JP7212285B2 - 車両用窓ガラス - Google Patents

車両用窓ガラス Download PDF

Info

Publication number
JP7212285B2
JP7212285B2 JP2020508235A JP2020508235A JP7212285B2 JP 7212285 B2 JP7212285 B2 JP 7212285B2 JP 2020508235 A JP2020508235 A JP 2020508235A JP 2020508235 A JP2020508235 A JP 2020508235A JP 7212285 B2 JP7212285 B2 JP 7212285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window glass
conductor
vehicle
vehicle window
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020508235A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019181623A1 (ja
Inventor
幹也 平林
慎 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Publication of JPWO2019181623A1 publication Critical patent/JPWO2019181623A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7212285B2 publication Critical patent/JP7212285B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/48Earthing means; Earth screens; Counterpoises
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/52Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、アンテナが配置される車両用窓ガラスに関し、特に、アンテナに誘起するノイズを低減する技術に関する。
車両には、窓ガラスを通して様々な車外の状態を取得するためのセンサが窓ガラスに取り付けられたり、窓ガラスに近接した位置に取り付けられる。例えば、安全性を高めるために衝突防止センサや運転支援システムが自動車に搭載され、車外の状態を取得するためのCCDカメラ、CMOSカメラ、近赤外線レーザ送受信機、超音波送受信機及び/又はミリ波送受信機などのセンサが設けられる。
また、自動車のデザイン性の向上及びポールアンテナの破損防止のため、自動車の窓ガラスにガラスアンテナが設けられる。そして、前述した機器とガラスアンテナが近接して配置されることによって、これらの機器からのノイズがガラスアンテナに影響する。
この技術分野の背景技術として特開2015-95794号公報(特許文献1)及び特開2016-63416号公報(特許文献2)がある。特許文献1には、センサが発生するノイズのアンテナへの影響を直流的又は容量結合によって車体と結合する導電パターンによって低減する自動車用窓ガラスが記載されている。また、特許文献2(特開2016-63416号公報)には、レーダー装置で生じたノイズがアンテナに伝搬することを抑制するノイズ除去機構が開示されている。
特開2015-95794号公報 特開2016-63416号公報
しかし、従来のノイズ除去機構は、構造が複雑で、製造コストの上昇の要因となる。また、アンテナの受信周波数帯域で十分なノイズ除去特性がとれず、性能の向上が必要である。
本発明は、簡易な構成で高性能なノイズ除去パターンの提供を目的とする。
すなわち、本発明は、車両用窓ガラスであって、電波を受信するアンテナと、前記アンテナに到来するノイズを吸収するノイズ除去パターンとを備え、前記車両用窓ガラスを通して車外の情報を取得する電子機器が、前記車両用窓ガラス上又は前記車両用窓ガラスの近傍に搭載され、前記ノイズ除去パターンは、車体と結合して高周波的にアース電位を与える第1の導電体と、前記第1の導電体から延伸して、前記アンテナと前記電子機器との間に延在する第2の導電体とを有し、前記第2の導電体は、前記電子機器との間隔を二等分したときに、前記二等分した点よりアンテナ側に配置されていることを特徴とする車両用窓ガラスである。
また、本発明は、前記アンテナは、芯線側給電部と、前記芯線側給電部から延伸する芯線側エレメントと、アース側給電部と、前記アース側給電部から延伸するアース側エレメントと、からなる、車両用窓ガラスである。
また、本発明は、前記第1の導電体は、前記車両用窓ガラスが取り付けられる車体のボディフランジに沿って延在する場所に配置されており、前記第2の導電体は、前記第1の導電体の端部から下方に延伸することを特徴とする車両用窓ガラスである。
また、本発明は、前記第2の導電体は、長さが異なる複数本の線条が略並行に配置されて構成されることを特徴とする車両用窓ガラスである。
また、本発明は、前記電子機器は、前記車両用窓ガラス上に搭載されることを特徴とする車両用窓ガラスである。
また、本発明は、前記ノイズ除去パターンは、前記車両用窓ガラスと接着剤との間に設けられることを特徴とする車両用窓ガラスである。
また、本発明は、前記第1の導電体の長さLA及び前記第2の導電体の長さLBは、所望のノイズ除去周波数帯から選ばれる一つの任意の周波数の波長をλ、ガラスの波長短縮率をα、接着剤の波長短縮率をβとして、任意の自然数nを用いて、式(1)で定められることを特徴とする車両用窓ガラスである。
LA/(α×β)+LB/α=n×λ/2 ・・・(1)
また、本発明は、前記第2の導電体の長さは、所望のノイズ除去周波数帯から選ばれる一つの任意の周波数の波長をλ、ガラスの波長短縮率をαとして、αλ/4で定められることを特徴とする車両用窓ガラスである。
本発明の代表的な実施形態によれば、所望の帯域で高いノイズ減衰特性を得ることができる。また、アンテナが受信する周波数帯に合わせて第2の導電体の形状(主に長さ)を調整すればよいので、アンテナとノイズ除去パターンとの組み合わせをコンパクトなものとすることができる。
本発明の実施例1の車両用窓ガラスを車内側から見た平面図である。 本発明の実施例1の車両用窓ガラスを車体に取り付けた状態の断面図である。 本発明の実施例2の車両用窓ガラスを車内側から見た平面図である。 本発明の実施例1のノイズ除去特性を示す図である。
図1、図3は、本発明の実施例の車両用窓ガラスを車内側から見た平面図であり、図2は、実施例1の車両用窓ガラスを車体に取り付けた状態の断面図である。
実施例1、2において車両用窓ガラス1には、接着剤3によって車両の車体2に取り付けられている。また、窓ガラス1には、アンテナ4と、ノイズ除去パターン5と、電子機器6とが取り付けられている。アンテナ4は、例えば、デジタルテレビ放送波を受信するアンテナであり、窓ガラスの上辺に近い位置に、エレメントを構成するパターンと給電部が設けられる。
電子機器6は、窓ガラス1上に設けられる。電子機器6は動作時にノイズを放出し、電子機器6に接続されるケーブルからもノイズが放出される。このため、望ましくは、電子機器6及びケーブル7をアンテナ4から離して配置するとよいが、電子機器6が前方を監視するものであることから、前面窓ガラス1の上部に設けられ、アンテナ4と近接せざるを得ない場合がある。
ノイズ除去パターン5は、車体2に隠れた位置に設けられる幅広の第1の導電体51と、第1の導電体51から下方に延伸する1本又は複数本の第2の導電体52とを含む。第1の導電体51は、接着剤3の層を介して車体2と接しているので、車体2と容量結合して高周波的にアース電位となるように、車体2と重なる位置(ボディフランジ2より車体側)に設けられる。なお、接着剤3は、非導電性接着剤でも導電性接着剤でもよい。
本発明において、所望のノイズ除去周波数帯の例としては、デジタルテレビ放送で使用されうる470MHz~710MHzの周波数帯、Digital Audio Broadcastの放送波で使用されうる174MHz~240MHzの周波数帯、GPS衛星波などで使用されうる、1.2GHz~1.6GHzの周波数帯、ETCなどのITSバンドや、車車間通信波、5G通信などで使用されうる4GHz~6GHzの周波数帯などを挙げることができる。
<実施例1>
次に、本発明の実施例を説明する。図1に示すように、実施例1の車両用窓ガラス1には、接着剤3によって車両の車体2に取り付けられている。なお、窓ガラス1の上端が線11であり、符号2の引出線がボディフランジの位置を示す。
また、窓ガラス1には、アンテナ4と、ノイズ除去パターン5と、電子機器6とが取り付けられている。電子機器6は、車体側の電子回路(例えば、ECU)との間をケーブル7で接続されている。アンテナ4は、例えば、デジタルテレビ放送波を受信するアンテナであり、窓ガラスの上辺に近い位置に、エレメント41を構成するパターンと給電部42とが設けられる。給電部42は、芯線側給電部421及びアース側給電部422を含み、エレメント41は、芯線側給電部421から延伸する芯線側エレメント411と、アース側給電部422から延伸するアース側エレメント412とを含む。図示した例では、芯線側エレメント411が電子機器6やケーブル7(ノイズ源)側に配置されているが、アース側エレメント412が電子機器6やケーブル7(ノイズ源)側に配置されてもよい。なお、図1には、アンテナ4としてデジタルテレビ放送波を受信するアンテナを図示しているが、他の電波(Digital Audio Broadcastの放送波、車車間通信波、路側通信波、GPS衛星波など)を受信するものでもよい。さらに、携帯電話などの移動通信用のアンテナでもよい。
電子機器6は、窓ガラス1上に設けられる。電子機器6は、例えば、車外の情報を取得するためのセンサ(CCDカメラ、CMOSカメラ、近赤外線レーザ送受信機、超音波送受信機、ミリ波送受信機など)や、安全性を高めるために衝突防止システムや運転支援システムの電子回路である。電子機器6は、典型的には、窓ガラス1上の左右における中央部で、上側のボディフランジから50mm~200mmの位置に設けられるが、窓ガラス1の近傍に設けられてもよい。電子機器6に接続されるケーブル7は、典型的には、乗員の視界を妨げないように、上部に延伸している。
ノイズ除去パターン5は、車体2に隠れた位置に設けられる幅広の第1の導電体51と、第1の導電体51から下方(望ましくは、ボディフランジ2の略法線方向)に延伸する第2の導電体52とを含む。第1の導電体51をボディフランジに沿って配置することによって、第1の導電体51と車体2とが近接して配置される面積を広くすることができ、第1の導電体51の電位を確実にアース電位にできる。第2の導電体52は、アンテナ4と電子機器6やケーブル7との間に延在するように配置される。このため、第2の導電体52が電子機器6やケーブル7からアンテナ4へ向かうノイズを吸収し、アンテナ4に到来するノイズを低減できる。
第1の導電体51は、車体2と近接して配置される面積を広くするために、幅広に形成すること望ましいが、第1の導電体51の幅が広くなると、共振周波数が低下し、長さを短くする必要が生じる。また、第1の導電体51の幅が広くなると、Q値が低下するので、共振は弱くなるが、ノイズを除去可能な周波数範囲を広くできる。
第1の導電体51は、前面が導電体(いわゆるベタパターン)でも、線条を格子状や網目状に形成したものでもよい。格子のピッチは、望ましくは、λ/10以下である。例えば、デジタルテレビ放送周波数帯のノイズを低減する場合、デジタルテレビ放送周波数帯の上限周波数710MHzを考えると格子のピッチは30mm以下が望ましい。
第2の導電体52は、図示したように、第1の導電体51の端部から下方に延伸しても、第1の導電体51の中央付近から下方に延伸してもよい。第1の導電体51に対する第2の導電体52の配置に自由度が高くなるので図示したL字型の他、T字型など、形状の自由度が大きくなる。
第2の導電体52は、アンテナ4側寄りに、好ましくはアンテナ4の近傍に配置するとよい。すなわち、第2の導電体52は、アンテナ4と電子機器6との間隔やアンテナ4とケーブル7との間隔を二等分したときに、該二等分点よりアンテナ側の位置に配置するとよい。なお、第2の導電体52が、アンテナ4のエレメントと結合せず、導波器や反射器として動作しない程度の距離だけ離して配置するとよい。より具体的には、ガラスの波長短縮率をαとして、ノイズ除去パターン5はアンテナ4の給電部からαλ/10~αλ/4の位置に配置するとよい。電子機器6やケーブル7から放射されたノイズのエネルギーの一部はガラス板1の表面を伝って伝搬する。ガラス板1と低仰角でノイズが伝搬する場合、伝搬するノイズのエネルギーが大きくなる。このため、ノイズ除去パターン5はアンテナ4の給電部の近傍に配置するとノイズ除去効果が高くなる。
また、ノイズ除去パターン5は電子機器6のノイズ除去パターン5側の側面Aやケーブル7からαλ/10~αλ/4の位置に配置してもよい。ノイズ除去パターン5をノイズ源(電子機器6、ケーブル7)の近傍に配置すると、電位が低い第2の導電体52にノイズが吸収されやすく、十分なノイズ除去効果が得られる。
図2に示すように、ノイズ除去パターン5(第1の導電体51)は、窓ガラス1上、すなわち、ガラス基板1と接着剤3の層との間に設けられる。
第1の導電体51は、接着剤3の層を介して車体2と接しているので、車体2と容量結合して高周波的にアース電位となるように、車体2と重なる位置(ボディフランジ2より車体側)に設けられる。なお、導電性接着剤を用いて、第1の導電体51と車体2とを直流的に導通させてもよい。接着剤3に導電性接着剤を用いる場合、第1の導電体51の接触抵抗が50Ω以下となるように第1の導電体51の大きさや接着剤3の特性を調整するとよい。
第1の導電体51を接着剤3の塗布位置に設けると、第1の導電体51と車体2との間隔が安定して、所望のノイズ除去性能を発揮できる。なお、第1の導電体51を、接着剤3の塗布位置とボディフランジ2との間に設けてもよく、接着剤3の塗布位置と窓ガラス1の端部11との間に設けてもよい。
図2に示す態様では、ノイズ除去パターン5を窓ガラス1の表面に形成したが、窓ガラス1を合わせガラスで構成する場合、ノイズ除去パターン5を窓ガラス1の内層に形成してもよい。
ノイズ除去パターン5の導電体51、52は、ガラス面上に導電性のセラミックペーストを所定の幅で印刷し、乾燥後、加熱炉によって焼き付けて形成される。また、アンテナ4を構成する導体(線条、給電部)は、ガラス面上に導電性のセラミックペーストによって各線条の幅を約0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱炉によって焼き付けて形成される。光透過性の樹脂フィルム上に形成された導電性パターンによってアンテナ導体を形成し、樹脂フィルムをガラス板に貼付してもよい。
ここまで、ノイズ除去パターン5を前面窓ガラスに設ける例を説明したが、後面窓ガラスに設けてもよい。さらに、センサなどのノイズ源となる機器が搭載されていれば、側面窓ガラスにノイズ除去パターンを設けてもよい。
次に、第1の導電体51及び第2の導電体52の長さについて説明する。ノイズ除去パターン5は、デジタルテレビ放送周波数帯のノイズを低減する場合、ボディフランジ2に沿って150mm、ボディフランジの法線方向に150mm内に収まる大きさが望ましい。具体的には、接着剤3が導電性である場合と非導電性である場合とで第1の導電体51及び第2の導電体52の長さが異なる。
まず、接着剤3が非導電性である場合、ノイズ除去パターン5は直流的にはアースされておらず、端部が自由端となるので、λ/2で共振させるとよい。具体的には、第1の導電体51の長さと第2の導電体52の長さの合計は、第1の導電体51の長さをLA、第2の導電体52の長さをLB、所望のノイズ除去周波数帯の下限の波長をλ、ガラスの波長短縮率をα、接着剤の波長短縮率をβとして、式(2)で表すことができる。
LA/(α×β)+LB/α=n×λ/2 ・・・(2)
式()において、nは任意の自然数である。ノイズ除去パターン5の大きさは、式()の±10%程度の許容差内であれば特性に大きな変化はない。
なお、第2の導電体52が第1の導電体51の中央付近から下方する場合、第1の導電体51及び第2の導電体52の長さは、第2の導電体52と第1の導電体51との接続位置から第1の導電体51の端部までの長い方の長さと第2の導電体52の長さとの合計長が、上式()を満たせばよい。
一方、接着剤3が導電性である場合、ノイズ除去パターン5は第1の導電体51において(すなわち、パターンの片端が)アースされているので、λ/4で共振させるとよい。すなわち、第1の導電体51は車体2と導通して同一電位となるので、高周波的に共振しなくなり、効果がなくなり。具体的には、第2の導電体52の長さが第2の導電体52は、所望のノイズ除去周波数において、αλ/4の長さが望ましく、±20%程度の許容差内であれば特性に大きな変化はない。
このように、本実施形態では、周波数特性を有するようにノイズ除去パターン5を構成するので、所望の周波数のノイズを多く吸収できる。
<実施例2>
図3は、実施例2の車両用窓ガラスを車内側から見た平面図である。実施例2では、実施例1との相違を主に説明し、実施例1で説明した各構成と同じ符号を付しそれらの説明は省略する。そのため、特記しない限り、実施例1の各構成の位置関係は実施例2でも同じである。
実施例2では、前述した実施例1と異なり、略並行に配置された第2の導電体52を複数設けている。図では、2本の第2の導電体52を設けているが、3本以上でもよく、ノイズ除去特性との関係で適宜調整するとよい。実施例2では第2の導電体52を複数設けることによって、ノイズ除去性能を向上できる。
なお、複数の第2の導電体52の長さを異なる長さにしてもよい。第2の導電体52の長さを異ならせることによって、第2の導電体52の共振周波数を異ならせ、広い周波数帯域でノイズ除去効果が得られる。
また、複数の第2の導電体52の配置間隔は、5~10mm程度が望ましい。これは、複数の第2の導電体52が近接して配置され、強く結合すると1本の導電体として機能し、一方、複数の第2の導電体52が離れて配置されると、ノイズ除去パターン5の共振関係が崩れ、いずれの場合でもノイズ除去効果が低減するからである。
図4は、実施例1のノイズ除去特性を示す図である。図4には、デジタルテレビ放送周波数帯における、実施例1のノイズ除去パターンの特性と、バリエーションの形態の特性を示す。
図示するように、第2の導電体52の長さが90mmの場合、520MHz付近でノイズ減衰量が大きくなり、デジタルテレビ放送周波数帯の低域側(470~600MHz)において、-4dB以上の減衰量が得られた。
また、第2の導電体52の長さを70mm、90mm、100mmと変化させると、ノイズ減衰量が大きい周波数(共振周波数)が620MHz、520MHz、480MHzと変化し、第2の導電体52が長くなるとノイズを減衰できる周波数が低下することが分かる。また、第2の導電体52が長くなるとノイズを減衰するための共振特性が鈍化し、広帯域でノイズを除去できることが分かる。
以上、本発明を添付の図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこのような具体的構成に限定されるものではなく、添付した請求の範囲の趣旨内における様々な変更及び同等の構成を含むものである。
本願は2018年3月22日に日本国特許庁に出願された特願2018-55322に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (8)

  1. 車両用窓ガラスであって、
    電波を受信するアンテナと、
    前記アンテナに到来するノイズを吸収するノイズ除去パターンとを備え、
    前記車両用窓ガラスを通して車外の情報を取得する電子機器が、前記車両用窓ガラス上又は前記車両用窓ガラスの近傍に搭載され、
    前記ノイズ除去パターンは、車体と結合して高周波的にアース電位を与える第1の導電体と、前記第1の導電体から延伸して、前記アンテナと前記電子機器との間に延在する第2の導電体とを有し、
    前記第2の導電体は、前記電子機器との間隔を二等分したときに、前記二等分した点よりアンテナ側に配置されていることを特徴とする車両用窓ガラス。
  2. 請求項1に記載の車両用窓ガラスであって、
    前記アンテナは、芯線側給電部と、前記芯線側給電部から延伸する芯線側エレメントと、アース側給電部と、前記アース側給電部から延伸するアース側エレメントと、からなることを特徴とする車両用窓ガラス。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用窓ガラスであって、
    前記第1の導電体は、前記車両用窓ガラスが取り付けられる車体のボディフランジに沿って延在する場所に配置されており、
    前記第2の導電体は、前記第1の導電体の端部から下方に延伸することを特徴とする車両用窓ガラス。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の車両用窓ガラスであって、
    前記第2の導電体は、長さが異なる複数本の線条が略並行に配置されて構成されることを特徴とする車両用窓ガラス。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の車両用窓ガラスであって、
    前記電子機器は、前記車両用窓ガラス上に搭載されることを特徴とする車両用窓ガラス。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の車両用窓ガラスであって、
    前記ノイズ除去パターンは、前記車両用窓ガラスと接着剤との間に設けられることを特徴とする車両用窓ガラス。
  7. 請求項6に記載の車両用窓ガラスであって、
    前記第1の導電体の長さLA及び前記第2の導電体の長さLBは、所望のノイズ除去周波数帯から選ばれる一つの任意の周波数の波長をλ、ガラスの波長短縮率をα、接着剤の波長短縮率をβとして、任意の自然数nを用いて、式(3)で定められることを特徴とする車両用窓ガラス。
    LA/(α×β)+LB/α=n×λ/2 ・・・(3)
  8. 請求項1から6のいずれか一つに記載の車両用窓ガラスであって、
    前記第2の導電体の長さは、所望のノイズ除去周波数帯から選ばれる一つの任意の周波数の波長をλ、ガラスの波長短縮率をαとして、αλ/4で定められることを特徴とする車両用窓ガラス。
JP2020508235A 2018-03-22 2019-03-11 車両用窓ガラス Active JP7212285B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018055322 2018-03-22
JP2018055322 2018-03-22
PCT/JP2019/009820 WO2019181623A1 (ja) 2018-03-22 2019-03-11 車両用窓ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019181623A1 JPWO2019181623A1 (ja) 2021-03-25
JP7212285B2 true JP7212285B2 (ja) 2023-01-25

Family

ID=67987804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020508235A Active JP7212285B2 (ja) 2018-03-22 2019-03-11 車両用窓ガラス

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11303007B2 (ja)
EP (1) EP3771030A4 (ja)
JP (1) JP7212285B2 (ja)
CN (1) CN111699591B (ja)
WO (1) WO2019181623A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021015155A1 (ja) * 2019-07-25 2021-01-28 Agc株式会社 車両用ガラス装置
JP2022110357A (ja) 2021-01-18 2022-07-29 Agc株式会社 車両用アンテナ装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000174529A (ja) 1998-12-07 2000-06-23 Asahi Glass Co Ltd 自動車用高周波ガラスアンテナ
WO2015019904A1 (ja) 2013-08-05 2015-02-12 旭硝子株式会社 アンテナ装置
JP2016063416A (ja) 2014-09-18 2016-04-25 本田技研工業株式会社 ノイズ除去機構
WO2018079415A1 (ja) 2016-10-25 2018-05-03 日本板硝子株式会社 窓ガラス

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6118410A (en) * 1999-07-29 2000-09-12 General Motors Corporation Automobile roof antenna shelf
TW554566B (en) * 2002-05-01 2003-09-21 Accton Technology Corp Integrated dual-band printed monopole antenna
US6919848B2 (en) * 2002-06-25 2005-07-19 Harada Industry Co., Ltd. Antenna apparatus for vehicle
JP2004260504A (ja) 2003-02-26 2004-09-16 Yazaki Corp 車両用アンテナ構造
JP2005130415A (ja) 2003-10-27 2005-05-19 Central Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ
JP4405954B2 (ja) * 2005-10-27 2010-01-27 株式会社デンソー 放射ノイズの回り込み抑制方法
GB0922191D0 (en) * 2009-12-21 2010-02-03 Pilkington Group Ltd Vehicle glazing
JP5720308B2 (ja) 2010-06-16 2015-05-20 セントラル硝子株式会社 車両用ガラスアンテナ
CN105409057A (zh) * 2013-07-31 2016-03-16 旭硝子株式会社 天线装置
CN104347959A (zh) * 2013-08-09 2015-02-11 无锡村田电子有限公司 天线装置
JP6187177B2 (ja) 2013-11-13 2017-08-30 セントラル硝子株式会社 自動車用窓ガラス及び自動車
EP3086476B8 (en) * 2013-12-20 2019-07-24 AGC Inc. Antenna system
CN105703076A (zh) * 2014-11-24 2016-06-22 宏碁股份有限公司 移动装置
JP6696502B2 (ja) * 2015-05-21 2020-05-20 Agc株式会社 車両用窓ガラス及びアンテナ
CN106558752A (zh) 2015-09-28 2017-04-05 启碁科技股份有限公司 天线系统
CN105913812A (zh) * 2016-06-30 2016-08-31 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 一种调节终端lcd背光亮度的方法、装置以及终端
JP6661494B2 (ja) * 2016-08-30 2020-03-11 株式会社デンソーテン アンテナ装置
JP6656129B2 (ja) 2016-09-28 2020-03-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 画像処理装置、撮像装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000174529A (ja) 1998-12-07 2000-06-23 Asahi Glass Co Ltd 自動車用高周波ガラスアンテナ
WO2015019904A1 (ja) 2013-08-05 2015-02-12 旭硝子株式会社 アンテナ装置
JP2016063416A (ja) 2014-09-18 2016-04-25 本田技研工業株式会社 ノイズ除去機構
WO2018079415A1 (ja) 2016-10-25 2018-05-03 日本板硝子株式会社 窓ガラス

Also Published As

Publication number Publication date
CN111699591B (zh) 2022-06-07
US20210050646A1 (en) 2021-02-18
JPWO2019181623A1 (ja) 2021-03-25
EP3771030A4 (en) 2021-12-08
EP3771030A1 (en) 2021-01-27
US11303007B2 (en) 2022-04-12
WO2019181623A1 (ja) 2019-09-26
CN111699591A (zh) 2020-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107453047B (zh) 具有分段表面处理的双频带柔性天线
US9553359B2 (en) Antenna apparatus
CN107453038B (zh) 用于附接至玻璃的宽带透明椭圆形天线附饰件
EP1434301B1 (en) Vehicle windowpane antenna apparatus
JP2017005354A (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用アンテナを備えた後部窓ガラス
JP7212285B2 (ja) 車両用窓ガラス
JP5115359B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス板
KR20170061426A (ko) 레이돔 및 이를 포함하는 차량용 레이더 장치
JP5141503B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP4946639B2 (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ
JP4114430B2 (ja) アンテナ
JP4141979B2 (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ
JP2008278481A (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ及び自動車用の窓ガラス板
WO2021015155A1 (ja) 車両用ガラス装置
JP7228466B2 (ja) アンテナ装置
JP3833609B2 (ja) 車載アンテナ
US7663563B2 (en) High frequency wave glass antenna for an automobile and window glass sheet for an automobile with the same
JP2000506705A (ja) 偏平状のアンテナを自動車のウィンドウの内側に取り付けるためのアンテナ装置
CN107453027B (zh) Gps,glonass和sdars频带的cpw馈电修改套筒单极
JP5631238B2 (ja) ガラスアンテナ及び窓ガラス、並びにそれらを備えるアンテナ装置
JP2011166487A (ja) 車両用ガラスアンテナ
EP1091444A2 (en) Planar antenna for motor-vehicles
JP2007110390A (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ
JP6818078B2 (ja) アンテナ装置
JP2008278447A (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ及び自動車用の窓ガラス板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7212285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350