JP6029198B1 - 注出ノズル開閉機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】注出ノズルの開放・閉止が片手で操作できる注出ノズル開閉機構の提供。【解決手段】一端を容器本体に連通するように取り付けられた筒状ハウジング12と、該筒状ハウジング内に一端を保持され、他端を前記筒状ハウジングから突出させた閉止栓13と、閉止栓の少なくとも下部を包み込み、筒状ハウジング内面にスライド用パッキング15を介して上下にスライドできるように保持され、下端を筒状ハウジングに取り付けた蓋体16から突出させて、その先端には閉止栓に閉止用パッキングを介して係合する閉止部を備えた筒状スライド体14と、筒状スライド体の下端に取り付けた操作レバー31とを有する開閉機構を備えた注出ノズルであって、注出ノズルは、操作レバーの下向き操作により閉止部と閉止栓との係合が解除されて注出状態となる。【選択図】図2

Description

この発明は、調味料や飲料等の液状内容物を注出するための注出ノズル開閉機構に関し、所望量の内容物を簡便に抽出することができ、かつ瞬時に内容物の流出を停止することを可能とした注出ノズル開閉機構に関するものである。
調味料や飲料等の液状内容物を収納する容器として従来使用されているのは、瓶、缶、テトラパック等に代表される紙パック、PETボトル、懸垂容器または樹脂性の成形容器等であり、いずれも屋外や家庭や事業所内等の屋内で使用されている。これらの容器に充填された調味料や飲料等の液状内容物は、片手でその適量を簡単に注出することは難しく、そのため自動閉止弁付きの容器が提案されてきている。
そのような自動閉止弁付きの容器として従来、本発明者は特開2000−62815号公報(特許文献1参照)に記載の自動閉止弁付き袋状容器や、特開2005−104469号公報(特許文献2参照)に記載されたようなピンチ弁付き飲用容器を提案してきた。
また本発明者らは、特願2015−27037号(特許第5777131号公報、特許文献3参照)をも提案している。
他方、より容量の大きな容器に調味料や飲料等の液状内容物を収納し、家庭や事業所内等で衛生的に、かつ誰もが簡便に注出することができるようにした開閉機構付きの容器が望まれるようになってきているが、上記各先行技術文献に記載のものはいずれも携帯に適した小型の容器に適用可能な自動閉止弁付きの容器に関するものであった。
特開2000−62815号公報 特開2005−104469号公報 特許第5777131号公報
この発明は、家庭や事業所内等で壁等に下向きに懸垂させて使用される収納量が中から大容量の懸垂容器に関するものであり、特に調味料や飲料等の液状内容物を収納した懸垂容器に取り付けた注出ノズルを簡単に閉止することができ、家庭や事業所内等で衛生的に、かつ誰もが簡便に注出することができるようにした開閉機構付きの容器を提供しようとするものである。
すなわちこの発明の注出ノズル開閉機構は、一端を容器本体に連通するように取り付けられた筒状ハウジングと、該筒状ハウジング内に一端を保持され、他端を前記筒状ハウジングから突出させた閉止栓と、前記閉止栓の少なくとも下部を包み込み、前記筒状ハウジング内面にスライド用パッキングを介して上下にスライドできるように保持され、下端を前記筒状ハウジングに取り付けた蓋体から突出させて、その先端には前記閉止栓に閉止用パッキングを介して係合する閉止部を備えた筒状スライド体と、該筒状スライド体の下端に取り付けた操作レバーとを有する開閉機構を備えた注出ノズルであって、
前記注出ノズルは、前記筒状スライド体が上端位置にあるときは前記閉止部は閉止栓に係合して閉止用パッキングを介して閉止されており、前記操作レバーの下向き操作により前記筒状スライド体が下部位置にあるときは前記閉止部と閉止栓との係合が解除され、筒状スライド体が開放されて注出状態となることを特徴とするものである。
この発明の注出ノズル開閉機構において、前記筒状ハウジング内に一端を保持され、他端を前記筒状ハウジングから突出させた閉止栓は、前記筒状ハウジングの内壁に設けた複数の係合孔に係合する突起を上端に設けた縦アーム部と、その下端を所定の間隔で連結した横アーム部とからなる係合アームと、前記横アーム部に下向きに固設した閉止栓本体と、閉止栓本体の端部に取り付けたパッキングとを備えたことをも特徴とするものである。
この発明の注出ノズル開閉機構において、前記筒状ハウジングは、該筒状ハウジングに取り付ける蓋体との間に上部操作レバー体を介在させることにより、該上部操作レバー体と前記操作レバーとを挟んで操作レバーの復帰操作をしやすくできるようにしたことをも特徴とするものである。
この発明の注出ノズル開閉機構において、前記操作レバーは、その中央に前記筒状スライド体の下端に取り付ける取付孔を備え、該取付孔を前記筒状スライド体の下端に挿通した上、前記筒状スライド体の下端に設けた周溝に抜け止め用パッキングを取り付けて前記筒状スライド体に取り付けたことをも特徴とするものである。
第1発明の注出ノズル開閉機構によれば、注出ノズルを開口した状態を操作レーバーを引き下げるだけで簡単に保持できることはもちろん、係止レバーを押し上げて閉止栓と係合させるだけで閉止した状態に簡単に保持させることができ、非常に簡便な操作で液状内容物の注出制御を行うことができる。
第2発明の注出ノズル開閉機構によれば、前記筒状ハウジング内に一端を保持され、他端を前記筒状ハウジングから突出させた閉止栓を、前記筒状ハウジングの内壁に設けた複数の係合孔に係合する突起を上端に設けた縦アーム部と、その下端を所定の間隔で連結した横アーム部とからなる係合アームとを備えたものとしたので、液状内容物の通過を損なわず、しかも非常に単純な構造の閉止栓を提供することができる。
第3発明の注出ノズル開閉機構によれば、前記筒状ハウジングとこれに取り付ける蓋体との間に上部操作レバー体を介在させることにより、該上部操作レバー体と前記操作レバーとを挟んで操作レバーの復帰操作をしやすくできるようにしたので、前記操作レバーの復帰操作を確実かつ強固なものとすることができる。
第4発明の注出ノズル開閉機構によれば、前記操作レバーは、その中央に前記筒状スライド体の下端に取り付ける取付孔を備え、該取付孔を前記筒状スライド体の下端に挿通した上、前記筒状スライド体の下端に設けた周溝に抜け止め用パッキングを取り付けて前記筒状スライド体に取り付けたものであり、前記操作レバーの筒状スライド体の下端への取り付けを簡単かつ確実に行うことができる。
この発明の注出ノズル開閉機構の分解状態の各パーツを示す斜視図である。 その断面図である。 (a)は注出ノズル開閉機構を構成する筒状ハウジングと上部操作レバー体とを示す分解斜視図、(b)は中央で切断した状態を示す斜視図である。 (a)は閉止栓と筒状スライド体とを示す分解斜視図、(b)は中央で切断した状態を示す斜視図である。 (a)は蓋体を示す分解斜視図、(b)は中央で切断した状態を示す斜視図である。 (a)は操作レバーを示す分解斜視図、(b)は中央で切断した状態を示す斜視図である。 閉止栓を筒状ハウジング内に組み付ける段階を示す中央切断斜視図である。 閉止栓を筒状ハウジング内に組み付け、さらに筒状スライド体を組み付ける段階を示す中央切断斜視図である。 さらに蓋体を組み付ける段階を示す中央切断斜視図である。 さらに操作レバーを組み付ける段階を示す中央切断斜視図である。 組み付け完了時の中央切断斜視図である。 操作レバーを引き下げた状態の中央切断斜視図である。 容器本体の上部に取り付ける真空機構の分解状態の各パーツを示す斜視図である。 その断面図である。 (a)は真空機構を構成する逆止弁の保持機構を示す分解状態の各パーツを示す斜視図、(b)は中央で切断した状態を示す斜視図である。 (a)は逆止弁の保持機構を収納する筒状本体と蓋体とを示す分解状態の各パーツを示す斜視図、(b)は中央で切断した状態を示す斜視図である。 逆止弁の保持機構を筒状本体に収納しようとする段階の中央で切断した状態を示す斜視図である。 逆止弁の保持機構を筒状本体に収納した上、蓋体を取り付けようとする段階の中央で切断した状態を示す斜視図である。 筒状本体に蓋体に取り付けた状態の中央で切断した状態を示す断面図である。 逆止弁の保持機構のノズル部分にキャップを組み付けた状態の分解断面図である。 その中央切断斜視図である。 (a)は筒状本体の下端に水柱用板体を取り付けようとする段階を示す分解状態の各パーツを示す側面図、(b)はその断面図である。 その斜視図である。 (a)は筒状本体の下端に水柱用板体を取り付けた状態を示す側面図、(b)はその断面図である。 その斜視図である。 (a)は注出ノズル開閉機構を取り付けた懸垂容器の正面図、(b)はその側面図である。 懸垂容器の斜視図である。 (a)は液状内容物を充填した状態の懸垂容器の正面図、(b)はその側面図である。 懸垂容器の真空機構を開栓し、液状内容物を充填する状態を示す正面図である。 液状内容物を充填した懸垂容器を示す正面図である。 真空機構を閉栓して懸垂容器内に残った空気を排出しようとする状態を示す正面図である。 懸垂容器内に残った空気を最後まで排出しようとする状態を示す正面図である。 懸垂容器内に残った空気を排出し終わった状態を示す正面図である。 その斜視図である。 懸垂容器に取り付けた注出ノズル開閉機構を操作レバーを引き下げて開栓した状態の正面図である。 その斜視図である。 容器本体に注出ノズル開閉機構を取り付けた状態を示す断面図である。 容器本体に取り付けた注出ノズル開閉機構を操作レバーを引き下げて開栓した状態の断面図である。
以下図面に基づき、この発明の実施の形態について説明する。
図1ないし図12に示すように、この発明の注出ノズル開閉機構11は、一端を容器本体101に連通するように取り付けられる筒状ハウジング12を備えている。この筒状ハウジング12は、本発明者の発明に係る特開平10―338248に技術を用いて袋状の容器本体101に固着される。
すなわち、熱収縮性のある第1の筒状シートに筒状ハウジング12を挿入し、この第1の筒状シートを加熱収縮させて両者を接合し、さらにこの第1の筒状シート下部に内接して結合させた外側に上記シート部材と溶着可能な樹脂層と内側に非溶着性の樹脂層の2層からなる第2の筒状シートと上記シート部材とを溶着させて、袋状の容器本体101におけるシート部材と筒状ハウジング12とを接合する。
図3に示すように、筒状ハウジング12には、外周に長さ方向に沿って所定の間隔で周溝12eが形成してあり、より強固に溶着によって接合するために利用される。
前記筒状ハウジング12の下端には外ネジ12aが形成されていて、蓋体16に設けた内ネジ部16aで蓋体16を取り付けるようになっている。また前記筒状ハウジング12の外周には、リング状のフランジ部12cが外ネジ12a端部のリング状枠部12bとの間に所定の間隔をおいて形成してある。
図において12d,12dは前記筒状ハウジング12の内壁に設けた複数の係合孔である。
前記筒状ハウジング12内には閉止栓13が可能に取り付けられる。
この閉止栓13は、図1および図2、図4に示すように、前記筒状ハウジング12の内壁に設けた複数の係合孔12d,12dに係合する突起22を上端に設けた縦アーム部21と、その下端を所定の間隔で連結した横アーム部23とからなる係合アーム13aと、前記横アーム部23に下向きに固設した閉止栓本体13bと、閉止栓本体13bの端部に取り付けた閉止用パッキング24とを備えている。この閉止用パッキング24は、前記閉止栓13の先端に設けた膨頭部25にその周囲を包み込むように取り付けてある。
前記筒状ハウジング12には、その下端内周面に沿って筒状スライド体14が前記閉止栓13の少なくとも下部を包むように取り付けられている。該筒状スライド体14は図4に示すように、スライド用パッキング15を介して前記筒状ハウジング12内を上下にスライドできるように保持されている。
図5に示す蓋体16は、前記筒状ハウジング12の外ネジ12aに内ネジ部16aを介して取り付けられている。
そして、図10に示すように、前記閉止栓13はその下端を前記筒状ハウジング12に取り付けた蓋体16から突出させる。
前記筒状スライド体14の下端には、図6に示すように花弁状の係合部31aを水平方向に伸ばした操作レバー31が取り付けてある。
前記操作レバー31は、その中央に前記筒状スライド体14の下端に挿通して取り付ける取付孔31bを備えており、該取付孔31bを前記筒状スライド体14の下端に挿通した上、前記筒状スライド体14の下端に設けた周溝14aに抜け止め用パッキング14bを取り付けて、かつ前記筒状スライド体14からの抜け止めができるようにしたものである。
なお前記筒状ハウジング12には、図3に示すように外ネジ12aに取り付ける蓋体16と、外ネジ12aとの間に所定の間隔が形成されるようにして前記筒状ハウジング12外周に突設したフランジ部12bとの間に上部操作レバー体32が介在させてある。該上部操作レバー体32は、切れ目(図示せず)等によって拡径することと等によって前記位置に装着することができる。
該上部操作レバー体32は、前記筒状ハウジング12の前記操作レバー31とを指等で挟んで操作レバー31の復帰操作をしやすくできるようにするものである。
前記各パーツの組み付けに際しては、図7に示す状態から図8に示すように前記筒状ハウジング12の下側から閉止栓13を押し込む。
すると、前記閉止栓13は、前記筒状ハウジング12の内壁に設けた複数の係合孔12d,12dに縦アーム部21の上端に外向きに設けた突起22が係合する。その際、前記横アーム部23の外周に設けた張出し部23aが前記筒状ハウジング12内壁の所定高さに設けた段差12fにもうけた係合してそれ以上押し込まれることがない。
次に、図8に示す状態から図9に示すように前記筒状ハウジング12の下側から前記筒状スライド体14を押し込む。
その際前記筒状スライド体14は、スライド用パッキング15を介して前記筒状ハウジング12内を上向きにスライドして前記閉止栓13の横アーム部23位置まで押し込まれ、閉止栓13の外側を所定の間隔を置いて包み込むよう保持される。同時に、筒状スライド体14下端の筒状の閉止部26は、閉止栓13の閉止用パッキング24と係合した状態となる。
次に、図9に示す状態から図10に示すように前記筒状ハウジング12の下側から前記蓋体16をネジ込むと、該蓋体16によって筒状スライド体14は下向きのスライド位置が限定される。
その上で、図10に示す状態から図11に示すように前記筒状スライド体14の下端に操作レバー31を押し込み、前記筒状スライド体14の下端に設けた周溝14aに抜け止め用パッキング14bを取り付ければ、前記操作レバー31は前記筒状スライド体14に確実に取り付けられる。
この発明の注出ノズル開閉機構11によれば、注出ノズル33を開口した状態を図12にしめすように操作レバー31を引き下げるだけで簡単に保持できることはもちろん、上部操作レバー体32に指をかけて操作レバー31を押し上げ、閉止部26を閉止栓13の閉止用パッキング24と係合させるだけで閉止した状態に簡単に保持させることができる。したがって、非常に簡便な操作で液状内容物の注出制御を行うことができる。
すなわち、前記筒状スライド体14が上端位置にあるときは前記閉止部26は閉止栓13の閉止用パッキング24に係合して閉止されており、前記操作レバー31の下向き操作により前記筒状スライド体14が下部位置にあるときは前記閉止部26と閉止栓13の閉止用パッキング24との係合が解除され、筒状スライド体14が開放されて注出状態となるのである。
図13ないし図25は容器本体の上部に取り付ける真空機構を示すものである。
先ず、図13および図14は真空機構41の分解状態の各パーツを示すものであり、真空機構41の要部をなす逆止弁の保持機構42と、該保持機構42を収納保持する筒状本体43、および筒状本体43の上部にねじ込んで前記保持機構42を筒状本体43に固定する蓋体44を備えている。
先ず図15(a)、(b)に基いて逆止弁の保持機構42について説明すると、この逆止弁の保持機構42は筒状保持部42aの上端にフランジ部42bを介して上向きに脱気ノズル42cが形成されている。
そして筒状保持部42aの内壁の下部に設けた段差42dには、上端アーチ部に切込みを設けた逆止弁42eが係合して保持される。42fは逆止弁42eを筒状保持部42aの内壁から抜け止めする筒状弾性体、42gは筒状保持部42aの上端のフランジ部42bと筒状本体43との間に介在させるパッキングである。
図16(a)、(b)は前記真空機構41における逆止弁の保持機構42を収納する筒状本体43と蓋体44、およびキャップ45とを示すものである。
前記筒状本体43は、下部外周に容器本体101を確実に溶着するための複数の周溝43aが形成され、またフランジ部43bを介して外ネジ43cが設けられている。
なお、43d,43dは筒状本体43の下端に水柱用板体46のフック46aを取り付ける際の係合孔、43e,43eは水柱用板体46の上端をはめ込む際のスリットである。
前記蓋体44は、内ネジ44aを前記筒状本体43の外ネジ43cにねじ込むことによって筒状本体43に固着される。44bは前記脱気ノズル42cの挿通孔、44cは前記キャップ45を取り付ける際のパッキングである。
前記各パーツの組み付けに際しては、図15に示す状態から図17に示すように筒状保持部42aの内壁の下部に設けた段差42dに、逆止弁42eが係合するまで押し込み、さらに筒状弾性体42fで逆止弁42eを筒状保持部42aの内壁から抜けないようにする。
次に、図17に示す状態から図18に示すように前記筒状保持部42aの下側から前記筒状本体43を押し込む。
その際前記筒状本体43は、前記筒状保持部42a上端のフランジ部42b位置まで押し込まれる。同時に、筒状本体43上端と前記フランジ部42bとの間には、パッキング42gが介在した状態となる。
その上で図18に示す状態から図19に示すように逆止弁の保持機構42を筒状本体43に収納した上で蓋体44を取り付け、さらに図20および図21に示すように逆止弁の保持機構42の脱気ノズル42cにキャップ45を組み付けるのである。
図22(a),(b)、図23は前記筒状本体43の下端に水柱用板体46を取り付けようとする段階を示すものである。
ずなわち、前記筒状本体43の下端に設けた係合孔43d,43dに前記水柱用板体46の上部に突設したフック46aをはめ込み、同時にスリット43e,43eには水柱用板体46の上端をはめ込む。
図24(a),(b)、図25は筒状本体43の下端に水柱用板体46を取り付けた状態を示すものである。
次に、図26ないし38は注出ノズル開閉機構11を取り付けた懸垂容器100を説明するためのものである。
図26(a),(b)、図27において、前記懸垂容器100は容器本体101の下部に注出ノズル開閉機構11を、また容器本体101の上部には真空機構41が、いずれも溶着等の手段で取り付けてある。前記容器本体101は2枚のプラスチック製シートの両側に折りたたんだプラスチック製シートを挟み込んで容積を大幅に拡大することができるようになっている。
そして容器本体101の上端には所定の間隔で懸垂紐102の係合孔103が一対設けられており、該係合孔103に端部を係合した懸垂紐102の上端には、懸垂紐102を垂直方向に吊ることができるように持手104両端の係合フック104aが引掛けられている。なお、前記水柱用板体46は容器本体101内でその平面方向に直交するように配置されている。
図28(a),(b)は懸垂容器100内に液状内容物Lを充填した状態を示すものである。その際、前記容器本体101の2枚のプラスチック製シート間の折りたたんだプラスチック製シートが拡がって容積を大幅に拡大することができる。
図29は懸垂容器100の真空機構41の筒状本体43から蓋体44を取り外して開栓し、液状内容物Lを充填する状態を示すものである。
その後、図30に示すように液状内容物Lを充填した懸垂容器100上部の真空機構41の筒状本体43に逆止弁の保持機構42を収納して、図31に示すように筒状本体43に蓋体44を取り付ける。その状態において容器本体101を厚さ方向に押圧し、図32に示すように液状内容物Lの上部に溜まった空気を真空機構41の脱気ノズル42cから押し出す。もちろん、逆止弁42eによって空気が容器本体101から逆流することはない。その後、図33および図34に示すように脱気ノズル42cにキャップ45を組み付ければ、前記懸垂容器100に液状内容物Lを充填する作業は完了する。
液状内容物Lの注出に際しては、図35および図36は懸垂容器100に取り付けた注出ノズル開閉機構11を操作レバー31を引き下げて開栓するだけで良い。
すなわち、図37に示す容器本体101に注出ノズル開閉機構11を取り付けておき、図38に示すように容器本体100に取り付けた注出ノズル開閉機構11を操作レバー31を引き下げて開栓するのである。
液状内容物Lの注出を終了するには、図38に示した状態において、上部操作レバー体32と操作レバー31とを指で挟んで操作レバー31を上向きに押し上げれば、前記筒状スライド体14の閉止部26を閉止栓13の閉止用パッキング24と係合させることとなって閉止した状態に簡単に保持させることができる。したがって、非常に簡便な操作で液状内容物Lの注出制御を行うことができる。
この発明は以上のように構成したので、清涼飲料やワイン等の飲料、醤油やソース等の調味料、シャンプーやボディソープその他の化粧料以外にも、液状内容物を収納する用途に用いる懸垂容器であれば簡単に開閉機構を備えたものとすることができ、多様な用途を備えた各種容器に適用することができるので非常に便利である。
11 注出ノズル開閉機構
12 筒状ハウジング
12a 外ネジ
12b リング状枠部
12c フランジ部
12d,2d 係合孔
12e 周溝
12f 段差
13 閉止栓
13a 係合アーム部
13b 閉止栓本体
14 筒状スライド体
14a 周溝
14b 抜け止め用パッキング
15 スライド用パッキング
16 蓋体
16a 内ネジ部
21 縦アーム部
22 突起
23 横アーム部
23a 張出し部
24 閉止用パッキング
25 膨頭部
26 閉止部
31 操作レバー
31a 花弁状の係合部
31b 取付孔
32 上部操作レバー体
33 注出ノズル
41 真空機構
42 逆止弁の保持機構
42a 筒状保持部
42b フランジ部
42c 脱気ノズル
42d 段差
42e 逆止弁
42f 筒状弾性体
42g パッキング
43 筒状本体
43a 周溝
43b フランジ部
43c 外ネジ
43d,43d 係合孔
43e,43e スリット
44 蓋体
44a 内ネジ
44b 挿通孔
44c パッキング
45 キャップ
46 水柱用板体
46a フック
100 懸垂容器
101 容器本体
102 懸垂紐
103 係合孔
104 持手
104a 係合フック
L 液状内容物

Claims (4)

  1. 一端を容器本体に連通するように取り付けられた筒状ハウジングと、該筒状ハウジング内に一端を保持され、他端を前記筒状ハウジングから突出させた閉止栓と、前記閉止栓の少なくとも下部を包み込み、前記筒状ハウジング内面にスライド用パッキングを介して上下にスライドできるように保持され、下端を前記筒状ハウジングに取り付けた蓋体から突出させて、その先端には前記閉止栓に閉止用パッキングを介して係合する閉止部を備えた筒状スライド体と、該筒状スライド体の下端に取り付けた操作レバーとを有する開閉機構を備えた注出ノズルであって、
    前記注出ノズルは、前記筒状スライド体が上端位置にあるときは前記閉止部は閉止栓に係合して閉止用パッキングを介して閉止されており、前記操作レバーの下向き操作により前記筒状スライド体が下部位置にあるときは前記閉止部と閉止栓との係合が解除され、筒状スライド体が開放されて注出状態となることを特徴とする注出ノズル開閉機構。
  2. 前記筒状ハウジング内に一端を保持され、他端を前記筒状ハウジングから突出させた閉止栓は、前記筒状ハウジングの内壁に設けた複数の係合孔に係合する突起を上端に設けた縦アーム部と、その下端を所定の間隔で連結した横アーム部とからなる係合アームと、前記横アーム部に下向きに固設した閉止栓本体と、閉止栓本体の端部に取り付けたパッキングとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の注出ノズル開閉機構。
  3. 前記筒状ハウジングは、該筒状ハウジングに取り付ける蓋体との間に上部操作レバー体を介在させることにより、該上部操作レバー体と前記操作レバーとを挟んで操作レバーの復帰操作をしやすくできるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の注出ノズル開閉機構。
  4. 前記操作レバーは、その中央に前記筒状スライド体の下端に取り付ける取付孔を備え、該取付孔を前記筒状スライド体の下端に挿通した上、前記筒状スライド体の下端に設けた周溝に抜け止め用パッキングを取り付けて前記筒状スライド体に取り付けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の注出ノズル開閉機構。
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