されると、水ポンプ12で飲用水が圧送され、水入口電磁弁11から水冷却コイル13、冷水流量計14、冷水電磁弁15を通流し、水冷却コイル13で冷やされて冷水供給管路10から飲料吐出ノズル16に冷水が供給される。そして、冷水流量計14が出力するパルスが予め設定してあるパルス数に達すると、制御部90が水ポンプ12の運転を停止すると同時に、水入口電磁弁11、冷水電磁弁15を閉塞して冷水の供給を停止する。
また、冷水供給管路10を分岐させ、カーボネータ給水電磁弁21を介してカーボネータ22に接続している。カーボネータ22内には、水位を検出するためのフロートスイッチ(図示せず)が設けられていて、水位が下限位置になると、水入口電磁弁11、カーボネータ給水電磁弁21を開き、水ポンプ12を運転させて水冷却コイル13で冷やされた冷水を供給し、水位が上限位置になると、水入口電磁弁11、カーボネータ給水電磁弁21を閉じて水ポンプ12の運転を停止する。そして、炭酸ガスボンベ31から供給される炭酸ガスを冷水に溶かし込んで炭酸水を製造する。
カーボネータ22内で製造されて貯留されている炭酸水は、制御部90により炭酸水電磁弁24が開放されると、炭酸ガスボンベ31から供給される炭酸ガスの圧力でカーボネータ22から押し出され、炭酸水流量計23、炭酸水電磁弁24を通流し、炭酸水供給管路20から飲料吐出ノズル16に供給され、炭酸水流量計23が出力するパルスが予め設定してあるパルス数に達すると、制御部90が炭酸水電磁弁24を閉塞して炭酸水の供給を停止する。
一方、原液は、制御部90により原液電磁弁36が開放されると、炭酸ガスボンベ31から供給される炭酸ガスの圧力で原液タンク32から押し出され、原液冷却コイル33、原液流量計34、原液流量調整装置35、原液電磁弁36を通流し、原液冷却コイル33で冷やされて原液供給管路30から飲料吐出ノズル16に供給され、原液流量計34が出力するパルスが予め設定してあるパルス数に達すると、制御部90が原液電磁弁36を閉塞して原液の供給を停止する。
そして、原液タンク32から原液冷却コイル33、原液流量計34、原液流量調整装置35、原液電磁弁36を通流して原液供給管路30から供給される原液と、冷水電磁弁15または炭酸水電磁弁24を通流して供給される希釈液としての冷水または炭酸水とが飲料吐出ノズル16の中で混合され、調製された飲料が飲料カップ等の容器に吐出される。
図3は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の制御ブロック図を示し、飲料供給装置1での飲料の吐出などを制御する制御部(制御手段)90は、中央処理装置としてのCPU91、CPU91の制御プログラムを格納するROM(リード・オンリー・メモリ)92、CPU91の制御に必要な各種のプログラムやデータを随時記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ:例えば、希釈液と原液との希釈比率を記憶する)93、基準クロック発生部(図示せず)で発生するクロックをカウントして各種時刻を計時するタイマー94、飲料供給装置1に備えられている各機器に通電する電力回路を有する通電部95から構成されている。
また、制御部90には、飲料供給装置1の各種設定データ(例えば、希釈液と原液との希釈比率)を入力するリモコン96、所望の飲料を選択するための飲料選択ボタン4、5、6、冷水流量計14、炭酸水流量計23、原液流量計34(34a、34b、34c、34d)などが接続されている。
さらに、制御部90は、水入口電磁弁11、水ポンプ12、冷水電磁弁15、カーボネータ給水電磁弁21、炭酸水電磁弁24、原液流量調整装置35(35a、35b、35c、35d)、原液電磁弁36(36a、36b、36c、36d)などへの通電制御を行う。
次に、制御部90による飲料吐出制御の手順を図4のフローチャート図を用いて説明する。先ず、飲料選択ボタン4が「ON」になると(ステップS11)、飲料吐出タイムチャートを開始する(ステップS12)。そして、吐出1サイクル内での希釈液(冷水または炭酸水)と原液の吐出時間をそれぞれの吐出1サイクル毎に測定し(ステップS13)、希釈液吐出時間DTに対する原液吐出時間STの吐出時間比率Rを計算する(ステップS14)。
そして、吐出時間比率Rが0.8未満と確認した場合(ステップS15:Yes)、制御部90は、原液流量調整装置35に信号を出力して原液吐出速度を1ステップ増やす(ステップS16)。また、吐出時間比率Rが0.8以上と確認した場合(ステップS15:No)、ステップS17へと移動する。
さらに、吐出1サイクル内での希釈液と原液の吐出時間をそれぞれの吐出1サイクル毎に測定した結果の希釈液吐出時間DTに対する原液吐出時間STの吐出時間比率Rが0.9を超えていると確認した場合(ステップS17:Yes)、制御部90は、原液流量調整装置35に信号を出力して原液吐出速度を1ステップ減らす(ステップS18)。また、吐出時間比率Rが0.9以下であると確認した場合(ステップS17:No)、ステップS19へと移動する。そして、飲料選択ボタン4が「OFF」になると(ステップS19:Yes)、飲料吐出タイムチャートを終了する(ステップS20)。
このようにして制御部90は、吐出1サイクル内での希釈液と原液の吐出時間をそれぞれの吐出1サイクル毎に測定した結果の希釈液吐出時間DTに対する原液吐出時間STの吐出時間比率Rが常に0.8≦R≦0.9となるように原液流量調整装置35に信号を出力して原液吐出速度を制御することで、原液供給管路30の原液流量調整機能が自動制御可能となり、図5に示しているように原液粘度に応じて原液吐出時間を最適化することができ、飲料供給装置1を市場設置時、また、飲料の種類変更時等の原液吐出速度調整を不要とするとともに、温度変化等による原液の物性変化が起きても、常に適切な希釈比率の飲料を供給することができる飲料供給装置1を提供することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、冷水供給管路10から供給される冷水または炭酸水供給管路20から供給される炭酸水と、原液供給管路30から供給される原液と、を所定の希釈比率で混合させる制御部90を備える飲料供給装置1において、冷水供給管路10には、冷水の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する冷水流量計14と、弁を開閉して冷水の通過を許可する冷水電磁弁15と、炭酸水供給管路20には、炭酸水の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する炭酸水流量計23と、弁を開閉して炭酸水の通過を許可する炭酸水電磁弁24と、を設け、原液供給管路30には、原液の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する原液流量計34と、原液の通過流量を調製する原液流量調整装置35と、弁を開閉して原液の通過を許可する原液電磁弁36と、を設け、制御部90は、冷水流量計14または炭酸水流量計23および原液流量計34が出力するそれぞれの所定パルス数を吐出1サイクルとし、該吐出1サイクル毎に測定した希釈液吐出時間DTに対する原液吐出時間STの吐出時間比率Rが予め定めている値となるように原液流量調整装置35を制御することにより、原液供給管路30の原液流量調整機能が自動制御可能となり、原液粘度に応じて原液吐出時間を最適化することができるので、飲料供給装置1を市場設置時、また、飲料の種類変更時等の原液吐出速度調整を不要とするとともに、温度変化等による原液の物性変化が起きても、常に適切な希釈比率の飲料を供給することができる飲料供給装置1を提供することが可能となる。
また、制御部90は、希釈液吐出時間DTに対する原液吐出時間STの吐出時間比率Rを0.8〜0.9となるように原液流量調整装置35を制御することにより、原液粘度に応じて原液吐出時間を最適化することができ、飲料供給装置1を市場設置時、また、飲料の種類変更時等の原液吐出速度調整を不要とするとともに、温度変化等による原液の物性変化が起きても、常に適切な希釈比率の飲料を供給することができる飲料供給装置1を提供することが可能となる。
さらに、制御部90は、冷水電磁弁15または炭酸水電磁弁24を所定時間連続して開放して冷水または炭酸水を所定量連続吐出し、原液電磁弁36を所定の回数に分割して開閉させて原液を分割して吐出することにより、冷水または炭酸水に原液が均等に混合された飲料を調製して供給することができる飲料供給装置1を提供することが可能となる。
1 飲料供給装置
4 飲料選択ボタン
10 冷水供給管路
11 水入口電磁弁
12 水ポンプ
13 水冷却コイル
14 冷水流量計
15 冷水電磁弁
16 飲料吐出ノズル
20 炭酸水供給管路
21 カーボネータ給水電磁弁
22 カーボネータ
23 炭酸水流量計
24 炭酸水電磁弁
30 原液供給管路
31 炭酸ガスボンベ
32 原液タンク
33 原液冷却コイル
34 原液流量計
35 原液流量調整装置
36 原液電磁弁
90 制御部(制御手段)

Claims (3)

  1. 希釈液供給管路から供給される希釈液と、原液供給管路から供給される原液と、を所定の希釈比率で混合させる制御手段を備える飲料供給装置において、
    前記希釈液供給管路には、前記希釈液の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する希釈液流量計と、弁を開閉して前記希釈液の通過を許可する希釈液電磁弁と、を設け、
    前記原液供給管路には、前記原液の通過流量に同期した周波数のパルスを出力する原液流量計と、前記原液の通過流量を調製する原液流量調整装置と、弁を開閉して前記原液の通過を許可する原液電磁弁と、を設け、
    前記制御手段は、前記希釈液流量計および前記原液流量計が出力するそれぞれの所定パルス数を吐出1サイクルとし、該吐出1サイクル毎に測定した希釈液吐出時間に対する原液吐出時間の吐出時間比率が予め定めている値となるように前記原液流量調整装置を制御することを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記制御手段は、前記希釈液吐出時間に対する前記原液吐出時間の吐出時間比率を0.8〜0.9となるように前記原液流量調整装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記制御手段は、前記希釈液電磁弁を所定時間連続して開放して前記希釈液を所定量連続吐出し、前記原液電磁弁を所定の回数に分割して開閉させて前記原液を分割して吐出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料供給装置。
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