JP6029942B2 - 減衰力調整機構、及び、油圧緩衝器 - Google Patents
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Description
図11は、ピストンロッドと減衰力調整機構部品とを直列に配置した減衰力調整機構を有する参考技術の油圧緩衝器の側断面図である。
シリンダと、前記シリンダの内部で2つの油室を区画するピストンと、前記ピストンに設けられ前記2つの油室を連通させる通路を有するピストンロッドと、前記ピストンロッド内に配置され、前記通路の開口面積を調整するバルブが設けられた第1のロッドと、を備える油圧緩衝器に配置される減衰力調整機構において、
前記第1のロッドに設けられた第1のアジャスタピストンと、
前記第1のアジャスタピストンと移動方向が異なる第2のアジャスタピストンと、
前記第1のアジャスタピストンと前記第2のアジャスタピストンとの間に密閉されて配置され、前記第2のアジャスタピストンの位置を調整されることにより前記第1のアジャスタピストンの位置を移動させるアジャスタピストン用油室と、
を備える。
シリンダと、
前記シリンダの内部で2つの油室を区画するピストンと、
前記ピストンに設けられ前記2つの油室を連通させる通路を有するピストンロッドと、
前記ピストンロッド内に配置され、前記通路の開口面積を調整するバルブが設けられた第1のロッドと、
前記第1のロッドに設けられた第1のアジャスタピストンと、
前記第1のアジャスタピストンと移動方向が異なる第2のアジャスタピストンと、
前記第1のアジャスタピストンと前記第2のアジャスタピストンとの間に密閉されて配置され、前記第2のアジャスタピストンの位置を調整されることにより前記第1のアジャスタピストンの位置を移動させるアジャスタピストン用油室と、
を備える。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の油圧緩衝器5を示す外観図である。
図3は、第1実施形態の油圧緩衝器5のピストン8部分の断面図である。
なお、図2に示す側断面図は、ピストンロッド2の上端部と、ピストンロッド2の上端部に螺着されるバンプストッパ19と、同じくピストンロッド2の上端部と螺着されるトップボディ1と、ピストンロッド2と垂直になるようにトップボディ1に設けられた調整ロッド(第2のロッドの一例)12とを含む側断面図である。
図2において、トップボディ1は、アッパーマウント14の中心にある貫通孔を貫通し、トップボディ1の上端部は、ナット等によりアッパーマウント14と固定される。ピストンロッド2は、バンプストッパ19、及びトップボディ1と螺着されている。
ここで、調整ロッド12は、従来のピストンロッド2の上端部と同じ形状である。これにより、図11に示すアッパーマウント14の貫通孔を貫通したピストンロッド2を螺着するためのナット等の螺着部材又は接合部材や、ピストンロッド2の上端部に螺着又は嵌合される減衰力調整機構部品(例えば、アクチュエータ35やクリック41)などの従来部品を、特別な加工をすることなく、調整ロッド12に対しても流用することができる。このため、部品の共通化が可能となり、部品の組立行程も従来のものと共通化することが可能となる。
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態の油圧緩衝器5を示す外観図である。
本実施形態では、アクチュエータ35が、ピストンロッド2の長手方向と直交する方向にトップボディ1に螺着されている。本実施形態は、この構成において第1実施形態と相違し、その他の構成は同様であるため、詳細な説明を省略する。
図6は、第3実施形態の油圧緩衝器5を示す外観図である。
図7は、第3実施形態の第1変形例の要部の側断面図である。
本実施形態では、第2のロッドの一例である調整ロッド47が、互いに異なる方向に延びる第1の部分47a及び第2の部分47bを含み、第2のアジャスタピストン4Bは、第1の部分47aの内部を移動し、アジャスタピストン用油室48は、第2の部分47bの内部に亘って位置する。本実施形態は、これらの構成において第2実施形態と相違し、その他の構成は同様であるため、詳細な説明を省略する。
減衰力を調整する場合には、上述の第1実施形態及び第2実施形態と同様であるが、アクチュエータ35を操作又はクリック41を回転させることによって減衰力を調整できる。図7の例では、クリック41を回転させると、クリック41に嵌合又は固着されているアジャスタスクリュ3がクリック41に連動して図7上の左右方向に移動する。第2のアジャスタピストン4Bとの間にアジャスタピストン用油室48内のオイルを有している第1のアジャスタピストン4Aは、第2のアジャスタピストン4Bがスライドすることに連動して変位することとなる。最終的に、第1のアジャスタピストン4Aに当接されているアジャスティングロッド10が、クリック41に連動して上下に移動し、アジャスティングロッド10の下端部にあるバイパス流路32を通る油量が変化し、減衰力が調整される。
また、本実施形態では、調整ロッド47,49が第1の部分47a,49a及び第2の部分47b,49bを有する例について説明したが、これらの部分と異なる方向に延びる第3の部分を含めた3つ以上の部分を有するようにしてもよい。
図9は、第4実施形態の油圧緩衝器5を示す外観図である。
図10は、第4実施形態の要部の側断面図である。
以上説明した第4実施形態においても、アジャスタピストン用油室51は、第1のアジャスタピストン4Aと第2のアジャスタピストン4Bとの間に密閉されて配置されるため、第1実施形態〜第3実施形態と同様に減衰力調整機構の配置の自由度を向上させることができる。
2 ピストンロッド
3 アジャスタスクリュ
4A 第1のアジャスタピストン
4B 第2のアジャスタピストン
5 油圧緩衝器
6 シリンダ
7 シェルパイプ
9A 油室
9B 油室
10 アジャスティングロッド(第1のロッド)
11 ニードルバルブ(バルブ)
12 調整ロッド(第2のロッド)
13 車体取付部材
14 アッパーマウント
19 バンプストッパ
20 バンプラバ
29 縮み側流路
30 伸び側流路
32 バイパス流路(通路)
35 アクチュエータ
37 アーム
38 突出部
41 クリック
42 アジャスタピストン用油室
43 ベースナット
44 ボディーハウジング
45 アジャストワイヤ
46 Cクリップ
47 調整ロッド(第2のロッド)
47a 第1の部分
47b 第2の部分
48 アジャスタピストン用油室
49 調整ロッド(第2のロッド)
49a 第1の部分
49b 第2の部分
50 アジャスティングロッド(第1のロッド)
51 アジャスタピストン用油室
52 エア抜き用穴
53 ボルト
Claims (4)
- シリンダと、前記シリンダの内部で2つの油室を区画するピストンと、前記ピストンに設けられ前記2つの油室を連通させる通路を有するピストンロッドと、前記ピストンロッド内に配置され、前記通路の開口面積を調整するバルブが設けられた第1のロッドと、を備える油圧緩衝器に配置される減衰力調整機構において、
前記第1のロッドに設けられた第1のアジャスタピストンと、
前記第1のアジャスタピストンと移動方向が異なる第2のアジャスタピストンと、
前記第1のアジャスタピストンと前記第2のアジャスタピストンとの間に密閉されて配置され、前記第2のアジャスタピストンの位置を調整されることにより前記第1のアジャスタピストンの位置を移動させるアジャスタピストン用油室と、
互いに異なる方向に延びる第1の部分及び第2の部分を含む第2のロッドと、
を備え、
前記第2のアジャスタピストンは、前記第1の部分の内部を移動し、
前記アジャスタピストン用油室は、前記第2の部分の内部に亘って位置する、
ことを特徴とする減衰力調整機構。 - 前記第2のアジャスタピストンを移動させるアクチュエータを更に備えることを特徴とする請求項1記載の減衰力調整機構。
- 前記第1のロッドは、前記油圧緩衝器を車体に取り付けるためのアッパーマウントを貫通して延び、
前記第1のアジャスタピストン、前記第2のアジャスタピストン、及び前記アジャスタピストン用油室は、前記アッパーマウントよりも上方に配置されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の減衰力調整機構。 - シリンダと、
前記シリンダの内部で2つの油室を区画するピストンと、
前記ピストンに設けられ前記2つの油室を連通させる通路を有するピストンロッドと、
前記ピストンロッド内に配置され、前記通路の開口面積を調整するバルブが設けられた第1のロッドと、
前記第1のロッドに設けられた第1のアジャスタピストンと、
前記第1のアジャスタピストンと移動方向が異なる第2のアジャスタピストンと、
前記第1のアジャスタピストンと前記第2のアジャスタピストンとの間に密閉されて配置され、前記第2のアジャスタピストンの位置を調整されることにより前記第1のアジャスタピストンの位置を移動させるアジャスタピストン用油室と、
互いに異なる方向に延びる第1の部分及び第2の部分を含む第2のロッドと、
を備え、
前記第2のアジャスタピストンは、前記第1の部分の内部を移動し、
前記アジャスタピストン用油室は、前記第2の部分の内部に亘って位置する、
ことを特徴とする油圧緩衝器。
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