JP6303709B2 - 画像処理装置、通信システムおよび中継装置 - Google Patents

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Description

本明細書では、中継装置およびサーバ装置とネットワークを介して接続されている画像処理装置などを開示する。
プリンタと、認証サーバと、複数のサービスと、を備える通信システムが知られている。当該通信システムでは、認証サーバは、ユーザ情報の登録を受け付ける。ユーザ情報の登録では、複数のユーザの各々を識別するユーザ情報と、複数のサービスの各々を示すサービス情報(コピー、スキャナ、ファックス等)のうち、登録ユーザが使用可能な1つ以上のサービス情報と、を対応させて記憶部に記憶する。認証サーバは、プリンタからユーザ情報を受信すると、受信したユーザ情報が使用可能な1以上のサービス情報を読み出す。認証サーバは、読み出した1以上のサービス情報の各々を示す画像を、プリンタの表示部に表示させる。プリンタは、ユーザによるサービス情報の選択を受け付ける。また、関連する技術が、特許文献1に開示されている。
特開2008ー104143号公報
近年、ネットワークを用いたサービスの分野では、新たな種類のサービスが多数提案されている。本明細書では、新たな種類のサービスを選択する処理をプリンタ側で行うための、新規な構成を提案する。
本明細書に記載されている画像処理装置は、サーバ装置および中継装置と通信可能な通信インターフェースと、表示部と、複数の機能を実行可能な処理部と、を備える画像処理装置であって、画像処理装置を識別する画像処理装置識別情報を、通信インターフェースを介して中継装置へ送信する識別情報送信手段と、識別情報送信手段で送信した画像処理装置識別情報で識別される画像処理装置が、サーバ装置が提供する複数種類のサービスのうちの何れのサービスを使用可能に設定されているかを示す設定情報を、通信インターフェースを介して中継装置から受信する第1の設定情報受信手段と、設定情報によって示されている使用可能サービスを示す画像を表示部に選択可能に表示するとともに、処理部によって実行可能な複数の機能を示す画像を表示部に選択可能に表示することが可能であり、設定情報に基づいて複数の機能の選択を制限する表示手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によると、使用可能サービスを示す設定情報に基づいて、画像処理装置が備える複数の機能の使用を制限することができる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置によれば、使用可能サービスに機能制限サービスが含まれていない場合には、画像処理装置が備える複数の機能を自由にユーザに使用させることができる。一方、使用可能サービスに機能制限サービスが含まれている場合には、使用可能サービスのうちから使用対象サービスの選択を受け付ける処理を実行することで、画像処理装置が備える複数の機能の使用を制限することができる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置によれば、中継装置から画像処理装置を制御することが可能となる。設定情報や機能制限情報が変更された場合に、変更内容を即座に画像処理装置に伝えることが可能となる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置によれば、電源投入時に、過去に取得した設定情報に基づいて、適切な画像を表示部に表示させることができる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置によれば、過去に取得した設定情報に基づく画像を、最新の設定情報に基づく画像に切り替えることが可能となる。画像内容をアップデートすることができる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置によれば、ネットワークの不調等によって設定情報を中継装置から受信することができない場合には、当該受信処理を中断することができる。そして、画像処理装置の管理者の認証を得ることに応じて、使用対象サービスの選択を受け付けることができる。ネットワークが使用できない場合にも対応することが可能となる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置によれば、選択サーバ装置識別情報と対象情報とを互いに関連付けて取り扱うことが可能となる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置によれば、印刷機能、FAX機能、スキャン機能、コピー機能などのうちから、ユーザが使用可能な機能およびユーザが使用不可能な機能を設定することが可能となる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置によれば、各種のデータを提供するデータ提供サービスからデータを受信することが可能となる。
本明細書に実施形態として記載されている画像処理装置等によれば、複数のサーバ装置からサービスの提供を受けることが可能となる。
上記の技術を実現するための通信システムや中継装置も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 通信システムの動作例を示すシーケンス図を示す。 通信システムの動作例を示すシーケンス図を示す。 通信システムの動作例を示すシーケンス図を示す。 通信システムの動作例を示すシーケンス図を示す。 通信システムの動作例を示すシーケンス図を示す。 待機画面D1の一例を示す図である。 第1の機能一覧画面D2の一例を示す図である。 第2のサービス一覧画面D3の一例を示す図である。 ユーザ認証画面D4の一例を示す図である。 第2の機能一覧画面D5の一例を示す図である。 第1のサービス一覧画面D6の一例を示す図である。 データベース選択画面D7の一例を示す図である。 管理者画面D8の一例を示す図である。 管理テーブルの一例を示す図である。 機能制限テーブルの一例を示す図である。 データ提供テーブルの一例を示す図である。 第1変形例を示す図である。 管理テーブルTB2の変形例を示す図である。 第2のサービス一覧画面の変形例を示す図である。 第3の機能一覧画面を示す図である。
<システムの構成>
図1に示されるように、通信システム2は、ルータ7〜9と、多機能機10〜10bと、仲介サーバ60と、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120と、を備えている。多機能機10〜10bの各々は、ルータ7〜9の各々を介してインターネット6に接続されている。また、仲介サーバ60および第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120も、インターネット6に接続されている。
<多機能機10の構成>
多機能機10は、印刷機能、FAX機能、スキャン機能、コピー機能、等の多機能を実行可能である。多機能機10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース16と、印刷実行部18と、スキャン実行部19と、制御部20と、を備える。操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示を多機能機10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークインターフェース16は、LAN4を介してルータ7に接続されている。ネットワークインターフェース16は、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120の各々と通信することが可能である。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。スキャン実行部19は、CCD、CIS等のスキャン機構を備える。制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。メモリ24は、アプリケーションプログラム25およびプロトコルスタック26を記憶している。メモリ24は、一時的ではない、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体の一例である。メモリ24には、ロックフラグ、サービス変更情報、などが記憶される。ロックフラグやサービス変更情報の内容は、後述する。
CPU22は、メモリ24に格納されているアプリケーションプログラム25に従って、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120が提供する、後述する各種のサービスを利用するための処理を実行する。CPU22は、メモリ24に格納されているプロトコルスタック26に従って、HTTP(Hyper Text Transfer Protocolの略)や、XMPP over BOSH(eXtensible Messaging and Presence Protocol over Bidirectional-streams Over Synchronous HTTPの略)、などのプロトコル処理を実行する。CPU22は、プロトコル処理によって、後述するXMPP over BOSHに従ったセッション確立や、HTTPに従ったコネクション確立などを行う。なお、XMPP over BOSHに従ったセッションのことを、XMPPセッションとも記載する。また、XMPP over BOSHは、セッション確立型プロトコルの例である。
本明細書における記載上の注意点を説明する。本明細書において、「多機能機10のCPU22が、各種の情報を送信または受信する」という記載は、「多機能機10のCPU22が、ネットワークインターフェース16を介して各種の情報を出力または取得する」という技術内容を含んでいるものとする。なお、仲介サーバ60のCPU72およびネットワークインターフェース62についても、同様の注意点が存在する。
<仲介サーバ60の構成>
仲介サーバ60は、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120とは別体に構成されているサーバである。仲介サーバ60は、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120と多機能機10〜10bとの間のアクセスを仲介するためのサーバである。仲介サーバ60は、多機能機10〜10bのベンダによって提供されるサーバである。仲介サーバ60は、ネットワークインターフェース62と、制御部70と、を備える。
制御部70は、CPU72と、メモリ74と、を備える。メモリ74には、アプリケーションプログラム75、プロトコルスタック78、管理テーブルTB1およびTB2、が記憶されている。メモリ74は、一時的ではない、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体の一例である。CPU72は、アプリケーションプログラム75に従って、後述する各種の処理を実行する。CPU72がプロトコルスタック78に従って実行する処理の内容は、多機能機10のプロトコルスタック26について説明した内容に準ずる。
管理テーブルTB1は、多機能機10、10a、10bの各々が、第1〜第3サービスのうちの何れのサービスを使用可能に設定されているかを記憶するテーブルである。図15に、管理テーブルTB1の一例を示す。多機能機ID300は、多機能機10、10a、10bの各々を識別するための情報であり、例えば多機能機の製造シリアル番号であってもよい。第1サービス使用設定情報301〜第3サービス使用設定情報303の各々は、多機能機ID300で識別される多機能機が、第1サービス〜第3サービスの各々を使用可能な状態に設定されているか否かを示す情報である。管理テーブルTB1内の情報は、多機能機10、10a、10bの所有者によって、あらかじめ登録されるとしてもよい。
管理テーブルTB2は、第1〜第3サービスの各々が、ユーザがログインする前の期間(すなわち、S571においてユーザ認証が行われる前の期間)において、各種の機能のうちの何れの機能を使用可能に設定されているかを記憶するテーブルである。図19に、管理テーブルTB2の一例を示す。サービスID310は、第1〜第3サービスの各々を識別するための情報であり、例えばURLであってもよい。印刷機能使用設定情報313〜スキャン_to_Email機能使用設定情報317の各々の内容は、後述する印刷機能使用設定情報333〜スキャン_to_Email機能使用設定情報337(図16参照)の内容と同様であるため、説明を省略する。管理テーブルTB2内の情報は、第1〜第3サービスの提供者によって、あらかじめ登録されるとしてもよい。
<第1サービスサーバ100の構成>
第1サービスサーバ100は、第1サービスを提供するサーバである。第1サービスは、機能制限サービスである。機能制限サービスは、多機能機が備えている複数の機能(例:印刷機能、FAX機能、スキャン機能、など)の少なくとも一部の機能の実行を制限するサービスである。機能制限サービスは、様々な態様であってよい。例えば機能制限サービスは、複数のユーザの各々に対して、多機能機が備える複数の機能のうち何れの機能について使用を許可するかを制限する、第1の態様であってもよい。第1の態様では、機能制限サービスにユーザがログインすることによって(S571)、ログインしたユーザに対して、使用できる機能の種類が制限される(S575)。また例えば、機能制限サービスは、複数の機能制限サービスの各々について、多機能機が備える複数の機能のうち何れの機能について使用を許可するかを制限する、第2の態様であってもよい。第2の態様では、多機能機が使用できるサービスが判明することによって(S520)、使用できるサービスに応じて、使用できる機能の種類が制限される。第1の態様については、本実施形態で説明する。第2の実施形態については、第2変形例で後述する。
第1サービスサーバ100は、制御部102を備えている。制御部102は、CPU103およびメモリ104を備えている。メモリ104には、機能制限テーブルTB11が記憶されている。機能制限テーブルTB11は、複数のユーザの各々に対して、多機能機が備える複数の機能のうち何れの機能について使用を許可するかを、記憶するためのテーブルである。図16に、機能制限テーブルTB11の一例を示す。ユーザID331は、ユーザA〜Cの各々を識別するための情報であり、例えばユーザ名であってもよい。パスワード332は、第1サービスでのログイン認証を得るために用いられる情報であり、例えば、ユーザA〜Cによってあらかじめ設定される文字列であってもよい。印刷機能使用設定情報333は、多機能機の印刷機能が、ユーザに使用可能な状態に設定されているか否かを示す情報である。コピー機能使用設定情報334は、原稿をスキャンして印刷する機能が、ユーザに使用可能な状態に設定されているか否かを示す情報である。FAX機能使用設定情報335は、FAXの送受信機能が、ユーザに使用可能な状態に設定されているか否かを示す情報である。スキャン_to_FTP(File Transfer Protocolの略)機能使用設定情報336は、スキャンしたデータを、指定したFTPサーバにアップロードする機能が、ユーザに使用可能な状態に設定されているか否かを示す情報である。スキャン_to_Email機能使用設定情報337は、スキャンしたデータをEmailに添付して送信する機能が、ユーザに使用可能な状態に設定されているか否かを示す情報である。機能制限テーブルTB11内の情報は、ユーザA〜Cの各々によって、あらかじめ登録されるとしてもよい。
<第2サービスサーバ110の構成>
第2サービスサーバ110は、第2サービスを提供するサーバである。第2サービスは、機能制限サービスである。第2サービスサーバ110は、制御部112、CPU113およびメモリ114を備えている。メモリ114には、機能制限テーブルTB12が記憶されている。なお、第2サービスサーバ110および機能制限テーブルTB12の内容は、前述した第1サービスサーバ100および機能制限テーブルTB11の内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<第3サービスサーバ120の構成>
第3サービスサーバ120は、第3サービスを提供するサーバである。第3サービスは、各種のデータベースを提供する、データ提供サービスである。第3サービスサーバ120は、制御部122、CPU123およびメモリ124を備えている。メモリ124には、データ提供テーブルTB13が記憶されている。データ提供テーブルTB13は、複数のユーザの各々に対して、第3サービスサーバ120が提供する各種のデータベースのうち、何れのデータベースについて使用を許可するかを記憶するためのテーブルである。
図17に、データ提供テーブルTB13の一例を示す。ユーザID431は、ユーザA〜Cの各々を識別するための情報であり、例えばユーザ名であってもよい。パスワード432は、第3サービスでのログイン認証を得るために用いられる情報である。データベース使用設定情報433〜435は、第1〜第3データベースの各々が、ユーザに使用可能な状態に設定されているか否かを示す情報である。データ提供テーブルTB13内の情報は、ユーザA〜Cの各々によって、あらかじめ登録されるとしてもよい。
<通信システム2の動作(ユーザ操作時)>
図2〜図5のシーケンス図を用いて、ユーザが多機能機を操作する場合における、通信システム2の動作について説明する。
S400において多機能機10の電源が投入されると、S505へ進む。S505において、多機能機10のCPU22は、待機画面を表示部14に表示させる。待機画面は、仲介サーバ60からのサービス設定情報の取得完了を待機中であることを、ユーザに報知するための画面である。図7に、待機画面D1の一例を示す。待機画面D1は、ボタン画像B1を含んでいる。ボタン画像B1は、サービス設定情報を仲介サーバ60から受信する処理を中断する中断指示の入力を受け付けるための画像である。
S508においてCPU22は、XMPPセッション確立要求情報を仲介サーバ60へ送信する。XMPPセッション確立要求情報は、XMPP over BOSHに従ったXMPPセッションを仲介サーバ60と確立することを要求する情報である。XMPPセッションは、ルータ7のファイアウォールを超えて、仲介サーバ60から多機能機10へHTTPリクエスト情報を送信するプッシュ送信を可能とするためのセッションである。XMPPセッション確立要求情報は、多機能機10を識別するための多機能機IDを含んでいる。多機能機IDの一例としては、多機能機10の製造シリアル番号が挙げられる。
S510においてCPU22は、確立したXMPPセッションを用いて、XMPP over BOSHに従ったコネクションであるXMPPコネクションを仲介サーバ60との間で確立するためのプロトコル処理を、プロトコルスタック26に行わせる。これにより、XMPPコネクションが確立される。なお、XMPPコネクションを確立する技術は周知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
S518において、仲介サーバ60のCPU72は、管理テーブルTB1を読み出す。これにより、S508で受信した多機能機IDで識別される多機能機10が、第1〜第3サービスのうちの何れのサービスを使用可能に設定されているかを特定することができる。
S520においてCPU22は、サービス設定情報を多機能機10へ送信する。サービス設定情報は、多機能機10が第1〜第3サービスの何れについて使用可能に設定されているか、第1〜第3サービスうちの何れが機能制限サービスであるか、第1〜第3サービスの表示名、第1〜第3サービスのURL、などの情報を含んだ情報である。
一方、多機能機10では、S517において、サービス設定情報の受信を待機する処理に対する中断指示の入力が、受け付けられたか否かを判断する。当該判断は、ボタン画像B1がタップされたか否かを検出することによって行われてもよい。否定判断される場合(S517:NO)には、サービス設定情報の受信を待機し、S520においてサービス設定情報を仲介サーバ60から受信する。そしてS530へ進む。
S530においてCPU22は、多機能機10が、第1〜第3サービスのうち少なくとも1つのサービスが利用可能に設定されているか否かを判断する。当該判断は、S520で受信したサービス設定情報に基づいて行われる。否定判断される場合(S530:NO)には、S531へ進む。S531においてCPU22は、第1の機能一覧画面を表示部14に表示させる。第1の機能一覧画面は、多機能機10が備える各種の機能を、何れの機能も選択を受けつけることが可能な態様で表示するための画面である。
図8に、第1の機能一覧画面D2の一例を示す。ボタン画像B11〜B15の各々は、印刷機能、コピー機能、FAX機能、スキャン_to_FTP機能、スキャン_to_Email機能、の各々の実行指示の入力を受け付けるための画像である。
S532においてCPU22は、「制限なし」を示すロックフラグを、メモリ24の不揮発性記憶領域に記憶する。「制限なし」を示すロックフラグは、多機能機10が備える各種の機能の利用に制限がかけられていないことを示す情報である。S533においてCPU22は、第1の機能一覧画面D2(図8参照)に表示されている複数の機能のうち、実行指示の入力が受け付けられた機能を用いて、各種の処理を実行する。S534においてCPU22は、S533での処理の実行期間中に、仲介サーバ60や第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120において、各種の設定が変更されたか否かを判断する。S534の処理内容については、S610において後述する。否定判断される場合(S534:NO)にはS531へ戻り、肯定判断される場合(S534:YES)にはS530へ戻る。
一方、S530において肯定判断される場合(S530:YES)には、S535へ進む。S535においてCPU22は、多機能機10が利用可能なサービスに、機能制限サービスが含まれているか否かを判断する。当該判断は、S520で受信したサービス設定情報に基づいて行われてもよい。肯定判断される場合(S535:YES)には、S538へ進む。
S538においてCPU22は、「制限あり」を示すロックフラグを、メモリ24の不揮発性記憶領域に記憶する。「制限あり」を示すロックフラグは、多機能機10が備える各種の機能の利用に制限がかけられていることを示す情報である。
S540においてCPU22は、第2のサービス一覧画面を表示部14に表示させる。第2のサービス一覧画面は、使用可能サービスを示す画像を表示するとともに、使用する対象の使用対象サービスの選択を受け付けるための画面である。また第2のサービス一覧画面は、後述する機能選択ボタン画像B42(図12参照)が表示されない画面である。すなわち第2のサービス一覧画面は、多機能機10が備えている各種の機能が使用できないように、ロック状態とされている画面である。当該ロック状態は、後述するS571においてユーザ認証が成功することによって、解除することが可能である。
図9に、第2のサービス一覧画面D3の一例を示す。ボタン画像B21およびB22の各々は、第1サービスおよび第3サービスの各々を使用対象サービスとして選択する指示の入力を受け付けるための画像である。ボタン画像B21およびB22に表示される文字列は、S520で受信したサービス設定情報に含まれている、第1および第3サービスの表示名に従って表示されてもよい。
S545においてCPU22は、ユーザによる使用対象サービスの選択入力を受け付ける。例えば、第2のサービス一覧画面D3に表示されている何れかのボタン画像へのタップ入力が行われることに応じて、使用対象サービスの選択入力を受け付けてもよい。
S550においてCPU22は、ユーザ認証画面情報の要求情報を、第1サービスサーバ100へ送信する。ユーザ認証画面情報の要求情報の送信先は、S520で受信したサービス設定情報に含まれている、第1サービスのURLに基づいて特定されてもよい。S555においてCPU22は、ユーザ認証画面情報を第1サービスサーバ100から受信する。
S557においてCPU22は、ユーザ認証画面情報に基づいて、ユーザ認証画面を表示部14に表示させる。ユーザ認証画面は、第1サービスサーバ100の認証を得るための認証情報の入力を受け付けるための画面である。図10に、ユーザ認証画面D4の一例を示す。ユーザID入力領域B71は、第1サービスサーバ100に予め登録してあるユーザIDの入力を受け付ける領域である。パスワード入力領域B72は、第1サービスサーバ100に予め登録してあるパスワードの入力を受け付ける領域である。ユーザIDおよびパスワードは、多機能機10を操作しているユーザが第1サービスにログインするために用いる情報である。ユーザIDおよびパスワードは、ユーザによって操作部12を介して入力されてもよい。またボタン画像B73は、入力操作の完了指示の入力を受け付けるための画像である。
S560においてCPU22は、ユーザによるユーザIDおよびパスワードの入力を受け付ける。S570においてCPU22は、入力されたユーザIDおよびパスワードを、第1サービスサーバ100へ送信する。
S571において、第1サービスサーバ100のCPU103は、ユーザの認証が成功したか否かを判断する。具体的には、多機能機10から送信されてきたユーザIDおよびパスワードが、機能制限テーブルTB11(図16参照)に記憶されているか否かを判断する。否定判断される場合(S571:NO)には、S572へ進む。S572においてCPU103は、認証失敗情報を多機能機10へ送信する。S573において多機能機10のCPU22は、第1サービスサーバ100でのユーザ認証に失敗したことを示すエラー画面を、表示部14に表示する。そしてフローを終了する。
一方、S571において肯定判断される場合には(S571:YES)、S575へ進む。S575においてCPU103は、多機能機10を操作するユーザの機能制限情報を、多機能機10へ送信する。機能制限情報は、多機能機10で実行可能な複数の機能のうち、第1サービスによって実行が制限されている機能を示す情報である。例えば、ユーザAが多機能機10を操作している場合には、図16に示す機能制限テーブルTB11の領域R11に示すように、印刷機能およびコピー機能の実行が制限されていることを示す機能制限情報が、S575において送信されてくる。
S580においてCPU22は、第2の機能一覧画面を表示部14に表示させる。第2の機能一覧画面は、多機能機10が備える各種の機能のうち、機能制限情報によって実行が制限されていない1つ以上の機能を示す画像を、選択を受け付けることが可能な態様で表示部14に表示する画面である。また、機能制限情報によって実行が制限されている機能を示す画像を、選択を受け付けることができない態様で表示部14に表示する画面である。そして、実行が制限されていない1つ以上の機能のうちの何れかの機能の選択を受け付けるための画面である。
図11に、第2の機能一覧画面D5の一例を示す。第2の機能一覧画面D5は、ユーザAが多機能機10を操作している場合に表示される画面例である。ボタン画像B31〜B35の各々の内容は、図8のボタン画像B11〜B15の各々の内容と同様であるため、説明を省略する。ボタン画像B31およびB32は、機能制限情報によって実行が制限されている機能を示す画像である。従って、ボタン画像B31およびB32は、選択を受け付けることができない態様(すなわち、バツ印が表示されるとともに、グレーアウトされた態様)で表示されている。
S590においてCPU22は、ユーザによる使用機能の選択入力を受け付ける。例えば、第2の機能一覧画面D5に表示されている何れかのボタン画像へのタップ入力が行われることに応じて、使用機能の選択入力を受け付けてもよい。
S595においてCPU22は、選択された機能が、実行が制限されている機能であるか否かを判断する。当該判断は、選択を受け付けることができない態様で表示されているボタン画像に対してタップ入力が行われたか否かを判断することで、行われてもよい。肯定判断される場合(S595:YES)にはS590へ戻り、否定判断される場合(S595:NO)にはS600へ進む。S600においてCPU22は、S590で選択された使用機能を用いて、各種の処理を実行する。
S610においてCPU22は、S600での処理の実行期間中に、仲介サーバ60や第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120において、各種の設定が変更されたか否かを判断する。当該判断は、サービス変更情報がメモリ24に記憶されているか否かを確認することによって行われてもよい。サービス変更情報の内容については、S955において後述する。否定判断される場合(S610:NO)にはS540へ戻り、肯定判断される場合(S610:YES)にはS620へ進む。S620においてCPU22は、サービス変更情報をメモリ24から読み出す。そしてS530へ戻る。S530以降においては、読み出したサービス変更情報に基づいて、処理が再実行される。
一方、図2のS535において、多機能機が利用可能なサービスに機能制限サービスが含まれていないと判断される場合(S535:NO)には、S536へ進む。S535で否定判断される場合の一例としては、ユーザが多機能機10aを操作している場合が挙げられる。図15の管理テーブルTB1の領域R21に示すように、多機能機10aが利用可能なサービスは、データ提供サービスである第3サービスのみであるためである。
S536においてCPU22は、「制限なし」を示すロックフラグを、メモリ24の不揮発性記憶領域に記憶する。そして、図4のS740へ進む。S740においてCPU22は、第1のサービス一覧画面を表示部14に表示させる。第1のサービス一覧画面は、使用可能サービスを示す画像を表示するとともに、使用する対象の使用対象サービスの選択を受け付けるための画面である。また第1のサービス一覧画面は、後述する機能選択ボタン画像が表示される画面である。すなわち、多機能機10が備えている各種の機能が使用できるように、アンロック状態とされている画面である。
図12に、第1のサービス一覧画面D6の一例を示す。第1のサービス一覧画面D6は、ボタン画像B41および機能選択ボタン画像B42を備えている。ボタン画像B41は、第3サービスサーバ120が提供する第3サービスを使用対象として選択するための画像である。機能選択ボタン画像B42は、多機能機10が備える各種の機能を選択するための第1の機能一覧画面(図8参照)への画面遷移指示の入力を受け付けるための画像である。
S742においてCPU22は、ユーザによる指示入力を受け付ける。S745においてCPU22は、指示入力の内容を判断する。第1の機能一覧画面への遷移指示が入力された場合(S745:第1の機能一覧画面の表示)には、図2のS531へ進む。
一方、S745において、使用対象サービスを選択する操作が入力された場合(S745:使用対象サービス選択)には、S750へ進む。本実施形態の説明例では、第1のサービス一覧画面D6(図12)のボタン画像B41がタップされることによって、第3サービスが使用対象サービスとして選択された場合の動作を、以下に説明する。
S750においてCPU22は、ユーザ認証画面情報の要求情報を、第3サービスサーバ120へ送信する。S755においてCPU22は、ユーザ認証画面情報を第3サービスサーバ120から受信する。S757においてCPU22は、ユーザ認証画面情報に基づいて、第3サービスサーバ120の認証を得るためのユーザ認証画面を表示部14に表示させる。ユーザ認証画面の一例は、図10のユーザ認証画面D4を用いて説明済みであるため、ここでは説明を省略する。
S760においてCPU22は、ユーザによるユーザIDおよびパスワードの入力を受け付ける。S770においてCPU22は、入力されたユーザIDおよびパスワードを、第3サービスサーバ120へ送信する。S772において第3サービスサーバ120は、ユーザ認証を実行する。ユーザ認証の内容は、S571において説明済みであるため、ここでは説明を省略する。
S775において第3サービスサーバ120は、多機能機10を操作するユーザのアクセス制限情報を、多機能機10へ送信する。アクセス制限情報は、第3サービスが提供する第1〜第3データベースのうち、多機能機10を操作するユーザのアクセスが制限されているデータベースを示す情報である。例えば、ユーザAが多機能機10を操作している場合には、図17に示すデータ提供テーブルTB13の領域R31に示すように、第3データベースへのアクセスが制限されていることを示すアクセス制限情報が、S775において送信されてくる。
S780においてCPU22は、データベース選択画面を表示部14に表示させる。データベース選択画面は、第3サービスが提供する第1〜第3データベースのうち、アクセス制限情報によってアクセスが制限されていないデータベースを、選択を受け付けることが可能な態様で表示する画面である。また、アクセス制限情報によってアクセスが制限されているデータベースを、選択を受け付けることができない態様で表示する画面である。そして、アクセスが制限されていない1つ以上のデータベースのうちの何れかのデータベースの選択を受け付けるための画面である。
図13に、データベース選択画面D7の一例を示す。データベース選択画面D7は、ユーザAが多機能機10を操作している場合に表示される画面例である。ボタン画像B51およびB52の各々は、第1および第2データベースの各々にアクセスする指示の入力を受け付けるための画像である。またボタン画像B53は、アクセス制限情報によってアクセスが制限されているデータベースを示す画像である。従って、ボタン画像B53は、選択を受け付けることができない態様(すなわち、バツ印が表示されるとともに、グレーアウトされた態様)で表示されている。
S790においてCPU22は、ユーザによる選択データベースの選択入力を受け付ける。例えば、データベース選択画面D7に表示されている何れかのボタン画像へのタップ入力が行われることに応じて、選択データベースの選択入力を受け付けてもよい。S792においてCPU22は、選択データベース識別情報を第3サービスサーバ120へ送信する。
S794において、第3サービスサーバ120は、選択データベースに記憶されているデータに基づいて、印刷データを生成する。例えば、選択データベースが新聞のデータベースである場合には、紙面を印刷するための印刷データを生成する。S796において、第3サービスサーバ120は、生成した印刷データを多機能機10へ送信する。S800においてCPU22は、受信した印刷データを用いて、印刷実行部18に印刷処理を実行させる。
S810およびS820の処理内容は、前述したS610およびS620の処理内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
また、図2のS517において、中断指示の入力が受け付けられたと判断された場合(S517:YES)には、図5のS850へ進む。S850においてCPU22は、今回S400で電源が投入される前に表示部14に表示されていた画面が、多機能機10が備える各種の機能の利用に制限がかけられていることを示す画面であったか否かを判断する。当該判断は、メモリ24の不揮発性記憶領域に記憶されているロックフラグが、「制限あり」であるか「制限なし」であるかを確認することによって行われてもよい。S850において否定判断される場合には(S850:NO)、図2のS531へ進む。一方、S850において否定判断される場合には(S850:YES)、S855へ進む。
S855においてCPU22は、管理者画面を表示部14に表示させる。管理者画面は、多機能機10の管理者を識別する管理者パスワードの入力を受け付けるための画面である。図14に、管理者画面D8の一例を示す。パスワード入力領域B61は、多機能機10に予め登録してある管理者パスワードの入力を受け付ける領域である。ボタン画像B62は、入力操作の完了指示の入力を受け付けるための画像である。
S860においてCPU22は、多機能機10の管理者による、管理者パスワードの入力を受け付ける。S865においてCPU22は、管理者の認証が成功したか否かを判断する。否定判断される場合(S865:NO)にはS855へ戻り、肯定判断される場合(S865:YES)には、図2のS531へ進む。
<通信システム2の動作(サーバ管理者の操作時)>
図6のシーケンス図を用いて、サーバ管理者が、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120や仲介サーバ60を操作する場合における、通信システム2の動作について説明する。例として、第1サービスサーバ100の管理者が第1サービスサーバ100を操作する場合、および、仲介サーバ60の管理者が仲介サーバ60を操作する場合を説明する。
S910において、第1サービスサーバ100のCPU103は、第1サービスサーバ100の管理者による設定変更の入力を受け付ける。設定変更の一例としては、第1サービスの種類を、機能制限サービス以外のサービス(例:データ提供サービス)へ変更することが挙げられる。また、機能制限テーブルTB11(図16参照)の記憶内容を変更することが挙げられる。S915においてCPU103は、S910で行われた設定変更の内容を示す設定変更情報を、仲介サーバ60へ送信する。
S917において、仲介サーバ60のCPU72は、サービス設定情報の内容(S520の説明を参照)を設定変更情報に基づいて変更することで、サービス変更情報を生成する。S920においてCPU72は、生成したサービス変更情報を、HTTPリクエスト情報として多機能機10に送信する。サービス変更情報は、仲介サーバ60と多機能機10との間で確立しているXMPPコネクション(S510参照)を用いて、多機能機10へ送信される。
また、S930において、仲介サーバ60のCPU72は、仲介サーバ60の管理者による設定変更の入力を受け付ける。設定変更の一例としては、管理テーブルTB1(図15参照)の記憶内容を変更することが挙げられる。S932においてCPU72は、サービス設定情報の内容をS930で入力された設定変更の内容に基づいて変更することで、サービス変更情報を生成する。S935においてCPU72は、生成したサービス変更情報を、HTTPリクエスト情報として多機能機10に送信する。サービス変更情報は、仲介サーバ60と多機能機10との間で確立しているXMPPコネクションを用いて、多機能機10へ送信される。
S910〜S920の処理と、S930〜S935の処理は、異なるタイミングで個別に行われてもよい。そのため、図6では、S930〜S935の処理を括弧内に記載している。
S950において、多機能機10のCPU22は、印刷処理などの各種の処理を多機能機10で実行中であるか否かを判断する。肯定判断される場合(S950:YES)には、S955へ進む。S955においてCPU22は、S920またはS935で受信したサービス変更情報を、メモリ24に一時的に記憶させる。そしてシーケンスを終了する。
一方、S950において否定判断される場合(S950:NO)には、S960へ進む。S960においてCPU22は、待機画面(図7参照)を表示部14に表示させる。そして、図2のS530へ戻る。S530以降においては、S920またはS935で受信したサービス変更情報に基づいて、処理が再実行される。
<通信システム2の具体構成例>
通信システム2の具体構成例を説明する。多機能機は、コンビニエンスストアや空港などの公共の場所や、社内などの閉鎖的な場所に設置することができる。多機能機は、多機能機を設置する専門業者によって設置されてもよいし、コンビニエンスストアや会社によって設置されてもよい。多機能機を設置する者は、多機能機を不特定多数のユーザに使用させることで収益を上げてもよい。そして、多機能機の設置者は、設置した多機能機で使用可能なサービスを第1〜第3サービスのうちから決定し、決定した内容を仲介サーバ60の管理テーブルTB1に登録する。仲介サーバ60は、多機能機のベンダが運営してもよいし、多機能機の設置業者が運営してもよい。
ユーザは、事前準備として、第1〜第3サービスのうち使用したいサービスについて、ユーザIDやパスワードの登録を行い、ユーザアカウントを作成しておく。第1〜第3サービスは、多機能機を設置する専門業者が運営してもよいし、第三者が運営してもよい。そして、ユーザは、外出先や社内で印刷等を実行する必要が生じたときには、何れかの場所に設置されている多機能機を探索する。そして、見つけ出した多機能機が、自分が登録しているサービスを使用可能な多機能機である場合には、登録しているサービスのアカウント情報を多機能機に入力してサービスにログインする。これによりユーザは、外出先や社内で、多機能機を使用することが可能になる。
<効果>
S520において、使用可能サービスを示すサービス設定情報が、仲介サーバ60から多機能機10へ送信される。例えば、ユーザが多機能機10aを使用する場合には、管理テーブルTB1(図15参照)の領域R21に示すように、使用可能サービスは、データ提供サービスである第3サービスのみである。したがって、使用可能サービスに機能制限サービスが含まれていないため(S535:NO)、第1のサービス一覧画面D6(図12参照)を表示部14に表示することができる(S740)。第1のサービス一覧画面D6では、多機能機10aが備える各種の機能を選択する画面へ遷移するための機能選択ボタン画像B42が表示されている。したがって多機能機10aは、多機能機10aが備えている各種の機能が使用可能なアンロック状態である。一方、ユーザが多機能機10を使用する場合には、管理テーブルTB1(図15参照)の領域R22に示すように、使用可能サービスは、第1および第3サービスである。したがって、使用可能サービスに機能制限サービスである第1サービスが含まれているため(S535:YES)、第2のサービス一覧画面D3(図9参照)を表示部14に表示することができる(S540)。第2のサービス一覧画面D3では、多機能機10が備える各種の機能を選択する画面へ遷移するための機能選択ボタン画像が表示されない。したがって多機能機10は、多機能機10が備えている各種の機能が使用できないロック状態である。以上より、使用可能サービスに機能制限サービスが含まれているか否かによって、多機能機が備える各種の機能の使用を制限するロック状態と、制限しないアンロック状態と、の間で多機能機の状態を制御することができる。多機能機が備える各種の機能の使用を、適切に制限することが可能となる。
第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120において設定変更が行われた場合に(S910)、設定変更の内容を示す情報を、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120側から直接に多機能機10に送信することはできない。第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120側から情報を送信する場合には、HTTPリクエスト情報を多機能機10へ送信することになるが、多機能機10の外部から送信されてくるHTTPリクエスト情報は、ルータ7〜9のファイアウォール等によって遮断されるためである。本明細書に開示されている技術では、XMPPセッション確立要求情報が多機能機10から仲介サーバ60へ送信されると(S508)、XMPPコネクションが多機能機10と仲介サーバ60の間で確立される(S510)。そして、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120や仲介サーバ60において設定変更が行われた場合には(S910)、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120から送信される設定変更の内容を示すサービス変更情報を、仲介サーバ60を介して多機能機10へ送信することができる(S920)。これにより、多機能機10と仲介サーバ60との間のXMPPコネクションを用いてサービス変更情報を送信することができるため、HTTPリクエスト情報であるサービス変更情報を、ファイアウォールを超えて多機能機10へ送信することができる。したがって、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120側から多機能機10を制御することが可能となる。よって、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120において設定変更が行われた場合に、変更内容を即座に多機能機10に伝えることが可能となる。
本明細書に開示されている技術では、サービス変更情報を仲介サーバ60から受信することに応じて(S920、S935)、受信したサービス変更情報に基づいて、第1のサービス一覧画面D6(図12参照)や第2のサービス一覧画面D3(図9参照)を再表示することができる(S740、S540)。これにより、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120や仲介サーバ60において設定変更が行われたことを、多機能機10の表示部14を介してユーザに報知することが可能となる。
例えば仲介サーバ60が、管理テーブルTB1(図15参照)に各ユーザの情報を記憶させる場合には、ユーザが仲介サーバ60にアクセスするためには、ユーザ認証が必要となる。すると、仲介サーバ60でのユーザ認証と、使用対象サービスを提供するサービスサーバと、の両方で、重複してユーザ認証が必要となってしまう場合がある。本明細書に開示されている技術では、仲介サーバ60は、管理テーブルTB1に、多機能機が使用可能なサービスを記憶させるとともに、各ユーザに関する情報を記憶させない形態を採用している。これにより、使用対象サービスを提供するサービスサーバでのみユーザ認証が要求されるように(S557〜S571)、通信システム2を構築することができる。したがって、ユーザ認証の頻度を低減させることができるため、ユーザの利便性を高めることができる。また、仲介サーバ60でのユーザ情報の管理負担や認証処理の負担を軽減することができる。
本明細書に開示されている技術では、第2の機能一覧画面D5(図11参照)を表示部14に表示することができる(S580)。第2の機能一覧画面D5では、機能制限情報によって実行が制限されていない機能を示す画像を、選択を受け付けることが可能な態様で表示することができる。また、機能制限情報によって実行が制限されている機能を示す画像を、選択を受け付けることができない態様で表示することができる。これにより、複数の機能の各々についての実行制限の有無を、視覚的にユーザに認識させることができる。
サービス設定情報を仲介サーバ60から受信する場合(S520)に、ネットワークの不調等によって受信できない場合や、通信の混雑等によって受信に長時間かかる場合がある。本明細書に開示されている技術では、このような場合に、サービス設定情報の受信を中断することができる(S517)。そして、多機能機の管理者による管理者パスワードの入力を受け付けることに応じて(S865:YES)、使用対象サービスの選択を受け付けることが可能となる(S545)。これにより、多機能機を通信システム2から切り離して使用することができるため、サービス設定情報を受信することが困難な場合においても、多機能機を用いた各種の処理を実行することが可能になる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例が含まれる。
<第1変形例>
図18を用いて、第1変形例を説明する。S400において多機能機10の電源が投入されると、S410へ進む。S410においてCPU22は、ロックフラグが記憶されているか否かを判断する。否定判断される場合(S410:NO)には図2のS505へ進み、肯定判断される場合(S410:YES)にはS420へ進む。
S420においてCPU22は、今回S400で電源が投入される前に表示部14に表示されていた画面が、多機能機10が備える各種の機能の利用に制限がかけられていることを示す画面であったか否かを判断する。当該判断は、メモリ24の不揮発性記憶領域に記憶されているロックフラグが、「制限あり」であるか「制限なし」であるかを確認することによって行われてもよい。肯定判断される場合(S420:YES)には、S430へ進む。S430においてCPU22は、第2のサービス一覧画面(図9参照)を表示部14に表示させる。そして、図2のS508へ進む。
一方、S420において否定判断される場合(S420:NO)には、S440へ進む。S440においてCPU22は、第1のサービス一覧画面(図12参照)を表示部14に表示させる。そして、図2のS508へ進む。
S508において、XMPPセッション確立要求情報が多機能機10から仲介サーバ60へ送信されると、XMPPコネクションが多機能機10と仲介サーバ60の間で確立され(S510)、サービス設定情報が仲介サーバ60から送信されてくる(S520)。そして、S520でサービス設定情報を受信することに応じて、受信したサービス設定情報に基づいて、第1の機能一覧画面(S531、図8)、第1のサービス一覧画面(S740、図12)、第2のサービス一覧画面(S540、図9)、の何れかを表示部14に表示する。このとき、S430やS440で表示された画面に代えて、新たな画面が表示される。
これにより、S400において電源を投入した直後において、待機画面(図7参照)に代えて、電源が投入される前に表示部14に表示されていた画面を表示部14に表示させることができる(S430、S440)。待機画面が切り替わるまでユーザを待たせることがないため、利便性を高めることができる。
また、S430やS440において暫定的に表示させていた画像を、最新のサービス設定情報を取得することに応じて(S520)、当該最新のサービス設定情報に基づく画像に切り替えることが可能となる(S531、S740、S540)。これにより、暫定的に表示させていた画像の内容を、最新の画像にアップデートすることができる。
<第2変形例>
第2変形例は、機能制限サービスが、前述の第2の態様である場合である。この場合、S520で送信されるサービス設定情報には、管理テーブルTB2(図19参照)の記憶内容が含まれている。S540でCPU22は、第2のサービス一覧画面を表示部14に表示させる。図20に、第2のサービス一覧画面D3bの一例を示す。第2のサービス一覧画面D3bは、多機能機10が、第2および第3サービスについて使用可能に設定されている場合の画面例である。ボタン画像B22bおよびB23bの各々は、第2サービスおよび第3サービスの各々を使用対象サービスとして選択する指示の入力を受け付けるための画像である。機能選択ボタン画像B42bは、第3の機能一覧画面(図21参照)への画面遷移指示の入力を受け付けるための画像である。第3の機能一覧画面は、サービスを使用する前の期間(すなわち、サービスにログインする前の期間)において多機能機10で使用可能な機能のうち、何れかの機能の選択を受け付けるための機能である。
機能選択ボタン画像B42bへのタップ入力が検出されると、第3の機能一覧画面への遷移指示が入力されたと判断される。よってCPU22は、第3の機能一覧画面を表示部14に表示させる。図21に、第3の機能一覧画面D2bの一例を示す。第3の機能一覧画面D2bでは、使用対象サービスとして選択されている第2および第3サービスにおいて、管理テーブルTB2で共通に使用可能とされている機能(図19、領域R41参照)を示す画像が表示される。すなわち、第3の機能一覧画面D2bでは、スキャン_to_FTP機能、スキャン_to_Email機能、の各々の実行指示の入力を受け付けるための、ボタン画像B14bおよびB15bが表示される。これにより、ユーザは、サービスにログインする前において、多機能機10の機能を使用することが可能となる。
<その他の変形例>
第1のサービス一覧画面D6(図12)とデータベース選択画面D7(図13)の表示順番は、どちらが先であってもよい。例えば、S740において、データベース選択画面D7が表示されてもよい。データベース選択画面D7には、第1のサービス一覧画面D6への画面遷移指示の入力を受け付けるためのボタン画像が含まれていてもよい。そして、当該ボタン画像がタップされることに応じて、第1のサービス一覧画面D6が表示されてもよい。第1のサービス一覧画面D6とデータベース選択画面D7の表示順番は、仲介サーバ60に予め記憶されていてもよい。そして、表示順番を指示情報がS520において多機能機10へ送信され、当該指示情報に基づいた順番で画面が表示されるとしてもよい。また、第1のサービス一覧画面D6とデータベース選択画面D7の表示内容をすべて含んだ1つの画面を表示することで、画面の切り替えを省略してもよい。
第2の機能一覧画面(S580、図11)において、実行が制限されている機能を示す画像を、選択を受け付けることができない態様で表示する方法は、様々であってよい。例えば、実行が制限されている機能を示す画像を表示部14に表示させない方法を用いてもよい。
仲介サーバ60から多機能機10へHTTPリクエスト情報を送信する方法は、XMPPコネクションを用いた方法に限られない。ファイアウォールを越えることができる方法であれば、何れの方法を用いてもよい。
管理テーブルTB1(図15参照)は、多機能機ごとに使用可能なサービスを記憶する形態に限られず、複数の多機能機を含んだグループごとに使用可能なサービスを記憶してもよい。これにより、管理テーブルTB1の内容を変更するだけで、グループ内の全ての多機能機の設定を一括で変更することが可能となる。
第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120の各々が、第1〜第3サービスの各々を提供する形態を説明したが、この形態に限られない。1つのサーバが複数のサービスを提供してもよい。
S794およびS796において、第3サービスサーバ120から提供されるデータは、印刷データに限られない。画像データ、動画データなど、各種のデータ形式であってもよい。
仲介サーバ60と通信可能に接続される多機能機は、多機能機10〜10bに限られず、4台以上存在してもよい。インターネット6に接続されるサービスサーバは、第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120に限られず、4台以上存在してもよい。通信システム2に含まれる機器として、多機能機10〜10bを例に挙げたが、これに限らない。指示データなどに基づいて、所定の画像を刺繍、キルティングするミシンでもよい。画像データに基づいた作品、製品を形成するために、飾り縫い、縫製などをおこなうミシンでもよい。指示データなどに基づいて、吹き付け、削りだしなどで、3D画像を生成する3Dプリンタでもよい。
仲介サーバ60等での設定変更を多機能機に反映する処理(S950〜S960、S610、S620、S810、S820)は省略してもよい。この場合、S920またはS935から、図2のS530へ進めばよい。多機能機の管理者による認証処理(S850〜S865)は省略してもよい。ロックフラグを使用する処理(S532、S536、S538、S850など)は省略してもよい。以上より、一般的に言うと、多機能機10は、「識別情報送信手段」と、「第1の設定情報受信手段」と、「第1の選択受付手段」と、「第2の選択受付手段」と、を少なくとも備えていれば良い。具体例としては、多機能機10は、S508、S520、S740、S540を少なくとも実行すればよい。
第1サービスサーバ100〜第3サービスサーバ120は、サーバ装置の一例である。仲介サーバ60は、中継装置の一例である。多機能機10〜10bは、画像処理装置の一例である。ネットワークインターフェース16は、通信インターフェースの一例である。印刷実行部18、スキャン実行部19は、処理部の一例である。多機能機IDは、画像処理装置識別情報の一例である。S508を実行するCPUは、識別情報送信手段の一例である。S520を実行するCPUは、第1の設定情報受信手段の一例である。第2変形例のS540を実行するCPUは、表示手段の一例である。実施形態のS540を実行するCPUは、第1表示手段の一例である。S740を実行するCPUは、第2表示手段の一例である。S742を実行するCPUは、第2の選択受付手段の一例である。S545を実行するCPUは、第1の選択受付手段の一例である。XMPP over BOSHは、第1のプロトコルの一例である。S508を実行するCPUは、確立要求情報送信手段の一例である。S920、S935を実行するCPUは、第2の設定情報受信手段の一例である。ロックフラグは、第1の情報の一例である。メモリ24は、記憶部の一例である。S532、S536、S538を実行するCPUは、記憶制御手段の一例である。S430、S440を実行するCPUは、表示制御手段の一例である。S505を実行するCPUは、中断指示受付手段の一例である。管理者パスワードは、管理者識別情報の一例である。S855を実行するCPUは、管理者識別情報受付手段の一例である。S531を実行するCPUは、第3の選択受付手段の一例である。S796を実行するCPUは、データ受信手段の一例である。
6:インターネット、10〜10b:多機能機、14:表示部、22および72および103:CPU、60:仲介サーバ、100〜120:第1〜第3サービスサーバ

Claims (16)

  1. サーバ装置および中継装置と通信可能な通信インターフェースと、表示部と、複数の機能を実行可能な処理部と、を備える画像処理装置であって、
    前記画像処理装置を識別する画像処理装置識別情報を、前記通信インターフェースを介して前記中継装置へ送信する識別情報送信手段と、
    前記識別情報送信手段で送信した前記画像処理装置識別情報で識別される画像処理装置が、前記サーバ装置が提供する複数種類のサービスのうちの何れのサービスを使用可能に設定されているかを示す設定情報を、前記通信インターフェースを介して前記中継装置から受信する第1の設定情報受信手段と、
    前記設定情報によって示されている使用可能サービスを示す画像を前記表示部に選択可能に表示するとともに、前記処理部によって実行可能な前記複数の機能を示す画像を前記表示部に選択可能に表示することが可能であり、前記設定情報に基づいて前記複数の機能の選択を制限する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記表示手段は、前記設定情報に基づいて前記複数の機能の選択を制限する画像を前記表示部に表示しない、又は、前記表示部に表示するが選択を受け付けない画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記サーバ装置が提供する複数種類のサービスは、前記画像処理装置の前記処理部で実行される前記複数の機能の少なくとも一部の機能の実行を制限する機能制限サービスを含んでおり、
    前記設定情報によって示される前記1つ以上の使用可能サービスに、前記機能制限サービスが含まれている場合には、前記使用可能サービスを示す画像を前記表示部に選択可能に表示するとともに、前記処理部によって実行可能な前記複数の機能を示す画像を前記表示部に選択可能に表示することが可能であり、前記設定情報に基づいて前記複数の機能の選択を制限する第1表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記設定情報によって示されている1つ以上の使用可能サービスに、前記機能制限サービスが含まれていない場合には、前記機能制限サービスを含んでいないサービスを示す画像を前記表示部に表示するとともに、前記処理部によって実行可能な前記複数の機能を示す画像を前記表示部に表示する第2表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1表示手段は、前記機能制限サービスを示す画像を前記表示部に表示し、
    前記第2表示手段は、前記機能制限サービスを含んでいないサービスを示す画像を前記表示部に表示するとともに、前記処理部によって実行可能な前記複数の機能を示す画像を選択を受け付けることが可能な態様で表示し、
    前記画像処理装置は、
    使用する対象の使用対象サービスの選択を受け付ける第1の選択受付手段と、
    前記機能制限サービスを含んでいないサービス、又は、前記複数の機能の各々の選択を受け付ける第2の選択受付手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 直近に受信した前記設定情報によって示されている1つ以上の使用可能サービスに前記機能制限サービスが含まれているか否かを示す第1の情報を、前記画像処理装置が備える記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記画像処理装置の電源が投入されることに応じて、前記記憶部に記憶されている前記第1の情報に基づいて前記使用可能サービスに前記機能制限サービスが含まれているか否かを判断し、否定判断される場合には、前記処理部が実行可能な前記複数の機能の各々を示す画像を、選択を受け付けることが可能な態様で前記表示部に表示し、肯定判断される場合には、前記使用可能サービスを示す画像を前記表示部に表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の設定情報受信手段は、前記表示制御手段が各種の画像を前記表示部に表示させた後に、前記設定情報を前記中継装置から受信し、
    前記第2の選択受付手段は、前記設定情報によって示されている1つ以上の使用可能サービスに、前記機能制限サービスが含まれていない場合には、前記表示制御手段が前記表示部に表示させた前記各種の画像に代えて、前記処理部が実行可能な前記複数の機能の各々を示す画像を選択を受け付けることが可能な態様で前記表示部に表示し、
    前記第1の選択受付手段は、前記設定情報によって示されている1つ以上の使用可能サービスに、前記機能制限サービスが含まれている場合には、前記表示制御手段が前記表示部に表示させた前記各種の画像に代えて、前記設定情報によって示されている前記使用可能サービスを示す画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. セッション確立型である第1のプロトコルに従った、前記中継装置から前記画像処理装置へ各種のリクエスト情報を送信するプッシュ送信を可能とするためのセッションを前記中継装置と前記画像処理装置との間で確立することを要求する確立要求情報を、前記通信インターフェースを介して前記中継装置へ送信する確立要求情報送信手段と、
    前記中継装置から前記画像処理装置あてにリクエスト情報として送信された前記設定情報を、前記中継装置と前記画像処理装置との間で確立した前記セッションを用いて受信する第2の設定情報受信手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の設定情報受信手段によって前記設定情報を前記中継装置から受信する処理を中断する中断指示の入力を受け付けるための画像を前記表示部に表示する中断指示受付手段と、
    前記中断指示受付手段によって前記中断指示の入力が受け付けられることに応じて、前記画像処理装置の管理者を識別する管理者識別情報の入力を受け付けるための画像を前記表示部に表示する管理者識別情報受付手段と、
    前記管理者識別情報受付手段によって前記管理者識別情報の入力が受け付けられることに応じて、前記処理部が実行可能な前記複数の機能の各々を示す画像を前記表示部に表示し、前記複数の機能の各々のうちの何れかの選択を受け付ける第3の選択受付手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記識別情報送信手段は、前記画像処理装置の電源が投入されることに応じて、前記画像処理装置識別情報を前記中継装置へ送信することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記設定情報は、複数の画像処理装置の各々について設定される情報であり、前記中継装置に予め記憶される情報であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記処理部は、印刷機能、FAX機能、スキャン機能、コピー機能のうちの少なくとも1つの機能を実行可能であることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記第2の選択受付手段は、前記設定情報によって示されている1以上の使用可能サービスに、各種のデータを提供するデータ提供サービスが含まれている場合には、前記データ提供サービスを示す画像を前記表示部に表示して前記データ提供サービスの選択を受け付け、
    前記第2の選択受付手段で前記データ提供サービスの選択が受け付けられることに応じて、前記データ提供サービスから各種のデータを受信するデータ受信手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  14. 前記サーバ装置は複数存在し、
    前記通信インターフェースは、複数の前記サーバ装置の各々と通信可能であることを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の画像処理装置。
  15. サーバ装置、中継装置および画像処理装置を備える通信システムであって、
    前記画像処理装置は、前記画像処理装置を識別する画像処理装置識別情報を、前記画像処理装置が備える通信インターフェースを介して前記中継装置へ送信する識別情報送信手段を備え、
    前記中継装置は、前記識別情報送信手段で送信した前記画像処理装置識別情報で識別される画像処理装置が、前記サーバ装置が提供する複数種類のサービスのうちの何れのサービスを使用可能に設定されているかを示す設定情報を、前記画像処理装置へ送信する第1の設定情報送信手段を備え、
    前記画像処理装置は、前記設定情報によって示されている使用可能サービスを示す画像を前記画像処理装置が備える表示部に選択可能に表示するとともに、前記画像処理装置が備える処理部によって実行可能な複数の機能を示す画像を前記表示部に選択可能に表示することが可能であり、前記設定情報に基づいて前記複数の機能の選択を制限する表示手段をさらに備えることを特徴とする通信システム。
  16. サーバ装置および複数の画像処理装置と通信可能な通信インターフェースを備える中継装置であって、
    前記複数の画像処理装置の各々は、複数の機能を実行する能力を備えた装置であり、
    前記複数の画像処理装置のうちの特定画像処理装置から、前記特定画像処理装置を識別する画像処理装置識別情報を、前記通信インターフェースを介して受信する識別情報受信手段と、
    前記識別情報受信手段で受信した前記画像処理装置識別情報で識別される特定画像処理装置が、前記サーバ装置が提供する複数種類のサービスのうちの何れのサービスを使用可能に設定されているかを判断し、前記特定画像処理装置が使用可能な前記1つ以上の使用可能サービスを示す画像を前記特定画像処理装置が備える表示部に選択可能に表示させるとともに、前記特定画像処理装置が備える処理部によって実行可能な前記複数の機能を示す画像を前記表示部に選択可能に表示させることが可能であり、前記複数の機能の選択を制限するための情報を、前記特定画像処理装置へ送信する第1の送信手段と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
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