JP6035914B2 - ファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信方法 - Google Patents

ファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、ファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信方法に関する。
近年、スマートフォン等のユーザー端末により社外で作成したドキュメントを、クラウドネットワークを介して社内のプリンターから印刷するための技術が確立されてきている。この技術は、クラウドネットワーク上に常駐サーバーを設置し、ウェブアプリケーション側およびプリンター側の双方から常駐サーバーを経由して3角通信を行うことにより、クラウドネットワークから社内ネットワークのプリンターでの印刷を可能とするものである。
しかし、ユーザー端末からインターネットFAX等によりクラウドネットワークを介して社内のFAXにドキュメントを送信する場合、複数のデバイスを経由するため、送信先のFAXから用紙上に出力されるドキュメントのヘッダ部に、ユーザー端末のFAX番号等の送信元情報とは異なる情報が表示される。そして、これにより、FAXの送信元が不明になるという問題がある。
さらに、クラウドネットワークを介して、電話回線に接続された社外のFAXにFAX送信する場合、クラウドネットワークに接続されたFAX送信装置から送信先のFAXまでの距離が遠いと電話回線の利用により通信料金が高額となるという問題がある。
これに関連し、電話回線を介して、インターネットに接続されたFAXにFAX送信する場合に電話回線からインターネット回線へのFAXを中継する中継器のうち通信料金が最も安くなる中継器を過去の通信履歴に基づいて選択する。これにより、FAX送信による通信料金を節減するという従来技術がある(特許文献1)。
しかし、この従来技術は、ユーザー端末から直接クラウドネットワークにFAX送信する場合に適用することができない。また、通信料金の節減効果を向上させるために中継器の数を増やすとコストが増大してしまう。
特開2006−253778号公報
本発明は、ユーザー端末からクラウドネットワークを介して、社内のFAXにFAX送信する場合に、出力されるドキュメントのヘッダ部に送信元情報と異なる情報が表示されることでFAXの送信元が不明となる問題を解決するためになされたものである。すなわち、ユーザー端末から受信したドキュメントおよび送信元情報を、ローカルネットワークに接続された送信先FAXへの送信指示とともに送信する第1サーバーをクラウドネットワークに設ける。そして、第1サーバーからドキュメントおよび送信元情報を受信し、常時通信を行う送信先FAXからのリクエストに対するレスポンスにおいて、受信したドキュメントおよび送信元情報を送信先FAXに送信しドキュメントのヘッダ部の情報を送信元情報に置き換えさせる第2サーバーをクラウドネットワークに設ける。これにより、送信先FAXから出力されるドキュメントのヘッダ部にユーザー端末の送信元情報が表示させることができるため、FAXの送信元が不明となることやなりすましを防止することができる。
また、本発明は、ユーザー端末からクラウドネットワークを介して、電話回線に接続された社外のFAXにFAX送信する場合に、クラウドネットワークに接続されたFAX送信装置から送信先のFAXまでの距離に依存して通信料金が高額化するという問題を解決するためになされたものである。すなわち、ユーザー端末から受信したドキュメントをローカルネットワークに接続された送信元FAXのいずれかにより社外の送信先FAXへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による送信先FAXへの送信指示とともにドキュメントを第2サーバーに送信する第1サーバーをクラウドネットワークに設ける。そして、常時通信を行う送信元FAXからのリクエストに対するレスポンスにおいて、受信したドキュメントを決定された送信経路に従い送信元FAXのいずれかに送信し、その送信元FAXから送信先FAXへドキュメントを送信させる第2サーバーをクラウドネットワークに設ける。これにより、送信先FAXへのドキュメントの送信を、ローカルネットワークに接続された送信元FAXのうち送信先FAXに最も近いものにさせることができるため、通信距離に依存して高額化する通信料金の抑制を低コストで実現できる。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続されたファクシミリへの送信指示とともに送信する第1サーバーと、前記第2ネットワークに接続されたファクシミリからリクエストを受信し、前記リクエストに対するレスポンスを送信することにより前記ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において前記ファクシミリに送信し、前記ファクシミリにおいて用紙上に出力される前記ドキュメントのヘッダ部の情報を前記送信元情報に基づいて置き換えさせる第2サーバーと、を有し、前記第1サーバーは、前記ユーザー端末から前記ドキュメントの送信設定をさらに受信し、受信した前記ドキュメントの送信設定を前記第2サーバーを介して前記ファクシミリに送信し、前記ファクシミリに前記ドキュメントの送信設定に基づいて前記ドキュメントを用紙上に出力させるファクシミリ送信装置。
(2)前記第1ネットワークはグローバルIPアドレスで接続されているデバイスを識別するクラウドネットワークであり、前記第2ネットワークはプライベートIPアドレスで接続されているデバイスを識別するローカルネットワークである上記(1)に記載のファクシミリ送信装置。
(3)前記第1サーバーが送信する前記ドキュメントは、前記ユーザー端末から前記第1サーバーが受信したドキュメント、前記第1サーバーが動作する情報処理装置の記憶部に記憶されたドキュメントのうち前記ユーザー端末から指定されたドキュメント、または前記第1ネットワークからアクセス可能なデータベースに記憶されたドキュメントのうち前記ユーザー端末から指定されたドキュメントである上記(1)または(2)に記載のファクシミリ送信装置。
(4)前記第1サーバーは、前記第1サーバーが動作する情報処理装置の記憶部に記憶されたドキュメント、および前記第1ネットワークからアクセス可能なデータベースに記憶されたドキュメントの少なくともいずれかを選択するための選択画面を前記ユーザー端末に表示させ、前記ユーザー端末から指定されたドキュメントは、前記選択画面においてユーザーにより選択されたドキュメントである上記(3)に記載のファクシミリ送信装置。
)前記送信元情報は、前記ユーザー端末のファクシミリ番号およびユーザーの名称の少なくともいずれか一方である上記(1)〜()のいずれかに記載のファクシミリ送信装置。
)第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、前記第1サーバーは、前記第1サーバーから前記外部ファクシミリへの前記ドキュメントの送信が可能な送信経路を特定し、特定した送信経路を前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末の表示部に前記特定した送信経路を表示させ、前記表示部に表示された前記特定した送信経路のうちユーザーにより前記ドキュメントの送信に要する通信料金が最も安い送信経路として選択された送信経路を前記ユーザー端末から受信し、受信した送信経路を前記ドキュメントを送信する前記送信経路として決定し、前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させるファクシミリ送信装置。
)前記第1ネットワークはグローバルIPアドレスで接続されているデバイスを識別するクラウドネットワークであり、前記第2ネットワークはプライベートIPアドレスで接続されているデバイスを識別するローカルネットワークである上記()に記載のファクシミリ送信装置。
)前記第1サーバーが送信する前記ドキュメントは、前記ユーザー端末から前記第1サーバーが受信したドキュメント、前記第1サーバーが動作する情報処理装置の記憶部に記憶されたドキュメントのうち前記ユーザー端末から指定されたドキュメント、または前記第1ネットワークからアクセス可能なデータベースに記憶されたドキュメントのうち前記ユーザー端末から指定されたドキュメントである上記(または7)に記載のファクシミリ送信装置。
)前記第1サーバーは、前記第1サーバーが動作する情報処理装置の記憶部に記憶されたドキュメント、および前記第1ネットワークからアクセス可能なデータベースに記憶されたドキュメントの少なくともいずれかを選択するための選択画面を前記ユーザー端末に表示させ、前記ユーザー端末から指定されたドキュメントは、前記選択画面においてユーザーにより選択されたドキュメントである上記()に記載のファクシミリ送信装置。
10第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させ、前記第1サーバーは、前記ユーザー端末から前記ドキュメントの送信設定をさらに受信し、受信した前記ドキュメントの送信設定を前記第2サーバーを介して前記内部ファクシミリに送信し、前記内部ファクシミリは受信した前記ドキュメントの送信設定を前記外部ファクシミリに送信し前記外部ファクシミリに前記ドキュメントの送信設定に基づいて前記ドキュメントを用紙上に出力させるファクシミリ送信装置。
11第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させ、前記第1サーバーは、前記第2サーバーを介して各内部ファクシミリから前記内部ファクシミリのデバイス状態を受信し、前記内部ファクシミリのデバイス状態に基づいて前記ドキュメントを送信する前記送信経路を決定するファクシミリ送信装置。
12第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させ、前記第2サーバーは、前記内部ファクシミリに保存されているアドレス情報を前記内部ファクシミリから受信し、前記第1サーバーは前記第2サーバーから受信した前記アドレス情報に基づいて前記送信経路を決定するファクシミリ送信装置。
13)前記送信元情報は、前記ユーザー端末のファクシミリ番号およびユーザーの名称の少なくともいずれか一方である上記()〜(12)のいずれかに記載のファクシミリ送信装置。
14第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させ、前記第1サーバーは、前記送信経路の決定において、前記外部ファクシミリに前記ドキュメントを送信させる前記内部ファクシミリを共用ファクシミリ送信が許可されているものから選択するファクシミリ送信装置。
15)第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメントを、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントを送信する第1サーバーと、前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントを、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、前記第2サーバーから前記ドキュメントを受信した前記内部ファクシミリは、受信した前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し、前記第1サーバーは、前記第1サーバーから前記外部ファクシミリへの前記ドキュメントの送信が可能な送信経路を特定し、前記特定した送信経路を前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末の表示部に前記特定した送信経路を表示させ、前記表示部に表示された前記特定した送信経路のうち前記ドキュメントの送信に要する通信料金が最も安い送信経路としてユーザーにより選択された送信経路を前記ユーザー端末から受信し、受信した送信経路を前記ドキュメントを送信する前記送信経路として決定するファクシミリ送信装置。
16)第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、前記ユーザー端末から受信した送信元情報、および前記ドキュメントの送信設定を、第2ネットワークに接続されたファクシミリへの送信指示とともに送信する段階(a)と、前記第2ネットワークに接続されたファクシミリからリクエストを受信し、前記リクエストに対するレスポンスを送信することにより前記ファクシミリと常時通信を行い、前記段階(a)において送信された前記ドキュメント前記送信元情報、および前記ドキュメントの送信設定を前記第1ネットワークを介して受信し、受信した前記ドキュメント前記送信元情報、および前記ドキュメントの送信設定を、前記レスポンスの送信において前記ファクシミリに送信し、前記ファクシミリにおいて前記ドキュメントの送信設定に基づいて用紙上に出力される前記ドキュメントのヘッダ情報を前記送信元情報に置き換えさせる段階(b)と、を有するファクシミリ送信方法。
17)第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する段階(a)と、前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記段階(a)において送信された前記ドキュメントおよび前記送信元情報を前記第1ネットワークを介して受信し、受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を前記段階(a)において決定された前記送信経路に従って、前記内部ファクシミリのいずれかに、前記レスポンスの送信において送信する段階(b)と、前記段階(b)において前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリにより、前記送信元情報に基づいてヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させる段階(c)と、を有し、前記段階(a)は、前記外部ファクシミリへの前記ドキュメントの送信が可能な送信経路を特定し、特定した送信経路を前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末の表示部に前記特定した送信経路を表示させ、前記表示部に表示された前記特定した送信経路のうち前記ドキュメントの送信に要する通信料金が最も安い送信経路としてユーザーにより選択された送信経路を前記ユーザー端末から受信し、受信した送信経路を前記ドキュメントを送信する前記送信経路として決定するファクシミリ送信方法。
18)第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメントを、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントを送信する段階(a)と、前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記段階(a)において送信された前記ドキュメントを前記第1ネットワークを介して受信し、受信した前記ドキュメントを前記段階(a)において決定された前記送信経路に従って、前記内部ファクシミリのいずれかに、前記レスポンスの送信において送信する段階(b)と、前記段階(b)において前記ドキュメントを受信した前記内部ファクシミリにより、前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信させる段階(c)と、を有し、前記段階(a)は、前記外部ファクシミリへの前記ドキュメントの送信が可能な送信経路を特定し、前記特定した送信経路を前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末の表示部に前記特定した送信経路を表示させ、前記表示部に表示された前記特定した送信経路のうち前記ドキュメントの送信に要する通信料金が最も安い送信経路としてユーザーにより選択された送信経路を前記ユーザー端末から受信し、受信した送信経路を前記ドキュメントを送信する前記送信経路として決定するファクシミリ送信方法。
ユーザー端末から受信したドキュメントおよび送信元情報を、ローカルネットワークに接続された送信先FAXへの送信指示とともに送信する第1サーバーをクラウドネットワークに設ける。そして、第1サーバーからドキュメントおよび送信元情報を受信し、常時通信を行う送信先FAXからのリクエストに対するレスポンスにおいて、受信したドキュメントおよび送信元情報を送信先FAXに送信しドキュメントのヘッダ部の情報を送信元情報に置き換えさせる第2サーバーをクラウドネットワークに設ける。これにより、送信先FAXから出力されるドキュメントのヘッダ部にユーザー端末の送信元情報が表示させることができるため、FAXの送信元が不明となることやなりすましを防止することができる。
また、ユーザー端末から受信したドキュメントをローカルネットワークに接続された送信元FAXのいずれかにより社外の送信先FAXへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による送信先FAXへの送信指示とともにドキュメントを第2サーバーに送信する第1サーバーをクラウドネットワークに設ける。そして、常時通信を行う送信元FAXからのリクエストに対するレスポンスにおいて、受信したドキュメントを決定された送信経路に従い送信元FAXのいずれかに送信し、その送信元FAXから送信先FAXへドキュメントを送信させる第2サーバーをクラウドネットワークに設ける。これにより、送信先FAXへのドキュメントの送信を、ローカルネットワークに接続された送信元FAXのうち送信先FAXに最も近いものにさせることができるため、通信距離に依存して高額化する通信料金の抑制を低コストで実現できる。
本発明の第1実施形態に係るファクシミリ送信装置を含むFAX送信システムを示すブロック図である。 ユーザー端末の機能ブロック図である。 クラウドサーバーの機能ブロック図である。 常駐サーバーの機能ブロック図である。 第1FAXおよび第2FAXの機能ブロック図である。 FAX送信のシーケンス図である。 FAX送信方法のフローチャートを示す図である。 ユーザー情報を示す図である。 グループ情報を示す図である。 アドレス帳を示す図である。 送信先アドレス情報を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るファクシミリ送信装置を含むFAX送信システムを示すブロック図である。 FAX送信のシーケンス図である。 FAX送信方法のフローチャートを示す図である。 FAX送信方法のフローチャートを示す図である。 FAX装置管理情報を示す図である。 送信経路情報を示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係るファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信方法について詳細に説明する。
なお、本明細書において、以下、「ファクシミリ」を単に「FAX」と表記する。また、FAXにはFAX送信機能を有する装置が含まれる。また、「サーバー」との表記されたときは、サーバーソフトウェアおよびサーバーソフトウェアが稼働している情報処理装置のいずれをも指す場合があるものとする。
図1は、本実施形態に係るファクシミリ送信装置を含むFAX送信システムを示すブロック図である。
図1に示すように、FAX送受信システム1は、クラウドサーバー10、常駐サーバー20、データベースマネージメントシステム(以下、「DBMS」と称する)30、ユーザー端末40、ルーター50、第1FAX64、第2FAX62、第1MFP(Multi−Function Peripheral)61、および第2MFP63を有する。
クラウドサーバー10により本発明の第1サーバーが構成され、常駐サーバー20により本発明の第2サーバーが構成される。第1FAX64、第2FAX62、第1MFP61、および第2MFP63により本発明のファクシミリが構成される。クラウドネットワーク11により本発明の第1ネットワークが構成され、ローカルネットワーク60により本発明の第2ネットワークが構成される。また、DBMS30により本発明のデータベースが構成される。
クラウドサーバー10および常駐サーバー20により、ファクシミリ送信装置が構成される。
クラウドサーバー10、常駐サーバー20、DBMS30、およびユーザー端末40はクラウドネットワーク11を介して相互に通信可能に接続される。クラウドネットワーク11は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)、BLUETOOTH(登録商標)、IEEE802.11などの規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続した有線または無線のLAN(Local Area Network)、あるいは、LAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)により構成することができる。クラウドネットワーク10に接続されている各デバイスはグローバルIPアドレスにより相互に識別されることができる。
なお、クラウドネットワークは、ポート解放等の方法により固定化されたプライベートIPアドレス、ポート番号、またはドメイン名称によりデバイスを識別するネットワークであってもよい。
第1FAX64、第2FAX62、第1MFP61、および第2MFP63(以下、これらのデバイスを「社内FAX」と称する)はローカルネットワーク60を介して相互に通信可能に接続される。ローカルネットワーク60は、ルーター50を介してクラウドネットワーク11と接続される。ローカルネットワーク60は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)、BLUETOOTH(登録商標)、IEEE802.11などの規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続した有線または無線のLANにより構成することができる。ローカルネットワーク60に接続されている各デバイスはローカルIPアドレスにより相互に識別されることができる。
ローカルネットワーク60に接続されているデバイスである社内FAXはグローバルIPアドレスを有さないため、これらのデバイスへのクラウドネットワーク10側からのアクセスはデバイスを特定できない限り困難である。
しかし、本実施形態においては、社内FAXからリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより、社内FAXと常時通信を行う。そして、常駐サーバー20は、社内FAXからのリクエストを受信し、リクエストに含まれる情報(例えば、デバイスID)に基づきリクエストの送信元の社内FAXを特定し、レスポンスの送信時に送信先FAXである社内FAXにドキュメントを送信する。これにより、ユーザー端末40から、ローカルネットワーク60に接続されている社内FAXに対し、クラウドネットワーク11を介してFAXによるドキュメントの送信(以下、「FAX送信」と称する)を行うことができる。
なお、ローカルネットワーク60は、ポート解放を行っていないネットワーク、およびファイアウォール等のセキュリティ制限によってインターネットからのアクセスができないネットワークであってもよい。
社内FAXおよびルーター50は、例えば、社内の敷地内に設けられることができる。
ユーザー端末40は、例えば、スマートフォン、PC(Personal Computer)、MFPにより構成されることができる。ユーザーは、ユーザー端末40におけるアプリケーション上の操作により、クラウドサーバー10またはDBMS30に記憶されているドキュメントおよび送信先FAXのFAX番号を指定することによりドキュメントをFAX送信することができる。FAX送信は、例えば、インターネットFAX、PC−FAX、またはSIP(Session Initiation Protocol)−FAXによるFAX送信であってもよい。ユーザー端末40は、FAX送信しようとするドキュメントを送信することによりドキュメントを指定してもよい。また、ユーザー端末40は、クラウドサーバー10やDBMS30に記憶されているドキュメントを指定してもよい。
なお、ユーザー端末40がMFPの場合は、クラウド型アプリケーションとしてMFPに実装されたアプリケーション上で、スキャンにより得られたドキュメントをクラウドサーバー10に送信してもよい。これにより、FAX送信機能を有していないMFPからでも送信先FAXからドキュメントを出力することができる。
クラウドサーバー10は、ユーザー端末40によるドキュメントが指定されたFAX送信指示に従い、送信先FAXのFAX番号に基づいて、DBMS30に記憶されている送信先FAXの情報である送信先情報を検出する。送信先情報とは、社内FAXの情報であり、例えば、社内FAXのデバイスIDである。
クラウドサーバー10は、常駐サーバー20に、送信先情報とともにドキュメントを送付することにより送信先FAXからのドキュメントの出力を指示する。
常駐サーバー20は、ローカルネットワーク60に接続された社内FAXからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより、社内FAXと常時通信を行う。常駐サーバー20は、社内FAXからのリクエストを受信し、リクエストに含まれる情報(例えば、デバイスID)に基づきリクエストの送信元の社内FAXを特定する。常駐サーバー20は、クラウドサーバー10からの指示に従い、社内FAXである送信先FAXからのリクエストに対するレスポンスを送信する際にドキュメントを送信し、送信先FAXからドキュメントを用紙上に出力させる。
このように、社内FAXからのリクエストに対するレスポンスにFAX送信しようとするドキュメントを含めることにより、常駐サーバー20は、社内FAXのIPアドレスを特定できなくても、FAX送信先である社内FAXへドキュメントを送付することができる。
DBMS30は、アドレス帳、送信先アドレス情報、FAX装置管理情報、ユーザー情報、およびグループ情報を記憶するとともに管理する。後述するように、アドレス帳においては、例えばデバイスIDやアドレスID等が管理されている。送信先アドレス情報においては、例えば社内FAXのFAX番号、アドレスID、およびIPアドレス等が管理されている。FAX装置管理情報においては、例えばFAX装置のデバイスIDやIPアドレス等が管理されている。ユーザー情報においては、例えばユーザー端末40を利用するユーザーのユーザーIDやパスワード等が管理されている。グループ情報においては、例えばグループIDが管理されている。
DBMS30には、ユーザーがFAX送信しようとするドキュメントを記憶させることができる。
ルーター50は、クラウドネットワーク11とローカルネットワーク60とを接続するデバイスであり、IPアドレスを認識してデータを宛先のネットワークに中継する。
第1FAX64および第2FAX62は、FAX送信されたドキュメントを受信し用紙上にドキュメントを、ヘッダ部を付して出力する。
第1MFP61および第2MFP63は、受信した印刷ジョブに基づいて画像形成を行い用紙にドキュメントを印刷する機能に加え、第1FAX64および第2FAX62と同様の機能を有する複合機である。
図2は、ユーザー端末の機能ブロック図である。図2に示すように、ユーザー端末40は、制御部400、記憶部401、操作部402、表示部403、および通信インターフェース部404を有する。
制御部400は、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算処理を行う。制御部400はCPU(Central Processing Unit)により構成されることができる。
記憶部401は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶したり、各種プログラムや各種データを格納する。記憶部401は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびHDD(Hard Disk Drive)により構成されることができる。
操作部402は、例えばタッチパネルや、マウスといったポインティングデバイスやキーボードを含み、各種の操作、入力を行うために使用される。
表示部405は、例えば液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。
通信インターフェース部106は、外部機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインターフェース、USB、IEEE1394等のシリアルインターフェース、SCSI(Small Computer System Interface)、IEEE1284等のパラレルインターフェース、BLUETOOTH(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF(Home Radio Frequency)、IrDA(Infrared Data Association)等の無線通信インターフェース、電話回線に接続するための電話回線インターフェース等を利用することができる。
ユーザーはユーザー端末40において、FAX送信のためのアプリケーションを起動させ、アプリケーション上で表示されたドキュメントのうちFAX送信しようとするドキュメントを指定し、送信先FAXのFAX番号を入力し、FAX送信指示を行う。クラウドサーバー10はFAX送信指示に含まれるFAX番号に対応する社内FAXに、常駐サーバー20を介してドキュメントを送信する。これにより、通信インターフェース部106を介してクラウドネットワーク11に向けてFAX送信指示が送信され、クラウドネットワーク11および常駐サーバー20を介して、ユーザーにより入力されたFAX番号に対応する社内FAXからドキュメントが出力される。
図3は、クラウドサーバーの機能ブロック図である。図3に示すように、クラウドサーバー10は、制御部100、記憶部101、および通信インターフェース部102を有する。
これらの各ブロックの機能は、ユーザー端末40における同名の機能ブロックと同様であるため、各ブロックについての説明は省略する。
クラウドサーバー10は、ユーザー端末40からのFAX送信指示に基づいて、指定されたドキュメントおよび送信元情報を、送信先である社内FAXへの送信指示とともに常駐サーバー20へ送信する。送信元情報には、例えば、ユーザー端末40のFAX番号やユーザーIDが含まれる。
図4は、常駐サーバーの機能ブロック図である。図4に示すように、常駐サーバー20は、制御部200、記憶部201、および通信インターフェース部202を有する。
制御部200は、リクエスト処理部200aとレスポンス処理部200bとを有する。リクエスト処理部200aは社内FAXから常駐サーバー20に定期的に送信されるリクエストを解析する。レスポンス処理部200bはリクエスト処理部200aにより解析されたリクエストに対するレスポンスを作成する。レスポンスには社内FAXから出力させるドキュメント、および送信元情報を含めることができる。
記憶部201と通信インターフェース部202の各機能は、ユーザー端末40における同名の機能ブロックと同様であるため説明を省略する。
図5は、第1FAXおよび第2FAXの機能ブロック図である。図5に示すように、第1FAX64および第2FAX62は、それぞれ制御部621、記憶部622、操作部623、表示部624、通信インターフェース部625、FAX送受信部626、および出力部627を有する。
第1FAX64および第2FAX62は、通信インターフェース部625から常駐サーバー20に対しリクエストを定期的に送信し、常駐サーバー20からレスポンスを受信する。これにより、第1FAX64および第2FAX62と、常駐サーバー20とは常時通信がなされる。
通信インターフェース部において、常駐サーバー20へのリクエストの送信と、常駐サーバー20からのレスポンスが受信とが行われる。レスポンスにはドキュメントおよび送信元情報が含まれている。
FAX送受信部626は、常駐サーバー20から受信したドキュメントおよび送信元情報を中継して、他のFAXに受信したドキュメントおよび送信元情報をFAX送信することができる機能を備える。
出力部627は、常駐サーバー20から受信されたドキュメントに基づく画像を作成し用紙上に印刷して出力する。その際、画像にはドキュメントに付加されたヘッダ部が含まれている。ヘッダ部には、通常、第1FAX64または第2FAX62にドキュメントを送付した直接の送付元である常駐サーバー20の情報が表示される。しかし、本実施形態においては、第1FAX64または第2FAX62において、ヘッダ部に表示されるヘッダ部の情報が、常駐サーバー20から受信した送信元情報に置き換えられる。これにより、FAXの送信元が不明となることを防止することができる。
制御部621、記憶部622、操作部623、および表示部624の各機能は、ユーザー端末40における同名の機能ブロックと同様であるため説明を省略する。
図6は、FAX送信のシーケンス図である。なお、図6においては、各デバイス間の通信におけるリクエストを実線の矢印で、レスポンスを破線の矢印で示している。
図6に示すように、ユーザーは、ユーザー端末40において、FAX送信のためのアプリケーションを起動させ、アプリケーション上の選択画面に表示されたドキュメントのうちFAX送信しようとするドキュメントを選択することにより指定する。そして、送信設定を行い、送信先FAXのFAX番号を入力しFAX送信指示を行う。送信設定には、例えば、カラー、データ圧縮、ハーフトーン、およびページ数の各種設定が含まれる。
ユーザーがFAX送信しようとするドキュメントの指定、送信設定、送信元情報、およびFAX送信指示は、ユーザー端末40からクラウトサーバー10に送信される。
クラウドサーバー10はDBMS30に、指定されたドキュメントと、送信先FAXのFAX番号に対応する送信先情報を要求し、受信する。
クラウドサーバー10は、DBMS30から受信した送信先情報に基づき、常駐サーバー20に対し、送信先FAXのデバイスの状態を要求する。
常駐サーバー20は、クラウドサーバー10からの要求に従い、送信先情報に基づいて、常時通信している社内デバイスのいずれかである送信先FAXからのリクエストに対するレスポンスにおいてデバイス状態を要求する。また、レスポンスを送信した送信先FAXからのリクエストにおいて、送信先FAXのデバイス状態を受信する。ここで、デバイス状態とは、例えば、送信先FAXが処理しているジョブの状態またはジョブ数、およびエラーの状態である。
送信先FAXのデバイス状態は、常駐サーバー20からクラウドサーバー10に送信される。
クラウドサーバー10は、受信した送信先FAXのデバイス状態に基づき、送信先FAXにおいてドキュメントの出力が可能かどうか判断し、出力が可能と判断した場合は、常駐サーバー20に対し、受信したFAXの、送信先FAXからの出力要求を送信する。この際、クラウドサーバー10から常駐サーバー20に、ドキュメント、送信元情報、送信先情報、および送信設定の各情報がFAXの情報として送信される。
常駐サーバー20は、FAXの出力指示を送信し、送信先FAXから出力指示に関するFAXの情報の要求を送信先FAXからのリクエストとして受信する。
送信先FAXは、リクエストに対するレスポンスにおいて、常駐サーバー20からFAXの情報を受信する。
送信先FAXは、受信したFAXの情報のうち送信元情報に基づいて、ドキュメントのヘッダ部を置き換える。例えば、ヘッダ部は、送信元情報であるユーザー端末40のFAX番号、またはユーザーの名称により置き換えられることができる。
送信先FAXは、ヘッダ部が送信元情報に基づいて置き換えられたドキュメントを、送信設定に基づいて用紙上に印刷し、出力する。
図7は、FAX送信方法のフローチャートを示す図である。本フローチャートは、本実施形態に係るFAX送信装置により実施することができる。以下、ステップ番号を明示して、フローチャートの各ステップについて説明する。
ユーザーは、ユーザー端末40においてFAX送信のためのアプリケーションを起動してログインする(S701)。ログインに際し、アプリケーションは、セキュリティ向上のため、DBMS30で管理されているユーザー情報またはグループ情報に基づいてユーザー認証をしてもよい。
図8は、ユーザー情報を、図9は、グループ情報を、それぞれ示す図である。
図8に示すように、ユーザー情報においては、ユーザーID、所属グループID、表示名、パスワード、FAX番号等が管理されている。
図9に示すように、グループ情報においては、グループID、および表示名が管理されている。
アプリケーション上で表示されたドキュメントのうちFAX送信しようとするドキュメントがユーザーの選択により指定される(S703)。そして、送信先FAXのFAX番号を入力することにより送信先を設定し、FAX送信指示を行う(S703)。なお、ユーザー端末40の表示部403に、DBMS30に管理されているアドレス帳に登録された住所やFAX番号を表示させ、ユーザーが住所やFAX番号を選択することにより送信先の設定がされてもよい。
図10は、アドレス帳を示す図である。
図10に示すように、アドレス帳においては、アドレスID、ユーザーID、デバイスID、表示名、郵便番号、および住所が管理されている。
クラウドサーバー10は、ユーザー端末40からFAX送信指示を受信すると、送信先FAXのFAX番号に基づいて、DBMS30で管理されているアドレス帳または送信先アドレス情報を参照して、送信先情報を取得する(S704)。
図11は、送信先アドレス情報を示す図である。
図11に示すように、送信先アドレス情報においては、フォルダID、アドレスID、表示名、通信区分、送信アドレス、および内線、LAN等の区分が管理されている。送信アドレスとは、例えば送信先FAXのFAX番号、Emailアドレス、またはIPアドレスである。
クラウドサーバー10は、ユーザーにより設定された送信先FAXがクラウドネットワーク11に接続されているFAXかどうか判断する(S705)。
ユーザーにより設定された送信先FAXがクラウドネットワーク11に接続されている場合は(S705:YES)、送信先FAXがドキュメントおよび送信元情報をクラウドサーバー10から取得し(S708)、ドキュメントのヘッダ部を送信元情報に基づいて置き換える(S709)。
ユーザーにより設定された送信先FAXがクラウドネットワーク11に接続されていない場合は(S705:NO)、常駐サーバー20がドキュメントおよび送信元情報をクラウドサーバー10から取得する。そして、ステップS704で取得した送信先情報に基づき、常時通信を行っている送信先FAXからのリクエストに対するレスポンスにおいて、ドキュメントおよび送信元情報を送信先FAXに送信する。送信先FAXは、ドキュメントおよび送信元情報を常駐サーバー20から取得する(S706)。
送信先FAXは、取得したドキュメントのヘッダ部を送信元情報に基づいて置き換える(S707)。ヘッダ部に表示される情報としては、例えば、DBMS30で管理されているユーザー情報のうちユーザーIDやユーザー端末40のFAX番号が考えられる。
そして、ヘッダ部が送信元情報に基づいて置き換えられたドキュメントが送信先FAXにより用紙上に出力される(S710)。
以上、本発明の第1実施形態に係るファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信方法について説明したが、本実施形態は以下の効果を奏する。
ユーザー端末から受信したドキュメントおよび送信元情報を、ローカルネットワークに接続された送信先FAXへの送信指示とともに送信するクラウドサーバーをクラウドネットワークに設ける。そして、クラウドサーバーからドキュメントおよび送信元情報を受信し、常時通信を行う送信先FAXからのリクエストに対するレスポンスにおいて、受信したドキュメントおよび送信元情報を送信先FAXに送信しドキュメントのヘッダ部の情報を送信元情報に置き換えさせる常駐サーバーをクラウドネットワークに設ける。これにより、送信先FAXから出力されるドキュメントのヘッダ部にユーザー端末の送信元情報が表示させることができるため、FAXの送信元が不明となることを防止することができる。
また、ドキュメントのヘッダ部に、管理された送信元情報に基づいてFAXの送信元が表示されることにより、いわゆるなりすましを防止し、セキュリティの向上を実現することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信方法について詳細に説明する。
本実施形態は第1実施形態と次の点で異なる。すなわち、第1実施形態においては、送信先FAXは、ローカルネットワークに接続された社内FAX等である。一方、本実施形態においては、送信先FAXは、ローカルネットワークに接続された社内FAXでもよく、ローカルネットワークに接続されていない社外FAXでもよい点である。そして、複数の社内FAXのうち社外FAXまでの距離が最も近いものを、クラウドネットワーク経由で社外FAXに向けて送信されたFAX送信の中継器として利用する点である。なお、以下の説明において、第1実施形態と重複する部分については、説明を省略または簡略化する。
図12は、本実施形態に係るファクシミリ送信装置を含むFAX送信システムを示すブロック図である。
図12に示すように、FAX送受信システム1aは、クラウドサーバー10、常駐サーバー20、DBMS30、ユーザー端末40、ルーター50、第1FAX64、第2FAX62、第1MFP61、第2MFP63、および社外FAX70を有する。
クラウドサーバー10により、本発明の第1サーバーが構成され、常駐サーバー20により第2サーバーが構成される。第1FAX64、第2FAX62、第1MFP61、および第2MFP63により本発明の内部ファクシミリが構成され、社外FAX70により本発明の外部ファクシミリが構成される。
また、クラウドネットワーク10により本発明の第1ネットワークが構成され、ローカルネットワーク60により本発明の第2ネットワークが構成される。
また、クラウドサーバー10および常駐サーバー20により、ファクシミリ送信装置が構成される。
クラウドサーバー10、常駐サーバー20、DBMS30、およびユーザー端末40はクラウドネットワーク10を介して相互に通信可能に接続される。
第1FAX64、第2FAX62、第1MFP61、および第2MFP63はローカルネットワーク60を介して相互に通信可能に接続される。
ユーザーは、ユーザー端末40におけるウェブブラウザ上の操作により、クラウドサーバー10またはDBMS30に記憶されているドキュメントおよび送信先FAXのFAX番号を指定することによりドキュメントをFAX送信することができる。本実施形態においては、送信先FAXはローカルネットワーク60にもクラウドネットワーク11にも接続されていない社外FAX70である。
クラウドサーバー10は、ユーザー端末40からのドキュメントを指定したFAX送信指示に従い、送信先FAXのFAX番号に基づいて、DBMS30に記憶されている送信先情報を検出する。
クラウドサーバー10は、検出した送信先情報に基づき、送信先FAXである社外FAX70にドキュメントを送付させるためのFAX送信料金が最も安い社内FAXを特定し、特定した社内FAXを送信先FAXに対しFAX送信を行う社内FAX(以下、「送信元FAX」と称する)に決定する。すなわち、クラウドサーバー10は、送信元FAXを決定することにより送信先FAXである社外FAX70にドキュメントを送付するための送信経路を決定する。例えば、クラウドサーバー10は、社外FAXまでの距離が最も短い社内FAXを送信元FAXとして決定することができる。
クラウドサーバー10は、常駐サーバー20に、送信元情報、送信元FAX情報、送信先情報とともにドキュメントを送付することにより、決定した送信元FAXである社内FAXを経由しての送信先FAXである社外FAX70からのドキュメントの出力を指示する。送信元FAX情報とは、例えば送信元FAXである社内FAXのデバイスIDである。
常駐サーバー20は、ローカルネットワーク60に接続された社内FAXからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより、社内FAXと常時通信を行う。常駐サーバー20は、社内FAXからのリクエストを受信し、リクエストに含まれる情報に基づきリクエストの送信元の社内FAXを特定し、レスポンスの送信時に送信元FAXである社内FAXにドキュメントを送信する。これにより、ユーザー端末40から、ローカルネットワーク60に接続されている送信元FAXである社内FAXに対し、クラウドネットワーク11を介してFAX送信し、さらに送信元FAXである社内FAXから送信先FAXである社外FAX70にFAX送信を行うことができる。
送信元FAXである社内FAXから送信先FAXである社外FAX70への送信は、通信距離に依存してFAX送信料金が増大する回線が利用される。例えば、社内FAXから社外FAX70への送信には、電話回線が利用されることができる。
常駐サーバー20は、クラウドサーバー10からの指示に従い、送信元FAXである社内FAXからのリクエストに対するレスポンスを送信する際に、送信先情報とともにドキュメントを送信する。
送信元FAXである社内FAXは、常駐サーバー20から受信したドキュメントを、送信先情報に基づいて、送信先FAXである社外FAX70に送信し、社外FAX70からドキュメントを用紙上に出力させる。ここで、送信先情報は、例えば送信先FAXである社外FAX70のFAX番号である。
DBMS30は、アドレス帳、送信先アドレス情報、FAX装置管理情報、ユーザー情報、およびグループ情報を記憶するとともに管理する。本実施形態においては、DBMS30は、さらに送信経路情報を記憶および管理する。後述するように、送信経路情報には、送信元番号として社内FAXのFAX番号が含まれる。
第1FAX64および第2FAX62は、FAX送信されたドキュメントを受信し、送信元FAXとして送信先FAXである社外FAX70に受信したドキュメントにヘッダ部を付して送信する。
第1MFP61および第2MFP63は、受信した印刷ジョブに基づいて画像形成を行い用紙にドキュメントを印刷する機能に加え、第1FAX64および第2FAX62と同様の機能を有する複合機である。
送信先FAXである社外FAX70は、送信元FAXである社内FAXからドキュメントを受信し、受信したドキュメントを用紙上に出力する。
図13は、FAX送信のシーケンス図である。なお、図13においては、各デバイス間の通信におけるリクエストを実線の矢印で、レスポンスを破線の矢印で示している。
図13に示すように、ユーザーは、ユーザー端末40において、FAX送信のためのアプリケーションを起動させ、アプリケーション上で表示されたドキュメントのうちFAX送信しようとするドキュメントを選択により指定する。そして、ページ数等の送信設定を行い、送信先FAXのFAX番号を入力しFAX送信指示を行う。
ユーザーがFAX送信しようとするドキュメントの指定、送信設定、送信元情報、およびFAX送信指示は、ユーザー端末40からクラウトサーバー10に送信される。
クラウドサーバー10は、DBMS30に、指定されたドキュメント、アドレス帳、送信先アドレス情報、FAX装置管理情報、および送信経路情報のデータを要求し、これを受信する。
クラウドサーバー10は、DBMS30から受信した上記データに基づいて、送信元FAXの候補としての社内FAXを抽出する。
クラウドサーバー10は、送信元FAXの候補として抽出した社内FAXについて、DBMS30から受信した上記データに基づき、常駐サーバー20に対し、送信元FAXの候補のデバイスの状態を要求する。
常駐サーバー20は、クラウドサーバー10からの要求に従い、送信元FAX情報に基づいて、常時通信している社内デバイスのいずれかである送信元FAXの候補からのリクエストに対するレスポンスにおいてデバイス状態を要求する。また、レスポンスを送信した送信元FAXの候補からのリクエストにおいて、送信元FAXの候補のデバイス状態を受信する。ここで、デバイス状態とは、例えば、送信先FAXの候補である社内FAXが処理しているジョブの状態またはジョブ数、およびエラーの状態である。
送信元FAXの候補のデバイス状態は、常駐サーバー20からクラウドサーバー10に送信される。
クラウドサーバー10は、受信した送信元FAXの候補のデバイス状態に基づき、送信元FAXの候補においてドキュメントのFAX送信が可能と判断した場合は、その送信元FAXの候補を送信元FAXとして決定する。
クラウドサーバー10は、常駐サーバー20に対し、受信したFAXの、送信元FAXからのFAX送信指示を送信する。この際、クラウドサーバー10から常駐サーバー20に、ドキュメント、送信元情報、送信先情報、および送信設定の各情報がFAXの情報として送信される。
常駐サーバー20は、送信元FAXからのFAX送信指示を送信し、送信元FAXからFAX送信指示に関するFAXの情報の要求を受信する。
送信元FAXは、リクエストに対するレスポンスにおいて、常駐サーバー20からFAXの情報を受信する。
送信元FAXである社内FAXは、受信したFAXの情報のうち送信元情報に基づいて、ドキュメントのヘッダ部を置き換える。例えば、ヘッダ部は、送信元情報であるユーザー端末40のFAX番号、またはユーザーの名称により置き換えられることができる。
送信元FAXである社内FAXは、ヘッダ部が送信元情報に基づいて置き換えられたドキュメントを送信先FAXに電話回線等を通じてFAX送信する。
送信先FAXは、ヘッダ部が送信元情報に基づいて置き換えられたドキュメントを送信元FAXから受信し、受信したドキュメントを用紙上に印刷し、出力する。
図14および図15は、本実施形態に係るFAX送信方法のフローチャートを示す図である。本フローチャートは、本実施形態に係るFAX送信装置により実施することができる。以下、ステップ番号を明示して、フローチャートの各ステップについて説明する。
ユーザーは、ユーザー端末40においてFAX送信のためのアプリケーションを起動してログインし(S1501)、アプリケーション上で表示されたドキュメントのうちFAX送信しようとするドキュメントを選択により指定する(S1502)。そして、送信先FAXのFAX番号を入力することにより送信先を設定し、FAX送信指示を行う(S1503)。
クラウドサーバー10は、送信先FAXのFAX番号がアドレス帳または送信先アドレス情報に登録されていると判断した場合は(S1504:YES)、アドレス帳または送信先アドレス情報から送信先情報を取得した後(S1505)、ステップS1506に移行する。
クラウドサーバー10は、送信先FAXのFAX番号がアドレス帳または送信先アドレス情報に登録されていないと判断した場合は(S1504:NO)、ステップS1506に移行する。
クラウドサーバー10は、送信先FAXが、DBMS30のFAX装置管理情報に登録されていると判断したときは(S1506:YES)、DBMS30のFAX装置管理情報を参照し、送信先FAXが、クラウドネットワーク11経由でFAX出力可能な社内FAXであるかどうかを判断する(S1507)。
図16は、FAX装置管理情報を示す図である。
図16に示すように、FAX装置管理情報として、クラウドネットワーク11からのFAX出力が可能なFAX装置かどうかが管理されている。FAX装置管理情報として、デバイスID、デバイス名称、所属グループ、部署、デバイス種類、IPアドレス、プロキシアドレス、FAX番号、設置場所、共有FAX送信の利用許可フラグ、共有FAX送信の利用許可グループ、および使用頻度が管理されている。
クラウドサーバー10により、クラウドネットワーク11経由で送信先FAXからFAX出力可能と判断したときは(S1507:YES)、送信先FAXはドキュメントおよび送信元情報を常駐サーバー20から取得する(S1510)。そして、送信先FAXは、ドキュメントのヘッダ部を送信元情報に基づいて置き換えて(S1511)、ドキュメントを用紙上に出力する(S1528)。
クラウドサーバー10により、送信先FAXがDBMS30に登録されていないと判断されたとき(S1506:NO)、または、送信先FAXのクラウドネットワーク11経由での送信先FAXからの出力が不可能と判断されたときは(S1507:NO)、ステップS1508に移行する。クラウドサーバー10は、DBMS30に登録されているFAXの一覧から共用のFAX通信が許可されているものを抽出する(S1508)。そして、クラウドサーバー10は、抽出したFAXのうち、送信先FAXと通信可能な送信経路の組合せ(n個)を取得する(S1509)。ここで、送信経路とは、常駐サーバー20から社内FAXのいずれかを経由して社外FAX70までFAX送信を行う経路をいう。
なお、クラウドサーバー10は、DBMS30に管理されているFAX装置管理情報を参照することによりその社内FAXが共用のFAX通信が許可されているFAXかどうかを判断することができる。このように、社内FAXによって共用のFAX通信を制限するのは、セキュリティ向上の面から許可されていない相手からのFAX送信を抑止するためである。社内FAXごとにFAX通信が許可される範囲の設定がなされるようにしてもよい。
図17は、送信経路情報を示す図である。クラウドサーバー10により抽出された送信経路情報は、DBMS30により記憶および管理される。
図17に示すように、送信経路情報には、文書ID、デバイスID、通信種別、社内FAXのFAX番号である送信元番号、および内線、LAN等の区分が記載される。
例えば、クラウドサーバー10は、社外FAX70へのFAX送信を経由させる社内FAXをデバイスIDにより特定することにより通信経路の組合せを抽出してもよい。
クラウドサーバー10は、内部カウンタのカウント数iをインクリメントして1とし(S1512)、ステップS1509で取得した送信経路の数nと比較する(S1513)。そして、内部カウンタのカウント数iがnを超えるまで(、S1520、S1513:YES)、クラウドサーバー10は、ステップS1514〜ステップS1519を実施する。
クラウドサーバー10は、i番目の送信経路で通信料金を試算し(S1514)、当該経路の送信元FAXの現在のデバイス状態を取得する(S1515)。クラウドサーバー10は、通信料金の試算にあたり、例えば、G3、G4、カラー、モノクロ、ハーフトーン、圧縮転送可否といったケーパビリティを考慮することにより通信料金の試算精度を向上させることができる。
クラウドサーバー10は、送信元FAXのデバイス状態が、「使用中」の場合は、送信元FAXに蓄積されているジョブ量に基づいてジョブの終了時間を予測する(S1217)。クラウドサーバー10は、送信元FAXのデバイス状態が、「エラー」の場合は、その送信元FAXを含む送信経路を送信元FAXの候補から除外する(S1518)。
クラウドサーバー10は、i番目の送信経路の優先度を決定する(S1519)。クラウドサーバー10は、例えば、送信元FAXが、「待機中」なのか、「使用中」の場合はジョブの終了時間がいつなのか、といったデバイス状態や、通信料金、利用頻度、または利用実績によって、i番目の送信経路の優先度を決定することができる(S1519)。
クラウドサーバー10は、最適な送信経路の自動選択の設定がされているときは(S1521:YES)、ステップS1519において決定された優先度が最も高い送信経路の候補を送信経路に決定する(S1522)。クラウドサーバー10は、DBMS30で管理されているユーザー情報である、FAX送信経路を自動選択するかどうかの情報を参照することにより最適な送信経路の自動選択の設定がされているかどうかを判断することができる。
クラウドサーバー10は、最適な送信経路の自動選択の設定がされていないときは(S1521:NO)、ユーザー端末40の表示部403に、優先度の高い順に送信経路の候補を一覧表示する(S1523)。
ユーザーによって、ユーザー端末40において表示された送信経路の候補のうちのいずれかが選択されると(S1524)、クラウドサーバー10は、選択された送信経路の候補を送信経路に決定する(S1525)。ユーザーは、ユーザー端末40の表示部403に表示された、例えば、試算された通信料金、デバイス状態、およびジョブ状態を考慮して、送信経路の候補のうちのいずれかを選択することができる。
なお、送信経路を決定するための基礎となるデータの精度向上を可能とするために、DBMS30または常駐サーバー20と社内FAXとで同期をとり、社内FAXに格納されているデータをDBMS30等に送信させ一元管理してもよい。一元管理する情報は、例えば、社内FAXに格納されているアドレス帳である。また、社内FAXの利用状況の把握、および文書の追跡を可能とするために、例えば、送信履歴を同様に一元管理してもよい。
ステップS1525において決定された送信経路の送信元FAXは、ドキュメント、送信元情報、および送信先情報を、クラウドサーバー10から常駐サーバー20を経由して取得する(S1526)。
送信元FAXは、受信したドキュメントのヘッダ部を送信元情報に基づいて置き換え(S1527)、ヘッダ部が置き換えられたドキュメントを送信先FAXである社外FAX70に送信する(S1528)。
そして、送信先FAXである社外FAX70は受信した、ヘッダ部が置き換えられたドキュメントを用紙上に出力する(S1529)。
以上、本発明の第2実施形態に係るファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信方法について説明したが、本実施形態は以下の効果を奏する。
ユーザー端末から受信したドキュメントをローカルネットワークに接続された送信元FAXのいずれかにより社外の送信先FAXへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による送信先FAXへの送信指示とともにドキュメントを送信するクラウドサーバーをクラウドネットワークに設ける。そして、常時通信を行う送信元FAXからのリクエストに対するレスポンスにおいて、受信したドキュメントを決定された送信経路に従い送信元FAXのいずれかに送信し、その送信元FAXから送信先FAXへドキュメントを送信させる常駐サーバーをクラウドネットワークに設ける。これにより、送信先FAXへのドキュメントの送信を、ローカルネットワークに接続された送信元FAXのうち送信先FAXに最も近いものにさせることができるため、通信距離に依存して高額化する通信料金の抑制を低コストで実現できる。
以上、本発明の実施形態に係るファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信方法について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においてはクラウドサーバーと常駐サーバーは異なる装置において動作するものとして説明したが、一つの装置においてクラウドサーバーおよび常駐サーバーが動作するようにしてもよい。また、クラウドサーバーと常駐サーバーは一つのソフトウェアにより構成されてもよく、複数のソフトウェアにより構成されてもよい。
また、DBMSで管理されている情報はクラウドサーバーにおいて保存および管理されてもよい。
また、ドキュメントのヘッダ部の置き換えは、クラウドサーバーや常駐サーバーにより行われてもよい。
また、クラウドサーバーと常駐サーバーは、その一部または全部の機能をハードウェアにより実現するようにしてもよい。
1、1a FAX送信システム、
10 クラウドサーバー、
11 クラウドネットワーク、
20 常駐サーバー、
30 データベースマネージメントシステム、
40 ユーザー端末、
50 ルーター、
60 ローカルネットワーク、
61、62、63、64 社内FAX、
70 社外FAX。

Claims (18)

  1. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続されたファクシミリへの送信指示とともに送信する第1サーバーと、
    前記第2ネットワークに接続されたファクシミリからリクエストを受信し、前記リクエストに対するレスポンスを送信することにより前記ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において前記ファクシミリに送信し、前記ファクシミリにおいて用紙上に出力される前記ドキュメントのヘッダ部の情報を前記送信元情報に基づいて置き換えさせる第2サーバーと、を有し、
    前記第1サーバーは、前記ユーザー端末から前記ドキュメントの送信設定をさらに受信し、受信した前記ドキュメントの送信設定を前記第2サーバーを介して前記ファクシミリに送信し、前記ファクシミリに前記ドキュメントの送信設定に基づいて前記ドキュメントを用紙上に出力させることを特徴とするファクシミリ送信装置。
  2. 前記第1ネットワークはグローバルIPアドレスで接続されているデバイスを識別するクラウドネットワークであり、前記第2ネットワークはプライベートIPアドレスで接続されているデバイスを識別するローカルネットワークであることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ送信装置。
  3. 前記第1サーバーが送信する前記ドキュメントは、前記ユーザー端末から前記第1サーバーが受信したドキュメント、前記第1サーバーが動作する情報処理装置の記憶部に記憶されたドキュメントのうち前記ユーザー端末から指定されたドキュメント、または前記第1ネットワークからアクセス可能なデータベースに記憶されたドキュメントのうち前記ユーザー端末から指定されたドキュメントであることを特徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ送信装置。
  4. 前記第1サーバーは、前記第1サーバーが動作する情報処理装置の記憶部に記憶されたドキュメント、および前記第1ネットワークからアクセス可能なデータベースに記憶されたドキュメントの少なくともいずれかを選択するための選択画面を前記ユーザー端末に表示させ、前記ユーザー端末から指定されたドキュメントは、前記選択画面においてユーザーにより選択されたドキュメントであることを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ送信装置。
  5. 前記送信元情報は、前記ユーザー端末のファクシミリ番号およびユーザーの名称の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のファクシミリ送信装置。
  6. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、
    前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、
    前記第1サーバーは、前記第1サーバーから前記外部ファクシミリへの前記ドキュメントの送信が可能な送信経路を特定し、特定した送信経路を前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末の表示部に前記特定した送信経路を表示させ、前記表示部に表示された前記特定した送信経路のうちユーザーにより前記ドキュメントの送信に要する通信料金が最も安い送信経路として選択された送信経路を前記ユーザー端末から受信し、受信した送信経路を前記ドキュメントを送信する前記送信経路として決定し、
    前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させることを特徴とするファクシミリ送信装置。
  7. 前記第1ネットワークはグローバルIPアドレスで接続されているデバイスを識別するクラウドネットワークであり、前記第2ネットワークはプライベートIPアドレスで接続されているデバイスを識別するローカルネットワークであることを特徴とする請求項に記載のファクシミリ送信装置。
  8. 前記第1サーバーが送信する前記ドキュメントは、前記ユーザー端末から前記第1サーバーが受信したドキュメント、前記第1サーバーが動作する情報処理装置の記憶部に記憶されたドキュメントのうち前記ユーザー端末から指定されたドキュメント、または前記第1ネットワークからアクセス可能なデータベースに記憶されたドキュメントのうち前記ユーザー端末から指定されたドキュメントであることを特徴とする請求項6または7に記載のファクシミリ送信装置。
  9. 前記第1サーバーは、前記第1サーバーが動作する情報処理装置の記憶部に記憶されたドキュメント、および前記第1ネットワークからアクセス可能なデータベースに記憶されたドキュメントの少なくともいずれかを選択するための選択画面を前記ユーザー端末に表示させ、前記ユーザー端末から指定されたドキュメントは、前記選択画面においてユーザーにより選択されたドキュメントであることを特徴とする請求項に記載のファクシミリ送信装置。
  10. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、
    前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、
    前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させ、
    前記第1サーバーは、前記ユーザー端末から前記ドキュメントの送信設定をさらに受信し、受信した前記ドキュメントの送信設定を前記第2サーバーを介して前記内部ファクシミリに送信し、前記内部ファクシミリは受信した前記ドキュメントの送信設定を前記外部ファクシミリに送信し前記外部ファクシミリに前記ドキュメントの送信設定に基づいて前記ドキュメントを用紙上に出力させることを特徴とするファクシミリ送信装置。
  11. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、
    前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、
    前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させ、
    前記第1サーバーは、前記第2サーバーを介して各内部ファクシミリから前記内部ファクシミリのデバイス状態を受信し、前記内部ファクシミリのデバイス状態に基づいて前記ドキュメントを送信する前記送信経路を決定することを特徴とするファクシミリ送信装置。
  12. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、
    前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、
    前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させ、
    前記第2サーバーは、前記内部ファクシミリに保存されているアドレス情報を前記内部ファクシミリから受信し、前記第1サーバーは前記第2サーバーから受信した前記アドレス情報に基づいて前記送信経路を決定することを特徴とするファクシミリ送信装置。
  13. 前記送信元情報は、前記ユーザー端末のファクシミリ番号およびユーザーの名称の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項12のいずれか一項に記載のファクシミリ送信装置。
  14. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび前記送信元情報を送信する第1サーバーと、
    前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、
    前記第2サーバーから前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリは、前記第2サーバーから受信した前記送信元情報に基づいて前記ドキュメントのヘッダ部の情報を置き換え、ヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させ、
    前記第1サーバーは、前記送信経路の決定において、前記外部ファクシミリに前記ドキュメントを送信させる前記内部ファクシミリを共用ファクシミリ送信が許可されているものから選択することを特徴とするファクシミリ送信装置。
  15. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメントを、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントを送信する第1サーバーと、
    前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記第1サーバーから前記第1ネットワークを介して受信した前記ドキュメントを、前記レスポンスの送信において、前記第1サーバーにより決定された前記送信経路に従い前記内部ファクシミリのいずれかに送信する第2サーバーと、を有し、
    前記第2サーバーから前記ドキュメントを受信した前記内部ファクシミリは、受信した前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し、
    前記第1サーバーは、前記第1サーバーから前記外部ファクシミリへの前記ドキュメントの送信が可能な送信経路を特定し、前記特定した送信経路を前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末の表示部に前記特定した送信経路を表示させ、前記表示部に表示された前記特定した送信経路のうち前記ドキュメントの送信に要する通信料金が最も安い送信経路としてユーザーにより選択された送信経路を前記ユーザー端末から受信し、受信した送信経路を前記ドキュメントを送信する前記送信経路として決定することを特徴とするファクシミリ送信装置。
  16. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、前記ユーザー端末から受信した送信元情報、および前記ドキュメントの送信設定を、第2ネットワークに接続されたファクシミリへの送信指示とともに送信する段階(a)と、
    前記第2ネットワークに接続されたファクシミリからリクエストを受信し、前記リクエストに対するレスポンスを送信することにより前記ファクシミリと常時通信を行い、前記段階(a)において送信された前記ドキュメント前記送信元情報、および前記ドキュメントの送信設定を前記第1ネットワークを介して受信し、受信した前記ドキュメント前記送信元情報、および前記ドキュメントの送信設定を、前記レスポンスの送信において前記ファクシミリに送信し、前記ファクシミリにおいて前記ドキュメントの送信設定に基づいて用紙上に出力される前記ドキュメントのヘッダ情報を前記送信元情報に置き換えさせる段階(b)と、を有することを特徴とするファクシミリ送信方法。
  17. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメント、および前記ユーザー端末から受信した送信元情報を、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントおよび送信元情報を送信する段階(a)と、
    前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記段階(a)において送信された前記ドキュメントおよび前記送信元情報を前記第1ネットワークを介して受信し、受信した前記ドキュメントおよび前記送信元情報を前記段階(a)において決定された前記送信経路に従って、前記内部ファクシミリのいずれかに、前記レスポンスの送信において送信する段階(b)と、
    前記段階(b)において前記ドキュメントおよび前記送信元情報を受信した前記内部ファクシミリにより、前記送信元情報に基づいてヘッダ部の情報が置き換えられた前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信し前記外部ファクシミリにおいて用紙上に出力させる段階(c)と、を有し、
    前記段階(a)は、前記外部ファクシミリへの前記ドキュメントの送信が可能な送信経路を特定し、特定した送信経路を前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末の表示部に前記特定した送信経路を表示させ、前記表示部に表示された前記特定した送信経路のうち前記ドキュメントの送信に要する通信料金が最も安い送信経路としてユーザーにより選択された送信経路を前記ユーザー端末から受信し、受信した送信経路を前記ドキュメントを送信する前記送信経路として決定することを特徴とするファクシミリ送信方法。
  18. 第1ネットワークを介して受信したユーザー端末からの指示に基づいて、指定されたドキュメントを、第2ネットワークに接続された複数の内部ファクシミリのいずれかを介して前記第2ネットワーク外の外部ファクシミリへ送信するための送信経路を決定し、決定した送信経路による前記外部ファクシミリへの送信指示とともに、前記ドキュメントを送信する段階(a)と、
    前記第2ネットワークに接続された前記内部ファクシミリからそれぞれリクエストを受信し、リクエストに対するレスポンスを送信することにより各内部ファクシミリと常時通信を行い、前記段階(a)において送信された前記ドキュメントを前記第1ネットワークを介して受信し、受信した前記ドキュメントを前記段階(a)において決定された前記送信経路に従って、前記内部ファクシミリのいずれかに、前記レスポンスの送信において送信する段階(b)と、
    前記段階(b)において前記ドキュメントを受信した前記内部ファクシミリにより、前記ドキュメントを前記外部ファクシミリへ送信させる段階(c)と、を有し、
    前記段階(a)は、前記外部ファクシミリへの前記ドキュメントの送信が可能な送信経路を特定し、前記特定した送信経路を前記ユーザー端末に送信して前記ユーザー端末の表示部に前記特定した送信経路を表示させ、前記表示部に表示された前記特定した送信経路のうち前記ドキュメントの送信に要する通信料金が最も安い送信経路としてユーザーにより選択された送信経路を前記ユーザー端末から受信し、受信した送信経路を前記ドキュメントを送信する前記送信経路として決定することを特徴とするファクシミリ送信方法。
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