JP6035362B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を利用した、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置では、像担持体(感光体ドラム)上に形成された静電潜像にトナーが供給され、該静電潜像が現像されることにより、像担持体上にトナー像が形成される。トナー像がシートに転写され、所定の定着処置が施されると、シート上に画像が形成される。
特許文献1には、感光体ドラム上に残留したトナーを清掃するために、クリーニングブレードが感光体ドラムに当接している。また、クリーニングブレードの先端に挟まった異物によって感光体ドラムの表面に傷(筋状の偏摩耗)がつくことを防止するために、感光体ドラムが軸方向に往復移動される技術が開示されている。
特開2012−133268号公報
特許文献1に記載された技術では、感光体ドラムの軸方向の一端に配置された一対のカムによって、感光体ドラムが往復移動される。一対のカムには、それぞれ、周方向に沿って2つの山および谷が形成されている。互いのカムの山同士および谷同士が順次当接することで、感光体ドラムが1回転する間に、2回の周期で感光体ドラムが往復運動する。
このような構成の場合、感光体ドラム上にトナー画像が形成され、当該トナー画像がシートに転写されるまでの間に、感光体ドラムの往復移動が行われる。このため、シート上に形成された画像に画像ずれが顕著に生じるという課題があった。
本発明の目的は、感光体ドラム上に筋状に形成される偏摩耗を抑制するとともに、画像ずれが低減された画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、ハウジングと、前記ハウジングに第1軸部回りに回転可能に支持され、周面に静電潜像が形成されるとともに、現像剤像を担持する感光体ドラムと、前記感光体ドラムの前記周面に当接し、前記周面を帯電する帯電ローラーと、前記帯電ローラーの表面を清掃するブラシローラーと、前記ハウジングに支持され、前記感光体ドラムの前記周面に当接し、前記周面を清掃する清掃部材と、前記感光体ドラムに前記第1軸部回りの回転駆動力を伝達する駆動伝達部と、所定の周期で前記感光体ドラムを前記第1軸部の軸方向に往復移動させる移動機構と、を有し、前記移動機構は、前記感光体ドラムに固定され、前記感光体ドラムと一体的に前記第1軸部回りに回転する第1回転ギアと、前記軸方向において前記第1回転ギアに対向して配置され、かつ、前記第1回転ギアとは異なる歯数を備え、前記軸方向の位置が規制され、前記第1回転ギアに対して所定の速度差をもって前記第1軸部回りに回転する第2回転ギアと、前記感光体ドラムの前記第1軸部と平行な第2軸部回りに回転可能な一対の回転ギアであって、前記第1回転ギアと係合する第1中間ギアと、前記軸方向において前記第1中間ギアに隣接して配置され、前記第2回転ギアと係合し、かつ、前記第1中間ギアとは異なる歯数を備え、前記第1中間ギアと一体的に回転する第2中間ギアと、を有し、前記帯電ローラーは、前記第1軸部と平行な第3軸部を備え、前記第3軸部回りに回転され、前記ブラシローラーは、前記第1軸部と平行な第4軸部を備え、前記第4軸部回りに回転され、前記移動機構は、第4軸部回りに回転可能な一対の回転ギアであって、前記第1中間ギアと係合し、前記ブラシローラーと一体的に回転する第3回転ギアと、前記軸方向において前記第3回転ギアに隣接して配置され、前記第3回転ギアとは異なる歯数を備え、前記第2中間ギアと係合し、前記軸方向の位置が規制され、前記第3回転ギアに対して所定の速度差をもって回転する第4回転ギアと、を更に有し、前記第1回転ギアは、前記第2回転ギアに対向する側面に配置され、周方向に沿って前記軸方向への突出量が異なる第1カム面を備え、前記第2回転ギアは、前記第1回転ギアに対向する側面に配置され、周方向に沿って前記軸方向への突出量が異なり、前記第1カム面に当接可能な第2カム面を備え、前記第3回転ギアは、前記第4回転ギアに対向する側面に配置され、周方向に沿って前記軸方向への突出量が異なる第3カム面を備え、前記第4回転ギアは、前記第3回転ギアに対向する側面に配置され、周方向に沿って前記軸方向への突出量が異なり、前記第3カム面に当接可能な第4カム面を備え、前記回転駆動力によって前記感光体ドラムが回転されると、前記第1回転ギアから前記第1中間ギアおよび前記第2中間ギアを介して前記第2回転ギアに前記回転駆動力が伝達されることで、前記第2回転ギアが前記第1回転ギアに対して前記速度差をもって回転し、前記第1カム面と前記第2カム面とが当接することで、前記感光体ドラムが前記軸方向に往復移動し、更に、前記第1中間ギアから前記第3回転ギアに前記回転駆動力が伝達されることで、前記ブラシローラーが回転され、前記第2中間ギアから前記第4回転ギアに前記回転駆動力が伝達されることで、前記第4回転ギアが前記第3回転ギアに対して前記速度差をもって回転し、前記第3カム面と前記第4カム面とが当接することで、前記ブラシローラーが前記軸方向に往復移動することを特徴とする。
本構成によれば、第1カム面および第2カム面の当接によって、感光体ドラムが軸方向に往復移動される。この結果、感光体ドラムに対する清掃部材の当接位置が軸方向に移動する。したがって、清掃部材と感光体ドラムの周面との間に挟まった異物や現像剤の凝集物が脱離される。このため、感光体ドラムの周面において、周方向に沿って傷や偏摩耗が生じることが抑止される。また、第1回転ギアから第1中間ギアおよび第2中間ギアを介して、第2回転ギアに回転駆動力が伝達される。この際、第1中間ギアと第2中間ギアとは互いの歯数が異なるとともに、一体的に回転する。したがって、第1中間ギアと第2中間ギアとの歯数の違いによって、第1回転ギアと第2回転ギアの回転数を異ならせることができる。この結果、第1カム面と第2カム面との当接周期が大きく設定され、感光体ドラムの往復移動の周期を長くすることができる。また、本構成によれば、感光体ドラムから伝達される回転駆動力を利用して、ブラシローラーが回転されるとともに、ブラシローラーを軸方向に往復移動させることができる。この際、第1中間ギアと第2中間ギアとの歯数の違いによって、第3回転ギアと第4回転ギアの回転数を異ならせることができる。この結果、第3カム面と第4カム面との当接周期が大きく設定され、ブラシローラーの往復移動の周期を長くすることができる。
上記の構成において、前記第1カム面は、前記第1回転ギアを前記周方向に沿って等分割する位置に複数ずつ配置され、前記第2カム面は、前記第2回転ギアを前記周方向に沿って等分割する位置に、前記第1カム面と同じ数だけ配置されていることが望ましい。
本構成によれば、第1カム面および第2カム面の配置の数によって、感光体ドラムの往復移動回数を調整することができる。
上記の構成において、前記第3軸部は、前記第2軸部と同じ軸線上に配置されていることが望ましい。
本構成によれば、帯電ローラーの軸位置を利用して、第1中間ギアおよび第2中間ギアを回転可能に配置することができる。この結果、感光体ドラムおよびブラシローラーを回転および往復移動させる移動機構がコンパクトに配置される。
上記の構成において、前記1カム面と前記第2カム面との当接によって往復移動する前記感光体ドラムの移動周期と、前記3カム面と前記第4カム面との当接によって往復移動する前記ブラシローラーの移動周期とが異なることが望ましい。
上記の構成において、前記帯電ローラーは、前記感光体ドラムに従動して回転し、前記1カム面と前記第2カム面との当接によって往復移動する前記感光体ドラムの移動周期と、前記3カム面と前記第4カム面との当接によって往復移動する前記ブラシローラーの移動周期とが異なることが望ましい。
本構成によれば、帯電ローラーが感光体ドラムに追従して、軸方向に往復移動した場合であっても、ブラシローラーの往復移動に伴って、ブラシローラーと帯電ローラーとの当接位置を確実に変化させることができる。
本発明によれば、感光体ドラム上に筋状に形成される偏摩耗を抑制するとともに、画像ずれが低減された画像形成装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るドラムユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るドラムユニットの正面図である。 本発明の一実施形態に係るドラムユニットの内部を拡大した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第1回転ギアおよび第2回転ギアの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第1中間ギアおよび第2中間ギアの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第3回転ギアおよび第4回転ギアの斜視図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳述する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す概略断面図である。画像形成装置1は、タンデム型のカラープリンターであって、略直方体形状の本体ハウジング10を含む。なお、画像形成装置は、フルカラーまたはモノクロの複写機や複合機であっても良い。
本体ハウジング10は、シートに対して画像形成処理を行う複数の処理ユニットを内部に収容する。本実施形態では、処理ユニットとして、画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Bk、光走査装置23、中間転写ユニット28及び定着装置30を含む。本体ハウジング10の上面には排紙トレイ11が備えられている。排紙トレイ11に対向して、シート排出口12が開口されている。本体ハウジング10の側壁には、手差し給紙トレイ13が開閉自在に取り付けられている。本体ハウジング10の下部には、画像形成処理が施されるシートを収容する給紙カセット14が、着脱自在に装着されている。
画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Bkは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー像を、コンピューター等の外部機器から伝送された画像情報に基づき形成するもので、水平方向に所定の間隔でタンデムに配置されている。各画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Bkは、周面に静電潜像が形成され、トナー像(現像剤像)を担持する円筒体形状からなる感光体ドラム21、感光体ドラム21の周面を帯電させる帯電器22、前記静電潜像に現像剤を付着させてトナー像を形成する現像装置24、この現像装置24に各色のトナーを供給するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各トナーコンテナ25Y、25C、25M、25Bk、感光体ドラム21上に形成されたトナー像を一次転写させる一次転写ローラー26、及び感光体ドラム21の周面の残留トナーを除去するクリーニング装置27を含む。
光走査装置23は、各色の感光体ドラム21の周面上に静電潜像を形成する。本実施形態の光走査装置23は、各色用に準備された複数の光源と、これら光源から発せられた光線を各色の感光体ドラム21の周面に結像及び走査させる結像光学系とを含む。
中間転写ユニット28は、感光体ドラム21上に形成されたトナー像を一次転写させる。中間転写ユニット28は、各感光体ドラム21の周面に接触しつつ周回する転写ベルト281と、転写ベルト281が架け渡される駆動ローラー282および従動ローラー283とを含む。転写ベルト281は、一次転写ローラー26によって各感光体ドラム21の周面に押し付けられている。各色の感光体ドラム21上のトナー像は転写ベルト281上の同一箇所に重ね合わせて一次転写される。これにより、フルカラーのトナー像が転写ベルト281上に形成される。
駆動ローラー282に対向して、転写ベルト281を挟んで二次転写ニップ部Tを形成する二次転写ローラー29が配置されている。転写ベルト281上のフルカラートナー像は、前記二次転写ニップ部Tにおいてシート上に二次転写される。シート上に転写されずに転写ベルト281の周面に残留したトナーは、従動ローラー283に対向して配置されたベルトクリーニング装置284によって回収される。
定着装置30は、熱源が内蔵された定着ローラー31と、定着ローラー31と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラー32とを含む。定着装置30は、二次転写ニップ部Tにおいてトナー像が転写されたシートを、定着ニップ部Nにおいて加熱及び加圧することで、トナーをシートに溶着させる定着処理を施す。定着処理が施されたシートは、シート排出口12から排紙トレイ11に向けて排出される。
本体ハウジング10の内部には、シートを搬送するためのシート搬送路が設けられている。シート搬送路は、本体ハウジング10の下部付近から上部付近まで、二次転写ニップ部T及び定着装置30を経由して、上下方向に延びるメイン搬送路P1を含む。メイン搬送路P1の下流端は、シート排出口12に接続されている。両面印刷の際にシートを反転搬送する反転搬送路P2が、メイン搬送路P1の最下流端から上流端付近まで延設されている。また、手差しトレイ13からメイン搬送路P1に至る手差しシート用搬送路P3が、給紙カセット14の上方に配置されている。
給紙カセット14は、シートの束を収容するシート収容部を備える。給紙カセット14の右上付近には、シート束の最上層のシートを1枚ずつ繰り出すピックアップローラー151と、そのシートをメイン搬送路P1の上流端に送り出す給紙ローラー対152とが備えられている。手差しトレイ13に載置されたシートも、手差しシート用搬送路P3を通して、メイン搬送路P1の上流端に送り出される。メイン搬送路P1の二次転写ニップ部Tよりも上流側には、所定のタイミングでシートを転写ニップ部に送り出すレジストローラー対153が配置されている。
シートに片面印刷(画像形成)処理が行われる場合、給紙カセット14又は手差しトレイ13からシートがメイン搬送路P1に送り出され、該シートに二次転写ニップ部Tにおいてトナー像の転写処理が、定着装置30において転写されたトナーをシートに定着させる定着処理が、各々施される。その後、該シートは、シート排出口12から排紙トレイ11上に排紙される。一方、シートに両面印刷処理が行われる場合、シートの片面に対して転写処理及び定着処理が施された後、該シートは、シート排出口12から排紙トレイ11上に一部が排紙される。その後、該シートはスイッチバック搬送され、反転搬送路P2を経て、メイン搬送路P1の上流端付近に戻される。しかる後、シートの他面に対して転写処理及び定着処理が施され、該シートは、シート排出口12から排紙トレイ11上に排紙される。
次に、図2A乃至図5を参照して、本実施形態に係る画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Bkの感光体ドラム21周辺の構造について、更に詳述する。図2Aは、本実施形態に係るドラムユニット210の斜視図である。図2Bは、ドラムユニット210の正面図である。図3は、本実施形態に係るドラムユニット210の内部を拡大した斜視図である。以下、画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Bkのうちの一の画像形成ユニット(画像形成ユニット2Y)の構成を説明するが、他のユニットも同様の構造を備えている。
図2Aを参照して、画像形成ユニット2Yは、ドラムユニット210を備える。ドラムユニット210は、左右方向に延びる箱型形状を備えている。ドラムユニット210は、本体ハウジング10に対して着脱可能とされている。ドラムユニット210には、前述の感光体ドラム21、帯電器22およびクリーニング装置27が一体的に支持されている。ドラムユニット210は、ユニットハウジング210H(ハウジング)を備える。ユニットハウジング210Hは、樹脂材料からなり、上記の感光体ドラム21、帯電器22およびクリーニング装置27を支持する筐体である。図2Bを参照して、ドラムユニット210は、正面視で略コの字型形状を備える。ユニットハウジング210Hは、ユニット左壁210H1と、ユニット右壁210H2とを備える。ユニット左壁210H1およびユニット右壁210H2は、それぞれ、ユニットハウジング210Hの左右方向の端部に立設される壁部である。ユニット左壁210H1およびユニット右壁210H2は、感光体ドラム21を回転可能に支持する。
感光体ドラム21は、ドラムスリーブ21Aと、ドラムフランジ21Bと、を備える。一方、本体ハウジング10には、ドラムシャフト21G(第1軸部)(図3)が備えられている。ドラムスリーブ21Aは、円筒形状からなる。ドラムスリーブ21Aの外周面に、静電潜像が形成されるとともに、トナー像が担持される。ドラムフランジ21Bは、略円筒体形状からなる部材であって、ドラムスリーブ21Aの軸方向(左右方向)の両端部に装着される。ドラムシャフト21Gは、本体ハウジング10内において、左右方向に延びるシャフトである。ドラムユニット210が本体ハウジング10に装着されると、ドラムフランジ21Bを介してドラムスリーブ21Aの内部にドラムシャフト21Gが挿入される。この結果、感光体ドラム21の回転軸の位置が決定され、感光体ドラム21がドラムシャフト21G回りに回転可能に支持される。
なお、一対のドラムフランジ21Bのうち、左端側のドラムフランジ21B(駆動伝達部)の円筒内部には、係合部21C(図3)が配置されている。ドラムユニット210が本体ハウジング10に装着されると、本体ハウジング10側に備えられた不図示のカップリングギアが、ドラムフランジ21Bの係合部21Cに係合される。前記カップリングギアは、不図示のモーター(駆動部)に連結されている。この結果、モーターの回転駆動力が、カップリングギアおよび係合部21Cを介して、感光体ドラム21に伝達され、感光体ドラム21が回転される。
ドラムユニット210は、更に、不図示のドラム軸受部を備える。ドラム軸受部は、ユニットハウジング210Hのユニット左壁210H1およびユニット右壁210H2に装着される軸受である。ドラム軸受部に、感光体ドラム21のドラムフランジ21Bが挿入されることで、感光体ドラム21がユニットハウジング210Hに回転可能に支持される。
図3を参照して、前述の帯電器22は、帯電ローラー221と、ブラシローラー222と、帯電ハウジング223と、ローラースプリング224と、を備える。帯電ローラー221は、感光体ドラム21に従動して回転しながら、感光体ドラム21の周面を所定の電位に均一帯電させる。ブラシローラー222は、軸回りに導電性のブラシが放射状に形成されたローラー部材である。ブラシローラー222は、ドラムシャフト21Gと平行なブラシ軸222A(第4軸部)(図3)を備える。ブラシローラー222は、ブラシ軸222A回りに回転され、帯電ローラー221の表面を清掃する。
帯電ハウジング223は、帯電ローラー221およびブラシローラー222の軸方向の両端部に一対備えられる。帯電ハウジング223は、帯電ローラー221およびブラシローラー222の軸間距離を一定に保持しながら、帯電ローラー221およびブラシローラー222を回転可能に支持する。ローラースプリング224は、帯電ハウジング223を押圧することで、帯電ローラー221を感光体ドラム21に向かって付勢するばね部材である。
また、クリーニング装置27は、クリーニングブレード271(清掃部材)(図1、図3)を備える。クリーニングブレード271は、ユニットハウジング210Hに支持され、感光体ドラム21の周面に当接する板状の弾性部材である。クリーニングブレード271は、感光体ドラム21の周面を清掃する。
更に、ドラムユニット210は、移動機構200(図3)を備える。移動機構200は、所定の周期で感光体ドラム21を軸方向(左右方向)に往復移動させる。また、移動機構200は、ブラシローラー222を回転させるとともに、所定の周期でブラシローラー222を軸方向に往復移動させる。移動機構200は、ドラム駆動ギア211(第1回転ギア)と、ドラムスラストギア212(第2回転ギア)と、駆動アイドルギア225(第1中間ギア)と、スラストアイドルギア226(第2中間ギア)と、ブラシ駆動ギア227(第3回転ギア)と、ブラシスラストギア228(第4回転ギア)とを備える。
図4は、本実施形態に係るドラム駆動ギア211およびドラムスラストギア212の斜視図である。図4では、ドラム駆動ギア211およびドラムスラストギア212の互いに対向する側面(ドラム駆動ギア左側面211Sおよびスラストギア右側面212T)が見えるように、それぞれの軸線が交差して示されている。
ドラム駆動ギア211は、感光体ドラム21のドラムフランジ21Bに固定されている回転ギアである。ドラム駆動ギア211の外周部(図4の駆動ギア外周部211H)には、所定の歯数の平歯ギアが形成されている。ドラム駆動ギア211は、感光体ドラム21と一体的にドラムシャフト21G回りに回転する。また、ドラム駆動ギア211は、一対の駆動ギアカム部211J(図4)を備える。
駆動ギアカム部211J(第1カム面)は、ドラムスラストギア212に対向するドラム駆動ギア左側面211Sに形成されたカム部である。駆動ギアカム部211Jは、ドラム駆動ギア211の回転における周方向に沿って、軸方向(ドラムスラストギア212側)への突出量が異なるカム面である。駆動ギアカム部211Jは、駆動ギア左側面211Sの内周側部分を、周方向に2分割するように一対形成されている。駆動ギアカム部211Jは、第1カム山部211Kと、第1カム谷部211Lとを備える。第1カム山部211Kは、駆動ギアカム部211Jのうち、最も突出高さが高い部分である。一方、第1カム谷部211Lは、駆動ギアカム部211Jのうち、最も突出高さが低い部分である。一対の駆動ギアカム部211Jは、周方向における単位角度あたりの軸方向の移動量(突出高さの変化分)が一定になるように、連続的な曲面からなる。
ドラムスラストギア212は、軸方向においてドラム駆動ギア211に対向して配置されている。ドラムスラストギア212は、ドラムフランジ21Bの外周部に外嵌されている回転ギアである。ドラムスラストギア212の外周部(図4のスラストギア外周部212H)には、ドラム駆動ギア211とは異なる歯数の平歯ギアが形成されている。なお、ドラムスラストギア212のスラストギア左側面212S(図3)が、ユニット左壁210H1に嵌め込まれた前記ドラム軸受部に当接することで、ドラムスラストギア212の軸方向の位置(左端側の位置)が予め規制されている。このため、ドラムスラストギア212は、軸方向に位置が移動せず、ドラムシャフト21G回りに回転する。なお、後記のとおり、ドラムスラストギア212は、ドラム駆動ギア211に対して所定の速度差(異なる回転数)をもって回転する。ドラムスラストギア212は、一対のスラストギアカム部212J(図4)を備える。
スラストギアカム部212J(第2カム面)は、ドラム駆動ギア211に対向してスラストギア右側面212Tに形成されたカム部である。スラストギアカム部212Jは、ドラムスラストギア212の回転における周方向に沿って、軸方向(ドラム駆動ギア211側)への突出量が異なるカム面である。スラストギアカム部212Jは、スラストギア右側面212Tの内周側部分を、周方向に2分割するように一対形成されている。スラストギアカム部212Jは、第2カム山部212Kと、第2カム谷部212Lとを備える。第2カム山部212Kは、スラストギアカム部212Jのうち、最も突出高さが高い部分である。一方、第2カム谷部212Lは、スラストギアカム部212Jのうち、最も突出高さが低い部分である。一対のスラストギアカム部212Jも、周方向における単位角度あたりの軸方向の移動量が一定になるように、連続的な曲面からなる。
駆動アイドルギア225(第1中間ギア)およびスラストアイドルギア226(第2中間ギア)は、感光体ドラム21のドラムシャフト21Gと平行な軸回りに回転可能な一対の回転ギアである。本実施形態では、駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226は、帯電ローラー221の回転軸と同じ軸線上に配置されたアイドラ軸部221A(図3)(第2軸部)回りに回転する。なお、前述のように、帯電ローラー221は、感光体ドラム21に従動して回転する。このため、帯電ローラー221は、ドラムシャフト21Gと平行な不図示の回転シャフト(第3軸部)を備える。当該回転シャフトの両端部は、帯電ハウジング223(図3)によって軸支されており、帯電ハウジング223よりも軸方向の外側には延びていない。
図5は、本実施形態に係る駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226の斜視図である。なお、図5では、駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226の互いに対向する側面が見えるように、駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226を傾けて示している。
駆動アイドルギア225は、ドラム駆動ギア211のギア歯と係合している。このため、駆動アイドルギア225の駆動アイドルギア外周部225Hには、所定の歯数の平歯ギアが形成されている。駆動アイドルギア225は、スラストアイドルギア226に対向する側面から突設された一対の駆動アイドルギア突起部225Jを備える。一対の駆動アイドルギア突起部225Jは、アーチ形状を備え、駆動アイドルギア225の回転支点を中心に点対称となるように、配置されている。そして、一対の駆動アイドルギア突起部225Jの間には、一対の係合凹部225Kが形成されている。
スラストアイドルギア226は、軸方向において駆動アイドルギア225に隣接して配置されている。スラストアイドルギア226は、ドラムスラストギア212のギア歯と係合している。このため、スラストアイドルギア226のスラストアイドルギア外周部226Hには、所定の歯数の平歯ギアが形成されている。なお、スラストアイドルギア226は、駆動アイドルギア225とは異なる歯数を備えている。スラストアイドルギア226は、駆動アイドルギア225に対向する側面から突設された一対の係合突部226Jを備える。スラストアイドルギア226の係合突部226Jが、駆動アイドルギア225の係合凹部225Kに嵌め込まれることで、駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226が互いに連結される。この結果、駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226は、アイドラ軸部221A回りに一体的に回転する。
ブラシ駆動ギア227およびブラシスラストギア228は、ブラシローラー222のブラシ軸222A(図3)上に配置された一対の回転ギアである。図6は、本実施形態に係るブラシ駆動ギア227およびブラシスラストギア228の斜視図である。なお、図6では、ブラシ駆動ギア227およびブラシスラストギア228の互いに対向する側面が見えるように、ブラシ駆動ギア227およびブラシスラストギア228を傾けて示している。
ブラシ駆動ギア227は、左側の帯電ハウジング223(図3)を貫通するように延びたブラシ軸222A(図3)に固定されたギアである。ブラシ駆動ギア227は、ブラシローラー222と一体的に回転する。ブラシ駆動ギア227は、ブラシローラー222に回転駆動力を伝達する。ブラシ駆動ギア227は、駆動アイドルギア225に係合されている。このため、ブラシ駆動ギア227のブラシ駆動ギア外周部227H(図6)には、所定の歯数の平歯ギアが形成されている。ブラシ駆動ギア227は、ブラシスラストギア228に対向する側面から突設された円筒突起部227Tを備える。円筒突起部227Tの先端縁には、一対のブラシ駆動ギアカム部227J(第3カム面)が形成されている。
ブラシ駆動ギアカム部227Jは、ブラシ駆動ギア227の回転における周方向に沿って、軸方向(ブラシスラストギア228側)への突出量が異なるカム面である。ブラシ駆動ギアカム部227Jは、円筒突起部227Tの先端部を、周方向に2分割するように一対形成されている。ブラシ駆動ギアカム部227Jは、第3山部227Kと、第3谷部227Lとを備える。第3山部227Kは、ブラシ駆動ギアカム部227Jのうち、最も突出高さが高い部分である。一方、第3谷部227Lは、ブラシ駆動ギアカム部227Jのうち、最も突出高さが低い部分である。一対のブラシ駆動ギアカム部227Jは、周方向における単位角度あたりの軸方向の移動量が一定になるように、連続的な曲面からなる。
ブラシスラストギア228は、軸方向においてブラシ駆動ギア227に隣接して配置されている。ブラシスラストギア228は、スラストアイドルギア226に係合されている。このため、ブラシスラストギア228のブラシスラストギア外周部228H(図6)には、ブラシ駆動ギア227とは異なる歯数の平歯ギアが形成されている。ブラシスラストギア228は、ブラシ駆動ギア227に対して速度差(異なる回転数)をもって回転する。なお、ブラシスラストギア228は、ドラムユニット210のユニット左壁210H1(図2A、図2B)によって、軸方向の位置が規制されている。このため、ブラシスラストギア228は、軸方向に移動せずに、ブラシ軸222A回りに回転する。
ブラシスラストギア228は、ブラシスラストギア228に対向する側面において、円筒状に没するように形成された円筒内周部228Tを備える。円筒内周部228Tの底部には、一対のブラシスラストギアカム部228J(第4カム面)が形成されている。
ブラシスラストギアカム部228Jは、ブラシスラストギア228の回転における周方向に沿って、軸方向(ブラシ駆動ギア227側)への突出量が異なるカム面である。ブラシスラストギアカム部228Jは、円筒内周部228Tの底部を、周方向に2分割するように一対形成されている。ブラシスラストギアカム部228Jは、第4山部228Kと、第4谷部228Lとを備える。なお、図6では、一対の第4山部228Kおよび第4谷部228Lが、一つずつ現れている。
第4山部228Kは、ブラシスラストギアカム部228Jのうち、最も突出高さが高い部分である。一方、第4谷部228Lは、ブラシスラストギアカム部228Jのうち、最も突出高さが低い部分である。一対のブラシスラストギアカム部228Jは、周方向における単位角度あたりの軸方向の移動量が一定になるように、連続的な曲面からなる。
ドラムフランジ21Bの係合部21C(図3)に伝達された回転駆動力によって感光体ドラム21が回転されると、感光体ドラム21と一体回転するドラム駆動ギア211から駆動アイドルギア225に回転駆動力が伝達される。この際、スラストアイドルギア226が、駆動アイドルギア225と一体的に回転する。更に、駆動アイドルギア225から、ブラシ駆動ギア227に回転駆動力が伝達され、ブラシローラー222がブラシ軸222A回りに回転する。ブラシローラー222の回転によって、帯電ローラー221の周面が清掃される。なお、前述のように、帯電ローラー221は、感光体ドラム21の周面との接触に伴って感光体ドラム21に従動して回転する。
一方、スラストアイドルギア226からドラムスラストギア212に回転駆動力が伝達されると、ドラムスラストギア212はドラム駆動ギア211に対して僅かに速度差をもって回転する。また、スラストアイドルギア226からブラシスラストギア228に回転駆動力が伝達されると、ブラシスラストギア228はブラシ駆動ギア227に対して僅かに速度差をもって回転する。
ドラム駆動ギア211およびドラムスラストギア212が僅かな速度差をもって回転されると、駆動ギアカム部211Jおよびスラストギアカム部212Jが所定の周期で噛み合う。前述のように、ドラムスラストギア212の軸方向の位置は予め規制されている。このため、駆動ギアカム部211Jおよびスラストギアカム部212Jの噛み合いにおいて、第1カム山部211K(図4)が第2カム山部212K(図4)に当接する際には、ドラムスラストギア212はドラム駆動ギア211および感光体ドラム21を右側に押圧する。なお、感光体ドラム21は、右端側のドラムフランジ21Bに当接する不図示の押圧ばねによって左方に向かって付勢されている。このため、第1カム谷部211Lが第2カム谷部212Lに当接する際には、前記押圧ばねの付勢力によって、感光体ドラム21が最もドラムスラストギア212側に移動する。このように、ドラムスラストギア212による周期的な押圧力と前記押圧ばねの付勢力とによって、感光体ドラム21が軸方向に周期的に往復移動される。本実施形態では、感光体ドラム21の往復移動のストロークは、0.25mmに設定されている。
感光体ドラム21の往復移動に伴って、感光体ドラム21に対するクリーニングブレード271の当接位置が軸方向に移動する。したがって、クリーニングブレード271と感光体ドラム21の周面との間に挟まった異物や現像剤(トナー)の凝集物が脱離される。このため、感光体ドラム21の周面において、周方向に沿って傷や偏摩耗が生じることが抑止される。
同様に、ブラシ駆動ギア227およびブラシスラストギア228が回転されながら、ブラシ駆動ギアカム部227Jおよびブラシスラストギアカム部228Jが順次噛み合う(当接する)ことで、ブラシ駆動ギア227に一体的に固定されたブラシローラー222が所定の周期で軸方向に往復移動される。なお、ブラシローラー222にも、感光体ドラム21と同様の付勢ばねが備えられている。ブラシローラー222の往復移動に伴って、帯電ローラー221に対するブラシローラー222の当接位置が軸方向に移動する。この結果、ブラシローラー222のブラシ先端が帯電ローラー221に偏って当接することが抑止されるとともに、ブラシローラー222のブラシの先端に挟まった異物や現像剤の凝集物が脱離される。したがって、帯電ローラー221の表面が安定して清掃される。
なお、本実施形態では、一例として、ドラム駆動ギア211の外周部には36歯の平歯ギアが形成され、ドラムスラストギア212の外周部には33歯の平歯ギアが形成されている。また、駆動アイドルギア225の外周部には13歯の平歯ギアが形成され、スラストアイドルギア226の外周部には12歯の平歯ギアが形成されている。更に、ブラシ駆動ギア227の外周部には15歯の平歯ギアが形成され、ブラシスラストギア228の外周部には14歯の平歯ギアが形成されている。本実施形態では、駆動アイドルギア225とスラストアイドルギア226との間のギア歯の数の違いによって、ドラムスラストギア212がドラム駆動ギア211に対して相対的に回転される。また、ドラム駆動ギア211、ドラムスラストギア212、駆動アイドルギア225、スラストアイドルギア226、ブラシ駆動ギア227及びブラシスラストギア228の平歯ギアは歯数の違いに応じて適切にかみ合うように転位ギアになっている。
本実施形態では、A4LEFサイズのシートが印刷される場合、1枚のシートに対する画像を形成するために、感光体ドラム21が約3回転する。そして、感光体ドラム21は、ドラムシャフト21G回りに71.5回転する間に、軸方向に一往復される。また、ブラシローラー222は、ブラシ軸222A回りに45.5回転する間に、軸方向に一往復される。このように、長い周期で感光体ドラム21の往復移動が実現されることによって、印刷動作中に感光体ドラム21が短い周期で軸方向に往復移動される場合と比較して、画像ずれが生じることが防止される。すなわち、15回転中に一往復程度の短い周期で感光体ドラム21が往復移動された場合、連続的に10枚のシートが印刷された際に、1枚目のシートと5枚目のシートとの間で、感光体ドラム21の軸方向の位置が大きく異なるために、画像ずれが顕著になりやすい。本実施形態では、上記のように、長周期の往復移動によって、このような画像欠陥が防止される。また、このようなドラムユニット210の構成が、各色の画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Bkに搭載されることによって、カラー画像における色ずれが抑制される。
また、ブラシローラー222が短い周期で往復移動されると、ブラシローラー222のブラシ先端と帯電ローラー221の表面との摺擦時の異音が問題になりやすい。本実施形態では、ブラシローラー222の往復移動の周期も長く設定されているため、このような問題が抑止される。
なお、上記のように、駆動ギアカム部211Jとスラストギアカム部212Jとの当接によって往復移動する感光体ドラム21の移動周期と、ブラシ駆動ギアカム部227Jとブラシスラストギアカム部228Jとの当接によって往復移動するブラシローラー222の移動周期とは異なることが望ましい。この場合、帯電ローラー221が接触圧によって感光体ドラム21に追従して軸方向に往復移動した場合であっても、帯電ローラー221の軸方向の移動とブラシローラー222の軸方向の移動とがシンクロすることがない。したがって、ブラシローラー222の往復移動に伴って、ブラシローラー222と帯電ローラー221との当接位置を確実に変化させることができる。
以上のように、本実施形態では、駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226の歯数が異なるように設定されるとともに、駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226が一体的に回転する。このように、駆動アイドルギア225とスラストアイドルギア226との歯数の違いによって、ドラム駆動ギア211およびドラムスラストギア212の回転数を異ならせることができる。この結果、駆動ギアカム部211Jとスラストギアカム部212Jとの当接周期が大きく設定され、感光体ドラム21の往復移動の周期を長くすることができる。
なお、本実施形態の駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226とは異なり、軸方向に長いギア歯を備え、ドラム駆動ギア211およびドラムスラストギア212に同時に係合する単一の中間ギア(アイドルギア)を用いることが想定される。このような場合、往復移動の周期を大きくするためには、各ギアの歯のモジュールを小さく設定し、歯数を増やすことが想定される。しかしながら、この場合、各ギアの噛み合いが不安定となり、駆動伝達が精度良く伝達されにくくなる。一方、本実施形態では、このように駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226のモジュールを小さくする必要がないため、各ギア間の駆動伝達が安定して実現される。
また、本実施形態によれば、感光体ドラム21から伝達される回転駆動力を利用して、ブラシローラー222が回転されるとともに、ブラシローラー222を軸方向に往復移動させることができる。そして、駆動アイドルギア225とスラストアイドルギア226との歯数の違いによって、ブラシ駆動ギア227の回転数とブラシスラストギア228の回転数を異ならせることができる。この結果、ブラシ駆動ギアカム部227Jとブラシスラストギアカム部228Jとの当接周期が大きく設定され、ブラシローラー222の往復移動の周期を長くすることができる。
また、本実施形態では、帯電ローラー221の軸位置を利用して、駆動アイドルギア225およびスラストアイドルギア226を回転可能に配置することができる。この結果、帯電ローラー221の回転シャフトとアイドラ軸部221Aとが同じ軸線上に配置されていない場合と比較して、感光体ドラム21およびブラシローラー222を回転および往復移動させる移動機構200がコンパクトに配置される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、以下のような変形実施形態を適用することが可能である。
上記の実施形態では、駆動ギアカム部211Jおよびスラストギアカム部212Jは、それぞれ、回転方向に沿って2つずつ配置される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第1カム山部211Kおよび第1カム谷部211Lは、ドラム駆動ギア211を回転方向に沿って等分割する位置に複数ずつ配置され、第2カム山部212Kおよび第2カム谷部212Lは、ドラムスラストギア212を回転方向に沿って等分割する位置に、第1カム山部211Kおよび第1カム谷部211Lと同じ数だけそれぞれ配置される態様でもよい。この場合、山部および谷部の配置によって、感光体ドラム21の往復移動回数を調整することができる。一方、駆動ギアカム部211Jおよびスラストギアカム部212Jは、それぞれドラム駆動ギア211およびドラムスラストギア212の周方向全体に亘って、一つずつ配置されてもよい。
1 画像形成装置
10 本体ハウジング
200 移動機構
21 感光体ドラム
21A ドラムスリーブ
21B ドラムフランジ(駆動伝達部)
21C 係合部
21G ドラムシャフト(第1軸部)
210 ドラムユニット
210H ユニットハウジング(ハウジング)
210H1 ユニット左壁
210H2 ユニット右壁
211 ドラム駆動ギア(第1回転ギア)
211H 駆動ギア外周部
211J 駆動ギアカム部(第1カム面)
211K 第1カム山部
211L 第1カム谷部
212 ドラムスラストギア(第2回転ギア)
212H スラストギア外周部
212J スラストギアカム部(第2カム面)
212K 第2カム山部
212L 第2カム谷部
212S スラストギア左側面
212T スラストギア右側面
21G ドラムシャフト
22 帯電器
221 帯電ローラー
221A アイドラ軸部(第2軸部)
222 ブラシローラー
222A ブラシ軸(第4軸部)
223 帯電ハウジング
224 ローラースプリング
225 駆動アイドルギア(第1中間ギア)
225H 駆動アイドルギア外周部
225J 駆動アイドルギア突起部
225K 係合凹部
226 スラストアイドルギア(第2中間ギア)
226H スラストアイドルギア外周部
226J 係合突部
227 ブラシ駆動ギア(第3回転ギア)
227H ブラシ駆動ギア外周部
227J ブラシ駆動ギアカム部(第3カム面)
227K 第3山部
227L 第3谷部
227T 円筒突起部
228 ブラシスラストギア(第4回転ギア)
228H ブラシスラストギア外周部
228J ブラシスラストギアカム部(第4カム面)
228K 第4山部
228L 第4谷部
228T 円筒内周部
27 クリーニング装置
271 クリーニングブレード(清掃部材)

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに第1軸部回りに回転可能に支持され、周面に静電潜像が形成されるとともに、現像剤像を担持する感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムの前記周面に当接し、前記周面を帯電する帯電ローラーと、
    前記帯電ローラーの表面を清掃するブラシローラーと、
    前記ハウジングに支持され、前記感光体ドラムの前記周面に当接し、前記周面を清掃する清掃部材と、
    前記感光体ドラムに前記第1軸部回りの回転駆動力を伝達する駆動伝達部と、
    所定の周期で前記感光体ドラムを前記第1軸部の軸方向に往復移動させる移動機構と、
    を有し、
    前記移動機構は、
    前記感光体ドラムに固定され、前記感光体ドラムと一体的に前記第1軸部回りに回転する第1回転ギアと、
    前記軸方向において前記第1回転ギアに対向して配置され、かつ、前記第1回転ギアとは異なる歯数を備え、前記軸方向の位置が規制され、前記第1回転ギアに対して所定の速度差をもって前記第1軸部回りに回転する第2回転ギアと、
    前記感光体ドラムの前記第1軸部と平行な第2軸部回りに回転可能な一対の回転ギアであって、前記第1回転ギアと係合する第1中間ギアと、前記軸方向において前記第1中間ギアに隣接して配置され、前記第2回転ギアと係合し、かつ、前記第1中間ギアとは異なる歯数を備え、前記第1中間ギアと一体的に回転する第2中間ギアと、
    を有し、
    前記帯電ローラーは、前記第1軸部と平行な第3軸部を備え、前記第3軸部回りに回転され、
    前記ブラシローラーは、前記第1軸部と平行な第4軸部を備え、前記第4軸部回りに回転され、
    前記移動機構は、第4軸部回りに回転可能な一対の回転ギアであって、前記第1中間ギアと係合し、前記ブラシローラーと一体的に回転する第3回転ギアと、前記軸方向において前記第3回転ギアに隣接して配置され、前記第3回転ギアとは異なる歯数を備え、前記第2中間ギアと係合し、前記軸方向の位置が規制され、前記第3回転ギアに対して所定の速度差をもって回転する第4回転ギアと、を更に有し、
    前記第1回転ギアは、前記第2回転ギアに対向する側面に配置され、周方向に沿って前記軸方向への突出量が異なる第1カム面を備え、
    前記第2回転ギアは、前記第1回転ギアに対向する側面に配置され、周方向に沿って前記軸方向への突出量が異なり、前記第1カム面に当接可能な第2カム面を備え、
    前記第3回転ギアは、前記第4回転ギアに対向する側面に配置され、周方向に沿って前記軸方向への突出量が異なる第3カム面を備え、
    前記第4回転ギアは、前記第3回転ギアに対向する側面に配置され、周方向に沿って前記軸方向への突出量が異なり、前記第3カム面に当接可能な第4カム面を備え、
    前記回転駆動力によって前記感光体ドラムが回転されると、前記第1回転ギアから前記第1中間ギアおよび前記第2中間ギアを介して前記第2回転ギアに前記回転駆動力が伝達されることで、前記第2回転ギアが前記第1回転ギアに対して前記速度差をもって回転し、前記第1カム面と前記第2カム面とが当接することで、前記感光体ドラムが前記軸方向に往復移動し、更に、前記第1中間ギアから前記第3回転ギアに前記回転駆動力が伝達されることで、前記ブラシローラーが回転され、前記第2中間ギアから前記第4回転ギアに前記回転駆動力が伝達されることで、前記第4回転ギアが前記第3回転ギアに対して前記速度差をもって回転し、前記第3カム面と前記第4カム面とが当接することで、前記ブラシローラーが前記軸方向に往復移動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1カム面は、前記第1回転ギアを前記周方向に沿って等分割する位置に複数ずつ配置され、
    前記第2カム面は、前記第2回転ギアを前記周方向に沿って等分割する位置に、前記第1カム面と同じ数だけ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第3軸部は、前記第2軸部と同じ軸線上に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電ローラーは、前記感光体ドラムに従動して回転し、
    前記1カム面と前記第2カム面との当接によって往復移動する前記感光体ドラムの移動周期と、前記3カム面と前記第4カム面との当接によって往復移動する前記ブラシローラーの移動周期とが異なることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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