JP6036351B2 - ブラシ付き直流電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータ側に設けられてロータの電機子コイルに接続された整流子と、ステータ側に設けられてロータの電機子コイルに給電するために整流子に接触するブラシとを備えたブラシ付き直流電動機に関するものである。
特許文献1及び2に示されているように、ブラシ付き直流電動機は、環状のヨークの内周に界磁を形成してなるステータと、ステータに対して回転自在に設けられたロータとからなっている。ロータは、ステータの中心軸線に沿って延びるように設けられてステータに対して回転自在に支持された回転軸と、回転軸に取り付けられてステータの界磁の内側に配置されたロータコアと、ロータコアに形成されたスロットに巻回された電機子コイルと、回転軸に取り付けられて電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続された整流子とを備えている。ステータ側にはブラシが設けられていて、電機子コイルに給電するためにこのブラシが整流子に接触させられる。整流子は、電機子コイルの軸線方向の一端側に回転軸と軸線を共有した状態で配置されて前記回転軸に固定された絶縁筒体と、前記絶縁筒体の周方向に間隔をあけて並べて配置されて前記絶縁筒体の外周に固定された複数個の整流子形成用電極とを備え、各整流子形成用電極の前記ロータコア側の端部に設けられたコイル導体接続部に電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部がヒュージング(加熱圧着)等により接続されている。
エンジンのように振動を伴う機器に搭載されるブラシ付き直流電動機においては、ロータに振動が伝達されるため、電機子コイルのコイルエンドと整流子との間を伸びるコイル導体の渡り部が空中に露出していると(宙に浮いていると)振動して断線することがある。これを防ぐため、特許文献1に示されたブラシ付き直流電動機においては、電機子コイルのコイルエンドと整流子との間を伸びるコイル導体を電機子コイルのコイルエンドとともに被覆する樹脂封止部(モールド部)を設けて、電機子コイルのコイルエンドと整流子との間を伸びるコイル導体が振動するのを防止している。
特開2009−296803号公報 特開2012−29352号公報
特許文献1に示されているように、電機子コイルのコイルエンドと、整流子に接続されたコイル導体とを樹脂封止部により被覆しておけば、コイル導体が振動するのを防ぐことができるため、整流子と電機子コイルのコイルエンドとの間を伸びるコイル導体が断線するのを防ぐことができる。
しかしながら、特許文献1に示された直流電動機のように、電機子コイルのコイルエンドと整流子との間を伸びるコイル導体を被覆する樹脂封止部を設けた場合には、樹脂封止部を形成する際に流動状態にある樹脂が、整流子を構成する整流子形成用電極相互間の隙間(スリット)に流れ込んで、整流子形成用電極相互間の隙間から盛り上がった状態で硬化することがあるため、整流子とブラシの接触不良が生じることがあり、製品の歩留まりが悪くなるという問題があった。
本発明の目的は、整流子とブラシの接触不良を生じさせることなく、整流子に接続された電機子コイルのコイル導体の渡り部が機械的振動により断線するのを防止することができるようにしたブラシ付き直流電動機を提供することにある。
本発明は、環状のヨークの内周に界磁を形成してなるステータと、ステータの中心軸線に沿って延びるように設けられてステータに対して回転自在に支持された回転軸に保持されてステータの界磁の内側に配置されたロータコアと該ロータコアに巻回された電機子コイルと前記回転軸により保持されて前記電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続された整流子とを備えたロータと、電機子コイルに給電するために整流子に接触させられたブラシとを備えたブラシ付き直流電動機を対象とする。本発明が対象とする直流電動機においては、整流子が、ロータコアに隣接する位置に配置されて回転軸に対して固定された絶縁筒体と、絶縁筒体の周方向に間隔をあけて並べて配置されて絶縁筒体の外周に固定された複数個の整流子形成用電極とを備えていて、各整流子形成用電極のロータコア側の端部に設けられたコイル導体接続部に電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続されている。
本発明の一態様においては、複数の整流子形成用電極相互間に形成された隙間の前記ロータコア寄りの部分が、該整流子形成用電極相互間の隙間の前記ブラシに対向する領域には達しないように設けられた絶縁樹脂からなる樹脂流れ止め部により充填された状態にあり、前記整流子形成用電極のコイル導体接続部に接続されたコイル導体の渡り部は、前記電機子コイルのコイルエンドと共に絶縁樹脂封止部によりモールドされた状態にある。前記樹脂流れ止め部は、前記複数個の整流子形成用電極相互間の隙間のブラシに対向する領域を避けて、前記複数の整流子形成用電極相互間に形成された隙間の前記ロータコア寄りの部分に充填されて硬化された状態にある絶縁樹脂からなり、前記樹脂流れ止め部を構成する樹脂は、一度硬化したら溶融しない樹脂、又は前記絶縁樹脂封止部を構成する樹脂よりも融点が高い樹脂からなっている。
上記のように、整流子形成用電極のコイル導体接続部に接続されたコイル導体の渡り部を電機子コイルのコイルエンドと共にモールドした絶縁樹脂封止部を設けておくと、絶縁樹脂封止部内にコイル導体の渡り部が埋設されるため、コイル導体の渡り部が振動するのを防ぐことができ、該渡り部が断線するおそれを無くすことができる。
また上記のように樹脂流れ止め部を設けておくと、絶縁樹脂封止部を構成する絶縁樹脂が流動し得る状態にあるときに整流子形成用電極相互間の隙間のブラシに対向する領域に流れ込むのを阻止することができるため、整流子とブラシの接触不良を生じさせることなく絶縁樹脂封止部を形成して、整流子に接続された電機子コイルのコイル導体の渡り部が機械的振動により断線するのを防ぐことができる。
本発明の他の態様においては、各樹脂流れ止め部が、前記絶縁筒体に一体に設けられて前記複数の整流子形成用電極相互間に形成された各隙間の前記ロータコア寄りの部分に挿入された状態にある突起部により構成される。
この場合、各樹脂流れ止め部を構成する突起部は、両側の整流子形成用電極に溶着された状態にされる。
本発明によれば、整流子形成用電極のコイル導体接続部に接続されたコイル導体の渡り部を電機子コイルのコイルエンドと共にモールドした絶縁樹脂封止部を設けて、絶縁樹脂封止部内にコイル導体の渡り部が埋設されるようにしたので、コイル導体の渡り部が振動するのを防いで、該渡り部が断線するおそれを無くすことができる。また複数の整流子形成用電極相互間に形成された隙間のロータコア寄りの部分を充填する絶縁樹脂からなる樹脂流れ止め部を設けて、この樹脂流れ止め部により、絶縁樹脂封止部を構成する絶縁樹脂が流動し得る状態にあるときに整流子形成用電極相互間の隙間のブラシに対向する領域に流れ込むのを阻止するようにしたので、整流子とブラシの接触不良を生じさせることなく絶縁樹脂封止部を形成して、整流子と電機子コイルのコイルエンドとの間を伸びるコイル導体の渡り部が機械的振動により断線するのを防止することができる。
本発明に係る電動機の実施形態で用いるロータの要部を示した縦断面図である。 (A)及び(B)は図1の実施形態で用いられている整流子を示したもので、(A)は同整流子を(B)のA−A線に沿って断面して示した縦断面図、(B)は同整流子の底面図である。 図2に示された整流子の一部の展開図である。
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は同実施形態で用いるロータの要部を拡大して示したもので、同図において1は環状のヨーク2の内周に永久磁石3を取り付けて固定界磁を構成してなるステータ、4はステータ1に対して回転自在に設けられたロータである。図示の例ではヨーク2が円筒状に形成されていて、電動機のハウジングを兼ねている。
5は、ステータ1の中心軸線O−Oに沿って延びるように設けられて図示しない軸受けによりヨーク2に対して回転自在に支持された金属製の回転軸Sの外周に嵌合されて保持されたボス部材である。ボス部材5は、鉄などの金属からなっていて、その軸線方向の一端側に形成された小径部5Aと、軸線方向の他端側に形成された大径部5Bとからなり、大径部5Bの外周にロータコア6が取り付けられている。ロータコア6は鋼板の積層体からなっていて、その外周面には、永久磁石3の磁極(固定界磁の磁極)にギャップを介して対向する磁極面6aが形成されている。
ロータコア6は、放射状に伸びる多数のスロットを有していて、該スロットにコイル導体を挿入することにより電機子コイル7が巻回されている。図1において、8及び9は、ロータコア6と電機子コイル7との間を絶縁するためにロータコア6の積層方向の両端に配置された絶縁板、10及び11は、絶縁板8,9の内周部に係合してこれらの絶縁板を押えるとともに、電機子コイル7のコイルエンド7Aを押える絶縁カラー、12は、ボス部材5の小径部5Aに嵌合されるとともに、ボス部材の小径部5Aと大径部5Bとの間の段部に当接されて、絶縁カラー10をボス部材5に対して位置決めする絶縁板、13は、ボス部材5の大径部5Bの外周に嵌合されて、絶縁カラー11をボス部材5に対して位置決めする絶縁板である。
ボス部材5の小径部5Aの外周には整流子20が取り付けられている。図2(A),(B)にも示したように、整流子20は、ボス部材5の小径部5Aの外周に嵌合されて適宜の手段により該小径部5Aに対して固定された絶縁筒体21と、銅などの良導電性の金属からなっていて、絶縁筒体21の周方向に間隔をあけて並べた状態で絶縁筒体21の外周に固定された複数個(図示の例では13個)の整流子形成用電極22とからなっている。整流子形成用電極22は、絶縁筒体21の外周面に沿う円筒体の一部を構成するように円弧状に湾曲された金属板からなっていて、適宜の手段により絶縁筒体21に固定されている。各整流子形成用電極22のロータコア側の端部には、鉤状(レの字状の)のコイル導体接続部22a(図2A参照)が一体に設けられ、このコイル導体接続部22aに電機子コイル7のコイルエンドから引出されたコイル導体の渡り部701が接続されている。
本実施形態では、図3に示したように、電機子コイル7のコイルエンドから引出されたコイル導体の渡り部701が鉤状のコイル導体接続部22aに引っ掛けられた後、コイル導体接続部22aが渡り部701を挟んで抱え込んだ状態になるように加圧されると同時に通電加熱されて、コイル導体の絶縁被覆が溶融剥離させられると共に、コイル導体接続部22aとコイル導体とが溶着されて一体化されることにより、コイル導体接続部22aとコイル導体とのヒュージング接続部23(図1参照)が形成され、これによりコイル導体の各渡り部701とコイル導体接続部22aとが接続されている。
本実施形態では、回転軸Sにボス部材5を介して保持されたロータコア6と、ロータコア6に巻回された電機子コイル7と、整流子20とにより、ロータ20が構成されている。ステータ1のヨーク2には図示しないブラシ保持機構を介して、一対のブラシ30(図1には一方のブラシ30のみが示されている。)が支持され、これらのブラシが電機子コイル7に給電するために整流子20の整流子形成用電極22に接触させられている。
エンジン等の振動を伴う機器に取り付けられる直流電動機が上記のような構造を有する場合、コイルエンド7Aから引出されたコイル導体の渡り部701が宙に浮いていると、渡り部701が振動して断線することがある。このような問題が生じないようにするため、本実施形態においては、電機子コイル7のコイルエンド7Aの内、整流子20側のコイルエンド7Aと、整流子形成用電極22のコイル導体接続部22aに接続されたコイル導体の渡り部701とをモールドした絶縁樹脂封止部24が形成され、この絶縁樹脂封止部内にコイル導体の渡り部701が埋設されている。
上記のように、整流子形成用電極22のコイル導体接続部22aに接続されたコイル導体の渡り部701を電機子コイルのコイルエンドと共にモールドした絶縁樹脂封止部24を設けておくと、整流子22とコイルエンド7Aとの間を伸びるコイル導体の渡り部701が振動するのを防ぐことができるため、コイル導体の渡り部が断線するのを防ぐことができる。
上記のような構造を採用する場合、絶縁樹脂封止部24を形成する絶縁樹脂が溶融状態にあるときに、当該樹脂が整流子形成用電極22,22,…相互間の隙間d(図3参照)内に流入して、隙間dのブラシ30に対向する領域Aに達し、この樹脂が整流子形成用電極22の外周面よりも盛り上がった状態で硬化することがある。整流子がこのような状態になった電動機は、ブラシ30と整流子20との間で接触不良が生じ、電動機として正常に機能しないため、不良品として排除する必要がある。
絶縁樹脂封止部24を形成する際に上記のような不良品が生じるのを防ぎ、製品の歩留まりを向上させるためには、絶縁樹脂封止部24を形成する際に、整流子形成用電極22,22,…相互間の隙間d(図3参照)のブラシ30に対向する領域Aに樹脂が流入するのを阻止するようにしておく必要がある。そのため、本実施形態では、絶縁筒体21に整流子形成用電極22,22,…を固定した後、整流子形成用電極22,22,…相互間に形成された隙間dのロータコア6寄りの部分に、隙間dのブラシ30に対向する領域Aには達しないようにして、絶縁樹脂を注入して硬化させることにより、整流子形成用電極相互間に形成された隙間dのロータコア寄りの部分を充填する樹脂流れ止め部25を形成し、この樹脂流れ止め部25により、絶縁樹脂封止部24を構成する絶縁樹脂が流動し得る状態にあるときに、当該樹脂が整流子形成用電極相互間の隙間dのブラシ30に対向する領域Aに流れ込むのを阻止するようにした。樹脂流れ止め部25を構成する樹脂としては、一度硬化したら溶融しない樹脂(例えば熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂)を用いるか、又は絶縁樹脂封止部24を構成する樹脂よりも融点が高い樹脂を用いるのが好ましい。
上記のように、整流子形成用電極22のコイル導体接続部に接続されたコイル導体の渡り部701を電機子コイルのコイルエンドと共にモールドした絶縁樹脂封止部24を設けて、絶縁樹脂封止部24内にコイル導体の渡り部を埋設するようにすると、コイル導体の渡り部701が振動するのを防いで、当該渡り部が断線するおそれを無くすことができる。
また上記のように、複数の整流子形成用電極22,22,…相互間に形成された隙間dのロータコア6寄りの部分を充填する絶縁樹脂からなる樹脂流れ止め部25を設けて、この樹脂流れ止め部により、絶縁樹脂封止部24を構成する絶縁樹脂が流動し得る状態にあるときに整流子形成用電極相互間の隙間dのブラシ30に対向する領域に流れ込むのを阻止するようにしておくと、整流子とブラシの接触不良を生じさせることなく、絶縁樹脂封止部24を形成して、整流子20と電機子コイル7のコイルエンド7Aとの間を伸びるコイル導体の渡り部701が機械的振動により断線するのを防ぐことができる。
上記の実施形態では、絶縁筒体21に整流子形成用電極22,22,…を固定した後に、整流子形成用電極22,22,…相互間に形成された隙間dのロータコア6寄りの部分に絶縁樹脂を注入して硬化させることにより、樹脂流れ止め部25を形成するようにしたが、樹脂流れ止め部25の形成の仕方は上記実施形態に限定されない。
例えば、絶縁筒体21の外周のロータコア6寄りの部分に一体に設けられて、整流子形成用電極相互間に形成された各隙間dのロータコア6寄りの部分に挿入される突起部により、樹脂流れ止め部25を形成するようにしても良い。この場合、樹脂の流れ止めを確実に図るため、各樹脂流れ止め部を構成する突起部は、該突起の両側の整流子形成用電極22,22に溶着しておくのが好ましい。各樹脂流れ止め部を構成する突起部を両側の整流子形成用電極22,22に溶着するには、例えば、各樹脂流れ止め部を構成する突起部を整流子形成用電極22の外周面よりも外側に突出するように設けておいて、各突起部を隙間dに挿入した後に、各突起部を加熱溶融させて押し潰すようにすればよい。
上記の説明では、ステータ1に設ける固定界磁を永久磁石により構成するようにしたが、ステータ1の界磁は、ヨーク2の内周に嵌合固定されたステータロータコアと、該ステータロータコアのスロットに巻回された界磁コイルとにより構成するようにしてもよい。
1 ステータ
2 ステータヨーク
3 ステータの界磁を構成する永久磁石
4 ロータ
S 回転軸
5 ボス部材
6 ロータコア
7 電機子コイル
701 コイル導体の渡り部
7A 電機子コイルのコイルエンド
8 絶縁板
9 絶縁板
10 絶縁カラー
11 絶縁カラー
20 整流子
21 絶縁筒体
22 整流子形成用電極
22a コイル導体接続部
23 ヒュージング接続部
24 絶縁樹脂封止部
25 樹脂流れ止め部

Claims (3)

  1. 環状のヨークの内周に界磁を形成してなるステータと、前記ステータの中心軸線に沿って延びるように設けられて前記ステータに対して回転自在に支持された回転軸により保持されて前記ステータの界磁の内側に配置されたロータコアと該ロータコアに巻回された電機子コイルと前記回転軸により保持されて前記電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続された整流子とを備えたロータと、前記電機子コイルに給電するために前記整流子に接触させられたブラシとを備え、前記整流子は、前記ロータコアに隣接する位置に配置されて前記回転軸に対して固定された絶縁筒体と、前記絶縁筒体の周方向に間隔をあけて並べて配置されて前記絶縁筒体の外周に固定された複数個の整流子形成用電極とを備え、各整流子形成用電極の前記ロータコア側の端部に設けられたコイル導体接続部に前記電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続されているブラシ付き直流電動機において、
    前記複数の整流子形成用電極相互間に形成された隙間の前記ロータコア寄りの部分が、該整流子形成用電極相互間の隙間の前記ブラシに対向する領域には達しないように設けられた絶縁樹脂からなる樹脂流れ止め部により充填された状態にあり、
    前記整流子形成用電極のコイル導体接続部に接続されたコイル導体の渡り部は、前記電機子コイルのコイルエンドと共に絶縁樹脂封止部によりモールドされた状態にあり、
    前記樹脂流れ止め部は、前記複数個の整流子形成用電極相互間の隙間のブラシに対向する領域を避けて、前記複数の整流子形成用電極相互間に形成された隙間の前記ロータコア寄りの部分に充填されて硬化された状態にある絶縁樹脂からなり、
    前記樹脂流れ止め部を構成する樹脂は、一度硬化したら溶融しない樹脂、又は前記絶縁樹脂封止部を構成する樹脂よりも融点が高い樹脂からなっていること、
    を特徴とするブラシ付き直流電動機。
  2. 環状のヨークの内周に界磁を形成してなるステータと、前記ステータの中心軸線に沿って延びるように設けられて前記ステータに対して回転自在に支持された回転軸により保持されて前記ステータの界磁の内側に配置されたロータコアと該ロータコアに巻回された電機子コイルと前記回転軸により保持されて前記電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続された整流子とを備えたロータと、前記電機子コイルに給電するために前記整流子に接触させられたブラシとを備え、前記整流子は、前記ロータコアに隣接する位置に配置されて前記回転軸に対して固定された絶縁筒体と、前記絶縁筒体の周方向に間隔をあけて並べて配置されて前記絶縁筒体の外周に固定された複数個の整流子形成用電極とを備え、各整流子形成用電極の前記ロータコア側の端部に設けられたコイル導体接続部に前記電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続されているブラシ付き直流電動機において、
    前記複数の整流子形成用電極相互間に形成された各隙間の前記ロータコア寄りの部分が、該整流子形成用電極相互間の各隙間の前記ブラシに対向する領域には達しないように設けられた絶縁樹脂からなる樹脂流れ止め部により充填された状態にあり、
    前記整流子形成用電極のコイル導体接続部に接続されたコイル導体の渡り部は、前記電機子コイルのコイルエンドと共に絶縁樹脂封止部によりモールドされた状態にあり、
    各樹脂流れ止め部は、前記絶縁筒体に一体に設けられて前記複数の整流子形成用電極相互間に形成された各隙間の前記ロータコア寄りの部分に挿入された状態にある突起部からなり、
    各樹脂流れ止め部を構成する突起部は両側の整流子形成用電極に溶着された状態にあること、
    を特徴とするブラシ付き直流電動機。
  3. 環状のヨークの内周に界磁を形成してなるステータと、前記ステータの中心軸線に沿って延びるように設けられて前記ステータに対して回転自在に支持された回転軸により保持されて前記ステータの界磁の内側に配置されたロータコアと該ロータコアに巻回された電機子コイルと前記回転軸により保持されて前記電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続された整流子とを備えたロータと、前記電機子コイルに給電するために前記整流子に接触させられたブラシとを備え、前記整流子は、前記ロータコアに隣接する位置に配置されて前記回転軸に対して固定された絶縁筒体と、前記絶縁筒体の周方向に間隔をあけて並べて配置されて前記絶縁筒体の外周に固定された複数個の整流子形成用電極とを備え、各整流子形成用電極の前記ロータコア側の端部に設けられたコイル導体接続部に前記電機子コイルを構成するコイル導体の渡り部が接続されているブラシ付き直流電動機の製造方法において、
    前記複数個の整流子形成用電極相互間に形成された隙間の前記ロータコア寄りの部分を、該整流子形成用電極相互間の隙間の前記ブラシに対向する領域には達しないように設けられた絶縁樹脂からなる樹脂流れ止め部により充填し、
    次いで前記整流子形成用電極のコイル導体接続部に接続されたコイル導体の渡り部を前記電機子コイルのコイルエンドと共にモールドした絶縁樹脂封止部を形成し、
    前記絶縁樹脂封止部を構成する絶縁樹脂が流動し得る状態にあるときに当該樹脂が整流子形成用電極相互間の隙間のブラシに対向する領域に流れ込むのを、前記樹脂流れ止め部により阻止すること、
    を特徴とするブラシ付き直流電動機の製造方法
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