JP6032545B2 - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられるクリーニング装置、及び、そのクリーニング装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真式の画像形成装置では、感光体などの像担持体について、転写紙や中間転写体へトナー像を転写した後の表面に付着した不必要な転写残トナーはクリーニング手段たるクリーニング装置によって除去している。
特許文献1に記載の画像形成装置に備えられたクリーニング装置には、短冊形状の弾性体ブレードが設けられており、この弾性体ブレードの基端を支持部材で支持し先端稜線部を像担持体の表面に押し当てて、像担持体上のトナーをせき止めて掻き落とし除去する。
高画質化の要求に応えるべく、重合法等により形成された小粒径で球形に近いトナー(以下、重合トナー)が用いられることがある。この重合トナーは、従来の粉砕トナーに比べて転写効率が高いなどの特徴があり、上記要求に応えることが可能である。
しかしながら、重合トナーは、クリーニングブレードを用いて像担持体表面から除去しようとしても十分に除去することが困難であり、クリーニング不良が発生してしまう。これは、小粒径で且つ球形度に優れた重合トナーが、ブレードと像担持体との間に形成される僅かな隙間をすり抜けるからである。
かかるすり抜けを抑えるには、像担持体とクリーニングブレードとの当接圧力を高めてクリーニング能力を高める必要があるが、前記当接圧力を高めることで、次のような不具合が生じる。
すなわち、前記当接圧を高めると、像担持体23とクリーニングブレード262との摩擦力が高まり、図7(a)に示すように、クリーニングブレード262が像担持体23の移動方向に引っ張られて、先端稜線部62cがめくれてしまう。このめくれたクリーニングブレード262の先端稜線部62cが、そのめくれに抗して原形状態に復元する際に異音が発生することがある。
さらに、クリーニングブレード262の先端稜線部62cがめくれた状態でクリーニングをし続けると、図7(b)に示すように、クリーニングブレード262のブレード長手方向端面であるブレード先端面262aの先端稜線部262cから数[μm]離れた箇所に局所的な摩耗が生じてしまう。このような状態で、さらにクリーニングを続けると、この局所的な摩耗が大きくなり、最終的には、図7(c)に示すように、先端稜線部262cが欠落してしまう。先端稜線部262cが欠落してしまうと、トナーを正常にクリーニングできなくなり、クリーニング不良を生じてしまう。
一方、近年、ビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーをアクリル塗料に混合した塗料が、ハードコート塗料として注目されている。フッ素化合物モノマーが混合されたアクリル塗料を塗布対象物に塗布すると、フッ素化合物モノマーはアクリル液中に均一に存在するのではなく、気液界面に存在する性質を持つ。塗布対象物に前記アクリル塗料を塗布後、紫外線照射を行うことにより、フッ素化合物モノマーは最表面にある状態でアクリル塗料のアクリルモノマーと化学結合を行い、塗布対象物の表面の摩擦抵抗を極めて小さくすることができる。
本願出願人は、前記フッ素化合物モノマーを混合させたアクリル含浸液に弾性体ブレードを浸漬し、紫外線照射を行って改質したクリーニングブレードを作製した。そして、鋭意研究を重ねた結果、弾性体ブレードの弾性体ブレード長手方向端面である先端面を、X線光電子分光法(XPS)により測定した際のフッ素元素の割合が所定範囲にあることで、高耐久性と良好なクリーニング性とを得られることが判明した。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、高耐久性と良好なクリーニング性とを得ることができるクリーニング装置、及び、そのクリーニング装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面移動する被清掃体にカウンター方向で接し、被清掃体表面に付着した付着物を除去する短冊形状の弾性体ブレードを有するクリーニング装置であって、前記弾性体ブレードがブレード本体とこれの表面に積層された表面層とを具備するものであり、前記ブレード本体がウレタンゴムからなり、前記表面層の弾性ブレード長手方向端面である先端面が、ビニル基あるいはアクリロイル基を有するフッ素化合物モノマーとアクリルモノマーとの重合体、前記フッ素化合物モノマーとポリエン/ポリチオールとの重合体、あるいは、前記フッ素化合物モノマーとアクリルモノマーとポリエン/ポリチオールとの重合体からなり、前記先端面をX線光電子分光法により測定した際のフッ素元素の割合が16.3[atomic%]以上であることを特徴とするものである。
本発明においては、上記弾性体ブレードの上記先端面をX線光電子分光法により測定した際のフッ素元素の割合が16.3[atomic%]以上であることで、後述する実験で明らかにしたように、高耐久性と優れたクリーニング性とを得ることができる。
以上、本発明によれば、高耐久性と優れたクリーニング性とを得ることができるという優れた効果がある。
クリーニングブレードの斜視図。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 作像ユニットの概略構成を示す構成図 (a)及び(b)は、円形度の測定方法を説明するための説明図。 クリーニングブレードの拡大構成図。 弾性体ブレードの摩耗幅の測定箇所を示した模式図。 (a)クリーニングブレード先端稜線部がめくれた状態を示す図、(b)クリーニングブレードの先端面の局所的な摩耗について説明する図、(c)クリーニングブレードの先端稜線部が欠落した状態を示す図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタ500という)の一実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るプリンタ500の基本的な構成について説明する。
図2は、実施形態に係るプリンタ500の概略構成図である。プリンタ500は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)用の四つの作像ユニット1Y,C,M,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
四つの作像ユニット1の上方には、中間転写体としての中間転写ベルト14を備える転写ユニット60が配置されている。詳細は後述する各作像ユニット1Y,1C,1M,1Kが備える感光体3Y,3C,3M,3Kの表面上に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト14の表面上に重ね合わせて転写される構成である。
また、四つの作像ユニット1の下方に光書込ユニット40が配設されている。潜像形成手段たる光書込ユニット40は、画像情報に基づいて発したレーザー光Lを、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Kの感光体3Y,3C,3M,3Kに照射する。これにより、感光体3Y,3C,3M,3K上にY,C,M,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット40は、光源から発したレーザー光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー41によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体3Y,C,M,Kに照射するものである。かかる構成のものに代えて、LDEアレイによる光走査を行うものを採用することもできる。
光書込ユニット40の下方には、第一給紙カセット151、第二給紙カセット152が鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセット内には、それぞれ、記録媒体である転写紙Pが複数枚重ねられた紙束の状態で収容されており、一番上の転写紙Pには、第一給紙ローラ151a、第二給紙ローラ152aがそれぞれ当接している。第一給紙ローラ151aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第一給紙カセット151内の一番上の転写紙Pが、カセットの図中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路153に向けて排出される。また、第二給紙ローラ152aが図示しない駆動手段によって図2中反時計回りに回転駆動せしめられると、第二給紙カセット152内の一番上の転写紙Pが、給紙路153に向けて排出される。
給紙路153内には、複数の搬送ローラ対154が配設されている。給紙路153に送り込まれた転写紙Pは、これら搬送ローラ対154のローラ間に挟み込まれながら、給紙路153内を図2中下側から上側に向けて搬送される。
給紙路153の搬送方向下流側端部には、レジストローラ対55が配設されている。レジストローラ対55は、転写紙Pを搬送ローラ対154から送られてくる転写紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の二次転写ニップに向けて送り出す。
図3は、四つの作像ユニット1のうちの一つの概略構成を示す構成図である。図3に示すように、プリンタは、像担持体としてのドラム状の感光体3を備えている。感光体3はドラム状の形状を示しているが、シート状、エンドレスベルト状のものであっても良い。
感光体3の周囲には、帯電装置4、現像装置5、転写装置7、クリーニング装置6、潤滑剤塗布装置10、及び、除電ランプ(不図示)等が配置されている。
帯電装置4は、感光体3に所定の距離を持って非接触で配置され、感光体3を所定の極性、所定の電位に帯電するものである。帯電装置4によって一様帯電された感光体3は、図示しない潜像形成手段たる露光装置から画像データに基づいてレーザー光Lが照射され静電潜像が形成される。
現像装置5は、現像剤担持体としての現像ローラ51を有している。この現像ローラ51には、図示しない電源から現像バイアスが印加されるようになっている。現像装置5のケーシング内には、ケーシング内に収容された現像剤を互いに逆方向に搬送しながら攪拌する供給スクリュ52及び攪拌スクリュ53が設けられている。また、現像ローラ51に担持された現像剤を規制するためのドクタブレード54も設けられている。供給スクリュ52及び攪拌スクリュ53の2本スクリュによって撹拌・搬送された現像剤中のトナーは、所定の極性に帯電される。そして、現像剤は、現像ローラ51に汲み上げられ、汲み上げられた現像剤は、ドクタブレード54により規制され、感光体3と対向する現像領域でトナーが感光体3上の潜像に付着する。
クリーニング装置6は、ファーブラシ101、クリーニングブレード62などを有している。クリーニングブレード62は、感光体3の表面移動方向に対してカウンター方向で感光体3に当接している。なお、クリーニングブレード62の詳細については後述する。
潤滑剤塗布装置10は、固形潤滑剤103、潤滑剤加圧スプリング(不図示)等を備え、固形潤滑剤103を感光体3上に塗布する塗布ブラシとしてファーブラシ101を用いている。固形潤滑剤103は、図示しないブラケットに保持され、潤滑剤加圧スプリング(不図示)によりファーブラシ101側に加圧されている。そして、感光体3の回転方向に対して連れまわり方向に回転するファーブラシ101により固形潤滑剤103が削られて感光体3上に潤滑剤が塗布される。感光体3への潤滑剤塗布により感光体表面の摩擦係数が非画像形成時に0.2以下に維持される。
帯電装置4には、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器(ソリッド・ステート・チャージャー)を始めとする公知の手段が用いられる。
これらの帯電方式のうち、特に接触帯電方式、あるいは非接触の近接配置方式がより望ましく、帯電効率が高くオゾン発生量が少ない、装置の小型化が可能である等のメリットを有する。
また、図示しない露光装置、除電ランプ等の光源には、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンランプ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LED)、半導体レーザー(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの発光物全般を用いることができる。
また、所望の波長域の光のみを照射するために、シャープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外カットフィルター、ダイクロイックフィルター、干渉フィルター、色温度変換フィルターなどの各種フィルターを用いることもできる。
これらの光源のうち、発光ダイオード、及び半導体レーザーは照射エネルギーが高く、また600〜800[nm]の長波長光を有するため、良好に使用される。
次に、プリンタにおける画像形成動作を説明する。
図示しない操作部などからプリント実行の信号を受信したら、帯電装置4、現像ローラ51にそれぞれ所定の電圧または電流が順次所定のタイミングで印加される。同様に、露光装置及び除電ランプなどにもそれぞれ所定の電圧又は電流が順次所定のタイミングで印加される。また、これと同期して、駆動手段としての感光体駆動モータ(不図示)により感光体3が図中矢印方向に回転駆動される。
感光体3が図中矢印方向に回転すると、まず感光体表面が、帯電装置4によって所定の電位に帯電される。そして、図示しない露光装置から画像信号に対応した光Lが感光体3上に照射され、光Lが照射された部分の感光体3上が除電され静電潜像が形成される。
静電潜像の形成された感光体3は、現像装置5との対向部で現像ローラ51上に形成された現像剤の磁気ブラシで感光体表面を摺擦される。このとき、現像ローラ51上の負帯電トナーは、現像ローラ51に印加された所定の現像バイアスによって、静電潜像側に移動し、トナー像化(現像)される。このように、本実施形態では、感光体3上に形成された静電潜像は、現像装置5によって、負極性に帯電されたトナーにより反転現像される。本実施形態では、N/P(ネガポジ:電位が低い所にトナーが付着する)の非接触帯電ローラ方式を用いた例について説明したが、これに限るものではない。
感光体3上に形成されたトナー像は、図示しない給紙部から上レジストローラと下レジストローラとの対向部を経て、感光体3と転写装置7との間に形成される転写領域に給紙される転写紙に転写される。このとき、転写紙は上レジストローラと下レジストローラとの対向部で画像先端と同期を取り供給される。また、転写紙への転写時には、所定の転写バイアスが印加される。トナー像が転写された転写紙は感光体3から分離され、図示しない定着手段としての定着装置へ搬送される。そして、定着装置を通過する事により、熱と圧力の作用でトナー像が転写紙上に定着されて、転写紙は機外に排出される。
一方、転写後の感光体3の表面は、クリーニング装置6で転写後の残留トナーが除去され、潤滑剤塗布装置10によって潤滑剤が塗布された後、除電ランプで除電される。
また、本プリンタにおいては、感光体3と、プロセス手段として帯電装置4、現像装置5、クリーニング装置6、潤滑剤塗布装置10などが枠体2に収められており、プロセスカートリッジ1として装置本体から一体的に着脱可能となっている。なお、本実施形態では、プロセスカートリッジ1としての感光体3とプロセス手段とを一体的に交換するようになっている。しかしながら、感光体3、帯電装置4、現像装置5、クリーニング装置6、潤滑剤塗布装置10のような単位で新しいものと交換するような構成でもよい。
次に、本プリンタに好適なトナーについて説明する。
本プリンタに用いるトナーとしては、画質向上のために、高円形化、小粒径化がし易い懸濁重合法、乳化重合法、分散重合法により製造された重合トナーを用いるのが好ましい。特に、円形度が0.97以上、体積平均粒径5.5[μm]以下の重合トナーを用いるのが好ましい。平均円形度が0.97以上、体積平均粒径5.5[μm]のものを用いることにより、より高解像度の画像を形成することができる。
ここでいう「円形度」は、フロー式粒子像分析装置FPIA−2000(東亜医用電子株式会社製、商品名)により計測した平均円形度である。具体的には、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150[ml]中に、分散剤として界面活性剤好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜0.5[ml]加え、更に測定試料(トナー)を0.1〜0.5[g]程度加える。その後、このトナーが分散した懸濁液を、超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、分散液濃度が3000〜1[万個/μl]となるようにしたものを上述の分析装置にセットして、トナーの形状及び分布を測定する。そして、この測定結果に基づき、図4(a)に示す実際のトナー投影形状の外周長をC1、その投影面積をSとし、この投影面積Sと同じ図4(b)に示す真円の外周長をC2としたときのC2/C1を求め、その平均値を円形度とした。
体積平均粒径については、コールターカウンター法によって求めることが可能である。具体的には、コールターマルチサイザー2e型(コールター社製)によって測定したトナーの個数分布や体積分布のデータを、インターフェイス(日科機社製)を介してパーソナルコンピューターに送って解析するのである。
より詳しくは、1級塩化ナトリウムを用いた1[%]NaCl水溶液を電解液として用意する。そして、この電解水溶液100〜150[ml]中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5[ml]加える。更に、これに被検試料としてのトナーを2〜20[mg]加え、超音波分散器で約1〜3分間分散処理する。そして、別のビーカーに電解水溶液100〜200[ml]を入れ、その中に分散処理後の溶液を所定濃度になるように加えて、上記コールターマルチサイザー2e型にかける。アパーチャーとしては、100[μm]のものを用い、50,000個のトナー粒子の粒径を測定する。
チャンネルとしては、2.00〜2.52[μm]未満;2.52〜3.17[μm]未満;3.17〜4.00[μm]未満;4.00〜5.04[μm]未満;5.04〜6.35[μm]未満;6.35〜8.00[μm]未満;8.00〜10.08[μm]未満;10.08〜12.70[μm]未満;12.70〜16.00[μm]未満;16.00〜20.20[μm]未満;20.20〜25.40[μm]未満;25.40〜32.00[μm]未満;32.00〜40.30[μm]未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00[μm]以上32.0[μm]以下のトナー粒子を対象とする。
そして、「体積平均粒径=ΣXfV/ΣfV」という関係式に基づいて、体積平均粒径を算出する。ただし、「X」は各チャンネルにおける代表径、「V」は各チャンネルの代表径における相当体積、「f」は各チャンネルにおける粒子個数である。
本実施形態のプリンタのクリーニング装置6で用いられるクリーニングブレード62の母体に使用される弾性体ブレードは、一般的従来公知の組成、工法で製造することができる。図1は、クリーニングブレード62の斜視図であり、図5は、クリーニングブレード62の拡大断面図である。
クリーニングブレード62は、短冊形状の弾性体ブレードで構成されており、クリーニングブレード長手方向端面である先端面としてのカット面62a、及び、感光体表面に対向する面であるブレード下面としての下面62bを有している。また、カット面62aの全体、及び、下面62bの先端稜線部62c側の部分に、先端稜線部62cを覆うように表面層623が形成されている。
クリーニングブレード62は、金属や硬質プラスチックなどの剛性材料からなる短冊形状のホルダー621の一端側に接着剤などにより固定されており、ホルダー621の他端側は、クリーニング装置6のケースに片持ち支持されている。クリーニングブレード62に用いられる弾性体ブレードとしては、感光体3の偏心や感光体表面の微小なうねりなどに追随できるように、高い反発弾性体率を有するものが好ましく、ウレタン基を含むゴムであるウレタンゴムなどが好適である。
ポリウレタンエラストマーは、通常、ポリオール成分としてポリエチレンアジペートエステルやポリカプロラクトンエステルを用い、ポリイソシアネート成分として4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを用いてプレポリマーを調製する。そして、これに硬化剤及び必要に応じて触媒を加えて、所定の型内にて架橋し、炉内にて後架橋させた後、常温で放置熟成することによって製造されている。
高分子量ポリオールとしては、例えば、アルキレングリコールと脂肪族二塩基酸との縮合体であるポリエステルポリオール、例えば、エチレンアジペートエステルポリオール、ブチレンアジペートエステルポリオール、ヘキシレンアジペートエステルポリオール、エチレンプロピレンアジペートエステルポリオール、エチレンブチレンアジペートエステルポリオール、エチレンネオペンチレンアジペートエステルポリオールのようなアルキレングリコールとアジピン酸とのポリエステルポリオール等のポリエステル系ポリオール、カプロラクトンを開環重合して得られるポリカプロラクトンエステルポリオール等のポリカプロラクトン系ポリオール、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコール等のポリエーテル系ポリオール等が用いられる。
他に低分子量ポリオールとしては、例えば、1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヒドロキノン−ビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフエニルメタン、4,4’−ジアミノジフエニルメタン等の二価アルコールや、1,1,1−トリメチロールプロパン、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、1,1,1−トリス(ヒドロキシエトキシメチル)プロパン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール等の三価及びそれ以上の多価アルコールを挙げることができる。
硬化触媒の具体例として、例えば、2−メチルイミダゾールや1,2−ジメチルイミダゾールを挙げることができるが、特に、1,2−ジメチルイミダゾールが好ましく用いられる。このような触媒は、通常、主剤100重量部に対して、0.01〜0.5重量部、好ましくは0.05〜0.3重量部の範囲で用いられる。
ここで、クリーニングブレードの高寿命化に対し、例えば特開2005−107376号公報には、ポリウレタンエラストマーからなるブレード材料の感光体との当接部に、イソシアネートを0.1[mm]積層したクリーニングブレードが開示されている。このクリーニングブレードは、アモルファスシリコンの無機系の感光体に対しては、優れた性能を示す。しかしながら、無機微粒子を表面層に用いた有機感光体においては、感光体と接する先端が早期に欠けてしまい、クリーニング不良を発生することが多かった。
特許第3602898号公報には、ポリウレタンエラストマーからなるクリーニングブレードの少なくとも感光体との当接部に、アクリルウレタンモノマーを含浸させ、UV(紫外線)光を照射して硬化させたクリーニングブレードが開示されている。このクリーニングブレードは、画像形成を行う初期においてはクリーニング性に問題はないものの、画像形成を繰り返していくと、感光体と接する先端が欠け、クリーニング不良を引き起こすことが多かった。
また、アクリルウレタンモノマーの硬度は、ポリウレタンエラストマー中に含浸した状態では測定できないので、アクリルウレタンモノマーをガラス板上に塗布し、UV光を照射して硬化させた膜は、十分な硬度を有していることが確認できた。しかしながら、アクリルウレタンモノマーを含浸させ、UV光を照射したウレタンエラストマーの硬度は、予想されるよりも遥かに小さく、何も処理していないウレタンエラストマーの硬度とほとんど変化がなかったり、逆に柔らかくなったりすることもあった。
また、このクリーニングブレードにおいては、アクリルウレタンモノマーを含浸させることで、クリーニングブレードの硬度が上がることにより、クリーニングブレード端部の変形が起こらなくなるため、端部に係る実質的な圧力は非常に強くなる。アクリルウレタンが重合したものは、摩擦抵抗が高いため、感光体と接する先端が欠けやすいことが分かった。
また、上記特許文献1には、クリーニングブレードに低摩耗化処理層を設けることにより、感光体とクリーニングブレードの摩擦力を低減させた画像形成装置が開示されている。このクリーニングブレードは、画像形成をそれほど行っていない初期の場合には、非常に優れたクリーニング性を有している。しかしながら、画像形成を繰り返していると、低摩耗処理層の最表面の低摩耗処理物質が脱落してしまい、感光体とクリーニングブレードの摩擦力が高くなって、クリーニングブレードの欠けが部分的に起きてしまい、クリーニング不良が発生してしまっていた。
近年、ビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマー(例えば、特開2005−15753号公報)をアクリル塗料に混合した塗料が、ハードコート塗料として注目されている。ビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーは、アクリル塗料に混合され、塗布すると、アクリル塗料中に、均一に存在知るのではなく、気液界面に存在する性質を持つ。そのため、塗布後、紫外線照射を行うことにより、ビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーは、最表面にある状態で、アクリル塗料のアクリルモノマーと、化学結合を行い、物質表面の摩擦抵抗を極めて小さくすることができる。
本願発明者らは、クリーニングブレードを、このビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーを混合させたアクリル含浸液に浸漬し、紫外線照射を行いクリーニングブレードを改質してみた。すると、クリーニングブレード表面の摩擦抵抗を小さくできる場合が多いものの、バラツキが激しく、摩擦抵抗の小さなものであっても、使用していくうちに、直ぐに摩擦抵抗は上がってしまい、クリーニング性能が悪くなってしまっていた。また、直ぐに摩擦抵抗が上がっていくものは、クリーニングブレードの欠けが発生しやすいことが分かった。
本願発明者らが詳細に調査した結果、直ぐに摩耗抵抗が上がっていくものは、クリーニングブレード上の塗膜の厚みが厚く、基材の変形に硬いアクリル樹脂が耐え切れず、微細な割れが生じてしまい、その微細な割れから、欠けに至ってしまうことが分かった。
また、摩擦抵抗が下がらなかったクリーニングブレードは、クリーニングブレードの最表面にフッ素系物質がほとんど存在していないことが分かった。
本発明者らは次に、クリーニングブレード上に、ビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーを混合させたアクリル塗工液をスプレー塗工により塗布し、UV光を照射して、クリーニングブレード表面の改質を行った。すると、塗工した液の量が多ければ、クリーニングブレード表面の摩擦抵抗を下げることは可能であった。しかしながら、クリーニングブレードを使用していくと、摩擦抵抗はすぐに上がってしまい、クリーニング性能が悪くなってしまっていた。摩擦抵抗が高くなるのは、アクリル塗料を含浸させたときよりも早かった。
本願発明者らが詳細に調べたところ、クリーニングブレード端部に圧力をかけて擦ると、アクリル樹脂層がクリーニングブレードから剥がれたり、微細な割れが簡単に生じたりしてしまうことが分かった。アクリルモノマーは、基材のウレタンとは、化学的な結合は生じないため、クリーニングブレード表面にアクリル樹脂層を積層しただけでは、ウレタンゴムの変形についていけず、剥がれたり、微細な割れが簡単に生じたりしてしまうことが分かった。
ここで、本願発明者らは、クリーニングブレード表面の硬度を上げながら、摩擦抵抗を下げるためには、どうすればよいか、鋭意検討を行った。
クリーニングブレード表面の摩擦抵抗を下げるためには、フッ素化合物を用いることは必須であるが、フッ素化合物は再表面にしか存在せず、アクリルモノマーと反応することによりアクリル樹脂層上に固定される。
問題はアクリル樹脂層が厚いと、アクリル樹脂層自体が割れ易くなる。一方、アクリル樹脂層が薄く、クリーニングブレード表面を覆わなければ、フッ素化合物による摩擦抵抗の減少は期待できない。それに対して、予め、クリーニングブレードにアクリルモノマーを含浸させておき、その後、ビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーを混合させたアクリル塗工液を少量塗布して重合させる。これにより、クリーニングブレードに含浸したアクリル化合物の重合体は、基材のウレタンゴムと一体になる。そのため、ウレタンゴムから剥がれることはなく、かつ、前記フッ素化合物モノマーとは、クリーニングブレードの表面で化学的に結合する。また、アクリル樹脂層が非常に薄いので、アクリル樹脂層自体の割れは起こらず、表面のアクリル樹脂層は、含浸しているアクリル重合体と化学的に結合するため、剥がれることがないことを見出した。
本実施形態では、クリーニングブレード62のカット面62aを、XPS(X−ray Photoelectron Spectroscopy;X線光電子分光法)により測定を行う。そして、測定されたフッ素元素の割合が、16.3[atomic%]以上、好ましくは18[atomic%]以上、より好ましくは19[atomic%]以上、さらに好ましくは20〜50[atomic%]である。
クリーニングブレード62のカット面62aにおけるフッ素元素の割合が上記範囲であれば、クリーニングブレード62と感光体3とが摺擦する際の摩擦抵抗を大幅に低下させることができる。よって、優れたクリーニング性能を維持しながら、クリーニングブレード62の耐久性を大幅に向上させることができる。
XPSによる元素分析では、最表面から内部に5[nm]の範囲の元素しか測定されない。したがって、フッ素元素の割合が16.3[atomic%]以上、好ましくは18[atomic%]以上と言うことは、フッ素化合物が確実にクリーニングブレード表面に存在していることを表している。
本実施形態のプリンタに用いるクリーニングブレード62の表面のフッ素成分は、摺擦しても容易に取れることはなく、クリーニングブレード62は、次のような特性を有する。本実施形態のプリンタに、ドラム状の感光体3と同形状のアルミニウムドラムを感光体3の代わりに搭載する。そして、アルミニウムドラムとクリーニングブレード62とを1分間摺擦した後、クリーニングブレード62のカット面62aをXPSにより測定する。その測定によりフッ素元素の割合が、16.3[atomic%]以上、好ましくは18[atomic%]以上、より好ましくは19[atomic%]以上、さらに好ましくは20〜50[atomic%]である。
基本的には、クリーニングブレード62をプリンタに搭載する前(クリーニングブレード製造時)とフッ素元素の割合に変わらない。しかしながら、感光体3(アルミニウムドラム)とクリーニングブレード62とが摺擦することにより、フッ素成分は表面の水平方向に並びやすくなるため、若干高めの値となる傾向になる。
摺擦させたクリーニングブレード62のカット面62aをXPSによって測定する際に、感光体3ではなくアルミニウムドラムを用いたのは、次の理由による。すなわち、感光体表面に存在するシリコンオイルや、有機物成分がクリーニングブレード表面に静電引力等で付着してしまうからである。この場合、XPSは敏感であり、クリーニングブレード表面のフッ素成分の上に付着物の成分を検出し、付着物の下のフッ素成分を検出できなくなる。これら付着物の付着力は弱く、使用中は排除、付着を繰り返し、クリーニングブレード62の性能を左右するものではないが、XPSによる測定誤差として大きいためである。
一方、アルミニウムドラムであれば、クリーニングブレード62と摺擦を行っても、アルミニウムドラムからクリーニングブレード62を汚染する成分は出てこない。そのため、摺擦後のクリーニングブレード表面のフッ素成分のみを、XPSによって正確に測定することができる。また、クリーニングブレード62の機械的な変形等は、実際の感光体3を用いた使用条件と同じなため、クリーニングブレード表面のフッ素成分の変化を、正確に測定することが可能となる。
また、クリーニングブレード62のカット面62aをXPSで測定した際、炭素元素の割合をA[atomic%]、炭素元素中のCFの割合とCFの割合との合計をB[atomic%]としたとき、「A×B÷100」が、5[atomic%]以上である。より好ましくは、6[atomic%]以上である。
−CFと−CFは、クリーニングブレード表面の摩擦抵抗減少に、効果がある基である。特に、−CFが多いほど、摩擦抵抗減少の効果が大きく、−CFは、−CFに比べて、2〜3倍にすることが摩擦抵抗減少の効果が高い。また、ビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーを製造が容易であり、且つ、アクリルモノマーへの溶解性もよく、好ましい。
本実施形態のプリンタに用いるクリーニングブレード62は、クリーニングブレード表面から、5[μm]〜100[μm]、好ましくは8[μm]〜80[μm]、さらに好ましくは10[μm]〜70[μm]の深さまで、アクリレート重合体が含浸している。このアクリレート重合体は、クリーニングブレード62の機械的強度を高めるとともに、表面のフッ素成分を化学的に固定するために、不可欠である。
アクリレート重合体がクリーニングブレード62に含浸している深さが5[μm]より小さいと、アクリレート重合体を含浸していないブレードの耐久性が低下するとともに、カット面62aの表面のフッ素成分を固定することができない。そのため、何も改質していないクリーニングブレード62よりもむしろ性能が低下してしまう。また、アクリレート重合体がクリーニングブレード62に含浸している深さが100[μm]よりも深いと、アクリレート重合体の含浸している深さをクリーニングブレード62の長手方向全体にわたって均一にはできない。そのため、クリーニングブレード62の機械的特性にばらつきが生じてしまい。機械的特性の弱い場所からクリーニングブレード62が欠けやすくなるため、好ましくない。
クリーニングブレード62への、アクリレート重合体を含浸させ方としては、アクリレートモノマーを含む溶液に、クリーニングブレード62を一定時間含浸させる。その際、クリーニングブレード62の乾燥は十分に行っていることが重要である。また、アクリレートモノマーを含む溶液にクリーニングブレード62を含浸させる際には、減圧下でアクリレートモノマーを含む溶液にクリーニングブレード62を浸漬した後、常圧に戻したり、さらに加圧したりする。これにより、アクリレートモノマーは、高濃度でクリーニングブレード62内に含浸することができる。
クリーニングブレード62へアクリレートモノマーを含む溶液を含浸させた後、クリーニングブレード表面に付着している溶液は不要であるため、ウエス等による拭き取り、あるいはエアナイフ等により除去することが好ましい。
クリーニングブレード内部にアクリレートモノマーを含浸させる際には、溶液中にビニル基あるいはアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーは必要ない。これは、アクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーは、気液界面に存在しやすい性質のため、クリーニングブレード内部には侵入しにくい。また、フッ素成分は、クリーニングブレード表面にあってこそ、摩擦抵抗を減少させるものであり、クリーニングブレード内部にあっても効果はほとんどない。
クリーニングブレード内部にアクリレートモノマーを十分含浸させた後、クリーニングブレード表面にアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーを含有したアクリレートモノマー溶液を塗布する。その際、塗布する溶液は、フッ素化合物モノマーを表面に一定量以上存在させることができれば、できるだけ少ない方が良い。前述のように、フッ素化合物モノマーは、気液界面に存在しやすい性質がある。
そのため、塗工した溶液が、クリーニングブレード内部に過剰に染みこんでいかなければ、クリーニングブレード表面に存在する。そして、クリーニングブレード内部に含浸したアクリレートモノマーと化学的に反応、あるいは、塗布したアクリルモノマーを介して、クリーニングブレード内部に含浸したアクリレートモノマーと化学的に結合させることができる。また、アクリレートモノマーに変えて、ポリエン/ポリチオールを用いても、同様の効果を得ることができる。
その後、UV光、電子線等のエネルギー線を照射することで、アクリレートモノマー及びアクリロイル基含有のフッ素化合物モノマーを含有したアクリレートモノマーを重合させることができる。
エネルギー線を照射する際のクリーニングブレード付近の酸素濃度は、2[%]以下、好ましくは1[%]であることが好ましい。クリーニングブレード付近の酸素濃度が2[%]より高くなると、クリーニングブレード内部のアクリレートモノマーは、未反応あるいはオリゴマーにしかならない。そのため、内部でのクリーニングブレード62の強度を低下させてしまい、クリーニングブレード62の欠けが生じやすく、好ましくない。
アクリレートモノマーや、必要によりアクリレートモノマーの粘度を下げる溶剤には、溶存酸素を通常含んでいる。そのため、ヘリウムやアルゴン、窒素等の不活性ガスをバブリングしたり、減圧脱気を行ったりすることにより、溶存酸素を除去していることが好ましい。
<表面層>
表面層623は、基本的に最表面にフッ素成分を有するアクリル重合体及び/又は、ポリエン/ポリチオール樹脂である。このアクリル重合体は、前述のようにクリーニングブレード内部のアクリル重合体と化学的に結合し、固定される。
表面層623の層厚は基本的には薄いほどよいが、0.01[μm]〜1.00[μm]、好ましくは、0.02[μm]〜0.6[μm]にすることが好ましい。層厚が0.01[μm]より小さいと、表面層を均一に形成することが難しく、表面層のない箇所が生じやすく、好ましくない。層厚が1[μm]より大きいと、クリーニングブレード62の変形に、表面層が耐えられなくなり、微細な割れが発生しやすく、このましくない。
[実験]
<クリーニングブレード62の母体である弾性体ブレード>
クリーニングブレード62を構成する弾性体ブレードとしては、リコー製imagio mp C6001で用いられているポリウレタン製の弾性体ブレードを使用した。
<弾性体ブレード中へのアクリレート材料の含浸>
弾性体ブレードの先端部を、塗工液に5分間浸漬した。弾性体ブレードを塗工液から引き上げ、弾性体ブレードの表面に付着した余剰の塗工液滴を、吸水性スポンジローラで拭きとった。
<表面層>
スプレー塗工によりクリーニングブレード62の被清掃体に当接させる先端部に表面層623を形成した。スプレー装置は、オリンポス社製PC―308WIDEを用いた。そして、前記先端部の表面から35[mm]離れたところから、0.5[MPa]の圧力で7.5[mm/s]の速度でスプレーガンを移動させながら所定の層厚となるように吐出量を調整して塗工した。その後、5分間放置後、30[℃]で10分間真空乾燥を行った後、紫外線照射(1000[mJ/cm])を行った。
スプレー塗工液に用いた薬品は、全て凍結真空脱気を行い、酸素を除去したものを用いた。スプレー塗工、乾燥は、酸素濃度が100[ppm]以下の環境で行った。
(アクリレート材料1)
ペンタエリストール・トリアクリレート:80部
ジペンタエリストール・トリアクリレート:20部
チバケミカル製I−184:5部
2−ブタノール:60部
(アクリレート材料2)
ペンタエリストール・トリアクリレート:80部
ジペンタエリストール・トリアクリレート:20部
チバケミカル製I−184:5部
ダイキンOPTOOL DAC−HP:1部
2−ブタノール:89部
(アクリレート材料3)
ペンタエリストール・トリアクリレート:70部
トリメチロールプロパントリアクリレート:30部
チバケミカル製I−184:5部
2−ブタノール:60部
(アクリレート材料4)
ペンタエリストール・トリアクリレート:70部
トリメチロールプロパントリアクリレート:30部
ダイキンOPTOOL DAC−HP:7部
チバケミカル製I−184:5部
2−ブタノール:60部
作製されたクリーニングブレード62を、感光体3と同一形状のアルミニウムドラムを組み込んだリコー製imagio mp C6001に組み込み、クリーニングブレード62とアルミニウムドラムとを1分間摺擦した。
作製したクリーニングブレード62(製造時のクリーニングブレード62)と、摺擦したクリーニングブレード62のカット面62aを、XPSにより測定し、フッ素元素の存在比を測定した。
また、作製したクリーニングブレード62を、一本の長手方向中央をクライオミクロトームで、厚さ1000[nm]の切片を作製し、シリコンウエハー上に切片を載せ、光学顕微鏡及びSEMにより表面層の膜厚を測定した。また、クリーニングブレード62の端部より内側に向かって、顕微FT−IR装置によりIR測定を行い、アクリレート重合体の含浸の深さを測定した。アクリレート重合体の含浸の深さは、アクリレート重合体のIRピークである1162[cm−1]付近のピークの存在で評価した。表面層の厚みは、SEMにより評価した。
(実施例1)
クリーニングブレード62の母体である弾性体ブレード中へのアクリレート材料の含浸に、アクリレート材料1を用い、表面層623の塗工液にアクリレート材料2を用い、クリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層623の厚み:0.06[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:51[μm]
(実施例2)
クリーニングブレード62の母体である弾性体ブレード中へのアクリレート材料の含浸に、アクリレート材料3を用い、表面層623の塗工液にアクリレート材料4を用い、クリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層の厚み:0.09[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:43[μm]
(実施例3)
実施例2において、表面層623の塗工を2回行う以外は、実施例2と同様にして、クリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層623の厚み:0.14[μm]、0.33[μm]、0.98[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:40[μm]、41[μm]、39[μm]
(実施例4)
実施例2において、表面層623の塗工を、5回行う以外は、実施例2と同様にして、クリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層623の厚み:0.33[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:41[μm]
(実施例5)
実施例2において、表面層623の塗工を10回行う以外は、実施例2と同様にして、クリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層623の厚み:0.98[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:39[μm]
(実施例6)
実施例2において、クリーニングブレード62の母体である弾性ブレードを入れたガラス製容器内を10[mmHg]まで減圧し、容器内を減圧した状態で、アクリレート材料3を容器内に注入し、25秒間、その状態を保持する。その後、容器内を常圧にし、アクリレート材料を弾性ブレードに含浸させる以外は、実施例2と同様にして、クリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層の厚み:0.07[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:65[μm]
(実施例7)
実施例6において、表面層623のアクリレート材料4のダイキンOPTOOL DAC−HPを3部とする以外は、実施例6と同様にクリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層623の厚み:0.09[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:70[μm]
(比較例1)
実施例3において、表面層623のアクリレート材料4のダイキンOPTOOL DAC−HPを用いず、表面層623の塗工を11回行う以外は、実施例3と同様にして、クリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層623の厚み:1.3[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:40[μm]
(比較例2)
比較例1において、表面層623のアクリレート材料3のダイキンOPTOOL DAC−HPを0.3部とする以外は、比較例1と同様にしてクリーニングブレード62を作製した。
また、表面層623の厚みとアクリレート重合体の含浸深さは次の通りである。
・表面層の厚み:1.4[μm]
・アクリレート重合体の含浸深さ:40[μm]
次に、検証実験を行った画像形成装置の構成について説明する。
実施例1〜実施例7と比較例1及び比較例2それぞれのクリーニングブレード62をリコー製カラー複合機(imagio mp C5000)に取り付けた。また、トナーは重合法により作製したトナーを用いた。なお、トナーの物性は、以下のとおりである。
トナー母体:円形度0.98、平均粒径4.7[μm]
外添剤 :小粒径シリカ1.5部(クラリアント製H2000)
小粒径酸化チタン0.5部(テイカ製MT−150AI)
大粒径シリカ1.0部(電気化学工業製UFP−30H)
検証実験は、実験室環境:21[℃]・65[%RH]、通紙条件:画像面積率5[%]チャートを3[プリント/ジョブ]で、100000枚(A4横)で行った。そして、以下の項目を評価した。
[評価項目]
・クリーニング不良発生:有無(目視観察)
・評価時画像:縦帯パターン(紙進行方向に対して)43[mm]幅、3本チャート出力20枚(A4横)
・ブレードエッジ摩耗幅、摩耗形態:図6に示すようにクリーニングブレード62の下面側からみた摩耗幅、摩耗形態
表1に検証実験の結果を示す。
Figure 0006032545
なお、表1中の「クリーニング不良発生」欄の「◎」はクリーニング不良無しを示している。「○」は実使用上問題無い程度のクリーニング不良有りを示している。「×」は実使用で許容できない程度のクリーニング不良有りを示している。また、表面層623の層厚は、キーエンス製マイクロスコープVHX−100を用い、別途同様に塗工した弾性体ブレード622の断面により測定した。試料は日進EM製SEM試料作製用トリミングカミソリを用い断面を切断したものとした。
表1からわかるように、比較例1及び比較例2のクリーニングブレード62に対して、実施例1〜実施例7のクリーニングブレード62は、優れたクリーニング性能を維持しながら、クリーニングブレード62の耐久性を大幅に向上させることができるのがわかる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
表面移動する感光体3などの被清掃体にカウンター方向で接し、被清掃体表面に付着したトナーなどの付着物を除去するクリーニングブレード62などの短冊形状の弾性体ブレードを有するクリーニング装置6などのクリーニング装置において、前記弾性体ブレードの弾性体ブレード長手方向端面であるカット面62aなどの先端面を、X線光電子分光法により測定した際のフッ素元素の割合が16.3[atomic%]以上である。これよれば、上記実施形態について説明したように、高耐久性と優れたクリーニング性を併せ持つことができる。
(態様B)
(態様A)において、X線光電子分光法により測定されたフッ素元素の割合が18[atomic%]以上である。これによれば、上記実施形態について説明したように、より優れたクリーニング性を得ることができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、上記弾性体ブレードの上記先端面をX線光電子分光法により測定し、その際、炭素元素の割合をA[atomic%]、炭素元素中のCFの割合とCFの割合との合計をB[atomic%]としたとき、A×B÷100≧5[atomic%]の関係を満たす。これによれば、上記実施形態について説明したように、被清掃体と弾性体ブレードとの間で生じる摩擦力を小さくすることができ、弾性体ブレードの耐久性が大幅に向上する。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、上記弾性体ブレードにアクリル化合物が含浸している。これによれば、上記実施形態について説明したように、弾性体ブレードの機械的強度を補強するとともに、表面のフッ素成分を確実に固定することができる。
(態様E)
(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)において、上記弾性体ブレードの表面にフッ素化合物を含む表面層623などの表面層が形成されており、表面層の厚みが0.01[μm]〜1.00[μm]である。これによれば、上記実施形態について説明したように、弾性体ブレードの変形に対して、表面層にひびや剥がれが生じるのを抑制することができる。
(態様F)
感光体3などの像担持体と、像担持体の表面を帯電する帯電装置4などの帯電手段と、帯電した像担持体の表面に静電潜像を形成する光書込ユニット40などの潜像形成手段と、像担持体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像化する現像装置5などの現像手段と、像担持体の表面のトナー像を転写体に転写する転写装置7などの転写手段と、像担持体の表面に当接して、像担持体の表面に付着したトナーなどの付着物を除去するクリーニング装置6などのクリーニング手段とを備えたプリンタなどの画像形成装置において、前記クリーニング手段として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)または(態様E)のクリーニング装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、被清掃体と弾性体ブレードとの間で生じる摩擦力を小さくすることができ、弾性体ブレードの耐久性が大幅に向上し、長期にわたって高画質の画像形成を行うことができる。
(態様G)
(態様F)において、上記像担持体はドラム状であり、該像担持体と同形状のアルミニウムドラムを該像担持体の代わりに搭載し、該アルミニウムドラムを1分間摺擦した後、上記弾性体ブレードの上記先端面をX線光電子分光法により測定した際のフッ素元素の割合が、18[atomic%]以上である上記弾性体ブレードを用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、摺擦後の弾性体ブレード表面のフッ素成分のみを、X線光電子分光法によって正確に測定することができる。また、弾性体ブレードの機械的な変形等は、実際の像担持体を用いた使用条件と同じなため、弾性体ブレード表面のフッ素成分の変化を、正確に測定することが可能となる。
1 プロセスカートリッジ
2 枠体
3 感光体
4 帯電装置
5 現像装置
6 クリーニング装置
7 転写装置
10 潤滑剤塗布装置
23 感光体
51 現像ローラ
52 供給スクリュ
53 攪拌スクリュ
54 ドクタブレード
62 クリーニングブレード
62a カット面
62b ブレード下面
62c 先端稜線部
101 ファーブラシ
103 固形潤滑剤
262 クリーニングブレード
262b 先端面
262c 先端稜線部
621 ホルダー
623 表面層
特開2000−66555号公報

Claims (6)

  1. 表面移動する被清掃体にカウンター方向で接し、被清掃体表面に付着した付着物を除去する短冊形状の弾性体ブレードを有するクリーニング装置であって
    前記弾性体ブレードがブレード本体とこれの表面に積層された表面層とを具備するものであり、前記ブレード本体がウレタンゴムからなり、前記表面層の弾性ブレード長手方向端面である先端面が、ビニル基あるいはアクリロイル基を有するフッ素化合物モノマーとアクリルモノマーとの重合体、前記フッ素化合物モノマーとポリエン/ポリチオールとの重合体、あるいは、前記フッ素化合物モノマーとアクリルモノマーとポリエン/ポリチオールとの重合体からなり、前記先端面をX線光電子分光法により測定した際のフッ素元素の割合が16.3[atomic%]以上であることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1のクリーニング装置において、
    X線光電子分光法により測定されたフッ素元素の割合が18[atomic%]以上であることを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項1または2のクリーニング装置において、
    上記弾性体ブレードの上記先端面をX線光電子分光法により測定し、その際、炭素元素の割合をA[atomic%]、炭素元素中のCFの割合とCFの割合との合計をB[atomic%]としたとき、A×B÷100≧5[atomic%]の関係を満たすことを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1、2または3のクリーニング装置において、
    上記弾性体ブレードにアクリル化合物が含浸していることを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1、2、3または4のクリーニング装置、
    上記弾性体ブレードの表面にフッ素化合物を含む表面層が形成されており、該表面層の厚みが0.01[μm]〜1.00[μm]であることを特徴とするクリーニング装置。
  6. 像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、
    帯電した前記像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記像担持体の表面に形成された前記静電潜像を現像してトナー像化する現像手段と、
    前記像担持体の表面のトナー像を転写体に転写する転写手段と、
    前記像担持体の表面に当接して、前記像担持体の表面に付着した付着物を除去するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、
    前記クリーニング手段として、請求項1、2、3、4または5のクリーニング装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
JP2012236689A 2012-10-26 2012-10-26 クリーニング装置及び画像形成装置 Active JP6032545B2 (ja)

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