JP6035300B2 - ノイズ除去機構 - Google Patents
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Description
(1)本発明の一態様に係るノイズ除去機構は、車両の窓開口部を覆う窓パネル(例えば、実施形態における窓開口部2)と、前記窓パネルに設けられ、前記車両に配置された装置と外部機器との間で信号の送受信を行うためのアンテナ(例えば、実施形態におけるアンテナ30)と、前記窓パネルの取付面に取り付けられ、前記車両の周囲を監視するためのレーダー装置(例えば、実施形態におけるレーダー装置20)とを備え、前記取付面に、前記レーダー装置によるノイズを除去するための導電部材からなるノイズ除去部(例えば、実施形態におけるノイズ除去線11)を、前記アンテナとは電気的に分離させて設け、前記窓パネルは、前記レーダー装置が送受信するレーダー波を透過可能な透過面を備え、前記ノイズ除去部は、線状の導電部材からなり、前記透過面の外縁全体を囲む周囲線を備え、前記アンテナは、前記周囲線によって囲まれた領域よりも外側に設けられ、前記周囲線は、前記透過面の外縁全体を囲む単一の線状に形成され、かつ、前記周囲線全体は前記レーダー装置のカバーの内側に形成されていることを特徴とする。
また、ノイズ除去部を線状の導電部材から構成し、窓パネルの透過面全体を囲むように周囲線を形成することによって、レーダー装置のレーダー波を通じて窓パネルの透過面に作用したノイズが、この周囲線で囲まれた領域から外側に抜け出ることを防止する。これによってアンテナにノイズが伝搬することをより一層確実に抑制することが可能になる。
また、送信側透過領域と受信側透過領域との隣接部分を1つの区分線によって区分けすることで、それぞれの領域を囲むことができるので、ノイズ除去部のレイアウトを簡略化して形成を容易にすることができる。
図2は、レーダー装置20を室内側から見た時の平面図である。また、図3は、レーダー装置20を車幅方向から見た時の断面図である。レーダー装置20は、例えば、窓パネル3の上部中央付近に形成される。なお、窓パネル3のレーダー装置20取付位置の近傍には、ルームミラー取付台座6が形成され、このルームミラー取付台座6にルームミラーが取り付けられる。
送信部21は、例えば、赤外線発光素子や集束レンズなどから構成される。また、受信部22は、赤外線受光素子、あるいは固体撮像素子などから構成される。
窓パネル(窓ガラス、フロントガラス)3は、レーダー装置20が送受信するレーダー波(本実施形態では赤外線)を透過可能な透過面3Pを備えている。窓パネル3の透過面3Pを成す部分は、窓パネル3全体と同一の材料で構成されていればよい。また、窓パネル3の透過面3Pを構成する部分を、その周辺部分よりも赤外線の透過率が高い材料で形成したり、赤外線の透過率を高める反射防止膜などを形成して透過面3Pとすることもできる。
なお、窓パネル3のうち、レーダー装置20やルームミラー取付台座6が形成される領域には、例えば、セラミック塗装が施される。
アンテナ30を窓パネル3の上部に形成することによって、このアンテナ30が車両1のうち地上高の高い位置を占めることから、アンテナ素子の設置高も高くなり、特に超短波以上の周波数帯域において、受信信号の強度を高めることができる。
ノイズ除去線11は、この接着部3Dと重ならない位置、即ち接着部3Dを避けた位置に形成されている。
レーダー装置20は、送信部21からレーダー波である赤外線を送信するなどの動作時において、ノイズ、例えば、バーストノイズ、フリッカノイズ、ジョンソン・ナイキスト・ノイズ(熱ノイズ)などを生じる。こうしたレーダー装置20で生じたノイズは、特にレーダー装置20が取り付けられた窓パネル3(窓ガラス、フロントガラス)3に沿って伝搬しやすい。
本実施形態のノイズ除去機構10は、こうしたレーダー装置20の動作に伴い発生するノイズが、レーダー装置20の周囲に拡散し、レーダー装置20の近傍に設けられたアンテナ30に入力(入射)することを抑制する。
例えば、ノイズ除去線11の配線形態(レイアウト)は、上述した実施形態の形状に限定されるものではなく、任意の形状に形成することができる。
例えば、上述した実施形態では、周囲線12は、ノイズ除去線11を構成する導体線または導体膜を、窓パネル3の透過面3Pの外縁に沿って囲むように配しているが、これ以外にも、例えば、透過面3Pの外縁から任意の間隔を保って透過面3Pを囲むように形成することもできる。
3 窓パネル
10 ノイズ除去機構
11 ノイズ除去線(ノイズ除去部)
12 周囲線
13 区分線
14 延長線
20 レーダー装置
30 アンテナ
Claims (6)
- 車両の窓開口部を覆う窓パネルと、前記窓パネルに設けられ、前記車両に配置された装置と外部機器との間で信号の送受信を行うためのアンテナと、前記窓パネルの取付面に取り付けられ、前記車両の周囲を監視するためのレーダー装置とを備え、
前記取付面に、前記レーダー装置によるノイズを除去するための導電部材からなるノイズ除去部を、前記アンテナとは電気的に分離させて設け、
前記窓パネルは、前記レーダー装置が送受信するレーダー波を透過可能な透過面を備え、
前記ノイズ除去部は、線状の導電部材からなり、前記透過面の外縁全体を囲む周囲線を備え、
前記アンテナは、前記周囲線によって囲まれた領域よりも外側に設けられ、
前記周囲線は、前記透過面の外縁全体を囲む単一の線状に形成され、かつ、前記周囲線全体は前記レーダー装置のカバーの内側に形成されていることを特徴とするノイズ除去機構。 - 前記透過面は、前記レーダー装置から出力される送信波を透過させる送信側透過領域と、前記レーダー装置に入力する受信波を透過させる受信側透過領域とを備え、
前記ノイズ除去部は、前記送信側透過領域と前記受信側透過領域とを区分するとともに、一端側および他端側で前記周囲線に電気的に接続される区分線を備えることを特徴とする請求項1記載のノイズ除去機構。 - 前記レーダー装置は、前記取付面の接着部に接着され、
前記ノイズ除去部は、前記接着部の周囲を囲むように形成されることを特徴とする請求項1または2記載のノイズ除去機構。 - 前記ノイズ除去部は、前記接着部と重複しない位置に形成されることを特徴とする請求項3記載のノイズ除去機構。
- 前記ノイズ除去部は、前記周囲線によって囲まれた領域よりも外側に向かって延び、前記周囲線に電気的に接続される延長線を備えることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一項記載のノイズ除去機構。
- 前記延長線は、前記透過面よりも外側で、矩形を成すように配線された部分と、一端が電気的に開放された直線状を成すように配線された部分とを組み合わせてなることを特徴とする請求項5記載のノイズ除去機構。
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