JP2002278204A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002278204A
JP2002278204A JP2001083345A JP2001083345A JP2002278204A JP 2002278204 A JP2002278204 A JP 2002278204A JP 2001083345 A JP2001083345 A JP 2001083345A JP 2001083345 A JP2001083345 A JP 2001083345A JP 2002278204 A JP2002278204 A JP 2002278204A
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image
transfer belt
forming apparatus
image forming
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Application number
JP2001083345A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kanetani
真一 金谷
Kazuo Takano
一男 高野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 中間転写体に対する負荷変動が一次転写中に
発生する場合における位置ずれ(色ずれなど)の発生を
十分に抑制することができる中間転写方式の画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 中間転写ベルト30に対する負荷変動
(ベルトクリーナの当接及び離間動作)が発生するとき
に一次転写されることになるトナー像部分に相当する潜
像を、その負荷変動により中間転写ベルト上で生じうる
像の位置ずれの方向と反対の方向にずらした状態で書き
込む位置ずれ補正手段202を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写方式を利
用したプリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画
像形成装置に係り、特に、感光体から中間転写体へのト
ナー像の一次転写中に中間転写体の負荷変動が発生する
場合、その一次転写されるトナー像の位置ずれを低減す
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式等を利用したカラー
プリンタ、カラー複写機等の画像形成装置においては、
中間転写方式を採用するものが増えつつある。その中間
転写方式を採用したカラー画像形成装置としては、例え
ば、図18に示すように、1つの感光体110に電子写
真プロセス(帯電、潜像形成、現像の工程)により複数
色(フルカラー画像を形成する場合にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(K)の4色)のトナー像をその色の数だけ感光体11
0を回転させて形成した後、その各色のトナー像を感光
体110と対向する一次転写位置で接しながら回転する
ベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)120に順次
重ね合わせるように一次転写し、しかる後、その一次転
写された多重のトナー像を中間転写ベルト120と当接
する二次転写位置に供給される記録用紙、OHPシート
等の記録媒体Pに一括して二次転写するタイプのものが
知られている。中間転写ベルト120は、駆動ロール1
21を含む複数の支持ロール122、123に張架され
た状態で回転する。図中の符号115は一次転写装置の
一次転写ロール、125は中間転写ベルト120に対し
て当接及び離間可能に設けられた二次転写装置の二次転
写ロールである。ちなみに、二次転写ロール125は二
次転写時にのみ中間転写ベルト120に当接し、それ以
外のときには離間するようになっている。
【0003】また、この画像形成装置においては、図1
9等に例示するように、通常、二次転写後において中間
転写ベルト120に付着しているトナー等の付着物を除
去するためのクリーニングブレード131等を備えたク
リーナ(ベルト用クリーナ)130が配設されている。
このクリーナ130は、そのクリーニングブレード13
1等が中間転写ベルト120に対して当接及び離間可能
に設けられており、クリーニング動作時(例えば、二次
転写開始直前から所定の時間(次の一次転写像がクリー
ナ130のクリーニング動作位置に到来する直前までの
時間)が経過するまで)にのみクリーニングブレード1
31等が中間転写ベルト120に当接し、それ以外のと
きには離間するようになっている。つまり、このクリー
ナ130も、前記二次転写ロール120と同様に、定期
的に中間転写ベルト120と当接及び離間するようにな
っている。
【0004】ところで、このような画像形成装置におい
ては、中間転写ベルト120に速度変動が発生すると、
その中間転写ベルト120に一次転写されるトナー像の
位置がずれてしまい、最終的に得られる画像中に色ずれ
や濃度むら等が発生することが知られている。
【0005】かかる位置ずれの発生原因となる中間転写
ベルト120の速度変動としては、その駆動ロール12
1の偏芯による周期変動等に伴うものなどもあるが、そ
れらよりも、そのベルト120に作用する負荷変動に伴
う速度変動が大きいとされている。そして、その負荷変
動に伴う速度変動としては、主に、中間転写ベルト12
0に対する二次転写ロール125やクリーナ130(厳
密にはクリーニングブレード131等のクリーニング部
材)の定期的な当接及び離間動作によるものが多い。
【0006】その中でも、カラー画像(ここでは前記4
色のトナー像を重ね合わせてなるフルカラー画像)を複
数枚連続して形成するに当たっては、図20に例示する
ように、クリーナ130の当接及び離間動作がトナー像
を中間転写ベルト120に一次転写している間(一次転
写中)に行われることがある。図示の例は、クリーナ1
30の当接又は離間動作が、1枚目のK色像を一次転写
している間と、2枚目のY色像及びK色像を一次転写し
ている間に行われる場合を示している。
【0007】そして、この例で示すように一次転写中に
クリーナ130の当接及び離間動作が行われて中間転写
ベルト120の速度変動(増減)が発生した場合には、
図21に示すように、そのY色像及びK色像の一部が中
間転写ベルト120上に位置ずれした状態で一次転写さ
れてしまう。
【0008】すなわち、Y色像の場合には、その一次転
写の途中でクリーナ130が中間転写ベルト120から
離間するため、図22cに示すように中間転写ベルト1
20の回転移動速度が平常速度S1よりも一時的に速い
速度S3(>S1)となり、感光ドラム110の回転速
度S0に対して相対的な速度差を発生するようになる。
この結果、そのときに一次転写されるY色像部分T0に
ついては、同図に示すように、中間転写ベルト120上
において遅れる方向に少しずれた状態(像間隔が間延び
する方向にずれるような状態)で一次転写された像(T
3)となる。
【0009】一方、k色像の場合には、その一次転写の
途中でクリーナ130が中間転写ベルト120に当接す
るため、図22bに示すように中間転写ベルト120の
回転移動速度が平常速度S1よりも一時的に遅い速度S
2(<S1)なり、この場合も感光ドラム110の回転
速度S0に対して相対的な速度差を発生するようにな
る。この結果、そのときに一次転写されるK色像部分T
0については、同図に示すように、中間転写ベルト12
0上において進む方向に少しずれた状態(像間隔が縮む
方向にずれるような状態)で一次転写された像(T2)
となる。
【0010】なお、この際、図22aに示すように中間
転写ベルト120の回転移動速度が変動せず平常速度S
1(=S0)である場合には、そのときに一次転写され
るトナー像T0は感光ドラム110上の像間隔と同じ像
間隔で正常に一次転写された像(T1)となる。このた
め、M色像及びC色像の一次転写については、その一次
転写中に中間転写ベルト120の速度変動が発生しない
ため、特に位置ずれすることなく正常に行われる。
【0011】そして、このようにY色像及びK色像の位
置ずれが発生した場合には、そのY色、M色、C色及び
K色の各トナー像を重ね合わせるように一次転写した後
(中間転写ベルト120上又は記録媒体P上)のフルカ
ラー画像は、Y色及びK色のトナー像が途中で位置ずれ
したことによる色ずれが発生してしまうのである。
【0012】ちなみに、本出願人もすでに、中間転写ベ
ルト120に対する負荷変動が発生する場合における位
置ずれ(色ずれなど)の発生を防止するための対策技術
を提供している(特開2000−298389号公
報)。
【0013】この提供に係る技術は、各色の画像を中間
転写体に転写する際に、その中間転写体に対する負荷変
動により発生する転写位置ずれを、感光体への潜像の書
き込みが行われていない間に、中間転写体の回転速度を
増減させること(又はその潜像の書き込みを行う光走査
装置の回転速度を増減させること、若しくは、その潜像
の書き込みを行う発光素子アレイの点灯タイミングを変
化させること)により補正するものである。すなわち、
この技術によれば、負荷変動により位置ずれを起こした
中間転写体の位置や潜像の書き込み位置を「潜像の書き
込みが行われていないとき」に中間転写体の回転速度を
増減させる等の補正動作によって、中間転写体の位置や
潜像書き込み位置を副走査方向(中間転写体又は感光体
が回転する方向)に全体的にシフトさせ、これにより、
一次転写位置のずれ量を分配して画像全体の位置ずれを
低減するようにしたものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな提供に係る画像形成装置であっても、前述した中間
転写ベルトに対する負荷変動が一次転写中に発生する場
合における位置ずれ(色ずれ)の発生を十分に防止する
ことができないという課題がある。
【0015】つまり、上記提案の画像形成装置では、一
次転写中に転写位置ずれが発生するY色像やK色像につ
いて見ると、図23aに2点鎖線で示すように、それら
の像は正規の位置(ずれ量がゼロの位置)に近づける方
向にシフトされた状態で一次転写されることになり、4
色の各トナー像が一次転写されて重ねあわされた段階で
は、そのシフトをしないときの状態(同図b)に比べ
て、全体的なずれが分配されて低減される(同図c)。
しかし、その場合であっっても、中間転写ベルトに対す
る負荷変動が一次転写中に発生したときの位置ずれは残
っており、しかも、そのY色像及びK色像の全体を見て
も位置ずれが全体的に少しずつ残ってしまうのである。
【0016】また、上記提供の画像形成装置を含む、前
記した中間転写ベルトに対する負荷変動が一次転写中に
発生する画像形成装置においては、次のような一次転写
時における位置ずれが発生してしまう。
【0017】その1つは、中間転写ベルト120にクリ
ーナ130のクリーニングブレード131等のクリーニ
ング部材が当接して負荷変動が発生する場合、そのクリ
ーナ130が当接している間、中間転写ベルト120が
駆動ロール121に対して極微量にスリップ(マイクロ
スリップ)することがあり、かかるスリップ現象に起因
して発生する位置ずれである。この位置ずれは、その摺
接部材が中間転写ベルト120に当接している間は、そ
のクリーニング部材の摺接による制動作用が中間転写ベ
ルト120に働き続けるため、厳密には中間転写ベルト
120とその駆動ロール121との間で極微量なスリッ
プが発生し、これにより、図24aに2点鎖線で示すよ
うに、その中間転写ベルト120が継続して少しずつず
れることにより発生するものである。したがって、この
ような位置ずれが発生している中間転写ベルト200に
一次転写されるトナー像も、厳密には、同図bに示すよ
うに少しずつ位置ずれしていることになる。
【0018】また、他の1つは、クリーナ130が中間
転写ベルト120に当接する際に、中間転写ベルト12
0を中心にしたベルトユニット全体が微妙に変位するこ
とがあり、かかる変位に起因して発生する位置ずれであ
る。この位置ずれは、クリーナ130の中間転写ベルト
120と当接及び離間するための構造(変位機構など)
が、図25に示すように、そのクリーニングブレード1
31の中間転写ベルト120からの離間を、装置本体側
に設けられているカム機構140による押圧力f1を利
用して実現させる構成になっている場合、そのクリーニ
ングブレード131をクリーニング動作時に中間転写ベ
ルト120に当接する際に、そのカム機構140による
押圧力f1がなくなるため、ベルトユニット全体が矢印
H方向にわずかに移動することにより発生するものであ
る。そして、このクリーナ130の当接時における矢印
Hの移動方向は、その当接により中間転写ベルト120
が回転速度の低下によりずれる方向(一次転写位置で回
転移動方向とは反対側の方向)とほぼ同一の方向にな
る。したがって、中間転写ベルト120の位置ずれは、
図25に示すように、そのベルト自身の回転速度の低下
によるずれ量にベルトユニット全体の上記変位によるず
れ量を加えた大きなものとなり、そのときに一次転写さ
れるトナー像の位置ずれも少し大きくなる。
【0019】図19に例示したクリーナ130の当接及
び離間のための構造は、基本的に、そのクリーニングブ
レード131が駆動ロール121の軸をも支持する支持
プレート133に支軸134を中心にして揺動する支持
アーム135に取付けられており、その支持アーム13
5の下端部135aが引っ張りばね136により点線矢
印方向に付勢されているとともに、そのアームの上端部
135bがカム機構140により変位するように構成さ
れたものである。
【0020】さらに、他の1つは、中間転写ベルト12
0の駆動ロール121のギア121aに回転動力を伝達
する駆動ギア150の配置条件に起因して発生する位置
ずれである。この位置ずれは、図25aに示すように、
駆動ギア150が矢印B方向に回転させる駆動ロール1
21のギア121aの中心よりも下方の位置に配置され
ている場合、同図bに示すように、駆動ギア150とギ
ア121aのガタ(隙間、バックラッシ)Gが、クリー
ナ130の当接時に発生するベルトユニット115の変
位方向Hの上流側に位置するようになるため、クリーナ
130の当接時には、ベルトユニット115の矢印H方
向の変位がそのガタGによる変位許容幅Lだけ更に増え
てしまい、この結果起こるものである。
【0021】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その主な目的とするところは、中間転写
体に対する負荷変動が一次転写中に発生する場合におけ
る位置ずれ(色ずれなど)の発生を十分に抑制すること
ができる中間転写方式の画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、回転する感光体と、この感光体に
露光して潜像を書き込む潜像書き込み装置と、その潜像
を所定の色の現像剤で現像してトナー像とする現像装置
と、感光体と対向する一次転写位置で同じ方向に移動す
るように回転し、その感光体上に形成される各色のトナ
ー像が重ね合わせるように一次転写され、かつ、その一
次転写された多重のトナー像を記録媒体に一括して二次
転写する二次転写位置に搬送する中間転写体と、この中
間転写体に定期的に負荷を与える負荷部品とを備え、そ
の中間転写体に対する負荷部品による負荷変動が一次転
写中に発生する画像形成装置において、前記中間転写体
に対する負荷変動が発生するときに一次転写されること
になるトナー像部分に相当する潜像を、その負荷変動に
より中間転写体上で生じうる像の位置ずれの方向と反対
の方向にずらした状態で書き込む位置ずれ補正手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0023】ここで、上記負荷変動により中間転写体上
で生じうる像の位置ずれは、大別すると、中間転写体の
回転速度が負荷の作用により平常速度よりも遅くなって
一次転写時に縮む方向のずれと、反対に中間転写体の回
転(移動)速度が負荷の解除により平常速度よりも速く
なって一次転写時に間延びする方向のずれである。従っ
て、位置ずれ補正手段は、中間転写体上での位置ずれが
縮む方向に発生し得るときには、前記トナー像部分に相
当する潜像を、その縮む方向とは反対の方向に間延びす
るようにずらした状態で感光体に書き込むようにすれば
よい。反対に、中間転写体上での位置ずれが間延びする
方向に発生し得るときには、前記トナー像部分に相当す
る潜像を縮む方向にずらした状態で感光体に書き込むよ
うにすればよい。また、上記負荷部品は、例えば、中間
転写体の清掃を行うクリーニング装置や二次転写ロール
等が挙げられる。さらに、上記感光体及び中間転写体
は、ドラム形態及びベルト形態のいずれの形態からなる
ものであってもよい。
【0024】このような画像形成装置によれば、中間転
写ベルトに対する負荷変動が一次転写中に発生する場合
でも、以下のようにして位置ずれの発生が抑制される。
【0025】すなわち、まず、図1bに例示するよう
に、中間転写体に対して負荷部品による負荷変動が発生
すると、その中間転写体に回転速度の変動に伴う位置ず
れが発生しうるが、この際、感光体上に平常通りに潜像
を形成した場合には、もちろん感光体上での潜像に位置
ずれが発生しないものの、一次転写時には中間転写体と
感光体との速度差があるため、中間転写体上で画像の位
置ずれが発生し、ひいては記録媒体上で画像の位置ずれ
となって現われる。
【0026】これに対し、上記位置ずれ補正手段では、
同図bに例示するように、その負荷変動が発生するとき
に一次転写されるトナー像部分に相当する潜像が、上記
した中間転写体の回転速度の変動に伴い発生する位置ず
れの方向と反対の方向にずらした状態で書き込まれる。
これにより、そのずらされた状態で書き込まれた潜像の
トナー像が一次転写される際には、そのトナー像のずれ
状態は負荷変動による中間転写体と感光体との速度差に
より相殺され、ほぼ正常な状態で中間転写体に一次転写
される。この結果、その負荷変動が発生した際に一次転
写される画像は、記録媒体上では位置ずれが抑制された
状態で形成されるようになる。
【0027】また、上記位置ずれ補正手段は、例えば、
潜像書き込み装置が前記トナー像部分(中間転写体に対
する負荷変動が発生するときに一次転写されることにな
るトナー像部分)の潜像を書き込む間、感光体及び中間
転写体の回転速度をその潜像のずらすべき方向に応じて
同時にかつ同量だけ変更するものである。
【0028】この場合、感光体と中間転写体を回転駆動
する駆動源は同一のものであっても別個のものであって
もよいが、別個の駆動源を使用する場合には、その双方
の駆動源を同一の駆動信号で駆動制御するようにする。
また、この場合、感光体及び中間転写体の回転速度を速
めたときには、その潜像は間延びするような状態で感光
体上に形成されることになる。反対に、その回転速度を
遅くしたときには、その潜像は縮むような状態で感光体
上に形成されることになる。
【0029】さらに、上記位置ずれ補正手段は、潜像書
き込み装置が前記トナー像部分の潜像を書き込む間、潜
像書き込み装置の感光体回転方向に対する書き込み間隔
をその潜像のずらすべき方向に応じて変更するものであ
ってもよい。
【0030】この場合、例えば、潜像書き込み装置がレ
ーザ光をポリゴンミラー(多面鏡)を介して走査露光す
る光走査型のものであれば、そのポリゴンミラーの回転
速度を増減すればよい。また、潜像書き込み装置が感光
体の軸方向にライン状に並べられた発光素子アレーから
なるものであれば、その発光素子の点灯タイミングの周
期を変化させればよい。また、この場合、潜像書き込み
装置の書き込み間隔を広くするように変更したときに
は、その潜像は間延びするような状態で感光体上に形成
されることになる。反対に、その書き込み間隔を狭くす
るように変更したときには、その潜像は縮むような状態
で感光体上に形成されることになる。
【0031】また、この画像形成装置においては、中間
転写体が駆動ロールを含む複数の支持ロールに張架され
る中間転写ベルトである場合、位置ずれ補正手段は、そ
の中間転写ベルトに対して負荷部品による負荷が与えら
れている間、少なくとも中間転写ベルトの駆動ロールの
回転速度を常時又は間欠的に速めた状態に変更するよう
に構成するとよい。
【0032】この場合、駆動ロールの回転速度の変更量
は、中間転写ベルトに負荷が与えられているときのベル
トの周回所要時間とその負荷が与えられていないときの
ベルトの周回所要時間とを計測し、その両者の時間差の
大小に応じて決定すればよい。また、駆動ロールの回転
速度の変更形態(常時変更する場合と間欠的に変更する
場合について)は、その時間差の大小に応じて場合分け
すればよく、例えば、その時間差が所定の値よりも大き
いときには駆動ロールの回転速度を常時速めるようにす
る一方で、その時間差が所定の値よりも小さいときには
駆動ロールの回転速度を間欠的に速めるように変更すれ
ばよい。
【0033】また、この画像形成装置においては、負荷
部品が変位機構により中間転写体と当接及び離間する部
品である場合、その負荷部品の当接及び離間動作を行う
ための構造を、その離間時に中間転写体全体に加わる外
力の方向が一次転写位置における中間転写体の回転移動
方向とほぼ反対の方向となる構成にするとよい。
【0034】さらに、この画像形成装置においては、中
間転写体が駆動ロールを含む複数の支持ロールに張架さ
れる中間転写ベルトであるとともに、その駆動ロールが
駆動ギアと噛み合って回転動力が伝達されるギアを有す
るものであり、かつ、負荷部品が変位機構によりその中
間転写ベルトと当接及び離間する部品であり、かつ、そ
の負荷部品の当接時に中間転写ベルト全体が一次転写位
置における中間転写ベルトの回転移動方向とほぼ反対の
方向に変位する場合、その駆動ロールのギアと噛み合う
駆動ギアを、前記中間転写ベルト全体の変位をギアどう
しの隙間のない噛み合い状態により阻止する位置に設け
るとよい。
【0035】そして、上記目的を達成する本発明の画像
形成装置は、上記構成の画像形成装置のほかに、回転す
る感光体と、この感光体に露光して潜像を書き込む潜像
書き込み装置と、その潜像を所定の色の現像剤で現像し
てトナー像とする現像装置と、感光体と対向する一次転
写位置で同じ方向に移動するように駆動ロールを含む複
数の支持ロールに張架されて回転し、その感光体上に形
成される各色のトナー像が重ね合わせるように一次転写
され、かつ、その一次転写された多重のトナー像を記録
媒体に一括して二次転写する二次転写位置に搬送する中
間転写ベルトと、この中間転写ベルトに定期的に負荷を
与える負荷部品とを備え、その中間転写ベルトに対する
負荷部品による負荷変動が一次転写中に発生する画像形
成装置において、前記中間転写ベルトに対する負荷が与
えられている間、少なくとも中間転写ベルトの駆動ロー
ルの回転速度を常時又は間欠的に速めた状態にする位置
ずれ補正手段を設けたものでもある。
【0036】また、上記目的を達成する本発明の画像形
成装置は、回転する感光体と、この感光体に露光して潜
像を書き込む潜像書き込み装置と、その潜像を所定の色
の現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、感光体
と対向する一次転写位置で同じ方向に移動するように回
転し、その感光体上に形成される各色のトナー像が重ね
合わせるように一次転写され、かつ、その一次転写され
た多重のトナー像を記録媒体に一括して二次転写する二
次転写位置に搬送する中間転写体と、この中間転写体に
定期的に負荷を与える負荷部品とを備え、その中間転写
体に対する負荷部品による負荷変動が一次転写中に発生
する画像形成装置において、負荷部品が変位機構により
中間転写体と当接及び離間する部品である場合、その負
荷部品の当接及び離間動作を行うための構造を、その離
間時に中間転写体全体に加わる外力の方向が一次転写位
置における中間転写体の回転移動方向とほぼ反対の方向
となるように構成したものでもある。
【0037】さらに、上記目的を達成する本発明の画像
形成装置は、回転する感光体と、この感光体に露光して
潜像を書き込む潜像書き込み装置と、その潜像を所定の
色の現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、感光
体と対向する一次転写位置で同じ方向に移動するように
駆動ロールを含む複数の支持ロールに張架されて回転
し、その感光体上に形成される各色のトナー像が重ね合
わせるように一次転写され、かつ、その一次転写された
多重のトナー像を記録媒体に一括して二次転写する二次
転写位置に搬送する中間転写ベルトと、この中間転写ベ
ルトに定期的に負荷を与える負荷部品とを備え、その中
間転写ベルトに対する負荷部品による負荷変動が一次転
写中に発生する画像形成装置において、その駆動ロール
のギアと噛み合う駆動ギアを、前記中間転写ベルト全体
の変位をギアどうしの隙間のない噛み合い状態により阻
止する位置に設けたものでもある。
【0038】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図2は、本発明
の実施の形態1に係るカラー画像形成装置を示すもので
ある。このカラー画像形成装置は、画像情報等を入力し
た後に画像信号を出力する画像入力部1と、その画像信
号に基づいて用紙に画像を形成する画像出力部2とでそ
の主要部が構成されている。
【0039】画像入力部1は、例えば画像読取装置から
なるものである。この画像読取装置からなる画像入力部
1では、透明な原稿台10の上面に載置された原稿に光
源11から光を照射し、その原稿から反射される反射光
を反射ミラー12、13を介して結像レンズ14に入射
させてCCD(電荷結合素子)等の撮像素子15上に結
像させることにより、撮像素子15においてその入射し
た光を赤(R)、緑(G)及び青(B)の各色に分解し
て画像信号であるR,G,B信号を出力するようになっ
ている。
【0040】画像出力部2は、画像入力部1から入力さ
れるR,G,B信号をイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(B)の各色の画像
信号(Y,M,C,K信号)に変換して記憶するととも
に所定の画像処理を行う画像処理部20を有している。
この画像処理部20から出力される画像信号は、図3に
示すように潜像書き込みタイミング制御部201に入力
され、潜像書き込み装置21でレーザービームLBを変
調する際に使用される。また、画像出力部2は、感光ド
ラム22を中心とする作像部と、中間転写ベルト30を
中心とする中間転写部と、記録用紙Pが給紙される給紙
部とを有している。
【0041】潜像書き込み装置21は、半導体レーザ
(図示省略)から画像信号に応じて変調されたレーザー
光LBを出射し、そのレーザー光LBをポリゴンミラー
21aにより偏向した後、反射ミラー21bで反射させ
て感光ドラム24の外周面の軸方向へ向けて一定の周期
で主走査するようになっている。また、この主走査は、
矢印方向Aに回転する感光ドラム22に対して所定の間
隔(周期)で行われることにより副走査される。これに
より、感光ドラム22の外周面には所定の色(Y,M,
C,Kのいずれか)の静電潜像が順に書き込まれるよう
になっている。なお、感光ドラム22は、潜像の書き込
みに先立って帯電装置23により、その外周面が一様に
帯電される。また、潜像書き込み装置21のレーザー光
LBの行路上には、そのレーザ光LBが所定量照射され
たときに主走査の開始を示す走査開始(SOS)信号を
出力するSOSセンサ21cが配置されている。図3中
の21dはポリゴンミラー21aを回転させる駆動モー
タである。
【0042】作像部では、潜像書き込み装置21により
感光ドラム22に静電潜像が書き込まれると、その潜像
を現像装置24により現像する。現像装置24は、Y,
M,C,K用の各現像ロール24a〜24dを有してお
り、書き込まれた潜像に対応する色のトナー(現像剤)
をその所定の現像ロールを介して感光ドラム22と対向
する現像域に供給して現像を行うようになっている。こ
のようにして感光ドラム22上に形成されたトナー像
は、感光ドラム22と常時接触して回転する中間転写部
の中間転写ベルト30に一次転写される。また、一次転
写後の感光ドラム22の外周面はブレード式等のドラム
クリーナ25で清掃される。
【0043】中間転写部は、中間転写ベルト30が駆動
ロール31及び他の支持ロール32a〜32bによって
矢印方向Bに回転するように支持されている。また、中
間転写ベルト30を挟んで感光ドラム22と反対側に
は、中間転写ベルト30にトナーの帯電極性と逆極性の
転写バイアスを印加してトナー像を中間転写ベルト30
に転写する一次転写ロール33が配置されている。この
一次転写ロール33により、中間転写ベルト30上には
Y,M,C,Kの各トナー像が重ね合わせられるように
転写された多重のトナー像が形成される。
【0044】中間転写ベルト30の支持ロール32aと
対向する反対側の位置には、その支持ロールにより支持
されたベルト30と当接及び離間する二次転写ロール3
4が配置されている。この二次転写ロール34は、二次
転写時にのみ中間転写ベルト30に当接し、それ以外の
ときは離間する。また、中間転写ベルト30の駆動ロー
ル31と対向する反対側の位置には、その駆動ロールに
より支持されるベルト30に当接及び離間するブレード
式のベルトクリーナ35が配置されている。このベルト
クリーナ35は、所定のクリーニング時期にのみ中間転
写ベルト30に当接し、それ以外のときは離間する。
【0045】給紙部では、二次転写タイミングに合わせ
て、トレイ40に積載収容されている複数枚の記録用紙
Pを用紙送出機構41によりトレイ40から1枚ずつ送
り出すようになっている。この給紙部から送り出された
記録用紙Pは、レジストロール42により所定のタイミ
ングで中間転写ベルト30と二次転写ロール34とのニ
ップ(圧接)部に供給される。
【0046】この二次転写ニップ部に記録用紙Pが供給
されると、中間転写ベルト30の支持ロール32aにト
ナーの帯電極性と同極性の転写バイアスが印加される
か、或いは、二次転写ロール34にトナーの帯電極性と
逆極性の転写バイアスが印加される。これにより、中間
転写ベルト30上のトナー像が二次転写ニップ部におい
て記録用紙Pに二次転写される。そして、トナー像が二
次転写された記録用紙Pは、定着装置45に送られてト
ナー像の定着がなされた後、装置外に排出される。以上
により、記録用紙P上にカラー画像が形成される。
【0047】この画像出力部2では、図3に示すよう
に、感光ドラム22と中間転写ベルト30(の駆動ロー
ル31)を別々の駆動モータ27、37で回転駆動させ
ている。この駆動モータ27、37としては、ステッピ
ングモータ等が使用される。感光ドラム22及び中間転
写ベルト30は、原則として、ほぼ同じ平常(周)速度
Nで回転するようになっている。また、中間転写ベル
ト30の外周面にはそのベルト面の反射率とは異なる構
成の基準位置マークを形成している。また、中間転写ベ
ルトの外周面側には、この基準位置マークを検出するた
めのマーク検出センサ36を当該マークと対向する状態
で配置している。このマーク検出センサ36は、基準位
置マークを検出すると、ベルト基準信号TROを出力す
るものである。
【0048】また、この画像出力部2には、図3に示す
ように、画像形成装置の各構成部の動作を制御する各種
の制御信号を発生するメインコントローラ200が設け
られている。このメインコントローラ200には、前記
した潜像書き込みタイミング制御部201のほか、位置
ずれを補正するための位置ずれ補正用制御部202が接
続されている。また、メインコントローラ200、潜像
書き込みタイミング制御部201及び位置ずれ補正用制
御部202には、マーク検出センサ36から出力される
ベルト基準信号TROが入力される。また、潜像書き込
みタイミング制御部201及び位置ずれ補正用制御部2
02には、SOSセンサ21cからSOS信号が入力さ
れる。
【0049】さらに、画像出力部2においては、ポリゴ
ンミラー21aの駆動モータ21dの回転を制御するモ
ータ制御部203と、感光ドラム21の駆動モータ27
の回転を制御するモータ制御部204と、中間転写ベル
ト30の駆動モータ37の回転を制御するモータ制御部
205とが設けられている。このうちモータ制御部20
4、205には、基準クロックを発生する基準クロック
発生部207、208がそれぞれ接続されている。ま
た、ベルトクリーナ35には、その当接及び離間動作を
実行するカム機構38が接続されているとともに、その
カム機構38にはカム動作を制御するカム制御部206
が接続されている。このカム制御部206と位置ずれ補
正用制御部202には、メインコントローラ200から
ベルトクリーナ35の当接及び離間動作を実行するタイ
ミング信号が入力される。
【0050】そして、潜像書き込みタイミング制御部2
01では、潜像の書き込みに際しては、まず、図4に示
すように、ベルト基準信号TROが立ち上がった時点よ
りSOS信号の立下りをカウントし、そのカウント値が
所定値(SOS信号の周期T SOS×N、N:整数)にな
ったときに副走査方向の書き込み開始信号を示す信号で
ある潜像書き込みSOS信号の開始信号を立ち上げてい
る。次いで、潜像書き込み開始信号の立ち上がりから所
定数画素クロックをカウントとした後に、画像処理部2
0に記憶されているY,M,C,K信号を読み出して潜
像書き込み装置21に順に出力するようになっている。
【0051】これにより、潜像書き込み装置21におい
ては、その半導体レーザから各画像信号に応じてレーザ
光LBが出射されるとともに、そのレーザ光LBが駆動
モータ21dの駆動により回転するポリゴンミラー21
aにより偏向されて回転する感光ドラム22に照射され
始める。このようにして、潜像書き込み装置21による
潜像の書き込みが開始される。
【0052】また、感光ドラム22及び中間転写ベルト
30の回転は、PLL(Phase Locked Loop)を用い
たVCO(Voltage control Oscillator)等で構成さ
れた基準クロック発生部207、208から入力電圧に
比例した周波数の基準クロックがモータ制御部204、
205にそれぞれ出力され、その各モータ制御部20
4、205から基準クロックに対応する周波数の励磁電
流が駆動モータ27、37にそれぞれが入力されること
により、駆動モータ27、37が所定の回転数で回転駆
動して感光ドラム22や中間転写ベルト30を所定の速
度で回転させるようになっている。
【0053】さらに、ベルトクリーナ35は、メインコ
ントローラ200から出力される当接及び離間動作のタ
イミングを示すクリーニング動作信号CLNがカム制御
部206に入力されることにより、カム機構38が回転
動作してベルトクリーナ35を中間転写ベルト30に当
接させたり又はそのベルト30から離間させるようにな
っている。クリーニング動作信号CLNは、図5に示す
ように、クリーニング動作工程の手前の段階で入力され
る基準信号TROに基づいて出力されるようになってい
る。すなわち、クリーニング動作信号CLNは、その基
準信号TROが立ち上がった時点から所定時間t1が経
過した後に立ち上げられる。これにより、ベルトクリー
ナ35が中間転写ベルト30に当接する。また、そのク
リーニング動作信号CLNが立ち上がった時点から所定
時間t2が経過した後に立ち下がり、これによりベルト
クリーナ35が中間転写ベルト30から離間する。
【0054】そして、位置ずれ補正用制御部202で
は、ベルトクリーナ35の当接及び離間動作がトナー像
の一次転写中に行われる場合に、感光ドラム22と中間
転写ベルト30の回転速度を変更(増減)する制御を行
うようになっている。
【0055】すなわち、この実施の形態では、図5に示
すように、基本的に、ベルトクリーナ35が中間転写ベ
ルト30に当接するときに一次転写されることになるト
ナー像部分に相当する潜像の書き込み時に、感光ドラム
22及び中間転写ベルト30の回転速度を平常速度SN
よりも速い速度SH(>SN)に変更する制御信号MHを
所定の時間t3だけモータ制御部204、205に同時
かつ同様に出力する。また、ベルトクリーナ35が中間
転写ベルト30から離間するときに一次転写されること
になるトナー像部分に相当する潜像の書き込み時に、感
光ドラム22及び中間転写ベルト30の回転速度を平常
速度SNよりも遅い速度SL(<SN)に変更するための
制御信号MLを所定の時間t4だけモータ制御部20
4、205に同時かつ同様に出力する。
【0056】この場合、各制御信号MH、MLは、いず
れも基準信号TROから所定の時間t5,t6が経過し
た時点で出力される。そして、その所定時間t5につい
ては、図5に示すように、クリーニング動作信号CLN
の基準信号TROからの所要時間t1から、ベルトクリ
ーナ35が当接する時点とその当接時に一次転写が開始
されるトナー像の潜像を書き込む時点との間の所要時間
t7を差し引いた時間として設定される。また、その所
定時間t6については、クリーニング動作信号CLNの
基準信号TROからの所要時間t1とクリーニング動作
時間t2との合計時間(t1+t2)から、ベルトクリ
ーナ35が離間する時点とその離間時に一次転写が開始
されるトナー像の潜像を書き込む時点との間の所要時間
t8を差し引いた時間として設定される。
【0057】図6は、前記4色(Y,M,C,K)のト
ナー像を重ね合わせて形成するフルカラー画像を複数枚
連続して形成する場合における位置ずれ補正用制御部2
02の制御動作を示す説明図である。
【0058】この連続したフルカラー画像の形成におい
ては、従来技術の項で既述したように、例えば2枚目の
Y色像を一次転写しているときにベルトクリーナ35が
離間し、そのK色像を一次転写しているときにベルトク
リーナ35が当接することになる。これにより、ベルト
クリーナ35が離間した際には中間転写ベルト30の回
転速度が平常速度SNよりも速くなり、反対に、ベルト
クリーナ35が当接した際には中間転写ベルト30の回
転速度が平常速度SNよりも遅くなるように変動する。
このような速度変動が生じた中間転写ベルト30に一次
転写されるトナー像には、前述したように位置ずれが発
生してしまう。
【0059】そこで、この画像形成装置においては、こ
のようなカラー画像形成が行われる場合、例えば、2枚
目のカラー画像形成におけるY色及びK色の潜像形成時
に、位置ずれ補正用制御部202から感光ドラム22の
駆動モータ27のモータ制御部204と中間転写ベルト
30の駆動モータ37のモータ制御部205とに対し、
前記制御信号MH、MLが同時かつ同様に出力される。
【0060】すなわち、2枚目のY色の潜像形成時にお
いては、図7に示すように、基準信号TROから所定時
間t6が経過すると、制御信号MLがモータ制御部20
4及びモータ制御部205に出力される。これにより、
感光ドラム22の回転速度が平常速度SNから遅い速度
Lに所定時間t4だけ変更される。この際、中間転写
ベルト30の回転速度についても同様に平常速度SN
ら遅い速度SLに所定時間t4だけ変更される。この結
果、潜像書き込み装置21による潜像の副走査方向にお
ける書き込む間隔(ピッチ)は一定であるため、平常速
度SNで回転している間の感光ドラム22には潜像が一
定のピッチE0で書き込まれるのに対し、感光ドラム2
2が遅い速度SLで回転している間は潜像が正規のピッ
チE0よりも狭いピッチE2(<E0)で(ピッチEが
狭くなる方向にずれるような状態で)書き込まれる。
【0061】このようにして書き込まれた潜像は、Y色
の現像装置24(の現像ロール24a)により現像され
てY色のトナー像とされた後、中間転写ベルト30に一
次転写されるが、この一次転写中にクリーニング動作を
していたベルトクリーナ35が中間転写ベルト30から
離間する。このベルトクリーナ35の離間動作により、
中間転写ベルト30が平常速度SNよりも速い速度で一
時的に回転する。また、この際、先の狭いピッチE2で
書き込まれた潜像に対応するトナー像部分が一次転写位
置に到達して一次転写される。そして、このときの中間
転写ベルト30は感光ドラム22と相対的な速度差をも
って速い速度で回転することになるため、上記狭いピッ
チE2に対応するトナー像部分は、その速度差により間
延びする方向にずれるような状態で中間転写ベルト30
に一次転写される。つまり、狭いピッチE2に対応する
トナー像部分は、その狭いピッチE2の状態が中間転写
ベルト30の感光ドラム22との上記速度差により相殺
される結果、中間転写ベルト30上にはほぼ正規のピッ
チE0で一次転写されるようになる。
【0062】従って、ベルトクリーナ35の離間動作に
より中間転写ベルト30が一時的に速く回転した場合で
あっても、そのY色のトナー像部分は位置ずれすること
なくほぼ正常に一次転写される。なお、感光ドラム22
及び中間転写ベルト30の速度が変更される際に、Y色
のトナー像の一部が一次転写されている場合であって
も、感光ドラム22と中間転写ベルト22が同時に同じ
回転速度に変更されるため、その一次転写動作には何ら
支障はない。この点は、次のK色の場合についても同様
である。
【0063】一方、2枚目のK色の潜像形成時において
は、図8に示すように、基準信号TROから所定時間t
6が経過すると、制御信号MHがモータ制御部204及
びモータ制御部205に出力される。これにより、感光
ドラム22の回転速度が平常速度SNから速い速度SH
所定時間t3だけ変更される。この際、中間転写ベルト
30の回転速度についても同様に平常速度SNから速い
速度SHに所定時間t3だけ変更される。この結果、潜
像書き込み装置21による潜像の副走査方向における書
き込む間隔(ピッチ)は一定であるため、平常速度SN
で回転している間の感光ドラム22には潜像が一定のピ
ッチE0で書き込まれるのに対し、感光ドラム22が速
い速度SHで回転している間は潜像がピッチE0よりも
広いピッチE1(>E0)で(ピッチEが広がる方向に
ずれるような状態で)書き込まれる。
【0064】このようにして書き込まれた潜像は、K色
の現像装置24(現像ロール24d)により現像されて
Y色のトナー像とされた後、中間転写ベルト30に一次
転写されるが、この一次転写中にベルトクリーナ35が
中間転写ベルト30に当接してクリーニング動作に入
る。このベルトクリーナ35の当接動作により、中間転
写ベルト30が平常速度SNよりも遅い速度で一時的に
回転する。また、この際、先の広いピッチE1で書き込
まれた潜像に対応するトナー像部分が一次転写位置に到
達して一次転写される。そして、このときの中間転写ベ
ルト30は感光ドラム22と相対的な速度差をもって遅
い速度で回転するため、上記広いピッチE2に対応する
トナー像部分は、その速度差に応じてそのピッチEが縮
む方向にずれるような状態で中間転写ベルト30に一次
転写される。つまり、この場合も、広いピッチE1に対
応するトナー像部分は、その広いピッチの状態が中間転
写ベルト30の感光ドラム22との上記速度差により相
殺される結果、中間転写ベルト30上にはほぼ正規のピ
ッチE0で一次転写されるようになる。
【0065】従って、ベルトクリーナ35の当接動作に
より中間転写ベルト30が一時的に遅く回転した場合で
あっても、そのK色のトナー像部分は位置ずれすること
なくほぼ正常に一次転写される。
【0066】以上により、最終的に得られるフルカラー
画像は、一次転写中におけるベルトクリーナ35の当接
及び離間動作により中間転写ベルト30の速度が変動す
ることに起因した色ずれのない良質なカラー画像とな
る。詳しくは、従来技術の項で図21や図22に基づい
て説明したY色における間延びした状態で転写形成され
るトナー像部分(T3)やK色における縮んだ状態で転
写形成されるトナー像部分(T2)がほぼ正常なピッチ
で一次転写されるようになる結果、位置ずれの発生も低
減されるようになる。
【0067】なお、この実施の形態1に係る画像形成装
置においては、図9に示すように、感光ドラム22と中
間転写ベルト30(の駆動ロール31)を1つの駆動モ
ータ210で回転駆動させるように構成してもよい。
【0068】この場合、その駆動モータ210は、1つ
の基準クロック発生部222が接続された1つのモータ
制御部211により制御するようにする。そして、この
ように構成した画像形成装置の場合においても、その位
置ずれ補正用制御部202から前記したような制御信号
MH、MLをモータ制御部211に出力することによ
り、感光ドラム22及び中間転写ベルト30の回転速度
が前記した画像形成装置の場合と同様に変更され、特定
のトナー像部分に関する潜像の書き込み状態が調整され
る。この結果、同様にして位置ずれの発生を抑制するこ
とができる。
【0069】また、この実施の形態1に係る画像形成装
置においては、位置ずれ補正用制御部202により感光
ドラム22及び中間転写ベルト30の回転速度を変更し
て特定の潜像の書き込み状態を調整する構成に代えて、
図10に例示するように、位置ずれ補正用制御部202
により潜像書き込み装置21のポリゴンミラー21aの
回転速度を変更(増減)することにより、クリーナ35
の当接及び離間動作時に一次転写されるトナー像部分に
相当する潜像の書き込み状態を調整するという構成を採
用してもよい。
【0070】この場合には、図3(又は図9)に点線矢
印で示すように、位置ずれ補正用制御部202からポリ
ゴンミラー21aの駆動モータ21dを制御するモータ
制御部203に所定の制御信号が出力される。すなわ
ち、ベルトクリーナ35が中間転写ベルト30に当接す
るときに一次転写されることになるトナー像部分に相当
する潜像の書き込み時には、ポリゴンミラー21aを平
常速度よりも遅い速度で回転させる制御信号が出力され
る。一方、ベルトクリーナ35が中間転写ベルト30か
ら離間するときに一次転写されることになるトナー像部
分に相当する潜像の書き込み時には、ポリゴンミラー2
1aを平常速度よりも速い速度で回転させる制御信号が
出力される。なお、この際、感光ドラム22及び中間転
写ベルト30はいずれも平常速度で回転させる。これに
より、フルカラー画像を連続して形成する場合において
は、そのY色及びK色のトナー像を一次転写させる際
に、クリーナ35の当接及び離間動作があっても、その
各トナー像の潜像が一次転写に先立って予めずれた状態
で形成されるため、前述した感光ドラム22及び中間転
写ベルト30の回転速度を変更した場合(図6〜図8)
と同様に、一次転写時には位置ずれがほとんどなく正常
に転写される。
【0071】さらに、この実施の形態1に係る画像形成
装置においては、潜像書き込み装置21として半導体レ
ーザとポリゴンミラー21aからなる走査型のものを用
いる例について説明したが、LED(発光ダイオード)
等を(副走査方向にそって)ライン状に配したライン発
光素子型の潜像書き込み装置を用い、そのライン発光素
子の点灯タイミング(の周期)を変更することにより、
クリーナ35の当接及び離間動作時に一次転写されるト
ナー像部分に相当する潜像の書き込み状態を調整すると
いう構成を採用してもよい。
【0072】すなわち、ベルトクリーナ35が中間転写
ベルト30に当接するときに一次転写されることになる
トナー像部分に相当する潜像の書き込み時には、ライン
発光素子の点灯タイミングの周期を平常周期よりも遅い
周期で点灯させる。一方、ベルトクリーナ35が中間転
写ベルト30から離間するときに一次転写されることに
なるトナー像部分に相当する潜像の書き込み時には、ラ
イン発光素子の点灯タイミングの周期を平常周期よりも
速い周期で点灯させる。
【0073】[実施の形態2]図11は、本発明の実施
の形態2に係るカラー画像形成装置(の動作内容)を示
すものである。この画像形成装置は、位置ずれ補正用制
御部202により、ベルトクリーナ35の当接時に中間
転写ベルト30とその駆動ロール31の間で発生するマ
イクロスリップによる位置ずれを抑制するように構成し
た以外は、実施の形態1に係る画像形成装置と同じ構成
からなるものである。
【0074】すなわち、位置ずれ補正用制御部202
は、ベルトクリーナ35が中間転写ベルト30に当接及
び離間動作するときに感光ドラム22の駆動モータ27
及び中間転写ベルト30の駆動モータ37を同時にかつ
同量だけ増減させることに加えて、ベルトクリーナ35
の当接している間も駆動ロール31の速度を変更するよ
うになっている。
【0075】クリーナ35の当接時における駆動ロール
37の速度変更に際しては、まず、中間転写ベルト30
の1回転するに必要な所要時間Eを、そのベルトクリー
ナ35が当接しているときの所要時間E1と当接してい
ないときの所要時間E2(<E1)とを計測するサイク
ルが実行される。この計測サイクルは、非画像形成時に
実行しても、あるいは、画像形成中に実行してもよい。
この際、中間転写ベルト30の所要時間Eの計測は、そ
のベルト30にある基準位置マークを検出するマーク検
出センサ36の検出信号により次の基準位置マークを検
出時までに要する時間を計測することにより得られる。
【0076】次いで、その計測した所要時間E1,E2
からスリップ量(E1−E2)/E1を位置ずれ補正用
制御部202において算出し、しかる後、そのスリップ
量に相当する分だけ駆動ロール31の駆動モータ37に
おけるモータ入力クロック周波数(=基準クロック周波
数/分周値)を変更し、その情報をモータ制御部205
に出力する。実際、モータ入力クロック周波数の変更
は、分周値を変えることにより行われる。これにより、
クリーナ35の当接中における駆動ロール31の駆動モ
ータ37の回転数が変更(増加)させられる。
【0077】また、モータ入力クロック周波数を変更す
るに際しては、位置ずれ補正用制御部202において、
そのモータ入力クロック周波数の可変幅[=1/(初期
分周値+1)]と上記スリップ量とを対比する。そし
て、その可変幅がスリップ量よりも小さい場合には、駆
動モータ37の回転数をクリーナ35が当接している間
だけ常時高めた状態にする。一方、その可変幅がスリッ
プ量以上である場合には、駆動モータ37の回転数をク
リーナ35が当接している間だけ複数回にわけて間欠的
に高める(切り替える)状態にする。駆動モータ37の
回転数を間欠的に変更する場合、その間欠させる度合い
は、以下のようにして設定される。すなわち、駆動モー
タ37を1/(初期分周値+1)で駆動した際の速度増
加率をV1%、中間転写ベルト30の1回転の所要時間
をTB、増速回転の全実行時間をTtとしたとき、V1×
(Tt/TB)が狙いとする速度増加率V1と等しくなる
ように設定される。図11の例は、駆動モータ37の速
度を7回に分けて間欠的に変更する例である。
【0078】このようなクリーナ35の当接時における
駆動ロール37の速度変更を実行することにより、図1
1に示すように、中間転写ベルト30のマイクロスリッ
プによる位置ずれが間欠的に低減される。この結果、ク
リーナ35の当接時に一次転写されて形成される記録用
紙上の画像もその位置ずれが低減された良好な状態で得
られるようになる。
【0079】また、モータ入力クロック周波数の可変幅
がスリップ量よりも小さい場合には、図11に2点鎖線
で例示するように、駆動モータ37の回転数をクリーナ
35が当接している間だけ常時高めた状態に変更されこ
とになる。
【0080】なお、この実施の形態2は、感光ドラム2
2と中間転写ベルト30を異なる駆動モータ27、37
で独立して駆動する場合を前提として説明したが、その
感光ドラム22と中間転写ベルト30を同じ1つの駆動
モータ210で駆動させる場合(図9参照)においても
同様に適用することができる。すなわち、図12に例示
するように、感光ドラム22及び中間転写ベルト30を
駆動する駆動モータ(210)の回転数を、例えば前述
したようにモータ入力クロック周波数を変更することで
間欠的に変更するようにすればよい。
【0081】[実施の形態3]図13は、本発明の実施
の形態3に係る画像形成装置(のベルトクリーナ)を示
すものである。この画像形成装置は、ベルトクリーナ3
5の当接及び離間動作を行うための構造を、その離間時
に中間転写体ベルト(中間転写部)全体に加わる外力の
方向が一次転写位置における中間転写ベルト30の回転
移動方向Bとほぼ反対の方向となるように構成した以外
は、実施の形態1又は2に係る画像形成装置と同じ構成
からなるものである。
【0082】すなわち、この実施の形態3におけるベル
トクリーナ35は、そのクリーニングブレード37aが
支軸51を中心に揺動する揺動アーム50に取り付けら
れている。揺動アーム50は、駆動ロール31の軸にも
支持された支持プレート52に取り付けられている。ま
た、揺動アーム50は、その上端部50aが引っ張りば
ね53により点線矢印方向に付勢されているとともに、
その下端部50bがカム機構54により変位するように
構成されている。そして、このクリーナ35は、カム機
構54を除く構成部分が中間転写ベルト30を中心とす
る中間転写部(ベルトユニット)と一体的になっている
のに対し、カム機構54は画像形成装置本体(画像出力
部本体)側に取り付けられている。
【0083】このような構成からなるベルトクリーナ3
5では、そのクリーニングブレード37aが中間転写ベ
ルト30から離間しているときには、その揺動アーム5
0の下端部50bがカム機構54により矢印で示す方向
の外力F1を受けており、この結果、その揺動アーム5
0を支持する支持プレート52を介して中間転写ベルト
30を中心とする中間転写部も矢印で示す方向の外力F
1を受けている状態となる。このときの外力F1の方向
は、一次転写位置における中間転写ベルト30の回転移
動方向Bとほぼ反対の方向である。
【0084】そして、クリーニング動作時になると、図
14に示すように、カム機構54が駆動して揺動アーム
50を揺動させることによりクリーニングブレード37
aが中間転写ベルト30に当接することになるが、この
際、揺動アーム50の下端部50bはカム機構54によ
る前記外力F1が解除され、その上端部50aが引っ張
りバネ53による付勢力(点線矢印)を受けるのみであ
る。このように揺動アーム50が外力F1を受けなくな
ることにより、中間転写ベルト30を中心とする中間転
写部も同様に外力F1を受けなくなるため、その中間転
写部全体が矢印D方向に僅かに変位する。
【0085】したがって、クリーナ35の当接により中
間転写ベルト30自身の回転速度の低下により一次転写
位置での位置ずれがベルトの回転移動方向Bとは反対の
方向に発生するが、その際に、中間転写ベルト30を中
心とする中間転写部がベルトの回転移動方向Bとは反対
の上記矢印D方向に変位するため、その分、クリーナ3
5が当接する際の中間転写ベルト30の一次転写位置に
おける速度の低下が低減される。この結果、クリーナ3
5の当接時に一次転写されるトナー像の位置ずれも一層
低減されるようになる。そして、前記位置ずれ補正用制
御部202による潜像の書き込みを併せて実行すること
により、一次転写時の像の位置ずれをより有効に低減す
ることが可能となる。
【0086】なお、この実施の形態3では、上記構成か
らなるベルトクリーナ35の構成を位置ずれ補正用制御
部202と併せて適用した場合を例示したが、位置ずれ
補正用制御部202を適用せず、そのクリーナ35を適
用するのみであってもよい。すなわち、少なくともクリ
ーナ35の当接時に一次転写される像の位置ずれを低減
することが可能となる。
【0087】[実施の形態4]図15は、本発明の実施
の形態4に係る画像形成装置(の駆動ロールのギアと駆
動ギアとの関係)を示すものである。この画像形成装置
は、ベルトクリーナ35の当接時に中間転写ベルト30
を中心とする中間転写部全体が一次転写位置における中
間転写ベルト30の回転移動方向Bとほぼ反対の方向H
(図16や従来技術における図19参照)に変位する場
合、駆動ロール31のギア31aに噛み合う駆動ギア3
9を特定の位置に設けた以外は実施の形態1又は2に係
る画像形成装置と同じ構成からなるものである。
【0088】まず、この画像形成装置におけるベルトク
リーナ35は、実施の形態3におけるクリーナ35と対
比した場合(図13、14参照)、特にクリーニングブ
レード37aを支持する揺動アーム50の上端部50a
がカム機構54により変位するように構成され、その下
端部50bが引っ張りばね53により点線矢印方向に付
勢されている点で異なる。これにより、クリーニングブ
レード37aが中間転写ベルト30から離間していると
きには、その揺動アーム50の上端部50aがカム機構
54により矢印で示す方向の外力F2を受けており、こ
の結果、中間転写ベルト30を中心とする中間転写部も
矢印で示す方向の外力F2を同様に受けている状態とな
る。このときの外力F2の方向は、一次転写位置におけ
る中間転写ベルト30の回転移動方向Bとほぼ同じ方向
である。そして、このようなクリーナ35では、クリー
ニングブレード37aが中間転写ベルト30に当接した
ときには、図16に示すように、一次転写位置における
中間転写ベルト30の回転移動方向Bとほぼ反対の方向
Hに僅かに変位するようになる。
【0089】そこで、この実施の形態4では、駆動ギア
39を、駆動ロール31のギア31aの上部側に配置し
ている。なお、この駆動ギア39を設ける位置は、その
駆動ギア39と駆動ロールのギア31aとが噛み合った
状態により、中間転写部の矢印H方向の変位を阻止でき
る位置であれば、適宜変更することが可能である。
【0090】これにより、中間転写ベルト30が回転し
ているときには、図17に示すように、その駆動ロール
31のギア31aと駆動ギア39との間のバックラッシ
Gは、各ギアの回転方向上流側に発生するようになる。
そして、クリーニング動作時において、ベルトクリーナ
35が中間転写ベルト30に当接すると、前記したよう
に中間転写ベルト30を中心とする中間転写部が矢印H
方向に変位しようとする。しかし、駆動ギア39が駆動
ロール31のギア31aと回転方向下流側で隙間がない
状態で噛み合っているため、その中間転写部の矢印H方
向への変位が阻止される。
【0091】したがって、ベルトクリーナ35が中間転
写ベルト30に当接した際に、中間転写ベルト30を中
心とする中間転写部は矢印H方向に変位しにくくなる。
すなわち、従来技術のように、クリーナ35の当接時に
おける中間転写ベルト30の回転速度の低下(一次転写
位置での回転移動方向Bと反対側に遅れて進む状態)に
加えて、中間転写部の矢印H方向の変位がそのギアのガ
タGによる変位許容幅Lだけ更に増えてしまうようなこ
とが発生しない。この結果、クリーナ35の当接時に一
次転写されるトナー像の位置ずれも低減されるようにな
る。そして、前記位置ずれ補正用制御部202による潜
像の書き込みを併せて実行することにより、一次転写時
の像の位置ずれをより有効に低減することが可能とな
る。
【0092】なお、この実施の形態4では、駆動ギア3
9の配置構成を位置ずれ補正用制御部202と併せて適
用した場合を例示したが、位置ずれ補正用制御部202
を適用せず、その駆動ギア39の配置構成を適用するの
みであってもよい。すなわち、少なくともクリーナ35
の当接時に一次転写される像の位置ずれを低減すること
が可能となる。
【0093】[他の実施形態]実施の形態1〜4では、
ベルトクリーナ35の当接及び離間動作により中間転写
ベルト30の回転速度が変動する場合を前提とした位置
ずれ補正手段の構成例にして説明したが、二次転写ロー
ル34の中間転写ベルト30への当接及び離間動作によ
り中間転写ベルト30の回転速度が変動する場合のみ又
はベルトクリーナ35と併せた場合を前提した位置ずれ
補正手段を構成しても構わない。
【0094】また、実施の形態1〜3では、中間転写ベ
ルト30を使用する画像形成装置に適用した場合につい
て例示したが、本発明はドラム形態からなる中間転写ド
ラムを用いた画像形成装置に同様に適用することが可能
である。また、本発明は、感光ドラムを使用する画像形
成装置に適用することも可能である。さらに、1つの感
光ドラム10を用いて作像プロセスを4回(サイクル)
繰り返すことによりカラー画像を形成するタイプのカラ
ー画像形成装置を例示したが、必要であれば、本発明
は、複数の感光ドラムを用いてその各感光ドラムにカラ
ー画像を構成する各色のトナー像を別々に形成してその
各感光ドラムから中間転写体に順次一次転写する、いわ
ゆるタンデムタイプのカラー画像形成装置であってもよ
い。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、特定の潜像の書き込み状態を変更する等
により、中間転写体に対する負荷変動が一次転写中に発
生する場合における位置ずれ(色ずれなど)の発生を十
分に抑制することができる。これにより、位置ずれに伴
う色ずれや濃度むら等のない良好な画像形成(特にフル
カラー画像の形態)が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の作用効果を示すものであり、(a)
は従来技術における位置ずれの発生に関与する主な動作
状態を示す概念図、(b)は本発明による位置ずれの発
生低減効果に関与する主な動作状態を示す概念図。
【図2】 実施の形態1に係るカラー画像形成装置を示
す概要図。
【図3】 図2の画像形成装置(別個の駆動モータを使
用する場合)における制御系の構成を示すブロック図。
【図4】 潜像の書き込みタイミングを示す説明図。
【図5】 位置ずれ補正手段による制御動作(感光ドラ
ムと中間転写ベルトの回転速度を変更する場合)を示す
タイミングチャート。
【図6】 連続したフルカラー画像形成時における主な
動作状態を示すタイミングチャート。
【図7】 ベルトクリーナの離間時における主な動作状
態を示すタイミングチャート。
【図8】 ベルトクリーナの当接時における主な動作状
態を示すタイミングチャート。
【図9】 図2の画像形成装置(同一の駆動モータを使
用する場合)における制御系の構成を示すブロック図。
【図10】 連続したフルカラー画像形成時における主
な動作状態(ポリゴンミラーの回転速度を変更する場
合)を示すタイミングチャート。
【図11】 実施の形態2に係る画像形成装置(別個の
駆動モータを使用する場合)における主な動作状態を示
すタイミングチャート。
【図12】 実施の形態2において同一の駆動モータを
使用する画像形成装置における主な動作状態を示すタイ
ミングチャート。
【図13】 実施の形態3に係る画像形成装置における
ベルトクリーナの離間時における構成及び状態を示す要
部説明図。
【図14】 図13のベルトクリーナの当接時における
状態を示す要部説明図。
【図15】 実施の形態4に係る画像形成装置(ベルト
クリーナ離間時)における駆動ギアの配置及び中間転写
部の状態を示す要部説明図。
【図16】 図15の画像形成装置(ベルトクリーナ当
接時)における中間転写部の状態を示す要部説明図。
【図17】 図15のベルトクリーナ当接時における駆
動ギアと駆動ロールのギアとの噛み合い状態を示す要部
拡大説明図。
【図18】 従来の中間転写方式の画像形成装置の要部
を示す概念図。
【図19】 図18の画像形成装置におけるベルトクリ
ーニング装置の構成及びその動作状態を示す概念図。
【図20】 連続したフルカラー画像形成時における主
な動作状態を示すタイミングチャート。
【図21】 一次転写中に負荷変動が発生した場合にお
ける位置ずれの状態を示す平面説明図。
【図22】 一次転写中に負荷変動が発生した場合にお
ける位置ずれの発生状態を示す説明図。
【図23】 一次転写中に負荷変動が発生した場合にお
ける各色及び全色の位置ずれ状態を示す説明図。
【図24】 従来のベルトクリーニング装置が当接して
いる間に発生する中間転写ベルトの位置ずれ及び像の位
置ずれ状態を示す説明図。
【図25】 従来のベルトクリーニング装置の当接時に
発生するベルトユニットの変位とその変位に起因した位
置ずれの状態を示す説明図。
【図26】 従来の中間転写ベルトの駆動ロールギアと
その駆動ギアとの配置関係及びその噛み合い状態を示す
説明図。
【符号の説明】
21…潜像書き込み装置、22…感光ドラム(感光
体)、25…現像装置、30…中間転写ベルト(中間転
写体)、31…駆動ロール、31a…ギア、32…支持
ロール、34…二次転写ロール(負荷部品)、35…ベ
ルトクリーナ(負荷部品)、39…駆動ギア、202…
位置ずれ補正用制御部(位置ずれ補正手段)、P…記録
用紙(記録媒体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/04 G03G 15/04 120 15/16 21/00 372 21/14 Fターム(参考) 2H027 EB06 ED02 ED06 ED24 EE02 EE03 EE07 EF09 2H030 AA01 AD16 BB02 BB12 BB16 BB24 BB42 BB46 BB53 2H071 CA01 CA05 DA02 DA09 DA15 DA31 EA04 EA18 2H076 AB02 AB12 AB16 AB42 DA42 EA01 2H200 FA04 GA23 GA34 GA47 GA50 HA02 HB12 HB22 JA02 JB10 JC03 JC07 JC09 JC12 JC19 LB02 LB09 LB13 PA11 PA23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する感光体と、この感光体に露光し
    て潜像を書き込む潜像書き込み装置と、その潜像を所定
    の色の現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、感
    光体と対向する一次転写位置で同じ方向に移動するよう
    に回転し、その感光体上に形成される各色のトナー像が
    重ね合わせるように一次転写され、かつ、その一次転写
    された多重のトナー像を記録媒体に一括して二次転写す
    る二次転写位置に搬送する中間転写体と、この中間転写
    体に定期的に負荷を与える負荷部品とを備え、その中間
    転写体に対する負荷部品による負荷変動が一次転写中に
    発生する画像形成装置において、 前記中間転写体に対する負荷変動が発生するときに一次
    転写されることになるトナー像部分に相当する潜像を、
    その負荷変動により中間転写体上で生じうる像の位置ず
    れの方向と反対の方向にずらした状態で書き込む位置ず
    れ補正手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 位置ずれ補正手段は、潜像書き込み装置が前記トナー像
    部分の潜像を書き込む間、感光体及び中間転写体の回転
    速度をその潜像のずらすべき方向に応じて同時にかつ同
    量だけ変更することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 位置ずれ補正手段は、潜像書き込み装置が前記トナー像
    部分の潜像を書き込む間、潜像書き込み装置の感光体回
    転方向に対する書き込み間隔をその潜像のずらすべき方
    向に応じて変更することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 中間転写体が駆動ロールを含む複数の支持ロールに張架
    される中間転写ベルトである場合、 位置ずれ補正手段は、その中間転写ベルトに対して負荷
    部品による負荷が与えられている間、少なくとも中間転
    写ベルトの駆動ロールの回転速度を常時又は間欠的に速
    めた状態に変更することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 負荷部品が変位機構により中間転写体と当接及び離間す
    る部品である場合、 その負荷部品の当接及び離間動作を行うための構造を、
    その離間時に中間転写体全体に加わる外力の方向が一次
    転写位置における中間転写体の回転移動方向とほぼ反対
    の方向となる構成にしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 中間転写体が駆動ロールを含む複数の支持ロールに張架
    される中間転写ベルトであるとともに、その駆動ロール
    が駆動ギアと噛み合って回転動力が伝達されるギアを有
    するものであり、かつ、負荷部品が変位機構によりその
    中間転写ベルトと当接及び離間する部品であり、かつ、
    その負荷部品の当接時に中間転写ベルト全体が一次転写
    位置における中間転写ベルトの回転移動方向とほぼ反対
    の方向に変位する場合、 その駆動ロールのギアと噛み合う駆動ギアを、前記負荷
    部品の当接時における中間転写ベルト全体の変位をギア
    どうしの隙間のない噛み合い状態により阻止する位置に
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 回転する感光体と、この感光体に露光し
    て潜像を書き込む潜像書き込み装置と、その潜像を所定
    の色の現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、感
    光体と対向する一次転写位置で同じ方向に移動するよう
    に駆動ロールを含む複数の支持ロールに張架されて回転
    し、その感光体上に形成される各色のトナー像が重ね合
    わせるように一次転写され、かつ、その一次転写された
    多重のトナー像を記録媒体に一括して二次転写する二次
    転写位置に搬送する中間転写ベルトと、この中間転写ベ
    ルトに定期的に負荷を与える負荷部品とを備え、その中
    間転写ベルトに対する負荷部品による負荷変動が一次転
    写中に発生する画像形成装置において、 前記中間転写ベルトに対する負荷が与えられている間、
    少なくとも中間転写ベルトの駆動ロールの回転速度を常
    時又は間欠的に速めた状態にする位置ずれ補正手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 回転する感光体と、この感光体に露光し
    て潜像を書き込む潜像書き込み装置と、その潜像を所定
    の色の現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、感
    光体と対向する一次転写位置で同じ方向に移動するよう
    に回転し、その感光体上に形成される各色のトナー像が
    重ね合わせるように一次転写され、かつ、その一次転写
    された多重のトナー像を記録媒体に一括して二次転写す
    る二次転写位置に搬送する中間転写体と、この中間転写
    体に定期的に負荷を与える負荷部品とを備え、その中間
    転写体に対する負荷部品による負荷変動が一次転写中に
    発生する画像形成装置において、 負荷部品が変位機構により中間転写体と当接及び離間す
    る部品である場合、 その負荷部品の当接及び離間動作を行うための構造を、
    その離間時に中間転写体全体に加わる外力の方向が一次
    転写位置における中間転写体の回転移動方向とほぼ反対
    の方向となるように構成したことを特徴とする画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 回転する感光体と、この感光体に露光し
    て潜像を書き込む潜像書き込み装置と、その潜像を所定
    の色の現像剤で現像してトナー像とする現像装置と、感
    光体と対向する一次転写位置で同じ方向に移動するよう
    に駆動ロールを含む複数の支持ロールに張架されて回転
    し、その感光体上に形成される各色のトナー像が重ね合
    わせるように一次転写され、かつ、その一次転写された
    多重のトナー像を記録媒体に一括して二次転写する二次
    転写位置に搬送する中間転写ベルトと、この中間転写ベ
    ルトに定期的に負荷を与える負荷部品とを備え、その中
    間転写ベルトに対する負荷部品による負荷変動が一次転
    写中に発生する画像形成装置において、 中間転写体が駆動ロールを含む複数の支持ロールに張架
    される中間転写ベルトであるとともに、その駆動ロール
    が駆動ギアと噛み合って回転動力が伝達されるギアを有
    するものであり、かつ、負荷部品が変位機構によりその
    中間転写ベルトと当接及び離間する部品であり、かつ、
    その負荷部品の当接時に中間転写ベルト全体が一次転写
    位置における中間転写ベルトの回転移動方向とほぼ反対
    の方向に変位する場合、 その駆動ロールのギアと噛み合う駆動ギアを、前記中間
    転写ベルト全体の変位をギアどうしの隙間のない噛み合
    い状態により阻止する位置に設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
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