JPH08118303A - 両刃鋸の替刃構造 - Google Patents
両刃鋸の替刃構造Info
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- JPH08118303A JPH08118303A JP28899094A JP28899094A JPH08118303A JP H08118303 A JPH08118303 A JP H08118303A JP 28899094 A JP28899094 A JP 28899094A JP 28899094 A JP28899094 A JP 28899094A JP H08118303 A JPH08118303 A JP H08118303A
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- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B23D51/08—Sawing machines or sawing devices working with straight blades, characterised only by constructional features of particular parts; Carrying or attaching means for tools, covered by this subclass, which are connected to a carrier at both ends of devices for mounting straight saw blades or other tools
- B23D51/10—Sawing machines or sawing devices working with straight blades, characterised only by constructional features of particular parts; Carrying or attaching means for tools, covered by this subclass, which are connected to a carrier at both ends of devices for mounting straight saw blades or other tools for hand-held or hand-operated devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sawing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来では片刃鋸しか適用できなかったワンタ
ッチ式の替刃構造を両刃鋸にも適用できるようにする。 【構成】 両刃鋸３０の一端部に円弧部を有するフック
部３１を形成し、フック部３１には係合部３４を形成
し、フック部３１を挿入するホルダー３３を柄３２に植
設し、ホルダー３３には係合部３４に係合する係合ピン
３５を設けるとともに、スライド可能にトリガー３６を
冠着し、トリガー３６には弾機４４を介在させて柄３２
から進退可能に設けてその先端部４５が両刃鋸３０の刃
基部に形成された割れ止め用の凹部３９に係脱可能に構
成した。 【効果】 凹部３９に先端部４５が係合して、両刃鋸３
０の刃部３７で木を挽くことができるワンタッチ式替刃
構造を得ることができる。
ッチ式の替刃構造を両刃鋸にも適用できるようにする。 【構成】 両刃鋸３０の一端部に円弧部を有するフック
部３１を形成し、フック部３１には係合部３４を形成
し、フック部３１を挿入するホルダー３３を柄３２に植
設し、ホルダー３３には係合部３４に係合する係合ピン
３５を設けるとともに、スライド可能にトリガー３６を
冠着し、トリガー３６には弾機４４を介在させて柄３２
から進退可能に設けてその先端部４５が両刃鋸３０の刃
基部に形成された割れ止め用の凹部３９に係脱可能に構
成した。 【効果】 凹部３９に先端部４５が係合して、両刃鋸３
０の刃部３７で木を挽くことができるワンタッチ式替刃
構造を得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は両刃鋸の替刃構造に関
し、特には１本の柄に種々の鋸刃を作業用途に応じて取
替装着することができる替刃構造において、両刃鋸を装
着することができるようにしたものである。
し、特には１本の柄に種々の鋸刃を作業用途に応じて取
替装着することができる替刃構造において、両刃鋸を装
着することができるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】替刃式鋸構造は、１本の柄に種々の作業
用途に応じた鋸刃を取替装着することができるようにし
たもので、鋸刃と柄とを分割できるので、コンパクトに
ケース等に収めることができるとともに、鋸刃を替えた
場合の作業にあっても、使い慣れた柄を使用できるので
重宝されている。
用途に応じた鋸刃を取替装着することができるようにし
たもので、鋸刃と柄とを分割できるので、コンパクトに
ケース等に収めることができるとともに、鋸刃を替えた
場合の作業にあっても、使い慣れた柄を使用できるので
重宝されている。
【０００３】この替刃式鋸構造の従来例は、少なくとも
３種類あり、その一つは図７に示すように、両刃鋸１の
刃基部２に凹部３を形成する一方、柄４に刃基部２を差
し込む差込穴５を軸方向へ穿設するとともに、図８に示
すように、凹部３に係合するネジ６を挿入する孔７を穿
ち、その孔７に六角レンチ８等にてネジ６を捩込んで凹
部３に係合させ、又はツマミの付いたねじ９を螺合する
ことにより固定するものがあった。
３種類あり、その一つは図７に示すように、両刃鋸１の
刃基部２に凹部３を形成する一方、柄４に刃基部２を差
し込む差込穴５を軸方向へ穿設するとともに、図８に示
すように、凹部３に係合するネジ６を挿入する孔７を穿
ち、その孔７に六角レンチ８等にてネジ６を捩込んで凹
部３に係合させ、又はツマミの付いたねじ９を螺合する
ことにより固定するものがあった。
【０００４】また、図９に示すように、柄１０の一端部
にホルダー１１を設け、そのホルダー１１に両刃鋸１２
の刃基部１３を差し込んで固定する構造がある。ホルダ
ー１１は断面略Ｕ字形の金属部材であって、柄１０に植
設して固定されている。そして、ホルダー１１にはコイ
ン等にて回すことができる割ネジ１４と係合ピン１５が
設けられ、刃基部１３には割ネジ１４と係合ピン１５に
係合する係合穴１６と割溝１７が形成されている。
にホルダー１１を設け、そのホルダー１１に両刃鋸１２
の刃基部１３を差し込んで固定する構造がある。ホルダ
ー１１は断面略Ｕ字形の金属部材であって、柄１０に植
設して固定されている。そして、ホルダー１１にはコイ
ン等にて回すことができる割ネジ１４と係合ピン１５が
設けられ、刃基部１３には割ネジ１４と係合ピン１５に
係合する係合穴１６と割溝１７が形成されている。
【０００５】したがって、割溝１７に割ネジ１４と係合
ピン１５を挿入して刃基部１３をホルダー１１に挿入
し、割ネジ１４を回動することによりホルダー１１を刃
基部１３に締め付け固定できる。両刃鋸１２を取り外す
ときは、割ネジ１４を逆に回してホルダー１１が刃基部
１３を締め付けるのを解除し、割ネジ１４を係合穴１６
から外し、かつ、係合ピン１５を割溝１７から外すため
に、両刃鋸１２を反らせながらゆっくりと引き抜くとい
うものである。
ピン１５を挿入して刃基部１３をホルダー１１に挿入
し、割ネジ１４を回動することによりホルダー１１を刃
基部１３に締め付け固定できる。両刃鋸１２を取り外す
ときは、割ネジ１４を逆に回してホルダー１１が刃基部
１３を締め付けるのを解除し、割ネジ１４を係合穴１６
から外し、かつ、係合ピン１５を割溝１７から外すため
に、両刃鋸１２を反らせながらゆっくりと引き抜くとい
うものである。
【０００６】さらに、図１０，１１に示すように、柄１
８の一端部にホルダー１９を植設し、そのホルダー１９
に片刃鋸２０のフック部２１を差し込んで係合固定する
構造がある。ホルダー１９は断面略Ｕ字形の金属部材で
あって、柄１８に植設して固定されている。そしてホル
ダー１９には係合ピン２２が設けられ、この係合ピン２
２に係合する係合部２３がフック部２１に形成されてお
り、この係合部２３に相対するフック部２１の端部は円
弧形状に形成されている。
８の一端部にホルダー１９を植設し、そのホルダー１９
に片刃鋸２０のフック部２１を差し込んで係合固定する
構造がある。ホルダー１９は断面略Ｕ字形の金属部材で
あって、柄１８に植設して固定されている。そしてホル
ダー１９には係合ピン２２が設けられ、この係合ピン２
２に係合する係合部２３がフック部２１に形成されてお
り、この係合部２３に相対するフック部２１の端部は円
弧形状に形成されている。
【０００７】そこで、片刃鋸２０をホルダー１９に装着
するときは、図１２に示すように、フック部２１をホル
ダー１９の先端開口部に差し込んで係合部２３が係合ピ
ン２２に引っ掛かるようにし（図中、ａ→ｂ）、その状
態でホルダー１９を矢示Ｃの方向に叩くと、その反力で
係合部２３が係合ピン２２に係合して片刃鋸２０は係合
ピン２２を中心として時計方向へ回転してホルダー１９
に装着される（図中、ｂ→ｃ）。
するときは、図１２に示すように、フック部２１をホル
ダー１９の先端開口部に差し込んで係合部２３が係合ピ
ン２２に引っ掛かるようにし（図中、ａ→ｂ）、その状
態でホルダー１９を矢示Ｃの方向に叩くと、その反力で
係合部２３が係合ピン２２に係合して片刃鋸２０は係合
ピン２２を中心として時計方向へ回転してホルダー１９
に装着される（図中、ｂ→ｃ）。
【０００８】そして、片刃鋸２０を外すときは、片刃鋸
２０の刃２４のない峰２５を矢示Ｄの方向に叩くと、片
刃鋸２０は係合ピン２２を中心として反時計方向へ回転
し、係合部２３が係合ピン２２から外れ、フック部２１
がホルダー１９から出て片刃鋸２０がホルダー１９から
外れる（図中、ｃ→ｂ→ａ）というものである。
２０の刃２４のない峰２５を矢示Ｄの方向に叩くと、片
刃鋸２０は係合ピン２２を中心として反時計方向へ回転
し、係合部２３が係合ピン２２から外れ、フック部２１
がホルダー１９から出て片刃鋸２０がホルダー１９から
外れる（図中、ｃ→ｂ→ａ）というものである。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図７，
９に示す替刃構造では、ネジ６や割ネジ１４を回転操作
する手間が必要であって装着又は取り外し作業が繁雑で
面倒である。図１０に示す替刃構造では、そのような繁
雑さと面倒を要せず、ワンタッチ式に装着または取り外
すことができる利点があるものの、片刃鋸２０でなけれ
ば適用できない欠点がある。なぜならば、図１２に示す
ように、片刃鋸２０を取り外すときは、必ず片刃鋸２０
を叩く（矢示Ｄ）必要があるからであり、その点、片刃
鋸２０には刃２４のない峰２５があるから叩くのには都
合がよい。しかし、両刃鋸には峰２５部分にも刃が形成
されているため、取り外すときに叩く部位がない。刃を
叩くと刃が損傷して鋸として使用できなくなるからであ
る。
９に示す替刃構造では、ネジ６や割ネジ１４を回転操作
する手間が必要であって装着又は取り外し作業が繁雑で
面倒である。図１０に示す替刃構造では、そのような繁
雑さと面倒を要せず、ワンタッチ式に装着または取り外
すことができる利点があるものの、片刃鋸２０でなけれ
ば適用できない欠点がある。なぜならば、図１２に示す
ように、片刃鋸２０を取り外すときは、必ず片刃鋸２０
を叩く（矢示Ｄ）必要があるからであり、その点、片刃
鋸２０には刃２４のない峰２５があるから叩くのには都
合がよい。しかし、両刃鋸には峰２５部分にも刃が形成
されているため、取り外すときに叩く部位がない。刃を
叩くと刃が損傷して鋸として使用できなくなるからであ
る。
【００１０】さらには、図１０中の片刃鋸２０で木材等
を挽くときは、刃２４に力がかかり、片刃鋸２０は係合
ピン２２を中心として時計方向へ回転しようとするが、
ホルダー１９が峰２５を押えているから挽くとき片刃鋸
２０が折れることはない。しかし、両刃鋸であると、ホ
ルダー１９に押えられている峰２５に形成されている刃
を使用するときは、その刃に力がかかり、両刃鋸は係合
ピン２２を中心として反時計方向へ回転して折れ、挽く
ことができなくなる。即ち、片刃鋸２０であれば、使用
時の力は常に刃を柄１８に植設されたホルダー１９に押
圧する方向にかかるため、問題ないばかりかむしろ安全
性に優れたものである。しかしながら、両刃鋸にそのま
ま適用すると、他方の刃を使用するときは力が刃柄１８
に植設されたホルダー１９を柄部の先端金具から外す方
向にかかるため、採用することができない。したがっ
て、図９に示す替刃方式は、片刃鋸２０にしか適用でき
ない。
を挽くときは、刃２４に力がかかり、片刃鋸２０は係合
ピン２２を中心として時計方向へ回転しようとするが、
ホルダー１９が峰２５を押えているから挽くとき片刃鋸
２０が折れることはない。しかし、両刃鋸であると、ホ
ルダー１９に押えられている峰２５に形成されている刃
を使用するときは、その刃に力がかかり、両刃鋸は係合
ピン２２を中心として反時計方向へ回転して折れ、挽く
ことができなくなる。即ち、片刃鋸２０であれば、使用
時の力は常に刃を柄１８に植設されたホルダー１９に押
圧する方向にかかるため、問題ないばかりかむしろ安全
性に優れたものである。しかしながら、両刃鋸にそのま
ま適用すると、他方の刃を使用するときは力が刃柄１８
に植設されたホルダー１９を柄部の先端金具から外す方
向にかかるため、採用することができない。したがっ
て、図９に示す替刃方式は、片刃鋸２０にしか適用でき
ない。
【００１１】そこで、本発明は、図１０に示すワンタッ
チ式の替刃構造を両刃鋸にも適用できるようにすること
を目的とする。
チ式の替刃構造を両刃鋸にも適用できるようにすること
を目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項１により、両刃鋸の一端部に円弧部
を有するフック部を形成し、該フック部には係合部を形
成し、該フック部を挿入するホルダーを柄に植設し、該
ホルダーには前記係合部に係合する係合ピンを設けると
ともに、スライド可能にトリガーを冠着し、該トリガー
には弾機を介在させて柄から進退可能に設けてその先端
部が前記両刃鋸の刃基部に形成された凹部に係脱可能に
構成した両刃鋸の替刃構造を提供する。
するために、請求項１により、両刃鋸の一端部に円弧部
を有するフック部を形成し、該フック部には係合部を形
成し、該フック部を挿入するホルダーを柄に植設し、該
ホルダーには前記係合部に係合する係合ピンを設けると
ともに、スライド可能にトリガーを冠着し、該トリガー
には弾機を介在させて柄から進退可能に設けてその先端
部が前記両刃鋸の刃基部に形成された凹部に係脱可能に
構成した両刃鋸の替刃構造を提供する。
【００１３】請求項２により、替刃鋸の一端部にフック
部を形成し、該フック部に係合部が形成されるととも
に、替刃鋸を装着する柄には前記一端部を挿入するホル
ダーが植設され、該ホルダーには前記係合部を係合する
係合ピンを設けた替刃鋸構造において、前記替刃鋸を両
刃鋸とし、かつ、その刃基部に形成された凹部に進退し
て係合するトリガーを前記ホルダーに設け、該トリガー
の先端部を前記凹部に進退させる弾機をトリガーの延長
部に弾装し、さらに、その延長部を進退可能に係合する
長穴を柄に形成してなる構成を提供する。
部を形成し、該フック部に係合部が形成されるととも
に、替刃鋸を装着する柄には前記一端部を挿入するホル
ダーが植設され、該ホルダーには前記係合部を係合する
係合ピンを設けた替刃鋸構造において、前記替刃鋸を両
刃鋸とし、かつ、その刃基部に形成された凹部に進退し
て係合するトリガーを前記ホルダーに設け、該トリガー
の先端部を前記凹部に進退させる弾機をトリガーの延長
部に弾装し、さらに、その延長部を進退可能に係合する
長穴を柄に形成してなる構成を提供する。
【００１４】そして請求項３により、凹部が割れ止め用
の凹部を兼用している構成、請求項４により、ホルダー
とトリガーの断面が略Ｕ字形である構成、請求項５によ
り、トリガーの先端部近傍にはホルダーに形成した長孔
に進入する突起部が形成されている構成を提供する。
の凹部を兼用している構成、請求項４により、ホルダー
とトリガーの断面が略Ｕ字形である構成、請求項５によ
り、トリガーの先端部近傍にはホルダーに形成した長孔
に進入する突起部が形成されている構成を提供する。
【００１５】
【作用】上記構成の本発明によれば、柄のホルダーに両
刃鋸のフック部を挿入して係合ピンに係合部を係合させ
て替刃を装着すると、トリガーが両刃鋸の凹部に係合し
て両刃鋸が折れることなく柄に装着され、両刃のいずれ
でも木を挽くために直ちに使用できる。
刃鋸のフック部を挿入して係合ピンに係合部を係合させ
て替刃を装着すると、トリガーが両刃鋸の凹部に係合し
て両刃鋸が折れることなく柄に装着され、両刃のいずれ
でも木を挽くために直ちに使用できる。
【００１６】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づき説明する。
図１に示すように、両刃鋸３０の一端部には前記従来例
と同じフック部３１が形成され、又図２に示すように、
柄３２の一端部には従来例と同じホルダー３３が植設さ
れている。フック部３１には係合部３４が形成され、又
ホルダー３３には係合ピン３５が設けられている。ホル
ダー３３は、図３に示すように、断面略Ｕ字形である。
図１に示すように、両刃鋸３０の一端部には前記従来例
と同じフック部３１が形成され、又図２に示すように、
柄３２の一端部には従来例と同じホルダー３３が植設さ
れている。フック部３１には係合部３４が形成され、又
ホルダー３３には係合ピン３５が設けられている。ホル
ダー３３は、図３に示すように、断面略Ｕ字形である。
【００１７】ホルダー３３にはトリガー３６がスライド
可能に冠着されている。このトリガー３６は断面略Ｕ字
形であって、先端部４５が両刃鋸３０の刃３７の刃基部
に割れ止めの為に形成されている凹部３９にスライド移
動して係合できる。この凹部３９は割れ止め用の凹部と
兼用させることが適当であるが、別途設けてもよい。そ
して、この一端部近傍にはトリガー３６をホルダー３３
から脱離しないように係合させるため、図２に示すよう
にホルダー３３の側面に長孔４０を形成し、図３に示す
ようにこの長孔４０に進入する折り曲げた突起４１をト
リガー３６に形成している。
可能に冠着されている。このトリガー３６は断面略Ｕ字
形であって、先端部４５が両刃鋸３０の刃３７の刃基部
に割れ止めの為に形成されている凹部３９にスライド移
動して係合できる。この凹部３９は割れ止め用の凹部と
兼用させることが適当であるが、別途設けてもよい。そ
して、この一端部近傍にはトリガー３６をホルダー３３
から脱離しないように係合させるため、図２に示すよう
にホルダー３３の側面に長孔４０を形成し、図３に示す
ようにこの長孔４０に進入する折り曲げた突起４１をト
リガー３６に形成している。
【００１８】さらに、トリガー３６の尾端部は一方を長
くしてガイド部４２を形成し、このガイド部４２を柄３
２に形成した長穴４３に進入させるとともに、そのガイ
ド部４２にはコイルスプリング等の圧縮した弾機４４を
弾装し、弾機４４がトリガー３６を両刃鋸３０に向けて
常に押圧付勢させてあり、トリガー３６の先端部４５が
ホルダー３３の先端部４６から必ず突出するようにして
ある。
くしてガイド部４２を形成し、このガイド部４２を柄３
２に形成した長穴４３に進入させるとともに、そのガイ
ド部４２にはコイルスプリング等の圧縮した弾機４４を
弾装し、弾機４４がトリガー３６を両刃鋸３０に向けて
常に押圧付勢させてあり、トリガー３６の先端部４５が
ホルダー３３の先端部４６から必ず突出するようにして
ある。
【００１９】したがって、両刃鋸３０を柄３２に装着す
るときは、図５に示すように従来同様にフック部３１を
ホルダー３３に挿入し、係合ピン３５に引っ掛かる状態
にしてホルダー３３を矢示Ｅ方向から叩くと係合部３４
が係合ピン３５に係合し、両刃鋸３０は係合ピン３５を
中心として時計方向へ回転し（図中、ａ→ｂ→ｃ）、ト
リガー３６は弾機４４の力に抗し、突起４１が長孔４０
に沿って案内されて柄３２の方向へ移動した後、再び弾
機４４の力で元の方向へ移動して先端部４５が凹部３９
に係合する。
るときは、図５に示すように従来同様にフック部３１を
ホルダー３３に挿入し、係合ピン３５に引っ掛かる状態
にしてホルダー３３を矢示Ｅ方向から叩くと係合部３４
が係合ピン３５に係合し、両刃鋸３０は係合ピン３５を
中心として時計方向へ回転し（図中、ａ→ｂ→ｃ）、ト
リガー３６は弾機４４の力に抗し、突起４１が長孔４０
に沿って案内されて柄３２の方向へ移動した後、再び弾
機４４の力で元の方向へ移動して先端部４５が凹部３９
に係合する。
【００２０】そのため、凹部３９に先端部４５が係合し
た状態で刃３７にて木材を挽いた場合、両刃鋸３０は係
合ピン３５を中心として刃３７をホルダー３３から外す
方向に回転しようとしても、トリガー３６の先端部４５
が凹部３９に引っ掛かり阻止する。また、刃３８にて木
材を挽くときは、前記従来例における片刃鋸２０と同様
にして使用できることはいうまでもない。
た状態で刃３７にて木材を挽いた場合、両刃鋸３０は係
合ピン３５を中心として刃３７をホルダー３３から外す
方向に回転しようとしても、トリガー３６の先端部４５
が凹部３９に引っ掛かり阻止する。また、刃３８にて木
材を挽くときは、前記従来例における片刃鋸２０と同様
にして使用できることはいうまでもない。
【００２１】そして、両刃鋸３０を柄３２から取り外す
ときは、トリガー３６を弾機４４の力に抗して柄３２側
へ引き、先端部４５を凹部３９から外した状態として、
両刃鋸３０を凹部３９の近傍で矢示Ｆ方向へ叩けば、フ
ック部３１が係合ピン３５を中心として図５中反時計方
向へ回転してフック部３１はホルダー３３から外れ、両
刃鋸３０を取り外すことができる（図中、ｃ→ｂ→
ａ）。
ときは、トリガー３６を弾機４４の力に抗して柄３２側
へ引き、先端部４５を凹部３９から外した状態として、
両刃鋸３０を凹部３９の近傍で矢示Ｆ方向へ叩けば、フ
ック部３１が係合ピン３５を中心として図５中反時計方
向へ回転してフック部３１はホルダー３３から外れ、両
刃鋸３０を取り外すことができる（図中、ｃ→ｂ→
ａ）。
【００２２】なお、図１に示す両刃鋸３０の刃３７側の
凹部３９と刃３８側の凹部４７とは、後者の方が柄３２
側に近接して形成されているが、図６に示すように、両
者を対称形に形成するようにしてもよい。
凹部３９と刃３８側の凹部４７とは、後者の方が柄３２
側に近接して形成されているが、図６に示すように、両
者を対称形に形成するようにしてもよい。
【００２３】かくして、両刃鋸３０をワンタッチ式に装
着し又は取り外せるようにしたので、両刃鋸の替刃が簡
便迅速かつ容易にでき、作業用途に応じた替刃鋸の使用
が軽便となり、使い慣れた柄を永続的に使用でき、木挽
作業の品質向上及び作業能率を向上することができる。
着し又は取り外せるようにしたので、両刃鋸の替刃が簡
便迅速かつ容易にでき、作業用途に応じた替刃鋸の使用
が軽便となり、使い慣れた柄を永続的に使用でき、木挽
作業の品質向上及び作業能率を向上することができる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、両刃鋸を
ワンタッチ式に簡便、かつ、迅速に取り替えることがで
きるようにし、しかも、その装着した状態でトリガーが
両刃鋸の凹部に係合して両刃鋸を折れないように固定す
るようにしたから、替刃の繁雑で面倒な装着又は取り外
し作業が不要となる。したがって、使い慣れた柄に所望
の替刃を取り替えて使用でき、木挽作業の品質と能率を
向上できる。
ワンタッチ式に簡便、かつ、迅速に取り替えることがで
きるようにし、しかも、その装着した状態でトリガーが
両刃鋸の凹部に係合して両刃鋸を折れないように固定す
るようにしたから、替刃の繁雑で面倒な装着又は取り外
し作業が不要となる。したがって、使い慣れた柄に所望
の替刃を取り替えて使用でき、木挽作業の品質と能率を
向上できる。
【図１】本発明の実施例における両刃鋸を示す一部省略
正面図。
正面図。
【図２】本発明の実施例における柄を示す一部省略正面
図。
図。
【図３】図２のＡ−Ａ断面図。
【図４】本発明の実施例における柄を示す一部省略背面
図。
図。
【図５】本発明の作用説明図。
【図６】本発明の他の実施例を示す一部省略正面図。
【図７】第１従来例の斜視図。
【図８】図７の断面説明図。
【図９】第２従来例の一部省略正面図。
【図１０】第３従来例の一部省略正面図。
【図１１】図１０の断面説明図。
【図１２】図１０の作用説明図。
３０…両刃鋸 ３１…フック部 ３２…柄 ３３…ホルダー ３４…係合部 ３５…係合ピン ３６…トリガー ３７，３８…刃 ３９，４７…凹部 ４０…長孔 ４１…突起部 ４２…ガイド部 ４３…長穴 ４４…弾機 ４５，４６…先端部
Claims (5)
- 【請求項１】 両刃鋸の一端部に円弧部を有するフック
部を形成し、該フック部には係合部を形成し、該フック
部を挿入するホルダーを柄に植設し、該ホルダーには前
記係合部に係合する係合ピンを設けるとともに、スライ
ド可能にトリガーを冠着し、該トリガーには弾機を介在
させて柄から進退可能に設けてその先端部が前記両刃鋸
の刃基部に形成された凹部に係脱可能に構成したことを
特徴とする両刃鋸の替刃構造。 - 【請求項２】 替刃鋸の一端部にフック部を形成し、該
フック部に係合部が形成されるとともに、替刃鋸を装着
する柄には前記一端部を挿入するホルダーが植設され、
該ホルダーには前記係合部を係合する係合ピンを設けた
替刃鋸構造において、前記替刃鋸を両刃鋸とし、かつ、
その刃基部に形成された凹部に進退して係合するトリガ
ーを前記ホルダーに設け、該トリガーの先端部を前記凹
部に進退させる弾機をトリガーの延長部に弾装し、さら
に、その延長部を進退可能に係合する長穴を柄に形成し
てなることを特徴とする両刃鋸の替刃構造。 - 【請求項３】 凹部が割れ止め用の凹部を兼用している
請求項１又は２記載の両刃鋸の替刃構造。 - 【請求項４】 ホルダーとトリガーの断面が略Ｕ字形で
ある請求項１，２又は３記載の両刃鋸の替刃構造。 - 【請求項５】 トリガーの先端部近傍にはホルダーに形
成した長孔に進入する突起部が形成されている請求項
１，２，３又は４記載の両刃鋸の替刃構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6288990A JP2815815B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 両刃鋸の替刃構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6288990A JP2815815B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 両刃鋸の替刃構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08118303A true JPH08118303A (ja) | 1996-05-14 |
| JP2815815B2 JP2815815B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=17737420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6288990A Expired - Lifetime JP2815815B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 両刃鋸の替刃構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2815815B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100460849B1 (ko) * | 2002-10-08 | 2004-12-09 | 권재열 | 완충기능을 구비한 수공톱 |
| WO2007086693A3 (en) * | 2006-01-26 | 2007-10-18 | Jea Goun Kang | The both sides saw blade having hooks in both sides |
| US20150360306A1 (en) * | 2014-06-11 | 2015-12-17 | Philip Reisler | Filing Tool Attachment for a Reciprocating Tool |
| CN115069446A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-09-20 | 东风柳州汽车有限公司 | 一种汽车面板辅助喷涂工装 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6236901A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-17 | Fujitsu Ltd | 携帯用無線機の構造 |
| JPS62135176A (ja) * | 1985-12-03 | 1987-06-18 | 株式会社ジャパンエナジー | 半導体ウェーハー包装容器 |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP6288990A patent/JP2815815B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6236901A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-17 | Fujitsu Ltd | 携帯用無線機の構造 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2815815B2 (ja) | 1998-10-27 |
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