JP6034743B2 - ネジ締め工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ネジ締め工具に関する。
住宅等の建物を組み立てる場合には、例えば窯業系サイディングボード等の外壁材を下地材に固定する場合にネジ締め工具が用いられる。ネジ締め工具には、例えばビットにネジを取り付けた状態で保持するアタッチメントを備えているものが提案されており、工具使用時の利便性の向上が図られている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−114849号公報
しかしながら、ネジ締め工具には工具使用時の作業性の向上や作業ばらつきの軽減等を図る上で未だ改善の余地がある。例えば、タッピングネジを使用する場合には適切なねじ込み深さを見極めるのが難しく作業ばらつきが生じやすい。このような事象は品質や後工程での作業に影響を与えると想定され、ネジ締め工具にはそれら不都合の解消を図る上で改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、ネジ締めを行う際の作業性の向上又は作業ばらつきの軽減を好適に実現することができるネジ締め工具の提供を目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
手段1.先端部に、ネジ(タッピングネジ30)の頭部(頭部31)と係合する係合部(係合部17)が形成された棒状のビット(ドライバビット12)と、
前記ビットを挿通可能な筒状をなし、前記ビットに嵌め合わせられた状態で同ビットに固定されるアタッチメント(アタッチメント13)と
を備え、
前記アタッチメントには、当該アタッチメントの両端部のうち工具先端側の端部に設けられ、ネジ締め対象(例えばサイディングボード40)へのネジ締め時に前記ネジが所定の深さ位置に到達した場合に当該ネジ締め対象に当接する当接部(端面26)が形成されていることを特徴とするネジ締め工具。
手段1によれば、ネジ締め作業を行う際には、ネジが所定の深さ位置(例えば締結位置)へ到達することでアタッチメントの当接部がネジ締め対象に当たる。当接部とネジ締め対象とが当たることにより、負荷(例えばネジ締め対象からの反力)が変化するため、作業者はネジ締め工具を通じてネジが所定の深さ位置に到達したことを把握することができる。
そもそも、ネジ(詳しくは頭部)は例えばネジ締め対象やネジ締め工具に隠れる等して目視での確認が難しくなりやすい。このため、ネジが所定の締結位置に達したか否かを見極めることは困難となる。この点、本手段によれば、負荷の変化すなわち触覚的な変化によって作業者に所定の深さ位置までネジが押し込まれたことを明示できるため、作業ばらつきを好適に抑制できる。
特に、本手段に示した技術的思想には、ネジ締めに際してその頭部がネジ締め対象に食い込むもの(タッピングネジ等)に使用されるネジ締め工具に適用することで、上記効果が顕著に発揮される。
なお、例えば当接部にストッパとしての機能を付与し、当接部がネジ締め対象に当たることによりそれ以上のねじ込みを阻止する構成としてもよい。
手段2.前記当接部は、前記ビットの中心軸線を中心とする環状をなしていることを特徴とする手段1に記載のネジ締め工具。
手段2によれば、当接部が環状をなしているため、ネジ締め対象に対するアタッチメント(当接部)の当接機能(例えばストッパ機能)を安定して発揮させることができる。
また、ネジ締め対象に当接部が当たって負荷が増大した際にその負荷によって工具の向きがぶれることを好適に抑制できる。これにより、ネジ締め対象に対するアタッチメントの局所当たりやネジの頭部の変形等の不都合を生じにくくすることができる。
手段3.前記ネジとしてタッピングネジを用いる場合に使用されるネジ締め工具であって、
前記アタッチメントは、前記ビットの回転に追従して回転する構成となっており、
前記当接部には、前記ネジ締め対象に前記タッピングネジがねじ込まれることに基づいて当該ネジ締め対象に発生するバリを、前記回転に伴って取り除くことが可能なバリ取り部(切欠き部27)が形成されていることを特徴とする手段1又は手段2に記載のネジ締め工具。
タッピングネジを使用する場合には、ネジ自体がタッピング機能を有しているため下孔等が不要であり固定に係る構成を簡素化できる。但し、タッピングネジを使用した場合には、ネジが押し込まれることによりネジ締め対象にバリが発生する。このようにして発生したバリが露出してしまうことは、見栄えの悪化等商品価値を下げる要因になったり、後工程で作業の邪魔になったりするため好ましくない。
この点、本手段によれば、ネジが所定の深さ位置に到達した場合に当接部がネジ締め対象に当接し、当接部に設けられたバリ取り部によりネジ締め作業によって自動的にバリが除去されることとなる。つまり、上記例示した不都合等を解消すること等を目的として、ネジ締めに起因して発生するバリを取り除くための作業を別途行う必要がない。このように、ネジ締めに伴ってバリ取りが行われることにより、ネジを用いた固定作業の作業効率を好適に向上させることができる。
手段4.前記バリ取り部は、前記ビットの回転に追従して前記アタッチメントが回転することにより当該バリ取り部が前記バリに当たって同バリを切除するものであることを特徴とする手段3に記載のネジ締め工具。
手段4によれば、ネジ締め対象に生じたバリが切除されることにより、当該ネジ締め対象から取り除かれることとなる。
バリについてはどのような形状になるかを特定するかは困難である。この点、手段2との組み合わせにおいては、バリ取り部を周方向に複数配設することにより、バリがどの位置に存在する場合であっても根元から除去する機能を発揮させやすくなる。
手段5.前記当接部は、面状又は線状をなし、前記ネジ締め対象に面当たり又は線当たりするように構成されており、当該当接部にはその一部が凹むように切欠き部が形成されており、同切欠き部の一部が前記バリ取り部として機能するように構成されていることを特徴とする手段3又は手段4に記載のネジ締め工具。
例えば、バリ取り部を刃状としネジ締め対象側に突出させる構成とすることでバリの除去機能を発揮させることも可能である。しかしながら、係る構成では、手段1に示した示唆機能の発揮時に締め付け対象が過剰に削り取られたり、バリ取り部にネジの取付け方向以外の方向から他の構成がぶつかる等して変形や破損等の不具合が生じやすくなったりすると想定される。この点、本手段に示すように、当接部を面状又は線状とした上でその一部に切欠き部を形成することにより、バリ取り手段の露出を抑えることができる。これは、過剰な切削を抑制したり、バリ取り部(例えば刃部)の保護してバリ取り機能の担保したりする上で有利な構成である。
また、除去したバリを切欠き部内に収めることが可能であり、切除されたバリが飛び散ることを抑制できる。
手段6.前記アタッチメントにおいて前記当接部を含む少なくとも一部は、円筒状をなし、その中心軸線が前記ビットの回転中心軸線と一致するように構成されており、
前記当接部の先端面は、前記アタッチメントの外周側から前記アタッチメントの内周側に向けてネジ締め方向とは反対側に傾斜していることを特徴とする手段5に記載のネジ締め工具。
手段6によれば、当接部がネジ締め対象に当たって作業を停止した場合に、バリとともにネジ締め対象の表面を薄く削りやすくなる。これにより、バリの除去機能を一層好適に向上できる。
ここで、円筒状の端面を内側へ傾倒させることにより、切除片が外側へはじき出されることを好適に抑制することができ、更にはネジ締め対象の表面を薄く削ることに起因して新たにバリが生じることを好適に抑制できる。
手段7.前記アタッチメントは、前記ビットに固定する際に当該ビットの長手方向にてその固定位置を変更可能となっていることを特徴とする手段1乃至手段6のいずれか1つに記載のネジ締め工具。
手段1等に示した各種機能を発揮させようとした場合、ビットとアタッチメントとの適切な位置関係はネジの取付態様やネジ締め対象の形状等によって変化し得る。この点、本手段に示すように、アタッチメントの固定位置をビットの長手方向にて調整可能とすることにより、様々な条件に対応することが可能となり、手段1等に示した機能を上手く活用することが可能となる。
なお、例えばアタッチメントにビットの長手方向と交差する方向に貫通するネジ孔を形成し、アタッチメントの側部から当該ネジ孔にネジを挿通してビットとアタッチメントとを固定する構成とするとよい。
手段8.前記アタッチメントは、前記ビットの前記係合部を当該アタッチメントの先端部よりも突出させた状態で前記ビットに固定可能となっていることを特徴とする手段1乃至手段7のいずれか1つに記載のネジ締め工具。
手段8によれば、ネジの頭部をネジ締め対象に埋め込む場合であっても手段1等に示した各種効果を担保することが可能となる。
なお、「前記当接部は、前記ビットの前記係合部の近傍に位置している」構成とすることにより、係合部近傍にて当接部がネジ締め対象に当たることとなる。これにより、手段1に示した示唆機能を好適に発揮させることが可能となる。また、当接部とネジの頭部との距離が小さくなるため、手段3等との組み合わせにおいてはバリの除去機能を好適に発揮させることが可能となる。
手段9.前記アタッチメントにおいて前記当接部が形成されている側とは反対側の端部を含んだ部位には前記ビットへ前記アタッチメントを取り付ける取付部(取付部21)が形成されており、前記当接部が形成されている部分の外径が前記取付部が形成されている部分の外形よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする手段1乃至手段8のいずれか1つに記載のネジ締め工具。
手段9に示すようにビット(詳しくは係合部以外の部分)をアタッチメントの取付対象として取付機能を担保しつつ、係合部の近傍に当接部を配置することが可能となる。手段1に示した示唆機能を好適に発揮させることが可能となる。また、当接部とネジの頭部との距離が小さくなるため、手段3等との組み合わせにおいてはバリの除去機能を好適に発揮させることが可能となる。
一実施の形態におけるネジ締め工具を示す概略図。 ドライバビットからアタッチメントを取り外した状態を示す概略図。 ドライバビットにアタッチメントが装着された状態を示す図1のA線矢視図。 サイディングボードと下地材とをアセンブリするアセンブリ作業を示す概略図。
以下、本発明を具体化した実施の形態について説明する。本実施の形態は、例えば住宅等の建物の外壁材を下地材にネジ止めする際に使用されるネジ締め工具10について具体化されている。以下の説明では、先ず図1〜図3を参照してネジ締め工具10の前提構成を説明する。図1はネジ締め工具10の概略図、図2はネジ締め工具10を主要な構成毎に分解した状態を示す概略図、図3は図1のA線矢視図である。なお、図1においては説明の便宜上ネジ締め対象となる外壁材(詳しくはサイディングボード40)を2点鎖線により表示している。
ネジ締め工具10は、モータ等の駆動部が内蔵された工具本体11を備えている。工具本体11には、モータの駆動力により回転するチャックが設けられており、このチャックにドライバビット12が取り付けられている。工具本体11に設けられたスイッチが操作されることによりモータが駆動し、チャックと一体となってドライバビット12が回転する。
ドライバビット12は、断面が多角形状をなす軸部16を有し、その一端部がチャックへの取付部、他端部がタッピングネジ30の頭部31(詳しくは頭部31に形成された溝部)に係合する係合部17となっている。以下、係合部17が形成されている側をドライバビット12又はネジ締め工具10の先端側と称する。
ドライバビット12の軸部16には、当該ドライバビット12とは別体で設けられた金属製のアタッチメント13が固定されている。アタッチメント13は円筒状をなしており、その内部(以下、挿通孔20という)にドライバビット12が挿通されている(図2参照)。挿通孔20の内径はドライバビット12の外径と同等となっている。これにより、上記挿通状態では挿通孔20の中心軸線とドライバビット12の中心軸線とが一致し、ドライバビット12の中心軸線(回転中心軸線)と交差する方向でのアタッチメント13のがたつきが規制されている。
図2に示すように、アタッチメント13において工具本体11側となる部分(取付部21)には、挿通孔20の中心軸線と直交するようにして複数のネジ孔22が形成されている。ネジ孔22はアタッチメント13の内外に貫通しており、挿通孔20の中心軸線を中心として対称となるように配されている。それらネジ孔22には、アタッチメント13外部から固定用ネジ14が挿入されることにより同固定用ネジ14と係合するネジ溝が形成されている。ネジ孔22に挿入された固定用ネジ14の先端によってドライバビット12が押圧されることにより、ドライバビット12とアタッチメント13とが固定されている。この状態にて上記操作が行われることで、アタッチメント13がドライバビット12と一体となって回転することとなる。
本実施の形態においては、上述した固定構造を採用することにより、上記中心軸線方向と同じ方向におけるアタッチメント13の位置(固定位置又は取付位置)を作業条件や状況等に応じて任意に変更することが可能となっている。但し、上記固定構造に代えて、例えば溶接等の他の手段によってドライバビット12及びアタッチメント13を固定することも可能である。
ここで、アタッチメント13の形状及びドライバビット12に対する固定位置について補足説明する。
図1に示すように、アタッチメント13は、その内径が上記中心軸線方向にて一定となるように形成されている一方、アタッチメント13の外径は工具基端側よりも工具先端側のほうが小さくなるように形成されている。詳しくは、アタッチメント13の工具先端側となる部分については、取付部21の外径よりも外径が小さい縮径部25となっている。
図1の部分拡大図に示すように、アタッチメント13は、ドライバビット12の係合部17の一部が縮径部25において工具先端側を向いている部分、すなわちネジ締め時にサイディングボード40に対向する端面26から突出するように配置されている。アタッチメント13の内径はタッピングネジ30の頭部31の外径よりも僅かに大きく設定されており、タッピングネジ30をドライバビット12に装着した状態ではタッピングネジ30(詳しくは頭部31)の一部がアタッチメント13内に入り込むことを許容している。
ネジ締め時には、タッピングネジ30が所定の深さ位置に到達した場合に、サイディングボード40の表面に対してアタッチメント13の端面26が当接する。これにより、ネジ締め工具10に生じる反力(サイディングボード40からの抵抗)が大きくなり、作業者はタッピングネジ30が上記所定の深さ位置に到達したことを把握することができる。
ネジ締め時にネジ締め工具10の向きがぶれる可能性がある。そこで、上述の如く端面26に示唆機能を付与する場合には、上記中心軸線と交差する方向にてドライバビット12と端面26(詳しくは後述する当接部分)とを近づけることにより、工具にぶれが生じた場合であっても示唆機能が上手く機能しなくなることを回避している。特に、端面26を環状として係合部17を囲むように配置することにより、上記当接による示唆機能が安定して発揮されることとなる。
また、取付部21については肉厚として固定用ネジ14の保持機能を担保しつつ、端面26を有する縮径部25については薄肉としてドライバビット12と端面26とを接近させることにより、固定機能と示唆機能とを安定して発揮させることが可能となっている。
本実施の形態に示すようにタッピングネジ30の頭部31が皿状をなしている場合には、ネジ締め操作が継続されることでタッピングネジ30がサイディングボード40へ止め処なく潜り込む可能性がある。更に、ネジ締め時にはサイディングボード40やネジ締め工具10によってタッピングネジ30の視認が妨げられやすい。このため、上記深さ位置に到達したことを目視で判断することは困難である。故に、上記作業ばらつきが生じやすいと想定される。
この点、アタッチメント13のサイディングボード40への当接により抵抗が増大することによりネジ締め作業を終了すべきタイミングであることを示唆する構成とすることで、作業ばらつきが軽減され、都度の作業にてタッピングネジ30のねじ込み深さがばらつくことを抑制することができる。
ここで、本実施の形態に示すサイディングボード40は、繊維が混入されることで強度等の向上が実現された所謂窯業系サイディングである。このため、ネジ締め時にはサイディングボード40(詳しくはタッピングネジ30の取り付け箇所)にバリが発生する。
このようなバリについては、サイディングボード40の見栄えを悪くしたり、後述する後工程等での作業の邪魔になったりする。このような事情を配慮して、ネジ締め作業の都度別途バリ取りを行うことは、作業効率の低下や作業負荷の増大を招く要因となるため好ましくない。そこで、本実施の形態に示すネジ締め工具10(詳しくはアタッチメント13)には、ネジ締め時に生じるバリをネジ締めに伴って除去可能なバリ取り手段が設けられている。そこで以下、当該バリ取り手段に係る構成について説明する。
図2に示すように、アタッチメント13の端面26には、工具先端とは反対側に凹むようにして切欠き部27が形成されている。切欠き部27は縮径部25の内外に跨る三角溝状をなしており、ネジ込みに伴って発生したバリが切欠き部27へと入り込むことを許容している。このようにして、切欠き部27へ入り込んだバリは、アタッチメント13の回転にともなって切欠き部27のエッジに当たり、当該エッジによって切断される。
ここで、本実施の形態においては、負荷の増大→ねじ込み操作停止の間に生じるタイムラグを用いて、サイディングボード40の表面を薄く削る工夫がなされている。具体的には、タッピングネジ30の頭部31がサイディングボード40の表面よりも僅かに入り込んだ(潜り込んだ)タイミングにてアタッチメント13の端面26がサイディングボード40の表面に当接するように同アタッチメント13の位置が設定されている。上記タイミングにネジ締め工具10の操作を停止しても、実際にネジ締め工具10が停止するタイミングが遅れることとなり、この遅延期間中は頭部31の周辺にて切欠き部27と当接している部分が僅かに削られることとなる。
具体的には、端面26は、縮径部25の外周側から内周側(挿通孔20)に向けてネジ締め方向とは反対側に傾斜している(図1の部分拡大図参照)。これにより、サイディングボード40に対してアタッチメント13が線当りする構成とし、面当りする場合と比較して接触面積を小さくしている。これにより、ネジ締め工具10がサイディングボード40側へ押されることにより生じる圧力を利用してサイディングボード40の表面を削りやすくしている。
このように、バリのみならずタッピングネジ30の頭部31の周辺を削る構成としたことは、後工程にタッピングネジ30を隠してサイディングボード40の見栄えの低下を抑える工夫である。
図3に示すように切欠き部27は、端面26の周方向にて等間隔となるように複数(詳しくは4つ)配置されている。これにより、上記タイムラグを利用してサイディングボード40の表面を削る場合に、タイムラグが小さくなったとしても削り量が回転方向にてばらつくことを抑制している。
また、端面26において切欠き部27が形成されている部分と切欠き部27が形成されていない部分との占める割合は、前者よりも後者のほうが大きくなるように制限されている。これにより、上述した当接機能(示唆機能)を担保しつつ、バリ取り機能が過剰になることを回避している。因みに、本実施の形態においては切欠き部27の数を4つとしたが、この数については任意である。
以下、図4を参照して、バリ取りの様子について説明する。図4は、サイディングボード40と下地材41とをタッピングネジ30を用いてアセンブリするアセンブリ作業を示す概略図である。アセンブリ作業は図4(a)→図4(b)→図4(c)→図4(d)の順に行われる。
アセンブリ作業を行う場合には、先ずタッピングネジ30をねじ込み箇所に配置し、その頭部31にドライバビット12を係合させる。その後、工具本体11に設けられたスイッチ(図1参照)を操作することにより、ドライバビット12が回転する。ドライバビット12に追従してタッピングネジ30が回転すると、当該タッピングネジ30がサイディングボード40にねじ込まれることとなる。タッピングネジ30の先端部が下地材41に形成された下孔にねじ込まれることにより、サイディングボード40と下地材41とが一体化される。
ここで、図4(a)に示すように、サイディングボード40にタッピングネジ30をネジ込んだ場合には、サイディングボード40にバリBRが発生する。バリBRは、頭部31に沿うように成長し、当該頭部31とサイディングボード40との間から突出することとなる。
図4(a)の後、アタッチメント13がサイディングボード40に当接すると、抵抗が大きくなることにより作業者にタッピングネジ30が所定の深さ位置まで到達したことが示唆される。これを契機として、作業者が上記操作を止める場合には、示唆タイミングから停止までタイムラグが生じるがこのタイムラグを利用して、切欠き部27によるバリの切除が行われる。また、これに併せてサイディングボード40の表面が薄く削られることとなる。なお、図4においては、上記削りによってサイディングボード40に生じる凹部(以下、切削領域BEという)を強調して示しているが、実際の削り深さは数ミリ(詳しくは2mm)程度である。この際、アタッチメント13(縮径部25)の端面26が内側に傾斜しており、同縮径部25の外周面が中心軸線方向に延びているため、アタッチメント13がサイディングボード40の表面を削ることによって新たにバリが発生するといった不都合を生じにくくなっている。
なお、切削領域BEをより深くしようとした場合には、例えばネジ締め工具10のスイッチがOFFになってから実際にドライバビット12の回転が停止するタイミングを遅延させる構成を設けるとよい。
図4(b)に示すようにアタッチメント13がサイディングボード40に食い込んだ状態で停止した後は、ネジ締め工具10を取り外すことによりサイディングボード40に凹状に切削領域BEが形成されることとなる(図4(c)参照)。バリ取り機能及びサイディングボード40の切削機能が付与された切欠き部27は、端面26から凹むようにして形成されているため、ネジ締め工具10をネジ締め方向と反対側へと引き抜く際に切削途中となる部分が引っ掛かる等して当該引き抜き作業が妨げられるといった不都合は生じない。
その後、図4(d)に示すように切削領域BEをパテ埋めすることにより、タッピングネジ30の頭部31がパテPによって覆われた状態となり、同頭部31の露出が回避され、サイディングボード40と下地材41とのアセンブリ作業が完了する。
以上詳述した実施の形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
すなわち、ネジ締め作業を行う際には、タッピングネジ30が所定の深さ位置へ到達することでアタッチメント13の端面26がサイディングボード40の表面に当たる。これにより、例えば反力が変化するため、作業者はネジ締め工具10を通じてタッピングネジ30が所定の深さ位置に到達したことを把握することができる。このように、負荷の変化すなわち触覚的な変化によって作業者に所定の深さ位置までネジが押し込まれたことを明示できるため、目視にてタッピングネジ30のねじ込み量等を確認する必要がなく、作業性の向上に貢献できる
また、当接機能が付与された端面26は環状をなしているためサイディングボード40にアタッチメント13が当たって負荷が増大した際にその負荷によってネジ締め工具10の向きがぶれることを好適に抑制できる。
タッピングネジ30を使用する場合には、ネジ自体がタッピング機能を有しているためサイディングボード40に下孔を設ける必要がない。但し、タッピングネジ30を使用した場合には、上述の如くネジ締め時にバリが発生する。
この点、タッピングネジ30が所定の深さ位置に到達した場合に端面26に設けられた切欠き部27によりネジ締め作業によって自動的にバリが除去されることとなり、ネジ締めに起因して発生するバリを取り除くための作業を別途行う必要がない。このように、ネジ締めに伴ってバリ取りが行われることにより、ネジを用いた固定作業の作業効率を好適に向上させることができる。
バリについてはどのような形状になるかを特定するかは困難である。この点、切欠き部27を周方向に複数配設することにより、バリがどの位置に存在する場合であっても除去機能を発揮させやすくなる。
特に、切欠き部と係合部17(タッピングネジ30の頭部31)とが近接しているため、バリを除去する際にその根元から切断することができ、サイディングボード40に取り残しが生じることを好適に回避することができる。
例えば、バリ取り手段を刃状としネジ締め対象側に突出させる構成とすることでバリの除去機能を発揮させることも可能である。しかしながら、係る構成では、バリ取り手段にネジの取付け方向以外の方向から他の構成がぶつかる等して変形や破損等の不具合が生じやすくなると想定される。この点、本実施の形態に示したように、切欠き部にバリ取り機能を付与することにより、バリ取り手段の露出を抑えることができる。これは、過剰な切削を抑制したり、バリ取り部(例えば刃部)の保護してバリ取り機能の担保したりする上で有利な構成である。
また、除去したバリを切欠き部内に収めることが可能であり、切除されたバリが飛び散ることを抑制できる。
端面26を内側へ傾倒させることにより、切除片が外側へはじき出されることを好適に抑制することができ、更にはネジ締め対象の表面を薄く削ることに起因して新たにバリが生じることを好適に抑制できる。
なお、上述した各実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。因みに、以下の別形態の構成を、上記実施の形態における構成に対して、個別に適用してもよく、相互に組み合わせて適用してもよい。
(1)上記実施の形態では、ネジ締め工具10を電動工具としたが、ドライバビット12及びアタッチメント13の適用対象はこれに限定されるものではない。例えば、手で回す手動タイプの工具に適用してもよい。また、作業者が手で持った状態で使用する工具ではなく、据え置き型の工作機器等に適用することも可能である。
(2)上記実施の形態では、アタッチメント13からドライバビット12の先端部(係合部17)の一部が突出する構成としたが、ネジ締め対象の形状やネジ頭部の形状等によっては当該係合部17全体がアタッチメント13から突出する構成としてもよいし、係合部17全体がアタッチメント13内に収容される構成としてもよい。
(3)上記実施の形態では、アタッチメント13の端面26(「当接部」に相当)に「バリ取り部」としての切欠き部27を形成したが、タッピングネジ30が所定の深さ位置に到達した場合に、その旨を作業者に示唆する機能を有しているのであれば足り、切欠き部27を省略することも可能である。このような変更を行う場合には、アタッチメント13がドライバビット12の回転に追従して回転する必要は必ずしもなく、少なくともドライバビット12の長手方向にて位置が変化しないように規制されていればよい。
(4)上記実施の形態では、アタッチメント13の端面26に形成された切欠き部27に「バリ取り部」としての機能を付与したが、ドライバビット12(アタッチメント13)の回転動作によりバリを取り除くことができるのであればよい。例えば、切欠き部27に代えて端面26から突出する刃部を設け、この刃部によってバリを切除する構成とすることも可能である。但し、このような構成では、回転抵抗が大きくなった際、すなわちバリが切除された際に、サイディングボード40の表面が大きく削られる可能性が高くなる。また、刃部の耐久性の確保が難しくなる。故に、望ましくは上記実施の形態に示したように、主としてサイディングボード40に当接する部分(端面26)を確保した上で、その一部を切り欠いてバリ取り部として機能させるとよい。
(5)上記実施の形態では、アタッチメント13を円筒状とし、その外径がネジ締め工具10の工具本体11側よりも先端側にて小さくなるように形成し、アタッチメント13とサイディングボード40との当接箇所をタッピングネジ30の頭部31に近づける構成とした。上記示唆機能やバリ取り機能を好適に発揮させる上では上記当接箇所を上述の如くドライバビット12の近傍とすることが好ましいが、当該位置関係を実現することが可能であればアタッチメント13の具体的構造については任意である。
(6)上記実施の形態では、タッピングネジ30の頭部31の形状を円錐状(所謂、皿)もの、すなわち頭部31がサイディングボード40に食い込むタイプのネジにネジ締め工具10(詳しくはドライバビット12及びアタッチメント13)を適用したが、なべ状やトラス状のものであってサイディングボード40への食い込みが回避されるタイプのネジにネジ締め工具10を適用してもよい。
(7)上記実施の形態では、固定用ネジ14を用いてドライバビット12とアタッチメント13とを固定する構成とし、ドライバビット12の長手方向にてアタッチメント13の固定位置を調整可能としたが、ドライバビット12とアタッチメント13との固定方法については任意である。このような調整機能が不要であれば、ドライバビット12とアタッチメント13とを溶接等により固定する構成とすることも可能である。
(8)上記実施の形態では、窯業系のサイディングボード40を「ネジ締め対象」としたが、ネジ締め対象については樹脂系又は金属系であってもよい。また、サイディングボード以外の部材にネジ締めを行う場合に上記実施の形態に示したドライバビット12やアタッチメント13に相当する構成を用いてもよい。
10…ネジ締め工具、11…工具本体、12…ドライバビット、13…アタッチメント、14…固定用ネジ、16…軸部、17…係合部、20…挿通孔、21…取付部、22…ネジ孔、25…縮径部、26…当接部としての端面、27…バリ取り部として機能する切欠き部、30…タッピングネジ、31…頭部、40…サイディングボード、41…下地材、BR…バリ。

Claims (8)

  1. 先端部に、ネジの頭部と係合する係合部が形成された棒状のビットと、
    前記ビットを挿通可能な筒状をなし、前記ビットに嵌め合わせられた状態で同ビットに固定されるアタッチメントと
    を備え、
    前記ネジとしてタッピングネジを用いる場合に使用されるネジ締め工具であって、
    前記アタッチメントは、前記ビットの回転に追従して回転する構成となっており、
    前記アタッチメントには、当該アタッチメントの両端部のうち工具先端側の端部に設けられ、ネジ締め対象へのネジ締め時に前記ネジが所定の深さ位置に到達した場合に当該ネジ締め対象に当接する当接部が形成されており、
    前記当接部には、前記ネジ締め対象に前記タッピングネジがねじ込まれることに基づいて当該ネジ締め対象に発生するバリを、前記回転に伴って取り除くことが可能なバリ取り部が形成されていることを特徴とするネジ締め工具。
  2. 前記当接部は、前記ビットの中心軸線を中心とする環状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のネジ締め工具。
  3. 前記バリ取り部は、前記ビットの回転に追従して前記アタッチメントが回転することにより当該バリ取り部が前記バリに当たって同バリを切除するものであることを特徴とする請求項1又は請求項に記載のネジ締め工具。
  4. 前記当接部は、面状又は線状をなし、前記ネジ締め対象に面当たり又は線当たりするように構成されており、当該当接部にはその一部が凹むように切欠き部が形成されており、同切欠き部の一部が前記バリ取り部として機能するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のネジ締め工具。
  5. 前記アタッチメントにおいて前記当接部を含む少なくとも一部は、円筒状をなし、その中心軸線が前記ビットの回転中心軸線と一致するように構成されており、
    前記当接部は、前記円筒状部分の端面であり、前記アタッチメントの外周側から前記アタッチメントの内周側に向けてネジ締め方向とは反対側に傾斜していることを特徴とする請求項に記載のネジ締め工具。
  6. 前記アタッチメントは、前記ビットに固定する際に当該ビットの長手方向にてその固定位置を変更可能となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載のネジ締め工具。
  7. 前記アタッチメントは、前記ビットの前記係合部を当該アタッチメントの先端部よりも突出させた状態で前記ビットに固定可能となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載のネジ締め工具。
  8. 前記アタッチメントにおいて前記当接部が形成されている側とは反対側の端部を含んだ部位には前記ビットへ前記アタッチメントを取り付ける取付部が形成されており、前記当接部が形成されている部分の外径が前記取付部が形成されている部分の外形よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載のネジ締め工具。
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