JP6030748B2 - コールドチャンバダイキャストマシンのためのピストン - Google Patents

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Description

本発明は、ダイキャストマシンに関し、特に、コールドチャンバダイキャストのためのプレスのピストンに関する。
コールドチャンバダイキャストマシンでは、スチール若しくは銅のボディと、ピストンヘッドの隣でシール内でフィットする少なくとも一つの外側シーリングとを伴うインジェクションピストンが、周知である。
そのピストンの例は、US5233912(特許文献1)に記載されている。
同一出願人の名義である、WO2009125437(特許文献2)では、コールドチャンバダイキャストマシンのためのピストンが記載され、前面が溶融金属に圧力を掛け、少なくとも一つのシールリングがボディ周りに形成された個々の環状シート内に搭載される、フロントにて終端するボディを含む。シートの底面の少なくとも一部は、主として長手方向に延在しリング下の溶融金属の流入のためにピストンの上記前面内のフロントにて外に出る、少なくとも二つのチャネルによって、クロスされる。
上記チャネルは、ピストンの前面から、リングシートの中央ラインにまで延在し、これにより、溶融金属を主としてシールリング16の重心に向かわせるのが好ましい。
このように、シートに流れる金属は固まり、リングを外側の輻射方向に押しやる連続厚み部を形成し、よって、漸進的に摩耗を回復させ、それをピストンコンテナの変形に適応させ後者を保護する。
しかしながら、以下のようなことが観察されている。上述のピストンにより、チャネルを突き抜ける溶融金属は、リングシートの中央ゾーンにまで到達し、即ち、主としてリングの重心下で沈殿するが、利用条件によっては、リングの底面全体周りに均等にうまく分配されるというものでもない。言い換えれば、場合によっては、チャネルから出てくる、リングの下で浸透する金属は、近接のチャネルに向かって流れ続ける十分な推力は無いが、金属が出てきたチャネルの端部においてのみ固まる傾向がある、ということもある。結果として、リング下で流れた金属により生じる、輻射状の推力は、主としてリングの不均等な歪みを生じるゾーン内に発生する。結果として、摩耗の回復は、リングの周りで不均等であり、ピストンが内部にスライドするコンテナの内部表面へのリング自身の完全な適用は、達成されない。
更に、リングのそのような歪みは次に、リングより下の固化した金属への、カウンタ推力若しくは反応を生じてしまい、既に固化した金属の下の新しい溶解金属の流れを妨げる。
そのため、次のことにも注意すべきである。ホットチャンバマシンでは、ピストンは常時、液相状態の金属槽に浸されるが、コールドチャンバの利用例では、ピストンが後方位置に戻りダイが開く毎に、冷却システムはピストンの前面の前部での金属ライザの形成に至り、上述のピストンの場合には、チャネルの中へ及びリングの下へたどり着く金属の固化に至る。前述のようなコールドチャンバダイキャストに対して摩耗を回復するピストンを作成することの困難性は、摩耗を漸化的に回復させダイを開く際にはキャストを除去する、個々の作業サイクルにて、新しい金属をリングの下で流すことを望むならば、チャネル内で固化された金属はピースに添付する金属ライザに添付し続けなければならない、という事実から成る。シールリングの下で、従って、ピストンの外周に沿ってできるだけ均一に、ピストンの前面の後方位置で、金属を捕捉する目的は、ライザを除去して個々のサイクルにてリング下で金属の流入チャネルを解放するニーズと、対照を為すことは明白である。
例えば、上述のピストンに関して、チャネル内で固化された金属は金属ライザと共には完全には除去されず、それらチャネル内部に残存して後続のサイクルでリングの下の金属の正確な流入を妨げてしまう、ということが見受けられることもあった。
繰り返すが、ピストン内に意図的に形成され若しくは存在する隙間や経路の中に入り込んだ金属は固化しない、ということから、ホットチャンバダイキャストマシン内には、これらの問題点が全て在るわけではない。
US5233912 WO2009125437
従って、本発明の目的は、従来技術に係るピストンに関する、前述の問題を克服することを可能にする、コールドチャンバダイキャストマシンのためのピストンを示すことである。
前述の目的は、請求項1に係るピストンにより達成される。
本発明に係るピストンの更なる特徴及び利点は、表示の且つ非限定的な例によって、添付の図面を参照して記載した以下の明細書から明白となるであろう。
図1は、本発明に係るピストンの拡大図である。 図1aは、図1のボックスCのピストン部分の拡大図である。 図1bは、ピストンの斜視図である。 図2は、図1のラインA−Aに沿うピストンの軸方向断面図である。 図2aは、図2のボックスBのピストン部分の拡大図である。 図3は、シールリングがピストンヘッドの隣に搭載されたピストンの軸方向断面図である。 図4は、ステム上に搭載されたピストンを示す。 図5は、図4のラインA−Aに沿うピストンステムアセンブリの軸方向断面図である。 図6は、作業サイクルの終わりのピストンを示し、軸方向断面図では、金属がシールリング下で固化されている。 図6aは、図6の詳細B内のピストン部分の拡大図である。 後続のサイクルの間における、図6aと同じ拡大図を示す。 図8は、一つの実施形態のバリエーションにおけるシールリングを伴う本発明に係るピストンを拡大斜視図で示す。 図9は、一つの実施形態のバリエーションにおけるシールリングを伴う本発明に係るピストンを軸方向断面図で示す。 更なる実施形態のバリエーションにおける本発明に係るピストンの拡大図を示す。 更なる実施形態のバリエーションにおける本発明に係るピストンの斜視図を示す。 シールリングが嵌められた、図10及び図11のピストンの拡大図である。 図10のラインA−Aに沿う、前図のピストンの軸方向断面図である。
図面を参照して、参照番号10は、スチールであることが好ましい、円筒ボディ10を有するピストンを示す。ボディ11は、ヘッド12においてフロントで終端し、該フロントは溶融金属をその側面で圧している。ヘッド12は、溶融金属を圧する前面13により輪郭を示される。前記前面13は、金属ライザの取り外しを促進するように、例えば、図8及び9に示すように、平坦であればよく、若しくは凸状であればよい。
好適な実施形態では、前記ボディ11は、ステム120に、例えばねじ留めされて、組み立てられる。ステム120は、例えば、ねじ留めにより、ペグ121がボディ11に連結されて、フロントで終端する。前記ペグ121は、前記ボディ11の内部により、冷却チャンバ140を画定する。ステム120は、チャネル122と軸方向にクロスし、これにより、冷却液体をチャンバ140内部に運べる。
ピストン10のヘッド12が軸方向アパチャ12‘を有し、その中には前記ヘッド12の冷却を増大する助けとなる銅パッド150が挿入されるのが、好ましい。該ヘッド12は使用中に最もオーバヒートするピストン部分である。
ヘッド12近傍の、ピストンのボディ11の前面では、少なくとも一つのシールリング16が、好ましくは銅合金で搭載される。
シールリング16は、個々のリングシート18内に収容され、ボディ11に形成されて環状に延在する。シート18は、円筒底表面19を含む。
好適な実施形態では、リングシート18は、後方で、ピストンのボディ11上に形成された後方環状隣接ショルダ20により画定される。更により好ましくは、リングシート18は、ピストンのボディ11の前面13の後方位置に形成され、前記ボディ11に作成されたリアショルダ22及びフロントショルダ20によって画定される。言い換えれば、リングシート18の底表面19は、ピストン10の外側の円筒表面に関して、低くなっている。この好適な実施形態では、ピストン12のヘッドは、前面13とフロントショルダ22の間で延在するピストンのフロント部である。
しかしながら、以下で説明するように、ピストンの前面13によるレベルに来るまでリングシート18が前方に延在することを、防ぐものは無い。この場合、ピストンヘッド12は、実際には前記前面13と一致する。
好適な実施形態では、シールリング16は、長手方向のスプリット17を伴うタイプのものであり、段形状であることが好ましく、これにより、ボディ11にフィットする際、及び、利用の際その下を流れた溶融金属により輻射状に圧されるとき、柔軟に拡がる。長手方向のスプリット17の段形状により、そのスプリットを介して溶融金属が移動することも防がれ、最適な圧力シールが可能になる。
配分チャネル24が、リングシート18の底表面19の中間環状部19aで形成される。前記配分チャネル24は環状に延在するものであり、即ち、ピストン軸Xと同軸で延在する。言い換えれば、前記配分チャネルは、リングシート18の底表面19よりも更に低くされたチャネルの底表面24‘を特定する。
結果として、リングシート18の底表面19は、シールリング16の対応する後方部をサポートする後方環状部19b、配分チャネル24が中に形成されている前記中間環状部19a、及び、シールリング16の対応する前方部をサポートする前方環状部19cを含む。
後方環状部19bは、軸方向の延在が、前方環状部19よりも大きいことが望ましい。更に、配分チャネル24は、軸方向の幅が、リングシート18の底表面19の後方環状部19b及び前方環状部19cよりも小さいことが好ましい。
更に、好適な実施形態では、配分チャネル24は、即ち、ピストンの外側円筒表面に関する後方環状部19b及び前方環状部19cの深さに関して、リングシート18と等しく深い、若しくは、深さが浅い。
更に、好適な実施形態では、配分チャネル24は、例えば、約30度の傾きを有する円錐接続表面26によって、リングシート18の底表面19の後方環状部19bと接続する。以下に説明するように、前記円錐接続表面26は、実質的にはリングシート18の軸方向の途中で、即ち、シールリング16の中央線より実質的に下方で、終端することが好ましい。
配分チャネル24は、ピストンボディ11内に作成された少なくとも二つの連絡ホール30を介して、ピストンの前面13と連絡する。図1〜7に示す一つの実施形態では、相互に等角度を取られた、三つの前記連絡ホール30が存在する。それら連絡ホール30により、溶融金属は配分チャネル24内に流れ、更にはリング16の下に流れることができ、このことにより、リングの下で固化する金属の連続環状層の形成を経てリングの摩耗を回復させる効果を達成し得る。固化した金属のこれらの層はリングを輻射状且つ外側に押しやり、薄化を回復させる(図7参照)。
放射状外側に開かれている、先行技術を参照して記載されたピストンチャネルとは異なり、前記連絡ホール30は、ピストンの前面13内に形成された溶融金属のインレットアパチャ32と、配分チャネル24内若しくは配分チャネル24に面して形成された溶融金属のアウトレットアパチャ34との間にて、全体にピストンボディ11内部で形成される。
連絡ホール30は、ピストン軸Xに関して傾いている。言い換えれば、インレットアパチャ32は、ピストン軸Xと同軸上に外周に沿って配分されるが、前記外周は、前記通信ホールのアウトレットアパチャ34が周りに形成される外周よりも、小さい直径を有するものである。例えば、連絡ホール30は、ピストン軸Xと約30度の角度を形成する。例えば、インレットアパチャ32は、軸方向アパチャ13‘を囲む前面13の円形クラウン部に形成される。
更に、前記連絡ホール30は、配分チャネル24に向かって増加するスルーセクションを有し、該スルーセクションは円錐形状である。例えば、連絡ホール30により特定される立体角は約10度である。
好適な実施形態に従い、連絡ホール30のアウトレットアパチャ34は、底表面19の前方環状部19c内に形成され、環状配分チャネル24に向かって開いている。前記前方環状部19cは、従って、連絡ホール30のアウトレットアパチャ34により遮断される。
より詳細には、個々のアウトレットアパチャ34は、配分チャネル24に向かって発散するアーチ状接続壁35により、配分チャネル24に接続される。好適な実施形態では、前記接続壁35は、リングシート18の底表面19の前方環状部19cに関して、前方にて配分チャネル24を画定する同じ前方側方壁34“の一部である。言い換えれば、配分チャネル24の前方側方壁24”は、個々のアウトレットアパチャ34にて、リングシート18の底表面19のより低い環状部19c内の凹部を形成する。このように、個々のアウトレットアパチャ34は、配分チャネル24の底表面24‘と同一面にあるアウトレット表面上に、登場するが、リングシート18の底表面19の前方環状部19c内に形成される。
特に真空プレスに適切である、図8及び図9に示すピストンの一つの実施形態のバリエーションでは、例えば、リングシート118の後方部19bにて、シールリング116下で潤滑サーキット112‘が出現する、ピストンのボディ111が、示される。好適な実施形態では、シールリング116は、リングシート118内に形成された、対応する環状溝119と幾何学的に結合する内部環状トゥース117と合致する。好ましくは、前記環状溝119は、シールリング116下で出現する潤滑サーキット112の出口ホール112’に対して遠位で作成される。例えば、前記環状溝119は、リングシートの中間位置にて、前記出口ホール112‘とアウトレットアパチャ34との間で同軸上に形成される。リングのトゥース117と環状溝119との間の結合は、リングと、ピストンの外側表面との間のシールを向上させ、両者の間でのエアの通路を遮るものである。
好ましくは、更に、この実施形態に係るシールリング116では、スプリット17の横断セクション17‘は、前記スプリット17内でステップを特定するものであるが、リングのトゥースの一部に沿って、即ち、リングの厚さがより大きいところで形成されている。このことにより、スプリット17の対向する横断表面間の可能な限り最も大きい厚さを利用することが可能となり、リングのシールを向上させられるという利点を得られる。
図10〜図13に示すピストンに関する一つの実施形態のバリエーションでは、リングシート18は、後方位置で作成された上でピストンに組み込まれる、というのではなく、ピストンの前面13の隣のフロントで終端し若しくはピストンの前面13と同一面にある。従って、前記リングシート18は、後方ショルダ20によってのみ画定される。更に、リングシート18の前端近傍では、環状溝40は、リングシート18内に形成される。言い換えれば、前記環状溝40は、リングシート18の底壁19の前方部19cとクロスする。特に、前記環状溝40は、アウトレットアパチャ34の前端への正接となっている。シールリング16には、形状付けされたカップリングによって前記環状溝内に挿入するのに適切である内部環状突起部161が設けられる。
シールリングの軸方向の遮断要素として作用することに加えて、前記内部環状突起部161は、連絡ホール30を貫通する液体金属への障壁となり、主としてアウトレットアパチャ34の後方ゾーンに向かって、従って配分チャネル24に向かって前記液体金属を仕向けるように強いる。
図8〜図11に示す実施形態では、ピストン及びシールリングは、ピストン上でシールリング16が回転するのを防ぐのに適する回転防止手段も備わる。例えば、前記回転防止手段は、リングシート18の底壁19から立ち上がりリング内に形成された対応アパチャ162と係合する輻射状突起部70の形態である。前記回転防止手段が既述の第1の実施形態におけるピストン上にも設けられ得ることは、明白である。
結果として、ピストンの前面13により押される溶融状態の金属は、連絡ホール30を貫通して、直線経路により配分チャネル24に到達する。それらチャネルはシールリング16と係合するのでは無く、むしろリングシート18の底表面19の後方環状部19b及び前方環状部19c上で係止するのであり、未だ液体状態にある金属は配分チャネル24内で円周方向に自由に拡張し、即ち、前記チャネル24における全体的な環状の拡張を自由に均等に占めるものとなる。
配分チャネル24におけるそのような金属の均等な配分は、連絡ホール30のアウトレットアパチャ34を囲む輻射且つ発散の接続壁35に託される。
ピストン内で形成される、傾斜のある円錐形状の連絡ホール30は、インレットアパチャ32における金属ライザの破損を生じるのに適している。チャネル内で固化する金属をライザにより完全に抽出することが目的であった、先行技術を参照する前述の長手方向チャネルピストンとは異なり、本発明に係るピストンにより、金属は連絡ホール30内部に残されある種のプラグを形成する。実際の連絡チャネルの円錐形状のために、液体金属がピストンの前面により押されると、前記プラグは加熱されてピストンの前面上で動作する液体金属と合金化し、更に配分チャネル内に押し込まれる。言い換えれば、連絡ホール30は以下のように形成される。インレットアパチャ32に入る液体状態の金属MM(図7)が、以前に固化された金属SMを連絡ホール30内に押し込み、これにより前記連絡ホール30を画定する壁からそれを剥がして配分チャネル24にそれを入れ、冷却して固化する(図7)、一種の押し出し加工を用いる。言い換えれば、個々のキャストサイクルにて、液体状態の新しい金属が連絡ホール30を貫通すると、前記ホールの円錐形状並びに輻射状の発散壁35のおかげで、シールリングの下の金属の堆積に関するある種のリモデリングが発生し、その結果として、シールリングより下の隙間が固化された金属で占められてシールリングが一様に、輻射状に且つ外方向に押しやられる。連絡ホール30の円錐形状は、リング下での金属の合金化及びリモデリングなどの現象中に、連絡ホール30を介して金属がピストンヘッドに戻ることを防いでいる、ということにも留意すべきである。
固化した金属SMが前記チャネル24を充填すると、これによりシールリング16下でリングが形成され、連絡ホールからの新しい金属MMは、前記金属リングを輻射方向(図7の矢印F1)だけで無く、軸方向(図7の矢印F2)にも押しやる傾向がある。配分チャネル24の底表面24‘と、リングシート18の底表面19の後方環状部19bとの間の、円錐接続表面26の存在のおかげにより、配分チャネル24内内の金属リングは後方にある種のウエッジを形成し、該ウエッジは、連絡ホールからの新しい金属の前記軸方向の推進の結果として、所望のポイントで、言い換えればその重心にて、シールリング16を立ち上がらせる。
結果として、本発明に係るピストンは、安全な、信頼性の高い、且つ実効性のあるやり方でシールリングの摩耗を回復することを、可能にする。
本発明に係るピストンに対して、当業者は、付随の且つ特定の要件を満たしつつ更なる修正及び変更を行い、添付の請求項に規定される発明の保護範囲内に維持し得ることは、明白である。
10・・・ピストン、11・・・ボディ、12・・・ヘッド、13・・・前面、16・・・シールリング、18・・・リングシート、19・・・底表面、24・・・配分チャネル、32・・・インレットアパチャ、34・・・アウトレットアパチャ。

Claims (16)

  1. コールドチャンバダイキャストマシンのためのピストンであって、
    溶融金属を押しやる前面を伴うフロントにて終端するピストンボディと、個々のシールリングを収容するのに適する、前記ボディ周りに形成された少なくとも一つのリングシートとを含み、
    前記リングシートは底表面を含む、ピストンにおいて、
    環状配分チャネルは、前記底表面の中間環状部内で形成され、
    前記環状配分部は、リング下での、配分チャネル内への溶融金属の流れのためにピストンボディ内に形成された少なくとも二つの連絡ホールを介して、ピストンの前記前面と連絡し、前記連絡ホールはピストンの軸に関して傾いており、配分チャネルに向かって増大するスルーセクションを有する
    ことにより、特徴付けられる、ピストン。
  2. 前記底表面は、シールリングの対応する後方部をサポートする後方環状サポート部、中間環状部、及び、シールリングの対応する前方部をサポートする前方環状サポート部を含む、請求項1に記載のピストン。
  3. 底表面の前記前方環状サポート部は、連絡ホールのアウトレットアパチャにより遮断され、前記アウトレットアパチャは、環状配分チャネルに向かって開いている、請求項2に記載のピストン。
  4. 個々のアウトレットアパチャは、前記チャネルに向かって発散するアーチ状接続壁により配分チャネルに接続する、請求項1から3のうちのいずれか一に記載のピストン。
  5. 配分チャネルは、円錐接続表面により、リングシートの底表面の後方環状サポート部に接続する、請求項1から4のうちのいずれか一に記載のピストン。
  6. 配分チャネル部は、シールリングのリングシートの深さと、深さにおいて等しい若しくは浅い、請求項1から5のうちのいずれか一に記載のピストン。
  7. 連絡ホールは、ピストンの前面上に出現し、インレットアパチャはピストン軸と同軸である外周に沿って配分され、前記外周は、前記連絡ホールのアウトレットアパチャが形成される外周よりも小さい直径を有する、請求項1から6のうちのいずれか一に記載のピストン。
  8. 環状のリングシートは、後方で、ピストンのボディ上に形成された環状隣接ショルダにより画定される、請求項1から7のうちのいずれか一に記載のピストン。
  9. リングシートは、ピストンのボディの前面の後方での位置に形成され、前記ボディ内にて、リアショルダにより及びフロントショルダにより画定される、請求項1から8のうちのいずれか一に記載のピストン。
  10. ピストンボディには、シールリング下で出現する潤滑サーキットが設けられている、請求項1から9のうちのいずれか一に記載のピストン。
  11. シールリングは、リングシート内に形成された対応する環状溝と幾何学的に結合する内部円形トゥースと合致する、請求項1から10のうちのいずれか一に記載のピストン。
  12. リングシートは、ピストンの前面の隣のフロントで終端し、ピストン及びリングは、ピストンに関してシールリングの軸方向の移動を防ぐのに適した軸方向遮断手段が設けられた、請求項1から8のうちのいずれか一に記載のピストン。
  13. 形状付けされたカップリングにより、シールリング内に形成された対応する内部環状突起部を受けるのに適切な環状溝が、リングシート内に形成された、請求項1から12のうちのいずれか一に記載のピストン。
  14. 前記環状溝は、内部的に、連絡ホールのアウトレットアパチャの前端に接する、請求項13に記載のピストン。
  15. 更に、シールリング上に形成された対応する回転防止手段と協働して、ピストン上でシールリングの回転を防止するのに適した、回転防止手段を含む、請求項1から14のうちのいずれか一に記載のピストン。
  16. 前記回転防止手段は、リングシートの底壁から立ち上がりシールリング内に形成された対応アパチャと係合する輻射状突起部の形態である、請求項15に記載のピストン。
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