JP6030357B2 - オレウロペイン含有組成物 - Google Patents

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Description

本発明はオレウロペイン含有組成物に関する。詳細には、本発明はオレウロペインが安定化された組成物に関する。
オレウロペインはオリーブやイボタノキの葉などに含まれるフェノール化合物である。オレウロペインについては、抗菌作用、血糖値上昇抑制作用、LDL酸化抑制作用、抗ウイルス作用など種々の生理活性効果が知られており、これらの効果を期待して食品、医薬品、化粧品、口腔用組成物などへの応用が期待されるが、これらの組成物は、その製造における殺菌や流通や保存時において高温下に放置される場合がある。また、特に飲料のような食品では殺菌工程において高温の加熱負荷が生じ、組成物のpHが中性付近の茶飲料は温和な条件で加熱処理に付される。さらに、粉末/顆粒剤型をスプレードライなどにより製造する場合には高温に晒され、その組成物に含まれるポリフェノール類は変色を引き起こす。ゼリーなどの食品においても、製造過程で加熱が必須である。
このように、オレウロペインはエステル結合を有するフェノール化合物であるため、経時安定性や熱安定性が悪いという課題があった。
このような課題に対して、特許文献1には、フェノール性水酸基を三つ以上有するポリフェノール化合物とアルコール性水酸基を二つ以上有する化合物とを含有する、変色が防止されたポリフェノール化合物含有組成物が開示されている。
また、特許文献2には、ポリフェノール類およびポリグリセリン多価脂肪酸エステルを含有する、ポリフェノール類を長期安定に保ち、かつポリフェノール類の渋味を感じない耐熱性に優れたポリフェノール類組成物が開示されている。しかしながら、これらの先行技術によってもポリフェノール類の安定化を十分に図ることはできなかった。
特開平6−239716号公報 特開2001−309763
本発明の目的は、オレウロペインの分解抑制および外観安定性、特に高温に晒された後のオレウロペインの分解抑制および外観安定性に優れたオレウロペイン含有組成物、および、オレウロペインの分解を抑制する方法およびオレウロペイン含有組成物の外観を安定化する方法を提供することにある。
本発明者らは、かかる課題のもとに鋭意検討した結果、オレウロペインを含有する組成物に、アスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの水溶性塩から選ばれる1種以上を添加することによりこの課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
[1] アスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩から選ばれる1種以上を0.001−0.2質量%と、オレウロペインと、水とを含有することを特徴とするオレウロペイン含有組成物;
[2] オレウロペインの含有量が0.001−2質量%であることを特徴とする[1]に記載のオレウロペイン含有組成物;
[3] 組成物が液体、液状、粉末また顆粒状であることを特徴とする前記[1]または[2]記載のオレウロペイン含有組成物;
[4] 組成物が飲料であることを特徴とする前記[1]ないし[3]のいずれか1に記載のオレウロペイン含有組成物;および
[5] オレウロペインを含有する組成物において、アスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩から選ばれる1種以上を0.001−0.2質量%含有させることを特徴とする、オレウロペインの安定性を改善する方法
を提供する。
本発明によれば、組成物に含まれるオレウロペインの熱安定性が向上し、さらに、オレウロペインを含む組成物の加熱、経時放置による着色を防止することができる。
オレウロペイン含有組成物の外観安定性に及ぼす種々の濃度のアスコルビン酸の効果を示すグラフである。 加熱処理によるオレウロペイン分解に及ぼす種々の濃度のアスコルビン酸の効果を示すグラフである。
第1の態様において、本発明はアスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩から選ばれる1種以上を0.001−0.2質量%と、オレウロペインと、水とを含有することを特徴とするオレウロペイン含有組成物を提供する。
第2の態様において、本発明はオレウロペインを含有する組成物において、アスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩から選ばれる1種以上を0.001−0.2質量%含有させることを特徴とする、オレウロペインの安定性を改善する方法を提供する。
本発明に用いるアスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩は、医薬品、化粧品、食品に使用できるものであれば特に限定されない。塩としては、ナトリウム塩、カルシウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、モリブデン塩、クロミウム塩、マンガン塩などが挙げられ、このうち水溶性の塩が好ましく、ナトリウム塩が最も好ましい。アスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩の組成物中の含有量は、0.001−0.2質量%が好ましく、0.005−0.1質量%がより好ましく、0.02−0.05質量%が最も好ましい。組成物中のアスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩の含有量が0.001質量%未満または0.2質量%を超える場合は、組成物の外観安定性が低下するため好ましくない。
本発明に用いるオレウロペインは、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品に使用できるものであれば特に限定されず、合成品あるいは天然物由来品の何れも使用することができるが、食品に用いる場合は天然物由来が好ましい。オレウロペインは、フェノール化合物の一種であり、天然物由来のものとしてはオリーブやイボタノキの葉などから抽出・単離されたものを用いることができる。また、本発明に用いるオレウロペインは、エーザイフード・ケミカル株式会社(商品名「オピエース」)などから商業的に入手できる。オレウロペインの組成物中の含有量は特に限定するものではないが、0.001−2質量%が好ましく、0.005−1質量%がより好ましく、0.01−0.8質量%が最も好ましい。組成物中のオレウロペインの含有量が0.001質量%未満または2質量%を超える場合は、組成物の外観安定性が低下するため好ましくない。
本発明のオレウロペイン含有組成物は、液状歯磨、液体歯磨、洗口剤、マウススプレー、塗布剤、ジェル剤、パスタ、含嗽剤、飲料、ゼリーなどの水を含有する形態に調製することができる。これらの形態の中でも、液体や液状の形態が好ましく、特に、液体の形態が好ましい。これらの形態の組成物は、上記した成分に加えて各々の形態に応じた各種の公知成分を配合し、常法に従って調製できる。
また、本発明のオレウロペイン含有組成物には本発明の効果を損なわない範囲で、医薬品、口腔用組成物を含む医薬部外品または化粧品、食品で使用できる任意の成分、例えば界面活性剤、粘度調整剤、湿潤剤、研磨剤、保存剤、甘味剤、香味剤または香料、有効成分、pH調整剤などを配合することができる。
界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシアルキルエーテル硫酸ナトリウムなどの硫酸エステル塩;アシルサルコシン酸塩、アシルグルタミン酸塩などのアシルアミノ酸塩;脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸塩;アルキルスルホ酢酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩などのアニオン性界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステルなどの糖脂肪酸エステル;マルチトール脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステルなどの糖アルコール脂肪酸エステル;ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートなどのソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレングリコールラウレートなどのポリオキシエチレン脂肪酸エステル;ラウリン酸のモノ−もしくはジ−エタノールアミドなどのアルカノールアミド;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;アルキルグリコシド;ポリグリセリン脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤、ならびに、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシンなどのN−アルキルジアミノエチルグリシン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルベタイン、イミダゾリニウムベタイン、アルキルスルホベタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。これらの界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
粘度調整剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン変性ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体;トラガカントガム、カラヤガム、アラビアガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、キサンタンガムなどのガム類;アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの合成粘結剤;グルコマンナンなどが挙げられる。これらの粘結剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。その配合量は、通常、組成物全体に対して0.3−10質量%である。
湿潤剤としては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、糖アルコールなどが挙げられる。これらの湿潤剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
研磨剤としては、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、第2リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、酸化チタン、非晶質シリカ、結晶質シリカ、研磨性シリカ、増粘性シリカ、アルミノシリケート、酸化アルミニウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、レジン、ハイドロキシアパタイトなどが挙げられる。これらの研磨剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
保存剤としては、例えば、エチルアルコール、メチルパラベン、安息香酸塩、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、没食子酸、ソルビン酸、プロピオン酸などが挙げられる。これらの保存剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。その配合量は、通常、組成物全体に対して0.001−0.5質量%である。
甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、アセスルファムカリウム、ステビオサイド(ステビアエキス)、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマチン、α−L−アスパルチル−L−フェニルアラニン メチルエステル、メトキシシンナミックアルデヒド、キシリットなどが挙げられる。これらの甘味剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。その配合量は、通常、組成物全体に対して0.01−1質量%、好ましくは0.05−0.5質量%である。
香味剤としては、例えば、メントール、カルボン、オイゲノール、サリチル酸メチル、メチルオイゲノール、チモール、アネトール、リモネン、オシメン、n−デシルアルコール、シトロネール、α−テルピネオール、メチルアセタート、シトロネニルアセタート、シネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、タイム、ナツメグ、スペアミント油、ペパーミント油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、珪皮油、シソ油、冬緑油、丁子油、ユーカリ油、ピメント油、ティーツリー油、ダバナ油などが挙げられる。これらの香味剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
有効成分としては、例えば、酢酸dl−α−トコフェロール、コハク酸トコフェロール、またはニコチン酸トコフェロールなどのビタミンE類、ドデシルジアミノエチルグリシンなどの両性殺菌剤、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノールなどの非イオン性殺菌剤、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素(リテックエンザイム)などの酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムなどのアルカリ金属モノフルオロフォスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化第一錫などのフッ化物、トラネキサム酸やイプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、ジヒドロコレステロール、グリチルリチン塩類、グリチルレチン酸、グリセロフォスフェート、クロロフィル、塩化ナトリウム、カロペプタイド、水溶性無機リン酸化合物などが挙げられる。これらの薬効成分は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。これら成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
pH調節剤としては、例えば、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、ピロリン酸、乳酸、酒石酸、グリセロリン酸、酢酸、塩酸またはこれらの化学的に可能な塩や水酸化ナトリウムなどが挙げられる。これらは、通常、組成物のpHが4−8の範囲となるように、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
以下、実施例および比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。なお、各例中の配合量は、特に規定がない限り質量%を示す。
評価用検体は、エーザイフード・ケミカル株式会社のオピエースを蒸留水で希釈して完全に均一とし、規定量のオレウロペイン水溶液を調製した。さらに、その水溶液にアスコルビン酸を配合して均一とした後に、重炭酸ナトリウムを添加して、水溶液のpHを7.0に調整したものを用いた。
<オレウロペイン含有組成物の外観安定性評価>
組成物の黄色度(YI:Yellow Index)は下式により求めた。
上記処方に従って組成物を製造し、黄色度(YI-0)を測定した。
つぎに、組成物を飲料用パウチに封入し、123℃にて15分の加熱処理後、加熱直後の黄色度(YI-1)を測定した。さらに、黄変度 △YI-1 = 〔(YI-1)-(YI-0)〕を算出した。
未開封の加熱処理パウチサンプルをさらに40℃にて1ヶ月放置後、黄色度(YI-2)を測定し、黄変度 △YI-2 = 〔(YI-2)-(YI-1)〕を算出した。
組成物の外観安定性の総合評価は、黄変度 △YI-3 = 〔(YI-2)-(YI-0)〕を評価して行った。
黄色度の測定には、分光光度計 UV2450(株式会社 島津製作所製)を使用した。その結果を図1に示す。
図1から明らかなように、オレウロペインを含有する組成物は加熱により変色し、放置することでさらに変色する傾向がみられた。一方、組成物にアスコルビン酸を0.005−0.1質量%の濃度範囲で添加することにより黄変を抑制でき、外観安定性を向上できることが示された。特に、0.02−0.05質量%の濃度範囲で添加した場合には、処理後および放置後において顕著な黄変抑制効果が認められた。しかしながら、アスコルビン酸の濃度が0.5質量%になると、むしろ黄変が促進されることが示された。
<オレウロペイン含有組成物のオレウロペイン安定性評価>
評価用検体中のオレウロペインの定量は、HPLC(L-6000、日立製作所)を用いて以下の条件で行った。評価用検体をメタノールにより希釈し、メタノールの終濃度が60%となるように調製し、フィルター(ミニザルトRC15(孔径0.45μm;ザルトリウス・メカトロニクス・ジャパン株式会社))で濾過した後にHPLCで測定した。本試験で用いたHPLC条件は、次の通りである。HPLC条件:
注入量:20μL
カラム:ODSカラム(粒子径5μm、内径4.6mm、長さ25cm)
カラム温度:40℃
検出器:紫外吸光光度計(280nm)
移動相:アセトニトリル:水:0.1mol/Lリン酸混液(21:79:0.46)
流速:1.0mL/min
上記処方に従って組成物を製造し、HPLCでオレウロペインを示すピーク面積を測定した(処理前)。つぎに、組成物を飲料用パウチに封入し、123℃にて15分の加熱処理後、HPLCでオレウロペインピーク面積を測定した(処理後)。処理前のピーク面積を100%とした場合の、処理後ピーク面積の%を算出した。その結果を図2に示す。
図2に示すとおり、オレウロペインを含有する組成物を加熱処理することにより、オレウロペインが分解する傾向がみられた。一方、組成物にアスコルビン酸を0.02−0.1質量%の範囲で添加することで、加熱処理によるオレウロペインの分解を抑制できることが示された。特に、0.02−0.05質量%の範囲で添加した場合には、加熱処理後において顕著なオレウロペイン分解抑制効果が認められた。しかしながら、アスコルビン酸の濃度が0.5質量%になると、むしろオレウロペインの分解が促進されることが示された。
以下に、本発明の組成物の処方例を示す。なお、以下の配合量はいずれも質量%を示す。
製剤例1:茶飲料
茶抽出液 1000g
(水1kgあたり茶葉30gを用い、75℃で5分間抽出したもの)
オレウロペイン 1g
アスコルビン酸 0.2g
(上記混合物を、炭酸水素ナトリウムによりpH6.5に調整)
製剤例2:茶飲料
粉末茶葉 1g
オレウロペイン 0.5g
アスコルビン酸ナトリウム 0.0025g
水 250g
上記粉末茶葉とオレウロペイン、アスコルビン酸ナトリウムの混合物を飲用時に水へ溶解するものであってもよい。
製剤例3:茶飲料
茶エキス 0.5g
オレウロペイン 0.025g
アスコルビン酸カルシウム 0.0025g
水 250g
上記茶エキスとオレウロペイン、アスコルビン酸カルシウムの混合物を飲用時に水へ溶解するものであってもよい。
製剤例4:飲料
オレウロペイン 0.1g
アスコルビン酸ナトリウム 2g
粉末香料 2g
水 1000g
(上記混合物をクエン酸によりpH4.0に調整)
製剤例5:ドリンク
オレウロペイン 2g
エリソルビン酸ナトリウム 0.1g
フルーツエキス 1g
水 1000g
(上記混合物をクエン酸によりpH4.0に調整)
製剤例6:ゼリー
グルコマンナン 0.18g
オレウロペイン 0.04g
クエン酸 0.1g
クエン酸三ナトリウム 0.14g
香料 0.2g
エリソルビン酸ナトリウム 0.2g
合計100gになるように水を添加
製剤例7:ゼリー
グルコマンナン 0.1g
カラギーナン 0.14g
ローカストビーンガム 0.04g
オレウロペイン 0.8g
クエン酸 0.2g
クエン酸三ナトリウム 0.14g
アスコルビン酸 0.1g
香料 0.2g
合計100gになるように水を添加
本発明の組成物および方法は、種々の薬理効果を示すオレウロペインの水含有組成物中における分解抑制および外観安定性を向上するために、食品、医薬品、口腔用組成物を含む医薬部外品または化粧品の分野におけるオレウロペイン含有組成物およびその製造に利用される。

Claims (5)

  1. アスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩から選ばれる1種以上を0.001−0.2質量%と、オレウロペインと、水とを含有することを特徴とするオレウロペイン含有組成物(但し、ビタミンEを含むオレウロペイン含有組成物を除く)
  2. オレウロペインの含有量が0.001−2質量%であることを特徴とする請求項1に記載のオレウロペイン含有組成物。
  3. 組成物が液体、液状、粉末また顆粒状であることを特徴とする請求項1または2記載のオレウロペイン含有組成物。
  4. 組成物が飲料であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のオレウロペイン含有組成物
  5. オレウロペインを含有する組成物において、アスコルビン酸、エリソルビン酸およびそれらの塩から選ばれる1種以上を0.001−0.2質量%含有させることを特徴とする、オレウロペインの安定性を改善する方法(但し、オレウロペインを含有する組成物にビタミンEを含有させることを含む方法を除く)
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