JP6030903B2 - Rfidタグ付き銘板 - Google Patents

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Description

本発明は、銘柄情報を提供する銘板を構成する技術に関し、特に、RFIDタグを用いて銘柄情報を提供するRFIDタグ付き銘板に適用して有効な技術に関するものである。
機械や装置、建築物等の構造物には、その銘柄(仕様)の情報を表示した銘板が取り付けられる場合がある。一般的な銘板は、例えば、金属や樹脂、木材その他の材料によって構成され、表示される銘柄(仕様)は、例えば機械等の場合には、製造者や型式、製造年月日、用途、スペックなどの情報が含まれる。
従来、例えば金属板からなる銘板に対して、RFID(Radio Frequency IDentification)タグを埋設等により設置して、銘板上に表示されている銘柄情報に相当する情報、さらには追加的な情報を電子的に提供可能とするような技術が検討されている。ここでは、機械等の構造物に取り付けられた状態の銘板の表面側に対する衝撃や攻撃などからRFIDタグ(ICチップ)を保護するための構造をとりつつ、RFIDタグとの通信を可能とする(リーダ/ライタにより読み取り可能とする)必要がある。
これに関連して、例えば、特開2002−208876号公報(特許文献1)には、導電性部材に設置溝部を形成し、該設置溝部にRFIDタグを収納すると共に該RFIDタグの表面側を導電性材料で作られた板体により覆った状態とし、導電性部材と板体との間に磁束漏洩路を形成し、その磁束漏洩路を通る漏洩磁束を利用してRFIDタグと導電性部材の外部との間で通信を行うように構成することで、周囲を金属等の導電性部材で覆われた状態のRFIDタグの通信を可能にする技術が記載されている。
また、例えば、特開2007−199867号公報(特許文献2)には、金属板に設けた凹部や穴などにRFIDタグを固定する場合は凹部や穴の内面に磁性材を配設し、また、2枚の金属板の間にRFIDタグを固定する場合はRFIDタグのアンテナ軸を金属板の面方向に向けたり、少なくとも一方の金属板に磁束を通すための開口を形成することで、金属材料によってリーダ/ライタとの通信が阻害されないように銘板にRFIDタグを固定する技術が記載されている。
特開2002−208876号公報 特開2007−199867号公報
例えば、特許文献1に記載されたような技術では、RFIDタグを金属の銘板の溝部などに埋設し、その表面を金属板などで覆った状態として、その間にRFIDタグとの通信で使用する周波数で磁界の向きが入れ替わる磁束漏洩路を形成することで、RFIDタグを強力に保護しながら、漏洩磁束を利用して外部との通信を可能とする。
しかしながら、このような磁束漏洩路を通過することができる電磁波は低周波までであり、例えば、HF(High Frequency)やUHF(Ultra High Frequency)、マイクロ波などの高周波の場合は、磁束が金属面に向かうときにこれを打ち消すように金属表面に渦電流が流れるとともに反発磁束が誘起されることから、電磁波が遮断されてしまう。したがって、高周波動作のRFIDタグを用いる場合は通信ができないという課題を有する。
また、例えば、特許文献2に記載されたような技術では、金属の銘板の表面(情報表示面)側に凹部や穴を設けてRFIDタグを固定し、ここに磁性材を配設して磁気的に絶縁して設置することで、銘板の表面側からのRFIDタグとの通信を可能とする。しかしながら、この場合は、磁性材部分について、表面側からの機械的衝撃や攻撃に対する耐久性の確保という点で課題を有する。また、銘板に対して溶接を行う場合や、静電気、落雷などの大電流が流れる場合に、磁性材部分が絶縁破壊を起こすという可能性もある。これに対し、RFIDタグを金属製の銘板の裏面に磁性材シートなどで磁気的に絶縁しながら設置し、これを金属製の構造物に取り付けた場合、RFIDタグは2つの金属面に挟まれるため、銘板の表面側からの通信用電磁波が遮断されてしまうという課題が生じる。
そこで、本発明の目的は、RFIDタグを設置した金属製の銘板において、銘板の表面側に対する衝撃や攻撃からRFIDタグを保護しつつ、金属製の構造物に取り付けることでRFIDタグが金属面に挟まれる状態となっても、RFIDタグとの高周波による通信を可能とするRFIDタグ付き銘板を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によるRFIDタグ付き銘板は、RFIDタグを設置した金属板からなり、前記金属板の裏面が接する状態で金属面に取り付けられるRFIDタグ付き銘板であって、前記金属板は、裏面の端部に凹部を有し、前記RFIDタグは、ICチップと前記ICチップに接続されたループ線からなり、全体が絶縁材により覆われた状態で構成され、前記金属板の前記凹部に、前記金属板の表面側から見て、前記ICチップが前記金属板に隠れた位置に配置され、かつ前記ループ線のうち第1の部分が前記金属板の端部より外に露出するように設置されていることを特徴とするものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、RFIDタグを設置した金属製の銘板において、銘板の表面側に対する衝撃や攻撃からRFIDタグを保護しつつ、金属製の構造物に取り付けることでRFIDタグが金属面に挟まれる状態となっても、RFIDタグとの高周波による通信が可能となる。
本発明の実施の形態1であるRFIDタグ付き銘板の構成例について概要を示した図である。 本発明の実施の形態1におけるRFIDタグの構成と動作の例について説明した図である。 本発明の実施の形態2におけるRFIDタグを銘板に設置する他の手法の例について概要を示した図である。 本発明の実施の形態2におけるRFIDタグを銘板に設置する他の手法の例について概要を示した図である。 本発明の実施の形態3におけるRFIDタグを銘板に設置する他の手法の例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1であるRFIDタグ付き銘板は、銘板の表面に表示される銘柄情報に相当する情報、さらには必要に応じて追加的な情報を電子的に提供可能とするため、これらの情報、もしくはこれらの情報を特定する識別情報等を保持するRFIDタグが設置された金属製の銘板であり、金属面に取り付けられるものである。なお、RFIDタグにより銘柄情報を提供することが可能であることから、本発明における銘板には、表面に銘柄情報が文字や記号、図形等により記載されている場合はもちろん、銘柄情報が視認できるように記載されていない金属板も広く含むものとする。
本実施の形態では、銘板の表面側からは隠れた(見えない)位置(例えば銘板の裏面側)にICチップが存在するようRFIDタグを設置する。これにより、銘板の表面側に対する衝撃や攻撃から銘板自身によってRFIDタグを保護する。また、設置するRFIDタグについて、ループアンテナ(ループ線)を有し、絶縁被覆材で覆われた状態とするとともに、ループ線の一部分を銘板の側面(銘柄情報を表示する表面に対する側面であり、銘板の厚さ部分に相当する面)から外部に露出するようにして設置する。これにより、この部分に、外部の空間に存在するリーダ/ライタとの間で通信する際のアンテナの役割を持たせる。
一方、RFIDタグのループ線のうち、銘板の表面側からは隠れた部分の領域は、アンテナとしては機能できない代わりに、一般的な平行2線式伝送線として機能する。従って、銘板の側面に(絶縁被覆された状態で)露出したアンテナ部分と、RFIDタグのうち銘板の表面側からは隠れた部分に存在するICチップとが電気的に接続される。この平行2線式伝送線は、一般的に低周波から高周波まで広い動作範囲を有する。従って、高周波のものも含め、対応周波数が異なるICチップについて、選択の幅が広くなる。
図1は、本発明の実施の形態1であるRFIDタグ付き銘板の構成例について概要を示した図である。図1の上段の図では、金属製の銘板100にRFIDタグ200を設置してRFIDタグ付き銘板1とする状態を斜視図により模式的に示しており、下段の図では、当該RFIDタグ付き銘板1を金属製の構造物2に金属製の止めネジ110で取り付けた状態を模式的に示している。
上段の図に示すように、本実施の形態では、銘板100の裏面、すなわち銘板100を構造物2に取り付ける際に構造物2に接する面の端部(側面に接する部分)に設けられた凹部101の位置に、RFIDタグ200を設置して固定する。ICチップ201とループ線202からなるRFIDタグ200は、図示するように、絶縁被覆材210によって覆われ、ループ線202部分の端部が折れ曲がった構造を有する。このRFIDタグ200を、下段の図に示すように、RFIDタグ200の端部の折れ曲がった部分が銘板100の側面から露出する状態で、銘板100の凹部101に設置して固定する。これにより、RFIDタグ200のうちICチップ201部分は、銘板100の表面側からは隠れた位置に存在することになり、表面側からの衝撃や攻撃に対しては銘板100によって保護されることになる。
ここで、RFIDタグ200の厚さはせいぜい約0.3mm程度以下であることから、凹部101の深さはせいぜい0.4mm程度となり、銘板100の厚さはせいぜい0.5mm程度以上あればよいことになる。銘板100の表面(情報表示面)の縦横方向の寸法は、銘板100の取付対象の構造物により異なるが、一般的には一辺が数cm〜数十cm程度である。なお、図1の例では、構造の説明の便宜上、銘板100の厚さを強調して厚く表現している。
RFIDタグ200の絶縁被覆材210は、樹脂等により図示するような形状の固体として形成してもよいし、凹部101に固定するための接着剤の層や塗料等による層として、シール状やシート状に形成し、端部を自由に折り曲げることができるような構成としてもよい。
図2は、RFIDタグ200の構成と動作の例について説明した図である。上段の図は、絶縁被覆材210に覆われた状態を示しており、下段の図は、RFIDタグ200のみの状態を示している。上段の図において、絶縁被覆材210の端部の折れ曲がった部分は、上記の図1の例で示した通り、銘板100の凹部101に設置した場合に銘板100の側面から露出する部分である(外部領域210a)。一方、他の部分は銘板100の表面側からは隠れた(銘板100により保護された)部分である(内部領域210b)。
ここで、RFIDタグ200のループ線202(実際は薄い平行2線式線路により構成されるが1本の太線で省略して示している)のうち、外部領域210aに含まれる部分により放出された磁束Φは、当該領域が金属製である銘板100や構造物2に覆われていないため外部空間に放射され(外部磁束203a)、リーダ/ライタとの間での通信に用いることができる。すなわち、ループ線202の当該部分はループアンテナとして機能する(下段の図におけるアンテナ領域202a)。
外部磁束203aは、アンテナ領域202aからの距離の二乗もしくは三乗に反比例して微弱になるため、半波長の何倍というような長い距離まで到達しにくい。従って、RFIDタグ200と通信を行うリーダ/ライタは、電磁誘導で通信することが望ましい。例えば、小型のタグを至近距離でピンポイントで検出するペン型のハンデイタイプのリーダや、特開2010−218537号公報、特開2008−90813号公報などに記載されているような公知技術による通信手法を利用することができる。
一方、ループ線202のうち、内部領域210bに含まれる部分により放出された磁束Φは、当該領域が金属製である銘板100および構造物2に挟まれているため絶縁被覆材210の内部に閉じ込められ(内部磁束203b)、外部に出ていくことができない。すなわち、当該部分はループアンテナとして機能することはできず、単なる平行2線式伝送線として機能することになる(下段の図における伝送線領域202b)。
これにより、アンテナ領域202aとICチップ201とが電気的に接続されることになり、この平行2線式伝送線は、一般的に低周波から高周波まで広い動作範囲を有するため、広範な周波数からICチップ201を選択することが可能となる。また、UHFやマイクロ波などの高周波のRFIDタグ200の場合、ICチップ201が接続されるループ線202のインピーダンス整合回路がアンテナ領域202aの一部に、残りの伝送線領域202bが平行2線式伝送線になるなど、不連続部のない一続きの構造体を形成し、組み込みの自由度を上げることができる。
下段の図に示すように、RFIDタグ200のループ線202のアンテナ領域202aは、銘板100に設置された際に、伝送線領域202bのループ線202がなす面からアンテナ角度θだけ折れ曲がって構成される。この角度θは、銘板100の側面の傾きや形状に応じて適宜変更することができる。θ=0として折り曲げないようにしてもよい。ただし、この場合は側面に露出した外部領域210aの物理的強度が落ちることになる点を考慮する。また、θ>90°やθ<−90°とすることも可能である。
なお、RFIDタグ200におけるICチップ201の位置は、ループ線202と接続することが可能であれば、例えば、図中のICチップ配置位置201aや201bなど任意の位置に設置することができるが、上述したように、ICチップ201の物理的保護の観点からは、例えば伝送線領域202b上などの内部領域210bに設置するのが望ましい。
以上に説明したように、本発明の実施の形態1であるRFIDタグ付き銘板1によれば、高周波で動作する薄いループ線202を持つRFIDタグ200を、磁束漏洩路を形成する磁性体シートの代わりに絶縁被覆材210で覆い、金属製の銘板100の裏面の端部に設けた凹部101に予め設置して一体化した構造とする。このとき、銘板100の側面に、RFIDタグ200のループ線202のアンテナ領域202a部分を(絶縁被覆材210の外部領域210aを介して)露出させることで、RFIDタグ付き銘板1の表面側から到来する高周波の電磁波を入射させることが可能となる。
一方、ループ線202の伝送線領域202bは、金属面で挟まれているためアンテナとしての機能を有さなくなる反面、電磁波を放射せずに伝える平行2線式伝送線として機能することで、入射した電磁波をICチップ201まで伝送することが可能である。ICチップ201に保持されているタグ情報を伝達する信号は、伝送されてきた電磁波の逆の経路をたどって外部空間に放射されることで、リーダ/ライタとの間の通信が可能となる。このように、HFやUHF、マイクロ波などの高周波動作を行うRFIDタグ200であっても、金属製の銘板100の裏面側に設置して、銘板100の表面側への衝撃や攻撃から保護した状態でRFIDタグ付き銘板1を構成することが可能となる。
<実施の形態2>
図3、図4は、RFIDタグ200を銘板100に設置する他の手法の例について概要を示した図である。ここでは、銘板100が薄く、実施の形態1の図1の例に示すような凹部101を裏面側に形成することが困難な場合の設置手法の例を示している。このような場合であっても、ICチップ201が銘板100により保護され、ループ線202の一部が外部空間に外部磁束203aを放出可能なようにRFIDタグ200を設置することができれば、当該ループ線202の一部がアンテナ領域202aとして機能し、電磁波を放射してリーダ/ライタとの間での通信が可能となる。
図3の例では、凹部101を設けていない銘板100の裏面の端部に、接着等により、図1の例と同様に、薄いRFIDタグ200(絶縁被覆材210)をループ線202の一部(絶縁被覆材210の外部領域210a)が銘板100の外に露出するように設置してRFIDタグ付き銘板1を構成している。さらに、このRFIDタグ付き銘板1を、少なくともRFIDタグ200(絶縁被覆材210)の厚さ分以上銘板100をたわませた状態で止めネジ110により構造物2に取り付けた状態を示している。ここでは、明示的にたわませた場合だけでなく、銘板100の大きさや構造物2の形状などに伴って自然に形成されるたわみや隙間を利用する場合も含むものとする。
図4の例では、例えば、銘板100の表面側が鏡面仕上げされている場合など、銘板100のたわみが許容されない場合に、たわみを回避するために、銘板100の裏面側においてRFIDタグ200(絶縁被覆材210)が設置された部分以外の全体にわたって、RFIDタグ200を覆う絶縁被覆材210と同じ厚さのシート状の絶縁被覆材120を敷き詰めてRFIDタグ付き銘板1を構成し、これを構造物2に取り付けた状態を示している。ここでは、絶縁被覆材120を裏面側に敷き詰めたことにより、RFIDタグ200(絶縁被覆材210)により形成されるたわみが打ち消されることになる。なお、たわみが生じない限り、必ずしも銘板100の裏面の全体に絶縁被覆材120を敷き詰める必要はない。
以上に説明したように、RFIDタグ200(絶縁被覆材210)を設置するための凹部101を形成することが困難な薄い銘板100であっても、簡易な設置手法により、ICチップ201を銘板100により物理的に保護しつつ、高周波による外部との通信を可能とすることができる。
<実施の形態3>
図5は、RFIDタグ200を銘板100に設置する手法の他の例について概要を示した図である。上段の図では、銘板100の上面図および中心を通る断面図を示しているが、図示するように、本実施の形態における銘板100は、例えば座金などのドーナツ状の金属板としている。なお、銘板100はこのような円形のものに限られず、方形等の他の形状であってもよいし、実施の形態1、2で示したような金属板であってもよい。下段の図では、銘板100を金属製の構造物2に金属製の止めネジ110で取り付けた状態を断面図により模式的に示している。
本実施の形態では、例えば、上段の図に示すように、銘板100の裏面側の端部の一部を側面にかけて斜めに切削した切削部130を有するよう形成し、この部分に、切削部130の形状と概ね同一形状の絶縁保護材220を接着やはめ込み等により取り付ける。絶縁保護材220は、例えば、図示するように、切削面に対応する面に凹部221を有し、この凹部221にRFIDタグ200を貼付等により設置して一体化した状態で銘板100に取り付ける。絶縁保護材220の内部にRFIDタグ200を組み込んだ状態として構成してもよい。
銘板100に取り付けたRFIDタグ200からは、例えば、下段の図に示すように、絶縁保護材220を介して銘板100の側面(銘板100の厚さに相当する部分)の金属に囲まれていない部分から外部磁束203aが放射される。これにより、実施の形態1、2と同様に、リーダ/ライタ等との間で通信を行うことができる。一方で、銘板100の表面側からはRFIDタグ200は隠れた位置に設置されることになるため、銘板100の表面側に対する衝撃や攻撃からRFIDタグ200(当然ながらICチップ201も含まれる)を保護することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本発明は、RFIDタグを用いて銘柄情報を提供するRFIDタグ付き銘板に利用可能である。
1…RFIDタグ付き銘板、2…構造物、
100…銘板、101…凹部、110…止めネジ、120…絶縁被覆材、130…切削部、
200…RFIDタグ、201…ICチップ、201a、b…ICチップ配置位置、202…ループ線、202a…アンテナ領域、202b…伝送線領域、203a…外部磁束、203b…内部磁束、210…絶縁被覆材、210a…外部領域、210b…内部領域、220…絶縁保護材、221…凹部。

Claims (5)

  1. RFIDタグを設置した金属板からなり、前記金属板の裏面が接する状態で金属面に取り付けられるRFIDタグ付き銘板であって、
    前記金属板は、
    裏面の端部に凹部を有し、
    前記RFIDタグは、
    ICチップと前記ICチップに接続されたループ線からなり、全体が絶縁材により覆われた状態で構成され、
    前記金属板の前記凹部に、前記金属板の表面側から見て、前記ICチップが前記金属板に隠れた位置に配置され、かつ前記ループ線のうち第1の部分が前記金属板の端部より外に露出するように設置されていることを特徴とするRFIDタグ付き銘板。
  2. RFIDタグを設置した金属板からなり、前記金属板の裏面が接する状態で金属面に取り付けられるRFIDタグ付き銘板であって、
    前記RFIDタグは、
    ICチップと前記ICチップに接続されたループ線からなり、全体が絶縁材により覆われた状態で構成され、
    前記金属板の裏面の端部に、前記金属板の表面側から見て、前記ICチップが前記金属板に隠れた位置に配置され、かつ前記ループ線のうち第1の部分が前記金属板の端部より外に露出するように設置され、
    前記金属板は、
    前記金属面に取り付けられる際に、前記RFIDタグの厚さに応じてたわませた状態で取り付けられることを特徴とするRFIDタグ付き銘板。
  3. RFIDタグを設置した金属板からなり、前記金属板の裏面が接する状態で金属面に取り付けられるRFIDタグ付き銘板であって、
    前記RFIDタグは、
    ICチップと前記ICチップに接続されたループ線からなり、全体が絶縁材により覆われた状態で構成され、
    前記金属板の裏面の端部に、前記金属板の表面側から見て、前記ICチップが前記金属板に隠れた位置に配置され、かつ前記ループ線のうち第1の部分が前記金属板の端部より外に露出するように設置され、
    前記金属板は、
    裏面における前記RFIDタグが設置された部分以外の部分に、前記RFIDタグを覆う前記絶縁材と同様の厚さのシート状の絶縁材が取り付けられていることを特徴とするRFIDタグ付き銘板。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のRFIDタグ付き銘板において、
    前記RFIDタグの前記ループ線における前記第1の部分は、前記金属板における前記RFIDタグが設置された位置の側面の形状に応じて折り曲がった状態であることを特徴とするRFIDタグ付き銘板。
  5. RFIDタグを設置した金属板からなり、前記金属板の裏面が接する状態で金属面に取り付けられるRFIDタグ付き銘板であって、
    前記金属板は、
    裏面の端部の一部を側面にかけて切削した切削部を有し、前記切削部には、前記切削部の形状と同様の形状からなる絶縁材を取り付け可能であり、
    前記RFIDタグは、
    前記絶縁材における前記切削部の切削面に対応する面もしくは前記絶縁材の内部に設置されていることを特徴とするRFIDタグ付き銘板。
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