JP6032736B2 - 酸素濃縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気中の窒素を吸着剤で吸着することにより、酸素濃度の高い気体を製造して供給する酸素濃縮装置に関するものである。
この様な酸素濃縮装置として、圧力スイング吸着(Pressure Swing Adsorption 、PSA)方法を用いた装置が従来から知られている。そして、この圧力スイング吸着方法を用いた可搬式の酸素濃縮装置は、たとえば、特開2008−148859号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2008−148859号公報
解決しようとする問題点は、特許文献1に記載された酸素濃縮装置は、可搬式ではあるが、依然としてかなり嵩張っている点である。
本発明の酸素濃縮装置は、吸着剤を充填した一対の吸着筒(21)と、この吸着筒に導入された空気の窒素が吸着剤で吸着されて酸素濃度が上昇した酸素濃縮気体を吸引して供給する酸素濃縮気体用吸引ポンプ(7)と、前記吸着筒の吸着剤に吸着された窒素が放出されて窒素濃度が上昇した窒素濃縮気体を吸引して排気する窒素濃縮気体用吸引ポンプ(6)と、前記酸素濃縮気体用吸引ポンプおよび窒素濃縮気体用吸引ポンプを駆動するモータ(4)と、前記各吸着筒への空気の供給流路を切り換える流路切換装置(12)とを有し、圧力スイング吸着方法によって、空気から窒素を吸着して酸素を濃縮し、その酸素濃縮気体を供給する。そして、一対の吸着筒、2個の吸引ポンプ、モータ、流路切換装置は、酸素濃縮装置の外郭である酸素濃縮装置ケース(1)内に収納され、一対の吸着筒は並列に配設されており、この吸着筒の軸線の方向をX軸方向とし、このX軸方向に直角方向の吸着筒の並列の方向をY軸方向とし、前記X軸方向およびY軸方向に直角の方向をZ軸方向とすると、前記一対の吸着筒からY軸方向に順次、前記モータおよび前記2個の吸引ポンプが配設され、モータの駆動軸(4a)はモータ本体からY軸方向でかつ吸着筒から離れる方向に延在し、2個の吸引ポンプは、モータの駆動軸を挟んで、X軸方向に並んで配設されており、流路切換装置は、モータにX軸方向に隣接するとともに、窒素濃縮気体用吸引ポンプにY軸方向に隣接し、酸素濃縮装置ケースの内部空間は、仕切壁(16)により、前記2個の吸引ポンプ、モータ、流路切換装置が配設されるポンプ室(17)と、吸着筒の配設される吸着筒室(18)とに区画されている。
さらに、窒素濃縮気体用吸引ポンプはX軸方向の一方の側に、酸素濃縮気体用吸引ポンプはX軸方向の他方の側に位置し、前記流路切換装置と前記吸着筒とを接続するためのパイプは、仕切壁に形成された配管用開口(16a)を通って配管されており、この仕切壁の配管用開口は、前記モータよりもX軸方向の前記他方の側に位置している
さらに、一対の吸着筒は、酸素濃縮装置本体に着脱可能なカートリッジ(3)に収納されており、このカートリッジのX軸方向の前記他方の側の端部に各吸着筒の一端部に通じる通気口(21a)および各吸着筒の他端部に通じる通気口(22a)が設けられ、酸素濃縮装置本体には、カートリッジの各通気口と対応して嵌合する通気口(36,37)が各々設けられ、カートリッジを押し込むことによりカートリッジが取り付けられ、カートリッジ側通気口が本体側通気口に係合し、カートリッジを引っ張ることによりカートリッジが取り外されてカートリッジ側通気口が本体側通気口から離脱する場合がある。
そして、酸素濃縮装置ケースには、X軸方向の前記一方の側の部分に、前記カートリッジを着脱するための開口(1a)が形成されている場合がある。
本発明によれば、酸素濃縮装置の部品である一対の吸着筒、2個の吸引ポンプ、モータ、流路切換装置が同じXY平面に効率よく整列されており、コンパクトとなるとともに、Z軸方向の厚みを薄くすることができる。特に、モータおよび窒素濃縮気体用吸引ポンプに隣接して形成される空間を、流路切換装置の配置場所として有効利用しており、酸素濃縮装置を小型化することができる。しかも、騒音源となる吸引ポンプ、モータ、流路切換装置は仕切壁で仕切られたポンプ室に配設されており、騒音を防止することができる。
さらに、窒素濃縮気体用吸引ポンプはX軸方向の一方の側(たとえば、左側)に、酸素濃縮気体用吸引ポンプはX軸方向の他方の側(たとえば、右側)に位置し、流路切換装置と吸着筒とを接続するためのパイプは、仕切壁に形成された配管用開口を通って配管されており、この仕切壁の配管用開口が、モータよりもX軸方向の前記他方の側(たとえば、右側)に位置しているので、X軸方向の一方の側(たとえば、左側)に位置する流路切換装置の作動音が、仕切壁の配管用開口(たとえば、右側に位置する)から漏れることを極力防止することができる。
さらに、一対の吸着筒が、酸素濃縮装置本体に着脱可能なカートリッジに収納され、このカートリッジを押し込むことによりカートリッジが取り付けられ、かつ、カートリッジを引っ張ることによりカートリッジが取り外される様に構成されている場合には、吸着筒内の吸着剤が劣化しても、カートリッジを交換することにより、簡単に対応することができる。
そして、酸素濃縮装置ケースにおけるX軸方向の前記一方の側の部分(たとえば、左側)に、カートリッジを着脱するためのカートリッジ着脱用開口が形成されている場合がある。この様な場合には、仕切壁の配管用開口(たとえば、右側に位置する)から漏れでた音が、反対側に位置するカートリッジ着脱用開口から酸素濃縮装置の外側に漏れることを極力防止することができる。
図1は本発明における酸素濃縮装置の実施の一形態の平面図である。 図2は酸素濃縮装置の回路図である。 図3はパイプなどの配置を説明するための説明図である。 図4は本体側接続具の斜視図である。
酸素濃縮装置をコンパクトにするとともに厚みを薄くすることができるという目的を、酸素濃縮装置の部品である一対の吸着筒、2個の吸引ポンプ、モータ、および、流路切換装置を同じXY平面に効率よく整列させることで実現した。
次に、本発明における酸素濃縮装置の一実施例について、図1ないし図4を用いて説明する。図1は本発明における酸素濃縮装置の実施の一形態の平面図である。図2は酸素濃縮装置の回路図である。図3はパイプなどの配置を説明するための説明図である。図4は本体側接続具の斜視図である。なお、この酸素濃縮装置は、寝かした状態の「横置き」または、立てた状態の「縦置き」で設置することができるが、図においては、「横置き」の状態で図示されている。図1において、パイプや酸素濃縮装置のケースの上面板は外した状態で図示されている。また、酸素濃縮装置の説明において、図1の左右方向をX軸方向、図1の紙面上でX軸方向に直角の方向をY軸方向、紙面に直角の方向をZ軸方向としている。さらに、図3において、通気口などの部材が複数、Z軸方向に重なっており、流路をそのまま記載すると重なり分かりにくくなるため、流路は重ならないようにズレて図示されている。
まず始めに、酸素濃縮装置の全体の構造を説明する。
この酸素濃縮装置は、圧力スイング吸着(Pressure Swing Adsorption 、PSA)方法を用いた装置であり、図1において、外郭であるケース1の内部空間には、奥側から手前側に向かって順次、フィルター2、カートリッジ3、モータ4、2個の吸引ポンプ6,7が配置されている。フィルター2、モータ4および吸引ポンプ6,7は、ケース1に固定された基板9に固定されている。この基板9には、カートリッジ3(詳細は後述する)が接続可能な本体側接続具11が固定されている。
モータ4の駆動軸4a(図3参照)は、モータ本体からY軸方向に手前側に延在している。この駆動軸4aの回転力がリンクやカムなどの連動機構により真空ポンプなどの吸引ポンプ6,7に伝達され、吸引ポンプ6,7が駆動される。このモータ駆動軸4aを挟んで配置されている2個の吸引ポンプ6,7の一方(図1の左側)が窒素濃縮気体用吸引ポンプ6で、他方(右側)が酸素濃縮気体用吸引ポンプ7である。また、モータ4の左隣で、かつ、窒素濃縮気体用吸引ポンプ6の奥側に隣接して、流路切換装置としての2個の三方切換弁12が基板9に固定されて配置されている。
そして、モータ4、2個の吸引ポンプ6,7および切換弁12の周囲には、仕切壁16が設けられており、ケース1の内部空間を、モータ4、2個の吸引ポンプ6,7および切換弁12が配設されるポンプ室17と、カートリッジ3が配設される吸着筒室18とに区画している。また、仕切壁16には、モータ4よりも右側の部分に、配管用開口16a,16bが形成されている。
ケース1の左側の部分には、カートリッジ3を取り出したり、また、装着したりするための開口部1a(図3参照)が形成され、この開口部1aには、図示しない蓋が開閉自在に取り付けられている。また、カートリッジ3を酸素濃縮装置の本体から取り出したり、装着したりするために、カートリッジ3には把手19が設けられている。そしてケース1の開口部1aが形成されている面とは反対側の面(すなわち右側の面)には、酸素濃縮気体出口1bが形成されている。
図3において、交換可能なカートリッジ3の中央部3aには、窒素を吸着する例えばゼオライト系の吸着剤が収納される吸着筒21が一対貫通して形成されているとともに、一対の吸着筒21の間には、酸素濃縮気体が流れる酸素濃縮気体流路22、および、希釈用気体が流れる希釈流路23が貫通して形成されている。また、前記一対の吸着筒21はY軸方向に並列に配置され、各貫通孔21,22,23はX軸方向に延在している。酸素濃縮気体流路22と希釈流路23は、図3においては、分かりやすいようにY軸方向に並列に配置されて図示されているが、実際は紙面に垂直な方向(Z軸方向)に並列に配置され、重なっている。
そして、貫通孔21,22,23の一端部(右端部)側を覆う第1蓋部3bが中央部3aの右側にまた、他端部(左端部)側を覆う第2蓋部3cが中央部3aの左側に取り付けられている。第1蓋部3bには、各貫通孔21,22,23と連通する通気口21a,22a,23a(23aは22aと重なっているため図示されていない)が各々突出して形成されている。第2蓋部3cには、吸着筒21の他端部同士を、流量調整手段である流量絞り部26を介して連通させる流路27、各吸着筒21を逆止弁28を介して酸素濃縮気体流路22と連通させる流路31,32と、この2個の流路31,32は途中で合流しておりこの合流した合流路に、希釈流路23の他端部を連通させる流路33が形成されている。この様にして、カートリッジ3の右側端部に設けられた通気口21aは吸着筒21の一端部(右端部)に通じ、また、通気口22aは吸着筒21の他端部(左端部)に逆止弁28、流路31,32、酸素濃縮気体流路22を介して通じている。
本体側接続具11には、カートリッジ3の各通気口21a,22a,23aが嵌まり込む嵌合孔である通気口36,37,38が各々凹んで形成されている。この本体側接続具11には、通気口36,37,38以外に5個の通気口が形成され、第1通気口41は通気口38と本体側接続具11内の流路で連通するとともにフィルター2と接続され、第2通気口42は第1通気口41と本体側接続具11内の流路で連通するとともに切換弁12と接続され、第3,4通気口43,44は各々、対応する通気口36と本体側接続具11内の流路で連通するとともに切換弁12と接続され、第5通気口45は通気口37と本体側接続具11内の流路で連通するとともに酸素濃縮気体用吸引ポンプ7と接続される。第2通気口42〜第5通気口45はZ軸方向に並列しており、図1および図3では重なっている。
そして、図3において、本体側接続具11と切換弁12とを接続するパイプ(流路)は、仕切壁16の配管用開口16aを通っており、本体側接続具11と酸素濃縮気体用吸引ポンプ7とを接続する流路は、仕切壁16の配管用開口16bを通っている。
カートリッジ3を装着する際には、カートリッジ3をケース1の開口部1aからケース1内に挿入し、本体側接続具11に向かって押し込む。すると、カートリッジ3の通気口21a,22a,23aが、本体側の本体側接続具11の通気口36,37,38に係合し接続される。一方、カートリッジ3を取り外す際には、カートリッジ3を引っ張ると、カートリッジ3の通気口21a,22a,23aと本体側接続具11の通気口36,37,38との接続が外れ離脱する。
この様に構成されている酸素濃縮装置に電源が入れられると、吸引ポンプ6,7が稼働する。図2において、この吸引ポンプ6,7は流路の下流側の端部に設けられているため、それよりも上流の流路(すなわち、大部分の流路)は負圧(すなわち、大気圧以下)となり、空気がフィルター2を介して吸い込まれて導入され、上流から下流に流れる。
そして、空気はフィルター2、本体側接続具11の第1通気口41から本体側接続具11内の流路に流れ込み、その一部がカートリッジ3の希釈流路23に流れるとともに、他の大部分が切換弁12に流れ込む。この切換弁12は適宜切り換えられるが、図2に図示する状態では、フィルター2からの空気は左側の吸着筒21に導入される。なお、図2の状態から切換弁12が切り換わると、フィルター2からの空気は右側の吸着筒21に導入される。
そして、吸着筒21に導入された空気は、その窒素成分が吸着剤で吸収され、酸素濃度が上昇し酸素濃縮気体となる。この酸素濃縮気体は極一部が流量絞り部26を介して、他方(すなわち、右側)の吸着筒21に流入し、他の酸素濃縮気体は逆止弁28を介してカートリッジ3の酸素濃縮気体流路22に流れ込む。この酸素濃縮気体は、酸素濃縮気体流路22に流れ込む前に希釈流路23からの空気で希釈され、希釈された酸素濃縮気体はカートリッジ3の酸素濃縮気体流路22、逆止弁13、酸素濃縮気体用吸引ポンプ7および逆止弁13を介して、酸素濃縮気体出口1bに流れる。この酸素濃縮気体出口1bには、酸素マスクやカニューラなどの酸素吸入用具53が着脱自在に接続されており、酸素濃縮気体が酸素吸入用具53に供給される。
一方、右側の吸着筒21は、窒素濃縮気体用吸引ポンプ6で気体が吸引されており、大きな負圧となっており、吸着剤は吸着した窒素を放出し、窒素濃縮気体が生成される。そして、この窒素濃縮気体は、流量絞り部26を介して導入された酸素濃縮気体とともに切換弁12、逆止弁51、窒素濃縮気体用吸引ポンプ6、逆止弁51を介して排気される。
そして、切換弁12が切り換わると、左側の吸着筒21で窒素濃縮気体が生成されて窒素濃縮気体用吸引ポンプ6を介して排気され、一方、右側の吸着筒21で酸素濃縮気体が生成されて酸素濃縮気体用吸引ポンプ7を介して酸素吸入用具53に供給される。
この様にして、吸着筒21の吸着剤で、窒素の吸着・放出を繰り返している。そして、窒素の吸着・放出の繰り返しで吸着剤が劣化するため、吸着剤を交換する必要が生じる。吸着剤の交換は素人では困難であるため、吸着筒が取り外せないと、吸着筒の装着された酸素濃縮装置の本体を工場に送って新しい吸着剤を充填してもらう必要があった。この実施例の場合には、簡単に着脱可能なカートリッジ3に吸着筒21が設けられているため、吸着剤が劣化した際には、古いカートリッジ3を取り外して新しいカートリッジ3と交換することにより対応することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)酸素濃度の希釈は、カートリッジ3内で行われているが、カートリッジ3の外側で行うことも可能である。この場合には、カートリッジ3の希釈流路23は不要である。
(2)流路切換装置は、2個の三方切換弁12で構成されているが、流れを切り換えることが可能であれば、その構成は適宜変更可能である。
(3)本体側接続具やカートリッジの構造は、本体側接続具の通気口が対応するカートリッジの通気口と接続可能であれば、適宜変更可能である。また、カートリッジ3の通気口が突出してオスで、本体側接続具11の通気口が凹んでおりメスであるが、カートリッジ側をメスにし、本体側接続具側をオスにすることも可能である。
(4)吸着筒はカートリッジに設けられているが、特許請求の範囲で限定されていない限り、カートリッジに設けないことも可能である。すなわち、吸着筒を酸素濃縮装置の本体にビスなどで固定することも可能である。
コンパクトにするとともに厚みを薄くすることができるので、移動可能な酸素濃縮装置に適用することが最適である。
1 酸素濃縮装置のケース
1a カートリッジ着脱用の開口部
3 カートリッジ
4 モータ
4a モータの駆動軸
6 窒素濃縮気体用吸引ポンプ
7 酸素濃縮気体用吸引ポンプ
12 切換弁(流路切換装置)
16 仕切壁
16a 仕切壁の配管用開口
17 ポンプ室
18 吸着筒室
21 吸着筒
21a カートリッジ側の通気口
22a カートリッジ側の通気口
23a カートリッジ側の通気口
36 本体側の通気口
37 本体側の通気口
38 本体側の通気口

Claims (4)

  1. 吸着剤を充填した一対の吸着筒と、この吸着筒に導入された空気の窒素が吸着剤で吸着されて酸素濃度が上昇した酸素濃縮気体を吸引して供給する酸素濃縮気体用吸引ポンプと、前記吸着筒の吸着剤に吸着された窒素が放出されて窒素濃度が上昇した窒素濃縮気体を吸引して排気する窒素濃縮気体用吸引ポンプと、前記酸素濃縮気体用吸引ポンプおよび窒素濃縮気体用吸引ポンプを駆動するモータと、前記各吸着筒への空気の供給流路を切り換える流路切換装置とを有し、圧力スイング吸着方法によって、空気から窒素を吸着して酸素を濃縮し、その酸素濃縮気体を供給する酸素濃縮装置において、
    前記一対の吸着筒、2個の吸引ポンプ、モータ、流路切換装置は、酸素濃縮装置の外郭である酸素濃縮装置ケース内に収納され、
    前記一対の吸着筒は並列に配設されており、この吸着筒の軸線の方向をX軸方向とし、このX軸方向に直角方向の吸着筒の並列の方向をY軸方向とし、前記X軸方向およびY軸方向に直角の方向をZ軸方向とすると、
    前記一対の吸着筒からY軸方向に順次、前記モータおよび前記2個の吸引ポンプが配設され、
    前記モータの駆動軸はモータ本体からY軸方向でかつ吸着筒から離れる方向に延在し、
    前記2個の吸引ポンプは、モータの駆動軸を挟んで、X軸方向に並んで配設されており、
    前記流路切換装置は、前記モータにX軸方向に隣接するとともに、前記窒素濃縮気体用吸引ポンプにY軸方向に隣接し、
    前記酸素濃縮装置ケースの内部空間は、仕切壁により、前記2個の吸引ポンプ、モータ、流路切換装置が配設されるポンプ室と、吸着筒の配設される吸着筒室とに区画されており
    前記窒素濃縮気体用吸引ポンプはX軸方向の一方の側に、酸素濃縮気体用吸引ポンプはX軸方向の他方の側に位置し
    前記流路切換装置と前記吸着筒とを接続するためのパイプは、仕切壁に形成された配管用開口を通って配管されており
    この仕切壁の配管用開口は、前記モータよりもX軸方向の前記他方の側に位置していることを特徴とする酸素濃縮装置。
  2. 前記一対の吸着筒は、酸素濃縮装置本体に着脱可能なカートリッジに収納されており、このカートリッジのX軸方向の前記他方の側の端部に各吸着筒の一端部に通じる通気口および各吸着筒の他端部に通じる通気口が設けられ、
    酸素濃縮装置本体には、カートリッジの各通気口と対応して嵌合する通気口が各々設けられ、
    カートリッジを押し込むことによりカートリッジが取り付けられ、カートリッジ側通気口が本体側通気口に係合し、カートリッジを引っ張ることによりカートリッジが取り外されてカートリッジ側通気口が本体側通気口から離脱することを特徴としている請求項1記載の酸素濃縮装置。
  3. 前記酸素濃縮装置ケースには、X軸方向の前記一方の側の部分に、前記カートリッジを着脱するための開口が形成されていることを特徴としている請求項2記載の酸素濃縮装置。
  4. 請求項2または3記載の酸素濃縮装置の本体に着脱される交換可能な酸素濃縮装置のカートリッジ。
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