JP6033758B2 - インバート及びインバートの施工方法 - Google Patents
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Description
本実施によるインバートは、図1(a)(b)と図2(a)(b)及び図3(a)(b)のように、外部から下水道管10が突入するマンホール周壁13に汚水の流入口11と流出口12をそれぞれ有するマンホールの底部に設置されるものである。また、インバートは、流入口11と流出口12をつなぐ樋状をなす複数の流路構成部材1,21と、流路Sに向かって傾斜する底面部7とから構成されている。
流路構成部材1,21を構成する流路構成部2は、図2(b)と図3(b)を参照すれば、厚みの薄い樹脂で成形された樋状をなしている。そして、流路構成部2の半円弧状をなす上部が汚水の流路Sの一部を担っている。また、流路構成部2における流路Sの流れる方向の両側端部には、それぞれ段部6a,6bを有しており、一方の段部6aは、下方側に段差があり、他方の段部6bは、上方側に段差がある。これにより、複数の流路構成部材1,21を連結したときに段部6a,6b同士が上下に重なることで、各流路構成部材1,21を連結したときの水密性が向上する。
尚、符号19は、補助脚部であり、本実施のものでは、流路構成部材1,21の底部の脚部8の間に間隔をあけて配置してある。この補助脚部19により、下地材14に対して流路構成部材1,21をより安定して載置することができる。
第一の手順として、図7(a)と図8(a)のように、マンホールの底部に下地材14となるモルタル9または生コン等を打設する。このとき、マンホール周壁13に設けてある流入口11と流出口12の下端位置までモルタル9又は生コンを打設する。
第二の手順として、図7(b)と図8(a)のように、マンホールの底部に打設してある下地材14の上に、マンホール周壁13の流入口11を流路Sの始点とし、さらに、流出口12を流路Sの終点とするように連結した各流路構成部材1,21を載置する。
第三の手順として、図7(c)と図8(c)のように、各流路構成部材1,21の周囲にモルタル9又は生コンを打設する。このときに、各流路構成部材1,21のガイド部3の上端面までモルタル9又は生コンを打設するとともに、コテ等の冶具を使用してガイド部3の傾斜に合わせて打設したモルタル9を平滑にならす。これにより、図7(d)と図8(d)のように、流路Sの両側において、この流路Sに対する汚水の流れ込みを案内する勾配を有する底面7aを形成する。
以上の工程を経ることにより、マンホールの底部に本実施によるインバートが完成する。
本実施によるインバートは、インバートを構成する流路構成部材1,21が直線状の流路Sを有するもの(符号1)、彎曲する流路Sを有するもの(符号21)を適宜組み合わせて連結するものである。これにより、マンホール周壁13に設けてある流入口11と流出口12の位置に合わせ、流入口11及び流出口12と近接する最端に連結される流路構成部材1,21は、それぞれ一直線状の流路Sを有するものを選択する。さらに、上記の最端に連結される流路構成部材1,21間のものは、彎曲した流路Sを有する流路構成部材1,21を順次連結していくことで、様々な角度に彎曲する流路Sを形成することができる。さらに、流路構成部材1,21同士を連結する連結部4と被連結部5は、流路Sの流れる方向に凹凸に差し込まれて連結してあるとともに、連結部4にテーパ部4aが設けてあることで、連結部4と被連結部5の間に隙間が設けられて流路Sの方向を微妙に調整することができる。さらに、流路構成部材1,21同士が互いの段部6a,6bを重ねて連結してあることで、水密性が確保されて流路構成部材1,21間の隙間からの汚水の漏れが防がれる。また、下地材14の上に連結した複数の流路構成部材1,21を載置し、その周囲にモルタル9を打設することで、インバートの施工工程のうち流路Sの確保までを短時間で行える。
さらに、従来インバートの施工で最も難しいとされている底面部7の底面7aの傾斜を設ける工程についても、流路構成部材1,21のガイド部3の上端面にあわせ、打設したモルタル9をハケ等の冶具で平滑にならして、ガイド部3の上端面とほぼ面一になるように形成することで容易に形成することができる。したがって、作業者を選ばずに容易に施工できることから、従来のように熟練したインバートの施工技能者を要せず、工期の短縮と施工コストの削減を図ることができる。
2 流路構成部
3 ガイド部
4 連結部
4a テーパ部
5 被連結部
6a,6b 段部
7 底面部
7a 底面
8 脚部
9 モルタル(底面部形成材料)
10 下水道管
11 流入口
12 流出口
13 マンホール周壁
14 下地材
19 補助脚部
21 流路構成部材(彎曲状)
22a 端部材(流入口側)
22b 端部材(流出口側)
23 端部側連結部
24 端部側被連結部
25 アール部
S 流路
Claims (5)
- マンホールの底部に設置してあり、マンホール周壁に設けられた汚水の流入口と流出口をつなぐ流路と、流路に集水するための傾斜した底面を有する底面部を備えるインバートであって、
流路は、複数の流路構成部材を連結して形成してあり、流路構成部材は、流路の一部となる樋状をなし、連結部及び被連結部とガイド部を有しており、連結部及び被連結部は、他の流路構成部材を連結するものであり、ガイド部は、流路構成部材の両側部の上端から外周側に向けてそれぞれ斜め上方に延出しており、隣接する一方の流路構成部材の連結部と他方の流路構成部材の被連結部は、流路の流れる方向に凹凸に連結してあるとともに、連結部と被連結部の間には隙間が形成され、連結した各流路構成部材は、連結部と被連結部の間の隙間の範囲内で、流路の流れる方向に伸縮自在であるとともに幅方向に揺動自在であり、
底面部は、ガイド部の上端面とほぼ面一となるように底面が傾斜していることを特徴とするインバート。 - 流路構成部材は、一側部と他側部の寸法がほぼ同一であり且つ流路が直線状のものと、一側部と他側部の寸法が相違しており且つ流路が彎曲したものを適宜選択して連結できることを特徴とする請求項1記載のインバート。
- 流路構成部材の下部には、幅方向に間隔をあけた少なくとも二つ以上の箇所に脚部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のインバート。
- 下水道管の流入口及び流出口と隣接して配置される流路構成部材には、流路構成部材の内周面とほぼ面一にするとともに、下水道管の流入口及び流出口の端縁と隙間なく一致する端部材が取り付けてあることを特徴とする請求項1、2又は3記載のインバート。
- マンホールの底部に設置されるインバートの施工方法であって、
マンホール周壁に設けてある下水道管の流入口と流出口の位置にあわせ、汚水の流路の一部となる樋状をなす流路構成部材を複数連結する工程、
複数連結した流路構成部材を伸縮、揺動して方向を調整し、流路を流入口と流出口の間に配置するとともに、マンホールの下地材の上に載置する工程、
複数連結した流路構成部材の外周部が埋まるまで底面部形成材料を打設して底面部を形成する工程
連結した流路構成部材における流路の外周両側部からそれぞれ斜め上方に延出したガイド部とほぼ面一となるように底面部形成材料を平滑にならし、底面部の底面を流路の向けて下がる傾斜面とする工程、
上記の各工程を経ることを特徴とするインバートの施工方法。
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