JP6034040B2 - ユニット建物の補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、下階建物ユニットの上に、該下階建物ユニットより妻又は桁方向の短い上階建物ユニットをセットバック状態で載せたユニット建物の補強構造に関する。
ユニット建物において、特許文献1に記載の如く、下階建物ユニットの天井梁の中間部の上にセットバック配置された上階建物ユニットの前面の床梁を搭載してなるものがある。
下階建物ユニットの上にセットバック配置された上階建物ユニットを上述の如くに搭載するユニット建物では、上階建物ユニットに作用する地震力、風圧力等の水平外力Pを適切に下階建物ユニットに伝達するため、下階建物ユニットと上階建物ユニットの接合部に、以下の如くの水平構面を設けている。
従来技術1では、図17に示す如く、下階建物ユニット1の天井フレーム1Fの面内で、上階建物ユニット2の前面の床梁2Aの両端部が搭載される下階建物ユニット1の両側の天井梁1Aのそれぞれに沿う位置に補強梁Aを設ける。これにより、下階建物ユニット1と上階建物ユニット2の接合部に水平構面を形成している。上階建物ユニット2に作用する外力Pが上述の水平構面により、下階建物ユニット1に荷重Rになって伝達される。
従来技術2では、図18に示す如く、下階建物ユニット1の天井フレーム1Fの面内で、上階建物ユニット2の前面の床梁2Aが長手方向に渡って搭載する位置に補助梁Bを設け、下階建物ユニット1の天井部における補助梁Bの両側に補強ブレース3を設ける。これにより、下階建物ユニット1と上階建物ユニット2の接合部に水平構面を形成している。上階建物ユニット2に作用する外力Pが上述の水平構面により、下階建物ユニット1に荷重Rになって伝達される。
特開2006-342529
従来技術1は、水平構面を形成するために補強梁Aを設けるものであって、部品点数が多く、専用の天井仕様になるために、高コストになる。また、補強梁Aが、下階建物ユニット1の天井フレーム1Fの面内のうち、セットバック配置される上階建物ユニット2の前面の床梁2Aが搭載される下階建物ユニット1の天井梁1Aに沿う位置の局部にだけ設けられるものであり、下階建物ユニット1と上階建物ユニット2の接合部に形成される水平構面の剛性、耐力に関する性能の確保に限界がある。
従来技術2は、水平構面を形成するために補助梁Bを設けるものであって、部品点数が多く、かつ補助梁Bが上階建物ユニット2の前面の床梁2Aと重複して配置され、専用の天井仕様になるために、高コストになる。
本発明の課題は、下階建物ユニットの天井梁の中間部の上に、セットバック配置された上階建物ユニットの前面の床梁を搭載してなるユニット建物の補強構造において、下階建物ユニットと上階建物ユニットの接合部の全域に、部材の重複なく、簡素に、剛性、耐力に関する必要十分な性能が確保された水平構面を形成することにある。
請求項1に係る発明は、下階建物ユニットの天井梁の中間部の上に、セットバック配置された上階建物ユニットの前面の床梁搭載されてなるユニット建物の補強構造において、下階建物ユニットの上記天井梁の中間部と上階建物ユニットの前面の上記床梁と接合されるとともに、下階建物ユニットにおける上階建物ユニットが搭載されない天井部に補強ブレース架け渡されてなるものであり、前記下階建物ユニットの前記天井梁の中間部に接合部材固定され、この接合部材の上面に前記上階建物ユニットの前記床梁固定され、かつ、この接合部材に補強ブレース連結されてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記接合部材が前記下階建物ユニットの相対する中間部のそれぞれに固定されるものであり、これらの接合部材が補強梁の両端に設けられてなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記接合部材が、C形鋼からなる本体部のC形をなす端面にエンドプレートを備えるとともに、該本体部のウエブの外面に連結プレートを備え、前記下階建物ユニットの前記天井梁がC形鋼からなり、該天井梁の中間部における上下のフランジ間に取付プレート固定され、接合部材のエンドプレート前記下階建物ユニットの前記天井梁に固定された取付プレートに突合わせて取付けられ、接合部材の本体部の上フランジの上面に前記上階建物ユニットの前面の前記床梁搭載されて固定され、接合部材の連結プレートに補強ブレース連結されてなるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において更に、前記接合部材の本体部の上フランジの上面から外方に張り出る張り出しプレートを備え、接合部材の張り出しプレート前記下階建物ユニットの前記天井梁の上面に添設され、この接合部材の張り出しプレートの上に前記上階建物ユニットの前記床梁載置され、この張り出しプレート下階建物ユニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁に挟まれるスペーサとされてなるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項に係る発明において更に、前記接合部材の張り出しプレートが前記下階建物ユニットの前記天井梁と前記上階建物ユニットの前記床梁とともにボルト止めされてなるようにしたものである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに係る発明において更に、前記接合部材の本体部のC形をなす内面に補強プレートを備えてなるようにしたものである。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれかに係る発明において更に、前記下階建物ユニットにおける上階建物ユニットが搭載される天井部に補強ブレース架け渡されてなるようにしたものである。
(請求項
(a)セットバック配置される上階建物ユニットの前面の床梁が搭載する下階建物ユニットの両側の天井梁の中間部に、上階建物ユニットの前面の該床梁が接合される。これにより、下階建物ユニットにおいて上階建物ユニットが搭載されない天井部に、下階建物ユニットの上記の両側の天井梁、及びこれらの天井梁に接続されている天井梁と、上階建物ユニットの前面の床梁とからなる水平構面Jのための枠組が形成される。上階建物ユニットの前面の床梁と重複する補助梁を下階建物ユニットの天井面内に設けることなく、下階建物ユニットと上階建物ユニットの接合部に水平構面Jのための枠組を形成できる。
更に、下階建物ユニットにおいて上階建物ユニットが搭載されない天井部に上述の如くに形成された水平構面Jのための枠組内に補強ブレースを架け渡す場合には、高い剛性、耐力が確保された水平構面Jを形成するものになる。
(b)セットバック配置された上階建物ユニットの床部は、上述(a)の補強ブレースが架け渡された水平構面Jの枠組の一部である床梁を含み、かつ床根太、床面材を備える等により、水平構面Jの側傍にて高い剛性、耐力が確保された水平構面Kを形成するものになる。
(c)上述(a)、(b)により、下階建物ユニットと上階建物ユニットの接合部において相隣る水平構面Jと水平構面Kを複合一体化するものになる。従って、下階建物ユニットと上階建物ユニットの接合部の全域に、部材の重複なく、簡素に、剛性、耐力に関する必要十分な性能が確保された水平構面J、Kを形成し、上階建物ユニットに作用する地震力、風圧力等の水平外力Pを適切に下階建物ユニットに伝達することができる。
(d)前記下階建物ユニットの前記天井梁の中間部に接合部材を固定し、この接合部材の上面に前記上階建物ユニットの前記床梁を固定し、更に、この接合部材に補強ブレースを連結することもできる。
これにより、セットバック配置される上階建物ユニットの前面の床梁が搭載する下階建物ユニットの両側の天井梁の中間部と、上階建物ユニットの前面の該床梁とが、接合部材により確実に接合され、水平構面Jのための枠組が簡易に形成される。
そして、接合部材に補強ブレースを連結することにより、水平構面Jのための枠組内に補強ブレースを簡易に架け渡すことができる。
(請求項
(e)前記接合部材が前記下階建物ユニットの相対する中間部のそれぞれに固定されるものであり、これらの接合部材が補強梁の両端に設けられる。
セットバック配置される上階建物ユニットの妻面(短手面)の床梁が、下階建物ユニットの両側の長い天井梁の中間部に搭載されるとき、上階建物ユニットの鉛直荷重や、上階建物ユニットの桁面(長手面)に作用する風圧力等の水平荷重に起因するモーメントが下階建物ユニットの上記の長い天井梁の中間部に作用しても、両端の接合部材が連結している補強梁によりこの長い天井梁を補強できる。上階建物ユニットの荷重を安全に下階建物ユニットに伝達でき、プランの自由度を向上できる。
(請求項
(f)前記接合部材が、C形鋼からなる本体部のC形をなす端面にエンドプレートを備えるとともに、該本体部のウエブの外面に連結プレートを備え、前記下階建物ユニットの前記天井梁がC形鋼からなり、該天井梁の中間部における上下のフランジ間に取付プレートを固定し、接合部材のエンドプレートを前記下階建物ユニットの前記天井梁に固定した取付プレートに突合わせて取付け、接合部材の本体部の上フランジの上面に前記上階建物ユニットの前面の前記床梁を搭載して固定し、接合部材の連結プレートに補強ブレースを連結する。
これにより、高さレベルの異なる下階建物ユニットの天井梁の中間部と、上階建物ユニットの前面の床梁とを、接合部材により確実に接合できる。また、下階建物ユニットにおいて上階建物ユニットが搭載されない天井部に形成された水平構面Jのための枠組内に、補強ブレースを簡易に架け渡すことができる。
(請求項
(g)前記接合部材の本体部の上フランジの上面から外方に張り出る張り出しプレートを備え、接合部材の張り出しプレートを前記下階建物ユニットの前記天井梁の上面に添設し、この接合部材の張り出しプレートの上に前記上階建物ユニットの前記床梁を載置し、この張り出しプレートを下階建物ユニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁に挟まれるスペーサとしてなる。
これにより、接合部材に設けた張り出しプレートを下階建物ユニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁の隙間を埋めてそれらの天井梁、床梁を強固に接合するスペーサとして用いることができる。
(請求項
(h)前記接合部材の張り出しプレートが前記下階建物ユニットの前記天井梁と前記上階建物ユニットの前記床梁とともにボルト止めされる。
これにより、接合部材のC形鋼からなる本体部が張り出しプレートを介して下階建物ユニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁に確実に固定され、水平構面J、Kの剛性、耐力を確保できる。
(請求項
(i)前記接合部材の本体部のC形をなす内面に補強プレートを備える。
これにより、接合部材のC形鋼からなる本体部を補強し、水平構面J、Kの剛性、耐力を確保できる。
(請求項
(j)前記下階建物ユニットにおける上階建物ユニットが搭載される天井部に補強ブレースを架け渡す。
これにより、下階建物ユニットにおいて上階建物ユニットが搭載される天井部にも、高い剛性、耐力が確保された水平構面Lを形成し、下階建物ユニットと上階建物ユニットの接合部において相隣る水平構面Jと水平構面Kと水平構面Lを複合一体化するものになる。従って、水平構面J、K、Lを形成し、上階建物ユニットに作用する地震力、風圧力等の水平外力Pを一層適切に下階建物ユニットに伝達することができる。
図1はユニット建物を示す模式図である。 図2は下階建物ユニットを示す模式図である。 図3は上階建物ユニットを示す模式図である。 図4はユニット建物の補強構造を示す平面図である。 図5は図4の要部を拡大して示す平面図である。 図6は図5のVI−VI線に沿う正面図である。 図7は図5のVII−VII線に沿う側面図である。 図8はユニット建物の補強構造の要部を分解して示す斜視図である。 図9は図8のIX方向に沿う矢視図である。 図10はユニット建物の補強構造の変形例を示す正面図である。 図11はユニット建物の補強構造の変形例を示す側面図である。 図12はユニット建物の補強構造の他の変形例を示す正面図である。 図13はユニット建物の補強構造の他の変形例を示す側面図である。 図14はユニット建物の補強構造における補強ブレース取付部の変形例を示す模式図である。 図15はユニット建物の補強構造の変形例を分解して示す斜視図である。 図16は図15のXVI方向に沿う矢視図である。 図17は従来技術1を示す模式図である。 図18は従来技術2を示す模式図である。 図19はユニット建物の他の例を示す模式図である。 図20はユニット建物の補強構造を示す要部斜視図である。 図21は両端接合部材が設けられた補強梁を示す平面図である。 図22はユニット建物の補強構造の要部を分解して示す斜視図である。 図23はユニット建物の補強構造の変形例を示す斜視図である。 図24はユニット建物の補強構造の変形例を示す斜視図である。
図1に示したユニット建物100は、建物の一部を取出して示したものであり、建物の一部において、下階建物ユニット10の上に、セットバック配置された上階建物ユニット20を搭載して構築されるものである。
下階建物ユニット10は、図2に示す如く、各4本の床梁11、柱12、天井梁13を直方体状に接合した骨組構造体であり、柱12の柱脚に接続ピース12Aを介して床梁11を接合し、柱12の柱頭に接続ピース12Bを介して天井梁13を接合している。
上階建物ユニット20は、図3に示す如く、各4本の床梁21、柱22、天井梁23を直方体状に接合した骨組構造体であり、柱22の柱脚に接続ピース22Aを介して床梁21を接合し、柱22の柱頭に接続ピース22Bを介して天井梁23を接合している。
下階建物ユニット10とセットバック配置された上階建物ユニット20は、それらの桁方向長さ(長辺側の床梁11と天井梁13の長さ、床梁21と天井梁23の長さ)を同じにし、セットバック配置された上階建物ユニット20の妻方向長さ(短辺側の床梁21と天井梁23の長さ)を下階建物ユニット10の妻方向長さ(短辺側の床梁11と天井梁13の長さ)より小さくしている。
ユニット建物100は、下階建物ユニット10の妻側天井梁13(短辺側の天井梁13)の中間部の上に、セットバック配置された上階建物ユニット20の桁側前面(長辺側の床梁21と天井梁23を含む前面)の床梁21を搭載している。これにより、セットバック配置された上階建物ユニット20の前面は下階建物ユニット10の前面に対しそれらの妻方向長さの差分だけ後退配置される。図1のユニット建物100は、1階建物ユニット10の上に2階のセットバック配置された上階建物ユニット20を搭載したものであるが、本発明では、2階建物ユニット10の上に3階のセットバック配置された上階建物ユニット20を搭載するもの等であっても良い。
ユニット建物100は、下階建物ユニット10と上階建物ユニット20の接合部の全域に、部材の重複なく、簡素に、剛性、耐力に関する必要十分な性能が確保された水平構面を形成するため、以下の補強構造を有する。
ユニット建物100は、図4に示す如く、下階建物ユニット10の妻側天井梁13の中間部と上階建物ユニット20の前面の桁側床梁21とを接合するとともに、下階建物ユニット10における上階建物ユニット20が搭載されない天井部10AにX字状をなす補強ブレース14、14を架け渡す。
このとき、ユニット建物100は、下階建物ユニット10の左右の妻側天井梁13の中間部のそれぞれに左右の接合部材30を固定し、左右の接合部材30に上階建物ユニット20の前面の桁側床梁21の左右両端部のそれぞれを固定する。更に、左右の接合部材30のそれぞれにX字状をなす補強ブレース14、14の各一端を連結する。
ユニット建物100の補強構造は、具体的には以下の通りである(図5〜図9)。
(1)接合部材30は、C形鋼からなる本体部31を有し、本体部31のC形をなす一端面に平板状エンドプレート32を溶接して備えるとともに、本体部31のウエブの外面に平板状連結プレート33を溶接して備える。
接合部材30は、本体部31の上フランジの上面に平板状上プレート34を溶接して備えるとともに、本体部31の上フランジの上面から外方に張り出る平板状張り出しプレート35を溶接して備える。
接合部材30は、本体部31のC形をなす内面に各平板状の補強プレート36、37を備える。補強プレート36の上下の端面が本体部31のエンドプレート32が設けられない他端面寄りのC形をなす内面のうち、上下のフランジの内面に溶接して固定される。補強プレート37の長手方向に沿う一側縁が本体部31のC形をなす内面のうち、ウエブの高さ方向中間部の内面に溶接して固定されるとともに、補強プレート37の左右の両端面がエンドプレート32と補強プレート36のそれぞれに溶接して固定される。
(2)下階建物ユニット10の左右の妻側天井梁13がC形鋼からなり、該天井梁13の中間部における上下のフランジ間に取付プレート40を固定する。取付プレート40は、C形鋼からなる本体部41を有し、本体部41の上下両端部寄りの内面にスチフナ42、43を溶接して備える。本体部41の上下の両端面が天井梁13の中間部における上下のフランジの内面に溶接して固定される。
(3)左右の接合部材30のエンドプレート32が下階建物ユニット10の左右の妻側天井梁13に固定してある取付プレート40のウエブの外面に突合せて取付けられる。この取付けは、エンドプレート32と取付プレート40に設けてある上下2個のボルト挿通孔に挿通されるボルト51、ナット51Aによる。
同時に、左右の接合部材30の張り出しプレート35が下階建物ユニット10の左右の妻側天井梁13の上フランジの上面に添設される。
(4)下階建物ユニット10の上に上階建物ユニット20を搭載する。
このとき、左右の接合部材30の本体部31の上フランジの上面に備えてある上プレート34の上に、上階建物ユニット20の前面の桁側床梁21の左右両端部を搭載して固定する。この固定は、本体部31の上フランジ及び上プレート34と床梁21の接続ピース22Aに設けてあるボルト挿通孔に挿通されるボルト52、ナット52A、座金52B、52Cによる。
同時に、下階建物ユニット10の左右の妻側天井梁13の上面に添設済の左右の接合部材30の張り出しプレート35の上に上階建物ユニット20の左右の桁側床梁21を載置し、この張り出しプレート35を下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21に挟まれるスペーサとする。更に、この張り出しプレート35が下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21に挟まれてボルト止めされ、天井梁13と床梁21の隙間を埋めてそれらの天井梁13、床梁21を強固に接合する。このボルト止めは、天井梁13の接続ピース12Bと床梁21の接続ピース22Aと張り出しプレート35に設けてあるボルト挿通孔に挿通されるボルト53、ナット53A、座金53B、53Cによる。
(5)左右の接合部材30の連結プレート33にX字状をなす補強ブレース14、14のそれぞれを連結する。この連結は、各補強ブレース14の一端に備えられている連結板14Aと連結プレート33に設けてあるボルト挿通孔に挿通されるボルト54、ナット54Aによる。
各補強ブレース14の他端は、図4に示す如く、下階建物ユニット10における上階建物ユニット20が搭載されない天井部10Aにおいて、妻側天井梁13と桁側天井梁13が交差するコーナー部に位置する柱12に溶接されている連結プレート12Cに連結される。
これにより、ユニット建物100は、下階建物ユニット10と上階建物ユニット20の接合部に、図1(A)に示される水平構面Jと水平構面Kとを形成するものになる。
尚、下階建物ユニット10は、図6、図7に示す如く、天井梁13に天井根太13Aを備え、天井根太13Aの下部に天井面材13Bを設けている。接合部材30の連結プレート33は、連結プレート33に連結される補強ブレース14が天井根太13Aに干渉することのない高さ位置に設定される。
即ち、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)セットバック配置される上階建物ユニット20の前面の床梁21が搭載する下階建物ユニット10の両側の天井梁13の中間部に、上階建物ユニット20の前面の該床梁21が接合される。これにより、下階建物ユニット10において上階建物ユニット20が搭載されない天井部10Aに、下階建物ユニット10の上記の両側の天井梁13、及びこれらの天井梁13に接続されている天井梁13と、上階建物ユニット20の前面の床梁21とからなる水平構面Jのための枠組が形成される。上階建物ユニット20の前面の床梁21と重複する補助梁を下階建物ユニット10の天井面内に設けることなく、下階建物ユニット10と上階建物ユニット20の接合部に水平構面Jのための枠組を形成できる。
更に、下階建物ユニット10において上階建物ユニット20が搭載されない天井部10Aに上述の如くに形成された水平構面Jのための枠組内に補強ブレース14を架け渡すことにより、高い剛性、耐力が確保された水平構面Jを形成するものになる。
(b)セットバック配置された上階建物ユニット20の床部は、上述(a)の補強ブレース14が架け渡された水平構面Jの枠組の一部である床梁21を含み、かつ床根太、床面材を備える等により、水平構面Jの側傍にて高い剛性、耐力が確保された水平構面Kを形成するものになる。
(c)上述(a)、(b)により、下階建物ユニット10と上階建物ユニット20の接合部において相隣る水平構面Jと水平構面Kを複合一体化するものになる。従って、下階建物ユニット10と上階建物ユニット20の接合部の全域に、部材の重複なく、簡素に、剛性、耐力に関する必要十分な性能が確保された水平構面J、Kを形成し、上階建物ユニット20に作用する地震力、風圧力等の水平外力Pを適切に下階建物ユニット10に伝達することができる。
(d)前記下階建物ユニット10の前記天井梁13の中間部に接合部材30を固定し、この接合部材30に前記上階建物ユニット20の前記床梁21を固定し、更に、この接合部材30に補強ブレース14を連結する。
これにより、セットバック配置される上階建物ユニット20の前面の床梁21が搭載する下階建物ユニット10の両側の天井梁13の中間部と、上階建物ユニット20の前面の該床梁21とが、接合部材30により確実に接合され、水平構面Jのための枠組が簡易に形成される。
そして、接合部材30に補強ブレース14を連結することにより、水平構面Jのための枠組内に補強ブレース14を簡易に架け渡すことができる。
(e)前記接合部材30が、C形鋼からなる本体部31のC形をなす端面にエンドプレート32を備えるとともに、該本体部31のウエブの外面に連結プレート33を備え、前記下階建物ユニット10の前記天井梁13がC形鋼からなり、該天井梁13の中間部における上下のフランジ間に取付プレート40を固定し、接合部材30のエンドプレート32を前記下階建物ユニット10の前記天井梁13に固定した取付プレート40に突合わせて取付け、接合部材30の本体部31の上フランジの上面に前記上階建物ユニット20の前面の前記床梁21を搭載して固定し、接合部材30の連結プレート33に補強ブレース14を連結する。
これにより、高さレベルの異なる下階建物ユニット10の天井梁13の中間部と、上階建物ユニット20の前面の床梁21とを、接合部材30により確実に接合できる。また、下階建物ユニット10において上階建物ユニット20が搭載されない天井部10Aに形成された水平構面Jのための枠組内に、補強ブレース14を簡易に架け渡すことができる。
(f)前記接合部材30の本体部31の上フランジの上面から外方に張り出る張り出しプレート35を備え、接合部材30の張り出しプレート35を前記下階建物ユニット10の前記天井梁13の上面に添設し、この接合部材30の張り出しプレート35の上に前記上階建物ユニット20の前記床梁21を載置し、この張り出しプレート35を下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21に挟まれるスペーサとしてなる。
これにより、接合部材30に設けた張り出しプレート35を下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21の隙間を埋めてそれらの天井梁13、床梁21を強固に接合するスペーサとして用いることができる。
(g)前記接合部材30の張り出しプレート35が前記下階建物ユニット10の前記天井梁13と前記上階建物ユニット20の前記床梁21とともにボルト止めされる。
これにより、接合部材30のC形鋼からなる本体部31が張り出しプレート35を介して下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21に確実に固定され、水平構面J、Kの剛性、耐力を確保できる。
(h)前記接合部材30の本体部31のC形をなす内面に補強プレート36、37を備える。
これにより、接合部材30のC形鋼からなる本体部31を補強し、水平構面J、Kの剛性、耐力を確保できる。
図10、図11に示す変形例が、前記図4〜図9に示した実施例と異なる点は、左右の接合部材30の本体部31に設けた補強プレート37を該本体部31のC形をなす内面から外方にまで延在させ、補強ブレース15、15のための連結プレート38としたことにある。
即ち、下階建物ユニット10における上階建物ユニット20が搭載される天井部10Bにおいて、X字状をなす補強ブレース15、15のそれぞれが左右の接合部材30の連結プレート38に連結される。この連結は、各補強ブレース15の一端に備えられている連結板15Aと連結プレート38に設けてあるボルト挿通孔に挿通されるボルト55、ナット55Aによる。
各補強ブレース15の他端は、下階建物ユニット10の天井部10Bにおいて、妻側天井梁13と桁側天井梁13が交差するコーナー部に位置する柱12に溶接されている連結プレート(不図示)に連結される。
これにより、ユニット建物100は、下階建物ユニット10と上階建物ユニット20の接合部に、図1(B)に示される水平構面J、Kと水平構面Lとを形成するものになる。
従って、本変形例によれば、前記実施例における前述(a)〜(g)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏する。
即ち、下階建物ユニット10において上階建物ユニット20が搭載される天井部10Bにも、高い剛性、耐力が確保された水平構面Lを形成し、下階建物ユニット10と上階建物ユニット20の接合部において相隣る水平構面Jと水平構面Kと水平構面Lを複合一体化するものになる。従って、水平構面J、K、Lを形成し、上階建物ユニット20に作用する地震力、風圧力等の水平外力Pを一層適切に下階建物ユニット10に伝達することができる。
図12、図13に示す変形例が、前記図4〜図9に示した実施例と異なる点は、下階建物ユニット10の天井梁13に備える天井根太13Aの成の高さが大きいことに対応し、接合部材30の本体部31に備える連結プレート33の高さ位置をより高位置に設定したことにある。連結プレート33に連結される補強ブレース14が天井根太13Aに干渉することを確実に回避できる。
図14は、接合部材30の本体部31に対する連結プレート33、38の設定例を示したものである。(A)は片側補強ブレース14のための連結プレート33を標準高さ位置に設定した例、(B)は両側補強ブレース14、15のための連結プレート33、38を標準高さ位置に設定した例、(C)は片側補強ブレース14のための連結プレート33を高位置に設定した例、(D)は両側補強ブレース14、15のための連結プレート33、38を高位置に設定した例、(E)は補強ブレース14のための連結プレート33を高位置に、補強ブレース15のための連結プレート38を標準高さ位置に設定した例である。図14(C)〜(E)(図12も同じ)において、39は補強ブレース14、15が及ぼす張力に対し、本体部31を補強するために、本体部31のC形の内面に溶接した補強材である。
図15、図16は、図8、図9に示した補強構造の変形例であり、図8、図9における接合部材30の張り出しプレート35を図15、図16における張り出しプレート35Aとスペーサ35Bに分割したものである。即ち、接合部材30の張り出しプレート35Aは、平板状をなし、本体部31の上フランジの上面に溶接されて外方に張り出る。接合部材30の張り出しプレート35Aを下階建物ユニット10の天井梁13の上面に添設し、その張り出しプレート35Aの上に上階建物ユニット20の床梁21を載置し、その張り出しプレート35Aを下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21に挟まれるスペーサとする。その張り出しプレート35Aは下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21にボルト止めされない。他方、スペーサ35Bは、張り出しプレート35Aの側傍において、下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21に挟まれてボルト止めされ、下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21の隙間を埋めてそれらの天井梁13、床梁21を強固に接合する。
図19〜図22に示す実施例が、前記図1〜図9に示した実施例と異なる点は、ユニット建物100において、セットバック配置される上階建物ユニット20の妻面(短手面)の床梁21を、下階建物ユニット10の両側の長い天井梁13の中間部に搭載したことにある。そして、両端に接合部材230を設けた補強梁210を用意し、補強梁210の両端の接合部材230を上述した下階建物ユニット10の相対する両側の長い天井梁13の中間部のそれぞれに固定した。
ユニット建物100の補強構造は、具体的には以下の通りである(図19〜図22)。
(1)上下2枚の長尺板211、211により補強梁210を構成するものとする。
(2)補強梁210の上下の長尺板211、211の両端部のそれぞれに接合部材230を設ける。
接合部材230は、上下の長尺板211、211の端部を本体部231とする。本体部231の一端部の上下の長尺板211、211の間に溶接した平板状エンドプレート232を備えるとともに、本体部231の他端部の上下の長尺板211、211の間に溶接した平板状補強プレート236を備える。
接合部材230は、エンドプレート232と補強プレート236の相対する内面に三角状取付板233A、233Bを溶接し、これらの取付板233A、233Bに溶接される平板状連結プレート233を備える。
接合部材230は、上長尺板211と取付板233A、233Bの間に位置する、エンドプレート232と補強プレート236の相対する内面に平板状連結プレート238を溶接して備える。このとき、連結プレート238の上面に溶接された平板状上プレート234が上長尺板211の下面に添設される。
接合部材230は、上長尺板211の上面に溶接されて外方に張り出る平板状張り出しプレート235を備える。
(3)図9におけると同様に、下階建物ユニット10の左右の妻側天井梁13がC形鋼からなり、該天井梁13の中間部における上下のフランジ間に取付プレート40を固定する。
(4)補強梁210の左右の両端の接合部材230のエンドプレート232が下階建物ユニット10の左右の桁側天井梁13に固定してある取付プレート40のウエブの外面に突合せて取付けられる。この取付けは、エンドプレート232と取付プレート40に設けてある上下2個のボルト挿通孔に挿通されるボルト、ナットによる。
同時に、補強梁210の左右両端の接合部材230の張り出しプレート235が下階建物ユニット10の左右の桁側天井梁13の上フランジの上面に添設される。
(5)下階建物ユニット10の上に上階建物ユニット20を搭載する。
このとき、補強梁210の左右両端の接合部材230の本体部231の上面に備えてある上プレート234の上に、上階建物ユニット20の妻面の妻側床梁21の左右両端部を搭載して固定する。この固定は、本体部231及び上プレート234と床梁21の接続ピース22Aに設けてあるボルト挿通孔に挿通されるボルト、ナット、座金による。
同時に、下階建物ユニット10の左右の桁側天井梁13の上面に添設済の左右の接合部材230の張り出しプレート235の上に上階建物ユニット20の左右の妻側床梁21を載置し、この張り出しプレート235を下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21に挟まれるスペーサとする。更に、この張り出しプレート235が下階建物ユニット10の天井梁13と上階建物ユニット20の床梁21に挟まれてボルト止めされ、天井梁13と床梁21の隙間を埋めてそれらの天井梁13、床梁21を強固に接合する。このボルト止めは、天井梁13の接続ピース12Bと床梁21の接続ピース22Aと張り出しプレート235に設けてあるボルト挿通孔に挿通されるボルト、ナット、座金による。
(6)補強梁210の左右両端の接合部材230の連結プレート233にX字状をなす補強ブレース14、14のそれぞれを連結する。この連結は、各補強ブレース14の一端に備えられている連結板14A(図8参照)と連結プレート233に設けてあるボルト挿通孔に挿通されるボルト、ナットによる。
各補強ブレース14の他端は、下階建物ユニット10における上階建物ユニット20が搭載されない天井部10Aにおいて、妻側天井梁13と桁側天井梁13が交差するコーナー部に位置する柱12に溶接されている連結プレート12Cに連結される(図19(B))。
(7)下階建物ユニット10における上階建物ユニット20が搭載される天井部10Bにおいて、X字状をなす補強ブレース15、15のそれぞれが左右の接合部材230の連結プレート238に連結される。この連結は、各補強ブレース15の一端に備えられている連結板15A(図10参照)と連結プレート238に設けてあるボルト挿通孔に挿通されるボルト、ナットによる。
各補強ブレース15の他端は、下階建物ユニット10の天井部10Bにおいて、妻側天井梁13と桁側天井梁13が交差するコーナー部に位置する柱12に溶接されている連結プレート(不図示)に連結される。
これにより、ユニット建物100は、下階建物ユニット10と上階建物ユニット20の接合部に、図19(B)に示される水平構面J、Kと水平構面Lとを形成するものになる。
尚、ユニット建物100は、下階建物ユニットの天井部10A、10Bの両方、又はいずれか一方において、補強ブレースを設けないものとすることもできる。
図19〜図22に示した実施例によれば、セットバック配置される上階建物ユニット20の妻面(短手面)の床梁21が、下階建物ユニット10の両側の長い天井梁13の中間部に搭載されるとき、上階建物ユニット20の鉛直荷重や、上階建物ユニット20の桁面(長手面)に作用する風圧力等の水平荷重に起因するモーメントが下階建物ユニット10の上記の長い天井梁13の中間部に作用しても、両端の接合部材230が連結している補強梁210によりこの長い天井梁13を補強できる。上階建物ユニット20の荷重を安全に下階建物ユニット10に伝達でき、プランの自由度を向上できる。
図23は図9に示したユニット建物の補強構造の変形例を示す斜視図である。図23の変形例が図9に示した実施例と異なる点は、接合部材30において、本体部31のC形をなす内面に設けた補強プレート37を、2枚の概ね三角形状平板からなる補強プレート37A、37Bに変更したことにある。補強プレート37Aは相直交する2辺のそれぞれが本体部31のウエブの高さ方向中間部の内面とエンドプレート32のそれぞれに溶接されて固定される。補給プレート37Bは相直交する2辺のそれぞれが本体部31のウエブの高さ方向中間部の内面と補強プレート36のそれぞれに溶接されて固定される。これにより、接合部材30のエンドプレート32を天井梁13の取付プレート40に取付けるボルト接合作業と、接合部材30の本体部31及び上プレート34を用いる下階建物ユニット10と上階建物ユニット20のボルト接合作業のそれぞれにおいて、作業スペースを拡大し、作業性を改善できる。
図24は図16に示したユニット建物の補強構造の変形例を示す斜視図である。図24の変形例も、図23の変形例と同様に、接合部材30において、本体部31のC形をなす内面に設けた取付プレート37を、2枚の概ね三角形状平板からなる補強プレート37A、37Bに変更したものである。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明は、下階建物ユニットの天井梁の中間部の上に、セットバック配置された上階建物ユニットの前面の床梁を搭載してなるユニット建物の補強構造において、下階建物ユニットの上記天井梁の中間部と上階建物ユニットの前面の上記床梁とを接合するとともに、下階建物ユニットにおける上階建物ユニットが搭載されない天井部に補強ブレースを架け渡してなるものである。これにより、下階建物ユニットと上階建物ユニットの接合部の全域に、部材の重複なく、簡素に、剛性、耐力に関する必要十分な性能が確保された水平構面を形成することができる。
10 下階建物ユニット
10A、10B 天井部
13 天井梁
14、15 補強ブレース
20 上階建物ユニット
21 床梁
30 接合部材
31 本体部
32 エンドプレート
33 連結プレート
34 上プレート
35、35A 張り出しプレート
36、37、37A、37B 補強プレ−ト
38 連結プレート
40 取付プレート
100 ユニット建物
210 補強梁
230 接合部材
231 本体部
232 エンドプレート
233 連結プレート
234 上プレート
235 張り出しプレート
236 補強プレート
238 連結プレート

Claims (7)

  1. 下階建物ユニットの天井梁の中間部の上に、セットバック配置された上階建物ユニットの前面の床梁搭載されてなるユニット建物の補強構造において、
    下階建物ユニットの上記天井梁の中間部と上階建物ユニットの前面の上記床梁と接合されるとともに、下階建物ユニットにおける上階建物ユニットが搭載されない天井部に補強ブレース架け渡されてなるものであり、
    前記下階建物ユニットの前記天井梁の中間部に接合部材固定され、この接合部材の上面に前記上階建物ユニットの前記床梁固定され、かつ、この接合部材に補強ブレース連結されてなるユニット建物の補強構造。
  2. 前記接合部材が前記下階建物ユニットの相対する中間部のそれぞれに固定されるものであり、これらの接合部材が補強梁の両端に設けられてなる請求項1に記載のユニット建物の補強構造。
  3. 前記接合部材が、C形鋼からなる本体部のC形をなす端面にエンドプレートを備えるとともに、該本体部のウエブの外面に連結プレートを備え、
    前記下階建物ユニットの前記天井梁がC形鋼からなり、該天井梁の中間部における上下のフランジ間に取付プレート固定され
    接合部材のエンドプレート前記下階建物ユニットの前記天井梁に固定された取付プレートに突合わせて取付けられ
    接合部材の本体部の上フランジの上面に前記上階建物ユニットの前面の前記床梁搭載されて固定され
    接合部材の連結プレートに補強ブレース連結されてなる請求項1又は2に記載ユニット建物の補強構造。
  4. 前記接合部材の本体部の上フランジの上面から外方に張り出る張り出しプレートを備え、
    接合部材の張り出しプレート前記下階建物ユニットの前記天井梁の上面に添設され、この接合部材の張り出しプレートの上に前記上階建物ユニットの前記床梁載置され、この張り出しプレート下階建物ユニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁に挟まれるスペーサとされてなる請求項3に記載のユニット建物の補強構造。
  5. 前記接合部材の張り出しプレートが前記下階建物ユニットの前記天井梁と前記上階建物ユニットの前記床梁とともにボルト止めされてなる請求項4に記載のユニット建物の補強構造。
  6. 前記接合部材の本体部のC形をなす内面に補強プレートを備えてなる請求項1〜5のいずれかに記載のユニット建物の補強構造。
  7. 前記下階建物ユニットにおける上階建物ユニットが搭載される天井部に補強ブレース架け渡されてなる請求項1〜6のいずれかに記載のユニット建物の補強構造。
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