JP3141205U - マンホール用のインバート - Google Patents

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Abstract

【課題】上流側、下流側の管渠を段差接合するマンホールにおいて、汚物の跳返りを最少にする。
【解決手段】インバート10の導流溝10aの左右の上端縁に沿ってそれぞれ水返し用の内向きの突条11を長手方向に連続的に形成する。突条11、11は、上流側の管渠から落下する汚物が導流溝10aの上部にまで跳ね飛ぶことを防止する。
【選択図】 図1

Description

この考案は、下水道用のマンホールに組み込んで使用するマンホール用のインバートに関する。
下水道用のマンホールには、上流側の管渠と下流側の管渠とを接続するためにインバートを設置することが少なくない。
従来のインバートは、セメントにより一体成形し、上部開放の断面半円形の導流溝が形成されている。そこで、このものは、勾配を付けてマンホールの最下部に組み込むことにより、管渠勾配が緩やかなときに上流側、下流側の管渠を滑らかに接続することができ、さらに、管渠勾配が急なときに上流側の管渠の下方において下流側の管渠に接続し、上流側、下流側の管渠を段差接合することにより、上流側の管渠から落下する汚水を受け止めて下流側の管渠に導くことができる。なお、上流側、下流側の管渠を段差接合するとき、上流側の管渠から落下する汚水に汚物が含まれていると、汚物が上方に跳ね返り、マンホールの底面や壁面、管渠の開口端等に付着する不都合があるため、出願人は、導流溝の最下部に跳返り防止用の凹溝を形成することを先きに提案した(特許文献1)。
特許第2949276号公報
かかる従来技術によるときは、導流溝の最下部の凹溝は、導流溝の全体断面形状を複雑にするにも拘らず、汚物の跳返り防止効果が必ずしも十分でないという問題があった。
そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、導流溝の左右の上端縁に沿って水返し用の突条を形成することによって、全体形状を単純にして汚物の跳返り防止効果が十分大きいマンホール用のインバートを提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、断面半円形の導流溝の内面の左右の上端縁に沿ってそれぞれ水返し用の内向きの突条を長手方向に連続的に形成することをその要旨とする。
なお、各突条は、断面山形に形成することができ、導流溝の内面の同一高さ位置に形成することができる。
また、導流溝は、左右の上端にそれぞれ外フランジを備えてもよく、各外フランジの上面は、滑らかな曲面を介して導流溝の内面に連続させてもよく、各突条の上部には、導流溝の内面に連続する内向きの円弧面を形成してもよい。
かかる考案の構成によるときは、導流溝は、左右の上端縁に沿って水返し用の突条が形成されているから、上流側の管渠から落下する汚水に汚物が含まれていても、突条を介して汚物の跳返り方向を導流溝内に抑え込み、汚物が導流溝の外部のマンホールの底面や壁面にまで跳ね飛ぶことを防止することができる。なお、導流溝は、上端縁に近い位置の内面に長手方向の突条を形成するだけであるから、全体形状が単純であり、製作が容易である。ただし、導流溝の全体断面形状は、正半円形に限らず、正半円形より多少浅くてもよく、深くてもよいものとする。
断面山形の突条は、導流溝の内面に沿って跳ね上がる汚物の運動方向を滑らかに内向きに変え、汚物が導流溝の外部にまで跳ね飛ぶことを有効に防止する上、オーバハングが小さいから、成形によって製造する場合であっても、型抜きの不便を最少にすることができる。また、各突条を導流溝の内面に左右対称に同一高さ位置に形成することにより、全体形状を一層単純にすることができる。
導流溝の上端に外フランジを設けるときは、左右対称の外フランジを介してマンホールの底面にインバートを容易に安定に固定することができる。なお、外フランジは、マンホールの底面を形成する斜面に合わせて上面を傾斜させて斜面としてもよく、マンホールの底面に埋設し易い水平の薄片状に形成してもよい。なお、滑らかな曲面を介して各外フランジの上面を導流溝の内面に連続させると、仮りに汚物が導流溝の外部にまで跳ねても、導流溝に向けて汚物が容易に流れ落ちる。また、各突条の上部は、導流溝の内面に連続する左右対称の内向きの円弧面とすることにより、下流側の円筒状の管渠と容易に接続することができる。
以下、図面を以って考案の実施の形態を説明する。
マンホール用のインバート10は、上部開放の断面半円形の導流溝10aの左右の上端縁に沿ってそれぞれ水返し用の内向きの突条11を長手方向に形成してなる(図1)。
各突条11は、断面山形に形成され、導流溝10aの内面に対し、左右対称に同一高さ位置に連続的に形成されている。導流溝10aの上端には、外フランジ12、12が左右対称に形成されており、外フランジ12、12の上面は、上向きに鈍角に開く斜面に形成されている。また、各突条11の上部は、導流溝10aの内面に連続する滑らかな曲面を介して外フランジ12の上面に連続している。
かかるマンホール用のインバート10は、マンホールHの最下部に組み込んで使用する(図2、図3)。
マンホールHは、地表Fに埋設されている。円筒状のマンホールHの先細の上端には、蓋Ha が取外し自在に装着されており、底部には、ベース板Hb が埋め込まれている。また、マンホールHの壁面には、ステップHc 、Hc …が配設されている。マンホールHの側壁中間部には、上流側の管渠P1 が開口しており、側壁最下部には、下流側の管渠P2 が開口している。なお、上流側、下流側の管渠P1 、P2 は、マンホールHにおいて段違いに対向している。
マンホールHの底面は、緩やかなV字形の斜面H1 、H1 として形成されており、斜面H1 、H1 の最下部には、下流側の管渠P2 に接続するようにしてインバート10が設置されている。なお、斜面H1 、H1 は、インバート10の外フランジ12、12の上面に連続するようにしてこて仕上げされている。すなわち、マンホールHは、インバート10を介して上流側、下流側の管渠P1 、P2 を段差接合しており、インバート10は、上流側の管渠P1 からの汚水を導流溝10a内に落下させ、導流溝10aを介して下流側の管渠P2 に導くことができる。また、導流溝10aは、左右の突条11、11があるために、管渠P1 からの汚水に含まれる汚物が導流溝10aの内面に沿って上方に跳ね飛ぶことを有効に阻止することができる。
以上の説明において、インバート10は、上流側、下流側の管渠P1 、P2 の段差がないとき、管渠P1 、P2 を滑らかに直接接合してもよい(図示せず)。
また、インバート10は、90°に湾曲させることができ(図4(A))、マンホールHの最下部において、直角に配置する管渠P1 、P2 を段差接合し、または直接接合することができる(同図(B))。なお、インバート10は、図4のように90°に湾曲させるに代えて、90°以上180°未満の任意の角度に湾曲させてもよい。
他の実施の形態
外フランジ12、12は、左右対称の水平の薄片状に形成してもよい(図5)。外フランジ12、12は、マンホールHの底面の斜面H1 、H1 に簡単に埋設することができる(同図の二点鎖線)。なお、各突条11の上部は、導流溝10aの内面に連続する内向きの円弧面として上向きに延長してもよい(同図)。
図1のインバート10は、セメントによって一体成形することを想定し、図5のインバート10は、塩化ビニルのような硬質樹脂材料により一体成形することを想定している。ただし、突条11、11の上部から外フランジ12、12を含むインバート10の形状は、図1、図5の特徴を任意に組み合わせることができるものとする。たとえば、図1の突条11、11の上部の曲面形状、上方に鈍角に開く外フランジ12、12の形状は、それぞれ個別に図5に適用することができ、図5の突条11、11の上部の円弧面、水平の外フランジ12、12は、それぞれ個別に図1に適用することができる。
インバート10は、マンホールHの底面に対し、左右両側の斜面H1 、H1 、左右の突条11、11付きの導流溝10aとともに、一体にこて仕上げして形成してもよい(図6)。また、各突条11は、既設のインバート10の導流溝10aの内面に対し、たとえばモルタルをこて仕上げすることにより左右対称に付設してもよい(図7(A))。ただし、突条11は、既設の導流溝10aの内面に剥離防止用の小溝11aを形成し、小溝11aを一体に埋め込むようにして付設してもよい(同図(B))。さらに、既設の導流溝10aの内面を削り出すことにより突条11を形成することも可能である(図示せず)。なお、図7(A)の突条11は、断面山形の可撓性の長尺部材を所定長さに切断し、導流溝10aの内面に接着して形成してもよい。
以上の説明において、インバート10は、明らかな角部を介して導流溝10aの上端と左右の斜面H1 、H1 とを交差させることができる(たとえば図6)。同様に、図1、図5の各インバート10も、導流溝10aの上端と外フランジ12の上面との間に角部を形成してもよい。
全体構成斜視図 使用状態説明図 図2のX−X線矢視相当拡大断面図 他の実施の形態を示す全体斜視図と使用状態平面図 他の実施の形態を示す全体端面図 他の実施の形態を示す図3相当の要部拡大図 他の実施の形態を示す要部拡大説明図
符号の説明
H…マンホール
10…インバート
10a…導流溝
11…突条
12…外フランジ

実用新案登録出願人 倉 和 幸
代理人 弁理士 松 田 忠 秋

Claims (6)

  1. 断面半円形の導流溝の内面の左右の上端縁に沿ってそれぞれ水返し用の内向きの突条を長手方向に連続的に形成してなるマンホール用のインバート。
  2. 前記各突条は、断面山形に形成することを特徴とする請求項1記載のマンホール用のインバート。
  3. 前記各突条は、前記導流溝の内面の同一高さ位置に形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載のマンホール用のインバート。
  4. 前記導流溝は、左右の上端にそれぞれ外フランジを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載のマンホール用のインバート。
  5. 前記各外フランジの上面は、滑らかな曲面を介して前記導流溝の内面に連続させることを特徴とする請求項4記載のマンホール用のインバート。
  6. 前記各突条の上部には、前記導流溝の内面に連続する内向きの円弧面を形成することを特徴とする請求項4または請求項5記載のマンホール用のインバート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446785Y1 (ko) * 2009-05-18 2009-12-03 송정훈 맨홀의 인버트부 형성용 인버트장치 및 이를 이용한 맨홀 인버트부 보수구조
JP2015086650A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 株式会社サンリツ インバート及びインバートの施工方法

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