JP6197497B2 - 回転電機の固定子及びこの固定子を用いた電動機 - Google Patents

回転電機の固定子及びこの固定子を用いた電動機 Download PDF

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Description

本発明は、発電機や電動機などの回転電機に使用される固定子に関するものである。
従来の回転電機の固定子において、積層鉄心のティース部は、樹脂成形のインシュレータにより被覆して構成する。インシュレータの巻線部には、電線を巻回する。また、巻線部の表面には、突起を設ける。この突起は、電線の直径と等しい間隔で設ける。これにより、巻線部に巻回する電線の巻き付け位置を規制することができるため、巻線密度を向上できる。よって、回転電機の高出力化、小型化を図ることができる(特許文献1参照)。
特開2006−67778号公報
従来の回転電機の固定子において、巻回される電線の直径と等しい間隔の突起が、インシュレータの巻線部に設けられる。また、インシュレータは樹脂成形であり、巻線部の突起を含めて一体成形されている。しかし、樹脂成形をするためには、高額な金型が必要である。
巻線部の突起を含めて一体成形されるインシュレータの金型の設計、製造では、突起を構成するための溝を金型に形成する必要がある。このため、前記インシュレータの金型の設計、製造は、突起を含まない巻線部のみの金型を設計、製造する場合に比べて複雑となるので、金型の一個あたりの制作費が増大する。
そして、インシュレータに巻回される電線の直径がインシュレータごとに異なる場合、固定子を製造する者は、前記電線の直径に対応する突起を備えた巻線部を有するインシュレータを製造するため、別個の金型を設計、製造する必要がある。このため、固定子を製造する者は、インシュレータを樹脂成形するにあたり複雑な金型を多種類用意する必要があるので、制作費が増大してしまうという課題がある。
本発明は、上記の従来技術の課題を解決し、巻回する電線の密度を向上させることができるとともに、安価で且つ容易に設計、製造可能なインシュレータを備えた回転電機の固定子、及びこの固定子を用いた電動機を提供することを目的とする。
この発明に係る回転電機の固定子は、磁束を発生させる複数の電磁石を円環状に配置して構成される固定子において、電磁石は、鉄心を覆うインシュレータと、インシュレータを介して鉄心の周囲に電線を巻回して構成され、電流を導通することにより磁束を発生させるコイルと、インシュレータに取り付けられ、表面に複数の溝が設けられ、電線が溝に沿って巻き付けられるガイド部とを備え、前記インシュレータには開口が設けられ、ガイド部は、インシュレータとは別の部材として形成され、前記開口に嵌合していることを特徴とする。
また、この発明に係る電動機は、鉄心を有して磁束を発生させる複数の電磁石と、複数の電磁石が発生させた磁束により回転する回転子と、回転子とともに回転し、外部に回転力を伝達するシャフトとにより構成される電動機において、電磁石は、鉄心を覆うインシュレータと、インシュレータを介して鉄心の周囲に電線を巻回して構成され、電流を導通することにより磁束を発生させるコイルと、インシュレータに取り付けられ、表面に複数の溝が設けられ、電線が溝に沿って巻き付けられるガイド部とを備え、前記インシュレータには開口が設けられ、ガイド部は、インシュレータとは別の部材として形成され、前記開口に嵌合していることを特徴とする。
本発明は、巻回する電線の密度を向上させることができるとともに、安価で且つ容易に設計、製造可能なインシュレータを備えた回転電機の固定子、及びこの固定子を用いた電動機を提供することができる。
実施の形態1に係る電動機を示す図である。 実施の形態1に係る固定子の正面図である。 実施の形態1に係る電磁石の斜視図である。 実施の形態1に係る積層鉄心の斜視図である。 実施の形態1に係る電磁石の一部の断面図である。 実施の形態1に係るインシュレータと巻線ガイドの斜視図である。 実施の形態1に係るインシュレータと巻線ガイドの横断面を示す斜視図である。 実施の形態1に係るインシュレータと巻線ガイドの縦断面を示す斜視図である。 実施の形態1に係るインシュレータの斜視図である。 実施の形態1に係るインシュレータの縦断面図である。 実施の形態1に係る巻線ガイドの斜視図である。 実施の形態1に係る巻線ガイドの側面図である。 実施の形態1に係るインシュレータと巻線ガイドを固定する直前を示す図である。 実施の形態1に係るインシュレータと巻線ガイドのスナップフィットによる固定を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電動機1の構造を示す図である。図2は、実施の形態1に係る固定子3の正面図である。図1及び図2を参照して、実施の形態1に係る回転電機の一例である電動機1について説明する。
電動機1は、図1に示すように、回転する部分である回転子2と、回転子2に回転力を発生させる部分である固定子3から形成される。
実施の形態1に係る固定子3は、図2に示すように、複数の電磁石10を円環状に配置して構成する。なお、以下において、径方向とは、図2に示す固定子3の円環における半径方向のことである。固定子3は、円筒形状をしており、径方向の外側から回転子2を覆っている。
回転子2には、図1に示すように、径方向の中心にシャフト4が固定される。回転子2は、シャフト4を中心として円周方向に複数の磁極が配置されるように構成する。回転子2の磁極は、例えば、永久磁石と鉄心とを円周方向に配置して構成する。
固定子3は、シャフト4を中心として円周方向に複数の電磁石10を配置して構成する。また、シャフト4には、負荷5が接続される。交流電源6は、固定子3の電磁石10に電気的に接続され、交流電流を供給する。
固定子3の電磁石10は、電流が流れると、図1のように磁束φを発生させる。回転子2の磁極は、磁束φの方向に磁力を受ける。回転子2は、磁極が磁力を受けることにより駆動する。
次に、電動機1の動作を説明する。回転子2を回転させる場合、電磁石10が作る磁界の向きを円周方向に次々と移動させる。これは、複数の電磁石10に対し、任意の交流電流を供給することにより、実現できる。複数の電磁石10は、時計回りまたは反時計回りの磁界(回転磁界)を生成する。図1に示す例において、複数の電磁石10は、時計回りの回転磁界を生成している。回転子2の磁極は、回転磁界の回転方向に磁力を受ける。磁極が回転磁界に引っ張られることにより、回転子2は、回転磁界と同じ方向に回転する。
回転子2が回転する時、シャフト4は、回転子2とともに回転する。シャフト4の回転力は、負荷5へと伝達される。つまり、回転子2に発生した回転力は、シャフト4を介して負荷5へと伝達する。
図3は、図2に示す電磁石10の斜視図である。図4は、図3に示す積層鉄心20の斜視図である。図5は、図2のA−A線に沿った電磁石10の一部の断面図である。図2から図5を参照して、実施の形態1に係る固定子3の電磁石10について説明する。
図3に示すように、電磁石10は、積層鉄心20を備える。積層鉄心20は、図4に示す積層方向に、薄板鋼板を積層して構成する。なお、以下において、薄板鋼板を積層する方向のことを、積層方向という。
積層鉄心20は、図4に示すように、ヨーク部21と、ヨーク部21から径方向内側へ突出するように形成したティース部22とから構成される。実施の形態1に係る固定子3は、図2に示すように、電磁石10のティース部22が径方向の内側(中心側)、ヨーク部21が径方向の外側へ来るように設ける。なお、径方向において、固定子3の中心側のことを、径方向内側とする。径方向において、固定子3の中心から遠ざかる側のことを、径方向外側とする。
図3及び図5に示すように、積層鉄心20の積層方向の両端部には、インシュレータ30と巻線ガイド40を設ける。インシュレータ30と巻線ガイド40は、絶縁性を有する材料から形成する。また、積層鉄心20は、同じ形状のインシュレータ30及び巻線ガイド40により、積層方向の両端側から挟まれるように構成する。インシュレータ30の形状は、積層鉄心20のティース部22の周囲を覆うような、半円をした筒状である。これにより、ティース部22の周囲は、インシュレータ30と巻線ガイド40により覆われることになる。なお、本発明のガイド部とは、巻線ガイド40のことである。実施の形態1において、巻線ガイド40は、インシュレータ30とは別の部品として説明する。
電線50は、図3及び図5に示すように、インシュレータ30と巻線ガイド40を介してティース部22に巻回する。この電線50により、ティース部22の周囲にコイルが形成される。この電線に電流を導通することで、コイルが磁束を発生させる。このようにして、電磁石10を構成する。
図6は、実施の形態1に係るインシュレータ30と巻線ガイド40の斜視図である。図7は、図6のB−B線に沿って切断したインシュレータ30と巻線ガイド40の断面を示す斜視図である。図8は、図6のC−C線に沿って切断したインシュレータ30と巻線ガイド40の断面を示す斜視図である。図6から図8を参照して、実施の形態1に係るインシュレータ30と巻線ガイド40について説明する。
インシュレータ30は、積層鉄心20のティース部22を覆い、周囲に電線50を巻回するための巻線部31を持つ。巻線部31は、図6に示すように、積層方向と直行する方向に設けられる端面311と、積層方向に沿って設けられる側面312とから構成する。また、インシュレータ30は、巻線部31を図6の径方向の両端側から挟むように構成したフランジ32を備える。フランジ32は、巻線部31に巻回した電線50が、インシュレータ30から外れてしまわないように設けられる。
また、インシュレータ30の端面311の中央には、巻線ガイド40を取り付ける。巻線ガイド40は、図8に示すように、インシュレータ30の巻線部31と径方向の長さが同じである。
図9は、実施の形態1に係るインシュレータ30の斜視図である。図10は、図9のD−D線に沿ったインシュレータ30の縦断面図である。図9と図10を参照して、実施の形態1に係るインシュレータ30について説明する。
インシュレータ30の巻線部31の端面311には、図9及び図10に示すように、開口部313を設ける。開口部313は、接触面3131と、側壁3132と、開口穴3133とから構成する。なお、本発明の開口とは、開口部313または開口穴3133のことである。
接触面3131は、図10に示すように、積層方向において端面311よりも裏面314側によった位置に、端面311及び裏面314に平行に設ける。側壁3132は、端面311と接触面3131との間に、図10の積層方向に沿って設ける。接触面3131には、開口穴3133を設ける。開口穴3133は、端面311の接触面3131から裏面314へと貫通するように設ける。
側壁3132の高さaは、図10に示すとおり、図中の部分aの積層方向の長さである。開口穴3133の側壁の高さbは、図10に示すとおり、図中の部分bの積層方向の長さである。
ここで、異なる2つの導電性部分の相互間における、絶縁物の表面に沿った最短距離のことを沿面距離という。沿面距離は、IEC 60950において規定されており、規定の動作電圧及び汚染度において、絶縁破壊等が生じないように寸法を定めなければならない。
巻線部31の端面311から裏面314までの沿面距離は、接触面3131、側壁3132、開口穴3133の形状及び寸法によって決定される。このため、接触面3131、側壁3132、開口穴3133は、端面311から裏面314までの沿面距離が規定の寸法以上となるように設ける。接触面3131、側壁3132、開口穴3133は、例えば動作電圧が400V、汚染度が3の場合、沿面距離が5mm以上になるように構成する。
図11は、実施の形態1に係る巻線ガイド40の斜視図である。図12は、図11に示す巻線ガイド40の側面図である。図11と図12を参照して、実施の形態1に係る巻線ガイド40について説明する。
巻線ガイド40は、図11及び図12に示すように、その表面41に複数の突起411を備えている。突起411は、表面41から積層方向外側へ突出するように設ける。なお、積層方向外側とは、積層方向において、積層鉄心20の中心から遠ざかる側のことである。また、巻線ガイド40は、図11及び図12に示すように、複数の突起411の間に、複数の溝412がそれぞれ形成される。
また、巻線ガイド40には、図11及び図12に示すように、背面42の接触面421に突出部422を設ける。突出部422は、接触面421から積層方向内側へ突出するように設ける。なお、積層方向内側とは、積層方向における積層鉄心20の中心側のことである。
側面43の高さcは、図12に示すとおり、図中の部分cの積層方向の長さである。突出部422の高さdは、図12に示すとおり、図中の部分dの積層方向の長さである。突起411の高さeは、図12に示すとおり、図中の部分eの積層方向の長さである。
また、巻線ガイド40の側面43の高さcは、インシュレータ30の側壁3132の高さaと同じ高さになるように形成する。巻線ガイド40の突出部422の高さdは、インシュレータ30の開口穴3133の側壁の高さbと同じ高さになるように形成する。
突出部422の先端を、突出端面4221とする。巻線ガイド40の表面41から突出端面4221までの沿面距離は、接触面421、突出部422、側面43の形状及び寸法によって決定される。このため、接触面421、突出部422、側面43は、表面41から突出端面4221までの沿面距離が規定の寸法以上となるように設ける。接触面421、突出部422、側面43は、例えば動作電圧が400V、汚染度が3の場合、沿面距離が5mm以上になるように構成する。
次に、インシュレータ30と巻線ガイド40の形成方法について説明する。実施の形態1において、インシュレータ30と巻線ガイド40は、金型を使って樹脂成形により形成する。また、インシュレータ30は、積層鉄心20と一体的に成形する。
まず、インシュレータ30の成形用の金型を、積層鉄心20に装着する。この金型は、図9から分かるとおり、インシュレータ30の開口部313に相当する部分を通して積層鉄心20のティース部22に接触する。つまり、この金型は、前記の接触する部分により、積層鉄心20のティース部22を積層方向の両側から挟むように支持できる。
そして、この金型にインシュレータ30成形用の樹脂を注入する。これにより、インシュレータ30を積層鉄心20と一体的に成形する。なお、この樹脂は、絶縁性を有する絶縁材である。
また、巻線ガイド40は、巻線ガイド40用の金型に巻線ガイド40成形用の樹脂を注入することにより、成形する。なお、この樹脂は、絶縁性を有する絶縁材である。
なお、インシュレータ30の接触面3131と巻線ガイド40の接触面421とは、同じ形状及び寸法となるように成形する。インシュレータ30の側壁3132と巻線ガイド40の側面43とは、同じ形状及び寸法となるように成形する。インシュレータ30の開口穴3133の側壁と巻線ガイド40の突出部422の側面とは、同じ形状及び寸法となるように成形する。
図13は、図6のように組み立てる直前における、図6のB−B線に沿って切断したインシュレータ30と巻線ガイド40の断面を示す斜視図である。図3、図5、図6、図7、及び図13を参照して、実施の形態1に係る電磁石10の組み立てについて説明する。
電磁石10を組み立てる際、電線50を巻回する前に、巻線ガイド40をインシュレータ30の開口部313へと取り付ける。このとき、図6及び図13に示すように、巻線ガイド40は、積層方向外側からインシュレータ30へと嵌め込む。この際、巻線ガイド40は、突起411を有する表面41が積層方向外側に、突出部422を有する背面42が積層方向内側に来るようにして、嵌め込む。
図7及び図13に示すように、インシュレータ30は、開口部313において、巻線ガイド40と接触する。巻線ガイド40は、背面42及び側面43において、インシュレータ30と接触する。
巻線ガイド40をインシュレータ30の開口部313に取り付ける場合、巻線ガイド40の接触面421は、インシュレータ30の接触面3131と接触する。巻線ガイド40の側面43は、インシュレータ30の側壁3132と接触する。巻線ガイド40の突出部422は、インシュレータ30の開口穴3133と接触する。
巻線ガイド40の取り付けにおいて、巻線ガイド40は、インシュレータ30の開口部313に隙間無く嵌り込む。また、取り付け後において、巻線ガイド40は、インシュレータ30の開口部313に対して固定される。つまり、巻線ガイド40は、インシュレータ30の開口部313に対して嵌合させることにより、固定する。
インシュレータ30の側壁3132の高さaは、巻線ガイド40の側面43の高さcと同じである。このため、図6のように組み立てた後の状態において、突起411は、その高さeだけ、端面311よりも積層方向外側へと突出する。
インシュレータ30の開口穴3133の側壁の高さbは、巻線ガイド40の突出部422の高さdと同じである。このため、巻線ガイド40を開口部313に取り付けた状態において、巻線ガイド40の突出部422の突出端面4221とインシュレータ30の裏面314とは、図7のとおり面一になる。
次に、インシュレータ30の巻線部31及び巻線ガイド40の周囲に、図3及び図5に示すとおり、電線50が整列するようにして巻回する。
電線50をインシュレータ30の巻線部31及び巻線ガイド40の周囲に巻回する場合、電線50は、図5に示すように、インシュレータ30の端面311より突出した複数の突起411に引っ掛けるようにして巻き付ける。つまり、電線50は、複数の突起411のそれぞれに沿って巻回される。
また、電線50は、複数の突起411の間に形成された溝412内に収容されるようにして、巻き付ける。このとき、電線50を溝412に当接するように巻き付けることで、電線50は、溝412に沿って溝412が設けられた方向へと案内される。
複数の突起411を設ける間隔は、電線50の直径を元に決定される。具体的には、突起411は、電線50を複数の突起411のそれぞれに沿って巻回したときに、電線50と巻線ガイド40の間、及び電線50の相互間に隙間が生じないような間隔で設ける。また、複数の溝412は、電線50を複数の溝412のそれぞれに沿って巻回したときに、電線50と巻線ガイド40の間、及び電線50の相互間に隙間が生じないような形状として設ける。
これにより、複数の突起411及び複数の溝412は、巻線ガイド40に巻回した電線50の巻き付け位置を規制する。このため、複数の突起411及び複数の溝412に沿って電線50を巻回することで、電線50を隙間無く効率良く巻回することができ、巻線密度を向上できる。また、図5に示すような高密度で安定した整列巻線を実現することができる。
このように、実施の形態1に係る固定子3は、インシュレータ30と巻線ガイド40とを別の部品として構成する。また、巻線ガイド40には、電線50を巻き付ける位置を規制する複数の突起411及び複数の溝412を設ける。電磁石10を組み立てる時、使用する電線50の直径に応じて巻線ガイド40を用意し、電線50を巻回する前に、インシュレータ30の開口部313に取り付ける。その後、積層鉄心20の周囲に、インシュレータ30の巻線部31及び巻線ガイド40を介して電線50を実際に巻回する。この際、電線50は、複数の突起411及び複数の溝412に沿って巻回し、コイルを形成する。
このような構成としたため、インシュレータ30の形状は、使用する電線50の直径に合わせて変更する必要が無くなり、形状を統一することができる。このため、インシュレータ30成形用の金型を統一でき、同じ金型を用いてインシュレータ30を成形することができる。よって、実施の形態1に係る固定子3は、インシュレータ30及びインシュレータ30を成形するための金型を、使用する電線50の直径に合わせて多数の種類を用意する必要がなくなる。
実施の形態1に係る固定子3は、インシュレータ30に突起を設けない。このため、インシュレータ30を成形するための金型の形状を単純化することができる。また、巻線ガイド40の形状及び寸法は、インシュレータ30と比較して、小型でかつ単純な形状である。このため、巻線ガイド40成形用の金型に突起411を構成するための溝を設けたとしても、この巻線ガイド40成形用の金型は、大きくて複雑な構造とはならない。よって、インシュレータ30成形用の金型、及び巻線ガイド40成形用の金型について、これらの金型の製作費を全体として低減することができる。
巻線ガイド40用の金型は、複数の突起411及び複数の溝412の間隔、形状及び寸法に応じて複数の種類を用意する。この複数の金型のそれぞれに、巻線ガイド40成形用の樹脂を注入することにより、複数の種類の巻線ガイド40を形成し、保管しておく。そして、使用する電線50の直径を変更する場合、作業者は、突起411の間隔が異なる巻線ガイド40に交換する。このような構成とすることで、実施の形態1に係る固定子3は、電線50の直径変更に対し、巻線ガイド40を交換するだけで容易に対応することができる。
インシュレータ30の巻線部31の開口部313には、端面311から裏面314までの沿面距離が規定の寸法以上となるように、接触面3131、側壁3132、開口穴3133を設ける。また、巻線ガイド40においては、表面41から突出端面4221までの沿面距離が規定の寸法以上となるように、接触面421、突出部422、側面43を設ける。これにより、電線50と積層鉄心20間の沿面距離を規定の寸法以上とすることができる。よって、実施の形態1に係る固定子3は、必要とされる絶縁性能を確保することができる。
また、インシュレータ30は、積層鉄心20と一体成形する。もし、インシュレータ30に開口部313を設けない場合、積層鉄心20のティース部22は、樹脂成形時において金型により支持されていない状態となる。この場合、ティース部22は、図4の幅方向に撓んでしまうことがある。この状態のまま樹脂成形を行うと、インシュレータ30の巻線部31の肉厚が不均一に成形されてしまう。
しかし、実施の形態1に係る固定子3は、インシュレータ30の巻線部31に開口部313を設けている。このため、インシュレータ30の成形に使用する金型は、インシュレータ30の開口部313に相当する部分を通して積層鉄心20のティース部22を支持できる。また、この金型は、積層鉄心20のティース部22を積層方向の両側から挟むように支持できる。よって、積層鉄心20のティース部22が撓むことなくインシュレータ30を成形できるため、インシュレータ30の巻線部31の肉厚を均一に成形することができる。
なお、インシュレータ30と巻線ガイド40とは、嵌合により固定したが、これに限るものではない。例えば、インシュレータ30と巻線ガイド40との固定は、接着剤を使用して接着により固定しても良い。
接着により固定する場合、巻線ガイド40をインシュレータ30の開口部313に対して嵌合させて固定することは、必ずしも必要では無い。つまり、インシュレータ30の接触面3131と巻線ガイド40の接触面421が接触し、接触面において接着により固定しても良い。インシュレータ30の側壁3132と巻線ガイド40の側面43が接触し、接触面において接着により固定しても良い。インシュレータ30の開口穴3133の側壁と巻線ガイド40の突出部422の側面が接触し、接触面において接着により固定しても良い。これらのうち、少なくとも1つの面同士が接触し、接触する面同士において、接着により固定する構成とすれば良い。
他にも、巻線ガイド40を、インシュレータ30の開口部313に嵌合させるとともに、接着により固定しても良い。また、巻線ガイド40は、突出部422の突出端面4221において、積層鉄心20の積層方向の両端部分と接触する。このため、突出端面4221または積層鉄心20の積層方向の両端部分に接着剤を塗布することにより、巻線ガイド40を積層鉄心20に直接固定しても良い。
また、本実施の形態1において、インシュレータ30の巻線部31の端面311には、開口部313として、接触面3131、側壁3132、及び開口穴3133を設けた。巻線ガイド40には、接触面421、突出部422、及び側面43を設けた。しかし、実施の形態1に係る固定子3は、これに限定されるものではない。
すなわち、インシュレータ30の端面311に開口部313を設け、この開口部313に嵌合する巻線ガイド40を設ける。また、インシュレータ30と巻線ガイド40とは、接着または嵌合により固定する。そして、電線50と積層鉄心20間の沿面距離は、規定の寸法以上とする。このような構成とすれば、インシュレータ30の巻線部31の端面311から裏面314までの形状と、巻線ガイド40の表面41から背面42の先端までの形状とは、斜面または曲面等であっても良い。
さらに、開口部313は、開口穴3133を設けず、接触面3131と側壁3132だけを設けるようにしても良い。言い換えると、開口部313は、端面311から裏面314まで貫通する穴として設けなくても良い。
この場合、開口部313は、接触面3131及び側壁3132により、窪んだ穴のように形成する。巻線ガイド40の背面42は、この開口部313の窪みと一致する形状とする。そして、巻線ガイド40は、インシュレータ30の開口部313に嵌め込み、接着または嵌合により固定する。
このような構成とした場合、インシュレータ30に貫通した穴を設けないため、沿面距離について検討をしなくとも、必要とされる絶縁性能を確保することができる。
なお、実施の形態1においては、回転電機の一例として電動機1について説明したが、発電機の場合においても、電磁石10の構成を電動機1の場合と同様の構成とすることで、同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る電動機1について説明する。実施の形態1と同一または同等の構成、手段に関しては、同一の名称及び符号を付して説明を省略する。
図14は、図6のように組み立てる直前における、図6のB−B線に沿って切断したインシュレータ30と巻線ガイド40の断面を示す斜視図である。図6及び図14を参照して、実施の形態2に係る固定子3の電磁石10について説明する。
実施の形態2において、巻線ガイド40の背面42には、実施の形態1のような突出部422は設けない。代わりに、実施の形態2に係る巻線ガイド40の背面42には、接触面421から図14の積層方向内側へ突出するように、突出部423を設ける。巻線ガイド40の突出部423の側面は、インシュレータ30の開口穴3133の側壁と同じ形状及び寸法となるように形成する。
また、突出部423には、図14の幅方向へ突出するように、フック4231を設ける。フック4231の先端間の距離は、インシュレータ30の開口穴3133の幅方向の長さよりも長くなるように形成する。
インシュレータ30の裏面314には、図14に示すとおり、切欠3141を設ける。切欠3141は、巻線ガイド40の突出部423に設けるフック4231と同じ形状及び寸法となるように形成する。
電磁石10を組み立てる際、まず巻線ガイド40をインシュレータ30へと取り付ける。このとき、図6及び図14に示すように、巻線ガイド40は、積層方向外側からインシュレータ30へと嵌め込む。この際、巻線ガイド40は、突起411を有する表面41が積層方向外側に、突出部423を有する背面42が積層方向内側に来るようにして、嵌め込む。
インシュレータ30及び巻線ガイド40は、金型を使用して樹脂成形するため、その材料は樹脂である。このため、巻線ガイド40をインシュレータ30の開口部313に取り付ける場合、突出部423及びフック4231は、フック4231が開口穴3133の側壁に圧迫されることにより、幅方向の長さが短くなるように弾性的に変形する。
その後、巻線ガイド40を積層方向内側へさらに押し込むことで、フック4231は、切欠3141へと嵌り込む。また、フック4231が開口穴3133の側壁の圧迫から開放されることにより、突出部423及びフック4231は、幅方向の長さがもとに戻るように弾性的に変形する。
そして、フック4231が切欠3141に対して引っ掛かることになり、巻線ガイド40は、インシュレータ30の開口部313に対して固定される。この場合、巻線ガイド40に対して積層方向外側の向きに力が加わったとしても、巻線ガイド40がインシュレータ30の開口部313から外れることはない。このようにして、巻線ガイド40は、インシュレータ30に対し、スナップフィットにより固定される。
この状態において、巻線ガイド40の接触面421は、インシュレータ30の接触面3131と接触する。巻線ガイド40の側面43は、インシュレータ30の側壁3132と接触する。巻線ガイド40の突出部423は、インシュレータ30の開口穴3133と接触する。
このように、実施の形態2に係る固定子3は、巻線ガイド40をインシュレータ30の開口部313に取り付ける際、スナップフィットにより、フック4231を切欠3141に嵌め込んで固定する。このような構成としたことで、巻線ガイド40をインシュレータ30に取り付ける際、容易に固定することができる。よって、実施の形態2に係る固定子3は、取り付け作業を簡単にすることができる。
なお、インシュレータ30と巻線ガイド40との固定は、上記の構成に限るものではない。例えば、巻線ガイド40は、インシュレータ30の開口部313に対してスナップフィットにより固定するとともに、接着により固定しても良い。
また、実施の形態2において、インシュレータ30の巻線部31の端面311には、開口部313として、接触面3131、側壁3132、及び開口穴3133を設けた。インシュレータ30の巻線部31の裏面314には、切欠3141を設けた。巻線ガイド40には、接触面421、突出部423、フック4231、及び側面43を設けた。しかし、実施の形態2に係る固定子3は、これに限定されるものではない。
すなわち、インシュレータ30の端面311に開口部313を設け、この開口部313に巻線ガイド40を取り付ける。また、インシュレータ30と巻線ガイド40とは、スナップフィットによりフック4231が切欠3141に嵌まり込んで固定される構造とする。また、電線50と積層鉄心20間の沿面距離は、規定の寸法以上とする。このような構成とすれば、インシュレータ30の巻線部31の端面311から裏面314までの形状と、巻線ガイド40の表面41から突出部423のフック4231までの形状とは、斜面または曲面等であっても良い。
また、実施の形態1と同じく、発電機の場合においても、電磁石10の構成を電動機1の場合と同様の構成とすることで、同様の効果を得ることができる。
1 電動機、2 回転子、3 固定子、4 シャフト、5 負荷、6 交流電源、10 電磁石、20 積層鉄心、21 ヨーク部、22 ティース部、30 インシュレータ、31 巻線部、311 端面、312 側面、313 開口部、3131 接触面、3132 側壁、3133 開口穴、314 裏面、3141 切欠、32 フランジ、40 巻線ガイド、41 表面、411 突起、412 溝42 背面、421 接触面、422 突出部、4221 突出端面、423 突出部、4231 フック、43 側面、50 電線

Claims (6)

  1. 磁束を発生させる複数の電磁石を円環状に配置して構成される固定子において、
    前記電磁石は、
    鉄心を覆うインシュレータと、
    前記インシュレータを介して前記鉄心の周囲に電線を巻回して構成され、電流を導通することにより前記磁束を発生させるコイルと、
    前記インシュレータに取り付けられ、
    表面に複数の溝が設けられ、
    前記電線が前記溝に沿って巻き付けられるガイド部とを備え、
    前記インシュレータには開口が設けられ、
    前記ガイド部は、
    前記インシュレータとは別の部材として形成され
    前記開口に嵌合している
    ことを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 前記鉄心は、鋼板を積層して構成され、
    前記インシュレータの前記開口は、
    前記鋼板の積層方向の両端に表面から裏面までを貫通し、
    前記ガイド部は、
    背面が前記開口に接触するようにして前記インシュレータに取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記電磁石は、
    前記インシュレータの表面から裏面までの沿面距離が、予め定められた距離以上である
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記電磁石は、
    前記ガイド部が、接着、嵌合またはスナップフィットにより前記インシュレータに対して固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  5. 前記電磁石は、
    前記ガイド部が前記鉄心に直接接着されることにより、前記インシュレータに対して固定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機の固定子。
  6. 鉄心を有して磁束を発生させる複数の電磁石と、
    前記複数の電磁石が発生させた磁束により回転する回転子と、
    前記回転子とともに回転し、外部に回転力を伝達するシャフトとにより構成される電動機において、
    前記電磁石は、
    前記鉄心を覆うインシュレータと、
    前記インシュレータを介して前記鉄心の周囲に電線を巻回して構成され、電流を導通することにより前記磁束を発生させるコイルと、
    前記インシュレータに取り付けられ、
    表面に複数の溝が設けられ、
    前記電線が前記溝に沿って巻き付けられるガイド部とを備え、
    前記インシュレータには開口が設けられ、
    前記ガイド部は、
    前記インシュレータとは別の部材として形成され
    前記開口に嵌合している
    ことを特徴とする電動機。
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