JP4916957B2 - サーバ装置、情報取得方法、情報取得プログラム、記録媒体、クライアント装置、および通信システム - Google Patents

サーバ装置、情報取得方法、情報取得プログラム、記録媒体、クライアント装置、および通信システム Download PDF

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Description

この発明は、ネットワーク機器に関する情報を取得するサーバ装置、情報取得方法、情報取得プログラム、記録媒体、クライアント装置、および通信システムに関するものである。
近年、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータなどのクライアント装置と通信して各種機能(サービス)を提供するネットワーク機器(通信装置)が広く利用されている。このような通信装置としては、例えば、プリンタ装置、コピー機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、および、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各サービスを1つの筐体内に収納した、いわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれる画像形成装置(複合機)などが挙げられる。
通常、このような通信装置のサービスを利用するクライアント装置上のアプリケーションは、利用しているサービスの処理状態を監視し、処理状態に応じて各種処理を制御する。このため、例えば、各ネットワーク機器の機器情報を取得して管理するサーバ装置を用いたネットワーク機器管理システムなどが用いられる。このようなネットワーク機器管理システムでは、クライアント装置に各ネットワーク機器の機器情報を提供するために、サーバ装置が定期的に各ネットワーク機器の機器情報(全情報)を取得し、取得した機器情報をサーバ装置のHDD(Hard Disk Drive)等にキャッシュし、キャッシュされた機器情報をクライアント装置に提供する仕組みになっている。
また、一般にこのような仕組みのネットワーク機器管理システムは、即時性が求められるため、(1)クライアント装置が求める機器情報をリアルタイムに提供する、(2)クライアント装置が求める機器情報の内容が変更されても、変更後の機器情報をリアルタイムに提供する、といった機能を備えている。
また、特許文献1では、デバイスに問い合わせを行うシステムに関して、複数の問い合わせポリシーの中から選択した問い合わせポリシーに応じた方法を用いて、クライアントから受け取った問い合わせを送り出すことにより、最適な方法で問い合わせを行う技術が提案されている。
特開2005−78631号公報
しかしながら、特許文献1などの従来の方法では、クライアント装置の増加や即時性の要求のため、機器情報の問い合わせに関連するパケットが増大し、その結果ネットワーク負荷が増大するという問題があった。
特に、最近のネットワーク機器やルータなどでは、パケットのアクセス攻撃停止機能が導入されるようになっている。アクセス攻撃停止機能とは、ネットワーク機器へアクセスするパケット数が一定量を超えると、一時的にネットワーク機器へのアクセスを停止する機能である。このような機能により、ネットワーク機器へのアクセスが停止され、機器情報の問い合わせが不可能になるという問題が懸念される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ネットワーク機器の機器情報の問い合わせに関連するネットワーク負荷を軽減することができるサーバ装置、情報取得方法、情報取得プログラム、記録媒体、クライアント装置、および通信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、複数のクライアント装置と、前記クライアント装置に機能を提供する通信装置とにネットワークを介して接続されたサーバ装置であって、前記機能に関連し、少なくとも一部が相互に階層構造を有する複数の関連情報のうち所望の前記関連情報の取得要求を複数の前記クライアント装置から受信する受信手段と、前記取得要求が受信された前記関連情報の前記階層構造に基づいて、前記取得要求が受信された前記関連情報を統合し、統合した前記関連情報を、前記通信装置から取得すべき前記関連情報として決定する決定手段と、決定された前記関連情報を前記通信装置から取得する取得手段と、取得された前記関連情報を前記クライアント装置に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記受信手段は、階層構造で分類された前記関連情報のうち所望の階層の前記関連情報の前記取得要求を複数の前記クライアント装置から受信し、前記決定手段は、受信した複数の前記取得要求に含まれる第1取得要求で要求される第1関連情報が、受信した複数の前記取得要求に含まれる第2取得要求で要求される第2関連情報の上位階層の前記関連情報であるか否かを判断し、上位階層である場合に、前記第1関連情報を取得すべき前記関連情報として決定すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記受信手段は、さらに、所望の前記関連情報が追加された前記取得要求を前記クライアント装置から受信し、前記決定手段は、さらに、前記取得手段が前記関連情報を取得後の経過時間が予め定められた期間を超えたか否かを判断し、超えていない場合に、追加された前記関連情報を取得すべき前記関連情報として決定すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記送信手段は、取得された前記関連情報のうち、前記取得要求で要求された前記関連情報を、前記取得要求の送信元である前記クライアント装置に送信すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記取得手段は、予め定められた期間の経過ごとに、決定された前記関連情報を前記通信装置から取得すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる発明において、前記受信手段は、さらに、取得する前記関連情報と前記関連情報を取得する時間間隔とを定める前記関連情報の取得方法の指定を前記クライアント装置から受信し、前記取得手段は、指定された前記取得方法で定められる前記関連情報を、指定された前記取得方法で定められる前記時間間隔で取得すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記受信手段は、さらに、前記クライアント装置に前記関連情報を送信する条件の指定を含む前記取得要求を前記クライアント装置から受信し、前記送信手段は、指定された前記条件で前記クライアント装置に前記関連情報を送信すること、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記決定手段は、さらに、取得された前記関連情報が予め定められた特定値であるか否かを判断し、前記特定値である場合に、取得された前記関連情報に関連する予め定められた第3関連情報を、取得すべき前記関連情報として決定すること、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記取得手段は、さらに、前記機能の種類を表す機能情報を前記通信装置から取得し、前記決定手段は、さらに、取得された前記機能情報に応じて予め定められた第5関連情報を、取得すべき前記関連情報として決定すること、を特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記取得手段は、さらに、前記通信装置の種類を表す装置情報を前記通信装置から取得し、前記決定手段は、さらに、取得された前記装置情報に応じて予め定められた第6関連情報を、取得すべき前記関連情報として決定すること、を特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記通信装置のアドレス情報を記憶する記憶手段と、前記アドレス情報が前記記憶手段に記憶されているか否かによって、前記アドレス情報の前記通信装置が新たに前記ネットワークに接続されたか否かを判断する判断手段と、をさらに備え、前記受信手段は、さらに、前記アドレス情報を含むメッセージを前記通信装置から受信し、前記判断手段は、受信された前記メッセージに含まれる前記アドレス情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記アドレス情報の前記通信装置が新たに前記ネットワークに接続されたと判断し、前記送信手段は、さらに、前記通信装置が新たに前記ネットワークに接続されたと判断された場合に、前記通信装置が新たに前記ネットワークに接続されたことを表す通知情報を前記クライアント装置に送信すること、を特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記受信手段は、さらに、前記アドレス情報を含むメッセージを、前記ネットワークを介して接続された外部装置から受信すること、を特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、複数のクライアント装置と、前記クライアント装置に機能を提供する通信装置とにネットワークを介して接続されたサーバ装置における情報取得方法であって、受信手段、前記機能に関連し、少なくとも一部が相互に階層構造を有する複数の関連情報のうち所望の前記関連情報の取得要求を複数の前記クライアント装置から受信する受信ステップと、決定手段が、前記取得要求が受信された前記関連情報の前記階層構造に基づいて、前記取得要求が受信された前記関連情報を統合し、統合した前記関連情報を、前記通信装置から取得すべき前記関連情報として決定する決定ステップと、取得手段が、決定された前記関連情報を前記通信装置から取得する取得ステップと、送信手段が、取得された前記関連情報を前記クライアント装置に送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項13に記載の情報取得方法をコンピュータに実行させる情報取得プログラムである。
また、請求項15にかかる発明は、コンピュータに実行させる請求項14に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
また、請求項16にかかる発明は、機能を提供する通信装置と、前記機能に関連し、少なくとも一部が相互に階層構造を有する関連情報を前記通信装置から取得するサーバ装置とにネットワークを介して接続されたクライアント装置であって、前記関連情報のうち、所望の前記関連情報を前記通信装置から取得することを要求する複数のアプリケーションと、複数の前記アプリケーションが要求した前記関連情報の前記階層構造に基づいて、要求された前記関連情報を統合し、統合した前記関連情報を、前記通信装置から取得すべき前記関連情報として決定する決定手段と、決定された前記関連情報の取得要求を前記サーバ装置に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、複数のクライアント装置と、前記クライアント装置にネットワークを介して接続され、前記クライアント装置に機能を提供する通信装置から前記機能に関連する関連情報を取得するサーバ装置と、を備えた通信システムであって、前記クライアント装置は、前記機能に関連し、少なくとも一部が相互に階層構造を有する複数の関連情報のうち所望の前記関連情報の取得要求を前記サーバ装置に送信する送信手段を備え、前記サーバ装置は、前記取得要求を複数の前記クライアント装置から受信する受信手段と、前記取得要求が受信された前記関連情報の前記階層構造に基づいて、前記取得要求が受信された前記関連情報を統合し、統合した前記関連情報を、前記通信装置から取得すべき前記関連情報として決定する決定手段と、決定された前記関連情報を前記通信装置から取得する取得手段と、取得された前記関連情報を前記クライアント装置に送信する送信手段と、を備えたこと、を特徴とする。
本発明によれば、各クライアントからの問い合わせ要求を統合して問合せることにより、ネットワーク機器の機器情報の問い合わせに関連するネットワーク負荷を軽減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、簡易かつネットワーク負荷を増大させない方法でネットワーク機器のアドレス情報を取得することができるため、ネットワーク機器の機器情報の問い合わせに関連するネットワーク負荷を軽減することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるサーバ装置、情報取得方法、情報取得プログラム、記録媒体、クライアント装置、および通信システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態にかかる通信システムは、各種機能を提供するネットワーク機器を備え、複数のクライアントPC(Personal Computer)から送信された各ネットワーク機器の機能に関連する関連情報(以下、機器情報という)の取得要求を参照して取得すべき機器情報を最適化し、必要最小限の機器情報を一括して取得するものである。
まず、第1の実施の形態による情報取得処理の概要について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる通信システムのネットワーク構成を示す説明図である。同図に示すように、通信システムは、サーバPC100と、複数のクライアントPC200a〜200cと、複数のネットワーク機器300a〜300cとがネットワークで接続された構成となっている。
サーバPC100は、各クライアントPC200からの機器情報の取得要求に基づき、取得する機器情報を最適化する。最適化とは、要求された複数の機器情報を統合し、必要最小限の機器情報を求めることをいう。そして、サーバPC100は、最適化された機器情報のみを、各ネットワーク機器300から取得する。これにより、機器情報取得時のネットワーク負荷を軽減することができる。
次に、第1の実施の形態にかかる通信システムの構成について図2を用いて説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、通信システムは、サーバPC100と、クライアントPC200a〜200cと、ネットワーク機器300a〜300cとが、ネットワークの一形態としてLAN(Local Area Network)400で接続された構成となっている。
なお、クライアントPC200およびネットワーク機器300の台数は上記に限られるものではなく、それぞれ1台以上が含まれていればよい。また、ネットワークはLAN400に限られるものではなく、インターネット、無線LANなどを含む従来から用いられているあらゆるネットワーク形態を適用できる。
ネットワーク機器300は、例えば、プリンタ、ファクシミリ、コピー、スキャナなどのネットワークを介して機器情報を提供可能な機器である。
次に、サーバPC100の詳細構成について説明する。サーバPC100は、クライアントPC200およびネットワーク機器300に関する情報を管理する装置であり、記憶部130と、通信I/F120と、通信制御部111と、クライアント管理部112と、サーバ制御部113と、項目決定部114と、機器情報取得部115と、を備えている。
記憶部130は、クライアントPC200およびネットワーク機器300のアドレス情報や、取得した機器情報などを記憶するものであり、HDD、光ディスク、メモリカードなどの一般的に利用されているあらゆる記憶媒体により構成することができる。図3は、記憶部130に記憶される機器情報のデータ構造の一例を示す説明図である。図3に示すように、機器情報には、各機器情報を分類するためのカテゴリと、機器情報の名称を表す機器情報名と、機器情報の値とが対応づけられて格納されている。
通信I/F120は、クライアントPC200等の外部機器との間で通信を行うインターフェースである。
通信制御部111は、通信I/F120を介して、クライアントPC200、ネットワーク機器300との間でアドレス情報や機器情報を送受信する処理を制御するものである。
クライアント管理部112は、各クライアントPC200のIPアドレスなどのアドレス情報の管理、および各クライアントPC200からの機器情報の取得要求の管理を行うものである。
サーバ制御部113は、サーバPC100全体の処理を制御するものである。
項目決定部114は、各クライアントPC200から受信した機器情報の取得要求を参照し、実際にネットワーク機器300から取得すべき項目(機器情報)を決定するものである。
機器情報取得部115は、項目決定部114により決定された機器情報を定期的に、一括してネットワーク機器300から取得するものである。なお、一括して取得とは、複数のクライアントPC200から重複して要求された機器情報のそれぞれを、1回の取得処理でネットワーク機器300から取得することをいう。すなわち、決定された機器情報のすべてを1回の取得処理で取得することを意味するものではない。
例えば、クライアントPC200aおよび200bから機器情報Aの取得が要求され、クライアントPC200bおよび200cから機器情報Bの取得が要求された場合、機器情報Aおよび機器情報Bの両方を1回の取得処理で取得する必要はない。少なくとも、機器情報Aを1回の取得処理で取得し、機器情報Bを1回の取得処理で取得すればよい。
また、機器情報取得部115は、機器情報をグループ化し、ネットワーク機器300からグループごとに1回の取得処理で機器情報を取得するように構成してもよい。例えば、プリンタに関する機器情報、およびファクシミリに関する機器情報の2つにグループ化し、2回に分けてネットワーク機器300から機器情報を取得するように構成することができる。これにより、ネットワーク機器300の内部では、プリンタまたはファクシミリなどのアプリケーション単位で機器情報の取得処理を実行できるため、ネットワーク機器300の処理を効率化することができる。
次に、クライアントPC200の詳細構成について説明する。図2に示すように、クライアントPC200は、アプリケーション201a、201bと、監視制御部202と、通信I/F203とを備えている。
アプリケーション201は、ネットワーク機器300の監視を行う機器管理機能、またはネットワーク機器300に対する印刷指示機能などを備えたアプリケーションである。アプリケーション201は、次に説明する監視制御部202を用いて、ネットワーク機器300の機器情報を監視する。
監視制御部202は、サーバPC100と通信することによりネットワーク機器300の機器情報の監視処理を制御するものである。具体的には、監視制御部202は、クライアントPC200を機器情報の通知対象としてサーバPC100に登録するためのクライアント登録要求、および機器情報の取得要求をサーバPC100に送信する。また、監視制御部202は、各要求に応じてサーバPC100から送信された処理結果や機器情報をアプリケーション201に通知する。
通信I/F203は、サーバPC100等の外部機器との間で通信を行うインターフェースである。
なお、監視制御部202が、本実施の形態の監視処理のためにPC200に追加される構成部であり、SDK(Software Development Kit)などのようなプログラムとして提供され、クライアントPC200内にインストールされるように構成することができる。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかる通信システムの処理シーケンスについて説明する。本実施の形態の通信システムでは、各クライアントPC200から、取得を要求する機器情報をサーバPC100に通知する要求登録処理、サーバPC100がネットワーク機器300から機器情報を定期的に取得して保存する定期情報取得処理、および各クライアントPC200からサーバPC100に保存された機器情報を取得する機器情報取得処理が実行される。
最初に、要求登録処理の処理シーケンスについて図4を用いて説明する。図4は、第1の実施の形態における要求登録処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、クライアントPC200の監視制御部202は、サーバPC100に対する要求情報を通信I/F203を介してサーバPC100に通知する(ステップS401)。要求情報には、各クライアントPC200のアプリケーション201で必要なネットワーク機器300の機器情報名、およびクライアントPC200のアドレス情報(IPアドレスなど)が含まれる。
例えば、印刷を実行するアプリケーション201が指示した印刷ジョブのステータスを監視する場合、監視制御部202は、アプリケーション201の指示を受けて印刷ジョブステータス監視のために必要な機器情報名を含む要求情報を作成する。監視制御部202は、例えば、プリンタステータス、給紙トレイのステータス、トナーのステータス、ジョブステータスの4つの機器情報名を含む要求情報を作成する。
次に、サーバPC100の通信制御部111は、受信したパケット内容を分析し、パケットがクライアントPC200からの要求情報である場合は、クライアント管理部112に要求情報を送信する(ステップS402)。
次に、クライアント管理部112は、要求情報の内容を解析し、解析した内容を記憶部130に登録するとともに、サーバ制御部113に取得すべき機器情報の最適化指示を送信する(ステップS403)。サーバ制御部113は、最適化指示を受け付けると、項目決定部114に最適化指示を送信する(ステップS404)。
次に、項目決定部114は、最適化指示を受け付けると、すべてのクライアントPC200が要求する機器情報を取得するため、各クライアントの要求情報の取得指示をクライアント管理部112に送信する(ステップS405)。
クライアント管理部112は、各クライアントの要求情報の取得指示を受け付けると、記憶部130から、クライアントPC200それぞれの要求情報を取り出し、取り出した要求情報を項目決定部114に送信する(ステップS406)。
次に、項目決定部114は、要求情報を受信すると、受信した要求情報から、機器情報の最適化処理を実行し、ネットワーク機器300から取得すべき機器情報を決定する(ステップS407)。最適化処理の詳細については後述する。
最適化処理の後、項目決定部114は、決定した項目を、ネットワーク機器300に対して通信する内容を表す情報(以下、通信内容という)として記憶部130に記録し、サーバ制御部113に最適化完了を通知する(ステップS408)。サーバ制御部113は、最適化完了の通知を受け付けると、クライアント管理部112に最適化完了を通知する(ステップS409)。
クライアント管理部112は、最適化完了の通知を受け付けると、通信制御部111に最適化完了を通知する(ステップS410)。通信制御部111は、最適化完了の通知を受け付けると、クライアントPC200の監視制御部202に、要求登録処理が完了したことを通知する(ステップS411)。
次に、ステップS407の最適化処理の詳細について説明する。図5は、第1の実施の形態における最適化処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、項目決定部114は、ネットワーク機器300から取得すべき機器情報を表す取得情報項目を初期化する(ステップS501)。次に、項目決定部114は、クライアント管理部112から通知された各クライアントPC200の要求情報から、1つの要求情報を選択し、選択した要求情報に含まれる機器情報を取得する(ステップS502)。
次に、項目決定部114は、取得した機器情報が取得情報項目のいずれかの項目と一致するか、または、取得した機器情報が取得情報項目のいずれかの項目の下位階層の機器情報に相当するかを判断する(ステップS503)。
機器情報が、取得情報項目と一致せず、かつ、取得情報項目の下位階層でない場合は(ステップS503:NO)、項目決定部114は、さらに、機器情報が取得情報項目のいずれかの項目の上位階層の機器情報に相当するかを判断する(ステップS504)。
上位階層の機器情報に相当する場合は(ステップS504:YES)、項目決定部114は、当該機器情報を取得情報項目として追加するとともに、その下位階層に相当する追加済みの取得情報項目を削除する(ステップS505)。
上位階層の機器情報でない場合は(ステップS504:NO)、項目決定部114は、取得した機器情報を取得情報項目として追加する(ステップS506)。
ステップS503で、機器情報が、取得情報項目と一致するか、または取得情報項目の下位階層であると判断された場合(ステップS503:YES)、およびステップS505またはステップS506の後、項目決定部114は、すべての機器情報を処理したか否かを判断する(ステップS507)。
すべての機器情報を処理していない場合は(ステップS507:NO)、項目決定部114は、次の機器情報を取得して処理を繰り返す(ステップS502)。すべての機器情報を処理した場合は(ステップS507:YES)、最適化処理を終了する。
このような処理により、項目決定部114は、各クライアントPC200が要求した機器情報を漏れなく含むように、取得すべき機器情報を決定することができる。
ここで、最適化処理の具体例について説明する。例えば、図3に示すような機器情報が取得可能であることを前提とし、3つのクライアントPC200a〜200cのそれぞれから、以下のような機器情報の取得を要求する要求情報を受信したとする。
(1)クライアントPC200a:
プリンタステータス、給紙トレイのステータス、トナーのステータス、ジョブステータス
(2)クライアントPC200b:
機器のステータス、給紙トレイ情報、トナー情報、排紙トレイ情報
(3)クライアントPC200c:
機器のステータス、サポートされている機能、オプション、ネットワーク情報
なお、この例のように、各クライアントPC200は、図3のような機器情報のカテゴリを指定することにより、当該カテゴリに含まれるすべての機器情報を取得することを要求できる。
この場合、項目決定部114は、各クライアントPC200から要求された機器情報を最適化し、機器のステータス、給紙トレイ情報、トナー情報、排紙トレイ情報、ジョブステータス、サポートされている機能、オプション、およびネットワーク情報を、ネットワーク機器300から取得する必要のある機器情報として決定する。
例えば、クライアントPC200aが要求した「プリンタステータス」は、クライアントPC200bおよび200cが要求した「機器のステータス」カテゴリの中に含まれるため、項目決定部114は、「機器のステータス」を取得すべき機器情報として決定する。
同様に、クライアントPC200aが要求した「給紙トレイのステータス」は、クライアントPC200bが要求した「給紙トレイ情報」カテゴリの中に含まれるため、項目決定部114は、「給紙トレイ情報」を取得すべき機器情報として決定する。
また、クライアントPC200aが要求した「トナーのステータス」は、クライアントPC200bが要求した「トナー情報」カテゴリの中に含まれるため、項目決定部114は、「トナー情報」を取得すべき機器情報として決定する。
一方、クライアントPC200aが要求した「ジョブステータス」は、「ジョブ情報」カテゴリに含まれる項目であるが、「ジョブ情報」の取得を要求した他のクライアントPC200が存在しない。このため、項目決定部114は、「ジョブステータス」を取得すべき機器情報として決定する。
このようにして、項目決定部114は、階層構造で分類された機器情報の階層関係を判定することにより、必要最小限の機器情報を取得すべき機器情報として決定することができる。なお、階層構造は図3に示すように2階層に限られるものではなく、3階層以上の階層構造で機器情報を表すように構成してもよい。
次に、定期情報取得処理の処理シーケンスについて図6を用いて説明する。図6は、第1の実施の形態における定期情報取得処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、サーバ制御部113は、予め定められた一定期間ごとに、定期情報取得処理を開始し、機器情報取得部115に機器情報取得指示を送信する(ステップS601)。
機器情報取得部115は、機器情報取得指示を受け付けると、項目決定部114に通信内容取得指示を送信する(ステップS602)。ここで、通信内容取得指示とは、項目決定部114が決定して記憶部130に保存した通信内容の取得を指示する命令をいう。
項目決定部114は、通信内容取得指示を受け付けると、記憶部130から通信内容を取り出して機器情報取得部115に送信する(ステップS603)。
機器情報取得部115は、通信内容を受け付けると、記憶部130から各ネットワーク機器300のアドレスを取り出し、取り出したアドレスと、受付けた通信内容とを、通信制御部111に送信する(ステップS604)。なお、機器情報取得部115は、クライアントPC200の監視制御部202から機器登録指示を受けた場合や、サーバPC100による機器検索処理で機器を発見した場合に、ネットワーク機器300のアドレスを記憶部130に予め記録しておく。
次に、通信制御部111は、各ネットワーク機器300のアドレスと通信内容とを受け付けると、通信内容に従って、各ネットワーク機器300に対して機器情報の取得要求を送信する(ステップS605)。すなわち、通信制御部111は、受付けたアドレスのネットワーク機器300に対して、受付けた通信内容が表す機器情報の取得を要求する。
ネットワーク機器300は、機器情報の取得要求を受け付けると、自装置内で管理する機器情報を取得し、サーバPC100の通信制御部111に送信する(ステップS606)。
通信制御部111は、ネットワーク機器300から機器情報を受け付けると、機器情報取得部115にネットワーク機器300のアドレスと機器情報とを送信する(ステップS607)。
機器情報取得部115は、ネットワーク機器300のアドレスと機器情報とを受け付けると、記憶部130に受け付けた機器情報を記録する。そして、すべてのネットワーク機器300からの機器情報の取得が完了した場合、機器情報取得部115は、サーバ制御部113に機器情報取得完了を送信する(ステップS608)。なお、サーバ制御部113は、機器情報取得完了の通知を受け付けると、一定期間が経過するまで待機する。
このようにして、サーバPC100は、一定期間経過ごとに、各クライアントPC200から要求された必要最小限の機器情報をネットワーク機器300から一括して取得して記憶部130に記録することができる。
次に、機器情報取得処理の処理シーケンスについて図7を用いて説明する。図7は、第1の実施の形態における機器情報取得処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、クライアントPC200の監視制御部202は、機器情報取得要求を、サーバPC100の通信制御部111に送信する(ステップS701)。監視制御部202は、例えば、印刷を実行したアプリケーション201から最新の印刷ジョブのステータスを取得する指示を受けて、機器情報取得要求を生成してサーバPC100に送信する。
サーバPC100の通信制御部111は、機器情報取得要求を受信すると、受信した機器情報取得要求と、要求元のクライアントPC200のアドレスとを、クライアント管理部112に送信する(ステップS702)。
クライアント管理部112は、クライアントPC200のアドレスと機器情報取得指示とを受け付けると、クライアントPC200のアドレスが記憶部130に登録されているかどうかをチェックし、登録されている場合に、サーバ制御部113に機器情報取得指示を送信する(ステップS703)。
サーバ制御部113は、機器情報取得指示を受け付けると、機器情報取得部115に機器情報取得指示を送信する(ステップS704)。機器情報取得部115は、機器情報取得指示を受け付けると、記憶部130から機器情報を取得し、サーバ制御部113に取得した機器情報を送信する(ステップS705)。
サーバ制御部113は、機器情報を受け付けると、受付けた機器情報をクライアント管理部112に送信する(ステップS706)。クライアント管理部112は、機器情報を受け付けると、通信制御部111に機器情報を送信する(ステップS707)。また、通信制御部111は、受付けた機器情報を、クライアントPC200の監視制御部202送信する(ステップS708)。
このようにして、クライアントPC200は、サーバPC100によって定期的に一括して取得された機器情報から、必要な機器情報を取得することができる。したがって、一定の期間を適切に設定すれば、クライアントPC200はほぼ最新の機器情報をリアルタイムで取得することができる。
一方、従来のように各クライアントPC200からの要求に応じて逐次ネットワーク機器300にアクセスして機器情報を取得するのではなく、一定期間ごとにサーバPC100が一括して機器情報を取得するため、機器情報の問い合わせに関連するネットワーク負荷を軽減することが可能となる。
(変形例1)
上記実施の形態では、複数のクライアントPC200から要求された機器情報をサーバPC100上で最適化していた。これに対し、クライアントPC200内に複数のアプリケーション201が存在する場合に、複数のアプリケーション201から要求された機器情報を、クライアントPC200の監視制御部202内で最適化してからサーバPC100に取得要求を送信するように構成してもよい。
例えば、監視制御部202が、図2に示すような2つのアプリケーション201aおよびアプリケーション201bのそれぞれから、以下のような機器情報の取得を要求する要求情報を受信したとする。
(1)アプリケーション201a:
プリンタステータス、給紙トレイのステータス、トナーのステータス、ジョブステータス
(2)アプリケーション201b:
機器のステータス、給紙トレイ情報、トナー情報、排紙トレイ情報
この場合、監視制御部202は、各アプリケーション201から要求された機器情報を最適化し、機器のステータス、給紙トレイ情報、トナー情報、排紙トレイ情報、およびジョブステータスを、取得すべき機器情報として決定する。
このようにして最適化された機器情報の取得要求をサーバPC100に送信することで、取得要求の送信回数を減らし、ネットワーク負荷をさらに低減することができる。
(変形例2)
上記実施の形態では、例えば、あるクライアントPC200が要求する機器情報が変更された場合は、当該クライアントPC200から再度要求情報が通知され(ステップS401)、再度最適化処理が実行される(ステップS407)。
ここで、再度要求情報が通知されたときに、前回の機器情報取得処理から一定期間が経過したかを判定し、経過していないときは、変更によって追加された不足分の機器情報だけで最適化処理を実行し、この最適化処理で決定された機器情報のみをネットワーク機器300から取得するように構成してもよい。
これにより、クライアントPC200からの要求にリアルタイムに応答しつつ、ネットワークパケット量の増加を最小限に抑止することができる。
なお、一定期間の値は、クライアントPC200ごとに指定可能とし、指定された期間経過ごとに定期情報取得処理を実行するように構成してもよい。また、指定された期間の値などの要求情報は、RAM(Random Access Memory)に保存してもよいし、HDDなどにファイルとして保存してもよい。
(変形例3)
上記実施の形態では、クライアントPC200がネットワーク機器300の機器情報を取得する時、サーバPC100の記憶部130に記憶されているすべての機器情報を取得していた。しかし、記憶部130には、他のクライアントPC200のみが要求する機器情報も含まれうるため、不要な情報を送信する可能性があった。
そこで、記憶部130に記憶されている機器情報から、個々のクライアントPC200の要求に合わせた機器情報をピックアップし、ピックアップされた機器情報のみを、要求元のクライアントPC200に返信するように構成してもよい。これにより、無駄なパケットの送信を減らすことができる。
(変形例4)
例えば、印刷のジョブ監視システムの場合、印刷ジョブを開始した後(印刷時)は、ジョブの状態変化に追従できるように短期の時間間隔でジョブの状態を監視することが望ましい。一方、印刷ジョブを開始していないとき(通常時)は、一般に変動の少ないプリンタのステータス等を監視すれば十分であるため、長期の時間間隔で状態監視を行えばよい。
そこで、各クライアントPC200が、サーバPC100がネットワーク機器300の機器情報を取得するときの時間間隔の指定を含む取得方法を指定し、指定された取得方法に応じた所定の時間間隔で、所定の項目を取得するように構成してもよい。
例えば、印刷のジョブ監視の時は、以下のような指定を可能とする。
(通常時):プリンタステータス、給紙トレイのステータス、トナーのステータスを長期の時間間隔で取得する方法(長期定期指示)
(印刷時):プリンタステータス、給紙トレイのステータス、トナーのステータス、ジョブ情報を、印刷開始から印刷終了まで1秒間隔で取得する方法(短期定期指示)
印刷時は、クライアントPC200から、サーバPC100に対して、監視対象となるネットワーク機器300について短期定期指示を送信する。サーバPC100のサーバ制御部113は、短期定期指示を受け付けた場合、所定の時間間隔である1秒ごとに、図6のような定期情報取得処理を実行する。一方、クライアントPC200から長期定期指示を受付けた場合は、長期時間間隔として定められた所定の間隔で、図6のような定期情報取得処理を実行する。
このように、取得方法を指定することで、必要なタイミングで必要な項目だけを取得することが可能となり、送受信されるパケット数を適切にコントロールすることができる。
(変形例5)
各クライアントPC200から、機器情報を返信する条件を要求可能とし、要求された条件で機器情報を送信するように構成してもよい。
条件としては、例えば、ステータスが変更された場合にのみ通知することなどを指定できる。また、すべての機器情報を一括して通知するか、要求した機器情報のみを通知するかなどを指定できるように構成してもよい。
これにより、クライアントPC200の要求に応じて必要な情報のみを送信可能となり、無駄なパケット数を減らすことができる。
(変形例6)
上記実施の形態では、複数のクライアントPC200から要求された機器情報を統合することにより最適化する例を説明した。機器情報を最適化する方法はこれに限られず、以下のような方法を適用してもよい。
変形例6では、各種ステータスを表す複数の機器情報間の関係に着目して機器情報を最適化する方法について説明する。例えば、図3に示す機器情報のうち、機器のステータスには、システムステータス、プリンタステータス、ファクシミリステータス、コピーステータス、スキャナステータスの5種類が含まれる。これらのステータスは、機器の機能単位のステータスを表すものであるため、以下では簡略ステータスと呼ぶ。
一方、図3に示す機器情報のうち、給紙トレイ、トナーなどの部品に対して定められた部品ごとの機器情報には、部品単位のステータスが含まれる。例えば、給紙トレイ情報には給紙トレイステータスが含まれ、トナー情報にはトナーステータスが含まれ、排紙トレイ情報には排紙トレイステータスが含まれ、ジョブ情報にはジョブステータスが含まれる。以下では、このような部品ごとのステータスを詳細ステータスと呼ぶ。
簡略ステータスと詳細ステータスとは、簡略ステータスが表す情報に、詳細ステータスが表す情報が含まれる場合があるという関係を有する。
例えば、あるトレイ(トレイ1という)が給紙なしとなった場合、簡略ステータスであるプリンタステータスには、「給紙なしエラー」が格納され、詳細ステータスである給紙トレイステータスには、「トレイ1に給紙なしエラー」が格納される。
また、例えば排紙トレイ付近で用紙詰まりが発生した場合、プリンタステータスには、「用紙詰まりエラー」が格納され、排紙トレイステータスには、「排紙トレイの○○部分で用紙詰まりエラー」が格納される。
さらに、例えば黒色トナー残量なしの場合、プリンタステータスには、「トナー残量なし」が格納され、トナーステータスには、「黒トナー残量なし」が格納される。
変形例6では、このような関係を用いて、必要な場合のみ詳細ステータスを取得するように機器情報を最適化する。図8は、変形例6における最適化処理の流れを示すフローチャートである。
まず、項目決定部114は、機器情報取得部115を用いて、ネットワーク機器300から簡略ステータスを取得する(ステップS801)。次に、項目決定部114は、取得した簡略ステータスがエラーか否かを判断する(ステップS802)。エラーの場合は(ステップS802:YES)、項目決定部114は、エラーの内容に対応する詳細ステータスを、取得すべき機器情報を表す取得情報項目に追加する(ステップS803)。
エラーでない場合(ステップS802:NO)、またはステップS803で取得情報項目を追加後、項目決定部114は、その他の共通で取得すべき機器情報を表す共通項目を、取得情報項目に追加する(ステップS804)。
このように、簡略ステータスの値を参照して詳細ステータスを取得するか否かを切り分けることができる。すなわち、必要な場合のみ詳細ステータスを取得することにより、ネットワークアクセスの無駄を省くことができる。
(変形例7)
変形例7では、ネットワーク機器300が備える機能に応じて機器情報を最適化する方法について説明する。例えば、ネットワーク機器300には、プリンタ、ファクシミリ、コピー、およびスキャナの全機能を備える機器や、コピー機能のみを備える機器が存在しうる。変形例7では、このような機器ごとの構成に合わせて取得すべき機器情報を最適化する。
図9は、変形例7における最適化処理の流れを示すフローチャートである。まず、項目決定部114は、ネットワーク機器300が備える機能名を含む機器機能情報をネットワーク機器300から取得する(ステップS901)。
次に、項目決定部114は、取得した機器機能情報にプリンタ機能が含まれるか否か、すなわち、ネットワーク機器300がプリンタ機能を備えているか否かを判断する(ステップS902)。機器機能情報にプリンタ機能が含まれている場合は(ステップS902:YES)、項目決定部114は、プリンタに関する機器情報を取得情報項目として追加する(ステップS903)。
機器機能情報にプリンタ機能が含まれていない場合(ステップS902:NO)、またはステップS903で取得情報項目を追加した後、項目決定部114は、取得した機器機能情報にコピー機能が含まれるか否かを判断する(ステップS904)。
機器機能情報にコピー機能が含まれる場合は(ステップS904:YES)、項目決定部114は、コピーに関する機器情報を取得情報項目として追加する(ステップS905)。
項目決定部114は、以下同様に、機器機能情報にスキャナ機能およびFAX機能が含まれるか否かを判断して含まれる場合に、対応する機器情報を取得情報項目に追加する(ステップS906〜ステップS909)。
次に、項目決定部114は、取得情報項目に機器情報が含まれるか否かを判断し(ステップS910)、含まれる場合は(ステップS910:YES)、さらに共通項目を取得情報項目に追加する(ステップS911)。なお、項目決定部114が、各クライアントPC200から受信した要求情報に応じて、第1の実施の形態と同様の方法でさらに機器情報の最適化を行うように構成してもよい。
ステップS910で取得情報項目に機器情報が含まれない場合は(ステップS910:NO)、送信すべき機器情報が存在しないため、最適化処理を終了する。
このような処理により、例えば、コピー機能のみを備えた機器については、システムステータス、コピーステータス、給紙トレイ情報、トナー情報、排紙トレイ情報のみを取得すべき機器情報として決定できる。
(変形例8)
変形例8では、ネットワーク機器300が拡張的に備える機能に応じて機器情報を最適化する方法について説明する。例えば、ネットワーク機器300の標準的な構成としてプリンタ、コピー、およびスキャナが用意され、オプションとしてファクシミリが用意されているものとする。変形例8では、標準構成を識別するためのモデル名と、オプション構成とを含む機器特有情報を取得し、取得した機器特有情報を参照して機器情報を最適化する。
図10は、変形例8における最適化処理の流れを示すフローチャートである。まず、項目決定部114は、ネットワーク機器300の機器特有情報をネットワーク機器300から取得する(ステップS1001)。
次に、項目決定部114は、機器特有情報に含まれるモデル名に対応する機器情報を取得情報項目として追加する(ステップS1002)。例えば、項目決定部114は、モデル名ごとの標準機能を定めた情報を記憶部130等に保存しておき、この情報を参照してモデル名に対応する標準の機能を取得する。そして、項目決定部114は、変形例7で述べたような方法により、取得された機能に応じた機器情報を取得情報項目として追加する。
次に、項目決定部114は、機器特有情報にオプション構成が含まれるか否かを判断し(ステップS1003)、含まれる場合は(ステップS1003:YES)、オプション構成に関する機器情報を取得情報項目としてさらに追加する(ステップS1004)。オプション構成に関する機器情報は、オプション構成ごとの機器情報を定めた情報を記憶部130等に保存しておき、この情報を参照することにより取得できる。
例えば、ネットワーク機器300のモデル名が「ABC」であり、モデル名「ABC」の標準的な機器構成はコピー、スキャナ、プリンタであるものとする。また、このモデルで拡張できる機器構成はファクシミリ、拡張トレイであるとする。
この場合は、上記のような最適化処理により、例えば、機器のステータス情報(ファクシミリステータスを含むすべてのステータスを取得することを意味する)、給紙トレイ情報、トナー情報、および排紙トレイ情報を取得すべき機器情報として決定することができる。
なお、項目決定部114が、各クライアントPC200から受信した要求情報に応じて、第1の実施の形態と同様の方法でさらに機器情報の最適化を行うように構成してもよい。
このように、第1の実施の形態にかかる通信システムでは、クライアントPCから送信されたネットワーク機器の機器情報の取得要求を参照して取得すべき機器情報を最適化し、必要最小限の機器情報を一括して取得することができる。これにより、ネットワーク機器の機器情報の問い合わせに関連するネットワーク負荷を軽減することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、機器情報を取得しうるネットワーク機器を、サーバPCが検知し、クライアントPCに通知可能とするものである。
なお、サーバPCからネットワーク上に接続されているネットワーク機器を検索する方法としては、ブロードキャスト方式またはPingSweep方式が知られている。
ブロードキャスト方式はパケット送信が1回で済むため、無駄なパケットが発生することはない。しかし、他のネットワークへのブロードキャスト方式による機器検索を受け付けないようにルータを設定する場合が多い。
PingSweep方式は、検索するIPアドレスの範囲を決め、IPアドレスごとにPingなどの機能で機器を確認する方法である。PingSweep方式は、パケット量が増加する要因になるので、あまり好ましくない。
これらの方式の問題を解決する方法として、ネットワーク機器からサーバPCに機器情報を登録する方法が存在する。例えば、DDNS(Dynamic Domain Name System)サーバへホスト登録する方法や、UPnP(Universal Plug and Play)によって通知する方法などが知られている。しかし、このような方法では、ネットワーク機器側に独自のプロトコルを搭載しなければならないという問題がある。
一方、ネットワーク機器には、定期的にブロードキャストのパケットが流れていることがある。例えば、DDNSサーバへのホスト登録のパケット、電源ONした時のUPnPによるホストへの通知、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバへのIPアドレス取得要求やリリース確認、Arp(Address Resolution Protocol)プロトコルによる問い合わせなどなどが挙げられる。
そこで、第2の実施の形態では、このようなパケットを受信したときに、パケットのヘッダから機器のアドレス情報を抽出して機器情報を登録することにより、ブロードキャスト方式やPingSweep方式で生じる無駄な通信を回避する。
図11は、第2の実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、通信システムは、サーバPC1100と、クライアントPC1200a〜1200cと、ネットワーク機器300a〜300cとが、LAN400で接続された構成となっている。
第2の実施の形態では、クライアントPC1200およびサーバPC1100の詳細構成が第1の実施の形態と異なっている。まず、サーバPC1100の構成について説明する。
第2の実施の形態のサーバPC1100は、記憶部130と、通信I/F120と、通信制御部1111と、クライアント管理部1112と、サーバ制御部1113と、項目決定部114と、機器情報取得部115と、を備えている。
第2の実施の形態では、通信制御部1111、クライアント管理部1112、およびサーバ制御部1113の機能が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかるサーバPC100の構成を表すブロック図である図2と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
通信制御部1111は、ネットワーク機器300から送信されているブロードキャストパケットを受信した場合に、受信したパケットからネットワーク機器300のアドレス情報(機器アドレス)を抽出して登録のために通知する機能が追加された点が、第1の実施の形態の通信制御部111と異なっている。具体的には、通信制御部1111は、ネットワーク機器300から受信したパケットのヘッダからMACアドレスとIPアドレスとを抽出する。
クライアント管理部1112は、新たなネットワーク機器300が発見された場合に、発見したことを伝えるための機器発見通知を、通信制御部1111を介してクライアントPC1200に送信する機能が追加された点が、第1の実施の形態のクライアント管理部112と異なっている。
サーバ制御部1113は、通信制御部1111が抽出した機器アドレスの登録処理を制御する機能が追加された点が、第1の実施の形態のサーバ制御部113と異なっている。
次に、クライアントPC1200の構成について説明する。図11に示すように、クライアントPC1200は、アプリケーション201a、201bと、監視制御部1202と、通信I/F203とを備えている。
第2の実施の形態では、監視制御部1202の機能が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかるクライアントPC200の構成を表すブロック図である図2と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
監視制御部1202は、サーバPC1100から機器発見通知を受信する点が、第1の実施の形態の監視制御部202と異なっている。なお、監視制御部1202は、受信した機器発見通知をアプリケーション201に通知するか、アプリケーション201から参照可能に保持する。
次に、このように構成された第2の実施の形態にかかる機器情報登録処理の処理シーケンスについて図12を用いて説明する。機器情報登録処理とは、パケットの解析によりネットワーク機器300を発見して関連する情報を登録する処理をいう。図12は、第2の実施の形態における機器情報登録処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、ネットワーク機器300が定期的なブロードキャストの送信を行う(ステップS1201)。サーバPC1100の通信制御部1111は、ネットワーク上に流れるパケットを受信すると、受信したパケットから機器アドレスを抽出し、抽出した機器アドレスをサーバ制御部1113に送信する(ステップS1202)。なお、機器アドレスとしては、例えば、IPアドレスとMAC(Media Access Control)アドレスとを抽出する。
次に、サーバ制御部1113は、機器アドレスを受け付けると、機器情報取得部115に機器アドレスと機器情報取得指示とを送信する(ステップS1203)。
機器情報取得部115は、機器アドレスと機器情報取得指示を受け付けると、項目決定部114に通信内容取得指示を送信する(ステップS1204)。項目決定部114は、通信内容取得指示を受け付けると、記憶部130から通信内容を取り出し、機器情報取得部115に送信する(ステップS1205)。
機器情報取得部115は、通信内容を受け付けると、機器アドレスと、受付けた通信内容とを、通信制御部1111に送信する(ステップS1206)。
次に、通信制御部1111は、機器アドレスと通信内容とを受け付けると、通信内容に従って、ネットワーク機器300に対して機器情報の取得要求を送信する(ステップS1207)。
ネットワーク機器300は、機器情報の取得要求を受け付けると、自装置内で管理する機器情報を取得し、サーバPC1100の通信制御部1111に送信する(ステップS1208)。
通信制御部1111は、ネットワーク機器300から機器情報を受け付けると、機器情報取得部115にネットワーク機器300のアドレスと機器情報とを送信する(ステップS1209)。
機器情報取得部115は、ネットワーク機器300のアドレスと機器情報とを受け付けると、記憶部130に受け付けた機器情報を記録し、サーバ制御部1113に機器情報取得完了を送信する(ステップS1210)。
次に、サーバ制御部1113は、機器情報取得完了の通知を受け付けると、クライアント管理部1112に機器発見通知を送信する(ステップS1211)。なお、既に記憶部130に登録済みであった場合には機器発見通知は送信しない。
次に、クライアント管理部1112は、機器発見通知を受け付けると、記憶部130から各クライアントPC200の要求情報を取り出し、要求情報に合致したクライアントPC200にのみ、通信制御部1111を介して機器発見通知を送信する(ステップS1212、ステップS1213)。
このように、第2の実施の形態では、ネットワーク機器から定期的なブロードキャストを含む全パケットを受け付ける仕組みと、パケットのヘッダから機器アドレスを取得する仕組みを設け、機器アドレスからネットワーク機器であると判断した場合に、機器情報を取得して登録するができる。すなわち、ネットワーク機器から送信される既存のパケットを再利用することにより、サーバPCからネットワーク機器へ機器検索用のパケットを送信せずに、機器を検索することが可能となる。したがって、ネットワーク負荷を増加させずに機器の検索を行うことができる。
(変形例)
上記第2の実施の形態では、サーバPC1100が接続されたネットワーク上に流れるパケットしか取得することができない。したがって、他のネットワークに接続されたネットワーク機器の情報を取得するためには、当該他のネットワーク上に流れるパケットを取得する必要がある。
図13は、第2の実施の形態の変形例にかかる通信システムのネットワーク構成例を示す説明図である。図13に示すように、本変形例にかかる通信システムは、複数のサーバPC1100a、1100bを備え、それぞれ異なるネットワーク400a、400bに接続された構成となっている。
ネットワーク400aには、ネットワーク機器300aが接続され、ネットワーク400bには、ネットワーク機器300zが接続されている。また、各ネットワークは、ルータ1250を介して接続されている。
このように、本変形例は、ネットワークごとにサーバPC1100を設置し、他のネットワークのサーバPC1100から、他のネットワークで発見されたネットワーク機器300zの機器アドレスを送信する構成となっている。なお、サーバPC1100を通常のPCとして構成する代わりに、同様の機能を備えた組み込み機器として実現してもよい。
次に、本変形例における機器情報登録処理の処理シーケンスについて図14を用いて説明する。図14は、第2の実施の形態の変形例における機器情報登録処理の全体の流れを示すシーケンス図である。なお、同図は、図13のサーバPC1100aが実行する機器情報登録処理を表している。
まず、サーバPC1100aが接続されたネットワーク400aと異なるネットワークであるネットワーク400bに接続されたネットワーク機器300zが、ネットワーク400b内にブロードキャストパケットを送信する(ステップS1401)。
ネットワーク400b内のサーバPC1100bは、通信制御部1111によってブロードキャストパケットを受信し、受信したパケットから機器アドレスを抽出し、抽出した機器アドレスをサーバPC1100aに送信する(ステップS1402)。
サーバPC1100aの通信制御部1111は、受信した機器アドレスをサーバ制御部1113に送信する(ステップS1403)。
ステップS1404からステップS1414までは、第2の実施の形態の機器情報登録処理を表す図12のステップS1203からステップS1213までと同様の処理なので、その説明を省略する。
このように、本変形例によれば、他のネットワークに接続されたネットワーク機器も対象として、ネットワーク負荷を増加させずに機器の検索を行うことができる。
次に、第1および第2の実施の形態にかかるサーバPCのハードウェア構成について図15を用いて説明する。図15は、サーバPCのハードウェア構成を示す説明図である。
第1および第2の実施の形態にかかるサーバPCは、CPU(Central Processing Unit)51などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)52やRAM53などの記憶装置と、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F120と、HDD(Hard Disk Drive)、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置と、各部を接続するバス61を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
第1および第2の実施の形態にかかるサーバPCで実行される情報取得プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、第1および第2の実施の形態にかかるサーバPCで実行される情報取得プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1および第2の実施の形態にかかるサーバPCで実行される情報取得プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、第1および第2の実施の形態の情報取得プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1および第2の実施の形態にかかるサーバPCで実行される情報取得プログラムは、上述した各部(通信制御部、クライアント管理部、サーバ制御部、項目決定部、機器情報取得部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から情報取得プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかるサーバ装置、情報取得方法、情報取得プログラム、記録媒体、クライアント装置、および通信システムは、プリンタ、ファクシミリ、コピー、スキャナなどの機能を備えたネットワーク機器の機器情報を取得して管理する装置、方法、およびプログラムに適している。
第1の実施の形態にかかる通信システムのネットワーク構成を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。 機器情報のデータ構造の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態における要求登録処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第1の実施の形態における最適化処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第1の実施の形態における定期情報取得処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第1の実施の形態における機器情報取得処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 変形例6における最適化処理の流れを示すフローチャートである。 変形例7における最適化処理の流れを示すフローチャートである。 変形例8における最適化処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における機器情報登録処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第2の実施の形態の変形例にかかる通信システムのネットワーク構成例を示す説明図である。 第2の実施の形態の変形例における機器情報登録処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 サーバPCのハードウェア構成を示す説明図である。
符号の説明
51 CPU
52 ROM
53 RAM
61 バス
100 サーバPC
111 通信制御部
112 クライアント管理部
113 サーバ制御部
114 項目決定部
115 機器情報取得部
130 記憶部
201 アプリケーション
202 監視制御部
203 通信I/F
300 ネットワーク機器
400 ネットワーク
1100 サーバPC
1111 通信制御部
1112 クライアント管理部
1113 サーバ制御部
1200 クライアントPC
1202 監視制御部
1250 ルータ

Claims (17)

  1. 複数のクライアント装置と、前記クライアント装置に機能を提供する通信装置とにネットワークを介して接続されたサーバ装置であって、
    前記機能に関連し、少なくとも一部が相互に階層構造を有する複数の関連情報のうち所望の前記関連情報の取得要求を複数の前記クライアント装置から受信する受信手段と、
    前記取得要求が受信された前記関連情報の前記階層構造に基づいて、前記取得要求が受信された前記関連情報を統合し、統合した前記関連情報を、前記通信装置から取得すべき前記関連情報として決定する決定手段と、
    決定された前記関連情報を前記通信装置から取得する取得手段と、
    取得された前記関連情報を前記クライアント装置に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記受信手段は、階層構造で分類された前記関連情報のうち所望の階層の前記関連情報の前記取得要求を複数の前記クライアント装置から受信し、
    前記決定手段は、受信した複数の前記取得要求に含まれる第1取得要求で要求される第1関連情報が、受信した複数の前記取得要求に含まれる第2取得要求で要求される第2関連情報の上位階層の前記関連情報であるか否かを判断し、上位階層である場合に、前記第1関連情報を取得すべき前記関連情報として決定すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記受信手段は、さらに、所望の前記関連情報が追加された前記取得要求を前記クライアント装置から受信し、
    前記決定手段は、さらに、前記取得手段が前記関連情報を取得後の経過時間が予め定められた期間を超えたか否かを判断し、超えていない場合に、追加された前記関連情報を取得すべき前記関連情報として決定すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  4. 前記送信手段は、取得された前記関連情報のうち、前記取得要求で要求された前記関連情報を、前記取得要求の送信元である前記クライアント装置に送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  5. 前記取得手段は、予め定められた期間の経過ごとに、決定された前記関連情報を前記通信装置から取得すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  6. 前記受信手段は、さらに、取得する前記関連情報と前記関連情報を取得する時間間隔とを定める前記関連情報の取得方法の指定を前記クライアント装置から受信し、
    前記取得手段は、指定された前記取得方法で定められる前記関連情報を、指定された前記取得方法で定められる前記時間間隔で取得すること、
    を特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 前記受信手段は、さらに、前記クライアント装置に前記関連情報を送信する条件の指定を含む前記取得要求を前記クライアント装置から受信し、
    前記送信手段は、指定された前記条件で前記クライアント装置に前記関連情報を送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  8. 前記決定手段は、さらに、取得された前記関連情報が予め定められた特定値であるか否かを判断し、前記特定値である場合に、取得された前記関連情報に関連する予め定められた第3関連情報を、取得すべき前記関連情報として決定すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  9. 前記取得手段は、さらに、前記機能の種類を表す機能情報を前記通信装置から取得し、
    前記決定手段は、さらに、取得された前記機能情報に応じて予め定められた第5関連情報を、取得すべき前記関連情報として決定すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  10. 前記取得手段は、さらに、前記通信装置の種類を表す装置情報を前記通信装置から取得し、
    前記決定手段は、さらに、取得された前記装置情報に応じて予め定められた第6関連情報を、取得すべき前記関連情報として決定すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  11. 前記通信装置のアドレス情報を記憶する記憶手段と、
    前記アドレス情報が前記記憶手段に記憶されているか否かによって、前記アドレス情報の前記通信装置が新たに前記ネットワークに接続されたか否かを判断する判断手段と、をさらに備え、
    前記受信手段は、さらに、前記アドレス情報を含むメッセージを前記通信装置から受信し、
    前記判断手段は、受信された前記メッセージに含まれる前記アドレス情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記アドレス情報の前記通信装置が新たに前記ネットワークに接続されたと判断し、
    前記送信手段は、さらに、前記通信装置が新たに前記ネットワークに接続されたと判断された場合に、前記通信装置が新たに前記ネットワークに接続されたことを表す通知情報を前記クライアント装置に送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  12. 前記受信手段は、さらに、前記アドレス情報を含むメッセージを、前記ネットワークを介して接続された外部装置から受信すること、
    を特徴とする請求項11に記載のサーバ装置。
  13. 複数のクライアント装置と、前記クライアント装置に機能を提供する通信装置とにネットワークを介して接続されたサーバ装置における情報取得方法であって、
    受信手段、前記機能に関連し、少なくとも一部が相互に階層構造を有する複数の関連情報のうち所望の前記関連情報の取得要求を複数の前記クライアント装置から受信する受信ステップと、
    決定手段が、前記取得要求が受信された前記関連情報の前記階層構造に基づいて、前記取得要求が受信された前記関連情報を統合し、統合した前記関連情報を、前記通信装置から取得すべき前記関連情報として決定する決定ステップと、
    取得手段が、決定された前記関連情報を前記通信装置から取得する取得ステップと、
    送信手段が、取得された前記関連情報を前記クライアント装置に送信する送信ステップと、
    を含むことを特徴とする情報取得方法。
  14. 請求項13に記載の情報取得方法をコンピュータに実行させる情報取得プログラム。
  15. コンピュータに実行させる請求項14に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 機能を提供する通信装置と、前記機能に関連し、少なくとも一部が相互に階層構造を有する関連情報を前記通信装置から取得するサーバ装置とにネットワークを介して接続されたクライアント装置であって、
    前記関連情報のうち、所望の前記関連情報を前記通信装置から取得することを要求する複数のアプリケーションと、
    複数の前記アプリケーションが要求した前記関連情報の前記階層構造に基づいて、要求された前記関連情報を統合し、統合した前記関連情報を、前記通信装置から取得すべき前記関連情報として決定する決定手段と、
    決定された前記関連情報の取得要求を前記サーバ装置に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするクライアント装置。
  17. 複数のクライアント装置と、前記クライアント装置にネットワークを介して接続され、前記クライアント装置に機能を提供する通信装置から前記機能に関連する関連情報を取得するサーバ装置と、を備えた通信システムであって、
    前記クライアント装置は、
    前記機能に関連し、少なくとも一部が相互に階層構造を有する複数の関連情報のうち所望の前記関連情報の取得要求を前記サーバ装置に送信する送信手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記取得要求を複数の前記クライアント装置から受信する受信手段と、
    前記取得要求が受信された前記関連情報の前記階層構造に基づいて、前記取得要求が受信された前記関連情報を統合し、統合した前記関連情報を、前記通信装置から取得すべき前記関連情報として決定する決定手段と、
    決定された前記関連情報を前記通信装置から取得する取得手段と、
    取得された前記関連情報を前記クライアント装置に送信する送信手段と、を備えたこと、
    を特徴とする通信システム。
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