JP6032722B1 - 商品の購入によって付与される特典を有効化する販売管理サーバ及び販売管理方法 - Google Patents

商品の購入によって付与される特典を有効化する販売管理サーバ及び販売管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 商品を購入した顧客に対して付与される特典を、商品を販売した小売業者等からの販売情報を得なくても有効化することが可能な販売管理サーバ等を提供する。【解決手段】 特典付与の対象となる商品の個体毎にユニークなシリアルコードが割り当てられ、商品のパッケージに印刷されて、購入するまで読み取ることができないようにシールで保護される。商品を購入した顧客がシールを剥がして読み取ったシリアルコードと顧客IDを、顧客端末から販売管理サーバに送信すると、シリアルコードの有効性を確認するとともに、シリアルコードに対応する商品を特定して、顧客IDと商品コードから顧客に付与する特典を決定、顧客端末への値引きクーポンの送信や、顧客のポイント残高へのボーナスポイントの加算等、特典を有効化する処理を実行する。【選択図】 図1

Description

本発明は、商品の購入によって付与される特典を有効化する販売管理サーバ及び販売管理方法に関するものである。
小売業者が販売促進の手段として、ポイントカードを発行して、商品を購入した顧客に所定のポイントを付与することが広く行われている。特定の商品の販売を促進したい場合には、販売を促進したい商品の購入に対するボーナスポイントの加算や、対象商品購入時の値引きに用いることできるクーポンの発行等が採用されることがある他、顧客に特定の商品の「まとめ買い」を促進するための手法として、対象商品の購入予約情報を予めサーバに登録し、各々の購入時には購入予約情報に定められた購入条件が適用される販売管理装置に関する発明が開示されている(特許文献1参照)。
こうしたボーナスポイントや値引きの原資は、対象商品を製造販売するメーカー等が負担することが一般的であるが、顧客が対象商品を購入した事実は、顧客との接点となる小売業者しか確認できないのが通常であるため、メーカー等にとっては、ボーナスポイントや値引きを利用した販売促進策を小売業者に依存せざるを得ないことが課題になると考えられる。
顧客に商品を販売した小売業者を介することなく、対象商品が購入された事実をメーカー等が直接把握することができる方法として、商品の個体毎にユニークなシリアル番号等のコードを発行した上で、顧客からこのコードを受信することによって、対象商品が購入された事実を確認する発明が開示されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特許第5629029号公報 特開2002−99967号公報 特開2002−367039号公報
特許文献2や特許文献3に開示されているような、商品の個体毎に発行されたユニークなコードによって、対象商品が購入された事実を確認する方法を採用すると、対象商品の購入に対して、景品の提供やキャンペーンへの応募のように、あらかじめ定められた特典を画一的に適用することは可能になるものの、特許文献1に例示したような商品毎に定められる様々な値引き等の特典を適用することはできず、メーカー等が顧客に提供できるインセンティブは、特定の商品を購入した際に受け取れる景品の提供や、特定の商品の購入によって参加できるキャンペーンへの応募等に限られることになってしまう。
また、自社の商品の販売を促進したいメーカー等にとって、小売業者は顧客との直接の接点になる重要なパートナーであり、メーカー等が対象商品の購入情報を顧客から直接受け付けて特典を提供するスキームにおいても、対象商品を販売した小売業者にもインセンティブを付与できる仕組みが求められるところである。
本発明は、このような課題に対応してなされたものであり、商品を購入した顧客に対して付与される特典を、商品を販売した小売業者等からの販売情報を得なくても有効化することが可能な、販売管理サーバ及び販売管理方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決する本発明は、商品の購入によって付与される特典を有効化する販売管理サーバであって、顧客が商品を購入することによって読み取り可能になる商品の個体毎に割り当てられたユニークなシリアルコードと、前記商品を購入した顧客を識別する顧客IDを含む商品の購入情報を受信する受信手段と、前記購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードかを判断する判断手段と、前記購入情報に含まれるシリアルコードから、前記シリアルコードが付された商品を識別する商品コードを特定する特定手段と、顧客によって選択された所定の特典の付与の対象となる商品について、前記顧客を識別する顧客IDと前記商品を識別する商品コード、及び前記特典に関する情報を関連付けて記憶する記憶手段と、前記判断手段によって前記購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードと判断されると、前記記憶手段に、前記購入情報に含まれる顧客IDと前記特定手段が特定した商品コードに関連付けて記憶された特典に関する情報から、前記顧客IDから識別される顧客が前記商品コードから識別される商品を購入することによって得られる特典を決定し、前記特典を有効化する処理を実行する実行手段と、を備えることを特徴とする販売管理サーバである。前記記憶手段に記憶される特典に関する情報の少なくとも一部には、顧客による商品の購入数量に応じて付与される特典と、前記購入情報の受信によって確認された前記顧客による前記商品の累積購入数量を特定できる情報が含まれていて、前記実行手段は、前記記憶手段に、前記購入情報に含まれる顧客IDと前記特定手段が特定した商品コードに関連付けて記憶された特典に関する情報が、顧客による商品の購入数量に応じて付与される特典と、前記購入情報の受信によって確認された前記顧客による前記商品の累積購入数量を特定できる情報である場合は、前記累積購入数量に応じて決定される特典を有効化する処理を実行することを特徴としてもよい。
このように、本発明では、商品の個体毎に割り当てられたユニークなシリアルコードによって顧客が商品を購入した事実を確認するとともに、シリアルコードから顧客が購入した商品を特定し、特定した商品の購入によって顧客が得られる特典を決定するよう構成することによって、小売業者等から対象となる商品を販売した情報が得られなくても、顧客が商品を購入した事実を確認できることに加えて、商品の購入によって顧客が得られる様々な特典を商品毎に設定することも可能になる。
本発明において用いられるシリアルコードは、商品の個体毎に割り当てられたユニークなコードであることが必要であり、数字や文字、それらの組合せ等を用いることができるが、その形態は特に限定されるものではなく、それらをバーコード化したものを商品に印刷等して、顧客に読み取らせることとしてもよい。顧客に対して付与される特典の内容も特に限定されるものではなく、例えば、商品の購入等に充当できるボーナスポイントの付与、商品の購入時に用いることができる値引きクーポン、景品の提供や賞品の抽選への参加等を採用することができる。特典を有効化する処理には、これらの特典を利用可能とするために実行される、ポイントの加算、クーポンの発行、景品の発送や抽選への参加等に必要な処理が該当する。
このように構成すると、顧客の選択に応じて、購入する商品毎に様々な特典を設定することが可能になる。
本発明は、顧客に販売した商品の個体に対して採番されたシリアルコードと前記商品を販売した販売者を識別する販売者IDを含む商品の販売情報を受信する第2の受信手段と、前記実行手段が特典の有効化処理を実行した顧客と商品の組合せに対して、前記商品の商品コードを特定したシリアルコードと同一のシリアルコードを含む前記販売情報から、前記顧客に前記商品を販売した販売者の販売者IDを特定する第2の特定手段と、を備えることを特徴としてもよい。
このように構成すると、顧客に特典を付与した販売を促進したい商品を販売した小売業者等の販売者を特定することができるので、特定された販売者に対して、例えば、初回の販売に対する報奨金やその後の顧客の継続購入に対するロイヤリティーを支払うことによって、販売者に対しても対象となる商品の販売を促進するインセンティブを提供することが可能になる。
本発明は、顧客に販売した商品の個体に対して採番されたシリアルコードを含む商品の販売情報を受信する第3の受信手段を備え、前記判断手段は、前記購入情報に含まれるシリアルコードについて、前記第3の受信手段が前記シリアルコードを含む販売情報を受信しており、かつ、過去に受信した購入情報に含まれるシリアルコードに該当しない場合に、前記購入情報に含まれるシリアルコードを有効なシリアルコードと判断することを特徴としてもよい。又は、顧客に販売した商品の個体に対して採番されたシリアルコードを含む商品の販売情報を受信する第3の受信手段と、前記判断手段によって有効なシリアルコードと判断され、前記実行手段によって所定の特典を有効化する処理が実行されたシリアルコードについて、前記第3の受信手段が前記シリアルコードを含む販売情報を受信しているかを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段によって、前記第3の受信手段が前記シリアルコードを含む販売情報を受信していないと判断されると、前記実行手段によって有効化する処理が実行された特典を無効化する処理を実行する第2の実行手段と、を備えることを特徴としてもよい。
前者は特典を有効化する処理の実行前に、後者は特典を有効化する処理の実行後に、それぞれ商品が確かに購入されたか否かを、小売業者等の販売者が把握している販売情報からも確認するものであるが、このように構成すると、商品の窃盗やシリアルコードの偽造等の、実際は商品を購入していない者による不正行為によって特典が付与されてしまうリスクを低減することが可能になる。
本発明は、前記シリアルコードは、販売時には読み取り不能となるようにバーコード化されたシリアルコードがシールにより保護された状態で商品のパッケージに印刷又は貼付され、前記受信手段は、商品を購入した顧客が前記シールを剥がして読み取ったシリアルコードを含む購入情報を、前記顧客が操作する情報端末から受信することを特徴としてもよい。
確実に商品を購入した顧客のみがシリアルコード等を送信できるようにすることを担保するためには、このように構成することが好ましい。尚、パッケージに印刷等されるシリアルコードのバーコード化は、一次元、二次元いずれのバーコードによることとしてもよい。
本発明は、本発明に係る販売管理サーバによって実行される販売管理方法として特定することもできる。
本発明に係る販売管理方法は、商品の購入によって付与される特典を有効化する販売管理サーバが、顧客が商品を購入することによって読み取り可能になる商品の個体毎に割り当てられたユニークなシリアルコードと、前記商品を購入した顧客を識別する顧客IDを含む商品の購入情報を受信する受信ステップと、前記販売管理サーバが、前記購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードかを判断する判断ステップと、前記販売管理サーバが、前記購入情報に含まれるシリアルコードから、前記シリアルコードが付された商品を識別する商品コードを特定する特定ステップと、前記販売管理サーバが、前記判断ステップで前記購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードと判断されると、顧客によって選択された所定の特典の付与の対象となる商品について、前記顧客を識別する顧客IDと前記商品を識別する商品コード、及び前記特典に関する情報を関連付けて記憶する記憶手段に、前記購入情報に含まれる顧客IDと前記特定ステップで特定された商品コードに関連付けて記憶された特典に関する情報から、前記顧客IDから識別される顧客が前記商品コードから識別される商品を購入することによって得られる特典を決定し、前記特典を有効化する処理を実行する実行ステップと、を有することを特徴とする販売管理方法である。
また、本発明にかかる販売管理方法は、前述の販売管理サーバの各々の構成に対応して実行される販売管理方法として特定することもできる。
本発明によると、商品を製造販売するメーカー等は、小売業者等の販売者から商品を販売した情報が得られなくても、顧客が商品を購入した事実を確認するとともに、商品の購入によって顧客が得られる様々な特典を商品毎に設定することが可能になり、メーカー等の商品の販売促進策の強化及び多様化に貢献することが期待できる。また、商品を販売する小売業者等へのインセンティブも付与できる構成とすることも可能なので、メーカー等と小売業者等がWin−Winの関係を築くことにも資するものとなる。
本発明に係る販売管理サーバの実施形態の概要を示す図である。 本発明に係る販売管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明に係る販売管理サーバによる商品購入に対する特典有効化の流れを示す第1の図である。 本発明に係る販売管理サーバによる商品購入に対する特典有効化の流れを示す第2の図である。 本発明に係る販売管理サーバによる商品購入に対する特典有効化の流れを示す第3の図である。 本発明に係る販売管理サーバによる商品購入に対する特典有効化の流れを示す第4の図である。 本発明に係る販売管理サーバによる商品購入に対する特典有効化の流れを示す第5の図である。 本発明に係る販売管理サーバによる商品購入に対する特典有効化の流れを示す第6の図である。 本発明において採用可能な商品購入に対する特典の一例を示す図である。 図9に例示した商品購入に対する特典を設定する場合の特典データベースの一例を示す図である。 本発明に係る販売管理サーバによる商品購入に対する特典有効化の処理フローを示すフローチャートである。 図11のフローチャートの一部の処理フローを詳しく示したフローチャートである。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明に示した、シリアルコード等の形態、商品の購入によって付与される特典の内容や特典有効化のための処理の具体例等は、本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明は以下に示した実施形態に限定されるものではない。
図1を用いて、本発明に係る販売管理サーバの実施形態の概要について説明する。本発明では、特典付与の対象となる商品の個体毎にユニークなシリアルコード(図面にはいずれも「シリアルNo.」として記載)が割り当てられ、これが二次元コード化されて商品のパッケージ等に印刷又は貼付される。このシリアルコードは商品を購入するまで読み取ることができないように、スクラッチシールやセキュリティーシールで保護された状態で販売される。
小売業者の店舗等で特典の対象となる商品を購入した顧客は、商品の購入後に自宅等において、スマートフォンのアプリケーションプログラム等を利用して、スクラッチシール等を剥がして二次元コードから読み取ったシリアルコードと顧客を識別する顧客ID(スマートフォンのアプリケーションプログラムに入力又はあらかじめ設定しておくこととすればよい)を、その商品を製造販売しているメーカー等の販売管理サーバに送信する。
販売管理サーバには、出荷した商品の個体に割り当てたシリアルコードが記憶されているので、これと照合することによって、スマートフォン等の顧客端末から受信したシリアルコードが有効なシリアルコードかを判断することができる。受信したシリアルコードがこれまでに割り当てたシリアルコードに含まれない場合や、以前にも受信した購入済みの商品の個体に割り当てられたシリアルコードに該当する場合には、有効なシリアルコードとは判断されない。
また、販売管理サーバには、出荷した商品の個体に割り当てたシリアルコードが、それぞれどの商品に対して割り当てられたものか、商品を識別する商品コードと関連付けて商品データベースに記憶されており、顧客が購入した商品がどの商品であるか、販売管理サーバが受信したシリアルコードから、その商品の商品コードを特定することができる。
顧客が対象となる商品を購入することによって得られるボーナスポイントや値引きクーポン等の特典の内容は各々の商品に対して定められており、商品コードと各々の特典の内容が、特典データベースに関連付けて記憶されている。そのため、シリアルコードから特定される商品コードによって、その商品の購入に対して付与される特典を、特典データベースを参照することによって決定することができる。これによって、様々な特典を商品毎に設定することが可能な構成となるが、顧客がどの商品の特典にエントリーしているか、顧客IDと顧客が特典付与を希望してエントリーした商品の商品コードも特典データベースに関連付けて記憶させておくことによって、顧客が各々の希望する特典を選択することや、後に説明するような顧客の購入数量に応じた特典を付与することも可能になる。
以上のように、顧客端末から受信したシリアルコードが有効と判断されれば、顧客端末から受信した顧客IDと、シリアルコードから特定される商品コードによって、顧客に付与される特典を決定することができる。そして、特典の内容に応じたクーポンの顧客端末への送信、顧客データベースで管理されている顧客のポイント残高への獲得したボーナスポイントの加算等の、特典を有効化するための処理が実行されることになる。
尚、本発明において、顧客端末から受信したシリアルコードが有効であることを判断するために、商品を販売した小売業者等から販売した商品のシリアルコードに関する情報を受け取ることは必須の要件ではないが、こうした情報を受け取って顧客端末から受信したシリアルコードと照合することとすれば、実際は購入していない商品の個体に付与されたシリアルコードを送信する等の不正行為に対処することが可能になる。また、商品を販売した小売業者等を識別する販売者IDもあわせて受け付ければ、対象商品を販売した小売業者等を特定することができるので、例えば、特定された小売業者等に、初回販売に対する報奨金やその後の顧客の継続購入に対するロイヤリティーを支払うことによって、小売業者等に対象商品を販売するインセンティブを提供することも可能になる。
図2は、本発明に係る販売管理サーバの構成の一例を示している。図2の販売管理サーバ10が、本発明にかかる販売管理サーバに対応する。
販売管理サーバ10は、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられ、インターネット等のネットワークに接続されたサーバコンピュータであって、補助記憶装置に記憶されたプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、所定の機能が実現される。
販売管理サーバ10を構成するコンピュータの物理的な構成は特に限定されるものではなく、本発明における特典の有効化処理に関する機能以外の他の機能が、同一のコンピュータに備えられるものであってもよい。本発明に必要な各々の機能は、物理的に一台のコンピュータによって実現されるものであってもよいし、複数のコンピュータを用いて実現されるものであってもよい。
販売管理サーバ10の販売情報受信部11、特典登録受付部12、購入情報受信部13、特典有効化処理部14は、いずれも機能的に特定されるものであって、HDD等の補助記憶装置に記憶された各部の機能に対応するプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各部に対応する機能が実現される。
販売管理サーバ10の商品情報記憶部15、特典情報記憶部16、顧客情報記憶部17には、それぞれHDD等の補助記憶装置の所定の記憶領域が割り当てられる。これらの記憶領域は物理的に一台のコンピュータに設けられることを要件とするものではなく、複数のコンピュータに設けられるものであってもよい。
レジ端末20は店舗に設置されるレジ端末が該当するが、販売管理サーバ10とのデータ通信が可能な端末であれば、その構成は特に限定されるものではない。販売管理サーバ10は、レジ端末20から販売された商品の個体に割り当てられたシリアルコードを含む販売情報を受信するが、こうした販売情報を各々の店舗に設置されたレジ端末20から直接受信するのではなく、レジ端末20から収集した情報を管理する小売業者等のサーバから受信する構成としてもよい。
顧客端末30も、販売管理サーバ10とのデータ通信が可能な端末であれば、その構成は特に限定されるものではないが、インターネットに接続可能なPC、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等のネットワーク端末を用いることができる。
以上の構成を前提として、図3−図6に示した処理の流れに沿って、図7−図12を参照しながら、本発明に係る販売管理サーバによる商品購入に対する特典有効化の処理手順について説明する。
図3は、顧客が特典付与の対象となる商品を購入する前に行われる処理の例と、商品情報記憶部15に対応する商品データベース及び特典情報記憶部16に対応する特典データベースに記憶されるデータの例を示している。
特典付与の対象となる商品を製造販売するメーカー等から出荷された商品には、商品の個体毎に割り当てられたユニークなシリアルコードが二次元コード化されて、商品のパッケージ等に印刷又は貼付されているが、二次元コード化されたシリアルコードは、商品を購入するまでは読み取ることができないように、スクラッチシールやセキュリティーシールで保護された状態で、店舗において販売されている。
メーカー等が管理する販売管理サーバ10には、商品情報記憶部15に対応する商品データベースが設けられ、この商品データベースには、商品を識別するJANコード等の商品コードに対して、その商品の個体毎に割り当てられたユニークなシリアルコードが関連付けて保存される。出荷された商品の個体に割り当てたシリアルコードには、特典付与に用いることができる有効なシリアルコードであることを示す有効フラグが立てられるが、後に説明するように、顧客端末30からシリアルコードを受信して特典を有効化する処理を実行した後には、そのシリアルコードを用いることができないことを示すために、シリアルコードが無効となるように有効フラグが更新される。
メーカー等はホームページ等を用いて、特典付与の対象となる商品と特典の内容を顧客に告知するが、顧客は特典を利用したい商品について事前に特典付与を希望することを登録(エントリー)する。例えば、顧客がスマートフォン等の顧客端末30から、専用のアプリケーションプログラムを用いて販売管理サーバ10にアクセスすると、販売管理サーバ10では特典登録受付部12が起動され、顧客が特典を利用したい商品を選択すると、顧客を識別する顧客IDと選択された商品を識別する商品コード、その商品を購入すると付与される特典の内容が、特典情報記憶部16に対応する特典データベースに関連付けて記憶される。
商品コードと関連付けて保存される顧客IDについては、顧客端末30で実行されるアプリケーションプログラムに顧客が入力するか、アプリケーションプログラムにあらかじめ設定しておいたものを販売管理サーバ10に送信することとすればよい。商品の購入によって付与される特典の内容は特に限定されるものではないが、例えば、商品の購入等に充当できるボーナスポイントの付与や、商品の購入時に用いることができる値引きクーポンの提供の他に、後に説明するような顧客の購入数量に応じた特典を対象にすることもできる。
図4は、顧客が特典付与の対象となる商品を購入して、特典の有効化に必要な情報を顧客端末30から販売管理サーバ10に送信する処理の例を示している。顧客が特典付与の対象となる商品を購入した時点では、二次元コード化されたシリアルコードはスクラッチシールやセキュリティーシールで保護されているが、顧客は商品の購入後にスクラッチシール等を剥がして、二次元コード化されたシリアルコードを読み取り可能な状態にする。
続いて、顧客端末30の専用のアプリケーションプログラムを起動、顧客端末30のカメラで二次元コード化されたシリアルコードを読み取って(二次元コードの読み取りには、スマートフォン等に一般に備えられている機能を用いることとすればよい)、販売管理サーバ10に送信する。あわせて、顧客が顧客端末30に入力するか、あるいはアプリケーションプログラムにあらかじめ設定されている顧客を識別する顧客IDも、販売管理サーバ10に送信される。
顧客は商品を購入しないと、スクラッチシールを剥がしてシリアルコードを読み取ることができないため、以上の流れによって、シリアルコードを送信した顧客IDから特定される顧客が、シリアルコードにより特定される商品の個体を購入した事実を確認することが可能となるが、顧客が商品を購入した事実を確認する方法は、商品のパッケージ等にシリアルコードを印刷してセキュリティーシール等により保護した状態で販売する方法に限られるものではない。
対象となる商品を顧客が購入した事実を確認するためには、顧客がその商品を購入してはじめてシリアルコードの読み取りが可能になることが担保されていればよいので、例えば、商品の購入時に発行されるレシートに、二次元コード化されたシリアルコードを印刷することとしてもよい。但し、この方法を採用するためには、対象となる商品を販売する店舗のレジ端末に、対象となる商品が購入される度に、販売管理サーバ10からユニークなシリアルコードを発行して送信しなければならないので、先に説明した商品のパッケージ等にシリアルコードを印刷してセキュリティーシール等により保護する方法のほうが、導入しやすいと考えられる。
図5は、図4で顧客端末30から送信されたシリアルコードと顧客IDが含まれる購入情報を受信した販売管理サーバ10で、顧客に付与する特典を決定する処理の例、図6は、図5で決定された特典を有効化する処理の例を示している。図5及び図6における販売管理サーバ10の詳細な処理フローは、図11及び図12のフローチャートに示しているので、その流れに沿って説明する。
まず、図11のフローチャートに示したように、販売管理サーバ10の購入情報受信部13において、顧客端末30から送信されたシリアルコードと顧客IDが含まれた商品の購入情報を受信すると(S01)、購入情報に含まれるシリアルコードをキーに、商品情報記憶部15に対応する商品データベースを検索して(S02)、購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードに該当するかを判断する(S03)。
図5の例であれば、購入情報に含まれるシリアルコード「123456780002」は商品データベースにも存在し、有効フラグが立てられた状態となっているので、有効なシリアルコードと判断することができる。このシリアルコードについて特典を有効化する処理を実行した後には、シリアルコードが無効となったことを示すために、有効フラグが「1」から「0」に更新されるので、その後に同じシリアルコードを受け付けた場合には、すでに使用されたシリアルコードなので無効と判断することができる。出荷した商品に割り当てていないシリアルコードを送信する行為に対しても、商品データベースに該当するシリアルコードが存在しないことから、不正行為と判断することができる。
購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードに該当しないと判断された場合には(S03がNo)、特典が付与できないことを示すエラー通知を顧客端末30に送信する(S04)。有効なシリアルコードに該当すると判断された場合には(S03がYes)、そのシリアルコードに対応する商品、すなわち顧客が購入した商品を識別する商品コードを特定する(S05)。
有効であることが確認されたシリアルコードに対応する商品の商品コードを特定する方法は特に限定されるものではないが、図3で説明したように、メーカー等が商品を出荷する際に、商品を識別するJANコード等の商品コードに対して、その商品の個体毎に割り当てられたユニークなシリアルコードを販売管理サーバ10の商品データベースに関連付けて記憶させておくこととすれば、商品データベースを確認することによって、有効であることが確認されたシリアルコードと関連付けて記憶された商品コードを特定することができる。
その他に、例えば、図5等に示した商品データベースの例では、商品コード「12345678」の商品の個体に割り当てられたシリアルコードの先頭から8桁の数字が、商品コードと同じ「12345678」となっているように、シリアルコードの所定の部分に商品コードを用いることとすれば、シリアルコードから商品コードを直接取り出して特定することも可能になる。図5の例では、いずれの方法によっても、シリアルコード「123456780002」に対応する商品を識別する商品コードとして、「12345678」を特定することができる。
次に、S05で特定された商品コードをキーに、特典情報記憶部16に対応する特典データベースを検索して(S06)、購入情報に含まれる顧客IDについて、顧客が特典付与を希望する商品として、S05で特定された商品コードが登録されているかを確認する(S07)。
図5の例であれば、顧客端末30から受信した購入情報に含まれる顧客ID「1111」について、特典データベースにはS05で特定された商品コード「12345678」が関連付けて記憶されている。このように、購入情報に含まれる顧客IDについて、S05で特定された商品コードが登録されていることが確認された場合には(S07がYes)、顧客に付与する特典を、その商品コードに関連付けて記憶されている特典の内容に決定して、図5の例であれば「商品を1個購入すれば10ポイントを加算」という特典を有効化するために必要な処理を、特典有効化処理部14で実行する(S11)。
尚、購入した商品に対して付与される特典の内容を決定する方法は、図5に示した例に限定されるものではなく、例えば、特典の対象となる商品の商品コードとその商品の購入によって付与される特典の内容を識別する特典コードを関連付けて記憶したテーブルを設け、S05で特定された商品コードとこのテーブルに関連付けて記憶されている特典コードから、特典の内容を決定することとしてもよい。
S05で特定された商品コードが特典付与を希望する商品として登録されていることが確認されなかった場合には(S07がNo)、図12のフローチャートに示したように、顧客端末30に特典付与の希望を登録するかを問い合わせる画面を表示させ(S08)、顧客が登録することを選択しなければ(S09がNo)処理を終了するが、登録することを選択する操作を受け付けた場合には(S09がYes)、特典データベースに、顧客IDに商品コードと特典の内容を関連付けて記憶させる特典の登録処理を実行した上で(S10)、特典を有効化するために必要な処理を特典有効化処理部14で実行する(S11)。
図6は、特典有効化処理部14で実行される特典を有効化するための処理の例を示している。図5の例に示したように、顧客ID「1111」の顧客に対して、「商品を1個購入すれば10ポイントを加算」という特典を付与することが決定されると、顧客端末30から受信したシリアルコードが1件、すなわち商品コード「12345678」の商品を顧客が購入した個数が1である場合は、顧客情報記憶部17に対応する顧客データベースに記憶されている顧客ID「1111」の保有ポイント残高に、商品1個購入分に対応する10ポイントを加算する処理を実行するとともに、顧客端末30のアプリケーションプログラムや顧客端末30で受信可能な電子メールアドレスに、10ポイントを獲得したことを通知する。
顧客に付与される特典が値引きクーポンの発行である場合には、店舗のレジ端末で正規のクーポンであることを認証可能な二次元コード等が表示されたクーポン券を発行して、顧客端末30のアプリケーションプログラムや顧客端末30で受信可能な電子メールアドレスに送信することとすればよいが、その他に、本発明によると、図9及び図10に例示したような顧客の購入数量に応じた特典を付与することも可能になる。
図9は、顧客が同一の商品を一定の期間内に一定数量購入する、いわゆる「まとめ買い」の予約を行うと、購入個数が増えるにつれて顧客の購入条件が有利になり、顧客には買えば買うほど有利になるインセンティブを提示しながら、予約分の個数だけ購入されなかった場合にも販売者側の採算性を確保できるという販売スキームの一例で、詳細は特許第5629029号公報に開示されているが、本発明の仕組みによると、顧客が対象となる商品を購入したことが顧客端末30からの購入情報の受信によって確認できるので、顧客が対象となる商品を購入した累積数量を記録しておくことによって、顧客に商品を販売する小売業者等に依存することなく、同様の販売スキームを提供することが可能になる。
但し、顧客に商品を販売する小売業者等の関与がないと、商品の販売時に値引き分を反映した価格で販売することができないため、図9の例に示したように、値引き分相当のポイントを付与する方法で代替することが考えられる。この場合、特典データベースには、図10に例示したように特典の内容を設定しておいて、購入情報の受付毎に購入日等を記録しておくこととすれば、各回に付与すべきポイント数の特定や、予約数量分に購入期限を設定した場合の期限管理が可能になる。
また、本発明では、顧客に商品を販売する小売業者等からも商品の販売情報を受信することによって、小売業者等にもインセンティブを付与して協力関係の強化に資するスキームの実現や、商品を購入することなく、窃盗や偽造によりシリアルコードを送信するような不正行為への対処にも好適な構成とすることができる。
図7及び図8は、小売業者等から商品の販売情報を受信する場合の流れを示しているが、図7の例に示したように、店舗で特典付与の対象となる商品が販売されると、販売した商品の個体に割り当てられたシリアルコードと、商品を販売した店舗や小売業者等を識別する店舗IDを含む販売情報を、店舗に設置されたレジ端末20から販売管理サーバ10に送信する。尚、商品のパッケージに印刷された二次元コード化されたシリアルコードは、この時点ではスクラッチシール等により保護されているため、例えば、レジ端末20のみで読み取り可能な他のバーコード等を用いることによって、レジ端末20で販売した商品の個体のシリアルコードを読み取れるようにしておくことが必要である。
小売業者等が販売した商品の個体に割り当てられたシリアルコード等の販売情報は、レジ端末20から直接販売管理サーバ10に送信するのではなく、各店舗からの情報を小売業者等のサーバに収集した上で、所定のタイミングで小売業者等のサーバから販売管理サーバ10にまとめて送信する構成としてもよい。
販売管理サーバ10では、販売情報受信部11でこうした販売情報を受信し、図7の例に示したように、商品情報記憶部15に対応する商品データベースの販売情報に含まれるシリアルコードに対応するレコードに、商品を販売した店舗や小売業者等を識別する店舗IDを記録する。これによって、商品データベースに有効フラグが立てられているシリアルコードであっても、店舗IDの記録がなければ店舗で販売されたことが確認できていないことになるため、こうしたシリアルコードが購入情報に含まれている場合は、窃盗や偽造等の不正行為の可能性があると判断することが可能になる。
このようにして販売情報を利用する不正行為の確認は、特典を有効化する処理の実行前に行うこととしてもよいし、実行後に行うこととしてもよい。前者の場合は、購入情報に含まれるシリアルコードが有効であるかを判断する際(図11のS03)に、有効フラグの状態に加えて、店舗IDの記録があるかを確認することとすればよいし、後者の場合は、所定のタイミングで特典を有効化する処理を実行したシリアルコードが、受信した販売情報に含まれるシリアルコードにも存在するかを確認して、該当するシリアルコードが含まれる販売情報が存在しない場合には、特典有効化処理部14で有効化された特典を無効化する処理(保有ポイント残高からの減算や発行した値引きクーポンを受付不可に設定する処理)を実行することとすればよい。
図7の例のように、販売情報に含まれる店舗IDを該当するシリアルコードと関連付けて記憶させた後、購入情報受信部13が、図8の例のように、そのシリアルコードを含む購入情報を顧客端末30から受信すると、特典情報記憶部16に対応する特典データベースの、購入情報に含まれる顧客IDとシリアルコードから特定される商品IDの組み合わせに対応するレコードに、シリアルコードと関連付けて記憶された店舗IDを記録する。これによって、その顧客に特典付与の対象となる商品を販売した店舗(あるいは小売業者)を特定することができるので、例えば、最初にその商品を販売した店舗(あるいは小売業者)に対して報奨金を支払ったり、その後に顧客が他店舗で同じ商品を購入した場合にも売上に応じたロイヤリティーを支払ったりすることによって、店舗や小売業者にも、対象となる商品の販売を促進するインセンティブを提供することが可能になる。
尚、小売業者等にインセンティブを付与する方法は上記の例に限定されるものではなく、小売業者等からシリアルコードを含む販売情報を受信する構成とすれば、顧客に個々の商品を販売した小売業者等を特定することができるので、上記のような最初の販売者に対するインセンティブの他に、販売を強化したい特定の商品の販売数量や販売金額に対する報奨金の支払い等、様々なインセンティブを提供することが可能になる。
10 販売管理サーバ
11 販売情報受信部
12 特典登録受付部
13 購入情報受信部
14 特典有効化処理部
15 商品情報記憶部
16 特典情報記憶部
17 顧客情報記憶部
20 レジ端末
30 顧客端末

Claims (7)

  1. 商品の購入によって付与される特典を有効化する販売管理サーバであって、
    顧客が商品を購入することによって読み取り可能になる商品の個体毎に割り当てられたユニークなシリアルコードと、前記商品を購入した顧客を識別する顧客IDを含む商品の購入情報を受信する受信手段と、
    前記購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードかを判断する判断手段と、
    前記購入情報に含まれるシリアルコードから、前記シリアルコードが付された商品を識別する商品コードを特定する特定手段と、
    顧客によって選択された所定の特典の付与の対象となる商品について、前記顧客を識別する顧客IDと前記商品を識別する商品コード、及び前記特典に関する情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記判断手段によって前記購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードと判断されると、前記記憶手段に、前記購入情報に含まれる顧客IDと前記特定手段が特定した商品コードに関連付けて記憶された特典に関する情報から、前記顧客IDから識別される顧客が前記商品コードから識別される商品を購入することによって得られる特典を決定し、前記特典を有効化する処理を実行する実行手段と、
    を備えることを特徴とする販売管理サーバ。
  2. 前記記憶手段に記憶される特典に関する情報の少なくとも一部には、顧客による商品の購入数量に応じて付与される特典と、前記購入情報の受信によって確認された前記顧客による前記商品の累積購入数量を特定できる情報が含まれていて、
    前記実行手段は、前記記憶手段に、前記購入情報に含まれる顧客IDと前記特定手段が特定した商品コードに関連付けて記憶された特典に関する情報が、顧客による商品の購入数量に応じて付与される特典と、前記購入情報の受信によって確認された前記顧客による前記商品の累積購入数量を特定できる情報である場合は、前記累積購入数量に応じて決定される特典を有効化する処理を実行すること
    を特徴とする請求項1記載の販売管理サーバ。
  3. 顧客に販売した商品の個体に対して採番されたシリアルコードと前記商品を販売した販売者を識別する販売者IDを含む商品の販売情報を受信する第2の受信手段と、
    前記実行手段が特典の有効化処理を実行した顧客と商品の組合せに対して、前記商品の商品コードを特定したシリアルコードと同一のシリアルコードを含む前記販売情報から、前記顧客に前記商品を販売した販売者の販売者IDを特定する第2の特定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の販売管理サーバ。
  4. 顧客に販売した商品の個体に対して採番されたシリアルコードを含む商品の販売情報を受信する第3の受信手段を備え、
    前記判断手段は、前記購入情報に含まれるシリアルコードについて、前記第3の受信手段が前記シリアルコードを含む販売情報を受信しており、かつ、過去に受信した購入情報に含まれるシリアルコードに該当しない場合に、前記購入情報に含まれるシリアルコードを有効なシリアルコードと判断すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の販売管理サーバ。
  5. 顧客に販売した商品の個体に対して採番されたシリアルコードを含む商品の販売情報を受信する第3の受信手段と、
    前記判断手段によって有効なシリアルコードと判断され、前記実行手段によって所定の特典を有効化する処理が実行されたシリアルコードについて、前記第3の受信手段が前記シリアルコードを含む販売情報を受信しているかを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段によって、前記第3の受信手段が前記シリアルコードを含む販売情報を受信していないと判断されると、前記実行手段によって有効化する処理が実行された特典を無効化する処理を実行する第2の実行手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の販売管理サーバ。
  6. 前記シリアルコードは、販売時には読み取り不能となるようにバーコード化されたシリアルコードがシールにより保護された状態で商品のパッケージに印刷又は貼付され、
    前記受信手段は、商品を購入した顧客が前記シールを剥がして読み取ったシリアルコードを含む購入情報を、前記顧客が操作する情報端末から受信すること
    を特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の販売管理サーバ。
  7. 商品の購入によって付与される特典を有効化する販売管理サーバが、顧客が商品を購入することによって読み取り可能になる商品の個体毎に割り当てられたユニークなシリアルコードと、前記商品を購入した顧客を識別する顧客IDを含む商品の購入情報を受信する受信ステップと、
    前記販売管理サーバが、前記購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードかを判断する判断ステップと、
    前記販売管理サーバが、前記購入情報に含まれるシリアルコードから、前記シリアルコードが付された商品を識別する商品コードを特定する特定ステップと、
    前記販売管理サーバが、前記判断ステップで前記購入情報に含まれるシリアルコードが有効なシリアルコードと判断されると、顧客によって選択された所定の特典の付与の対象となる商品について、前記顧客を識別する顧客IDと前記商品を識別する商品コード、及び前記特典に関する情報を関連付けて記憶する記憶手段に、前記購入情報に含まれる顧客IDと前記特定ステップで特定された商品コードに関連付けて記憶された特典に関する情報から、前記顧客IDから識別される顧客が前記商品コードから識別される商品を購入することによって得られる特典を決定し、前記特典を有効化する処理を実行する実行ステップと、
    を有することを特徴とする販売管理方法。
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