JP6031991B2 - 空気入りタイヤの加硫装置及び加硫方法 - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤの加硫装置及び加硫方法に関し、更に詳しくは、トレッド部分に摩耗表示穴を備えた空気入りタイヤについて、摩耗表示穴の周辺に発生する加硫故障を効果的に防止することを可能にした空気入りタイヤの加硫装置及び加硫方法に関する。
従来、バイアス構造を有する空気入りタイヤを製造する場合、先ず、バイアス構造を有するカーカス層を含むタイヤ骨格部材を円筒状に成形し、その外周側にシート状のキャップトレッド部材を巻き付けることにより、細長い円筒状のグリーンタイヤを成形する。次いで、このようにして成形されたグリーンタイヤを金型内に投入し、シェーピング工程においてブラダーの膨張によりグリーンタイヤを膨らませ、該グリーンタイヤの外径を最終形状の外径に近付けた状態で金型を閉め、しかる後、該グリーンタイヤを加硫する(例えは、特許文献1〜3参照)。
このように製造される空気入りタイヤにおいては、加硫前のグリーンタイヤの形状と最終形状とが大きく異なり、シェーピング工程にて外径が拡張される際に、タイヤの接地面となるトレッド部分にはタイヤ周方向に伸張する一方でタイヤ幅方向に収縮するような変形が生じることになる。
ところで、例えば、バイアス構造を有するレース用のスリックタイヤにおいては、トレッド部分に摩耗量を見極めるための摩耗表示穴(ウェアインジケータ)が設けられ、このような摩耗表示穴は金型内面に配設された成形ピンにより成形される。しかしながら、上述のように金型内でトレッド部分に大きな変形が生じ、それに伴って金型内面に沿ってゴム流れが生じると、金型内面に配設された成形ピンがトレッド部分のゴム流れを大きく阻害する。そのため、摩耗表示穴の周辺にクラック状の欠損部分が形成されるなどの加硫故障を生じ易くなる。
特開2005−212140号公報 特開2010−18010号公報 特許第3363483号公報
本発明の目的は、トレッド部分に摩耗表示穴を備えた空気入りタイヤについて、摩耗表示穴の周辺に発生する加硫故障を効果的に防止することを可能にした空気入りタイヤの加硫装置及び加硫方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤの加硫装置は、空気入りタイヤの外表面を成形する一対の金型と、前記空気入りタイヤの内側に配置されて膨張自在に構成されたブラダーと、前記空気入りタイヤのトレッド部分に摩耗表示穴を成形する成形ピンと、前記金型の内面に開口して前記成形ピンを収容するピン収容孔と、前記成形ピンを前記ピン収容孔の延長方向に沿って進退させる駆動装置とを備え、該駆動装置がネジ式の動力伝達経路を有することを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤの加硫方法は、空気入りタイヤの外表面を成形する一対の金型と、前記空気入りタイヤの内側に配置されて膨張自在に構成されたブラダーと、前記空気入りタイヤのトレッド部分に摩耗表示穴を成形する成形ピンと、前記金型の内面に開口して前記成形ピンを収容するピン収容孔と、前記成形ピンを前記ピン収容孔の延長方向に沿って進退させる駆動装置とを備え、該駆動装置がネジ式の動力伝達経路を有する加硫装置を用いて空気入りタイヤを加硫する方法であって、
前記成形ピンを前記ピン収容孔内に収容した状態で前記空気入りタイヤに対応するグリーンタイヤを前記ブラダーの廻りに配置し、前記ブラダーの膨張により前記グリーンタイヤを金型寸法よりも小さい寸法まで拡張し、該拡張工程を行った後に前記金型を閉じ、該金型を閉じた後に前記ブラダーを更に膨張させて前記グリーンタイヤを前記金型の内面に密着させ、該密着工程が終了した後に前記成形ピンを前記金型の内面から突出させて前記グリーンタイヤのトレッド部分に埋没させ、その状態で前記グリーンタイヤを加硫することを特徴とするものである。
本発明では、空気入りタイヤのトレッド部分に摩耗表示穴を成形する成形ピンと、金型の内面に開口して成形ピンを収容するピン収容孔と、成形ピンをピン収容孔の延長方向に沿って進退させる駆動装置とを備えた加硫装置を使用し、グリーンタイヤを拡張して金型の内面に密着させた後に成形ピンを金型の内面から突出させてグリーンタイヤのトレッド部分に埋没させ、その状態でグリーンタイヤを加硫するので、グリーンタイヤが金型内で変形する際に生じるトレッド部分のゴム流れを摩耗表示穴用の成形ピンで阻害することはない。そのため、トレッド部分に摩耗表示穴を備えた空気入りタイヤを製造するにあたって、摩耗表示穴の周辺に発生する加硫故障を効果的に防止することができる。その結果、トレッド部分に摩耗表示穴を備えた空気入りタイヤの歩留りを向上することができる。
本発明において、駆動装置としては、ネジ式の動力伝達経路を有するものを使用することができる。
本発明によれば、上述した空気入りタイヤの加硫方法で製造された空気入りタイヤであって、トレッド部分に上記成形ピンに基づく摩耗表示穴を設けたことを特徴とする空気入りタイヤが提供される。
このような空気入りタイヤは、バイアス構造を有するタイヤであることが好ましく、特にレースに使用されるスリックタイヤであることが好ましい。特に、本発明はレーシングカート用のバイアスタイヤに適用した場合に顕著な効果が期待される。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの加硫装置の要部を示す断面図である。 成形ピンの駆動装置の一例を示す断面図である。 成形ピンの駆動装置の変形例を示す断面図である。 成形ピンの駆動装置の他の変形例を示す断面図である。 成形ピンの駆動装置の更に他の変形例を示し、(a)はその断面図であり、(b)はその側面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの加硫方法を示し、(a)〜(c)は各工程の概略断面図である。 本発明で得られる空気入りタイヤを一部切り欠いて示す正面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの加硫装置を示すものであり、図2〜図5はそれぞれ成形ピンの駆動装置を示すものである。
図1に示すように、この加硫装置は、空気入りタイヤ外表面を成形する一対の金型1,2を備えている。金型1は下型であり、金型2は上型である。これら金型1,2を閉めた状態において、金型1,2の内部には空気入りタイヤを成形するためのキャビティーが形成される。
下側の金型1は下側加熱装置3を介して支持板4の上面に設置されている。一方、上側の金型2は上側加熱装置5を介して可動板6の下面に設置されている。この可動板6は不図示の駆動装置により鉛直方向に移動自在に支持されている。
金型1,2の相互間には、筒状のブラダー11が金型1,2に対して同軸的に配設されている。ブラダー11の下端部は下側クランプ部材12に固定され、ブラダー11の上端部は上側クランプ部材13に固定されている。そして、ブラダー11はブラダー駆動装置14によりタイヤ軸方向に伸縮するようになっている。つまり、ブラダー駆動装置14は油圧シリンダ15とピストンロッド(センターポスト)16とから構成され、そのピストンロッド16は支持板4、下側加熱装置3、下側の金型1及び下側クランプ部材12を貫通し、上側クランプ部材13に連結されている。図1ではブラダー11がタイヤ軸方向に伸張した状態を示しているが、ブラダー11をタイヤ軸方向に収縮させた状態ではブラダー11のタイヤ径方向の拡張が許容される。
また、ブラダー11の内部空間に連通する吸気路21は、支持板4の下側の吸気管22に接続され、更に不図示の加圧媒体供給源に接続されている。加圧媒体供給源からはスチームや窒素ガス等の加圧媒体が供給されるが、これら加圧媒体は複数の系統で供給することも可能である。一方、ブラダー11の内部空間に連通する排気路23は、支持板4の下側の排気管24に接続されている。
上記加硫装置において、金型1,2の各々には、空気入りタイヤのトレッド部分に摩耗表示穴を成形する成形ピン31が設置されている。より具体的には、これら金型1,2における空気入りタイヤのトレッド部分に対応する部位には、金型1,2の内面に開口するピン収容孔32が形成され、各ピン収容孔32内に成形ピン31が収容されている。成形ピン31の形状は特に限定されるものではないが、円柱状をなし、金型1,2に突き出す先端側が錘形状をなすことが好ましい。
また、金型1,2の各々には、成形ピン31をピン収容孔32の延長方向に沿って進退させる駆動装置33が付設されている。この駆動装置33の駆動により、成形ピン31は金型1,2の内面から突き出した状態とピン収容孔32内に収容された状態とのいずれか一方に切り換えられるようになっている。駆動装置33としては、直動式、カム式、リンク式又はネジ式の動力伝達経路を有するものを使用することができる。
図2は駆動装置33の具体例として直動式の駆動装置40を示すものである。図2において、直動式の駆動装置40は、ピン収容孔32内の成形ピン31に連結された押し込みロッド41と、その押し込みロッド41をピン収容孔32の延長方向に沿って進退させる油圧シリンダ(又は空圧シリンダ)42とから構成されている。そのため、油圧シリンダ42により押し込みロッド41を駆動することにより、成形ピン31の位置を変更することができる。
なお、成形ピン31の後方側には局所的に外径を大きくした拡張部31aが形成され、ピン収容孔32の開口端側には局所的に内径を小さくした絞り部32aが形成されているので、成形ピン31の突き出し量は拡張部31aと絞り部32aとの係合により制限されるようになっている。
図3は駆動装置33の具体例としてカム式の駆動装置50を示すものである。図3において、カム式の駆動装置50は、ピン収容孔32内の成形ピン31に連結された押し込みロッド51と、押し込みロッド51の後端部に取り付けられたガイドピン52と、ガイドピン52を受容する溝53を備えたスライド部材54とから構成されている。スライド部材54は押し込みロッド51の延長方向に対して直交する方向に摺動自在に構成され、溝53は押し込みロッド51の延長方向の位置がスライド部材54の摺動方向に沿って変化するように湾曲している。そのため、スライド部材54を摺動させることにより、成形ピン31の位置を変更することができる。
図4は駆動装置33の具体例としてリンク式の駆動装置60を示すものである。図4において、リンク式の駆動装置60は、ピン収容孔32内の成形ピン31に連結された押し込みロッド61と、金型1,2の外部に取り付けられたブラケット62と、押し込みロッド61の後端部及びブラケット62に対して揺動自在に連結されたリンクプレート63と、該リンクプレート63に対して揺動自在に連結されたリンクバー64とから構成されている。そのため、リンクバー64をその延長方向に移動させることにより、成形ピン31の位置を変更することができる。
図5(a),(b)は駆動装置33の具体例としてネジ式の駆動装置70を示すものである。図5(a),(b)において、ネジ式の駆動装置70は、ピン収容孔32内の成形ピン31に連結されたロッド71と、ロッド71の後端部に取り付けられたピニオン72と、該ピニオン72に歯合するラック73とから構成されている。また、成形ピン31の外周面には雄ねじ部31bが形成され、ピン収容孔32の内周面には雌ねじ部32bが形成されている。更に、成形ピン31にはネジ込みロッド71が挿入される孔部31cが形成され、かつ、成形ピン31とネジ込みロッド71との軸廻りの回動が規制された構造になっている。そのため、ラック73の移動によりピニオン72を回動させ、成形ピン31を回動させることにより、成形ピン31の位置を変更することができる。
次に、上述した加硫装置を用いて空気入りタイヤを加硫する方法について図6(a)〜(c)を用いて詳細に説明する。
先ず、図6(a)に示すように、成形ピン31をピン収容孔32内に収容した状態で円筒状のグリーンタイヤtをブラダー11の廻りに配置する。グリーンタイヤtは、バイアス構造を有するカーカス層を含むタイヤ骨格部材を円筒状に成形し、その外周側にシート状のキャップトレッド部材を巻き付けることで成形したものである。グリーンタイヤtにおいて、カーカス層のタイヤ周方向に対するコード角度は例えば50°〜70°の範囲に設定される。
次に、図6(b)に示すように、ブラダー11内の圧力を高めて該ブラダー11を膨張させることにより、グリーンタイヤtを金型寸法に近似するが該金型寸法よりも小さい寸法まで拡張する。この拡張工程を行った後に金型1,2を閉じる。
次に、図6(c)に示すように、金型1,2を閉じた後にブラダー11を更に膨張させてグリーンタイヤtを金型1,2の内面に密着させる。そして、グリーンタイヤtの密着工程が終了した後、成形ピン31を金型1,2の内面から突出させてグリーンタイヤtのトレッド部分に埋没させる。このように成形ピン31をグリーンタイヤtのトレッド部分に埋没させた状態でグリーンタイヤtを加硫する。これにより、図7に示すような加硫済の空気入りタイヤTを得ることができる。
なお、成形ピン31をグリーンタイヤtのトレッド部分に押し付けるタイミングは金型1,2内でのシェーピングが終了し、グリーンタイヤtの温度が上昇してゴムの流動性が増した状態にあるときが最適であるが、ゴムの特性やボリュームに応じてそのタイミングを適宜調整することができる。
また、加硫後に成形ピン31をピン収容孔32内に後退させる工程は、所定の加硫時間が経過し、加硫済の空気入りタイヤTを金型1,2から取り出す直前に行うことが好ましい。これは加硫直後の空気入りタイヤTに大きな力が作用すると、タイヤ内部の剥離故障に繋がるからである。
このようにして得られた空気入りタイヤTは、図7に示すように、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部分101と、トレッド部分101の両側に配置された一対のサイドウォール部分102と、サイドウォール部分102のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部分103とを備えている。そして、走行時に路面と接触するトレッド部分101には成形ピン31に基づく複数の摩耗表示穴(ウェアインジケータ)104が形成されている。
上述した空気入りタイヤTは、レースに使用されるスリックタイヤであるため、摩耗表示穴104の他にはトレッド部分101に溝が形成されていない。
上述した空気入りタイヤの加硫方法によれば、空気入りタイヤTのトレッド部分101に摩耗表示穴104を成形する成形ピン31と、金型1,2の内面に開口して成形ピン31を収容するピン収容孔32と、成形ピン31をピン収容孔32の延長方向に沿って進退させる駆動装置33とを設けた加硫装置を使用し、グリーンタイヤtを拡張して金型1,2の内面に密着させた後に成形ピン31を金型1,2の内面から突出させてグリーンタイヤtのトレッド部分に埋没させ、その状態でグリーンタイヤtを加硫するので、グリーンタイヤtが金型1,2内で変形する際に生じるトレッド部分のゴム流れを摩耗表示穴用の成形ピン31により阻害することはない。そのため、トレッド部分101に摩耗表示穴104を備えた空気入りタイヤTを製造するにあたって、摩耗表示穴104の周辺に発生する加硫故障を効果的に防止することができる。その結果、トレッド部分101に摩耗表示穴104を備えた空気入りタイヤTの歩留りを向上することができる。
また、上述した空気入りタイヤの加硫方法においては、加硫済の空気入りタイヤTを金型1,2から取り出す際に、成形ピン31をピン収容孔32内に後退させた状態にすることが可能であるので、空気入りタイヤTの取り出し作業が容易であり、しかも空気入りタイヤTのトレッド部分101が成形ピン31により傷付けられるという不都合を生じることもない。
タイヤサイズ7.1×11.0−5のレーシングカート用空気入りタイヤを製造するにあたって、本発明の加硫装置(図1参照)を用いて加硫工程を実施したタイヤと、従来のように金型内面に成形ピンが固定された金型を備えた加硫装置を用いて加硫工程を実施したタイヤとをそれぞれ製作した。
これら本発明の加硫方法及び従来の加硫方法に基づいてそれぞれ50本のタイヤを製造し、加硫後のタイヤの外表面を目視により検査し、成形ピンにより成形された摩耗表示穴の周辺に発生した加硫故障の発生箇所を数えた。
その結果、本発明の加硫方法における加硫故障の発生数は、従来例の加硫方法における加硫故障の発生数の約20%であった。即ち、本発明によれは、摩耗表示穴の周辺に発生する加硫故障を大幅に低減することができた。
1,2 金型
11 ブラダー
31 成形ピン
32 ピン収容孔
33 駆動装置
101 トレッド部分
104 摩耗表示穴
t グリーンタイヤ
T 空気入りタイヤ

Claims (4)

  1. 空気入りタイヤの外表面を成形する一対の金型と、前記空気入りタイヤの内側に配置されて膨張自在に構成されたブラダーと、前記空気入りタイヤのトレッド部分に摩耗表示穴を成形する成形ピンと、前記金型の内面に開口して前記成形ピンを収容するピン収容孔と、前記成形ピンを前記ピン収容孔の延長方向に沿って進退させる駆動装置とを備え、該駆動装置がネジ式の動力伝達経路を有することを特徴とする空気入りタイヤの加硫装置。
  2. 空気入りタイヤの外表面を成形する一対の金型と、前記空気入りタイヤの内側に配置されて膨張自在に構成されたブラダーと、前記空気入りタイヤのトレッド部分に摩耗表示穴を成形する成形ピンと、前記金型の内面に開口して前記成形ピンを収容するピン収容孔と、前記成形ピンを前記ピン収容孔の延長方向に沿って進退させる駆動装置とを備え、該駆動装置がネジ式の動力伝達経路を有する加硫装置を用いて空気入りタイヤを加硫する方法であって、
    前記成形ピンを前記ピン収容孔内に収容した状態で前記空気入りタイヤに対応するグリーンタイヤを前記ブラダーの廻りに配置し、前記ブラダーの膨張により前記グリーンタイヤを金型寸法よりも小さい寸法まで拡張し、該拡張工程を行った後に前記金型を閉じ、該金型を閉じた後に前記ブラダーを更に膨張させて前記グリーンタイヤを前記金型の内面に密着させ、該密着工程が終了した後に前記成形ピンを前記金型の内面から突出させて前記グリーンタイヤのトレッド部分に埋没させ、その状態で前記グリーンタイヤを加硫することを特徴とする空気入りタイヤの加硫方法。
  3. 前記空気入りタイヤがバイアス構造を有するタイヤであることを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤの加硫方法
  4. 前記空気入りタイヤがレースに使用されるスリックタイヤであることを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤの加硫方法
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