JP2005134732A - 画像形成装置 - Google Patents

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豊 福地
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洋 石井
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数修 久間
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Abstract

【課題】装置の大型化やコスト上昇を防止することができる構成を備えて各線像担持体同士での画像位置ずれを解消することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数並置された潜像担持体に設けられている潜像担持体ギヤのうちで、転写順における下流側に位置する潜像担持体ギヤG2は、転写順における上流側に位置する潜像担持体ギヤG1の位置決め用指標P1と潜像担持体駆動用ギヤG3の噛み合い位置とを一致させた時に、下流側の潜像担持体X2における位置決め用指標P2が潜像担持体駆動用ギヤG3の噛み合い位置に対して潜像担持体同士の軸間ピッチL分相当で逆回転させた位置(θ)に位置決めされていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、ベルト状転写体を用いて画像を重畳転写する場合の転写位置ずれ防止構造に関する。
複写機やファクシミリあるいはプリンタさらには印刷機などの画像形成装置においては、潜像担持体である感光体上に担持されている可視像を転写体に転写するようになっている。
転写体には、感光体に直接対向当接する記録シートなどの他に、ベルト状の転写体が用いられる場合がある。後者の場合の一つとして、フルカラーを含む多色画像形成がある。
多色画像形成のための構成の一つとして、複数の感光体を用いて各感光体毎に色分解色に対応した静電潜像を形成し、これら各感光体にそれぞれ対峙しながら移動するベルトを中間転写体としてあるいは表面に記録シートを担持する搬送体として用いた構成がある(例えば、特許文献1)。
ベルトを中間転写体として用いる場合には、各感光体上に形成された色毎の画像を順次転写する1次転写工程と順次転写されて重畳された画像を記録シートに一括転写する2次転写工程とが用いられ、また、ベルトを搬送体として用いる場合には表面に担持した記録シートを各感光体に対向させるように移動させる課程で各感光体上の画像を記録シートの重畳転写する行程が用いられる。
ベルトを中間転写体あるいは記録シートを搬送可能な搬送ベルトとして兼用する場合には、各感光体が配置されている画像形成ステーションでの画像転写位置のずれを防止することが色ずれや色むらの発生を防ぐうえで重要となる。
転写位置のずれは、ベルトの移動方向に相当する副走査方向でのずれが原因となり、このずれは、ベルトの伸びやこれが掛け回されているローラの偏心等が原因として挙げられる。この原因による転写位置のずれによって発生する色ずれは一定の発生パターンを示す。
これに対して、周期的な変動成分による色ずれがある。これは、感光体表面あるいはベルト表面での速度変動が原因となるものであり、発生要因としては、駆動源での速度変動や駆動源からの伝達経路に設けてあるギヤ列でのピッチムラ、さらには、感光体やギヤの偏心回転による速度変動などがある。
従来、転写位置ずれによる色ずれの発生を防止するための構成としては、複数の感光体毎に駆動源となるモータを設け、各感光体の1周期分の偏心を検知して各感光体毎で偏心成分の位相を合わせるように各モータの速度を制御する構成(例えば、特許文献2)、あるいは、各感光体への駆動系に装備されているギヤの位相を検知すると共に、各感光体から転写されたパターン画像を読み取ることで各速度変動を割り出し、各速度変動が生じている際に各ギヤ同士での位相を整合させるように駆動源となるモータの始動タイミングを調整するようにした構成(例えば、特許文献3)がある。
特開平10−142895号公報(段落「0007」欄) 特開2001−188395号公報(段落「0034」欄) 特開2001−395820号公報(段落「0060」欄)
しかし、上記特許文献に開示されている構成では、各感光体同士の位相ずれを調整しやすいように各感光体毎に駆動源を装備することが必要となり、結果として装置の大型化やコスト上昇を招く。
本発明の目的は、上記従来の画像形成装置、複数の潜像担持体を対象とした画像位置ずれ解消における問題に鑑み、装置の大型化やコスト上昇を防止することができる構成を備えて各線像担持体同士での画像位置ずれを解消することが可能な画像形成装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、複数の潜像担持体毎に可視像処理された異なる色の画像を、各潜像担持体と対向しながら移動可能な単一のベルトを用いた転写体に順次転写若しくはベルト表面に担持された記録シートに順次転写する構成を備えた画像形成装置において、金型の同一キャビティにより製造され、位置決め点としての位置決め用指標が設けられて上記潜像担持体に装備されている潜像担持体ギヤと、上記潜像担持体ギヤを駆動するために噛み合っている潜像担持体駆動用ギヤとを備え、上記潜像担持体ギヤのうちで、転写順における下流側に位置する潜像担持体ギヤは、転写順における上流側に位置する潜像担持体ギヤの位置決め用指標と潜像担持体駆動用ギヤの噛み合い位置とを一致させた時に、該下流側の潜像担持体における位置決め用指標が潜像担持体駆動用ギヤの噛み合い位置に対して潜像担持体同士の軸間ピッチ分相当で逆回転させた位置に位置決めされていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記像担持体は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像形成が可能であり、そのうちのイエロー、マゼンタおよびシアンの画像形成が可能な像担持体に装備されている像担持体ギヤの位置決めと噛み合い点との位置関係を成立させたことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に加えて、上記潜像担持体のうちで、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色画像を形成可能な潜像担持体は相互に同一の駆動源により駆動される構成であることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のうちの一つに記載の発明に加えて、上記潜像担持体同士は隣り合うすべてのものの潜像担持体駆動用ギヤ同士の位置決め点用指標と噛み合い位置との関係が成立する構成であることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、複数の潜像担持体に用いられる潜像担持体ギヤ同士が金型の同一キャビティにより製造されて位置決め用指標が設けられているので、製造された各潜像担持体同士での偏心位相を一致させることができる。しかも、この条件下において転写順位における下流側の潜像担持体ギヤは、位置決め用指標の位置を、上流側での潜像担持体ギヤの位置決め指標と潜像担持体駆動用ギヤとの噛み合い位置に対して潜像担持体同士の軸間ピッチ分相当で逆回転させた位置に位置決めされているので、下流側の潜像担持体ギヤが回転した際の位置決め用指標の位置が上流側の潜像担持体での回転開始時での位置決め用指標の位置と一致することになり、画像の重ね位置を一致させて位置ずれを解消することができる。これにより、ギヤ同士の偏心位相の違いによる位置ずれをギヤの組み立て時で解消することができ、潜像担持体ごとに駆動源を設けて制御するなどの複雑かつコストのかかる構成を不要とすることが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、イエロー、マゼンタおよびシアンの3色間での潜像担持体に対する画像転写開始位置関係に対応する潜像担持体ギヤ同士の偏心位相をギヤ組み立て時に調整するだけで位置ずれの解消により色ずれの発生を防止することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、イエロー、マゼンタおよびシアンの3色間での潜像担持体ギヤ同士での偏心位相を調整して組み立てることにより潜像担持体を相互に同一駆動源で駆動することができるので、駆動源を増加した場合のような構造の複雑化および大型化をなくすことができる。
請求項4記載の発明によれば、複数の潜像担持体同士での潜像担持体ギヤ間での偏心位相を整合させた状態で組み立てることにより、全ての色画像同士の転写位置ずれをなくすことが可能となる。
以下、実施例に基づき、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施例による転写装置が適用される画像形成装置の一つであるカラープリンタを示している。なお、本発明は、画像形成装置としてプリンタに限らず、複写機やファクシミリ装置あるいは印刷機さらにはこれら各機能を複合させた装置を含むものである。
図1において、画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKを並設したタンデム構造が採用されている。
図1に示す構成の画像形成装置100は、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに形成された可視像が、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対峙しながら矢印A1方向に移動可能な無端ベルトが用いられる中間転写体(以下、転写ベルトという)11に対して1次転写行程を実行してそれぞれの画像が重畳転写され、その後、記録シートなどが用いられる転写紙Sに対して2次転写行程を実行することで一括転写されるようになっている。
各感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムの回転に従い画像形成処理するための装置が配置されており、いま、ブラック画像形成を行う感光体ドラム20BKを対象として説明すると、感光体ドラム20BKの回転方向に沿って画像形成処理を行う帯電装置30BK,現像装置40BK、1次転写ローラ12BKおよびクリーニング装置50BKが配置されている。帯電後に行われる書き込みは、後述するように、光走査装置8が用いられる。
転写ベルト11に対する重畳転写は、転写ベルト11がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに形成された可視像が、転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写されるよう、転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対向して配設された1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKによる電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
各感光体ドラム感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKは、A1方向の上流側からこの順で並んでいる。各感光体ドラム感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像をそれぞれ形成するための画像ステーションに備えられている。
画像形成装置100は、各色毎の画像形成処理を行う4つの画像ステーションと、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKの上方に対向して配設され、転写ベルト11及び1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKを備えた転写ベルトユニット10と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11に従動し、連れ回りする転写部材としての転写ローラである2次転写ローラ5と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11上をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置13と、これら4つの画像ステーションの下方に対向して配設された光書き込み装置としての光走査装置8とを有している。
本実施例における光走査装置8は、光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、ミラーおよび回転多面鏡などを装備しており、各感光体ドラム20Y,20C,20M,20BKに対して色毎に対応した書き込み光Lb(図1では、便宜上、ブラック画像の画像ステーションのみを対象として符号が付けてあるが、その他の画像ステーションも同様である)を出射して感光体ドラム20Y,20C,20M,20BKに静電潜像を形成する構成とされている。
画像形成装置100には、感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKと転写ベルト11との間に向けて搬送される転写紙Sを積載した給紙カセットとしてのシート給送装置61と、シート給送装置61から搬送されてきた記録紙Sを、画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKと転写ベルト11との間の転写部に向けて繰り出すレジストローラ対4と、転写紙Sの先端がレジストローラ対4に到達したことを検知する図示しないセンサとが設けられている。
画像形成装置100には、トナー像が転写された転写紙Sにトナー像を定着させるためのローラ定着方式の定着ユニットとしての定着装置6と、定着済みの転写紙Sを画像形成装置100の本体外部に排出する排紙ローラ7と、画像形成装置100の本体上部に配設され排出ローラ7により画像形成装置100の本体外部に排出された転写紙Sを積載する排紙トレイ17と、排紙トレイ17の下側に位置し、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル9Y、9C、9M、9BKとが備えられている。
転写ベルトユニット10は、転写ベルト11、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKの他に、転写ベルト11が掛け回されている駆動ローラ72及び従動ローラ73を有している。
従動ローラ73は、転写ベルト11に対する張力付勢手段としての機能も備えており、このため、従動ローラ73には、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。このような転写ベルトユニット10と、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKと、2次転写ローラ5と、クリーニング装置13とで転写装置71が構成されている。
シート給送装置61は、画像形成装置100の本体下部に配設されており、最上位の転写紙Sの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ3を有しており、給送ローラ3が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の転写紙Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
定着装置6は、熱源を内部に有する定着ローラ62と、定着ローラ62に圧接された加圧ローラ63とを有しており、トナー像を担持した転写紙Sを定着ローラ62と加圧ローラ63との圧接部である定着部に通すことで、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を転写紙Sの表面に定着するようになっている。
転写装置71に装備されているクリーニング装置13は、詳細な図示を省略するが、転写ベルト11に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有しており、転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト11をクリーニングするようになっている。クリーニング装置13はまた転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための図示しない排出手段を有している。なお、図1に示す構成の画像形成装置100では、転写ベルト11に対して各感光体ドラムで形成された画像を順次転写することで色画像が重畳されたものを2次転写ローラ5により転写紙Sに一括転写する方式であるが、これに代えて、転写ベルト11に転写紙Sを担持し、この転写紙Sを各感光体ドラムに対峙させて各色の画像を直接転写紙S上で重畳する方式とすることも可能である。
図2は、転写ベルト11の移動方向に沿って並置されている感光体ドラムのうちで、移動方向に相当する転写順において上流側に位置する感光体ドラムと下流側に位置する感光体ドラムとの駆動系に関する構成を示す模式図である。
同図において、転写ベルト11の移動方向(図2中、符号Fで示す方向)、換言すれば、転写順に沿って上流側および下流側にそれぞれ並置された感光体ドラム(便宜上、符号X1,X2で示す)に装備されている感光体ギヤ(便宜上、符号G1,G2で示す)は、金型の同一キャビティにより製造され、一部に位置決め用指標(便宜上、符号P1,P2で示す)が設けられている。このため、金型の同一キャビティにより製造された各感光体ギヤG1,G2同士は偏心位相が同じ状態のものが得られる。
図2において、転写順(転写ベルト11の移動方向F)における下流側の感光体ギヤG2は、位置決め用指標P2の位置が次の条件で位置決めされて組み立てられている。
転写順における上流側に位置する感光体ドラムX1に装備されている感光体ギヤG1の位置決め用指標P1と感光体ギヤG1を駆動するために設けられている感光体駆動用ギヤ(便宜上、符号G3で示す)との噛み合い位置とを一致させた時に、下流側の感光体ドラムX2における位置決め用指標P2が感光体駆動用ギヤG3との噛み合い位置に対して感光体ドラムX1,X2同士の軸間ピッチL分相当の周長が得られるように、図2において符号R2で示す感光体ドラムX2の回転方向とは逆方向に回転させた位置(図2中、符号θで示す位置)に位置決めされている。
下流側の感光体ギヤX2における位置決め用指標P2の位置、つまり、感光体駆動用ギヤG3との噛み合い位置に対して角度θずれた位置は、感光体ドラムX1,X2の外径をDとしたとき、次の関係式により求められる。
L=π・D×θ/2π
=D・θ/2・・・(1)
式(1)は、感光体ドラムX1,X2同士のピッチLを転写ベルト11が移動する際に上流側の感光体ドラムX1での転写開始位置が下流側の感光体ドラムX2での転写開始位置と整合する条件であり、これにより、上流側および下流側の感光体ドラムX1,X2に形成されたトナー像がそれぞれ同じ先端位置で転写を開始されて位置ずれがない状態で、換言すれば、色ずれがない状態で転写されることになる。
上記式(1)の関係が成立する位置に下流側の感光体ギヤX2における位置決め用指標P2を位置決めする場合としては、感光体駆動用ギヤG3の噛み合い位置に応じて行うことができ、図3に示す例では、感光体駆動用ギヤG3を隣り合う感光体ギヤG1,G2の中心を結ぶ線上に配置した場合を示しており、この場合においても、下流側に位置する感光体ギヤG2を、その位置決め指標P2が感光体駆動用ギヤG3との噛み合い位置に対して感光体ドラムX1,X2同士の軸間ピッチL分相当の周長が得られるように、図2において符号R2で示す感光体ドラムX2の回転方向R2とは逆方向に回転させた位置(図2中、符号θで示す位置)に位置決めされている。
図4および図5は、図2および図3に示した場合と違って、転写順位における上流側の感光体ドラムX1に有する位置決め用指標P1が感光体駆動用ギヤG3との噛み合い点に一致していない場合を示しており、この場合には、上記式(1)の関係が成立しない。
図4は、図2に示した感光体駆動用ギヤG3の位置を対象とした場合を示しており、この場合には、上流側の感光体ドラムX1における位置決め用指標P1の位置に対して下流側の感光体ドラムX2における位置決め用指標P2の1周期分の位置(α)が、感光体ドラムX1,X2同士の軸間ピッチ(L)に対してL≠D・α/2となり、上記式(1)の関係が成立しない。
図5は、図3に示した感光体駆動用ギヤG3の位置を対象とした場合を示しており、この場合においても上流側の感光体ドラムX1における位置決め用指標P1の位置に対して下流側の感光体ドラムX2における位置決め用指標P2の1周期分の位置(α)が、感光体ドラムX1,X2同士の軸間ピッチ(L)に対してL≠D・β/2となり、上記式(1)の関係が成立しない。
上記式(1)で示した関係は、転写ベルト11の移動方向、つまり転写順に沿って複数の感光体ギヤを対象とした場合にも成立させることで転写ベルト11に対する各感光体ドラムからの転写開始位置を整合させることができる。
図6は、複数の感光体として3個の感光体ドラムを対象とした場合を示しており、図6には、複数の感光体ドラムのうちで、イエロー、シアンおよびマゼンタの各色画像を形成可能な感光体ドラムが対象となっている。
同図において、転写ベルト11の移動方向に沿って実施される転写順に沿って上流側から順にイエロー用の感光体ドラム(便宜上、符号XYで示す)、シアン用の感光体ドラム(便宜上、符号XCで示す)およびマゼンタ用の感光体ドラム(便宜上、符号XMで示す)が並置されており、各感光体ドラムには、感光体ギヤ(便宜上、)符号GY,GC,GMで示す)が装備されている。そして、感光体ギヤGY,GC,GMは、図2および図3に示した構成と同様に、金型の同一キャビティにより製造されて位置決め用指標(便宜上、符号PY,PC,PYで示す)が設けられている。
図6において感光体駆動用ギヤG3は、図2に示した構成と同様な配置位置においてシアン用の感光体ギヤGCとマゼンタ用の感光体ギヤGMとに噛み合っている。
転写順における上流側に位置するイエロー用の感光体ギヤGYと下流側に位置するシアン用の感光体ギヤGCとは、アイドルギヤGIを介して連動関係が設定されている。これにより、各感光体ギヤは、単一の駆動源で駆動するようになっている。
図6において、各感光体ギヤ同士の組み立ては次の通りである。
転写順における上流側に位置するイエロー用の感光体ギヤGYにも受けられている位置決め用指標PYがアイドルギヤGIとイエロー用の感光体ギヤGYとの噛み合い位置とイエロー用の感光体ギヤGYの中心とを結ぶ線上に位置するとき、転写順においてイエロー用の感光体ギヤGYの下流側に位置するシアン用の感光体ギヤGCにおける位置決め指標PCは、感光体駆動用ギヤG3のとの噛み合い点と感光体ギヤGCの中心とを結ぶ線上の位置(便宜上、図6において符号C0で示す)から感光体駆動用ギヤG3との噛み合い位置に対して感光体ドラムXY,XC同士の軸間ピッチL分相当の周長が得られるように、図6において符号RCで示す感光体ドラムXCの回転方向とは逆方向に回転させた位置(図6中、符号θで示す位置)に位置決めされている。
一方、転写順におけるシアン用の感光体ギヤGYに対して下流側の位置するマゼンタ用の感光体ギヤGMは次の関係により噛み合わされている。
シアン用の感光体ギヤGCにおける位置決め指標PMが感光体駆動用ギヤG3との噛み合い点とシアン用の感光体ギヤGCの中心とを結ぶ線上に位置している時(図6中、符号PC0で示す)、シアン用の感光体ギヤGCに対して下流側に位置するマゼンタ用の感光体ギヤGMにおける位置決め指標PMは、感光体駆動用ギヤG3との噛み合い点とマゼンタ用の感光体ギヤGMの中心を結んだ線上の位置(便宜上、符号PM0で示す)から感光体駆動用ギヤG3との噛み合い位置に対して感光体ドラムXY,XC同士の軸間ピッチL分相当の周長が得られるように、図6において符号RMで示す感光体ドラムXCの回転方向とは逆方向に回転させた位置(図6中、符号θで示す位置)に位置決めされている。このため、図6において、転写順位における上流側に位置するイエロー用の感光体ギヤGYに対して下流側に位置するシアン用の感光体ギヤGCの位置決め指標PCが図6に示す位置に位置決めされている時には、シアン用の感光体ギヤYCの下流側に位置するマゼンタ用の感光体ギヤYMにおける位置決め用指標は、符号PM1で示すように、角度θ分に見合う位置にあることになる。
複数の感光体ドラムのうちで、ブラック以外の色画像を形成可能な感光体ドラムを対象とした場合には、ブラック画像は各感光体ドラムからのトナーを重畳することで得られる。
次に、ブラック画像の形成および階調性を得るためにブラックトナーを用いた画像を形成可能な感光体ドラムを用いた場合を説明すると次の通りである。
図7は、図6に示した並置順の感光体ドラムに加えて、ブラック画像を形成可能な感光体ドラム(便宜上、符号XKで示す)を用いた場合を示しており、同図において、各感光体ドラムには、感光体ギヤGY,GC,GM,GKが装備されている。
ブラック画像を形成可能な感光体ドラムXKは、各色毎の画像に重畳される場合だけではなく単独で用いる場合がある。このため、ブラック画像を形成可能な感光体ドラムXKに装備されている感光体ギヤGKは、他の感光体ギヤとは独立して設けられるとともに独立した駆動源が用いられ、シアン用およびマゼンタ用の感光体ギヤGC,GMを駆動するための感光体駆動用ギヤG3と同じ構成からなる感光体駆動用ギヤ(便宜上、符号G3’で示す)が感光体ギヤGKに噛み合っている。
転写順においてマゼンタ用の感光体ギヤGMに対して下流側に位置するブラック用の感光体ギヤGKは、他の感光体ギヤと同じように金型の同一キャビティにより製造され、位置決め指標PKが設けられている。
この場合におけるブラック用の感光体ギヤGKにおける位置決め指標PKの位置は、例えば、マゼンタ用感光体ギヤGMにおける位置決め指標PMと同様に、感光体駆動用歯車G3’の噛み合い点と中心とを結んだ線上から感光体駆動用ギヤG3’との噛み合い位置に対して感光体ドラムXM,XK同士の軸間ピッチL分相当の周長が得られるように、図7において符号RKで示す感光体ドラムXKの回転方向とは逆方向に回転させた位置とされている。
図7では、転写順における上流側に位置するマゼンタ用の感光体ギヤGMにおける位置決め指標の位置とブラック用の感光体ギヤGKにおける位置決め指標の位置関係を示しており、同図においてマゼンタ側の位置決め指標が符号PM0で示す位置にあるときにはブラック側の位置決め指標が符号PK0で示す位置にあり、上記式(1)の関係を維持しながらマゼンタ側の位置決め指標が符号PM1で示す位置にある時にはブラック側の位置決め指標が符号PK1で示す位置にある状態が示されている。
本実施例では、図2,3および図6,7に示したような位置決め指標の位置決めによる感光体ギヤの噛み合わせ位置の設定に際して、図8に示すように感光体ギヤ(便宜上、符号Gで示す)の設けてある位置検知板100とこの位置検知板100を光学的に検知可能な検知手段101とを組み合わせて位置決め指標(便宜上、符号Pで示す)を基準としたギヤの噛み合い位置を割り出すようになっている。
以上のような実施例によれば、感光体ギヤの噛み合い位置を位置決め用指標の位置決めによって設定するだけですむので、感光体毎での駆動源の設置および各駆動玄関での動作制御などを不要にすることができ、これにより、簡単な構成により転写位置ずれのない画像、換言すれば色ずれのない画像を得ることができる。
本発明の実施例による画像形成装置の構成を示す模式図である。 図1に示した画像形成装置に用いられる感光体の駆動系を示す模式図である。 図1に示した画像形成装置に用いられる感光体の駆動系に関する一部変形例を示す模式図である。 本発明の実施例による感光体の駆動系に対する比較例としての従来例を示す模式図である。 図4に示した駆動系の一部変形例を示す模式図である。 本発明の別実施例を示す駆動系の模式図である。 本発明の他の実施例を示す駆動系の模式図である。 本発明実施例による画像形成装置における感光体の駆動系に用いられる構成を示す斜視図である。
符号の説明
100 画像形成装置
11 転写ベルト
X1〜2、XY,XC,XM,XK 感光体ドラム
G1〜2、GY,GC,GM,GK 感光体ギヤ
P1〜2、PY,PC,PM,PK 位置決め用指標
θ 感光体の逆転角度

Claims (4)

  1. 複数の潜像担持体毎に可視像処理された異なる色の画像を、各潜像担持体と対向しながら移動可能な単一のベルトを用いた転写体に順次転写若しくはベルト表面に担持された記録シートに順次転写する構成を備えた画像形成装置において、
    金型の同一キャビティにより製造され、位置決め点としての位置決め用指標が設けられて上記潜像担持体に装備されている潜像担持体ギヤと、
    上記潜像担持体ギヤを駆動するために噛み合っている潜像担持体駆動用ギヤとを備え、
    上記潜像担持体ギヤのうちで、転写順における下流側に位置する潜像担持体ギヤは、転写順における上流側に位置する潜像担持体ギヤの位置決め用指標と潜像担持体駆動用ギヤの噛み合い位置とを一致させた時に、該下流側の潜像担持体における位置決め用指標が潜像担持体駆動用ギヤの噛み合い位置に対して潜像担持体同士の軸間ピッチ分相当で逆回転させた位置に位置決めされていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記像担持体は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像形成が可能であり、そのうちのイエロー、マゼンタおよびシアンの画像形成が可能な像担持体に装備されている像担持体ギヤの位置決めと噛み合い点との位置関係を成立させたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    上記潜像担持体のうちで、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色画像を形成可能な潜像担持体は相互に同一の駆動源により駆動される構成であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のうちの一つに記載の画像形成装置において、
    上記潜像担持体同士は隣り合うすべてのものの潜像担持体駆動用ギヤ同士の位置決め点用指標と噛み合い位置との関係が成立する構成であることを特徴とする画像形成装置。
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